JPH0635782Y2 - 吊り革の輪の衛生具 - Google Patents

吊り革の輪の衛生具

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JPH0635782Y2
JPH0635782Y2 JP3927791U JP3927791U JPH0635782Y2 JP H0635782 Y2 JPH0635782 Y2 JP H0635782Y2 JP 3927791 U JP3927791 U JP 3927791U JP 3927791 U JP3927791 U JP 3927791U JP H0635782 Y2 JPH0635782 Y2 JP H0635782Y2
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hanging leather
loop
sanitary
hanging
belt
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JP3927791U
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和秋 山口
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和秋 山口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は吊り革の輪の衛生具に関
する。当該「衛生具」における「衛生」なる語は文字通
りの衛生のみならず、芳香の雰囲気を含む広義の意味で
使用されている。このことは、実用新案登録請求の範囲
の項及びその他においても同じである。
【0002】吊り革は公共的な器具である。従って、そ
れを衛生的(芳香を含む、以下同じ)に保つことが望ま
れる。
【0003】
【従来の技術】しかし従来、吊り革を衛生的に保つこと
を旨く充足する方策は開発されていない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、吊り革ベルトに対する輪の可動性または吊り革ベル
ト自体の動きを活用して、吊り革の輪の衛生的保持を旨
く充足するようにするにある。
【0005】また、吊り革の輪につかまると、その輪に
加わる引下げ荷重で、吊り革に取付けの衛生具をして、
外れないよう装着状態を良化せしめることを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
考案は吊り革の輪を吊り革ベルト内面にて囲繞する且つ
内、外面の双方または何れかに衛生剤を担持させた第1
の部材と、吊り革の輪の可動性保持ならびに吊り革ベル
トに掛合した状態下に、該第1の部材及び吊り革ベルト
の輪周回部を包容するよう形作られた且つ下方側へ前後
に二枚貝様に開放が可能な分割片の組合せによるシェル
型をした第2の部材と、該第2の部材の頂端部に、該部
との間に拘束対偶素での結合下に取外し可能に装着され
る閉じ締め部材を構成要素として包含する吊り革の輪の
衛生具であって、該第2の部材に、前記第1の部材を左
右方向につき拘束するストッパを形成したことを特徴と
している。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。図面は全て本考案の実施態様を示している。
【0008】(1)が第1の部材、(2)が第2の部材
である。第1の部材(1)は吊り革(3)の輪(31)
を吊り革ベルト32内側にて囲繞する形のものであり、
且つ内、外面の双方または何れかに衛生剤aが担持させ
てある。衛生剤としては、消毒或いは清浄剤、芳香剤を
封入した摩擦で壊れるマイクロカプセル、脱臭剤、消臭
剤を充当するとよい。前二者の衛生剤は部材1の内面
に、後三者の衛生剤は部材1の内、外面の少なくとも何
れかに担持させればよい。その担持は、それ自体公知の
手段による付着により行えばよい。第2の部材(2)は
吊り革(3)の輪(31)の可動性を保持しまた吊り革
(3)のベルト(32)に掛合した状態下に、第1の部
材(1)及び吊り革ベルト(32)の輪周回部(32
a)を包容する形のものである。第1の部材(1)及び
ベルトの輪周回部(32a)が第2の部材(2)に包容
された状態下で、第1の部材(1)が第2の部材(2)
のポケット(28)に納まるようになっている。
【0009】第1の部材(1)は、可撓性のあるシート
状のもの(図2、図3)や、輪(31)に取外し可能に
嵌着するようなゴム弾性或いは柔軟質材料製で且つ縦に
延びる割れ目(11)付きのスリーブ状のもの(図4)
を有利に適用できる。シート状の場合、第1の部材
(1)は必要ならば、外側の面にゴムの層を形成する或
いは粘着剤を塗布するなどにより、ベルト(32)の輪
周回部(32a)及び/または第2の部材(2)に対す
る防滑或いは粘着性を与えてもよい。スリーブ状の場合
は、第1の部材(1)はその左右両端に、吊り革ベルト
(32)の左右幅に合う間隔でフランジ(12)(1
2)を形成し、吊り革ベルト(32)の輪周回部(32
a)に対する引っ掛かり性を持たせてもよい。
【0010】第2の部材2は、下方側へ前後に二枚貝様
に開閉が可能な分割片2a、2bの組合せによるシエル
型とする。第2の部材2には、第1の部材1を左右方向
につき拘束するストッパ4を形成する(図5)。該スト
ッパには、第1の部材1の図1左右幅に相当する間隔で
左右に並ぶ突起を当てればよい。
【0011】第2の部材2の頂端部に、該部との間に突
起・穴或いは突起・突起によるスナツプ20での取外し
が可能な結合型(図1、図6〜図11)、或いはねじ2
1による結合型(図12、図13)の閉じ締め部材5を
装着する。ねじ21は、リードの長いものが好ましい。
閉じ締め部材5は、スナップ20での結合型の場合、図
1、図6に示すようなほぼ方形の枠状のもの、図7、図
8に示すようなほぼ方形で中央に連結部6付きの枠状の
もの、図9、図10に示すようなほぼコの字状の枠状の
ものを有利に適用できる。コの字状の枠状の場合、部材
5は肉厚の厚いものとするのが好ましく、より好ましく
はコの字の横向き部の中央部を特に厚くする(図1
1)。ねじ21での結合型の場合、部材5は図12、図
13に示すようなほぼコの字状の枠状のもの、図14に
示すようなほぼ方形の枠状のものを有利に適用できる。
【0012】第2の部材2に対する閉じ締め部材5のス
ナップによる結合構造は、図10に詳細に示され、他の
図では概略的にしか示されていないが、図10と実質的
に変りがない。図6のスナップ結合構造は、図10のス
ナップ結合構造を部材2の周方向に長尺化したものに相
当する。第2の部材2に対する閉じ締め部材5のねじに
よる結合構造は、図12、図13に示されている。
【0013】第1の部材1を吊り革3の輪31に装着す
るには、輪31に第1の部材1を巻き付け或いは嵌着
し、輪31に対し第1の部材1をずらせ或いは輪31と
共に移動させて、吊り革ベルト32の輪周回部32aの
内側に第1の部材1をもたらした後、ベルト32の輪周
回部32a及びこれの内側で輪31のベルト吊り架部を
囲繞している第1の部材1を取り囲むようにして、これ
等に第2の部材をかぶせ、その分割片2a、2bを閉
じ、該第2の部材2の頭部に、閉じ締め部材5をスナッ
プ20またはねじ結合すればよい。部材5が開放型でな
い枠状(図1、図6、図7、図8、図14)のときは、
取り付け対象物に吊り革ベルトを取り付ける前に、部材
5の内空に吊り革ベルト32を通しておけばよい。
【0014】こうして、吊り革(3)の輪(31)のベ
ルト吊り架部を囲繞する状態下で、吊り革ベルト(3
2)の輪周回部(32a)と共に第2の部材(2)に包
容された第1の部材(1)は、第2の部材(2)のスト
ッパ(4)(4)により左右方向につき拘束された状態
となる。
【0015】従って、この装着状態の下、第2の部材
(2)に対し輪(31)を図1の時計回り或いは反時計
回りに動かせば、第1の部材(1)内面で輪(31)を
摺擦する。或いは吊り革の輪31につかまっていて、吊
り革ベルト32の輪周回部32aが第1の部材1に対し
動くと、第1の部材1の外面を該部32aが摺擦する。
かくて、第1の部材1内面のまたは内、外面の衛生剤に
より吊り革の輪31を衛生的にする。第1の部材(1)
の内空(13)が、上半側が輪(31)の内半側に相当
する形状の場合、輪(31)を第1図の状態から上方へ
内空(13)を中心として反転状となるよう動かすこと
もできる。全体或いは内層体が柔軟質材料によるスリー
ブ状の第1の部材では、内空(13)が直状型の場合で
も、輪(31)は同様な上方反転が可能である。
【0016】輪(31)についての上記衛生処理は、輪
(31)を使用する時、使用中、非使用時の別なく行い
得ることは自明である。
【0017】
【考案の効果】以上に詳述したところから明らかなよう
に、本考案によれば吊り革ベルトに対する輪の可動性ま
たは吊り革ベルト自体の動きを活用して、吊り革の輪の
衛生的保持の要望を旨く充足することができる。
【0018】また本考案においては、第2の部材は下方
側へ前後に二枚貝様に開放可能な分割片の組合せによる
シェル型になっているから、吊り革の輪につかまると、
その輪に加わる引下げ荷重で当該分割片が開こうとし
て、第2の部材頭部上の閉じ締め部材に対し突っ張る傾
向をとり、吊り革に取付けの本考案衛生具をして、外れ
ないよう装着状態を良化せしめる。
【0019】更に、本考案の第2の部材及び閉じ締め部
材の組合せ構造によれば、第1の部材の取換えが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を閉じ締め部材を分離した状
態で示す斜視図である。
【図2】図1の実施例における第1の部材の斜視図であ
る。
【図3】前記の例と異なる第1の部材の斜視図である。
【図4】第1の部材の別の変更例を示す斜視図である。
【図5】第2の部材の断面図である。
【図6】本考案の実施の他例を図1と同様な状態で示す
斜視図である。
【図7】本考案の上記と別の実施例を図1と同様な状態
で示す斜視図である。
【図8】前記の例と異なる閉じ締め部材の斜視図であ
る。
【図9】本考案の上記と別の実施例を図1と同様な状態
で示す斜視図である。
【図10】第9の実施例についての第2の部材及び閉じ
締め部材の結合構造を示す斜視図である。
【図11】閉じ締め部材の上記と別の変更例を示す斜視
図である。
【図12】本考案の上記と別の実施例を図1と同様な状
態で示す斜視図である。
【図13】図12の実施例の閉じ締め部材の図12と反
対側からの斜視図である。
【図14】閉じ締め部材の上記と別の変更例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
a 衛生剤 1 第1の部材 2 第2の部材 2a、2b 分割片 3 吊り革 4 ストッパ 20 スナップ 21 ねじ 32 吊り革ベルト 32a 吊り革ベルトの輪周回部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り革の輪を吊り革ベルト内面にて囲繞
    する且つ内、外面の双方または何れかに衛生剤を担持さ
    せた第1の部材と、吊り革の輪の可動性保持ならびに吊
    り革ベルトに掛合した状態下に、該第1の部材及び吊り
    革ベルトの輪周回部を包容するよう形作られた且つ下方
    側へ前後に二枚貝様に開放が可能な分割片の組合せによ
    るシェル型をした第2の部材と、該第2の部材の頂端部
    に、該部との間に拘束対偶素での結合下に取外し可能に
    装着される閉じ締め部材を構成要素として包含し、該第
    2の部材に、前記第1の部材を左右方向につき拘束する
    ストッパを形成した吊り革の輪の衛生具。
  2. 【請求項2】 衛生剤が第1の部材の内面に施された消
    毒或いは清浄剤である請求項1記載の吊り革の輪の衛生
    具。
  3. 【請求項3】 芳香剤を封入した摩擦で壊れるマイクロ
    カプセル、脱臭剤、消臭剤の何れかから衛生剤がなる請
    求項1記載の吊り革の輪の衛生具。
  4. 【請求項4】 拘束対偶素がスナップインして掛合する
    突起・孔或いは突起・突起によるスナップである請求項
    1記載の吊り革の輪の衛生具。
  5. 【請求項5】 拘束対偶素がねじである請求項1記載の
    吊り革の輪の衛生具。
JP3927791U 1991-03-06 1991-03-06 吊り革の輪の衛生具 Expired - Lifetime JPH0635782Y2 (ja)

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JPH04108545U JPH04108545U (ja) 1992-09-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020045027A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 永大産業株式会社 つり革、除菌装置、及び除菌装置の取り付け方法
JP2020063050A (ja) * 2020-01-23 2020-04-23 永大産業株式会社 つり革及び除菌装置

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JP2020045027A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 永大産業株式会社 つり革、除菌装置、及び除菌装置の取り付け方法
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JPH04108545U (ja) 1992-09-18

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