JPH0636325A - 光学式再生装置 - Google Patents

光学式再生装置

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JPH0636325A
JPH0636325A JP4186815A JP18681592A JPH0636325A JP H0636325 A JPH0636325 A JP H0636325A JP 4186815 A JP4186815 A JP 4186815A JP 18681592 A JP18681592 A JP 18681592A JP H0636325 A JPH0636325 A JP H0636325A
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JP4186815A
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Chiaki Sato
千秋 佐藤
Atsushi Kanehira
淳 金平
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、大きさの異なるトラック幅を有する
種々の記録媒体に対しても、確実にサーボ制御が行え且
つ高精度に所望のデータが再生できる光学式再生装置を
提供する。 【構成】半導体レーザ1からコリメータレンズ2及び整
形プリズム3を介して出射された再生用光束の半分の位
相を残りの光束の位相に対して(2n−1)λ/2
(n;自然数、λ;再生用レーザー光の波長)倍変化さ
せる機能を有する位相シフト板12を照明光路に対して
挿脱することによって、各種トラック幅に対応した大き
さの集光スポットを記録媒体上に形成可能に構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光カード
等の記録媒体からデータを光学的に再生する光学式再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の再生装置では、半導体レ
ーザから出射された再生用レーザー光(波長λ)を対物
レンズで波長程度に絞って記録媒体上に集光させてデー
タの再生を行っている。ここで、対物レンズの開口比を
NAとすると、回折限界に絞られた再生用レーザー光の
直径(ω)は、 ω=1.22×(λ/NA) と表される。
【0003】具体的には、λ=0.8μm、NA=0.
5とすると、ω=2μmとなる。レーザー光の強度分布
を考慮して1/e2 の強度以上の部分を再生用レーザー
光の再生用スポット径(ω´)とすると、ω´は、約
1.6μmの円形となる。従って、現在、記録媒体に形
成されるマーク相互の間隔の最小値は、ω´程度に規制
されている(従来例1)。また、近年、データの高密度
化に伴って、特開平3−141033号公報に開示され
たような高密度多値記録方法が提案されている。
【0004】かかる方法は、記録媒体のトラック幅方向
に記録用レーザー光を照射し、所定の間隔で複数のマー
クを並列して形成し、これらマーク相互の間隔変化に対
応したデータをトラック幅方向に記録する。同時に、複
数のマークを一組にして構成したマークセットをトラッ
ク長さ方向に所定の間隔で順次形成し、これらマークセ
ット相互の間隔変化に対応して符号化した他のデータを
トラック長さ方向に記録する。このような記録方法によ
れば、トラック長さ方向とトラック幅方向に別々のデー
タが記録されるので、記録媒体の記録密度が向上する。
【0005】再生時には、まず、再生用レーザービーム
をトラック長さ方向に沿って走査する。このとき、マー
クセットを構成する複数のマークからは、これらマーク
相互の間隔に対応して極値が変化する回折光が発生す
る。かかる回折光によって形成される干渉・回折パター
ンの極大値相互の間隔又は極小値相互の間隔の変化を検
出することによって、マーク相互の間隔情報が、トラッ
ク幅方向のデータとして再生される。
【0006】同時に、トラック長さ方向に走査される再
生用レーザー光によって、マークセットの有無が検出さ
れ、このとき検出されたマークセット相互の間隔情報
が、トラック長さ方向のデータとして再生される(従来
例2)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
2の方式では、マークをトラック幅方向に形成するた
め、従来例1に適用されているトラック幅ω´=1.6
μmに比べて広いトラック幅が必要となる。
【0008】このため、従来例2に適用される再生用ビ
ーム光の集光スポットは、マークセット全体を同時に照
明できるように、従来例1の円形に対してトラック幅方
向に長い楕円形状に規定されている。
【0009】従って、例えば、従来例2の再生光学系を
用いて、従来例1の再生光学系に適用される記録媒体か
らデータを再生する場合、隣接するトラックにも再生用
レーザー光が照射されてしまう。この結果、目的のデー
タに他のトラック上のデータがノイズとなって重合し
て、データの誤再生あるいはデータ再生不能という弊害
が発生する。
【0010】一方、従来例1の再生光学系を用いて、従
来例2の再生光学系に適用される記録媒体からデータを
再生する場合、従来例1では円形の集光スポットを用い
ているため、トラック幅方向に形成されたマークセット
全体を同時に照明することができない。この結果、マー
クセットからの回折光を発生させることができないた
め、データ再生不能という弊害が発生する。集光スポッ
トの径を大きくさせることも考えられるが、このように
すると隣接するマークセットにも集光スポットがかかっ
てしまい、結果、他のマークセットからの反射回折光が
ノイズとなって重合して、データの誤再生あるいはデー
タ再生不能という弊害が発生する。
【0011】また、このような再生光学系では、再生
時、再生用レーザー光をトラック上に合焦状態で高精度
に追従させるために、トラッキングサーボが行われてい
る。トラッキングサーボ方法としては、例えば、プッシ
ュプル法や3ビーム法等が知られているが、いずれもト
ラックピッチ(トラック幅)の繰返周期を利用してトラ
ッキングエラー検出を行う方法である。
【0012】従って、トラックピッチが変化したり、あ
るいは、トラック幅方向の集光スポットの大きさが変化
すると、トラッキングエラー信号の検出不能という弊害
が発生する。
【0013】そこで、再生用レーザー光の集光スポット
形状を走査対象たるトラック幅に対応させる技術が開発
されており、例えば、ビームを変形させるものとして特
開昭51−19917、特開昭52−37404、特開
昭62−229545、特開平1−109534、特開
平3−209644等が、整形プリズムの入射角度を変
化させるものとして特開平3−212829が、また、
フォーカスシフトさせるものとして特開昭61−924
32が、そして、ビームを重ね合わせるものとして特開
昭52−153405が知られている。
【0014】しかし、これらの技術にも、検出ビームの
波面が乱れ、ビームの分布形状が悪化してデータ再生が
困難になるという弊害や、検出ビームの焦点位置がずれ
て、フォーカス・トラッキングエラー検出性能が悪化す
るという弊害が残る。
【0015】本発明は、このような弊害を除去するため
になされ、その目的は、大きさの異なるトラック幅を有
する種々の記録媒体に対しても、確実にサーボ制御が行
え且つ高精度に所望のデータが再生できる光学式再生装
置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、記録媒体からデータを光学的に再
生する光学式再生装置において、再生用レーザー光の集
光スポット形状を走査対象のトラック幅に適合させる光
学手段を備えている。
【0017】
【作用】光学手段を介して再生用レーザー光を集光させ
ることによって、データの記録方式に対応して大きさが
異なるトラック幅を有する各種の記録媒体からデータが
再生される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例に係る反射型光
学式再生装置について、図1ないし図4を参照して説明
する。
【0019】図1及び図3に示すように、本実施例の光
学式再生装置は、いわゆる位相シフト板12を照明光路
に対して挿脱することによって、トラック幅に対応した
大きさの集光スポットを記録媒体上に形成可能に構成さ
れている。なお、位相シフト板12は、一般的な光学ガ
ラス上にZnS等を成膜し且つトラック幅方向に2分割
して構成されており、再生用光束の半分の位相を残りの
光束の位相に対して(2n−1)λ/2(n;自然数、
λ;再生用レーザー光の波長)倍変化させる機能を有す
る。
【0020】まず、図1及び図2に示すように、1.5
〜1.6μmのトラック幅を有する記録媒体からデータ
を再生する場合、上述した位相シフト板12を光路中か
ら回避させた状態において、半導体レーザ1から出射し
た再生用レーザー光は、コリメータレンズ2を介して断
面楕円状の平行光束に規制されて整形プリズム3に照射
される。整形プリズム3に照射された楕円状光束は、そ
の短軸方向に拡大されて略真円状光束に変換され、偏光
ビームスプリッタ4、λ/4板5及び対物レンズ6を介
して記録媒体(図2参照)上に集光される。
【0021】対物レンズ6によって集光された再生用レ
ーザー光の集光スポット形状は、略真円状となり、例え
ば、レーザー波長λ=0.78μm、対物レンズ6の開
口比NA=0.5とすると、 ω=1.22×(λ/NA) から、集光スポット径(ω)は略1.9μmとなる。こ
のとき、記録媒体上の集光スポットは、図2に示すよう
な強度分布を有しており、幅1.5〜1.6μmのトラ
ックを走査するのに最適な大きさとなる。記録媒体から
反射した反射回折光は、再び、対物レンズ6及びλ/4
板5を透過して偏光ビームスプリッタ4に照射される。
【0022】このとき偏光ビームスプリッタ4に照射さ
れた反射回折光は、その偏光方向が最初の直線偏光に対
して90°ずれた直線偏光に変換されている。このた
め、反射回折光は、偏光ビームスプリッタ4で全反射さ
れてビームスプリッタ8に照射され2方向に振り分けら
れる。
【0023】その一方の反射回折光は、ビームスプリッ
タ8で反射されてデータ検出器10に照射され、他方の
反射回折光は、ビームスプリッタ8を透過してフォーカ
ス・トラッキングエラー検出用臨界角プリズム9に照射
される。
【0024】データ検出器10は、幅方向多値記録検出
用リニアアレイ又は2分割フォトダイオード等が適用可
能であり、照射された反射回折光の光強度変化(即ち、
回折パターン変化)を検出してデータ再生を行う。具体
的には、2分割フォトダイオードを適用した場合、各受
光素子(図示しない)から出力された信号をPD1 、P
2 とすると、(PD1 −PD2 )/(PD1 +P
2 )なるレシオ演算を行うことによって、回折パター
ンに対応するレシオ値からデータが再生される。また、
臨界角プリズム9に照射された反射回折光は、全反射さ
れてフォーカス・トラッキング・データ検出用4分割フ
ォトダイオード11に照射される。
【0025】4分割フォトダイオード11は、対角位置
の受光素子(図示しない)から出力された信号に対して
差演算を施してフォーカス・トラッキングエラー信号を
検出する。なお、データ検出は、これら4つの受光素子
から出力された信号の総和を検出することによっても可
能である。
【0026】次に、図3及び図4に示すように、3.0
〜3.2μmのトラック幅(即ち、図2に示すトラック
幅の略2倍のトラック幅)を有する記録媒体からデータ
を再生する場合について説明する。
【0027】なお、このようなトラックを有する記録媒
体には、トラック幅方向に一対のマーク(マーク径;1
μm)が形成され、これらマーク相互の間隔変化(1.
2〜2μmの間で変化)に対応してトラック幅方向デー
タが符号化されて記録され、且つ、これらマークを一組
にして構成したマークセットがトラック長さ方向に形成
され、これらマークセット相互の間隔変化に対応してト
ラック長さ方向データが符号化されて記録されている
(図示しない)。
【0028】かかる記録媒体からデータを再生する場
合、図1に示す光学式再生装置を構成する整形プリズム
3と偏光ビームスプリッタ4との間の光路中に上述した
位相シフト板12を挿入する。
【0029】この結果、位相シフト板12を介して導光
された光束は、その半分の光束の位相が残りの光束の位
相に対して相対的に(2n−1)λ/2だけずらされて
記録媒体(図4参照)上に集光される。
【0030】このとき、記録媒体上の集光スポットは、
図4に示すような双峰性の強度分布を有しており、その
トラック幅方向の大きさは、図1及び図2に示す集光ス
ポット径の略2倍、即ち、略4μmとなる(図2及び図
4を比較して参照)。従って、幅3.0〜3.2μmの
トラックを走査するのに最適な大きさとなる。
【0031】走査時、双峰性のピークでマークセットを
照明すると、各マークセットからはマーク間隔に対応し
た干渉パターンを有する反射回折光が発生する。なお、
一対のマークを照明するレーザー光は、位相シフト光で
なくとも、例えば、一般的なガウス分布を有するビーム
で照明することも可能である。しかし、本実施例に適用
された位相シフト光は、その双峰性の各ピークの位相が
相対的に逆位相となっているため、干渉パターンの強度
が増し検出性能を向上させることができる。
【0032】このように、本実施例の光学式再生装置
は、セットされる記録媒体のトラック幅の大きさに対応
した形状を有する集光スポットを記録媒体上に投光させ
ることができるため、集光スポットが他のトラックにシ
フトした場合、このシフト量を高精度に検出することが
可能となり、結果、トラッキングエラー信号の検出能力
が向上する。従って、例えば、プッシュプル法等による
トラッキングサーボを高精度に行うことができる。この
ため、トラック幅に対応して記録された所望のデータを
高精度に再生することが可能となる。
【0033】なお、上述したように位相シフト板12を
光路中に挿脱させる方法の他に、両面に透明導電膜の電
極を設けた液晶又はポッケルス効果(一次電気光学効
果)を有するPLZT結晶を光路中に固定し、これら液
晶に電圧を印加して、その電界によって液晶の屈折率を
変化させても位相シフト板12の挿脱と同様の作用・効
果を奏する。
【0034】次に、本発明の第2の実施例に係る反射型
光学式再生装置について、図5及び図6を参照して説明
する。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同
一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】本実施例の光学式再生装置には、第1及び
第2の半導体レーザ1a、1bが用いられており、これ
ら2つの半導体レーザ1a、1bから出射される光束
は、夫々、ファーフィールドパターンが1:2.5の軸
比を有する楕円状光束となるように構成されている。
【0036】まず、1.5〜1.6μmのトラック幅を
有する記録媒体からデータを再生する場合、第1の半導
体レーザ1aを作動させる。第1の半導体レーザ1aか
ら出射した再生用レーザー光は、第1のコリメータレン
ズ2aを介して断面楕円状の平行光束に規制されて整形
プリズム3に照射される。整形プリズム3に照射された
楕円状光束は、ビームスプリッタ14を透過した後、偏
光ビームスプリッタ4、λ/4板5及び対物レンズ6を
介して記録媒体(図2参照)上に集光される。
【0037】このとき、記録媒体上の集光スポットは、
図5に示すような強度分布(A)を有しており、幅1.
5〜1.6μmのトラックを走査するのに最適な大きさ
となる。
【0038】次に、3.0〜3.2μmのトラック幅
(即ち、図2に示すトラック幅の略2倍のトラック幅)
を有する記録媒体からデータを再生する場合、第1の半
導体レーザ1aを停止させた後、第2の半導体レーザ1
bを作動させる。第2の半導体レーザ1bから出射した
再生用レーザー光は、第2のコリメータレンズ2bを介
して断面楕円状の平行光束(トラック幅方向と直交する
方向に楕円長軸を有する光束)に規制されてビームスプ
リッタ14に照射される。このビームスプリッタ14で
反射された再生用レーザー光は、偏光ビームスプリッタ
4、λ/4板5及び対物レンズ6を介して記録媒体(図
6参照)上に集光される。
【0039】このとき、記録媒体上の集光スポットは、
図6に示すような強度分布(B)を有し且つトラック幅
方向に楕円長軸を有する楕円形状となる。具体的には、
レーザー波長λ=0.78μm、対物レンズNA=0.
5とすると、短軸方向の長さは2μm、長軸方向の長さ
は5μmとなる。従って、幅3.0〜3.2μmのトラ
ックを走査するのに最適な大きさとなる。
【0040】このように、本実施例の光学式再生装置
は、機械的な動作が無く、且つ、2つの半導体レーザの
ON、OFF制御による電気的な切り換えだけで、種類
の異なるトラック幅を有する記録媒体からデータを簡単
且つ高精度に再生することができる。
【0041】なお、半導体レーザから出射される楕円状
ビームをそのまま適用する方法としては、上述の第2の
実施例の他に、図7に示すような構成を有する再生装置
が適用できる。
【0042】図7に示すように、本変形例の光学式再生
装置は、半導体レーザ(図示しない)とこの半導体レー
ザから出射された再生用レーザー光を断面楕円状の平行
光束に規制するコリメータレンズ(図示しない)とが内
蔵されたレーザー光束出射ユニット15を備えている。
このようなレーザー光束出射ユニット15は、図中符号
C、Dで示す光路に適宜選択的に切り換えて再生用レー
ザー光束を出射可能に構成されている。
【0043】まず、1.5〜1.6μmのトラック幅を
有する記録媒体からデータを再生する場合、レーザー光
束出射ユニット15から光路Cに出射された再生用レー
ザー光束は、整形プリズム3を介して断面真円状の平行
光束に規制された後、第1のビームスプリッタ14a、
偏光ビームスプリッタ4、λ/4板5及び対物レンズ6
を介して記録媒体(図2参照)上に集光される。
【0044】このとき、記録媒体上の集光スポットは、
図7に示すような強度分布(C)を有しており、幅1.
5〜1.6μmのトラックを走査するのに最適な大きさ
となる。
【0045】次に、3.0〜3.2μmのトラック幅を
有する記録媒体からデータを再生する場合、レーザー光
束出射ユニット15から光路Dに出射された再生用レー
ザー光束は、第2のビームスプリッタ14b及び第1の
ビームスプリッタ14aで順次反射され、偏光ビームス
プリッタ4、λ/4板5及び対物レンズ6を介して記録
媒体(図6参照)上に集光される。
【0046】このとき、記録媒体上の集光スポットは、
図6に示すような強度分布(D)を有しており、幅3.
0〜3.2μmのトラックを走査するのに最適な大きさ
となる。
【0047】なお、本変形例の他の例としては、レーザ
ー光束出射ユニット15の出射方向は固定しておいて、
光路中にハーフミラー等の光路変更手段を配置しても同
様の作用・効果を奏する。
【0048】次に、本発明の第3の実施例に係る反射型
光学式再生装置について、図8及び図9を参照して説明
する。なお、本実施例の説明に際し、第1の実施例と同
一の構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0049】本実施例の光学式再生装置は、図3に示す
光学式再生装置に適用された位相シフト光を用いて、大
きさの異なる幅を有するトラックからデータを再生でき
るように構成されている。
【0050】位相シフト板12を介して記録媒体上に集
光された集光スポットは、図8及び図9に示すような双
峰性の強度分布16を有しており、幅3.0〜3.2μ
mのトラックを走査するのに最適な大きさとなることは
上述した通りである。
【0051】本実施例の光学式再生装置は、かかる双峰
性の各ピークで幅1.5〜1.6μmのトラックを2本
同時に走査して、各トラックに夫々記録された別々のデ
ータを同時に再生できるように構成されている(図9参
照)。
【0052】図9に示すように、本実施例の光学式再生
装置において、1.5〜1.6μmのトラック幅を有す
る記録媒体からデータを再生する場合、記録媒体上に集
光された位相シフト光は、その双峰性の各ピークで、幅
1.5〜1.6μmのトラックを2つ同時に照明する。
【0053】2つのトラックに形成されたマークから夫
々同時に反射した反射回折光は、再び、対物レンズ6及
びλ/4板5を介して偏光ビームスプリッタ4で反射さ
れ、第1のビームスプリッタ8aを透過した後、第2の
ビームスプリッタ8bによって、その反射回折光の一部
が結像レンズ18に導光され、2分割フォトダイオード
17に結像される。
【0054】かかる光路は、回折限界に近い距離にある
ため、未記録部分と記録部分とのコントラストは低くな
る。しかし、二値化データであるので検出には支障はな
く、2分割フォトダイオード17の夫々の受光素子に照
射された光量の変化から2つのトラックに記録されたデ
ータを同時に再生することができる。
【0055】なお、3.0〜3.2μmのトラック幅を
有する記録媒体からデータを再生する場合には、反射回
折光は、第1のビームスプリッタ8aを介してデータ検
出器10に導光され、レシオ演算によってデータの再生
が行われる。また、データの再生中、反射回折光は、臨
界角プリズム9を介してフォーカス・トラッキング・デ
ータ検出用4分割フォトダイオード11に照射され、フ
ォーカス・トラッキングエラー信号が検出される。
【0056】このように、本実施例の光学式再生装置
は、位相シフト板12を光路中に固定配置させた状態で
トラック幅の異なる記録媒体からデータを高精度に再生
することができるため、装置の構成が簡略化されコスト
的にも有利である。なお、上述した各実施例では、反射
型光学式再生装置について説明したが、本発明は透過型
にも適用できることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】本発明の光学式再生装置は、集光スポッ
ト形状を走査対象のトラック幅に適合させる光学手段を
備えているため、大きさの異なるトラック幅を有する種
々の記録媒体に対しても、確実なサーボ制御且つ高精度
なデータ再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る光学式再生装置の
構成を概略的に示す図。
【図2】図1に示す装置によって記録媒体上に集光され
た集光スポットの強度分布を示す図。
【図3】図1に示す装置に位相シフト板を挿入してトラ
ック幅の広い記録媒体からデータを再生する際に構成さ
れる再生光学系を示す図。
【図4】図3に示す装置によって記録媒体上に集光され
た集光スポットの強度分布を示す図。
【図5】本発明の第2の実施例に係る光学式再生装置の
構成を概略的に示す図。
【図6】図5に示す装置によって記録媒体上に集光され
た集光スポットの強度分布を示す図。
【図7】図5に示す装置の変形例に係る光学式再生装置
の構成を概略的に示す図。
【図8】本発明の第3の実施例に係る光学式再生装置の
構成を概略的に示す図。
【図9】図8に示す装置によって記録媒体上に集光され
た集光スポットの強度分布を示す図。
【符号の説明】
1…半導体レーザ、2…コリメータレンズ、3…整形プ
リズム、12…位相シフト板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からデータを光学的に再生する
    光学式再生装置において、 再生用レーザー光の集光スポット形状を走査対象のトラ
    ック幅に適合させる光学手段を備えていることを特徴と
    する光学式再生装置。
JP4186815A 1992-07-14 1992-07-14 光学式再生装置 Pending JPH0636325A (ja)

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