JPH0637396B2 - ペプチドを有効成分とする貧血改善剤及びその調製法 - Google Patents
ペプチドを有効成分とする貧血改善剤及びその調製法Info
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- JPH0637396B2 JPH0637396B2 JP60277308A JP27730885A JPH0637396B2 JP H0637396 B2 JPH0637396 B2 JP H0637396B2 JP 60277308 A JP60277308 A JP 60277308A JP 27730885 A JP27730885 A JP 27730885A JP H0637396 B2 JPH0637396 B2 JP H0637396B2
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- peptide
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明の貧血の改善に利用さるペプチドを有効成分とす
る製剤及びその調製法に関する。
る製剤及びその調製法に関する。
従来の技術的背景 元来、貧血には鉄欠乏性貧血が最も多く、本邦において
も特発性造血器障害調査研究班の調査結果によると、全
血液疾患 1910 例中 920例(48.2%)に鉄欠乏性貧血が
報告されている。(内野、“臨床血液”20、561 、197
9)。また、胃切除、萎縮性胃炎、慢性炎症吸収阻害症
候群等においては鉄の吸収が阻害されるため、貧血は更
に増加することが予想される。
も特発性造血器障害調査研究班の調査結果によると、全
血液疾患 1910 例中 920例(48.2%)に鉄欠乏性貧血が
報告されている。(内野、“臨床血液”20、561 、197
9)。また、胃切除、萎縮性胃炎、慢性炎症吸収阻害症
候群等においては鉄の吸収が阻害されるため、貧血は更
に増加することが予想される。
従来、貧血の治療には鉄剤の投与が広く行なわれてきた
が、鉄剤には悪心、嘔吐、心窩部痛、胸やけ、腹痛、下
痢、便秘等の副作用が報告されており、且つこれらの副
作用は、鉄剤の投与量によつては40%以上の高い割合の
頻度で出現すると言われている。(内田等、“鉄欠乏性
貧血”第 102頁、1984)。
が、鉄剤には悪心、嘔吐、心窩部痛、胸やけ、腹痛、下
痢、便秘等の副作用が報告されており、且つこれらの副
作用は、鉄剤の投与量によつては40%以上の高い割合の
頻度で出現すると言われている。(内田等、“鉄欠乏性
貧血”第 102頁、1984)。
したがつて、このような副作用が出現する場合には健胃
剤の併用もしくは鉄剤の投与の減量乃至中止を余儀なく
されている。
剤の併用もしくは鉄剤の投与の減量乃至中止を余儀なく
されている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、貧血治療上の問題点に鑑みなされたものであ
つて、上述したような副作用を呈する鉄剤の投与を必要
とせず、通常摂取する食物中に含有される鉄分の存在下
で貧血改善作用を十分に発揮し得る、低分子ペプチドを
有効成分とする貧血改善剤を提供することを目的とす
る。また、本発明は、上記貧血改善剤を調製するための
方法を提供することも目的とする。
つて、上述したような副作用を呈する鉄剤の投与を必要
とせず、通常摂取する食物中に含有される鉄分の存在下
で貧血改善作用を十分に発揮し得る、低分子ペプチドを
有効成分とする貧血改善剤を提供することを目的とす
る。また、本発明は、上記貧血改善剤を調製するための
方法を提供することも目的とする。
以下本発明を詳しく説明する。
発明の構成 本発明の特徴は、乳蛋白質をパパイン及び中性プロテ
アーゼで酵素分解して得られる平均分子量 200乃至1000
を有する低分子ペプチドを有効成分とする貧血改善剤、
及び乳蛋白質を水中に分散させた分散液にその pH を
5.1乃至5.5 に調整した後、パパインを添加して酵素分
解を行ない、次いで得られた液にその pH を6乃至8付
近に調整した後、中性プロテアーゼを添加して酵素分解
を行なつて得られる分子量 200乃至1000を有するペプチ
ドを有効成分として調剤化することにある。
アーゼで酵素分解して得られる平均分子量 200乃至1000
を有する低分子ペプチドを有効成分とする貧血改善剤、
及び乳蛋白質を水中に分散させた分散液にその pH を
5.1乃至5.5 に調整した後、パパインを添加して酵素分
解を行ない、次いで得られた液にその pH を6乃至8付
近に調整した後、中性プロテアーゼを添加して酵素分解
を行なつて得られる分子量 200乃至1000を有するペプチ
ドを有効成分として調剤化することにある。
問題点を解決するための手段 本発明に係る貧血改善剤の有効成分である低分子ペプチ
ドは、乳蛋白質を下記手順により酵素分解することによ
り得られる。
ドは、乳蛋白質を下記手順により酵素分解することによ
り得られる。
出発原料の乳蛋白質としては、乳漿蛋白濃縮物、ホエー
パウダー、ラクトアルブミン、カゼイン、脱脂粉乳、全
粉乳等を例示し得る。
パウダー、ラクトアルブミン、カゼイン、脱脂粉乳、全
粉乳等を例示し得る。
本発明では、これら乳蛋白質を水に分散させた液に、そ
の pH を 5.1乃至5.5 、好ましくは 5.3付近に調整した
後、まずパパインを添加して酵素分解を行なう。この
際、乳蛋白質を2〜20 W/V%の割合になるように水に分
散させることが酵素分解上好ましい。また、酵素分解
は、パパインの活性化剤としてのシステインをパパイン
に対して5〜 0.1W/W %添加して30℃〜60℃の温度下で
6〜24時間行なうことが好ましい。なお、パパインよる
酵素分解をpH 5.1〜5.5 、好ましくは5.3 付近で行なう
のは、基質としての乳蛋白質の消化性を高めるためであ
り、また、その際、乳蛋白質分散液を85℃以上で5分間
程度以上加熱してゲル化させたものを細砕してパパイン
を作用させると乳蛋白質の消化を極めて迅速に行なうこ
とができる。
の pH を 5.1乃至5.5 、好ましくは 5.3付近に調整した
後、まずパパインを添加して酵素分解を行なう。この
際、乳蛋白質を2〜20 W/V%の割合になるように水に分
散させることが酵素分解上好ましい。また、酵素分解
は、パパインの活性化剤としてのシステインをパパイン
に対して5〜 0.1W/W %添加して30℃〜60℃の温度下で
6〜24時間行なうことが好ましい。なお、パパインよる
酵素分解をpH 5.1〜5.5 、好ましくは5.3 付近で行なう
のは、基質としての乳蛋白質の消化性を高めるためであ
り、また、その際、乳蛋白質分散液を85℃以上で5分間
程度以上加熱してゲル化させたものを細砕してパパイン
を作用させると乳蛋白質の消化を極めて迅速に行なうこ
とができる。
また、パパインの添加量は乳蛋白質に対して0.05〜10W/
W %、好ましくは 0.5〜5W/W%である。
W %、好ましくは 0.5〜5W/W%である。
本発明では、次いで上記パパインによる酵素分解液に、
その pH を6〜8付近に再調整した後、中性プロテアー
ゼを添加して更に酵素分解を行なつて、平均分子量 200
〜1000の低分子ペプチドを生成させる。
その pH を6〜8付近に再調整した後、中性プロテアー
ゼを添加して更に酵素分解を行なつて、平均分子量 200
〜1000の低分子ペプチドを生成させる。
上記中性プロテアーゼによる分解をpH6〜8付近で行な
うのは、この範囲の pH が消化性の点で至適であること
に因る。なお、中性プロテアーゼの基質に対する添加量
は 0.1〜10 W/W%、好ましくは 0.5〜5W/W%である。
うのは、この範囲の pH が消化性の点で至適であること
に因る。なお、中性プロテアーゼの基質に対する添加量
は 0.1〜10 W/W%、好ましくは 0.5〜5W/W%である。
上記酵素分解は30℃〜60℃の温度下で6〜24時間行なう
ことが好ましい。
ことが好ましい。
本発明は、上述のように、乳蛋白質にパパインと中性プ
ロテアーゼによる2段階の酵素分解を施すことにより、
貧血改善作用を有する低分子ペプチドを効率よく生成さ
せることができる。すなわち、乳蛋白質に直接中性プロ
テアーゼを作用させるとアミノ酸配列又は蛋白の構造上
消化しにくい部位が生じ、分子量1000以下のペプチドに
まで分解することが困難であるが、乳蛋白質を予めパパ
インで分解して分子量 3,000以下にしておくと、中性プ
ロテアーゼによる分解がし易くなる。
ロテアーゼによる2段階の酵素分解を施すことにより、
貧血改善作用を有する低分子ペプチドを効率よく生成さ
せることができる。すなわち、乳蛋白質に直接中性プロ
テアーゼを作用させるとアミノ酸配列又は蛋白の構造上
消化しにくい部位が生じ、分子量1000以下のペプチドに
まで分解することが困難であるが、乳蛋白質を予めパパ
インで分解して分子量 3,000以下にしておくと、中性プ
ロテアーゼによる分解がし易くなる。
上述のようにして乳蛋白質を2段階で酵素分解して得ら
れる分解物を 100℃程度に加熱して酵素を失活させ、そ
れから不溶物を除去した後、濃縮、脱塩し、凍結乾燥
(ないしは噴霧乾燥)することにより、目的とする平均
分子量 200〜1000の低分子ペプチドが得られる。
れる分解物を 100℃程度に加熱して酵素を失活させ、そ
れから不溶物を除去した後、濃縮、脱塩し、凍結乾燥
(ないしは噴霧乾燥)することにより、目的とする平均
分子量 200〜1000の低分子ペプチドが得られる。
このようにして得られる低分子ペプチドのアミアミノ酸
組成を例示すると表1のとおりである。
組成を例示すると表1のとおりである。
本発明に係る貧血改善剤は、上記低分子ペプチドを有効
成分とするものであつて、上記凍結乾燥(ないしは噴霧
乾燥)して得られる粉末状のペプチドをそのまま製剤と
して投与してもよく、また、公知の製剤化手法を適用し
て種々の形態に製剤化して投与することも勿論可能であ
る。
成分とするものであつて、上記凍結乾燥(ないしは噴霧
乾燥)して得られる粉末状のペプチドをそのまま製剤と
して投与してもよく、また、公知の製剤化手法を適用し
て種々の形態に製剤化して投与することも勿論可能であ
る。
次に、本発明よつて得られる低分子ペプチドの貧血改善
作用の効果を確認するために下記試験を行なつた結果を
示す。
作用の効果を確認するために下記試験を行なつた結果を
示す。
試験方法: 試料の調製 平均分子量 560を有する低分子ペプチド(後記実施例に
より調製したもの)を有効成分とする下記表2に示した
組成の食餌を調製した。なお、比較として低分子ペプチ
ドに代えて乳蛋白質とアミノ酸混合物をそれぞれ用い下
記表2に示した組成の食餌を調製して試験に供した。
より調製したもの)を有効成分とする下記表2に示した
組成の食餌を調製した。なお、比較として低分子ペプチ
ドに代えて乳蛋白質とアミノ酸混合物をそれぞれ用い下
記表2に示した組成の食餌を調製して試験に供した。
なお、表2に示した各食餌において、造血に深く関与す
ると考えられる鉄、銅等のミネラル、及びビタミンB12
や葉酸等のビタミン類の量をほぼ同一にした。
ると考えられる鉄、銅等のミネラル、及びビタミンB12
や葉酸等のビタミン類の量をほぼ同一にした。
また、上記各食餌のアミノ酸組成は表3に示すとおりで
ある。
ある。
動物試験 手術後における鉄欠乏性貧血の最適モデルである胃全摘
ラツトの10匹から成る各群に、上記各食餌を4週間自由
摂取させた後の鉄欠乏性貧血の状況の調べた。結果は表
4に示すとおりである。
ラツトの10匹から成る各群に、上記各食餌を4週間自由
摂取させた後の鉄欠乏性貧血の状況の調べた。結果は表
4に示すとおりである。
表4にみられるとおり、鉄欠乏性貧血に特徴的な低色素
性の術後貧血が進行してゆく過程で、本発明に係る低分
子ペプチドを有効成分とする貧血改善剤を配合した食餌
を投与したラツト群では、低分子ペプチドに代えて乳漿
蛋白質ならびにアミノ酸混合物を配合した比較例(イ)
ならびに(ロ)の食餌を投与したラツト群に比べて、血
清鉄の上昇をもたらすと共に血球容積比、赤血球数及び
ヘモグロビン量の明らかな改善が認められた。
性の術後貧血が進行してゆく過程で、本発明に係る低分
子ペプチドを有効成分とする貧血改善剤を配合した食餌
を投与したラツト群では、低分子ペプチドに代えて乳漿
蛋白質ならびにアミノ酸混合物を配合した比較例(イ)
ならびに(ロ)の食餌を投与したラツト群に比べて、血
清鉄の上昇をもたらすと共に血球容積比、赤血球数及び
ヘモグロビン量の明らかな改善が認められた。
因に、上記結果について推計学的処理による有意差に検
討を行なつたところ、1%以下の僅少な危険率で有意に
改善されたことがわかつた。
討を行なつたところ、1%以下の僅少な危険率で有意に
改善されたことがわかつた。
発明の効果 上記試験結果から明らかなように、本発明に従つて乳蛋
白質をパパイン及び中性プロテアーゼを用いて2段階で
酵素分解して得られる。平均分子量 200〜1000を有する
低分子ペプチドは鉄利用性を改善して血清鉄の含量を上
昇し、血色素や血球容積比を高めるので、貧血、特に手
術後の貧血に対し強力な改善効果を示す。
白質をパパイン及び中性プロテアーゼを用いて2段階で
酵素分解して得られる。平均分子量 200〜1000を有する
低分子ペプチドは鉄利用性を改善して血清鉄の含量を上
昇し、血色素や血球容積比を高めるので、貧血、特に手
術後の貧血に対し強力な改善効果を示す。
したがつて、本低分子ペプチドを有効成分として製剤化
したものは貧血改善剤として有効に利用でき、また、本
低分子ペプチドを栄養剤や健康食品に適量添加すること
によつても貧血改善効果を有する製品が得られる。
したものは貧血改善剤として有効に利用でき、また、本
低分子ペプチドを栄養剤や健康食品に適量添加すること
によつても貧血改善効果を有する製品が得られる。
以下に実施例を示して本発明に係る貧血改善剤の調製法
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
実施例 ホエ−蛋白質としてのバイオプロ(バイオアイソレート
社製)10gを水1に分散した液に、その pH を 5.3に
調整した後、パパイン(和光純薬社製)0.3g及びシステ
イン(和光純薬社製)0.01gを添加して55℃の温度で8
時間酵素分解を行なつた。次いで、得られた酵素分解液
に、その pH を 6.8に再調整した後、中性プロテアーゼ
(ナガセ生化学工業社製)0.3gを添加して55℃の温度で
10時間酵素分解を行なつた。
社製)10gを水1に分散した液に、その pH を 5.3に
調整した後、パパイン(和光純薬社製)0.3g及びシステ
イン(和光純薬社製)0.01gを添加して55℃の温度で8
時間酵素分解を行なつた。次いで、得られた酵素分解液
に、その pH を 6.8に再調整した後、中性プロテアーゼ
(ナガセ生化学工業社製)0.3gを添加して55℃の温度で
10時間酵素分解を行なつた。
得られた酵素分解液を 100℃の温度に加熱して酵素を失
活させ、次いで不溶物を除去した後、濃縮、脱塩し、凍
結乾燥して粉末状のペプチド混合物 7.6g を得た。
活させ、次いで不溶物を除去した後、濃縮、脱塩し、凍
結乾燥して粉末状のペプチド混合物 7.6g を得た。
このペプチド混合物のを平均分子量をセフアデツクスG-
10(1.5×150cm)カラムによるゲル濾過クロマトグラフイ
−(溶出液 1W/W %酢酸)及び TSK-Gel SW 2000-G カ
ラムにより測定したところ 560である。また、ペプチド
の分布は分子量 200〜1,000 の範囲である。
10(1.5×150cm)カラムによるゲル濾過クロマトグラフイ
−(溶出液 1W/W %酢酸)及び TSK-Gel SW 2000-G カ
ラムにより測定したところ 560である。また、ペプチド
の分布は分子量 200〜1,000 の範囲である。
また、ペプチド混合物の平均ペプチドの鎖長(APL) 及び
遊離アミノ酸含量を下記により測定した結果、2.8 及び
6W/W %であつた。
遊離アミノ酸含量を下記により測定した結果、2.8 及び
6W/W %であつた。
平均ペプチド鎖長(APL) の測定は下記により算出した。
(アミノ基の定量は TNBS 法により、完全加水分解は 6
N HCl 中で 110℃、24時間加水分解により行なつた。) 遊離アミノ酸定量は日立 835方アミノ酸自動分析計で行
なつた。
N HCl 中で 110℃、24時間加水分解により行なつた。) 遊離アミノ酸定量は日立 835方アミノ酸自動分析計で行
なつた。
次に、上述のようにして得られた低分子ペプチド(粉末
状)を常法により適当な賦形剤を用いて粉剤、錠剤等に
製剤化して製品とする。
状)を常法により適当な賦形剤を用いて粉剤、錠剤等に
製剤化して製品とする。
Claims (5)
- 【請求項1】乳蛋白質をパパイン及び中性プロテアーゼ
で酵素分解して得られる平均分子量 200乃至1000を有す
る低分子ペプチドを有効成分とする貧血改善剤。 - 【請求項2】乳蛋白質を水中に分散させた液に、その p
H を 5.1〜5.5 に調整した後、パパインを添加して酵素
分解を行ない、次いで得られた酵素分解液にその pH を
6〜8付近に調整した後、中性プロテアーゼを添加して
酵素分解を行なつて平均分子量 200〜1000を有するペプ
チドを得、該ペプチドを有効成分として製剤化すること
を特徴とする貧血改善剤の調製法。 - 【請求項3】乳蛋白質の水中への分散を2乃至20 W/V%
の割合になるように行なう特許請求の範囲第(2)項記載
の調製法。 - 【請求項4】パパインによる酵素分解を、乳蛋白質を加
熱してゲル化した状態で30℃乃至60℃の温度で6乃至24
時間行なう特許請求の範囲第(2)項記載の調製法。 - 【請求項5】中性プロテアーゼによる酵素分解を30℃乃
至60℃の温度で6〜24時間行なう特許請求の範囲第(2)
項記載の調製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60277308A JPH0637396B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | ペプチドを有効成分とする貧血改善剤及びその調製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60277308A JPH0637396B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | ペプチドを有効成分とする貧血改善剤及びその調製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62135434A JPS62135434A (ja) | 1987-06-18 |
JPH0637396B2 true JPH0637396B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=17581728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60277308A Expired - Lifetime JPH0637396B2 (ja) | 1985-12-10 | 1985-12-10 | ペプチドを有効成分とする貧血改善剤及びその調製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637396B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012176658A1 (ja) | 2011-06-24 | 2012-12-27 | カルピス株式会社 | 脳機能改善用ペプチドの酵素的製造方法 |
US9523109B2 (en) | 2011-06-24 | 2016-12-20 | Calpis Co., Ltd. | Method for enzymatically preparing peptides for use in improvement of brain function |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7195746B2 (ja) * | 2018-03-20 | 2022-12-26 | 株式会社明治 | 炎症性貧血処置のための組成物 |
-
1985
- 1985-12-10 JP JP60277308A patent/JPH0637396B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012176658A1 (ja) | 2011-06-24 | 2012-12-27 | カルピス株式会社 | 脳機能改善用ペプチドの酵素的製造方法 |
US9523109B2 (en) | 2011-06-24 | 2016-12-20 | Calpis Co., Ltd. | Method for enzymatically preparing peptides for use in improvement of brain function |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62135434A (ja) | 1987-06-18 |
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