JPH0637943B2 - 三方弁 - Google Patents

三方弁

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JPH0637943B2
JPH0637943B2 JP61056645A JP5664586A JPH0637943B2 JP H0637943 B2 JPH0637943 B2 JP H0637943B2 JP 61056645 A JP61056645 A JP 61056645A JP 5664586 A JP5664586 A JP 5664586A JP H0637943 B2 JPH0637943 B2 JP H0637943B2
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JP
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piezoelectric elements
armature
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displaced
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JP61056645A
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JPS62215176A (ja
Inventor
政吉 川田
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エヌオーケー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は三方弁に関し、特に、弁の切換えに圧電性素
子を用いた三方弁に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
現在、圧電性素子を用いた弁としては、特開昭60年第
129481号公報、特開昭60年第129482号公
報および特開昭60年第136680号公報に示されて
いるものが知られているが、これらのものにあっては、
圧電性素子の電圧印加時の変位を直接に液圧変換して圧
電性素子の電圧印加時の変位を拡大して取出すようにな
っているが、液圧変換のための機構が大型化し、弁の全
体が大きくなってしまうとともに、圧電性素子の電圧印
加時の変位は微小であるために精度が充分でないという
問題点を有していた。
この発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
してものであって、弁全体をを小型とすることができる
とともに、圧電性素子の電圧印加時の変位を確実に取出
すことのできる三方弁を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は前記の問題点を解決するために、本体内に、
互いに先端が対向し、かつ、軸線が上下方向にずれた状
態で後端が温度補償部材を介して取り付けられ、調整ね
じによって互いに接離する方向に調整可能であり、か
つ、電圧の印加時に互いに接近する方向に変位する一対
のの圧電性素子を配設し、該一対の圧電性素子の先端間
に、それらとの間に上下方向にずれた状態のスチールボ
ールを介在した状態で位置するとともに、両圧電性素子
の軸線間で前記本体に枢着されたアーマチュアと、該ア
ーマチュアに連結されたアームとからなり、前記圧電性
素子の変位を拡大するためのテコ機構を配設し、前記テ
コ機構によって作動され、弁体で第1流路と第2流路と
を切り換えるとともに、前記両圧電性素子への非電圧印
加時に、付勢部材によって前記弁体が直接付勢されて一
方の流路のみを開放した状態に保持されるとともに、電
圧印加時に、前記付勢部材の付勢力に抗して他方の流路
のみを開放するという手段を採用したものである。
〔作用〕
上記の手段を採用したことによりこの発明は、圧電性素
子の微小な変位を拡大することにより大きな変位として
弁体を移動させることができ、しかも、周囲の環境の温
度変化に影響されることなく弁を開閉させることができ
るととなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。
第1図にはこの発明による三方弁の一部断面図が、ま
た、第2図には作動要素の拡大図がそれぞれ示されてい
て、ボディ1と、その上部に設けられたケース2とから
なる本体3の内部に、圧電性素子4の配設室5および弁
室6が形成されているとともに、前記圧電性素子4の配
設室5と弁室6との間は連通部7を介して連通され、ま
た、本体3自体、特にケース2は低熱膨張係数の材質に
より形成されている。
そして、前記本体3に設けられた圧電性素子4の配設室
5内の両側には、本体3を構成する材質の熱膨張係数の
約3倍の熱膨張係数を有するとともに、調整ねじ8、8
によって調整可能となっている台座9、9をそれぞれ設
け、この両台座9、9のの先端には、圧電性素子(PZ
T)4、4の後端をそれぞれ固着して、両圧電性素子
4、4の先端を対向させるとともに、両圧電性素子4、
4を前記調整ねじ8、8によって水平方向に移動可能と
し、しかも、両圧電性素子4、4は、その軸線が第1図
および第2図において示すように互いに上下方向にずれ
るように前記台座9、9に設けてある。
そして、前記両圧電性素子4、4の先端間にはテコ機構
を構成するとともに、アーム10と連結されているアー
マチュア11が位置し、このアーマチュア11は前記両
圧電性素子4、4の軸線間に位置する部分が前記本体1
のケース2との間でシャフト12で枢着され、さらに、
前記両圧電性素子4、4の先端にそれぞれボール受け1
9、19が設けられ、この各ボール受け19、19と、
前記アーマチュア11の側部との間にはスチールボール
18、18がそれぞれ位置している。
そして、前記アーマチュア11に一端が連結されたアー
ム10は前記連通部7内を延びて、その他端が前記弁室
6に至り、また、前記圧電性素子4、4の配設室5と、
弁室6との間の連通部7において、前記アーム10とア
ーマチュア11との連結部と、前記本体3のボディ1と
ケース2との連結部との間にはダイアフラム13が設け
られていて、前記弁室6と圧電性素子4、4の配設室5
との間の連通は阻止されている。
前記弁室6内において、前記アーム10の他端には、弁
体14がピン15によって枢着されていて、前記アーム
10に対して回動可能となっており、また、前記弁室6
内に開口するように前記本体3のボディ1に螺着された
一対のノズル16、16と、このノズル16、16の孔
16a、16bと連通するように本体3のボディ1に穿
設された孔20、21、22によって流体の流路が形成
されている。
すなわち、孔20、ノズル16の孔16a、弁室6の内
部および孔21からなる第1流路と、孔22、ノズル1
6の孔16b、弁室6の内部および孔21からなる第2
流路とが形成されている。
また、前記アーム10の他端に枢着された弁体14は、
それ14と一方のノズル16との間に配設されたばね1
7によって第1流路を閉塞するように付勢されている。
なお、23は前記圧電性素子に電圧を印加するための端
子、24はガイドピンである。
そして、上記のように構成されているものを作動させる
場合について説明すると、第2図には作動要素の拡大が
示されていて、まず、端子23を介して前記両圧電性素
子4、4に電圧を印加すると、この印加電圧に応じて前
記両圧電性素子4、4が変位して矢印Aで示す方向に先
端が伸張する。
したがって、前記両圧電性素子4、4の先端が伸長変位
するとスチールボール18、18を介して、前記アーマ
チュア11をそれぞれ押圧することになるが、この場
合、既述のように、両圧電性素子4、4の先端に位置す
るスチールボール18、18の位置、すなわち、押圧位
置がアーマチュア11の枢着の中心点Oに対して互いに
反対方向にδだけずれており、その位置において押圧方
向が反対側となっているので、両圧電性素子4、4への
電圧印加時に両圧電性素子4、4が伸長した際には、前
記アーマチュア11は矢印Bの方向に回動され、これに
よって、アーマチュア11に連結されたアーム10も一
体に同一方向に回動する。
そして、前記アーム10の他端には弁体14が枢着され
ており、しかも、ノズル16との間に張設されたばね1
7によって一方の流路を閉塞している第1図および第2
図に示す状態から、前記ばね17の付勢力に抗して移動
して前記一方の流路を開放するとともに、他方の流路を
閉塞する。
この状態は、前記圧電性素子4、4に電圧が印加されて
いる間継続して行われる。
したがって、本体1に穿設した孔20と孔21との間の
第1流路は開放されるとともに、孔21と孔22との間
の第2流路が閉塞されることとなり、これによって流路
を確実に切換えることができるものである。
この場合、圧電性素子に印加する電圧、変位量および発
生する力との関係は第3図および第4図に示すようにな
っているので最適な状態を選定して作動させるものであ
り、圧電性素子の通電電位の37%〜50%、通電変位
発生力の50%前後を用いるように考慮しておけばよ
く、圧電性素子の変位量の40〜70倍の変位となるよ
うにテコ機構を介して拡大すれば、変位発生力は1/4
0〜1/70に減少するが、このぐらいの設定により三
方弁として充分に機能し得るようになる。
また、弁の必要とするストローク、密封力により、その
変倍率を設定することにより、比例制御を非常に簡単に
行うことができることとなる。
こののち、再び流路を切換える場合には、前記両圧電性
素子4、4への電圧印加を停止すれば、圧電性素子4、
4は初期に状態に復帰し、これによってアーム10への
押圧は解除し、弁体14はばね17の付勢力によって右
方に移動して第1流路を閉塞して、第2流路を開放する
こととなり、これによって初期の状態に復帰するととも
に、流路を切り換えるものである。
このような作動時に、周囲の環境温度が変化したとして
も、既述のように両圧電性素子4、4は本体を構成する
材質の約3倍の熱膨張係数を有する台座9、9によって
取付けられているために、圧電性素子4、4の先端とア
ーマチュア11の枢着点との距離は変化しないこととな
る。
すなわち、圧電性素子4、4の熱膨張係数は約29×1
-7であり、本体の熱膨張係数は約9〜11×10-6
あるが、この差をなくすような熱膨張係数を有する材質
で前記台座9、9が構成されているものであるため、本
体1が伸縮した場合であっても、圧電性素子も台座と一
体に伸縮し、しかも熱膨張係数のの差によって圧電性素
子の先端とアーマチュアの枢着点との距離の変化は生じ
ないものである。
そして、上記のような三方弁は、そのシンボル部は第5
図に示すようになるものである。
また、第6図は、前記三方弁を比例制御弁として用いた
場合の、電圧・流量特性を示しており、前記圧電性素子
は印加電圧に応じてその伸長量が比例的に変化するため
に印加電圧を制御するだけの簡単な設定作業で比例制御
弁として用いることができ、この場合のシンボル図は第
7図に示すようになる。
〔発明の効果〕
この発明は前記のように構成したことにより、圧電性素
子の微小な変位を拡大して正確に取出すことができ、こ
れによって作動精度の高い弁とすることができ、しか
も、圧電性素子を用いているために全体を小型とするこ
とができるとともに、周囲の環境温度の変化に対しても
圧電性素子の変位量については何等影響を受けることが
なく、さらに、比例制御も行うことができるなどのすぐ
れた効果を有するものである。
また、調整ねじによって、圧電性素子の位置が調整可能
となるようにしたことにより、その調整ねじの操作で弁
体の初期位置を容易に変更・設定することができる。さ
らに、付勢部材により弁体を直接流路に対して付勢した
ので、弁体による流路の開閉切り換え操作を確実にする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明を示し、第1図は実施例の一部断面図、
第2図は第1図のものの作動要素を示す図、第3図は圧
電性素子の印加電圧と変位量との関係を示す図、第4図
は圧電性素子の変位量と発生力との関係を示す図、第5
図はシンボル図、第6図は第1図に示すものを比例制御
弁として用いた場合の印加電圧と流量との関係を示す
図、第7図は第6図に示すもののシンボル図である。 1……ボディ 2……ケース 3……本体 4……圧電性素子 5……圧電性素子の配設室 6……弁室 7……連通部 8……調整ねじ 9……台座 10……アーム 11……アーマチュア 12……シャフト 13……ダイアフラム 14……弁体 15……ピン 16……ノズル 16a、16b、20、21、22……孔 17……ばね 18……スチールボール 19……ボール受け 23……端子 24……ガイドピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体(3)内に、互いに先端が対向し、か
    つ、軸線が上下方向にずれた状態で後端が温度補償部材
    (9、9)を介して取り付けられ、調整ねじ(8、8)
    によって互いに接離する方向に調整可能であり、かつ、
    電圧の印加時に互いに接近する方向に変位する一対の圧
    電性素子(4、4)を配設し、該一対の圧電性素子
    (4、4)の先端間に、それらとの間に上下方向にずれ
    た状態のスチールボール(18、18)を介在した状態
    で位置するとともに、両圧電性素子(4、4)の軸線間
    で前記本体(3)に枢着されたアーマチュア(11)
    と、該アーマチュア(11)に連結されたアーム(1
    0)とからなり、前記圧電性素子(4、4)の変位を拡
    大するためのテコ機構を配設し、前記テコ機構によって
    作動され、弁体(14)で第1流路と第2流路とを切り
    換えるとともに、前記両圧電性素子(4、4)への非電
    圧印加時に、付勢部材(17)によって前記弁体(1
    4)が直接付勢されて一方の流路のみを開放した状態に
    保持されるとともに、電圧印加時に、前記付勢部材(1
    7)の付勢力に抗して他方の流路のみを開放することを
    特徴とする三方弁。
  2. 【請求項2】前記温度補償部材は、前記本体(3)の約
    3倍の熱膨張係数を有している特許請求の範囲第1項記
    載の三方弁。
  3. 【請求項3】前記テコ機構は、前記アーマチュア(1
    1)の前記本体(3)との枢着点とずれた両側を、前記
    両圧電性素子の変位時に押圧されることで前記アーム
    (10)は回動してその他端が前記圧電性素子(4、
    4)の変位量の40〜70倍の変位量に拡大するように
    なっている特許請求の範囲第1項記載の三方弁。
JP61056645A 1986-03-14 1986-03-14 三方弁 Expired - Lifetime JPH0637943B2 (ja)

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JPS62215176A (ja) 1987-09-21

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