JPH0636097U - 電子楽器の入力装置 - Google Patents

電子楽器の入力装置

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JPH0636097U
JPH0636097U JP6960892U JP6960892U JPH0636097U JP H0636097 U JPH0636097 U JP H0636097U JP 6960892 U JP6960892 U JP 6960892U JP 6960892 U JP6960892 U JP 6960892U JP H0636097 U JPH0636097 U JP H0636097U
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JP
Japan
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supporter
electronic musical
musical instrument
joint
input device
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JP6960892U
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Inventor
聡史 宇佐
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体の各部の動きにより楽音を制御する電子
楽器の入力装置であり、装着が容易な装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 複数の関節部を含む人体対応部と密着するよ
うに装着されるサポータと、サポータにおける各関節部
に対応した各部に固定され、各々対応する関節の曲げ運
動に伴って曲げられ、各々曲げ角度に応じた検出信号を
出力する複数の曲げ角度センサとを設け、各検出信号を
楽音制御信号として電子楽器に供給する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、人体の各部の動きにより楽音を制御する電子楽器の入力装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として、手首や肘の動きを検出することにより楽音制御信 号を出力する装置が知られている(実開平1−100193号公報)。この装置 は、手首の曲げ角度と各指先の曲げ角度を検出するセンサが内蔵された手袋型の サポータと、肘の曲げ角度を検出するセンサが内蔵された筒型のサポータとから なる。これらの各センサの出力信号は、音色等の楽音パラメータを制御する楽音 制御信号として電子楽器に供給される。演奏者は、各サポータを手首と腕とにそ れぞれ装着させ、手首や肘を曲げることにより電子楽器の音色および音量等を制 御することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した装置は、手袋型のサポータと筒型サポータとを使用してお り、それぞれを各々の対応部に取り付けなければならず、装着が面倒でった。ま た、曲げセンサを関節部に当接させるためには、各サポータが各対応部に密着し た状態で装着されなければならず、各人の手の大きさや腕の太さに合わせたもの を用意しなければならなかった。更に、筒型サポータは腕が辛うじて挿通し得る 程度のサイズであり、このような筒型サポータを腕に装着するためには、腕時計 等を手首に装着している場合はそれらをはずし、長袖の衣服を身につけている場 合は腕まくりをしなければならなかった。従って、筒型サポータは装着が面倒で あるという問題があった。
【0004】 この考案は、このような背景の下になされたもので、装着が容易である電子楽 器の入力装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子楽器の入力装置は、複数の関節部を含む人体対応部と密着 するように装着されるサポータと、前記サポータにおける前記各関節部に対応し た各部に固定され、各々対応する関節の曲げ運動に伴って曲げられ、各々曲げ角 度に応じた検出信号を出力する複数の曲げ角度検出手段とを具備し、前記各検出 信号を楽音制御信号として電子楽器に供給することを特徴としている。 請求項2記載の電子楽器の入力装置は、関節部を含む人体対応部と密着するよ うに装着される帯状のサポータと、前記サポータにおける前記関節部に対応した 部位に固定され、対応する関節の曲げ動作に応じた検出信号を出力する曲げ動作 検出手段と、前記帯状のサポータの一方の側端部に設けられた複数の係止部と、 前記帯状のサポータの他方の側端部に設けられ、前記各係止部が着脱される複数 の係止部当接部とを具備し、前記各検出信号を楽音制御信号として電子楽器に供 給することを特徴としている。
【0006】
【作用】
上記請求項1に係る考案によれば、人体の複数の関節の曲げを各々検出する複 数の曲げ角度検出手段が一つのサポータに固定されているので、各検出手段の位 置決めを行う必要もなく、容易に装着を行うことができる。 上記請求項2に係る考案によれば、サポータは曲げ動作検出手段が対応する関 節部分に固定されるよう係止部および係止部当接部によって人体に装着されるの で、手の大きさや腕の太さの個人差を考慮する必要がない。また、衣服の上から も装着することができるので、装着を容易に行うことができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の一実施例について説明する。この実施例は 右手用の装置と左手用の装置両方を有するものであるが、左右対称となるように 構成されているので、右手用のみ図示し左手用のものは図示を省略する。
【0008】 図1は同実施例による電子楽器の入力装置の構成を示す図である。この図にお いて、1はサポータであり、水着等の素材として使用されるような、伸縮性およ び透汗性に優れかつ滑りにくい生地素材によりなる。サポータ1は、手首に装着 されるリスト部Aと、腕に装着されるエルボー部Bと、それらリスト部Aおよび エルボー部Bをつなぐ接続部Cとから構成されており、その先端はサポータ1の 長手方向に対して略対称な2方向に突出して形成されている。リスト部Aの手首 の関節と当接する部位には、略長方形のリストセンサ2が、その長手方向を関節 の曲げ方向と一致させるようにして縫い込まれて固定されている。エルボー部B にも同様にして略長方形のエルボーセンサ3が縫い込まれて固定されている。こ れらリストセンサ2およびエルボーセンサ3については後述する。また、リスト 部Aおよびエルボー部Bの各センサの中央部の近傍には、一部が切り取られその 部分を縫って絞り込みを入れることにより、それぞれ凹部S1およびS2が形成 されている。これらの凹部S1,S2はサポータ1において各々手首および肘の 関節と当接する箇所に各々形成されている。この凹部S1,S2については後述 する。
【0009】 4,4,…は係止バンドであり、サポータ1の両側端部のセンサの両側および 中央部に対応する箇所から各センサの長手方向に対して垂直な方向に突出して形 成されている。サポータ1の一方の側端部に形成された係止バンド4の先端には マジックテープ(雄)5aが固着され、他方の係止バンド4の先端にはマジック テープ(雌)5bが固着される。サポータ1を腕に装着する際、この係止バンド 4,4,…を腕に巻き付けてマジックテープ(雄)5aとマジックテープ(雌) 5bとを当接させる。なお、このマジックテープ5a,5bの代わりにボタンを 使用してもよい。
【0010】 6はプラスチック製のグリップであり、親指によって押下される親指ベンダ7 と、親指以外の4本の指によって押下されるスイッチ8,8,…とを有している 。親指ベンダ7はグリップ6の上面に配置され、スイッチ8,8,…はグリップ 6の一側面に複数個配置されている。これら親指ベンダ7およびスイッチ8,8 ,…については後述する。このグリップ6とサポータ1の先端の2つの突出部と は、グリップ6とサポータ1間に手を挿入するための空隙を有して取り付けられ ている。このグリップ6とサポータ1との取り付け部を図2に示す。この図にお いて、サポータ1の先端は人工皮革9が縫いつけられることにより補強されてい る。そして、このサポータ1の先端部がネジ10によりグリップ6に接続されて いる。
【0011】 次に、各センサおよびスイッチについて説明する。リストセンサ2およびエル ボーセンサ3は、歪ゲージにより構成されている。そして、リストセンサ2は手 首の曲げ角度に応じた信号を出力し、エルボーセンサ3は肘の曲げ角度に応じた 信号を出力する。右手用の装置のリストセンサ2から出力される信号は、例えば 音色を制御する信号として図示しない電子楽器に供給される。左手用の装置のリ ストセンサ2から出力される信号は、例えば楽音の音量制御に使用される。同様 に、右手用の装置のエルボーセンサ3と左手用の装置のエルボーセンサ3の各出 力信号も各々所定の楽音パラメータを制御する信号として電子楽器に供給される 。一方、親指ベンダ7は、自己復帰型のシーソー式スイッチによって構成されて おり、演奏者が操作を行わない時は図1に示す中立状態となっている。この親指 ベンダ7の右側部分を押下すると例えばピッチを上昇させる制御信号が出力され 、左側部分を押下するとピッチを下降させる制御信号が出力される。スイッチ8 ,8,…は、各々発音指示用のスイッチであり、オン状態とされたスイッチ8, 8,…に対応したキーコードの発音指示が出力される。上記各センサおよびスイ ッチからの出力信号は、出力ケーブル11を介して、図示しない電子楽器に供給 される。この出力ケーブル11は、サポータ1の一部が袋縫いされてその中に通 され、図1に示すようにサポータ1のエルボー部B側の末端から1本化してまと めて出される。従って、右手用の装置および左手用の装置から、各々1本ずつの 出力ケーブル11が電子楽器に接続されている。
【0012】 この実施例による電子楽器の入力装置の装着図を図3および図4に示す。図3 は、この装置が腕に装着された状態を腕の内側から見た図である。この装置を装 着する場合、演奏者は、グリップ6を握り、肘から手首にかけてサポータ1をは わせ、係止バンド4,4,…の先端のマジックテープ(雄)5a,5a,…を対 応するマジックテープ(雌)5b,5b,…に当接させる。それによって、手首 はリスト部Aの凹部S1に、肘はエルボー部Bの凹部S2に各々収納される。図 4は、この装置を腕に装着した様子を腕の外側から見た図である。この図に示す ように、リストセンサ2は手首にエルボーセンサ3は肘に対向して固定される。 ここで、サポータ1の接続部Cについて説明する。図3に示すように、手首の曲 げ方向である矢印Dを含む面と、肘の曲げ方向である矢印Eを含む面とは、ほぼ 90゜ねじれた関係にある。このため接続部Cはこのねじれを吸収し得る形状で なければならない。図5はこのねじれを吸収し得るサポータ1の本体の構成例を 示すものであり、右手用のサポータ1の本体の腕に接着される面を示した概略図 である。この図に示すように接続部Cを緩やかなS字状に湾曲した形状に形成す ることによって、上述のねじれを吸収することが可能となる。
【0013】 また、サポータ1の両側端部のセンサの中央部に対応する箇所は、二等辺三角 形状に切り取られている。この二等辺三角形状の切り込みの長さが等しい2辺を 縫い合わせてサポータを絞り込むことにより、サポータ1のセンサの中央部近傍 に凹部S1,S2が形成される。この凹部S1,S2が関節に当接することによ り、サポータのズレを防ぐことができる。
【0014】 上述の実施例においては、各センサからの検出信号を本体装置に送信する手段 として、出力ケーブルを用いたが、この出力ケーブルを用いずに無線により出力 信号を電子楽器に供給することも可能である。また、上述の実施例においては、 サポータ1に設けられるセンサを歪みゲージとしたが、これに限らず、例えば関 節の位置、関節の曲げ速度あるいは加速度等を検出するセンサ・スイッチを用い ることができる。
【0015】 以上のように、上述の実施例によって、以下のような効果が得られる。 (1)グリップ、リスト部、およびエルボー部を一体化したので、サポータの着 脱、ケーブルの接続が容易となる。すなわち、リスト部、エルボー部を各々の対 応部に取り付ける必要がなく、位置決めの面倒も解消される。 (2)サポータを腕に巻き付けてマジックテープあるいはボタンにより固定する 形状にしたので、手の大きさや腕の太さの個人差によって異なるサポータを用意 する必要がなく、一種類のサポータで済む。また、長袖の衣服を着用している場 合や、腕時計等を装着している場合等も装着が可能となる。すなわち、手首や腕 に容易に密着させることができる。 (3)係止バンドをセンサの両端および中央部に対応する3箇所に設け、また、 サポータの関節に対応する箇所に凹部を設けたので、関節を曲げ伸ばししても本 入力装置は装着した位置からずれることがなく、関節の曲げ角度に正確に対応し た検出信号を得ることができる。 (4)各センサの出力ケーブルが各々個別に本体装置と接続されることがないの で、出力ケーブルが演奏の邪魔となることなく、断線等の心配がなくなる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、第1の考案によれば、複数の関節部を含む人体対応部と 密着するように装着されるサポータと、前記サポータにおける前記各関節部に対 応した各部に固定され、各々対応する関節の曲げ運動に伴って曲げられ、各々曲 げ角度に応じた検出信号を出力する複数の曲げ角度検出手段とを設けたので、装 置が一体化し、位置決めを行う必要もなく、装着が容易となるという効果がある 。 また、第2の考案によれば、関節部を含む人体対応部と密着するように装着さ れる帯状のサポータと、前記サポータにおける前記関節部に対応した部位に固定 され、対応する関節の曲げ動作に応じた検出信号を出力する曲げ動作検出手段と 、前記帯状のサポータの一方の側端部に設けられた複数の係止部と、前記帯状の サポータの他方の側端部に設けられ、前記各係止部が着脱される複数の係止部当 接部とを設けたので、人体の個人差を考慮する必要がなく、任意に大きさを決定 して人体に密着させることができる。また、衣服の上からも装着することができ るので、装着が容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例による電子楽器の入力装
置の構成を示す正面図である。
【図2】 同実施例による電子楽器の入力装置のグリッ
プとサポータの取り付け部分を表す斜視図である。
【図3】 同実施例による電子楽器の入力装置の装着例
を示す斜視図である。
【図4】 同実施例による電子楽器の入力装置の装着例
を示す斜視図である。
【図5】 同実施例による電子楽器の入力装置のサポー
タの構成を説明する概略図である。
【符号の説明】
1……サポータ、2……リストセンサ、3……エルボー
センサ、4……係止バンド、5a,5b……マジックテ
ープ、6……グリップ、7……親指ベンダ、8……スイ
ッチ、 9……人工皮革、10……ネジ、11……出力
ケーブル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の関節部を含む人体対応部と密着す
    るように装着されるサポータと、 前記サポータにおける前記各関節部に対応した各部に固
    定され、各々対応する関節の曲げ運動に伴って曲げら
    れ、各々曲げ角度に応じた検出信号を出力する複数の曲
    げ角度検出手段とを具備し、前記各検出信号を楽音制御
    信号として電子楽器に供給することを特徴とする電子楽
    器の入力装置。
  2. 【請求項2】 関節部を含む人体対応部と密着するよう
    に装着される帯状のサポータと、 前記サポータにおける前記関節部に対応した部位に固定
    され、対応する関節の曲げ動作に応じた検出信号を出力
    する曲げ動作検出手段と、 前記帯状のサポータの一方の側端部に設けられた複数の
    係止部と、 前記帯状のサポータの他方の側端部に設けられ、前記各
    係止部が着脱される複数の係止部当接部とを具備し、前
    記各検出信号を楽音制御信号として電子楽器に供給する
    ことを特徴とする電子楽器の入力装置。
JP6960892U 1992-10-06 1992-10-06 電子楽器の入力装置 Withdrawn JPH0636097U (ja)

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JP6960892U JPH0636097U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 電子楽器の入力装置

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JP6960892U JPH0636097U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 電子楽器の入力装置

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JPH0636097U true JPH0636097U (ja) 1994-05-13

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JP6960892U Withdrawn JPH0636097U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 電子楽器の入力装置

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306