JPH0636747U - 工作機械のスプラッシュガード - Google Patents

工作機械のスプラッシュガード

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JPH0636747U
JPH0636747U JP7449392U JP7449392U JPH0636747U JP H0636747 U JPH0636747 U JP H0636747U JP 7449392 U JP7449392 U JP 7449392U JP 7449392 U JP7449392 U JP 7449392U JP H0636747 U JPH0636747 U JP H0636747U
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JP
Japan
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splash guard
front wall
wall
machine tool
splash
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Withdrawn
Application number
JP7449392U
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English (en)
Inventor
明 吉崎
Original Assignee
大阪機工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で、非常に剛性の高いスプラッシュガー
ドを提供する。 【構成】 工作機械1のコラム5の前面及び主軸ヘッド
6、作業テーブル4等の周囲を取囲み、かつ前壁15の
中央部を開放させ、その開放部にスライド開閉式ドア1
6、17を装着したほぼ矩形のスプラッシュガード2に
おいて、前記スプラッシュガード2の前壁15の開放端
内側に、前記スプラッシュガード2の前壁15と後壁3
1とに跨がって前後方向に第1サポート部材40、41
を連結し、かつ前記第1サポート部材40、41と前記
スプラッシュガード2の側壁53、55とで囲まれた空
間54、56に複数の第2サポート部材42〜45を前
後壁15、31間に傾斜させて連結させて複数の三角形
A〜Fを形成し、さらにスプラッシュガード2の前壁1
5の開放端内側に支柱40、41を縦方向に設けてい
る。。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工作機械の周囲を取囲んで切削剤や切屑等が周囲に飛散しないよ うに保護するスプラッシュガードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工作機械は、切削剤や加工時に発生する切屑等が、加工中に周囲に飛散して、 回りの環境を悪化させないようにするために、図5に示す様に、工作機械(1) の周囲をスプラッシュガード(2)にて取囲んでいる。
【0003】 工作機械(1)は、例えば、図6乃至図8に示す様に、ベッド(3)の前部上 面に作業テーブル(4)を左右方向にスライド自在に設け、後部上面にコラム( 5)を前後動自在に設け、コラム(5)の前面に主軸ヘッド(6)を昇降自在に 設けてある。また主軸ヘッド(6)の側方には工具交換機(10)及び多数の工 具を収納した工具マガジン(11)を設置してある。そして工具マガジン(11 )内に収納した工具を、加工条件に合せて工具交換機(10)にて工具マガジン (11)から選択して取り出し、主軸ヘッド(6)の主軸(図示せず)に装着さ れていた工具と交換し、主軸から取外した工具を工具マガジン(11)へ収納す るようになっている。
【0004】 そしてベッド(3)には切削剤等を回収するためのオイルパン(12)を一体 に形成してある。オイルパン(12)は、作業中に移動する作業テーブル(4) から零れる切削剤を受け止め得る大きさの箱状に形成され、底面が擂り鉢状とな っており、その最も低いところに排出用開口部(13)を形成してある。排出用 開口部(13)の下方には切削剤回収用タンク(14)を設けてある。また切屑 は、オイルパン(12)内で溜めて回収するか、或いは一旦切削剤回収用タンク (14)内へ切削剤と一緒に排出させ、チップコンベア(図示せず)にて取り出 して回収させるようになっている。
【0005】 スプラッシュガード(2)は、図6乃至図8に示す様に、作業テーブル(4) 及び主軸ヘッド(6)、コラム(5)の前面部分を取囲むようにほぼ矩形に構成 され、工作機械(1)のベッド(3)に一体的に構成されたオイルパン(12) の上面に設置してある。スプラッシュガード(2)は、薄い鉄板で構成され、ワ ークや治具の入替えを容易にするために、前壁(15)の中央部を開放させ、前 壁(15)に、開放部を開閉するためのスライド開閉式ドア(16)(17)を 装着してある。
【0006】 スライド開閉式ドア(16)(17)は、何れも図9及び図10に示す様に、 上端部に取付けブラケット(20)を介して戸車(21)(22)を前後方向に 取付け、この戸車(21)(22)にてスプラッシュガード(2)の前壁(15 )の上面フランジ(23)に取付けられた上部案内レール(24)を挟んでいる 。また下端部に取付けブラケット(25)を介して戸車(26)(27)を上下 方向に取付け、この戸車(26)(27)にてスプラッシュガード(2)の前壁 (15)の下部前面に取付けられた下部案内レール(30)を上下から挟んでい る。従って。スライド開閉ドア(16)(17)は、下部案内レール(30)に て荷重を支えさせ、上部案内レール(24)にて倒れを防止させて開閉させるよ うになっている。
【0007】 また、スプラッシュガード(2)の前壁(15)と後壁(31)の上面フラン ジ(23)(32)間に前後方向に沿って補強部材(33)を複数箇所に取付け てある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
スプラッシュガード(2)は薄い鉄板で構成しているため、剛性が低く、特に スプラッシュガード(2)の前壁(15)は大型のワークや治具等のクレーンに よる入替えを容易にするために、中央部を完全に開放させており、剛性が非常に 低くなっており、しかもスライド開閉式ドア(16)(17)の荷重もかかって いる。そのため、前壁(15)と後壁(31)との間に補強部材(33)を連結 していても、この補強部材(33)は単に前後方向に設けたものであるから、ス プラッシュガード(2)の撓みを効果的に抑えることが難しく、スライド開閉式 ドア(16)(17)の開閉に伴う荷重変動が長期間繰返されることによって、 図6に示す様に前後方向に変形したり、図7に示す様に前面の内側が下方に変形 したりすることがあった。またドア(16)(17)の開閉がスムーズに行われ なくなることもあった。
【0009】 上記変形を防止するためには、厚みの厚い鉄板でスプラッシュガード(2)を 構成すればよいが、重量が非常に重くなってしまう。またコストも高くなってし まう。
【0010】 この考案は、簡単な構成で剛性の高いスプラッシュガードを提供しようとする ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は、工作機械のコラムの前面及び主軸ヘッド、作業テーブル等の周囲 を取囲み、かつ前壁中央部を開放させ、その開放部にスライド開閉式ドアを装着 したほぼ矩形のスプラッシュガードにおいて、前記スプラッシュガードの前壁の 開放端内側に、前記スプラッシュガードの前壁と後壁とに跨がって前後方向に第 1サポート部材を連結し、かつ前記第1サポート部材と前記スプラッシュガード の側壁とで囲まれた空間に複数の第2サポート部材を前後壁間に傾斜させて連結 させて複数の三角形を形成したものである。
【0012】 またこの考案は、スプラッシュガードの前壁の開放端内側に支柱を縦方向に設 けている。
【0013】
【作用】
上記スプラッシュガードは、前壁と後壁の上端間に設けた第1サポート部材と 第2サポート部材とが複数の三角形を構成するので、前後方向の剛性が向上する 。また前壁に設けた支柱が前壁の上下方向の剛性を高めるので、スプラッシュガ ード全体の剛性が高くなり、変形が防止される。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図1乃至図4を参照して説明する。尚、図6乃至図 8に示す従来技術と同一構成部材には同一符号を付して説明は省略する。
【0015】 図1乃至図4に示す様に、スプラッシュガード(2)の前壁(15)と後壁( 31)との間に2本の角筒状の第1サポート部材(40)(41)と複数の角筒 状の第2サポート部材(42)…(45)を連結させて複数の三角形を構成し、 さらに前壁(15)に2本の支柱(46)(47)を設けている。
【0016】 一方の第1サポート部材(40)は、後壁(31)の内側端と前壁(15)の 内側端との上端間に前後方向に連結してある。また他方の第1サポート部材(4 1)は、工具マガジン(11)の前面に取付けられた支持ブラケット(50)と 前壁(15)の内側端との上端間に前後方向に連結してある。第1サポート部材 (40)(41)の取付けは、例えば図4に示す様に、第1サポート部材(40 )の端部に取付け板(51)を結合し、スプラッシュガード(2)側に、例えば 前壁(15)の上端部に支持ブラケット(52)を取付け、前記取付け板(51 )を支持ブラケット(52)に載せて結合させている。
【0017】 第2サポート部材(42)…(45)は、一方の第1サポート部材(40)と スプラッシュガード(2)の右側壁(53)とで囲まれた右側の空間(54)内 に2本、他方の第1サポート部材(41)と左側壁(55)とで囲まれた左側の 空間(56)内に2本設けてある。そして、右側の空間(54)内の第2サポー ト部材(42)(43)は、一方の第2サポート部材(42)を右側壁(53) の後方の角部(57)と前壁(15)の中間部との間に傾斜させて連結し、他方 の第2サポート部材(43)を後壁(31)の内側端と前壁(15)の中間部と の間に傾斜させて連結し、空間(54)内に3つの三角形(A)(B)(C)を 構成している。
【0018】 また、左側の空間(56)内の第2サポート部材(44)(45)は、一方の 第2サポート部材(44)を左側壁(55)の後方の角部(60)と前壁(15 )の中間部との間に傾斜させて連結し、他方の第2サポート部材(45)を工具 マガジン(11)に設けられた支持ブラケット(50)と前壁(15)の中間部 との間に傾斜させて連結し、空間(56)内に3つの三角形(D)(E)(F) を構成している。第2サポート部材(42)…(45)も第1サポート部材(4 0)(41)と同じ取付け構造となっている。
【0019】 支柱(46)(47)は、スプラッシュガード(2)の前壁(15)の内側端 に夫々上下方向に沿わせ、下端をオイルパン(12)に結合させ、上端を前壁( 15)に結合させて、前壁(15)を支えるようにしてある。尚、支柱(46) (47)は、実施例では前壁(15)の形状に沿わせて折曲げてあるが、直線状 であってもよい。
【0020】 上記構成のスプラッシュガード(2)は、前壁(15)及び後壁(31)の前 後方向の撓みに対しては、第1サポート部材(40)(41)と第2サポート部 材(42)…(45)が三角形を構成して前後方向の剛性を高めているので、効 果的にその撓みを抑えることができる。また前壁(15)の上下方向の撓みに対 しては、支柱(46)(47)が支えるので、その撓みを抑えることができる。 従って、長期間使用しても、スプラッシュガード(2)は変形を生じず、スライ ド開閉式ドア(16)(17)の開閉も常に良好な状態に保たれる。
【0021】
【考案の効果】
この考案によれば、スプラッシュガードの前壁と後壁との間に設けた第1サポ ート部材と第2サポート部材とで前後方向剛性を非常に高くし、前壁に設けた支 柱にて前壁の上下方向の剛性を非常に高くしてスプラッシュガードの撓みを効果 的に抑えることができる。そのため、長期間使用しても、変形を生じることがな い。またスプラッシュガードの厚みを厚くする必要がなく、追加する部品数も少 ないので、軽量にすることができ、しかもコストも安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスプラッシュガードを備えた工作
機械の平面図
【図2】本考案に係るスプラッシュガードを備えた工作
機械の正面図
【図3】本考案に係るスプラッシュガードを備えた工作
機械の側面図
【図4】第1サポート部材の取付け構造を示す断面図
【図5】従来のスプラッシュガードを備えた工作機械の
斜視図
【図6】従来のスプラッシュガードを備えた工作機械の
平面図
【図7】従来のスプラッシュガードを備えた工作機械の
正面図
【図8】従来のスプラッシュガードを備えた工作機械の
側面図
【図9】スライド開閉式ドアの上部の取付け構造を示す
断面図
【図10】スライド開閉式ドアの下部の取付け構造を示
す断面図
【符号の説明】
1 工作機械 2 スプラッシュガード 4 作業テーブル 5 コラム 6 主軸ヘッド 15 前壁 16・17 スライド開閉式ドア 31 後壁 40・41 第1サポート部材 42・43 第2サポート部材 44・45 第2サポート部材 46・47 支柱 A・B・C 三角形 D・E・F 三角形
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械のコラムの前面及び主軸ヘッド、
    作業テーブル等の周囲を取囲み、かつ前壁中央部を開放
    させ、その開放部にスライド開閉式ドアを装着したほぼ
    矩形のスプラッシュガードにおいて、前記スプラッシュ
    ガードの前壁の開放端内側に、前記スプラッシュガード
    の前壁と後壁とに跨がって前後方向に第1サポート部材
    を連結し、かつ前記第1サポート部材と前記スプラッシ
    ュガードの側壁とで囲まれた空間に、複数の第2サポー
    ト部材を前後壁間に傾斜させて連結させて複数の三角形
    を形成したことを特徴とする工作機械のスプラッシュガ
    ード。
  2. 【請求項2】スプラッシュガードの前壁の開放端内側に
    支柱を縦方向に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    工作機械のスプラッシュガード。
JP7449392U 1992-10-26 1992-10-26 工作機械のスプラッシュガード Withdrawn JPH0636747U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7449392U JPH0636747U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 工作機械のスプラッシュガード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7449392U JPH0636747U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 工作機械のスプラッシュガード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0636747U true JPH0636747U (ja) 1994-05-17

Family

ID=13548887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7449392U Withdrawn JPH0636747U (ja) 1992-10-26 1992-10-26 工作機械のスプラッシュガード

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JP (1) JPH0636747U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101345843B1 (ko) * 2012-01-13 2013-12-30 현대위아 주식회사 공작기계의 스프래쉬 가드 조립구조

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306