JPH0636425U

JPH0636425U - 親知らずも磨ける歯ブラシ

Info

Publication number: JPH0636425U
Application number: JP5341092U
Authority: JP
Inventors: 裕村上
Original assignee: 裕村上
Priority date: 1992-06-19
Filing date: 1992-06-19
Publication date: 1994-05-17

Abstract

(57)【要約】【目的】前歯から親知らずまできれいに磨くこ
とのできる歯ブラシを提供する。【構成】ブラシの毛（１）を支える本体（６）
の本体先端部（２）を本体（６）の水平面（７）よりも
高くし、ブラシの毛の長さを先細状にし、ブラシの毛の
長さを全体的に短くして、ブラシ先端にブラシの毛の突
起部（５）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、親知らずの生えている人や、奥歯までていねいに歯を磨きたい人が使用する歯ブラシに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

歯ブラシの首が曲がるものや、電動式のもの，ブラシの毛先を球状にしたものや，ブラシの毛の先の上面を波形にしたものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには次のような欠点があった。これまでの歯ブラシでは、いずれも毛の長さは、ブラシの先の方も手元の方も均一の長さであり、磨き残しができてしまっていた。歯と頬との隙間の狭くなる奥歯や、親知らずの方には入りきらなかったからである。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案にかかる歯ブラシは、以上のような課題を解決したもので、次のようなものである。この考案にかかる歯ブラシは、ブラシの毛（１）を支える本体（６）の本体先端部（２）を本体（６）の水平面（７）よりも高く位置させて、毛の長さが、ブラシの先へいくほど先細状になるようにし、ブラシの毛の長さを首（９）側から先端にいたるまで全体的に短くして、ブラシ上面（４）の先端に、ブラシの毛の突起部（５）を設けたものである。ブラシの形状としては、後で詳解する実施例の、図３のようにブラシの毛の突起部（５）と、それに隣接するブラシ上面との段差を、図５のようになだらかにつなげたものでもよい。また、図４のように図１，図３の歯ブラシ及び従来の歯ブラシを１つの本体の両側に取りつけたものとしてもよい。また、ブラシの毛の突起部（５）に硬い毛を使用してもよい。

【０００５】

【作用】

親知らずなどの奥歯以外の歯を磨くときは、従来の歯ブラシと同じ要領で磨き、親知らずなどの奥歯を磨くときは、歯ブラシの先端の毛の突起部を意識して磨くようにする。

【０００６】

【実施例】

実施例１図１に基づいて実施例１を説明する。図１の歯ブラシは、ブラシの毛を支える本体（６）の本体先端部（２）を本体（６）の水平面（７）より高くして、また、ブラシの毛の長さが先へいくほど先細状になるようにし、ブラシの毛の長さを首（９）側から先端にいたるまで全体的に短くして、ブラシの上面（４）の先端にブラシの毛の突起部（５）を設けている。

【０００７】実施例２図３に基づいて実施例２を説明する。図３の歯ブラシは、図１の歯ブラシにおいて、ブラシの毛の突起部（５）とそれに隣接するブラシ上面との段差をなめらかにしたものである。奥歯以外の歯を磨く際に、段差による違和感を軽減することができる。

【０００８】実施例３図４に基づいて実施例３を説明する。図４の歯ブラシは、図１と、図３の歯ブラシとを、１本にまとめたものである。このようにすると、異なる歯ブラシを２本買いそろえる必要がなく経済的である。また、ブラシの毛の突起部（５）のついていない従来の歯ブラシを一方にとりつけてもよい。

【０００９】

【考案の効果】この考案にかかる歯ブラシは、ブラシの毛が全体的に短く、しかもブラシの先へいくほど先紬状となっているので、親知らずや奥歯はもとより、前歯にいたるまで、偏ることなく磨くことができる。また、先端のブラシの毛の突起部（５）は、親知らず及び奥歯を集中的に磨く際に好都合である。また、他の部分の毛に比ベてブラシの毛の突起部の毛が短いことから、より力を入れて磨きやすく、親知らず及び奥歯を集中的に磨くことを可能としている。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１の側面図

【図２】実施例１の平面図

【図３】実施例２の側面図

【図４】実施例３の側面図

【符号の説明】

１毛２本体先端部３首（９）に近い側の毛の長さ４ブラシ上面５ブラシの毛の突起部６毛を支える本体７毛を支える本体の水平面８ブラシ上面の水平面９首Ａブラシの毛の突起部（５）と、ブラシ上面（４）
との段差 α° ブラシ上面（４）の水平面（８）と、毛を支える
本体（６）の水平面（７）とのなす角度

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ブラシの毛（１）を支える本体（６）の本
体先端部（２）を本体（６）の水平面（７）より高く位
置させて、ブラシの毛の長さを先細状にブラシを形成
し、ブラシの毛の長さを首（９）側から先端（図右方）
にいたるまで全体的に短くし、ブラシ上面（４）の先端
に、ブラシの毛の突起部（５）を設けて段差（Ａ）を形
成したことを特徴とした歯ブラシ。ここで先細状とは、
ブラシ上面の水平面（８）と、毛を支える本体（６）の
水平面（７）とが、先端（図右方）にむけて一定の鋭角
α°をなす状態をいい、ブラシの毛の突起部（５）の毛
の長さは、首（９）に近い側の毛の長さ（３）よりも短
いものとする。