JPH0636143U - 端子圧着電線 - Google Patents

端子圧着電線

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JPH0636143U
JPH0636143U JP7807092U JP7807092U JPH0636143U JP H0636143 U JPH0636143 U JP H0636143U JP 7807092 U JP7807092 U JP 7807092U JP 7807092 U JP7807092 U JP 7807092U JP H0636143 U JPH0636143 U JP H0636143U
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JP
Japan
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wire
terminal
identification
electric wire
protection tube
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Pending
Application number
JP7807092U
Other languages
English (en)
Inventor
賢治 小嶌
Original Assignee
住友電装株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 住友電装株式会社 filed Critical 住友電装株式会社
Priority to JP7807092U priority Critical patent/JPH0636143U/ja
Publication of JPH0636143U publication Critical patent/JPH0636143U/ja
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子を圧着してコネクタへ挿着する端子圧着
電線において、コネクタへの挿着に際する電線の識別を
容易にして誤挿入を防止すると共に、コネクタへの挿入
不良とコネクタへの半挿入不良の発生防止を図る。 【構成】 電線端に圧着した端子2に続いて、電線1を
挿通する樹脂製の識別保護管3を装着し、その識別保護
管3の底面4の外側が、電線1の長手方向を長辺をなす
長方形平面をなして、電線のサイズ・種類の識別マーク
を施した電線識別部5に形成され、この識別保護管3の
前端に突出した係止片6を、端子2のインシュレーショ
ンバレル10に、電線1と共に圧着した構造が特徴であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、端子を圧着してコネクタに挿着する端子圧着電線に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
圧着端子を有してコネクタに挿着されるワイヤハーネスの端子圧着電線は、電 線導体を被覆する着色絶縁被覆の電線色と、その絶縁被覆の外周の電線長手方向 に施したスプライトの色の組合せによって、電線の種類を識別するようになって おり、この電線色とスプライト色の視覚確認に基づいて、コネクタの端子収容室 ごとに特定される端子圧着電線を挿着する作業方法が採られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上の電線色とスプライト色の組合せによる電線の識別方法では、ワイヤハー ネスの小形化軽量化と高密度配線の技術要求が強く、電線の細線化と多種類化が 進む近年のワイヤハーネスシステムにおいて、前記のスプライト色は極めて細く なると共に、多種類化によって電線色・スプライト色のいずれも類似色の存在が 多くなり、前記の色組合せによる視覚確認が一段と困難になっている。
【0004】 従って、迅速な作業が不可欠となるワイヤハーネスの量産組立ラインにおいて 、前記の色識別の誤認による端子圧着電線のコネクタへの挿着誤りを生ずること があり、さらに、電線の細線化によって電線の機械的強度が低下するので、端子 圧着電線の圧着端子の近傍の電線部分を指先で挾持してコネクタに挿着するとき 、コネクタへの挿着抵抗によって電線が屈曲して挿入不良となる場合がある。さ らに、細線化と高密度配線のコネクタでは、端子圧着電線が、正常位置まで挿入 されたかどうかの検知が難しく、端子半挿入の不良コネクタを生ずる危険度が増 加している。本考案は、以上の従来技術の不具合点を解消する端子圧着電線を提 供し、ワイヤハーネスの品質向上を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成する本考案の端子圧着電線は「電線端に圧着した端子に続い て、電線を挿通する樹脂製の識別保護管を装着し、該識別保護管は、周壁の外周 に、電線の長手方向を長辺となす長方形平面をなして電線の識別マークを施した 電線識別部を有し、さらに、該識別保護管の前端部分を、前記端子のインシュレ ーションバレルに電線と共に圧着接続した構造」になっている。なお、前記の電 線識別部は、電線のサイズ・種類を示す記号・図形・数字・色別等の識別マーク がラベル貼着・印刷等によって明示される。
【0006】
【作用】
以上の構成の本考案の端子圧着電線は、外周に長手方向平面の電線識別部を有 する識別保護管を端子に続いて装着し、その電線識別部は若干の平坦スペースを 呈するので、細い電線の場合でも、所要の識別マークが鮮明に施し易く、コネク タ挿着時の電線のサイズ・種類の視覚確認が、極めて的確にして迅速にできる。
【0007】 そして、端子に続く電線の若干部分は、識別保護管の存在によって機械的に保 護されて曲げ剛性が強くなるので、この識別保護管を指先で挾持して、端子をコ ネクタへ挿着すると、コネクタへの挿入抵抗による電線の屈曲を防止することが できる。さらに、本考案の端子圧着電線は、識別保護管を等長にすると共に、端 子への圧着位置を規制しておくと、コネクタへ正常姿勢に挿着された電線群の識 別保護管の後端位置が一致するので、コネクタへの半挿入端子が存在すると、そ の後端位置に異常を生じ、その異常の視覚把握によって端子の半挿入不良を的確 に検知することができる。
【0008】
【実施例】
以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、本考案の一実施例を示す図1 を参照して、電線1の先端に端子2を圧着した端子圧着電線に、端子2に続いて 、電線1を中空部7に貫挿すると共に、底部4の外側が電線1の長手方向に長辺 をなす長方形平面の電線識別部5に形成された識別保護管3が装着されている。
【0009】 詳しくは、識別保護管3は樹脂製若干長(この実施例は50粍長さ)の管体に して電線1を貫挿する中空部7を有すると共に、上半部分が半円周にして底面4 の外側が長方形平面となる横断面「中空かまぼこ形」をなしている。そして、前 端には、底面4の一部を前方へ伸長させた係止片6が設けられ、電線1を中空部 7に貫挿して電線1に装着し、係止片6を電線1と共に、端子2のインシュレー ションバレル10によって圧着し、端子に圧着接続されて電線識別部5を下側に なし、端子2に続いて装着固定される。そして、その電線識別部5には、電線1 のサイズ・種類を示す例えば「0.2,RーG」等の記号・文字・数字または色 別マーク等の所要の識別マークが、ラベル貼着または印刷等によって鮮明に施さ れており、その識別保護管3を指先に挾んで、端子2をコネクタ11に挿着し、 識別保護管3の後半がコネクタ11から引き出される構造になっている。
【0010】 以上の実施例の端子圧着電線は、前記の作用があり、コネクタへの挿入前に電 線識別部5の識別マークの視覚確認によって電線1のサイズ・種類が的確かつ迅 速に検知できる。そして、識別保護管3の外嵌によって、端子2に続く電線1の 曲げ剛性が向上するので、コネクタ11への端子挿入抵抗が大きい場合でも、電 線1は容易に屈曲せず、ストレート形状を保持するので、コネクタへの挿入不良 を生ずるおそれが極めて少くなる。さらに、共通のコネクタに挿着する電線群の 識別保護管3を等長のものに統一すると共に、識別保護管3の胴部前端8を、図 示のように、インシュレーションバレル10の後端に押し当てて、インシュレー ションバレル10への圧着位置を規制しておくと、コネクタへ正常姿勢で挿着さ れた電線群の識別保護管3の後端9の位置が揃うので、その後端位置の正常・異 常の目視確認によって、端子の半挿入不良の存否が的確に検知できる。
【0011】 なお、本考案の識別保護管3は、前記実施例の「中空かまぼこ形」に限定され ず、図2例示のように、前記の係止片6を省略した筒体になして、その筒体の前 端部分を端子2のインシュレーションバレル10に電線1と共に圧着したり、ま たは、図3のように、インシュレーションバレル10への係止片6の前端に、識 別保護管5と同形横断面の抜け止め環部13を一体に設け、端子2に圧着した識 別保護管5の抜け止めを図る構造にしたり、或は、図2参照、識別保護管の形状 を横断面方形のものにして上面12または側面の外側に電線識別部5を設ける等 の変化がある。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明のとおり、本考案の端子圧着電線は、コネクタへの挿入直前の電線 の識別確認が的確かつ迅速にできるので、コネクタへの電線誤挿着の不良発生を 未然防止すると共に、コネクタへの挿入抵抗に基づく電線屈曲を防止して挿入不 良電線の発生を未然防止し、さらに、コネクタへの半挿入電線の検出を容易にし てコネクタへの半挿入不良を防止し、ワイヤハーネスの品質向上を図る効果があ る。さらに、副次効果として電線識別部5にワイヤハーネスの設計図面に記載さ れた端子圧着電線1の回路記号をサイズや種類と同様に施すことにより、電子機 器部品の故障やワイヤハーネスの断線が発生した場合、その車両の整備に使用さ れる配線図集に記載された回路記号が的確かつ迅速に確認できるので修理を速や かに終えて能率向上が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の端子圧着電線を示し、図中の
(A)はそれに用いる識別保護管の外観と底面外側を示
す斜視図、図中の(B)はその識別保護管を装着した端
子圧着電線の正面図
【図2】本考案の他の実施例の端子圧着電線の識別保護
管の斜視図
【図3】本考案の他の実施例の端子圧着電線の識別保護
管を示し、図中の(A)はその正面図、図中の(B)は
その使用状態の正面図
【符号の説明】
1 電線 2 端子 3 識別保護管部 4 底面 5 電線識別部 6 係止片 7 中空部 10 インシュレーションバレル 11 コネクタ 13 抜け止め環部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線端に圧着した端子に続いて、電線を挿
    通する樹脂製の識別保護管を装着し、該識別保護管は、
    周壁の外周に、電線の長手方向を長辺となす長方形平面
    をなして、電線の識別マークを施した電線識別部を有
    し、さらに、該識別保護管の前端部分を、前記端子のイ
    ンシュレーションバレルに電線と共に圧着接続した構造
    を特徴とする端子圧着電線。
JP7807092U 1992-10-15 1992-10-15 端子圧着電線 Pending JPH0636143U (ja)

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JP7807092U JPH0636143U (ja) 1992-10-15 1992-10-15 端子圧着電線

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JP7807092U JPH0636143U (ja) 1992-10-15 1992-10-15 端子圧着電線

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JPH0636143U true JPH0636143U (ja) 1994-05-13

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ID=13651592

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JP7807092U Pending JPH0636143U (ja) 1992-10-15 1992-10-15 端子圧着電線

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021140993A (ja) * 2020-03-06 2021-09-16 東芝三菱電機産業システム株式会社 マークバンドおよび組立体
DE102021122333A1 (de) 2021-08-30 2023-03-02 Harting Electric Stiftung & Co. Kg Verfahren zur Anbringung eines Beschriftungsträgers an einer elektrisch leitenden Ader

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WO2023030578A1 (de) 2021-08-30 2023-03-09 Harting Electric Stiftung & Co. Kg Verfahren zur anbringung eines beschriftungsträgers an einer elektrisch leitenden ader, endlosband und kontaktanordnung

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