JPH0636310U - 温度監視用反射鏡付電気機器 - Google Patents

温度監視用反射鏡付電気機器

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JPH0636310U
JPH0636310U JP6923192U JP6923192U JPH0636310U JP H0636310 U JPH0636310 U JP H0636310U JP 6923192 U JP6923192 U JP 6923192U JP 6923192 U JP6923192 U JP 6923192U JP H0636310 U JPH0636310 U JP H0636310U
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JP
Japan
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infrared rays
temperature
radiation thermometer
electric device
circuit breaker
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Pending
Application number
JP6923192U
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English (en)
Inventor
直弘 金万
宗敬 斉藤
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射温度計またはサーモグラフィによる電気
機器の温度監視において、放射温度計等の視野の死角と
なる部分の温度も測定可能とする。 【構成】 赤外線を反射する反射鏡を、電気機器の発熱
部から放射された赤外線が所望の方向に反射されるよう
に電気機器内部に配置し、反射鏡により反射された赤外
線を放射温度計等により検知する。 【効果】 反射鏡による赤外線の光路を変更でき、最適
な場所で放射温度計等により温度測定をすることが可能
となる。そしてこの測定は、電気機器の運転中も測定が
行え、保守上の見落としを防ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、閉鎖型配電盤等の電気機器の温度監視に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
閉鎖型配電盤等の電気機器においては、コンタクト部あるいは接続部分等の電 気的接触が不十分であると、その箇所は通電電流により温度が上昇する。この現 象を利用して、閉鎖型配電盤等においては定期点検時に、コンタクト部および接 続部分の温度を放射温度計またはサーモグラフィにより測定し、当該部分の電気 的接触が充分に行われているか否かの診断を行うことがある。 この放射温度計等による温度測定を、閉鎖型配電盤について行う例を図2を用 いて説明する。図において、1は閉鎖型配電盤であり、前面には扉2、後面には 背面板3が設けられている。そして、閉鎖型配電盤1の内部には、遮断器4、計 器用変圧器5、母線6、変流器7、零相変流器8等が収納されている。また、盤 内部は、隔離板9により適宜区画がされている。
【0003】 このような閉鎖型配電盤1においては、遮断器4は、保守・点検のために前面 扉2側へ引き出せる構造となっており、そのためのコンタクト部11が設けられ ている。また、閉鎖型配電盤1に収納された各電気機器は、導体により相互に接 続がされており、各電気機器の端子と導体との接続部を符号20,21,22, 23に示すように多数有している。 定期点検時等に、これらコンタクト部11および接続部分20〜23の温度測 定を行うには、前面扉2を開け背面板3を取り外して、放射温度計15を使用し て閉鎖型配電盤1の外部から、コンタクト部11あるいは接続部20〜23から 放射される赤外線を検知することにより、その部分の温度の測定を無接触で行う 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 このような赤外線を利用した温度測定を行うに際しては、測定される箇所が閉 鎖型配電盤1の外部から観測する放射温度計15の視野内になければならない。 しかし、閉鎖型配電盤1内には各種電気機器4〜8が収納されており、さらに隔 離板9により区画がされている。そのため測定箇所が、他の電気機器4〜8に邪 魔されたり隔離板9により覆われたりして、放射温度計15の視野の死角部分に あることが多い。例えば、遮断器4のコンタクト部11は遮断器4自体が視野を 遮っており、母線6の接続部23は隔離板9により覆われている。
【0005】 このような場合には、放射温度計15を測定箇所が見通せる位置に持っていく ために、操作者が無理な姿勢をとらなければならないことがある。また、外部か ら測定箇所が見通せる場所がない場合には、その部分の温度は放射温度計やサー モグラフィでは診断できないこととなる。 本考案は、放射温度計またはサーモグラフィによる電気機器の温度監視におい て、放射温度計等の視野の死角となる部分の温度も測定可能とすることを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、赤外線を反射する反射鏡を、電気機器の 発熱部から放射された赤外線が所望の方向に反射されるように電気機器内部に配 置し、反射鏡により反射された赤外線を放射温度計等により検知する。
【0007】
【作用】
反射鏡により、赤外線の光路を自由に変更できるので、放射温度計等の視野の 死角にある測定箇所から放射する赤外線も、迂回した光路により、観測可能な場 所に導くことができるので、赤外線の検知による温度の測定の死角をなくすこと ができる。
【0008】
【実施例】
本考案を閉鎖型配電盤に適用した例を図1に示す。 図において、1は閉鎖型配電盤であり、内部に収納された各種電気機器にアク セスするために、前面には扉2、後面には背面板3が設けられている。そして、 閉鎖型配電盤1の内部には、遮断器4、計器用変圧器5、母線6、変流器7、零 相変流器8等の各種電気機器が収納されている。また、盤内部は隔離板9により 適宜区画がされている。
【0009】 このような閉鎖型配電盤1においては、遮断器4は、保守・点検のために前面 扉2側へ引き出せる構造となっており、遮断器4が盤内に収納されているとき接 触して遮断器4と盤内との接続を行い、遮断器4が外部に引き出された時開離す るコンタクト部11が設けられる。また、閉鎖型配電盤1に収納された各種電気 機器5〜8は、導体により相互に接続がされており、各種電気機器5〜8の端子 と導体との接続部を符号20,21,22,23に示すように多数有している。 これらコンタクト部11および接続部分20〜23は、その接触が不良である と通電電流により温度が上昇をする。したがって、これら接触部分の温度監視を することにより、コンタクト部11および接続部20〜23の接触状態を検知す ることができる。
【0010】 この温度上昇を検出するには、定期点検時等に、前面扉2を開け背面板3を取 り外して、放射温度計15により閉鎖型配電盤1の外部から、測定箇所から放射 される赤外線を検知してその部分の温度の測定を無接触で行う。この際、遮断器 4のコンタクト部11は、前面に対しては遮断器4自体が視野の邪魔となり、背 面に対しては隔離板9が視野の邪魔となっている。また、計器用変圧器5の接続 部22も、計器用変圧器5の台車前面のカバー12により視野がさえぎられてい る。その他のコンタクト部または接続部も同様に、前面または後面から見通せな い位置にある。
【0011】 これに対して本例においては、測定箇所から放射された赤外線を閉鎖型配電盤 1の前面または後面の測定しやすい場所に導くため、反射鏡30,31,32, 33,34を適当な場所に配置する。この反射鏡は、例えば金属にクロムメッキ 等を施したもののように赤外線を反射するもので構成される。なお、この反射鏡 が充電部に近付いて設けられるときには、誘電体多層膜にクロムメッキを施した ものを使用するなどして、充電部近傍の電界を乱さないようにすることが好まし い。
【0012】 これら反射鏡の配置について説明すると、遮断器4のコンタクト部11につい ては、放射された赤外線の光路を反射鏡30により直角に曲げ、遮断器4の上部 空間または下部空間を通して放射された赤外線を前面に導く。計器用変圧器5の 接続部22については、計器用変圧器5前面のカバー12の上部の隙間から放射 された赤外線を反射鏡31により光路を下方に曲げて、放射温度計15を操作し 易い位置に設置できるようにする。また、隔離板9により覆われた母線6の接続 部23については、反射鏡32,33により光路を曲げ、隔離板9の安全な場所 に設けた開口13を通して、後面下方に導く。コンタクト部11の接続部20に ついては、盤内の下面に反射鏡34を配置して上向きに赤外線を反射させ、後方 の操作者の操作し易い場所に導く。
【0013】 これにより、従来は放射温度計等の視野の死角にあって、測定が困難または不 可能であった場所にある測定箇所も、反射鏡による反射により、放射赤外線を操 作等に最適な場所まで導き、放射温度計またはサーモグラフィにより温度測定を することが可能となる。 そしてこの測定は、閉鎖型配電盤内部の各電気機器の運転を中止することなく 行えるので、運転中も測定でき、保守上の見落としを防ぐことができる。 なお、点検反射鏡付遮断器として、光路上に孔があいている遮断器を予めつく るのもよい。
【0014】 次に、本考案は閉鎖型配電盤に限らず、その他の電気機器に適用可能であるこ とはいうまでもないが、ガス絶縁開閉装置(GIS)のように、通常内部を見通 すことを行わない電気機器においても、赤外線を透過する材料の窓を1箇所だけ 設けて、適当な数の反射鏡をGIS内部に設けることにより、1つの窓を介して 内部の反射鏡を用いてGIS内部の複数箇所の充電部の温度を見ることができる 。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、従来は放射温度計またはサーモグラフィを用いて電気機器の 温度監視を無接触で行う場合に、放射温度計等の視野の死角になって、測定が困 難または不可能であった場所にある部分も、反射鏡によって光路を変更したこと により、操作等に最適な場所で放射温度計等により温度測定をすることが可能と なる。 そしてこの測定は、電気機器の運転中も測定が行え、保守上の見落としを防ぐ ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を閉鎖型配電盤に適用した実施例の内部
側面図。
【図2】従来の閉鎖型配電盤の内部側面図。
【符号の説明】
1…閉鎖型配電盤 2…扉 3…背面板 4…遮断器 5…計器用変圧器 6…母線 7…変流器 8…零相変流器 9…隔離板 11…コンタクト部 12…カバー 13…開口 15…放射温度計 20〜23…接続部 30〜34…反射鏡

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を反射する反射鏡を、電気機器の
    発熱部から放射される赤外線が所望の方向に反射される
    ように電気機器内部に配置し、反射鏡により反射された
    赤外線を検知して発熱部の温度を監視することを特徴と
    する温度監視用反射鏡付電気機器。
JP6923192U 1992-10-05 1992-10-05 温度監視用反射鏡付電気機器 Pending JPH0636310U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6923192U JPH0636310U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 温度監視用反射鏡付電気機器

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JP6923192U JPH0636310U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 温度監視用反射鏡付電気機器

Publications (1)

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JPH0636310U true JPH0636310U (ja) 1994-05-13

Family

ID=13396757

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JP6923192U Pending JPH0636310U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 温度監視用反射鏡付電気機器

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