JPH0635A - 作地の土壌改良方法および装置 - Google Patents

作地の土壌改良方法および装置

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JPH0635A
JPH0635A JP18448492A JP18448492A JPH0635A JP H0635 A JPH0635 A JP H0635A JP 18448492 A JP18448492 A JP 18448492A JP 18448492 A JP18448492 A JP 18448492A JP H0635 A JPH0635 A JP H0635A
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soil
air
tank
liquid
pipe
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Akira Sakamoto
彬 坂本
Katsuaki Kimura
勝昭 木村
Kazuhiko Tsukamoto
和彦 塚本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作地の土壌中に水や空気を供給するための土壌
改良装置の構造を、バルブ操作なしで液体の供給と空気
の供給が切り替わるようにして簡略化し、製造コストを
安価にする。 【構成】土壌改良装置Aはタンク1を備え、下部には導
出管20が接続されている。タンク1の上部には注水口
11が設けてあり、注水口11には気密蓋13が取付け
てある。タンク1にはコンプレッサ3から配管された送
気管30が接続されている。導出管20の先部は、土壌
内に配設してある連結管21に連結してあり、連結管2
1には供給管2が直角に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜や果樹あるいは茶
等を栽培する作地の土壌改良を行う、作地の土壌改良方
法および装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】以前は、例えば野菜や果樹あるいは茶等を
栽培する作地の土壌改良のために、土壌に大量の石灰等
を混合したり、好気性菌の活性化を図るために耕したり
していた。しかし、これらの方法は大変な手間がかかる
ために、最近では土壌の所要の深さに通気管や通液体管
を埋設し、空気や液体を土壌内に送って土壌の改良が簡
単にできる方法、装置が普及してきている。上記したよ
うな、土壌内に通気管や通液体管を埋設した土壌改良方
法、装置としては、例えば特開昭61−170326号
公報に示されたものがある。この公報に開示された装置
は、空気供給路を開閉するためのバルブと、液体供給路
を開閉するためのバルブを備え、必要に応じてバルブを
切り替えることにより供給管から空気または液体を土壌
内に供給するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】けれども、上記した土
壌改良方法、装置には次のような課題があった。すなわ
ち、液体の供給と空気の供給の切り替えはバルブ操作に
より行われるが、手動で行うには手間がかかり、自動化
するには装置が複雑化し、製造コストが高くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、タンク内の液体を、送気圧でもって圧送
し、これにより土壌に埋設された供給管から上記液体を
土壌内に拡散供給し、所要量の上記液体の供給が終了し
た後、更に空気を上記供給管から上記土壌内に拡散供給
する、作地の土壌改良方法である。第2の発明にあって
は、作地の土壌内に液体と空気を供給する土壌改良装置
であって、この装置は、タンクと、このタンクから配管
され、土壌内に配設される供給管と、前記タンク内へ空
気を送る送気装置と、を備えた、土壌改良装置である。
【0005】本発明にいう液体とは、水の他、各種薬剤
や肥料等を含有する溶液も含む概念である。タンクの容
量は作物の種類、作地面積の広さ等によって適宜設定さ
れる。またタンクの材質は、液量が外部から確認できる
ように透明または半透明の合成樹脂等が望ましいが限定
するものではなく、例えば金属であってもタンクに液量
管等を備えていればよい。使用されるタンクは一個に限
るものではなく、複数のタンクを使用することもでき
る。供給管の構造は、液体や空気を土壌内にほぼ均等に
拡散できるものであれば特に限定しない。送気装置とし
ては、供給管の末端まで十分に送気可能な送気圧を発生
できるコンプレッサあるいはブロア等が使用される。
【0006】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明にかかる土壌改良装置の概
略説明図、図2は供給管の構造を示す斜視図である。符
号Aは土壌改良装置で、タンク1を備えている。タンク
1は上下がほぼ塞がれた円筒型で、下部は漏斗状に形成
され、その最下部には、後述する供給管2に通じる導出
管20がつながれている。タンク1の上部には、円形の
注水口11が設けてある。注水口11の開口縁部には螺
子部12が設けてある。そして注水口11には、タンク
1の気密性を確保するための気密蓋13が螺子部14を
前記螺子部12に螺合して装着してある。またタンク1
上面の中央部には、タンク1に隣設された送気装置であ
るコンプレッサ3から配管された送気管30が接続され
ている。そして、タンク1は地面に据え付けられる三本
脚の台脚部材10に取付けてある。またタンク1は半透
明の合成樹脂製で、内部の液量が外部から透けて見える
ようにしてある。前記導出管20の上部にはコック29
を備えており、導出管20の先部は所要の長さの連結管
21のほぼ中央部に連結してある(図3参照)。連結管
21には、所要の長さの供給管2が直角に連結されてい
る。各供給管2は各畝4の間の土壌内に配設してあり、
各供給管2によって作地の全体をカバーできるようにし
ている。
【0007】次に図2を参照して供給管2の構造を説明
する。供給管2は、管本体23と防根シート24を備え
ている。管本体23は、周面上に全周にわたり軸線方向
に設けられた所要数の突条25を有している。各突条2
5の間の周面には、内部の流通路26と貫通した多数の
噴射孔27が設けてある。噴射孔27の径および間隔
は、本実施例では供給管2の先側になるに従って径を大
きくして間隔を狭めてあり、供給管2の基側から水を圧
送したときに供給管2の基側と先側の土壌でほぼ同量の
供給が行われるよう設定されている。防根シート24は
耐水性に優れた合成樹脂繊維の織物で、織物の一面から
他面へ貫通した500個/cm2 以上の微細孔を有する
ものである。防根シート24は管本体23に二枚巻きに
してあり、噴射孔27からの水と空気は土壌側へ通過さ
せるが、土壌側にある作物その他の植物根は通過させな
いようになっている。これにより、目詰まりや根絡みが
しにくくなり、装置解体の際の根部剥離を容易にするこ
とができる。
【0008】(作 用)図3は使用状態を示す説明図で
ある。図1ないし図3を参照して本実施例の作用を説明
する。供給管2の埋設深さは、作物の種類によって異な
るが、通常は30〜100cmの間で設定される。本実
施例の作物は茶であるので、埋設深さは約60cmに設
定されている。 まず導出管20のコック29を閉め、タンク1内に
作物根域の水の必要量から算出した所要量の水を入れ、
気密蓋13を取付ける。 コック29を開けてコンプレッサ3を作動させ、タ
ンク1内に空気を圧送する。これにより、水面が押さ
れ、水は導出管20から連結管21を通り、供給管2へ
送られる。 水は供給管2の各噴射孔27および防根シート24
を通して土壌内へ拡散される。このとき、供給管2の先
側は実際上は水圧がかかりにくいが噴射孔27の径は大
きくなっており、噴射孔27の間隔は狭めて密に設けて
ある。これによって供給管2の先側と基側ではほぼ均等
に水の拡散ができるようになっている。 所要量の水が供給し終った後も、一定時間コンプレ
ッサ3は作動し、供給管2の各噴射孔27および防根シ
ート24を通して空気を土壌内へ送る。これにより、先
に土壌内に拡散された水に酸素が送られ、いわゆるエア
リッチ状態となり、作物の根部に十分な水分と酸素が供
給されるので作物の成育が良好になり、安定した収量が
期待できる。なおタンク1は、送気圧をほぼ一定に保つ
ための保圧タンクになるので空気の安定した供給ができ
る。また、上記水の供給は一日に一度または二日に一度
というように、土壌の乾燥状態によって適宜行われる
が、空気の供給は常時行うようにしてよい。本発明は図
示の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲
の記載内において種々の変形が可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)液体の供給は空気圧を利用して行われ、また液体
の供給が終ると、そのまま空気が供給されるので、従来
のような切り替えのためのバルブが不要であり、装置が
簡略化でき、製造コストも安くなる。 (b)土壌内に液体を拡散供給した後に、その供給箇所
に空気を送るようにしているので、液体を効率よくエア
リッチ状態とすることができる。従って、仮に供給した
液体分量が多過ぎた場合でも、液体に十分な酸素が含有
されているので、根腐れ等が起こる心配はない。 (c)タンクを定量タンクにすれば、供給液体量が正確
に設定できると共に、液体に薬や肥料等を混合するとき
の濃度管理が容易にできる。 (d)タンクは、送気圧をほぼ一定に保つための保圧タ
ンクになるので空気の安定した供給ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる土壌改良装置の概略説明図であ
る。
【図2】供給管の構造を示す斜視図である。
【図3】使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 土壌改良装置 1 タンク 2 供給管 3 送気装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の液体を、送気圧でもって圧送
    し、これにより土壌に埋設された供給管から上記液体を
    土壌内に拡散供給し、所要量の上記液体の供給が終了し
    た後、更に空気を上記供給管から上記土壌内に拡散供給
    する、 作地の土壌改良方法。
  2. 【請求項2】 作地の土壌内に液体と空気を供給する土
    壌改良装置であって、この装置は、 タンクと、 このタンクから配管され、土壌内に配設される供給管
    と、 前記タンク内へ空気を送る送気装置と、を備えた、 土壌改良装置。
JP4184484A 1992-06-17 1992-06-17 土壌への給液及び給気方法 Expired - Lifetime JPH07106109B2 (ja)

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JP2008237135A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Kubota Ci Kk 地下灌漑システム
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