JPH0636026A - 動画像処理装置 - Google Patents

動画像処理装置

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JPH0636026A
JPH0636026A JP4185303A JP18530392A JPH0636026A JP H0636026 A JPH0636026 A JP H0636026A JP 4185303 A JP4185303 A JP 4185303A JP 18530392 A JP18530392 A JP 18530392A JP H0636026 A JPH0636026 A JP H0636026A
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signal
scene
moving image
frame
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JP4185303A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoneda
等 米田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、動画像素材から正確なシーン検出、
有効なインデックス情報の抽出を可能とする。 【構成】動画像の各色信号(RGB)をデジタル画像デ
ータに変換した後、フレーム単位での輝度信号(Y)と
第一及び第二の色相信号(C1,C2)に分離する画像
入力部1と、分離されたフレーム間の輝度信号(Y)に
基づいてシーン変化の検出を行なう第一のシーン変化検
出部2と、分離されたフレーム間の第一の色相信号(C
1)に基づいてシーン変化の検出を行なう第二のシーン
変化検出部3と、分離されたフレーム間の第二の色相信
号(C2)に基づいてシーン変化の検出を行なう第三の
シーン変化検出部4と、第一、第二及び第三のシーン変
化検出部2〜4によるシーン検出結果に基づいて動画像
のシーン変化を判定する動画像シーン変化判定部5とを
具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像素材を扱う動画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等においては、テキス
ト、画像、動画等を含む種々の情報を統一して処理する
マルチメディア処理やそれらの各種情報間を関係付けて
処理するハイパーメディア処理の要求が強くなってい
る。特に、時系列情報である動画像は、プレゼンテーシ
ョンにおける表現手段としては従来の静的メディアであ
る文書情報などと比べて非常に優れており、有効な利用
が望まれている。しかし、動画像は、その情報量が膨大
であるため、内容検索/把握に多大の時間を要し、計算
機内でハンドリングするには非常に不便である。従っ
て、動画像ハンドリングには、その動画像に特徴的な情
報を提示することが必要であり、それにより、従来の文
書情報と同様に取り扱うことが可能である。このような
インデックス(検索)情報としては、シーンの変わり目
(変化点)が有効である。
【0003】シーンの自動検出方法には、フレーム間の
輝度変化量の大小で変化点を判定する第1の方法と、各
色チャネルヒストグラムのフレーム間の変化量の大小で
変化点を判定する第2の方法が考案されている。
【0004】まず第1の方法としては、フレーム単位で
輝度ヒストグラムを算出し、これを隣接フレーム間で差
分絶対値を求めその累積値を特徴量とし、その大小でシ
ーン変化を判定するものがある。つまり、フレーム内の
空間情報をなくしフレーム単位の輝度変化量に注目する
ことで、その変化量が大きい場合をシーン変化として検
出する。しかし、第1の方法では、フレーム全体として
の輝度変化が緩やかであるが色相変化が激しいシーン変
化に対しては、検出不可能であった。
【0005】また、第2の方法としては、各色チャネル
(RGB)で独立にフレーム内でヒストグラムを算出
し、隣接フレーム間で差分の絶対値をとり、各色分布の
類似度からフレーム間で相関がある場合を連続シーン、
逆に相関が無い場合をシーン変化と判定するものがあ
る。
【0006】図8(a)〜(c)に第2の方法について
の説明図を示す。各フレーム内でブロック(l×m)
[l,m≧1なる整数]を単位として(図8(a))、
各色チャンネル(RGB)で独立にヒストグラムを算出
し(図8(b))、隣接フレーム間で差分の絶対値をと
り、ブロック単位の評価値とする。これら各ブロックの
評価値をフレーム内で平均し、シーン変化判定の特徴量
(Tn )とする。この特徴量と予め定めた閾値(Th)
を比較することで、シーン変化を判定する。判定条件を
次式で示す。 Tn ≧Th:シーン変化 …(1−1) Tn <Th:連続シーン …(1−2)
【0007】しかし、この場合は、各色チャネル(RG
B)に輝度信号と色相信号が混合しており、輝度変化が
非常に大きい場合や、Red,Green,Blueの
各色軸に沿った方向で色変化が生じた場合にしか「シー
ン変化」と判定することができないため、正確なシーン
検出は困難であった。つまり、輝度変化はあるが色相変
化がほとんど無い場合や、色相変化があるがRed,G
reen,Blueの各色軸に沿った方向での変化が小
さい場合には、特徴量Tn が小さな値を示し、シーン変
化と判定することができなかった。この結果の一例を図
8(c)に示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のシー
ン検出を行う動画像処理装置では、輝度信号だけに基づ
いた特徴量や色信号(輝度信号と色相信号が混合したR
GB信号)に基づいた特徴量を基にシーン検出を行うた
め、第1の方法では輝度変化がなく色相変化がある場合
に取りこぼしがあった。また、第2の方法では、色相変
化が無いにもかかわらず特定色の色分布変化の累積結果
がある一定値を越えることで誤検出が生じたり、逆に、
色分布変化が有るにも拘らず特定の色信号軸の色変化と
一致しない場合などにおいてはシーン変化と見なさず取
りこぼしがあり、正確なシーン検出が不可能であった。
【0009】本発明は前記のような点に鑑みてなされた
もので、、動画像素材から正確なシーン検出が可能であ
り、かつ有効なインデックス情報の抽出が可能な動画像
処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の動画像処理装置
は、動画像の各色信号(RGB)をデジタル画像データ
に変換した後、フレーム単位での輝度信号(Y)と第一
及び第二の色相信号(C1,C2)に分離する画像入力
手段と、前記画像入力手段によって得られたフレーム間
の輝度信号(Y)に基づいてシーン変化の検出を行なう
第一のシーン変化検出手段と、前記画像入力手段によっ
て得られたフレーム間の第一の色相信号(C1)に基づ
いてシーン変化の検出を行なう第二のシーン変化検出手
段と、前記画像入力手段によって得られたフレーム間の
第二の色相信号(C2)に基づいてシーン変化の検出を
行なう第三のシーン変化検出手段と、前記第一、第二及
び第三のシーン変化検出手段によるシーン検出結果に基
づいて前記動画像のシーン変化を判定する動画像シーン
変化判定手段とを具備したものである。
【0011】
【作用】このような構成によれば、輝度情報と色相情報
でそれぞれ独立にシーン変化検出が行なわれ、それらの
結果からシーン変化の判定を行うので、種々の動画像素
材に対しても人間の色知覚と整合した正確なシーン検出
が可能である。また、モノクロ動画像がカラー動画像に
混在した入力素材に対しても、シーン変化検出機構を切
り替える必要がなく、正確なシーン検出が可能である。
つまり、膨大な情報の中から、正確でかつ適切な内容把
握が容易になる利点を有している。従って、動画像検索
を有効なインデックス情報に基づいて行なうことが可能
なため、ユーザにおける経験と勘に頼っていた動画像編
集が容易かつ短時間に行なわれ、従来に比べて編集効率
が格段に向上する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の一実施例
について説明する。図1は同実施例に係わる本動画処理
装置の構成を示すブロック図、図2は図1中に示す画像
入力部1の詳細な構成を示すブロック図、図3は図1中
に示す第一のシーン変化検出部2の詳細な構成を示すブ
ロック図、図4は図1中に示す第二のシーン変化検出部
3の詳細な構成を示すブロック図、図5は図1中に示す
シーン変化判定部5の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【0013】図1に示すように、動画処理装置は、画像
入力部1、第一のシーン変化検出部2、第二のシーン変
化検出部3、第三のシーン変化検出部4、シーン変化判
定部5、動画像編集部6から構成される。
【0014】画像入力部1は、動画像信号(RGB)1
0a,10b,10cを入力してデジタルデータに変換
した後、輝度信号(Y)と色相信号(C1,C2)に信
号変換し、フレーム単位のデジタル輝度信号(Y)20
a、及び第一、第二のデジタル色相信号(C1,C2)
20b,20cを出力する。第一のシーン変化検出部2
は、画像入力部1から出力されたデジタル輝度信号20
aを入力し、シーン変化を検出し、第一のシーン変化検
出信号30aを出力する。また、第二のシーン変化検出
部3は、第一のデジタル色相信号20bを入力し、シー
ン変化を検出し、第二のシーン変化検出信号30bを出
力する。さらに、第三のシーン変化検出部4は、第二の
デジタル色相信号20cを入力し、シーン変化を検出
し、第三のシーン変化検出信号30cを出力する。シー
ン変化判定部5は、第一のシーン変化検出部2、第二の
シーン変化検出部3、及び第三のシーン変化検出部4か
らそれぞれ出力された、第一、第二、第三のシーン変化
検出信号30a,30b,30cを入力し、シーン変化
を判定し、シーン変化判定信号40を出力する。動画像
編集部6は、シーン変化判定信号40と、画像入力部1
から出力されたデジタル輝度信号20a及び第一、第二
のデジタル色相信号20b,20cを入力し、所望の編
集処理を行う。
【0015】次に、図1中に示す画像入力部1につい
て、図2に示す詳細ブロック図を基に説明する。図2に
示すように画像入力部1は、A/D変換回路11、信号
変換回路12、第一のフレームメモリ(A)13a、第
一のフレームメモリ(B)13b、第二のフレームメモ
リ(A)14a、第二のフレームメモリ(B)14b、
第三のフレームメモリ(A)15a、及び第三のフレー
ムメモリ(B)15bによって構成されている。
【0016】A/D変換回路11は、入力信号(RG
B)10a,10b,10cを入力し、それぞれ各チャ
ネル独立に8ビットのデジタルデータに変換し、信号変
換回路12に出力する。信号変換回路12は、以下の変
換式で(R,G,B→Y,C1,C2)変換を行い、デ
ジタル輝度信号(Y)及び第一、第二のデジタル色相信
号(C1,C2)を、それぞれ第一、第二、第三のフレ
ームメモリ13a,13b,14a,14b,15a,
15bに出力する。
【0017】
【数1】
【0018】第一のフレームメモリ13a,13bは、
フレーム単位のデジタル輝度信号(Y)20aを、ま
た、第二のフレームメモリ14a,14bは、フレーム
単位の第一のデジタル色相信号(C1)20bを、さら
に、第三のフレームメモリ15a,15bは、フレーム
単位の第二のデジタル色相信号(C1)20bを、記憶
しており、それぞれ読み出される。また、A/D変換回
路11のサンプリングレートは、取り込む画像サイズに
依存するが、例えば12MHzとする。第一、第二、第
三のフレームメモリ13a,13b,14a,14b,
15a,15bは、それぞれダブルフレームメモリの構
成であり、画面サイズ/解像度にメモリ容量が決められ
る。例えば、パーソナルコンピュータのVGA(Video G
raphics Array)対応の画面表示を標準に考えると、(6
40×480)であり、900KB/フレームのメモリ
容量となる。
【0019】次に、図1に示す第一のシーン変化検出部
1について、図3に示す詳細ブロック図を基に説明す
る。第一のフレームメモリ13a,13bから出力され
たデジタル輝度信号20a(Yij)は、第一の平均値
算出回路21に入力される(ここで、ijは正整数)。
第一の平均値算出回路21は、デジタル輝度画像信号2
0a(Yij)を基に、(24×24)ブロック単位内
で平均値を算出し、以下の(3)式で表される平均輝度
信号(Ixyn )を求める。 Ixyn = ΣYij/(24×24) …(3)
【0020】ここで、平均輝度を求めるブロックの大き
さ(l×m)(l,m≧1なる整数)は任意であるが、
例えば画像圧縮の国際標準方式におけるDCT(Discre
te Cosine Transform)の処理単位である(8×8)の整
数倍とする。
【0021】第一のフレームメモリ(A)13aに記憶
されたデータに基づく平均輝度信号は、バッファメモリ
22に格納される。また、第一のフレームメモリ(B)
13bに記憶されたデータに基づく平均輝度信号も同様
に、第一の平均値算出回路21で平均値が算出される。
この結果(現フレームに対応した平均輝度信号)は、バ
ッファメモリ22に格納されている(前フレームに対応
した)平均輝度信号と同期をとって、減算回路23に入
力される。
【0022】減算回路23は、現フレームと前フレーム
が対応する位置のブロック単位で平均輝度信号の差分絶
対値を算出し、第一の特徴量信号28(△Ixyn )を
出力する。第一の特徴量信号28(△Ixyn )は以下
の式で表される。 △Ixyn =|Ixyn −Ixyn-1 | …(4)
【0023】次に、第一の比較回路31は、第一の特徴
量信号28を基に、シーン変化候補領域を抽出する。シ
ーン変化候補領域は、第一の特徴量信号28と予め定め
た第一の閾値信号Th1とを比較することによって決定
される。シーン変化候補領域の抽出は、第一の特徴量信
号28(△Ixyn )と第一の閾値信号Th1から、以
下の条件で決定される。 △Ixyn ≧Th1:シーン変化候補領域 …(5−1) △Ixyn <Th1:非シーン変化候補領域 …(5−2)
【0024】ここで、第一の比較回路24は、シーン変
化候補領域の時「1」、非シーン変化候補領域の時
「0」を示すシーン変化候補領域信号50を出力する。
また、図6に、典型的な各種シーンのブロック内平均輝
度のフレーム間差分の絶対値のヒストグラムを示す。
【0025】次に、第一の特徴量信号28とシーン変化
候補領域信号50とからシーン変化の判定を行なう。ま
ず、シーン変化候補領域の第一の特徴量信号を選択的に
取得するために、セレクタ25は、第一の特徴量信号2
8と固定信号「0」を入力し、シーン変化候補領域信号
50に応じて制御される。つまり、シーン変化候補領域
信号が「1」の場合(シーン変化候補領域)、セレクタ
25は、第一の特徴量信号28をそのままセレクタ25
は出力し、一方、シーン変化候補領域信号が「0」の場
合(非シーン変化候補領域)、固定信号「0」を出力す
る。
【0026】このようにして得られた第一の選択特徴量
信号60は、第二の平均値算出回路26に入力される。
第二の平均値算出回路26は、フレーム内でのシーン変
化候補領域にだけ対応した平均輝度の差分絶対値の平均
値を算出し、第二の特徴量信号29(Sn )として出力
する。例えば、図7(a)に示す例では、斜線を施した
ブロックがシーン変化候補領域であり、これら7ブロッ
クについての第一の特徴量信号28(△Ixyn )を加
算することで、第二の特徴量信号29(Sn )が決ま
る。
【0027】次に、第二の特徴量信号29を基に、シー
ン変化の判定を行う。シーン変化の判定は、第二の比較
回路27において、第二の特徴量信号29と予め定めた
第二の閾値信号Th2から決定され、第一のシーン変化
検出信号30aとして出力される。判定条件は、第二の
特徴量信号29(Sn )と第二の閾値信号Th2から次
の式で示される。 Sn ≧Th2:シーン変化 …(6−1) Sn <Th2:連続シーン …(6−2) ここで、第一のシーン変化検出信号30aは、シーン変
化の時「1」、連続シーンの時「0」を出力する。
【0028】以上の判定条件でシーン検出を行なうと、
輝度信号を用いた従来の方式では正確な検出が困難であ
った「背景部の輝度変化が小さいシーン変化」や「動き
が激しい連続シーン」が正確に検出可能である。
【0029】次に、図1に示す第二のシーン変化検出部
3について、図4に示す詳細ブロック図を基に説明す
る。第二のフレームメモリ14aから出力された第一の
デジタル色相信号20b(C1ij)は、ヒストグラム
算出回路31に入力される。ヒストグラム算出回路31
は、第一のデジタル色相信号20bを16段階のレベル
に分割し、各段階の頻度数を計算し、各段階毎にバッフ
ァメモリに格納する。また、ヒストグラム算出回路31
は、第二のフレームメモリ(B)14bに基づく各段階
毎の頻度数も同様に算出する。
【0030】この結果(現フレームに対応したヒストグ
ラム)は、バッファメモリ32に格納されている(前フ
レームに対応した)ヒストグラムと同期をとって、減算
回路33に入力される。減算回路33は、現フレームと
前フレームのヒストグラムの差分絶対値を各段階毎に算
出し、加算回路34に出力する。x段階のヒストグラム
の差分絶対値(△C1xn )は、以下の式で表される。
(但しxは、1≦x≦16なる整数) △C1xn =|C1xn −C1xn-1 | …(7) ここで、C1xn とC1xn-1 は、それぞれnフレーム
と(n−1)フレームのx段階に所属する頻度数を示
す。
【0031】加算回路34は、各段階毎のヒストグラム
の差分絶対値を加算する。本実施例の場合は、16個の
データを累積する。従って、第一のデジタル色相信号2
0bに基づく色相ヒストグラムのフレーム間差分絶対値
の累積信号36(H1n )は、以下の式で算出される。 H1n =Σ△C1xn …(8)
【0032】以上のようにして得られた第一のデジタル
色相信号20bに基づく色相ヒストグラムのフレーム間
差分絶対値の累積信号36は、比較回路35に入力され
る。比較回路35は、予め定めた閾値信号Th3と累積
信号36とを比較判定することでシーン変化の検出を行
い、第二のシーン変化検出信号30bを出力する。判定
条件は、第一のデジタル色相信号20bに基づく色相ヒ
ストグラムのフレーム間差分絶対値の累積信号36(H
n )と、閾値信号Th3から次の式で示される。 H1n ≧Th3:シーン変化 …(9−1) H1n <Th3:連続シーン …(9−2) ここで、第二のシーン変化検出信号30bは、シーン変
化の時「1」、連続シーンの時「0」を出力する。
【0033】なお、第三のシーン変化検出部4は、第二
のシーン変化検出部3において、第二のデジタル色相信
号20c(C2ij)を入力することで同様に実現でき
るので、説明を省略する。第三のシーン変化検出部4
は、第二のデジタル色相信号20cに基づく色相ヒスト
グラムのフレーム間差分絶対値の累積信号(H2n )と
閾値信号Th4から次の式で示される判定条件で、第三
のシーン変化検出信号30cを出力する。 H2n ≧Th4:シーン変化 …(10−1) H2n <Th4:連続シーン …(10−2) ここで、第三のシーン変化検出信号30cは、シーン変
化の時「1」、連続シーンの時「0」を出力する。
【0034】次に、図1に示すシーン変化判定部5につ
いて、図5に示す詳細ブロック図を基に説明する。第
一、第二、及び第三のシーン変化検出信号30a,30
b,30cは、それぞれ第一、第二及び第三の乗算回路
51a,51b,51cに入力される。第一、第二及び
第三の乗算回路51a,51b,51cは、予め設定し
た重み係数α1,α2,α3とそれぞれ乗算し、システ
ムの目的に応じて重み付けされた第一、第二及び第三の
修正シーン変化検出信号を出力する。
【0035】本実施例では、例えばα1=0.5,α2
=0.25,α3=0.25とする。加算回路52は、
第一、第二及び第三の乗算回路51a,51b,51c
からそれぞれ出力された第一、第二及び第三の修正シー
ン変化検出信号を加算し、総合シーン変化検出信号54
を比較回路53に出力する。
【0036】比較回路53は、総合シーン変化検出信号
54と、予め定めた閾値信号Yh5とからシーン変化判
定信号40を出力する。ここで、シーン変化判定信号4
0は、シーン変化の時「1」、連続シーンの時「0」で
出力される。
【0037】以上の判定条件でシーン検出を行った例を
図7(b)に示す。従来の方式では正確な検出が困難で
あった「色相変化があまり無く、輝度変化がある場合」
や「特定色(RGB)以外の色相変化がある場合」が正
確に検出可能である。従って、種々の動画像素材に対し
ても、正確なシーン検出が可能であり、本方式を用いる
ことで、有効なインデックス情報が利用可能な動画像編
集システムが構築できる。
【0038】次に本発明の応用例について説明する。前
記実施例では、入力信号として、コンポーネント信号
(RGB)の例を示したが、種々のビデオフォーマット
のビデオ信号を用いることができる。例えば、各種のコ
ンポジット信号(NTSC,PAL,SECAM)もデ
コーダ部により、コンポーネント信号に変換することで
同様に処理することができる。信号変換回路の変換式
は、種々の変換式を用いることが可能であり、例えば、
PALで用いられる次式で変換しても良い。
【0039】
【数2】 また、以上は線形変換式であるが、非線形変換を行うこ
とで、(例えば均等色空間(L***)への変換)よ
り人間の知覚に整合した結果が得られる。
【0040】また、第一のシーン変化検出部2の第一の
平均値算出回路21では、(24×24)のブロック単
位で平均値を算出したが、ブロックの大きさ(l×m)
[l,m:正整数]は自由に選んでよい。さらに、第二
の特徴量算出回路26は、シーン変化候補領域だけに対
応した第一の特徴量の平均値を求め第二の特徴量とした
が、複数の特徴量を算出しても良い。例えば、シーン変
化候補領域の第一の特徴量の平均値と分散値を求め、こ
れら両者の特徴量の関係から判定を行っても良い。
【0041】第二のシーン変化検出部3は、フレーム単
位の色相ヒストグラムとしたが、ブロック単位の色相ヒ
ストグラムを算出し、それらの結果を基にフレーム内の
特徴量を算出しても良い。また、第一のシーン変化検出
部2と同じ方法で第二のシーン変化検出信号30bを生
成しても良い。
【0042】第三のシーン変化検出部4は、第二のシー
ン変化検出部2と同じとしたが、第二のシーン変化検出
部2と異なってもよいし、また、第一のシーン変化検出
部2と同じでも良い。
【0043】シーン変化判定部5での各シーン変化検出
信号30a,30b,30cの重み付け(α1,α2,
α3)も種々の値が選択できる。一般的には、α1より
α2を小さくし、α2とα3を異なるようにするが、輝
度信号の重み付け(α1)を小さくしても良い。
【0044】また、シーン変化検出信号30a,30
b,30cは、1ビットの信号としたが、多値情報信号
としても良い。つまり、各閾値信号を複数個設定し、第
一,第二及び第三のシーン変化検出信号30a,30
b,30cを多値信号とすることで、後段のシーン変化
判定部5での重み付けがさらに有効になり、より正確な
シーン検出が可能となる。以上、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で種々の変更を行っても良い。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、色信号
を輝度信号と第一及び第二の色相信号に分離し、それぞ
れ独立にシーン検出を行い、それらの結果からシーン変
化の総合判定を行うため、従来では誤検出や取りこぼし
がある動画像素材に対しても、正確なシーン検出が可能
となる。また、モノクロ動画像がカラー動画像に混在し
た入力素材に対しても、輝度情報と色相情報を分離して
行っているので、正確なシーン検出が可能である。従っ
て、動画情報の登録/検索が簡単に行え、かつ、動画像
編集の編集効率が高い動画像処理装置を提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる動画像処理装置の構
成を示すブロック図。
【図2】図1に示す動画像処理装置の画像入力部1の詳
細な構成を示すブロック図。
【図3】図1に示す動画像処理装置の第一のシーン変化
検出部2の詳細な構成を示すブロック図。
【図4】図1に示す動画像処理装置の第二のシーン変化
検出部3の詳細な構成を示すブロック図。
【図5】図1に示す動画像処理装置のシーン変化判定部
5の詳細な構成を示すブロック図。
【図6】典型的な各種シーンのブロック内平均輝度のフ
レーム間差分の絶対値のヒストグラムを示す図。
【図7】本発明のシーン変化検出方式を説明するための
図。
【図8】従来のシーン変化検出方式を説明するための
図。
【符号の説明】
1…画像入力部、2…第一のシーン変化検出部、3…第
二のシーン変化検出部、4…第三のシーン変化検出部、
5…シーン変化判定部、6…動画像編集部、10a,1
0b,10c…入力信号、20a…輝度信号、20b…
第一の色相信号、30a1…第一のシーン変化検出信
号、30b…第二のシーン変化検出信号、30c…第三
のシーン変化検出信号、40…シーン変化判定信号、1
1…A/D変換回路、12…信号変換回路、13a…第
一のフレームメモリ(A)、13b…第一のフレームメ
モリ(B)、14a…第二のフレームメモリ(A)、1
4b…第二のフレームメモリ(B)、15a…第三のフ
レームメモリ(A)、15b…第三のフレームメモリ
(B)、21…第一の平均値算出回路、22…バッファ
メモリ、23…減算回路、24…第一の比較回路、25
…セレクタ、26…第二の平均値算出回路、27…第二
の比較回路、28…第二の平均値算出回路、29…第二
の平均値算出回路、31…ヒストグラム算出回路、32
…バッファメモリ、33…減算回路、34…加算回路、
35…比較回路、36…第二の平均値算出回路、51a
…第一の乗算回路、51b…第二の乗算回路、51c…
第三の乗算回路、52…加算回路、53…比較回路、5
4…総合シーン変化検出信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像の各色信号(RGB)をデジタル
    画像データに変換した後、フレーム単位での輝度信号
    (Y)と第一及び第二の色相信号(C1,C2)に分離
    する画像入力手段と、 前記画像入力手段によって得られたフレーム間の輝度信
    号(Y)に基づいてシーン変化の検出を行なう第一のシ
    ーン変化検出手段と、 前記画像入力手段によって得られたフレーム間の第一の
    色相信号(C1)に基づいてシーン変化の検出を行なう
    第二のシーン変化検出手段と、 前記画像入力手段によって得られたフレーム間の第二の
    色相信号(C2)に基づいてシーン変化の検出を行なう
    第三のシーン変化検出手段と、 前記第一、第二及び第三のシーン変化検出手段によるシ
    ーン検出結果に基づいて前記動画像のシーン変化を判定
    する動画像シーン変化判定手段と、 を具備したことを特徴とする動画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第一のシーン変化検出手段は、 前記輝度信号(Y)のフレーム間のデータに基づいて第
    一の特徴量を算出する第一の特徴量算出手段と、 前記第一の特徴量算出手段によって得られた第一の特徴
    量に基づいて、フレーム中のシーン変化の候補領域を抽
    出するシーン変化候補領域抽出手段と、 前記シーン変化候補領域抽出手段によって得られたシー
    ン変化候補領域、及び前記第一の特徴量に基づいて第二
    の特徴量を算出する第二の特徴量算出手段と、 前記第二の特徴量算出手段によって得られた第二の特徴
    量をもとに、シーン変化を判定する第一のシーン変化判
    定手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の動画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第二及び第三のシーン変化検出手段
    は、前記第一のシーン変化検出手段と同一の構成である
    ことを特徴とする請求項1記載の動画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第二のシーン変化検出手段は、 前記第一の色相信号(C1)のフレーム間のデータに基
    づく、色相ヒストグラムのフレーム間差分の絶対値の累
    積を特徴量としてシーン変化の検出を行なうことを特徴
    とする請求項1記載の動画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第三のシーン変化検出手段は、前記
    第二のシーン変化検出手段と同一の構成であることを特
    徴とする請求項1記載の動画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記シーン変化判定手段は、 前記第一、第二及び第三のシーン変化検出手段による検
    出結果に対する加重平均に基づいてシーン変化の判定を
    行うことを特徴とする請求項1記載の動画像処理装置。
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