JPH0637848Y2 - 金属薄板の切断装置 - Google Patents

金属薄板の切断装置

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JPH0637848Y2
JPH0637848Y2 JP4010589U JP4010589U JPH0637848Y2 JP H0637848 Y2 JPH0637848 Y2 JP H0637848Y2 JP 4010589 U JP4010589 U JP 4010589U JP 4010589 U JP4010589 U JP 4010589U JP H0637848 Y2 JPH0637848 Y2 JP H0637848Y2
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武光 図師
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株式会社和泉冷熱
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブリキ或は亜鉛薄鉄板等の金属薄板を円形状
乃至半ドーナツ形状等に切断する切断装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来から配管の継手部を断熱材によって被覆する場合、
断面コ字状で且つ半ドーナツ形状に形成した継手カバー
を一対使用し、この継手カバーを配管の継手部に断熱材
を介して両側から被覆し、対向縁部をボルト等によって
締着することが行われている。
このような継手カバーを作製するには、まず、その両側
壁を形成する半ドーナツ形状の板部を得なければならな
いが、このような形状の板部の裁断に使用可能な装置と
しては、例えば機台の一側面に上下一対の水平フレーム
を片持ち状に支持させ、該水平フレームの自由端部間に
垂直フレームを連結して両水平フレーム間の空間に金属
薄板を挿入可能な直方体状の枠体を形成すると共に、両
水平フレーム間に亙って金属薄板の中心部を固定する中
心枢支具を水平回転自在に枢支する一方、前記機台の一
側面に上下一対の回転軸を片持ち状で且つ中心枢支具に
向かって水平方向に進退自在に配設し、これら回転軸端
にそれぞれ回転切断刃を相互に摺接回転自在に取付けて
なり、前記中心枢支具に金属薄板の中心部を枢支させて
平面方向に回転させながら、該枢支具から所定の半径距
離に位置調整した両回転切断刃を互いに逆方向に駆動回
転させることにより該金属薄板を円形状に裁断するよう
にしたものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来構成の切断装置の場
合、枠体の水平フレーム間に金属薄板を挿入して、切断
しようとする円形の中心部を中心枢支具により枢支し
て、金属薄板を回転させながら切断するものであるた
め、該金属薄板は回転時に枠体に干渉しない大きさのも
のに制約されるという問題点がある。
また、回転切断刃の回転軸は機台に片持ち状に支持され
るものであるため、切断刃による切断動作を振れのない
状態で精度良く保持させるためには、進退可能な範囲が
通常では約50mm程度に制限される。このため、先に切抜
かれた大径円板の外周縁から一定幅を存した内部を裁断
して金属薄板を半ドーナツ形状に切抜く場合、回転切断
刃を必要な幅だけ中心枢支具側に前進させることができ
ず、内径の切断は同一装置を用いて行うことはほぼ不可
能であった。
このように従来の切断装置は前述のような半ドーナツ形
状の継手カバー等の裁断用として使用するには不適切で
あり、現状では熟練者が作業現場において金属薄板の裁
断専用のはさみを用いて切断している。
本考案は、このような問題点を全面的に解消し得る金属
薄板の切断装置の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の金属薄板の切断装
置は実施例の図面に示すように、機台(1)の上面適所
には金属薄板(A)の被切削部を案内するガイド部(1
1)と下面が該ガイド部(11)の上面よりも僅かに上方
に位置し且つ該ガイド部(11)にU字状に挿入口(10)
を介して対向した固定刃取付部(12)とを有する案内支
持金具(2)が固定され、この案内支持金具(2)の固
定刃取付部(12)側の内端縁には固定刃(6)が装着さ
れていると共にガイド部(11)側の挿入口(10)内縁に
は固定刃(6)と共に金属薄板(A)を剪断する可動刃
(7)が上下動自在に配設され、更に、前記機台(1)
には、案内支持金具(2)の前記挿入口(10)の開口方
向に対して直角方向に位置決め用長孔(3)が穿設さ
れ、この位置決め用長孔(3)にはコ字状に形成された
端面受止金具(4)が摺動並びに平面方向に回動自在に
取付けられていると共に該端面受止金具(4)に中心枢
支軸(5)を上下動自在に支持させてこの中心枢支軸
(5)の下端と端面受止金具(4)の下面板部(21)と
により金属薄板(A)の適所を挟着させるように構成し
たものである。
〔作用〕
端面受止金具(4)を位置決め用長孔(3)に沿って摺
動させることにより、該金具に支持された中心枢支軸
(5)と固定刃(6)及び可動刃(7)の剪断面間の距
離を所望の半円形板の半径と一致するように調整した上
で、金属薄板(A)の一側端面を端面受止金具(4)に
当接させた後、中心枢支軸(5)と端面受止金具(4)
の下面板部(21)とにより金属薄板(A)の適所を挟着
すると共に、可動刃(7)を上下動させ、この状態か
ら、端面受止金具(4)または中心枢支軸(5)を案内
支持金具(2)側へ適宜な速度で一体回動させることに
より、金属薄板(A)は端面受止金具(4)に一側端面
を支持されながら、固定刃(6)と可動刃(7)との剪
断動作により一側端面から前記挟着部を中心とする円軌
跡に沿って切断されるものである。この切断直後から、
金属薄板(A)の被切削部よりも中心枢支軸(5)側寄
りとなる切抜き部分は挿入口(10)から下方に回り込ん
で案内支持金具(2)の下面側に導かれると共に、残り
のスクラップ部分は挿入口(10)の上面から連続するガ
イド部(11)上面に案内させることができ、このように
することにより切抜き部分とスクラップ部分とは該挿入
口(10)より先で分離される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図及び第2図はこの実施例に係る金属薄板の切断装
置の全体構成を示している。これらの図に示すように、
該切断装置はアングル材等の鋼材を適宜高さの直方体状
に枠組みしてなる機台(1)の水平上面前部のおける一
端寄り側に金属薄板(A)(第6図参照)の案内支持金
具(2)を配設し、該金具(2)から機台(1)の他端
まで直線状の位置決め用長孔(3)を該機台(1)の上
面前縁に沿って配設すると共に、この長孔(3)に金属
薄板(A)の端面受止金具(4)を摺動並びに平面方向
に回動自在に取付け、且つ、該端面受止金具(4)に中
心枢支軸(5)を上下動自在に支持させる一方、前記案
内支持金具(2)の前端部に固定刃(6)を着脱自在に
装着すると共に、この固定刃(6)と共に金属薄板
(A)を剪断する可動刃(7)を前記機台(1)の下部
に配設した駆動機構(8)に着脱自在に装着した基本構
成を有するものである。
第3図及び第4図は案内支持金具(2)を示している。
これらの図において、(9)はガイド板であって、上下
方向に螺旋状に変形させた円形状の分厚い鋼板の中心部
に前方に開放するU字状の挿入口(10)を切欠き形成し
たものである。
このガイド板(9)の上面は螺旋状の傾斜ガイド面(9
a)に形成されていて、該傾斜ガイド面(9a)の最低端
部側が金属薄板(A)の被切削部を案内するガイド部
(11)として機能するもので、前記挿入口(10)におけ
るガイド部(11)側の内縁が前記位置決め用長孔(3)
の一端部と適宜間隔をおいて対向する状態で前記機台
(1)に固定されている。また、挿入口(10)を介して
ガイド部(11)と対向する傾斜ガイド面(9a)の最高端
部側には固定刃取付部(12)が配設されている。この固
定刃取付部(12)は内端縁に固定刃取付用の切欠き凹部
(12a)を形成した金具であって、この切欠き凹部(12
a)に固定刃(6)がボルト(13)により着脱自在に装
着されると共に、下面が傾斜ガイド面(9a)の上面より
も僅かに、つまり金属薄板(A)が挿入できる程度、上
方に位置するようにガイド板(9)に一体的に固定され
ている。
一方、ガイド部(9)側の挿入口(10)内縁には半円柱
状の可動刃案内溝(14)が形成されており、この案内溝
(14)に可動刃駆動機構(8)の可動刃装着部(15)が
上下動自在に嵌入している。前記可動刃(7)は可動刃
装着部(15)の外端面にボルト(16)により着脱自在に
装着されており、この装着状態において、外端面が前記
固定刃取付部(12)に装着された固定刃(6)の外端面
と摺接する位置に配されるものである。
尚、前記可動刃駆動機構(8)は可動刃(7)を所定ス
トローク範囲で高速で連続上下駆動させるものであれば
よく、例えば、上端に可動刃装着部(14)を設けた昇降
杆を常時上方へ付勢するスプリングと該昇降杆を磁力に
より間欠的に下方へ吸着する電磁駆動手段とを組合わせ
た構造のものや、前記昇降杆の下方にモータによって回
転駆動する円板カムを設けて、この円板カムのカム面に
昇降杆の下端部をスプリングによって常時当接させるよ
うに付勢した構造のものなど、周知構造の適宜な往復運
動機構を採用することができる。
第1図及び第3図において、前記位置決め用長孔(3)
は案内支持金具(2)の挿入口(10)の開口方向に対し
て直角方向に穿設されるものであって、この実施例では
前述のように、機台(1)の前縁に沿って配設されてい
る。即ち、機台(1)の上面前部には案内支持金具
(2)から該機台(1)の他端まで前後一対のレール部
材(17)(17)が所定間隔をおいて平行に架設され、こ
れらレール部材(17)(17)間の空隙により位置決め用
長孔(3)が形成されている。また、この長孔(3)の
前後方向の対向内端部にはレール部材(17)(17)を構
成する型鋼板の厚さ程度の浅い段部(18)(18)が形成
されており、更に、一方のレール部材(17)上面には端
面受止金具(4)のセット位置の目安となる目盛り(3
a)が刻設されている。
第5図は前記端面受止金具(4)及び中心枢支軸(5)
を示している。この図において、端面受止金具(4)は
平鋼板の上下両端部を同一方向に直角に折曲げて、垂直
に起立するT字形の立面板部(19)と該立面板部(19)
の上下端から水平に延びる上面板部(20)及び下面板部
(21)とを一体的に連続形成すると共に、立面板部(1
9)の下端寄り部に水平な中間板部(22)を一体的に固
着し、更に、該上面板部(20)と中間板部(22)の中心
部に中心枢支軸(5)の挿通孔(23)(24)を穿設する
と共に、上面板部(20)上に挿通孔(23)と連通する状
態で中心枢支軸(5)のガイド筒(25)を立設し、且
つ、下面板部(21)に前記中心枢支軸(5)下端に設け
た小径の位置決め突起(5a)が突入可能な小径の貫通孔
(26)を穿設したものである。
また、該端面受止金具(4)の下面板部(21)の下面中
央には、前記位置決め用長孔(3)の幅よりもやや小径
のナット様部材(27)を前記貫通孔(26)と連通させて
固着すると共に、該ナット様部材(27)の下面に下部に
ねじを刻設した丸棒(28)を垂設してあり、この丸棒
(28)を位置決め用長孔(3)に挿通することにより、
端面受止金具(4)の下面板部(21)が両側のレール部
材(17)(17)上に当接すると共に、ナット様部材(2
7)が長孔(3)内に平面方向に回動自在に嵌入するも
のである。
この長孔(3)への挿通状態において、丸棒(28)は長
孔(3)の下方に突出するものであり、この突出部分に
長孔(3)の幅よりも大径のワッシャ(29)と、外周に
ねじを刻設したねじ筒(30)とを挿通して、該ねじ筒
(30)に固定用ナット(31)を螺嵌し、更に、第1コイ
ルばね(32)と一対のばね受座(33)(33)を挿通した
上で、丸棒(28)のねじ形成部(28a)にばね圧調整用
ナット(34)を螺嵌してある。
そして、ばね圧調整用ナット(34)により第1コイルば
ね(32)のばね圧を適宜調整した上で、該コイルばね
(32)の付勢力によりねじ筒(30)を介してワッシャ
(29)をレール部材(17)(17)の下面に押接させた状
態で、固定用ナット(31)を緩めると端面受止金具
(4)の摺動並びに回動が自在に行え、固定用ナット
(31)を締め込むと主として摺動を規制できる。このよ
うに固定用ナット(31)の締め込みと第1コイルばね
(32)のばね圧を適宜調整することにより、前記下面板
部(21)とレール部材(17)(17)間の圧着力が適宜設
定でき、端面受止金具(4)の位置決め用長孔(3)に
対する摺動並びに平面方向の回動操作に要する力並びに
端面受止金具(4)の固定に必要な該金具(4)と長孔
(3)間の圧接力を適正なものとすることができる。
前記中心枢支軸(5)は端面受止金具(4)の上面板部
(20)と中間板部(22)の挿通孔(23)(24)に挿通さ
れることにより、上下2箇所で上下動自在に支持される
もので、この挿通孔(23)(24)に支持された状態にお
いて、両挿通孔(23)(24)間に位置する外周面にばね
受座(35)が取付けられており、このばね受座(35)と
前記上面板部(20)の下面間に介装された第2コイルば
ね(36)により適宜なばね圧で常時下方へ付勢されてい
る。
また、この中心枢支軸(5)の上端部にはリンク部材
(37)を介して昇降操作レバー(38)が連接されてい
る。この昇降操作レバー(38)は端面受止金具(4)の
ガイド筒(25)に設けたブラケット(39)(39)に枢支
ピン(40)を介して揺動自在に枢着されており、該レバ
ー(38)のの操作により、中心枢支軸(5)は第2コイ
ルばね(36)の付勢力に抗して上方へ引き上げられるよ
うになっている。尚、端面受止金具(4)の上面板部
(20)一側面には、前記中心枢支軸(5)の引上げ時に
おける昇降操作レバー(38)の進入を許す切欠き部(4
1)が形成されており、第5図中、二点鎖線図は昇降操
作レバー(38)が上限に位置した状態を示している。
次に、上記構成の切断装置の使用例として、第6図に示
すような一対の正方形を並列させた矩形状の金属薄板
(A)を切断して前述のような半ドーナツ形状の継手カ
バー(B)を得る場合について説明すると、まず、固定
用ナット(31)を緩めて端面受止金具(4)を位置決め
用長孔(3)上で摺動可能とした上で、該端面受止金具
(4)を一方のレール部材(17)に刻まれた目盛(3a)
を目安にしながら継手カバー(B)の大径部(b1)の半径
(R1)と一致する設定位置(x)(第7図(A)参照)ま
で移動させた後、前記固定用ナット(31)を締めること
により、該設定位置(x)上で端面受止金具(4)を回
動のみ可能な状態で固定する。
次いで、昇降操作レバー(38)の操作により中心枢支軸
(5)を第2コイルばね(36)の付勢力に抗して適宜高
さまで引上げた後、第7図(A)に示すように、金属薄
板(A)を端面受止金具(4)の下面板部(21)上に配
置すると共に、長辺側の一側端面を端面受止金具(4)
の立面板部(19)に当接させ、再び昇降操作レバー(3
8)を操作して、該薄板(A)の長さ方向の中心線
(p)上に予め穿設した小孔(h)に中心枢支軸(5)
の位置決め突起(5a)を挿通して金属薄板(A)を端面
受止金具(4)の下面板部(21)と位置決め突起(5a)
間で一体回動可能に挟着する。
次いで、端面受止金具(4)を前記設定位置(x)上で
ナット様部材(27)回りに回動して金属薄板(A)の一
側端面の一端部を固定刃(6)と可動刃(7)の摺接部
に接近させる。
このようにした後、可動刃駆動機構(8)を始動させ、
第7図(B)に示すように、端面受止金具(4)を矢印
(y)方向へ適宜な速度で回動させると、金属薄板
(A)は固定刃(6)と可動刃(7)による剪断動作に
より一側端面から半径(R1)の円軌跡に沿って切断されて
いく。この切断時において、案内支持金具(2)の挿入
口(10)は端面受止金具(4)に対して手前側となる固
定刃取付部(12)側内縁が、これに対向する可動刃
(7)側の内縁よりも高くなっているので、金属薄板
(A)の被切削部よりも中心枢支軸(5)側寄りとなる
切抜き部分(a1)は挿入口(10)から下方に回り込んで案
内支持金具(2)の下面側に導かれると共に、残りのス
クラップ部分(a2)は挿入口(10)の上面から連続するガ
イド部(11)上面に案内され、前記切抜き部分(a1)と切
断直後から分離されていく。
このようにして第7図(C)に示すように、金属薄板
(A)の一側端面の他端部までの切断を完了しすると、
上記と同じ要領で継手カバー(B)の小径部(b2)の半径
(R2)に一致するように端面受止金具(4)の固定位置を
設定した後、固定刃(6)と可動刃(7)による剪断動
作により一側端面から切断すれば、所期の半ドーナツ形
状の継手カバー(B)が得られるものである。
尚、このようにして作製された継手カバー(B)は端面
受止金具(4)と中心枢支軸(5)の位置決め突起(5
a)間距離と同寸法(l)だけ、正しい半円形よりも過
剰に切断されることになるが、この部分は一対の継手カ
バー(B)(B)どうしを連結するためのフランジとし
て同方向に折り返すなどの加工を施すことができて好都
合であり、切断後に該余剰部分だけを別に切断する必要
は全くない。
また、この実施例の切断装置では、レール部材(17)
(17)の端部に延長用のレール部材(図示せず)を適宜
長さ継ぎ足すようにすれば、位置決め用長孔(3)を延
長できて、端面受止金具(4)と案内支持金具(2)と
の間隔を更に拡大てきるので、より大径の円板等の切断
を行うことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の金属薄板の切断装置による
ときは、大要、機台(1)上に固定刃(6)と可動刃
(7)とによる切断手段と、この切断手段までの距離設
定が自在に行え且つ平面方向に回動自在な金属薄板
(A)の固定手段とを有するだけの簡単な構成のもので
あるから、安価に作製できる上、固定手段としての端面
受止金具(4)と切断手段間の距離が即ち切断半径とな
るから、機台(1)の長さは切断しようとする半円板の
半径分の長さで足りることになり、大幅な小形軽量化が
可能で、作業現場への持ち運びも簡便に行えるものであ
る。
更に、この場合、中心枢支軸(5)並びに切断手段はい
ずれも機台(1)の上面に配置されており、しかも端面
受止金具(4)を位置決め用長孔(3)に沿って移動す
ることで中心枢支軸(5)と切断手段間の距離を自在に
設定できるものであるから、径の大小を問わず任意径の
円板を切抜くことができる。しかも、位置決め用長孔
(3)は機台(1)の上面に配設されているため、比較
的簡単に延長することができ、大径の円板の切り抜きに
も対応できる。
また、切断時においては、金属薄板(A)は端面受止金
具(4)により一側端面を固定されると共に該端面受止
金具(4)の下面板部(21)と中心枢支軸(5)とによ
り切断しようとする半円形の中心部が確実に挟着固定さ
れるので、被切削部の狂いが生じることなく、高精度に
切断できるものである。更に、この場合、端面受止金具
(4)または中心枢支軸(5)を支持して回動させるだ
けで金属薄板(A)を切断できるので、作業時におい
て、切断手段に手を近づけなくてもよいので、安全性に
優れ、また、操作に伴う労力を著しく軽減できる上、熟
練を要せず、誰でも簡単に使用できる。
更にまた、案内支持金具(2)には挿入口(10)が設け
られているので、切断直後からスクラップ部分と切抜き
部分とが該挿入口(10)で上下に分離され、スクラップ
部分の妄動による危険性を排除できる。
また、例えば前述の継手カバーのような半ドーナツ形状
のものを作製する場合、大径部と小径部とを切断し終え
た時点で既に半ドーナツ形状に仕上がるものであるた
め、ドーナツ形状の板を2分割しなければならないとい
う面倒で精度を要する作業を必要とせず、従って、分割
の誤差による狂い等も生じないので、良品率を飛躍的に
向上させることができるなど、実用上、優れた効果を発
揮するものとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る金属薄板の切断装置の一実施例を
示す平面図、第2図は同正面図、第3図は本考案の構成
部材である案内支持金具及びその周囲の拡大斜視図、第
4図は同案内支持金具の拡大縦断正面図、第5図は本考
案の構成部材である端面受止金具及び中心枢支軸の位置
決め用長孔への取付状態を示す拡大縦断側面図、第6図
はこの実施例装置により作製可能な半ドーナツ形状の継
手カバーを示す拡大平面図、第7図(A)〜(C)はそ
れぞれこの実施例装置における切断動作を順を追って示
す要部平面図である。 (1)……機台、(2)……案内支持金具、(3)……
位置決め用長孔、(4)……端面受止金具、(5)……
中心枢支軸、(6)……固定刃、(7)……可動刃、
(10)……挿入口、(11)……ガイド部、(12)……固
定刃取付部、(21)……端面受止金具の下面板部、
(A)……金属薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台(1)の上面適所には金属薄板(A)
    の被切削部を案内するガイド部(11)と下面が該ガイド
    部(11)の上面よりも僅かに上方に位置し且つ該ガイド
    部(11)にU字状の挿入口(10)を介して対向した固定
    刃取付部(12)とを有する案内支持金具(2)が固定さ
    れ、この案内支持金具(2)の固定刃取付部(12)側の
    内端縁には固定刃(6)が装着されていると共にガイド
    部(11)側の挿入口(10)内縁には固定刃(6)と共に
    金属薄板(A)を剪断する可動刃(7)が上下動自在に
    配設され、更に、前記機台(1)には、案内支持金具
    (2)の前記挿入口(10)の開口方向に対して直角方向
    に位置決め用長孔(3)が穿設され、この位置決め用長
    孔(3)にはコ字状に形成された端面受止金具(4)が
    摺動並びに平面方向に回動自在に取付けられていると共
    に該端面受止金具(4)に中心枢支軸(5)を上下動自
    在に支持させてこの中心枢支軸(5)の下端と端面受止
    金具(4)の下面板部(21)とにより金属薄板(A)の
    適所を挟着させるように構成してなる金属薄板の切断装
    置。
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