JPH0636367Y2 - 縁切り弁 - Google Patents

縁切り弁

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JPH0636367Y2
JPH0636367Y2 JP3834390U JP3834390U JPH0636367Y2 JP H0636367 Y2 JPH0636367 Y2 JP H0636367Y2 JP 3834390 U JP3834390 U JP 3834390U JP 3834390 U JP3834390 U JP 3834390U JP H0636367 Y2 JPH0636367 Y2 JP H0636367Y2
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JP
Japan
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valve
communication port
intake
water
port
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JP3834390U
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JPH03130476U (ja
Inventor
光進 福田
Original Assignee
エヌテーシー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、給湯機付き風呂釜などの給水用の配管に、一
次側と二次側とを、完全に縁を切った状態として遮断す
るように設ける縁切り弁(大気圧式バキュームブレーカ
ー)についての改良に関する。
給湯機付き風呂釜などに接続する給水用の配管は、断水
などにより一次側が負圧になったときに、風呂釜などの
二次側に貯められている湯または水が一次側に逆流する
ようになるのを完全に防止するため、逆止弁と吸気弁と
を組み合わせた縁切り弁を設けて、一次側が負圧になっ
たときには、逆止弁が閉弁すると同時に吸気弁が開放し
て、弁箱内の逆止弁より二次側が大気に開放した状態と
なって、逆止弁にごみが噛み込むなどの不完全な状態が
生じても、二次側の汚染された湯水が一次側に逆流する
ことのないようにしている。
しかし、従前の縁切り弁は、給湯機付きの風呂釜が2階
などの高い場所にあるときには、逆止弁が閉弁して吸気
弁が開弁したときに、弁箱内に二次側の圧力が残るよう
になることで、弁箱内の逆止弁が二次側の水に接するよ
うになることから、二次側の汚染された湯水が、一次側
に逆流する可能性が出てくる問題がある。
そこで、この問題の対策のため、出願人は、第1図に示
しているように、一次側Xに接続する連通口10と二次側
Yに接続する連通口11と大気に開放する大気開放口12と
を設けた弁箱1内に、一次側Xの連通口10に設けた弁座
13に対し昇降する逆止弁2と、大気開放口12に設けた弁
座14に対して昇降する吸気弁3とを、それの一方が開弁
すると他方が閉弁するように、弁箱1内に設けた支軸15
中心に天秤竿のように回動するてこ杆16・17の各回動端
部に支持せしめて装設し、かつ、常態において吸気弁3
の側が下降し逆止弁2の側が上昇するようにてこ杆16・
17に重錘差を設けておいて、一次側Xが電磁弁などの作
動で遮断されて給水がストップすると、同第1図に示し
ているように、吸気弁3が開弁して逆止弁2が閉弁し、
また、一次側Xからの給水が行なわれるとと、弁箱1の
弁室1a内に流入して二次側Yの連通口11に流下していく
水の流れ抵抗で逆止弁2が開弁し、この作動により吸気
弁3が閉弁するように構成する。そして、弁箱1には、
一次側Xの連通口10から弁室1a内に流入して二次側Yの
連通口11に流過していく水の流路に、ベンチュリー管4
を設けて、それの管壁40に吸気孔41を、該ベンチュリー
管4内を流過する水の流速が早くなる部位に配位して、
その管壁40を内外に透通するよう開設し、かつ、弁箱1
の周壁には、この吸気孔41の外端側を弁箱1の外部に連
通させる吸気口5を設けておくことで、通水中にあって
は、吸気孔41から吸気口5を介して外気を吸引すること
により外部に対する排水を阻止し、一次側Xからの給水
のストップにより、前述の第1図に示しているように、
逆止弁2が閉弁して吸気弁3が開弁した状態のときに
は、弁箱1の弁室1a内の水が、この吸気孔41から吸気口
5を経て外部に排出されて、弁室1内が大気開放口12か
ら流入する空気と確実に入れ換わるようになる縁切り弁
Aを開発した。
しかし、この縁切り弁Aは、通水中に、一次側Xの連通
口10から二次側Yの連通口11に流過していく水が、ベン
チュリー管4に設けた吸気孔41から外気を吸引すること
で、その外気が、流過していく水の中に小気泡となって
混入していくようになることから、二次側Yの配管に、
給湯機と風呂釜との間に湯を強制的に循環さすよう循環
ポンプを設けた場合に、その循環ポンプに空気噛み等の
不都合を生ぜしめる別の問題が出てきた。
本考案は、この問題を解消せしめるためになされたもの
であって、縁切り弁Aの弁箱1の弁室1aの下方に、ベン
チュリー管4を設け、それの管壁40に設ける吸気孔41を
弁箱1の外部に連通させておくことで、一次側Xからの
通水がストップしたときに、弁室1a内に残る水が、ベン
チュリー管4の吸気孔41を排水口として外部に排出され
るようにして、縁切り弁Aの縁切り作動が確実に行なわ
れるようにしながら、通水中に、二次側Yに流れる水の
中に空気泡が混入していくことのないようにする新たな
手段を提供することを目的とする。
そして、本考案においては、この目的を達成するための
手段として、一次側の連通口と二次側の連通口と大気開
放口とを具備する弁箱の弁室内に、一次側の連通口に設
けた弁座に対し昇降する逆止弁と大気開放口に設けた弁
座に対し昇降する吸気弁とを、それらの一方の開弁によ
り他方が閉弁するよう連繋させて装設し、弁箱の弁室の
下方には、一次側の連通口から流入して二次側の連通口
より流出する水が流過するベンチュリー管を装設し、そ
れの管壁に設ける吸気孔の外端側を弁箱の外に連通し、
その吸気孔に、ベンチュリー管内が負圧になることで閉
弁しその負圧の解除で開弁する逆止弁を装設してなる縁
切り弁を提起するものである。
次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図面符号は従
前手段のものと同効の構成部材については同一の符号を
用いるものとする。
第2図は本考案を実施せる縁切り弁Aの縦断側面図で、
同図において、1は弁箱、10は一次側Xの連通口、11は
二次側Yの連通口、12は大気開放口、2は一次側Xの連
通口10に設けた弁座13に対して昇降する逆止弁、3は大
気開放口12に設けた弁座14に対して昇降する吸気弁、15
は逆止弁2および吸気弁3を支持するてこ杆16・17を回
動自在に軸支するよう弁箱1内に設けた支軸、4は弁箱
1の弁室1aの下方で、一次側Xの連通口10から弁室1a内
を経て二次側Yの連通口11に流過していく水の流路の途
中に設けたベンチュリー管、41はそのベンチュリー管4
の管壁40の、該管4内を流過する水の流速が早くなる部
位に設けた吸気孔、5は吸気孔41の外端側を弁箱1の外
に連通させるよう弁箱1の周壁に設けた吸気口であり、
これらは、前述の第1図に示した先行技術のものと変わ
りない。
しかして、ベンチュリー管4の管壁40の前記吸気孔41を
設けた部位の外周面には、吸気孔41よりも拡径した空室
6が設けてあり、また、吸気孔41の外端側の開放口の口
縁には、第3図に示している如く、弁座60が設けてあ
る。そして、前記空室6内には、前記弁座60に対し進退
して吸気孔41を開閉制御する弁球61が装入され、また空
室6の外端側の開放口には前記弁球61が空室6の外に脱
落するのを防止するたけの網状の蓋62が取付けてあっ
て、これにより、吸気孔41の外端側に、ベンチュリ管4
内が通水により負圧となることで閉弁しその負圧が解除
されることで開弁するよう作動する逆止弁Vを装備せし
めた構成としてある。
このベンチュリー管4の吸気孔41に設ける逆止弁Vは、
弁球61を用いず、蝶弁状に開閉するよう構成する場合が
あり、また、弁箱1の周壁に設ける吸気口5に装設する
場合がある。
このように構成せる実施例装置は次のように作用する。
一次側Xの配管に設けた電磁弁または手動の切換弁を作
動させるか断水などによって、一次側Xからの給水がス
トップすると、これにより、弁室1a内を流過する水の流
れ抵抗の消失で逆止弁2が上昇し吸気弁3が下降して、
第2図に示している如く、逆止弁2が閉弁して吸気弁3
が開放した状態となる。また、同時に、弁箱1の弁室1a
の下方に設けたベンチュリー管4内を流過する水の流れ
が止まることで、そのベンチュリー管4内の負圧がなく
なり、吸気孔41に設けた逆止弁Vが開弁する。
これにより、弁箱1の弁室1a内に、二次側Yの圧力で残
った水は、弁箱1の弁室1aの下方に設けたベンチュリー
管4の吸気孔41を排水口として、そこから弁箱1の周壁
に設けた吸気口5を介して外部に排出され、これに換っ
て大気開放口12から外気が流入してくるようになる。
また、通水中は、一次側Xの連通口10から流入して二次
側Yの連通口11に流過していく水の流れで、ベンチュリ
ー管4内が負圧になって、吸気孔41から外気を吸引する
ようになるが、この負圧により、吸気孔41の外端側(ま
たは吸気口5)に設けた逆止弁Vが閉弁作動し、吸気孔
41からの外気の吸引を遮断する状態となる。
これにより、通水中に弁箱1内を流過して二次側Yに流
れる水の中に、ベンチュリー管4の吸気孔41を介し吸引
される外気によって空気泡が混入するようになるのを防
止するようになる。
以上説明したように、本考案による縁切り弁Aは、一次
側Xの連通口10と二次側Yの連通口11と大気開放口12と
を具備する弁箱1の弁室1a内に、一次側Xの連通口10に
設けた弁座13に対し昇降する逆止弁2と大気開放口12に
設けた弁座14に対し昇降する吸気弁3とを、それらの一
方の開弁により他方が閉弁するよう連繋させて装設し、
弁箱1の弁室1aの下方には、一次側Xの連通口10から流
入して二次側Yの連通口11より流出する水が流過するベ
ンチュリー管4を装設し、それの管壁40に設ける吸気孔
41の外端側を弁箱1の外に連通し、その吸気孔41に、ベ
ンチュリー管4内が負圧になることで閉弁しその負圧の
解除で開弁する逆止弁Vを装設して構成しているのだか
ら、一次側Xからの通水がストップしたときに、弁室1a
内に残る水が、ベンチュリー管4の吸気孔41を排水口と
して外部に排出されるようにして、縁切り弁Aの縁切り
作動が確実に行なわれるようにしながら、通水中に、二
次側Yに流れる水の中に空気泡が混入していくことのな
いようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は先行技術の縁切り弁の縦断側面図、第2図は本
考案による縁切り弁の縦断側面図、第3図は同上の要部
の拡大縦断側面図である。 図面符号の説明 A……縁切り弁、X……一次側 Y……二次側、V……逆止弁 1……弁箱、1a……弁室 10・11……連通口、12……大気開放口 13・14……弁座、15……支軸 16・17……てこ杆、2……逆止弁 3……吸気弁、4……ベンチュリー管 40……管壁、41……吸気孔 5……吸気口、6……空室 60……弁座、61……弁球 62……蓋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側Xの連通口10と二次側Yの連通口11
    と大気開放口12とを具備する弁箱1の弁室1a内に、一次
    側Xの連通口10に設けた弁座13に対し昇降する逆止弁2
    と大気開放口12に設けた弁座14に対し昇降する吸気弁3
    とを、それらの一方の開弁により他方が閉弁するよう連
    繋させて装設し、弁箱1の弁室1aの下方には、一次側X
    の連通口10から流入して二次側Yの連通口11より流出す
    る水が流過するベンチュリー管4を装設し、それの管壁
    40に設ける吸気孔41の外端側を弁箱1の外に連通し、そ
    の吸気孔41に、ベンチュリー管4内が負圧になることで
    閉弁しその負圧の解除で開弁する逆止弁Vを装設してな
    る縁切り弁。
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