JPH0635927Y2 - 包装容器の上底装置 - Google Patents

包装容器の上底装置

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JPH0635927Y2
JPH0635927Y2 JP1990100136U JP10013690U JPH0635927Y2 JP H0635927 Y2 JPH0635927 Y2 JP H0635927Y2 JP 1990100136 U JP1990100136 U JP 1990100136U JP 10013690 U JP10013690 U JP 10013690U JP H0635927 Y2 JPH0635927 Y2 JP H0635927Y2
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folding
line
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folding line
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JP1990100136U
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宏平 瓜生
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宏平 瓜生
瓜生 芳久
瓜生 保
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は底部の中央が上底に組付けされる包装容器の上
底装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、例えばホテル、デパート、エアポート、喫茶店等
のトイレット内に設置れてメンスを処理した綿、ペーパ
ー等の汚物を投入して箱毎、廃棄するようにした紙製の
汚物投入箱があった。この汚物投入箱は紙製であり、製
作、組立が簡単で量産向きであり、材料費が安くコスト
が安価であること、投入される汚物毎廃棄処分が行なえ
ること、廃棄後において焼却場での焼却処分も簡単に行
なえ、公害等の発生が少ないことから最近、好評を博し
ている。
またこの汚物投入箱としては壁掛方式または床置式があ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の汚物投入箱は紙製であるた
め、床置方式を採用した場合にはトイレット内を掃除す
る時に濡れて水が投入箱内に侵入して汚物に滲みわたっ
たり、または投入箱自体が損傷することがあった。
そこで本考案は汚物投入箱等の箱本体の底部を上底にす
るようになして紙箱の底部全体が濡れないようにして箱
本体内に水が侵入しないようにし、また投入箱自体の水
による損傷を防止するようにし、さらには底部の組付け
が構造的に堅牢であり、しかも内部の収容面積が広く、
多くの内容物を収容し得る包装容器の上底装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は上記従来の欠点を解決するためになされ
たものであり、平面略正方形の箱本体を形成する4枚の
側板の下部開口縁の略同一長さの折線部を底辺とし夫々
内方に隣接して折曲自在に設けた略台形の折込底板と、
略矩形の係止板とから成り、前記折込底板は前記側板を
組付けた時の底面の対角線位置に配置される重合折線を
介して該重合折線を斜辺の1つとする二等辺三角形領域
部と不等辺三角形領域部とにより形成され、前記係止板
は前記重合折線に重合する折線にて所望角度の頂角を有
する略山形に前記折込底板と一緒に折曲自在に形成さ
れ、前記係止板の上辺には相互に係合可能な略円弧状の
係合舌片を形成し、前記重合折線および前記折線を底面
の前記対角線の略1/2の長さより長く形成したことによ
り底部を略四角錘形の上底に組付けるという手段を採用
した。
〔作用〕
先ず側板を折曲した箱本体を組付ける。次いで折込底板
および係止板を夫々内方に隣接して折曲する。そして折
込底板の重合折線に係止板の折線を重合し、しかも折込
底板の二等辺三角形領域部と不等辺三角形領域部とを重
合折線および折線において略山形に折曲して折込底板と
係止板とを組付ける。
その後、係止板の係止片部の一側を差込底板の上面に差
込み、係止板の係合舌片を係合させ、平面略正方形の箱
本体の底部に略四角錘形の上底を形成する。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に従って汚物投入箱に適用した場合
を一実施例に従って説明する。
1は紙、プラスチック薄板等を用いて形成される平面略
正方形の箱本体であり、この平面略正方形の箱本体1は
第1図に示す展開状態から第2図および第3図に示すよ
うに平面略正方形に形成する場合には折線aにて折曲自
在な4つの略縦長矩形の側板2,3,4,5の下部開口6の略
同一長さの折線部2a,3a,4a,5aを底辺として夫々組付時
に内方に隣接して折曲自在な略台形の折込底板7,8と、
略矩形な係止板9,10とを形成し、また左右何れかの側板
2,5の何れか、この実施例では側板5の一端に糊代片部1
1を折曲自在に連設している。
前記折込底板7,8は前記側板2,3,4,5を組付けた時の平面
略正方形の底面における対角線T位置に配置される重合
折線12,12を斜辺の1つとする二等辺三角形領域部7A,8A
と、不等辺三角形領域部7B,8Bとにより形成される。
また前記係止板9,10は前記折込底板7,8の重合折線12に
重合可能な折線13,13により前記二等辺三角形領域部7A,
8Aに貼付する略三角形の重ね片部9A,10Aと略台形の係止
片部9B,10Bとに区分される。
前記重合折線12および折線13の長さは前記側板2,3,4,5
を組付けた場合の平面略正方形の対角線Tの長さlの略
1/2の長さより長い長さl′,l″に形成される。
前記係止板9,10は組付けの際に前記重合折線12,12に重
合する折線13,13にて第6図に図示するように所望角度
θの頂角Aを有する略山形に前記折込底板7,8と一緒に
折曲自在に形成される。
14は前記折線13,13に交叉し、前記折込底板7,8の二等辺
三角形領域部7A,8Aの他側の斜辺に略一致するように前
記重ね片部9A,10Aに形成した切除部である。15は前記係
止板9,10の上辺の略中間に前記切除部14に隣接して設け
られた略円弧状の係合舌片であり、この係合舌片15,15
は相互に係合自在になって係止板9,10相互を係合させ
る。
16,17,18,19は折線bを介して内方に折曲自在に箱本体
1の上部に設けられた上部蓋片であり、箱本体1の上部
開口を開閉自在に塞ぐためのものである。なお20は側板
5に設置された壁等に設けたフック(図示せず)を係止
して箱本体1を吊り下げるための壁掛け用の孔である。
本考案の一実施例は以上の如き構成からなり、第1図に
示す展開状態から箱本体1の底部に上底を形成するのに
は以下の如き工程操作により組付ける。
先ず4つの側板2,3,4,5を折線aを介して折曲するとと
もに糊代片部11を折曲して側板2の内側端部に貼着して
箱本体1を略四角筒状に組付ける。
次いで折込底板7,8、係止板9,10を箱本体1の下部開口
6の略同一長さの折線部2a,3a,4a,5aを底辺として夫々
内方に隣接して折曲する。そして折込底板7の不等辺三
角形領域部7Bから二等辺三角形領域部7Aにわたるように
その上面に隣接する係止板9の重ね片部9Aを貼着する。
この際、折込底板7の重合折線12に係止板9の折線13を
重合し、しかも折込底板7の二等辺三角形領域部7Aと不
等辺三角形領域部7Bとを重合折線12および折線13におい
て第6図に示すような所望角度θの頂角Aの略山形に左
右下方に折曲するようにして折込底板7と係止板9とを
組付ける。
同様に他方の折込底板8の二等辺三角形領域部8Aの上面
にわたって係止板10の重ね片部10Aを重合折線12が折線1
3に重合し、且つ折込底板8の二等辺三角形領域部8Aと
不等辺三角形領域部8Bおよび係止板10の重ね片部10Aと
係止片部10Bとが重合折線12および折線13において所望
角度θの略山形に折曲するように係止板10の重ね片部10
Aを折込底板8の上面に貼付する(第5図参照)。
而して第5図において箱本体1の対向する折線a,a相互
を例えば矢印イ、イ′の方向に対向して押圧すると、底
面鋭角をなす平行四辺形に潰れた状態に組付けられてい
る側板2,3,4,5は自動的に側板2,3,4,5相互が略90°に交
叉するまで隣接する相互が開いて第2図に示す如く底面
略正方形の略四角錘形を呈するように自動的に組上が
る。
このようにすると、組上工数が省力化されるとともにこ
の時、係止板9の係止片部9Bの上辺の一側を折込底板8
の上面に差込み、しかも係止板10の係止片部10Bの一側
を差込底板7の上面に差込むことにより係止板9,10の係
合舌片15,15相互を自動的に係合し、箱本体1の底部を
上底に自動的に組上げる。
そして、折込底板7,8の二等辺三角形領域部7A,8Aに対し
て不等辺三角形領域部7B,8Bおよび係止板9,10の重ね片
部9A,10Aに対して係止片部9B,10Bが第6図に示すように
所望角度θの頂角Aを有する略山形に折込むべき折曲個
所としての重合折線12,12;折線13,13は側板2,3,4,5の組
付時における略四角形の底面の対角線Tの長さの略1/2
よりも長く形成され、しかも係合舌片15,15相互の係合
によって移動が阻止されるので、底部の略中央、すなわ
ち係合舌片15,15の設置個所が周囲の折線部2a,3a,4a,5a
の設置個所よりも傾斜角度αをもって内方上部に凹んだ
底面略四角錘形の上底に組上げられる。従って箱本体1
の底部下縁の折線部2a,3a,4a,5a個所が床面Yに線接触
して底部の略中央は床面Yに接触しないので、水が箱本
体1内に侵入するのが防止される。そしてこの重合折線
12,12;折線13,13の長さを側板2,3,4,5の組立時における
底面四辺形の対角線Tの長さの略1/2よりも長く形成し
且つ係合舌片15,15相互が係合することによって折込底
板7,8および係止板9,10の移動を阻止して上底を形成す
るが、この重合折線12,12;および折線13,13の長さを対
角線Tに対してその略1/2の長さよりも長短加減するこ
とにより上底を構成する略山形の所望角度θの頂角Aを
大小調整して上底の傾斜角度αを緩急調節することもで
きる。しかも上記のように組上げられた上底は底面四角
錘形に形成されるので、前後左右からの外力に耐ええる
構造堅牢な仕上がりに組付けられる。また箱本体1は平
面略正方形に組付けられるので、箱本体1の内部収容面
積が広くなり、汚物等の内容物の収容量が多くできる。
そして上部蓋部16,17,18,19を折線bにて内方に折込ん
で箱本体1の上部開口を閉塞して箱本体1の組立を完了
する。
また上記実施例は箱本体1を汚物投入箱に適用した場合
を代表的な実施例として説明したが、本考案の上底はこ
れに限ることなく、そのほか例えばびん等の内容物を包
装容器内に収容して上底状態で収納する時に、包装容器
を床等に置く場合に係合舌片15,15相互が係合する折込
底板7,8が重合折線12,12および折線13,13において対角
線Tの長さの略1/2よりも長く形成して略所望角度θの
頂角を有する断面略山形に形成され且つ傾斜角度αを有
する四角錘形に形成されるから、内容物の荷重がかかっ
ても上方からの荷重は四方に分散され、折込底板7,8お
よび係止板9,10は剛性を発揮して押潰れることなく、充
分に耐え得ることができ、衝撃を和らげることができる
等応用範囲は広い。
またこの考案についての箱本体1の上部開口を開閉自在
に塞ぐための上部蓋片16,17,18,19の構造は例示であっ
てこれに限ることはない。
しかも箱本体1を形成する材料として上記実施例に掲げ
た紙、プラスチック薄板に限られることなく、そのほか
に撥水性が良く、印刷が容易であり、さらには表面の光
沢を得るために紙の表面にプラスチック・フィルム等を
コーティングした複合材料等を用いて箱本体1を形成す
るようになしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案は、汚物投入箱等の底部を容易な組
立施工により上底に組立でき、そして箱本体内に水が侵
入しないように確実に防止でき、さらには底部の組付け
が構造的に堅牢であり、しかも箱本体は平面略正方形に
組付けられるので、内部の収容面積が広くなり、多くの
内容物を収容できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す展開図、 第2図は同じく組立時の底面図、 第3図は同じく上部蓋片を省略した状態の平面図、 第4図は第3図のI−I線拡大断面図、 第5図は底部の組付状態を示す斜面図、 第6図は第5図のII−II線拡大断面図である。 1……箱本体、2,3,4,5……側板、2a,3a,4a,5a……折線
部、6……下部開口、7,8……折込底板、7A,8A……二等
辺三角形領域部、7B,8B……不等辺三角形領域部、9,10
……係止板、12……重合折線、13……折線、9A,10A……
重ね片部、T……対角線。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面略正方形の箱本体を形成する4枚の側
    板の下部開口縁の略同一長さの折線部を底辺とし夫々内
    方に隣接して折曲自在に設けた略台形の折込底板と、略
    矩形の係止板とから成り、前記折込底板は前記側板を組
    付けた時の底面の対角線位置に配置される重合折線を介
    して該重合折線を斜辺の1つとする二等辺三角形領域部
    と不等辺三角形領域部とにより形成され、前記係止板は
    前記重合折線に重合する折線にて所望角度の頂角を有す
    る略山形に前記折込底板と一緒に折曲自在に形成され、
    前記係止板の上辺には相互に係合可能な略円弧状の係合
    舌片を形成し、前記重合折線および前記折線を底面の前
    記対角線の略1/2の長さより長く形成したことにより底
    部を略四角錘形の上底に組付けることを特徴とする包装
    容器の上底装置。
  2. 【請求項2】前記重合折線および前記折線の長さを底面
    の前記対角線の略1/2の長さより長く加減することによ
    り前記折線にて略山形に折曲する前記係止板の頂角を所
    望角度に加減することを特徴とした請求項1項記載の包
    装容器の上底装置。
JP1990100136U 1990-09-27 1990-09-27 包装容器の上底装置 Expired - Lifetime JPH0635927Y2 (ja)

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