JPH0636252Y2 - エンジンのオイルパン - Google Patents

エンジンのオイルパン

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JPH0636252Y2
JPH0636252Y2 JP5472889U JP5472889U JPH0636252Y2 JP H0636252 Y2 JPH0636252 Y2 JP H0636252Y2 JP 5472889 U JP5472889 U JP 5472889U JP 5472889 U JP5472889 U JP 5472889U JP H0636252 Y2 JPH0636252 Y2 JP H0636252Y2
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JP
Japan
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oil pan
flywheel
crankcase
engine
housing
Prior art date
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Application number
JP5472889U
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English (en)
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JPH02145608U (ja
Inventor
増治 山崎
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンのオイルパンに関し、特に、オイル
パンの容量を増大できるとともに、エンジン全体の重量
及びコストの低減を図れるようにしたエンジンのオイル
パンに関する。
〔従来の技術〕
例えば、第3図に示すように、クランクケース2の一側
にフライホイール3とこれの周囲を覆うフライホイール
ハウジング14とが設けられた従来のエンジン1において
は、フライホイールハウジング14がフライホイール3の
全周を覆うように形成されている。そして、クランクケ
ース2の下側に固定されるオイルパン15はフライホイー
ルハウジング14との干渉を避けるため、クランクケース
2の下側からフライホイールハウジング14側に張り出さ
ないように形成される。
〔考案が解決しようとする課題〕
したがって、この従来のエンジン1のオイルバン15は容
量が少なく、オイル交換周期の長期化を図る上で不利に
なる。
そこで、オイル交換周期の長期化を図るため、例えば、
第4図に示すように、オイルパン25をフライホイールハ
ウジング14の下側に拡張することを試みた。
この場合には、第3図に示す従来例よりもオイルパン25
の容量が増大され、オイルの交換周期を長期化すること
が可能になる。しかしながら、この場合には、フライホ
イールハウジング14とオイルパン25との間に空間26を設
けてオイルパン25とフライホイールハウジング14との干
渉を避ける必要があり、オイルパン25の容量の増大を図
る上でなお不満が残されるとともに、フライホイール3
の下周面がフライホイールハウジング14とオイルパン25
とによって二重に覆われており、エンジン全体の軽量化
及びコストダウンを図る上でも不満が感じられる。
本考案は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、オ
イルパンの容量を一層増大できるとともに、エンシン全
体の重量及びコストの低減を図れるようにしたエンジン
のオイルパンを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、例えば第1図及び第2図に示すように、エン
ジン1のクランクケース2の一側にフライホイール3と
これの周囲を覆うフライホイールハウジング4とが設け
られたエンジンのオイルパンを前提とするものであっ
て、上記の目的を達成するため、次のような手段を講じ
ている。
すなわち、フライホイールハウジング4をクランクケー
ス2とオイルパン5との接合面から上側にのみ設ける一
方、オイルパン5をクランクケース2の下側からフライ
ホイール3の下側空間に拡張し、フライホイール3の下
周面をオイルパン5で直接に覆うように構成している。
〔作用〕
本考案においては、オイルパン5がクランクケース2の
下側からフライホイール3の下側空間に拡張されている
ので、従来例よりもオイルパン5の容量を増加できるの
みならず、フライホイールハウジング4をクランクケー
ス2とオイルパン5との接合面から上側にのみ設け、フ
ライホイール3の下周面をオイルパン5で直接に覆うよ
うに構成しているので、第4図に示すフライホイールハ
ウジング14の下部が占めるスペース及びフライホイール
ハウジング14とオイルパン25との間に設けられている空
間26をオイルパン5の容積として有効利用でき、オイル
パン5の容量を一層増加させることができる。また、フ
ライホイールハウジング4をクランクケース2とオイル
パン5との接合面から上側のみに設けるので、フライホ
イールハウジング4の重量を軽減できるともに、その材
料費等の製造コストを節約できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンを概略的に示
す側面図であり、第2図はその背面図である。
このエンジン1では、クランクケース2とシリンダブロ
ック6が一体に形成され、シリンダブロック6の上側に
ヘッドブロック7と、ローカーアーム等の動弁機構を覆
うヘッドカバー8とが固定される。また、クランクケー
ス2の後側にはフライホイール3が配置され、クランク
ケース2の下面にはオイルパン5が固定される。クラン
クケース2の後側にはフライホイール3の両横周面及び
上周面を覆うフライホイールハウジング4が固定されて
いる。また、オイルパン5の後部はクランクケース2の
下側からフライホイール3の下側に拡張されている。
上記フライホイールハウジング4はクランクケース2と
オイルパン5との接合面から上側のみに設けられ、フラ
イホイール3の下周面は、クランクケース2の下側から
フライホイール3の下側に拡張されたオイルパン5の部
分によって直接覆われている。
フライホイールハウジング4及びオイルパン5の後端面
4a・5aは、例えば、クラッチハウジング、出力部カバー
等の取付面を構成するように、面一状に機械加工してあ
る。
また、この実施例では、オイルパン5の容量を一層増大
させるため、オイルパン5の後部の他に前部及び左右両
横側部分を外方に拡張してある。
なお、この実施例では、第2図に示すように、クランク
ケース2の下側からフライホイール3の下側に拡張され
たオイルパン5の部分に、フライホイール3の周面に向
かって突出する調整突起9が形成され、フライホイール
3の周部あるいは外周面に形成した噴射角度表示用マー
ク10とこの調整突起9とを合わせることにより燃料噴射
時期の調整あるいは確認ができるようになっている。
また、この調整突起9をオイルパン5のエンジン1の前
方に張り出した部分に設け、ファン駆動プーリ11に設け
た図示しない噴射角度表示用マークとその調整マーク9
とを合わせることにより燃料噴射時期の調整あるいは確
認ができるように構成することも可能である。
更に、この実施例では、エンジン1全体の小型化及びコ
ンパクト化を図るため、ヘッドブロック7に連結した吸
気マニホールド12内にエアクリーナエレメント13を収納
してある。
さて、このエンジン1においては、オイルパン5がフラ
イホイール3の下側に拡張され、しかも、オイルパン5
のフライホイール3下側に拡張された部分で直接フライ
ホイール3の下周部を覆うように構成してあるので、フ
ライホイール3下側に拡張されたオイルパン5をフライ
ホイール5の間近まで拡張することができ、オイルパン
5の容量を飛躍的に増大させることができる。また、フ
ライホイールハウジング4がクランクケース2とオイル
パン5との接合面から上側にのみ設けられるので、その
接合面から下側のフライホイールハウジング4の部分が
省略され、その重量を軽減してエンジン1全体の軽量化
を図れる上、材料費や鋳型費用を節約して製造コストを
低減できる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、オイルパンをクランク
ケースの下側からその一側に設けたフライホイールの下
側に拡張し、しかも、オイルパンのクランクケースの下
側からフライホイールの下側に拡張された部分でフライ
ホイールを直接覆うように構成してあるので、オイルパ
ンの後部をフライホイールの下周面の間近まで拡張して
その容積を大きくでき、オイル交換の周期を長期化する
ことができる。また、フライホイールの周面を覆うフラ
イホイールハウジングをクランクケースとオイルパンと
の接合面から上側のみに設けるので、この接合面から下
側のフライホイールハウジングの部分を省略してフライ
ホイールハウジングの軽量化及び低コスト化を図ること
ができ、もって、エンジン全体の軽量化及び低コスト化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るエンジンを概略的に示
す側面図、第2図はその背面図、第3図は従来のエンジ
ンの要部を概略的に示す側面図、第4図は本考案に先立
って試行された考案に係るエンジンの要部を概略的に示
す側面図である。 1…エンジン、2…クランクケース、3…フライホイー
ル、4…フライホイールハウジング、5…オイルパン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(1)のクランクケース(2)の
    一側にフライホイール(3)とこれの周囲を覆うフライ
    ホイールハウジング(4)とが設けられたエンジンのオ
    イルパンであって、 フライホイールハウジング(4)をクランクケース
    (2)とオイルパン(5)との接合面から上側にのみ設
    ける一方、オイルパン(5)をクランクケース(2)の
    下側からフライホイール(3)の下側空間に拡張し、フ
    ライホイール(3)の下周面をオイルパン(5)で直接
    に覆うことを特徴とするエンジンのオイルパン
JP5472889U 1989-05-12 1989-05-12 エンジンのオイルパン Expired - Lifetime JPH0636252Y2 (ja)

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JP5472889U JPH0636252Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 エンジンのオイルパン

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JP5472889U JPH0636252Y2 (ja) 1989-05-12 1989-05-12 エンジンのオイルパン

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Publication Number Publication Date
JPH02145608U JPH02145608U (ja) 1990-12-11
JPH0636252Y2 true JPH0636252Y2 (ja) 1994-09-21

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