JPH0637287Y2 - ダイナミカリーチューンドジャイロ - Google Patents
ダイナミカリーチューンドジャイロInfo
- Publication number
- JPH0637287Y2 JPH0637287Y2 JP1988165052U JP16505288U JPH0637287Y2 JP H0637287 Y2 JPH0637287 Y2 JP H0637287Y2 JP 1988165052 U JP1988165052 U JP 1988165052U JP 16505288 U JP16505288 U JP 16505288U JP H0637287 Y2 JPH0637287 Y2 JP H0637287Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- gyro
- groove
- ball
- gyro rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gyroscopes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、ダイナミカリーチューンドジャイロに関し、
特に、ジャイロロータの回転バランスの調整及び慣性能
率の変更を種々可能とするための新規な改良に関する。
特に、ジャイロロータの回転バランスの調整及び慣性能
率の変更を種々可能とするための新規な改良に関する。
b.従来の技術 従来、用いられていたこの種のダイナミカリーチューン
ドジャイロとして、種々の構成が提案されているが、そ
の中で代表的な構成について述べると、第9図にて示さ
れる特開昭60-237313号公報の第9図の構成を示すこと
ができる。
ドジャイロとして、種々の構成が提案されているが、そ
の中で代表的な構成について述べると、第9図にて示さ
れる特開昭60-237313号公報の第9図の構成を示すこと
ができる。
すなわち、第9図において符号1で示されるものは全体
がほぼ断面逆U字形をなすケースであり、このケース1
の内壁1aには、その軸中心に玉軸受からなる一対の軸受
2を有するフレーム3が嵌合により設けられている。
がほぼ断面逆U字形をなすケースであり、このケース1
の内壁1aには、その軸中心に玉軸受からなる一対の軸受
2を有するフレーム3が嵌合により設けられている。
前記フレーム3の内壁3aには、ステータ巻線4を有する
ステータ4aが固定して設けられ、前記軸受2の内輪2aに
はロータ軸5が回転自在に設けられている。
ステータ4aが固定して設けられ、前記軸受2の内輪2aに
はロータ軸5が回転自在に設けられている。
前記フレーム3は、前記各軸受2の外輪2bに固定されて
おり、前記内輪2a及び回転軸5の下端5bに固定され全体
形状がほぼU形をなすエンドキャップ6の外周には、輪
状のヒステリシスリング7が設けられ、このエンドキャ
ップ6とヒステリシスリング7とによってモータロータ
8を構成し、前記ステータ4aとモータロータ8とによつ
てスピンモータ9を構成している。
おり、前記内輪2a及び回転軸5の下端5bに固定され全体
形状がほぼU形をなすエンドキャップ6の外周には、輪
状のヒステリシスリング7が設けられ、このエンドキャ
ップ6とヒステリシスリング7とによってモータロータ
8を構成し、前記ステータ4aとモータロータ8とによつ
てスピンモータ9を構成している。
前記回転軸5の上部には、ジンバル10及びばね部材11か
らなるヒンジ機構12を介してジャイロロータ13が設けら
れており、このジャイロロータ13は断面形状がほぼU字
形をなす輪体より構成され、このジャイロロータ13の内
壁には、リングマグネット14が固定して設けられてい
る。
らなるヒンジ機構12を介してジャイロロータ13が設けら
れており、このジャイロロータ13は断面形状がほぼU字
形をなす輪体より構成され、このジャイロロータ13の内
壁には、リングマグネット14が固定して設けられてい
る。
又、前記ジャイロロータ13の下端には、センサーリング
15が設けられていると共に、このセンサーリング15に対
応する前記フレーム3上には、センサコイル16が立設し
て設けられている。
15が設けられていると共に、このセンサーリング15に対
応する前記フレーム3上には、センサコイル16が立設し
て設けられている。
さらに、前記フレーム3の上面には、トルカーコイル17
が設けられていると共に、このトルカーコイル17は上方
に向けて立設され、その先端がジヤイロロータ13内に位
置すると共に、前記リングマグネット14と対応してい
る。
が設けられていると共に、このトルカーコイル17は上方
に向けて立設され、その先端がジヤイロロータ13内に位
置すると共に、前記リングマグネット14と対応してい
る。
さらに、前記ケース1の下端に取付けられた端子板18に
は、絶縁部19を介して端子19aが設けられている。
は、絶縁部19を介して端子19aが設けられている。
従来のダイナミカリーチューンドジャイロは、前述した
ように構成されており、以下に、その動作について説明
する。
ように構成されており、以下に、その動作について説明
する。
第9図の状態において、スピンモータ9を作動させる
と、回転軸5が高速で回転し、ヒンジ機構12を介してジ
ャイロロータ13が高速で回転する。
と、回転軸5が高速で回転し、ヒンジ機構12を介してジ
ャイロロータ13が高速で回転する。
前述の状態において、ジャイロロータ13に傾きが生じた
場合、この傾斜状態がセンサコイル16によって検出さ
れ、トルカーコイル17に所要の制御電流を印加すること
により、ジャイロロータ13、リングマグネット14の磁束
及びトルカーコイル17の制御電流の積に比例する力が作
用し、ジャイロロータ13の所要の姿勢制御がなされる。
場合、この傾斜状態がセンサコイル16によって検出さ
れ、トルカーコイル17に所要の制御電流を印加すること
により、ジャイロロータ13、リングマグネット14の磁束
及びトルカーコイル17の制御電流の積に比例する力が作
用し、ジャイロロータ13の所要の姿勢制御がなされる。
c.考案が解決しようとする問題点 従来のダイナミカリーチューンドジャイロは、以上のよ
うに構成されていたため、次のような問題点が存在して
いた。
うに構成されていたため、次のような問題点が存在して
いた。
一般に、角速度の検出誤差の小さい安定したジヤイロを
製作するためには、構成部品の加工精度を向上させ、組
立精度を向上させるだけでなく、ジャイロロータの角運
動量を増大させることが効果的である。
製作するためには、構成部品の加工精度を向上させ、組
立精度を向上させるだけでなく、ジャイロロータの角運
動量を増大させることが効果的である。
この角運動量を増大させるには、ジャイロロータの回転
速度を大きくしたり、ジャイロロータの慣性能率を大き
くした大形状のジャイロロータを採用することが必要で
ある。
速度を大きくしたり、ジャイロロータの慣性能率を大き
くした大形状のジャイロロータを採用することが必要で
ある。
この場合、ジャイロロータの慣性能率の大きい大形ジャ
イロロータを採用する場合、ジャイロロータの大きさが
異なる都度、各々の種類のジャイロを製作しなければな
らず、第9図で示す従来構成の場合には、ジャイロロー
タの径及び質量も固定したものであるため、要求使様ご
とにジャイロロータを変更しなければならず、製作効率
が著しく低下し、コストアップとなっていた。
イロロータを採用する場合、ジャイロロータの大きさが
異なる都度、各々の種類のジャイロを製作しなければな
らず、第9図で示す従来構成の場合には、ジャイロロー
タの径及び質量も固定したものであるため、要求使様ご
とにジャイロロータを変更しなければならず、製作効率
が著しく低下し、コストアップとなっていた。
又、ダイナミカリーチューンドジャイロは精密機械部品
であるため、部品の形状あるいは大きさが異なると、温
度変化時の熱膨張係数に起因する寸法、形状変化につい
ても十分に考慮しなければならず、ジャイロロータの慣
性能率の変更は容易ではなかった。
であるため、部品の形状あるいは大きさが異なると、温
度変化時の熱膨張係数に起因する寸法、形状変化につい
ても十分に考慮しなければならず、ジャイロロータの慣
性能率の変更は容易ではなかった。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、ジャイロロータの回転バランスの調整及
び慣性能率の変更を種々可能とするようにしたダイナミ
カリーチューンドジャイロを提供することを目的とす
る。
もので、特に、ジャイロロータの回転バランスの調整及
び慣性能率の変更を種々可能とするようにしたダイナミ
カリーチューンドジャイロを提供することを目的とす
る。
d.問題点を解決するための手段 本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロは、ス
ピンモータの回転軸に、ヒンジ機構を介して設けられた
ジャイロロータを有するものにおいて、前記ジャイロロ
ータの外周に形成された雄ねじ部と、前記雄ねじ部に螺
合する雌ねじ部をその内側に有するリング体と、前記リ
ング体の端面に形成されたリング状の溝部と、前記溝部
内に設けられたボールとを備え、前記リング体は前記ジ
ャイロロータの軸方向に移動できるようにした構成であ
る。
ピンモータの回転軸に、ヒンジ機構を介して設けられた
ジャイロロータを有するものにおいて、前記ジャイロロ
ータの外周に形成された雄ねじ部と、前記雄ねじ部に螺
合する雌ねじ部をその内側に有するリング体と、前記リ
ング体の端面に形成されたリング状の溝部と、前記溝部
内に設けられたボールとを備え、前記リング体は前記ジ
ャイロロータの軸方向に移動できるようにした構成であ
る。
e.作用 本考案におけるダイナミカリーチューンドジャイロにお
いては、ジャイロロータの外周に形成された雄ねじ部
に、リング体が着脱自在に螺合されているため、又は、
接着剤にて結合できるため、例えば、ジャイロロータの
組立がアンバランス状態で、フレクシャの周囲に回転モ
ーメントが発生する場合に、ジャイロロータに対してリ
ング体を回転させて、相対的にその取付位置をずらせ
ば、フレクシャの周囲に発生していた回転モーメントを
除去するように調整が可能である。
いては、ジャイロロータの外周に形成された雄ねじ部
に、リング体が着脱自在に螺合されているため、又は、
接着剤にて結合できるため、例えば、ジャイロロータの
組立がアンバランス状態で、フレクシャの周囲に回転モ
ーメントが発生する場合に、ジャイロロータに対してリ
ング体を回転させて、相対的にその取付位置をずらせ
ば、フレクシャの周囲に発生していた回転モーメントを
除去するように調整が可能である。
又、リング体の選択取付によって、ジャイロロータの慣
性能率を変更することが可能であるため、種々の慣性能
率を有するジャイロを得ることが極めて容易である。
性能率を変更することが可能であるため、種々の慣性能
率を有するジャイロを得ることが極めて容易である。
f.実施例 以下、図面と共に本考案によるダイナミカリーチューン
ドジャイロの好適な実施例について詳細に説明する。
ドジャイロの好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同様部分については同一符号を付
して説明する。
して説明する。
第1図から第8図まで、本考案によるダイナミカリーチ
ューンドジャイロを示すためのもので、第1図は全体構
成を示す断面図、第2図及び第3図は要部を示す断面
図、第4図及び第5図はリング体の他の実施例を示す断
面図、第6図は溝部にボールを固定する状態を示す構成
図、第7図はリング体の他の実施例を示す分解断面図、
第8図は第7図の要部を示す断面図である。
ューンドジャイロを示すためのもので、第1図は全体構
成を示す断面図、第2図及び第3図は要部を示す断面
図、第4図及び第5図はリング体の他の実施例を示す断
面図、第6図は溝部にボールを固定する状態を示す構成
図、第7図はリング体の他の実施例を示す分解断面図、
第8図は第7図の要部を示す断面図である。
図において符号1で示されるものは、全体がほぼ断面逆
U字形をなすケースであり、このケース1には、その軸
中心に玉軸受からなる一対の軸受2を有するフレーム3
が嵌合により設けられている。前記フレーム3の内壁3a
には、ステータ巻線4を有するステータ4aが固定して設
けられ、前記軸受2の内輪2aにはロータ軸5が回転自在
に設けられている。
U字形をなすケースであり、このケース1には、その軸
中心に玉軸受からなる一対の軸受2を有するフレーム3
が嵌合により設けられている。前記フレーム3の内壁3a
には、ステータ巻線4を有するステータ4aが固定して設
けられ、前記軸受2の内輪2aにはロータ軸5が回転自在
に設けられている。
前記フレーム3は、前記各軸受2の外輪2bに固定されて
おり、前記内輪2a及び回転軸5の下端5bに固定され全体
形状がほぼU形をなすエンドキャップ6の外周には、輪
状のヒステリシスリング7が設けられ、このエンドキャ
ップ6とヒステリシスリング7とによってモータロータ
8を構成し、前記ステータ4aとモータロータ8とによつ
てスピンモータ9を構成している。
おり、前記内輪2a及び回転軸5の下端5bに固定され全体
形状がほぼU形をなすエンドキャップ6の外周には、輪
状のヒステリシスリング7が設けられ、このエンドキャ
ップ6とヒステリシスリング7とによってモータロータ
8を構成し、前記ステータ4aとモータロータ8とによつ
てスピンモータ9を構成している。
前記回転軸5の上部には、ヒンジ機構12を介してジャイ
ロロータ13が設けられており、このジャイロロータ13は
断面形状がほぼU字形をなす輪体より構成され、このジ
ャイロロータ13の内壁には、リングマグネット14が固定
して設けられている。
ロロータ13が設けられており、このジャイロロータ13は
断面形状がほぼU字形をなす輪体より構成され、このジ
ャイロロータ13の内壁には、リングマグネット14が固定
して設けられている。
又、前記ジャイロロータ13の下端には、センサーリング
15が設けられていると共に、このセンサーリング15に対
応する前記フレーム3上には、センサコイル16が立設し
て設けられている。
15が設けられていると共に、このセンサーリング15に対
応する前記フレーム3上には、センサコイル16が立設し
て設けられている。
さらに、前記フレーム3の上面には、トルカーコイル17
が設けられると共に、このトルカーコイル17は上方に向
けて立設され、その先端がジャイロロータ13内に位置す
ると共に、前記リングマグネット14と対応している。
が設けられると共に、このトルカーコイル17は上方に向
けて立設され、その先端がジャイロロータ13内に位置す
ると共に、前記リングマグネット14と対応している。
前記ジャイロロータ13の外周には雄ねじ部13aが形成さ
れ、この雄ねじ部13aには中空筒形をなすリング体20の
雄ねじ部20aが螺合されており、このリング体20はジャ
イロロータ13の外周位置に着脱自在に設けられている。
れ、この雄ねじ部13aには中空筒形をなすリング体20の
雄ねじ部20aが螺合されており、このリング体20はジャ
イロロータ13の外周位置に着脱自在に設けられている。
さらに、前記ケース1の下部に設けられた端子板18に
は、絶縁部19を介して端子20が設けられている。
は、絶縁部19を介して端子20が設けられている。
本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロは、前
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。
第1図の状態において、スピンモータ9を作動させる
と、回転軸5が高速で回転し、ヒンジ機構12を介してジ
ャイロロータ13が高速で回転する。
と、回転軸5が高速で回転し、ヒンジ機構12を介してジ
ャイロロータ13が高速で回転する。
前述の状態において、ジャイロロータ13に傾きが生じた
場合、この傾斜状態がセンサコイル16によって検出さ
れ、トルカーコイル17に所定の制御電流を印加すること
により、ジャイロロータ13、リングマグネット14の磁束
及びトルカーコイル17の制御電流の積に比例する力が作
用し、ジャイロロータ13の姿勢制御を行うことができ、
角速度の検出を行うことができる。
場合、この傾斜状態がセンサコイル16によって検出さ
れ、トルカーコイル17に所定の制御電流を印加すること
により、ジャイロロータ13、リングマグネット14の磁束
及びトルカーコイル17の制御電流の積に比例する力が作
用し、ジャイロロータ13の姿勢制御を行うことができ、
角速度の検出を行うことができる。
従って、前記リング体20をジャイロロータ13に結合する
ことによって、ジャイロロータ13の回転バランスを損な
うことなくジャイロ自体の慣性能率を容易に、且つ、任
意に増大及び減少させることが可能である。
ことによって、ジャイロロータ13の回転バランスを損な
うことなくジャイロ自体の慣性能率を容易に、且つ、任
意に増大及び減少させることが可能である。
従って、例えば、ジャイロロータ13の組立にアンバラン
スがあり、ヒンジ機構のまわりに回転モーメントを発生
する場合には、第2図及び第3図で示すように、ジャイ
ロロータ13とリング体20の相対位置をずらすことによっ
て、ヒンジ機構のまわりに発生していた回転モーメント
を発生しないように調整することが可能である。
スがあり、ヒンジ機構のまわりに回転モーメントを発生
する場合には、第2図及び第3図で示すように、ジャイ
ロロータ13とリング体20の相対位置をずらすことによっ
て、ヒンジ機構のまわりに発生していた回転モーメント
を発生しないように調整することが可能である。
又、第4図に示すように、リング体20の端面20aにリン
グ状の溝部22を形成し、この溝部22内に所要質量のボー
ル23を嵌入し、回転バランスの調整を行うことができ
る。尚、前述の場合、溝部22の外周壁22aの厚さを薄く
しておくことにより、弾性変形によってボール23を保持
することができる。
グ状の溝部22を形成し、この溝部22内に所要質量のボー
ル23を嵌入し、回転バランスの調整を行うことができ
る。尚、前述の場合、溝部22の外周壁22aの厚さを薄く
しておくことにより、弾性変形によってボール23を保持
することができる。
又、第5図及び第6図に示す構成は、前記溝部22をリン
グ体20の径方向における肉厚のほぼ中心位置に形成し、
この溝部22内に弾性材(又は接着剤)24を形成した後、
ボール23を嵌入し、保持用接着剤25によってボール23を
溝部22内に固定する構成である。
グ体20の径方向における肉厚のほぼ中心位置に形成し、
この溝部22内に弾性材(又は接着剤)24を形成した後、
ボール23を嵌入し、保持用接着剤25によってボール23を
溝部22内に固定する構成である。
さらに、第7図及び第8図に示す構成は、前記溝部22内
に、この溝部22の幅Wよりは小さい幅W1を有し、所定の
テーパ角θを有する樹脂よりなるテーパリング25がボー
ル23の側部に嵌入されて、ボール23を溝部22内に固定保
持した構成である。
に、この溝部22の幅Wよりは小さい幅W1を有し、所定の
テーパ角θを有する樹脂よりなるテーパリング25がボー
ル23の側部に嵌入されて、ボール23を溝部22内に固定保
持した構成である。
g.考案の効果 本考案によるダイナミカリーチューンドジャイロは、以
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。
上のように構成されているため、次のような効果を得る
ことができる。
すなわち、ジャイロロータの外周に、任意の質量を有す
るリング体を着脱自在に設けたため、ジャイロロータの
慣性能率を種々任意に変更することができ、リング体の
交換のみで種々の慣性能率を有するジャイロを得ること
ができる。
るリング体を着脱自在に設けたため、ジャイロロータの
慣性能率を種々任意に変更することができ、リング体の
交換のみで種々の慣性能率を有するジャイロを得ること
ができる。
又、リング体がジャイロロータに螺合されているため、
その相対位置をずらすことによって、ヒンジ機構のまわ
りに発生していた回転モーメントをなくすように調整が
可能である。
その相対位置をずらすことによって、ヒンジ機構のまわ
りに発生していた回転モーメントをなくすように調整が
可能である。
第1図から第8図迄は、本考案によるダイナミカリーチ
ューンドジャイロを示すためのもので、第1図は全体構
成を示す断面図、第2図及び第3図は要部を示す断面
図、第4図及び第5図はリング体の他の実施例を示す断
面図、第6図は溝部にボールを固定する状態を示す構成
図、第7図はリング体の他の実施例を示す分解断面図、
第8図は第7図の要部を示す断面図、第9図は従来構成
を示す断面図である。 5は回転軸、9はスピンモータ、12はヒンジ機構、13は
ジャイロロータ、13aは雄ねじ部、20はリング体、20aは
雌ねじ部、22は溝部である。
ューンドジャイロを示すためのもので、第1図は全体構
成を示す断面図、第2図及び第3図は要部を示す断面
図、第4図及び第5図はリング体の他の実施例を示す断
面図、第6図は溝部にボールを固定する状態を示す構成
図、第7図はリング体の他の実施例を示す分解断面図、
第8図は第7図の要部を示す断面図、第9図は従来構成
を示す断面図である。 5は回転軸、9はスピンモータ、12はヒンジ機構、13は
ジャイロロータ、13aは雄ねじ部、20はリング体、20aは
雌ねじ部、22は溝部である。
Claims (4)
- 【請求項1】スピンモータ(9)の回転軸(5)に、ヒ
ンジ機構(12)を介して設けられたジャイロロータ(1
3)を有するダイナミカリーチューンドジャイロにおい
て、前記ジャイロロータ(13)の外周に形成された雄ね
じ部(13a)と、前記雄ねじ部(13a)に螺合する雌ねじ
部(20a)をその内側に有するリング体(20)と、前記
リング体(20)の端面(20a)に形成されたリング状の
溝部(22)と、前記溝部(22)内に設けられたボール
(23)とを備え、前記リング体(20)は前記ジャイロロ
ータ(13)の軸方向に移動できるように構成したことを
特徴とするダイナミカリーチューンドジャイロ。 - 【請求項2】前記溝部(22)の外周壁(22a)の厚さ
を、弾性変形によって前記ボール(23)を保持すること
ができる構成としたことを特徴とする請求項1記載のダ
イナミカリーチューンドジャイロ。 - 【請求項3】前記溝部(22)は、前記リング体(20)の
径方向における肉厚のほぼ中心位置に設けられ、前記溝
部(22)内に弾性材(24)を介して前記ボール(23)を
嵌入し、保持用接着剤(25)にて前記ボール(23)を前
記溝部(22)内に固定する構成よりなることを特徴とす
る請求項2記載のダイナミカリーチューンドジャイロ。 - 【請求項4】前記溝部(22)内には、前記溝部(22)の
幅(W)よりは小さい幅(W1)を有しかつテーパ角
(θ)を有するテーパリング(25)が設けられ、前記ボ
ール(23)は前記テーパリング(25)を介して前記溝部
(22)内に設けられていることを特徴とする請求項1記
載のダイナミカリーチューンドジャイロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988165052U JPH0637287Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ダイナミカリーチューンドジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988165052U JPH0637287Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ダイナミカリーチューンドジャイロ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0285312U JPH0285312U (ja) | 1990-07-04 |
JPH0637287Y2 true JPH0637287Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31451192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988165052U Expired - Lifetime JPH0637287Y2 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | ダイナミカリーチューンドジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637287Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4466299A (en) | 1964-11-23 | 1984-08-21 | General Motors Corporation | Gyro bearing assembly |
US4528864A (en) | 1980-05-19 | 1985-07-16 | Incosym, Inc. | Universal joint flexure hinge suspension system and method for manufacturing this system |
-
1988
- 1988-12-22 JP JP1988165052U patent/JPH0637287Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4466299A (en) | 1964-11-23 | 1984-08-21 | General Motors Corporation | Gyro bearing assembly |
US4528864A (en) | 1980-05-19 | 1985-07-16 | Incosym, Inc. | Universal joint flexure hinge suspension system and method for manufacturing this system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0285312U (ja) | 1990-07-04 |
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