JPH0636442Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH0636442Y2
JPH0636442Y2 JP13044788U JP13044788U JPH0636442Y2 JP H0636442 Y2 JPH0636442 Y2 JP H0636442Y2 JP 13044788 U JP13044788 U JP 13044788U JP 13044788 U JP13044788 U JP 13044788U JP H0636442 Y2 JPH0636442 Y2 JP H0636442Y2
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JP
Japan
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human body
infrared sensor
output
air conditioner
ambient temperature
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JP13044788U
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JPH0252042U (ja
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憲明 松村
治英 鈴木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,赤外線センサを利用した人体検知装置付き空
気調和機に関する。
〔従来の技術〕 従来の人体検知装置付き空気調和機に付設されている赤
外線センサを利用した人体検知装置を第11図に示す。1
は赤外線センサで,赤外線を集光して赤外線センサ1に
十分な光強度を与えるためのフレネルレンズ2,赤外線セ
ンサ1よりの出力を増幅するための増幅器3,増幅器3よ
りの出力の大きさに応じてON−OFF出力を発生させるコ
ンパレータ4より構成される。
人体は体温に応じて赤外線エネルギーを輻射しているの
で,人体が人体検知装置に近づくと人体より輻射されて
いるエネルギーを赤外線センサ1が感知する。その時,
赤外線センサ1からの出力は第12図に記号Aで示すよう
に,人を感知した時,出力が増加するのでその増加レベ
ルをコンパレータ4であらかじめ決めておいた人体判定
レベルと比較する事により人体の有無を判断する。
空調機では室内機に人体検知装置を設置し人体検知装置
が人体を検知した時に室内機の風量等を制御する。
従来の空気調和機における人体有無検知の実際について
説明すると以下の通りである。
第13図に従来の空調機の室内機5の断面を示す。(a)
は正面図,(b)は側面図である。
空調機においては,室内の種々の方向に風向を制御する
ためファン6を後流にある風向制御板7を制御する。
風向は第13図に示すように室内機5の左右方向9,室内機
5の上下方向8等種々の方向へ制御する。
又,空調機では,室屋全体を均一な温度にするために風
向制御板7をある周期で移動させる。
風向制御板7を室屋全体の温度を均一にするため移動さ
せているような運転状態で人体検知装置を第13図に示す
位置10に設置し,ゾーンA内への人体の出入りを検知し
ている時,ゾーンA内に人体が入った時に赤外線センサ
1より出力される出力電圧を第14図に示す。ゾーンA内
に人体が入ったことにより赤外線センサ1の受ける輻射
エネルギーが増加するため,第14図に記号Bで示すよう
に赤外線センサ1の出力が増加する。
人体有無の判定は,判定レベルCをあらかじめセットし
ておきそれ以上のレベルに赤外線センサの出力が上昇し
た時,人体有とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の空気調和機には解決すべき次の課題があっ
た。即ち,暖房運転時では,風向制御板7が動作し周囲
温度より高い温度の熱風が第13図に示す床面11に当ると
その熱風のため床面11の温度が一時的に上昇し,そのた
め,その床面11からの輻射エネルギが増加する。この結
果,人体有無検知装置の赤外線センサ1の受ける輻射エ
ネルギは増加する。そのため赤外線センサ1よりの出力
波形は第15図に示すように風向制御板7が床面11を加熱
するような風向に向いた時,床面11の温度が上昇しつつ
ある場合には,人体有無の判断レベルCを超える場合が
あり,人体がゾーンA内にいないのに人体有と誤検知す
ることがある。
又,人体を検知した時の赤外線センサ1の出力電圧は第
16図に示すように周囲温度と人体の温度との差に比例す
るので,ある周囲温度において,判定レベルCを決めて
も空調機のように周囲温度が変化する場合には,判定レ
ベルCを決めた時より周囲温度が上昇した時の人体を検
知した時の赤外線センサ1の出力波形は第17図に示すよ
うに判定レベルCより低いT2となり,検知ミスが発生す
ることがある。
〔課題を解決するための問題点〕
本考案は上記課題の解決手段として人体よりの輻射エネ
ルギーに感知する赤外線センサと,同赤外線センサの前
に設置された赤外線集光用のフレネルレンズと,前記赤
外線センサからの出力信号を増幅する増幅器と,数Hzの
遮断周波数を有するハイパスフィルタ及び同ハイパスフ
ィルタを経た出力波形が所定の判定レベルに達している
か否かにより人体の有無を判定すると共に前記判定レベ
ルを周囲温度により変更する手段を有する判定手段より
なる人体検知装置とを備えてなることを特徴とする空気
調和機を提供しようとするものである。
〔作用〕
本考案は上記構成を具えているため次の作用を有する。
ハイパスフィルタの作用により人体の動きに関係した出
力のみをマイコンに送ることができるので人体の誤検知
がなくなる。また,人体判定レベルを周囲温度により変
更するので人体を検知した時,赤外線センサの出力が小
さくなるように周囲温度が変化していても判定レベルも
同じように変化するので人体検知ミスがなくなる。
〔実施例〕
本考案の一実施例の赤外線センサを利用した空調機用人
体検知装置について第1図ないし第10図により説明す
る。
第1図は本実施例の人体検知装置のブロック図で,図に
おいて,人体検知装置100は,空調機の室内機内に設定
してある。但し人体検知装置100以外は省略して示す。
人体検知装置100は,赤外線センサを集光するためのフ
レネルレンズ102,赤外線エネルギを電圧に変換する焦電
形赤外線センサ101,赤外線センサ101よりの出力電圧を
増幅する増幅器103,数Hzの遮断周波数を持つハイパスフ
ィルタ104,赤外線出力をマイコン内に取り込むためのA/
D変換器105,赤外線出力により人体の有無を判定するマ
イク音106,マイコン106の指示により種々の動作を実施
するアクチュエータ107より構成されている。マイコン1
06では熱電対120により周囲温度を判定し,人体判定レ
ベルを第8図に示す関係で変化させる。
第2図は人体検知装置100を備えた空気調和機の暖房運
転時に室内機の風向制御板が動作して床面を局所的に加
熱した時の人体検知装置100内における信号波形を示
し,フレネルレンズ102により集光された輻射エネルギ
は赤外線センサ101に入光し,赤外線センサ101より出力
された波形である。
出力波形が大きくなっている部分108が温風により床面
を局部的に加熱したために発生している部分であり,風
向制御板が周期的に動作しているので出力波形も図のよ
うに周期的波形を示す。
増幅器103の後では,信号は第2図と同一波形で全体の
レベルが高くなっているのみである。ハイパスフィルタ
104の後ではハイパスフィルタ104の遮断周波数を,第3
図に示す赤外線センサ101の出力波形の周波数特性で示
すピーク周波数pより高い周波数cにセットしてい
るので,出力波形は第4図に示すようになり第2図で示
す波形のピーク部分108が第4図のピーク部分108aのよ
うに小さくなり,マイコン106でセットしてある人体判
定レベル109より小さくなる。
人体が人体検知装置100の検知範囲内に入った時の赤外
線センサ101の出力波形を第5図に示す。第5図に示す
波形の周波数特性を第6図に示す。ハイパスフィルタ10
4の遮断周波数cはピーク周波数より若干高い周波数
にセットされているが,ハイパスフィルタ104の遮断周
波数cより高い周波数の成分が残っているのでハイパ
スフィルタ104の後の信号波形は第7図に示すようにな
り人体判定レベル109より高いままである。
又,周囲温度がT1の時,人体を検知した時のマイコン10
6に入る信号と人体判定レベルの関係は第9図に示すよ
うになる。
周囲温度がT1より高い温度T2に変化した時,人体を検知
した時にマイコン106に入る信号は第10図に示すように
第9図に示す波形より小さくなり人体判定レベルV1より
下になるが人体判定レベルは第8図に示す関係より小さ
くなり,人体判定レベルV2との関係は第10図に示すよう
になる。
以上の通り本実施例によれば周囲温度に応じて人体判定
レベルが変るので常に人体の到来を検知でき,検知ミス
が解消されて空気調和機を適確に制御することが可能と
なる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成されるので次の効果を有す
る。即ち,ハイパスフィルタに信号を通すことにより人
体の動き以外に発生する信号を取りのぞくことが出来る
ため人体検知装置の誤検知がなくなる。又,周囲温度が
変化しても人体判定レベルを変化させるので人体検知装
置における人体検知ミスがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の人体検知装置のブロック
図,第2図は上記実施例の一部材の赤外線センサ出力波
形図,第3図は第2図の波形の周波数特性図,第4図,
第5図は赤外線センサ出力波形図,第6図は第5図の波
形の周波数特性図,第7図はハイパスフィルタ通過後の
出力波形図,第8図は周囲温度と人体判定レベルの関係
図,第9図,第10図は周囲温度変化時の人体検知時出力
波形図,第11図は従来の人体検知装置のブロック図,第
12図は赤外線センサよりの出力波形図,第13図はエアコ
ン室内機へのセンサ設置状態及び検知ゾーン範囲図,第
14図,第15図は赤外線センサ出力波形図,第16図は周囲
温度と赤外線センサ出力の関係図,第17図は周囲温度変
化時の赤外線センサ出力波形図である。 100…人体検知装置,101…赤外線センサ, 102…フレネルレンズ,103…増幅器, 104…ハイパスフィルタ,105…A/D変換器, 106…マイコン,107…アクチュエータ, 120…熱電対。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体よりの輻射エネルギーに感知する赤外
    線センサと、同赤外線センサの前に設置された赤外線集
    光用のフレネルレンズと、前記赤外線センサからの出力
    信号を増幅する増幅器と、数Hzの遮断周波数を有するハ
    イパスフィルタ及び同ハイパスフィルタを経た出力波形
    が所定の判定レベルに達しているか否かにより人体の有
    無を判定すると共に前記判定レベルを周囲温度により変
    更する手段を有する判定手段よりなる人体検知装置とを
    備えてなることを特徴とする空気調和機。
JP13044788U 1988-10-06 1988-10-06 空気調和機 Expired - Lifetime JPH0636442Y2 (ja)

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JP13044788U JPH0636442Y2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06 空気調和機

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JP13044788U JPH0636442Y2 (ja) 1988-10-06 1988-10-06 空気調和機

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JPH0252042U JPH0252042U (ja) 1990-04-13
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JPH0252042U (ja) 1990-04-13

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