JPH0635567U - 吊り引き戸の走行装置 - Google Patents
吊り引き戸の走行装置Info
- Publication number
- JPH0635567U JPH0635567U JP8060292U JP8060292U JPH0635567U JP H0635567 U JPH0635567 U JP H0635567U JP 8060292 U JP8060292 U JP 8060292U JP 8060292 U JP8060292 U JP 8060292U JP H0635567 U JPH0635567 U JP H0635567U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding door
- piece
- connecting piece
- magnetic
- door body
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- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行が静かであり、レールへの接触などのお
それなく正常に走行する吊り引き戸の走行装置を得るに
ある。 【構成】 断面リップチャンネル状の長尺のレール体1
のリップ部3の上面を、巾方向の内側に向かって順次下
降する傾斜面4とし、この傾斜面4の長手方向に沿って
フェライト磁石などの磁性体5を一連に固定すると共
に、前記レール体1の間隙溝2に挿通される連結片9を
有し、その上端にレール体1に嵌入され、前記磁性体5
に反発する磁性体12を相対する傾斜下面10に固定し
た張出片11を設けた吊り持ち体7を引き戸本体8の上
端部に取り付けて成る。
それなく正常に走行する吊り引き戸の走行装置を得るに
ある。 【構成】 断面リップチャンネル状の長尺のレール体1
のリップ部3の上面を、巾方向の内側に向かって順次下
降する傾斜面4とし、この傾斜面4の長手方向に沿って
フェライト磁石などの磁性体5を一連に固定すると共
に、前記レール体1の間隙溝2に挿通される連結片9を
有し、その上端にレール体1に嵌入され、前記磁性体5
に反発する磁性体12を相対する傾斜下面10に固定し
た張出片11を設けた吊り持ち体7を引き戸本体8の上
端部に取り付けて成る。
Description
【0001】
本考案は、吊り引き戸を円滑、且つ静粛に走行開閉させる装置に関する。
【0002】
従来の吊り引き戸の走行装置は、上方に架設したリップチャンネル状のハンガ ーレールに対し、引き戸本体の上方に取り付けた吊り戸車を嵌入し、リップ部を 吊り戸車の車輪が走行するようにしていたのである。
【0003】 しかしながら、従来装置のハンガーレール、及び吊り戸車は双方とも金属製で 形成されているため走行に際しては騒音を発し、また、走行状態によっては吊り 戸車がハンガーレールの内側壁に接触するなどのおそれを多分に有し、正常な走 行ができないことがあった。
【0004】 しかも、従来の吊り引き戸の走行装置は、引き戸本体をボルト状の軸体によっ て吊り戸車に吊り下げていたため、ハンガーレールと引き戸本体との間には極め て大なる隙間を生じ、大気の流通を防止することはできないものであった。
【0005】 斯る種々の不都合に対処するため、吊り戸車にゴムなどのタイヤを嵌着して防 音を図ったものや、ハンガーレールのリップ部の内側縁を上方に折曲して吊り戸 車の揺動を制御し、内側壁への接触を防止したものなどが見受けられたが、何れ の方式においても製造に手数を要し、コスト高となるにも拘らず充分な効果を期 待することができないばかりでなく、大気の流通に関しても何ら改良されるもの ではなかった。
【0006】
解決しようとする問題点は、従来の吊り引き戸の走行装置が、走行時に騒音を 発し、且つ、正常な走行状態を得るのが困難であったことである。
【0007】
本考案は、下方中央に間隙溝を設けた断面リップチャンネル状を呈する長尺の レール体と、レール体のリップ部の上面に形成され、巾方向の内側に向かって順 次下降する傾斜面と、双方の傾斜面に長手方向に沿って一連に固定したフェライ ト磁石などの磯性体と、夫々の磁性体に相対する傾斜下面に、磁性体に反発する 磁性体を固定した張出片と、張出片の下方に設けられ、間隙溝に挿通される連結 片と、連結片を設け、引き戸本体の上端部に取り付けられる吊り持ち体とから成 るのである。
【0008】 また、連結片が、引き戸本体の巾方向の中央部に設けられていることが好まし い。 更に、吊り持ち体が、引き戸本体の上端部の全長に一連に取り付けられるのも よい。
【0009】
而して、レール体は鴨居、或いは天井などに間隙溝を下方に配して取り付けら れ、例えばフェライト磁石などの磁性体はリップ部の傾斜面の長手方向に沿って 一連に固定されるもので、長尺の磁性体はその状態のままで固定され、短尺の磁 性体は多数個の磁性体の同一極を順次突き合わせた状態で一連に固定するもので ある。
【0010】 他方、引き戸本体の上端部には、間隙溝に挿通される連結片を有する吊り持ち 体が取り付けられ、連結片の上方にはリップ部の傾斜面に対応する張出片を設け 、その傾斜下面に前記磁性体に反発する磁性体を相対して固定するもので、吊り 持ち体は引き戸本体の上端部に対して適当な間隔をおき、或いは全長にわたって 一連に取り付けられ、磁性体も張出片に対して引き戸本体の大きさ、重量などに 応じて適当な間隔をおき、或いはリップ部への固定と同様に全長にわたって一連 に固定されるのである。
【0011】 引き戸本体は、連結片を間隙溝に挿通し、張出片をレール体内に嵌入してレー ル体に吊り下げられるもので、張出片の傾斜下面に固定されている磁性体がリッ プ部の磁性体に反発し、引き戸本体を重量に抗して浮上させ、この浮上した状態 でレール体に沿って走行させる。
【0012】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明すると、1は下方中央に間隙溝2 を設けた断面リップチャンネル状を呈する長尺のレール体で、リップ部3の上面 には巾方向の内側に向かって順次下降する傾斜面4が形成されている。5は双方 の傾斜面4の長手方向に沿って一連に固定した例えばフェライト磁石などからな る磁性体で、多数個の短尺の磁性体5を順次同一極を突き合わせて配置し、リッ プ部3に設けた鉤状片6により把持している。
【0013】 7は引き戸本体8の上端部に取り付けられる吊り持ち体で、吊り持ち体7は間 隙溝2に挿通される連結片9を引き戸本体8の巾方向の中央部に立設しており、 連結片9の上方にはリップ部3の傾斜面4に相対する傾斜下面10を設けた張出 片11を形成している。12は張出片11の傾斜下面10に、前記夫々の磁性体 5に相対して固定した磁性体で、前記磁性体5に反発するように配置され、張出 片11に設けた鉤状片13により把持されている。14はレール体1が取り付け られる天井などである。
【0014】 図面の実施例では、レール体1,張出片11に相対して一対となる磁性体5, 12を固定したものとしているが、引き戸本体8の重量などの条件により、レー ル体1,張出片11の上下方向に磁性体を相対して二対となるように配置固定す ることも考えられる。
【0015】 また、吊り持ち体7を引き戸本体8の上端に跨座する方式のものとし、連結片 9を吊り持ち体7の巾方向の中央部に直接立設したものとしているが、必ずしも これに限ることはなく、連結片9が引き戸本体8の巾方向の中央部に存在してい ればよいのである。
【0016】 そして、引き戸本体8は、従来の吊り戸のように下方にガイドを設け、床面な どに埋設したガイドレールに嵌着して案内させることで、不測の揺動が防止され ることは勿論である。
【0017】
本考案は上記のように構成されることから、引き戸本体はレール体に対して接 触することなく吊り下げることができ、この状態での走行は、接触部分が存在し ないため、騒音の発生は全くなく極めて静粛な走行が得られるのである。
【0018】 しかも、引き戸本体を浮上させる磁性体は、リップ部の傾斜面、並びに張出片 の傾斜下面に巾方向の内側に向かって順次下降する状態に固定されているため、 引き戸本体は自重により、常にレール体の巾方向の中央に位置され、引き戸本体 の走行により、レール体の内側壁に張出片などが接触することもなく、正常な走 行状態を確保できるのである。
【0019】 また、連結片が、引き戸本体の巾方向の中央部に設けられていることによって 常に引き戸本体をバランスよくレール体に吊り下げることができるのである。
【0020】 更に、吊り持ち体が、引き戸本体の上端部の全長に一連に取り付けられること によって、レール体と引き戸本体との間に生じる間隙は連結片によって閉塞され 、大気の流通を最小限に止めることができるのである。
【図1】一部縦断面とした正面図である。
【図2】縦断側面図である。
1 レール体 2 間隙溝 3 リップ部 4 傾斜面 5 磁性体 7 吊り持ち体 8 引き戸本体 9 連結片 10 傾斜下面 11 張出片 12 磁性体
Claims (3)
- 【請求項1】 下方中央に間隙溝(2)を設けた断面リ
ップチャンネル状を呈する長尺のレール体(1)と、レ
ール体(1)のリップ部(3)の上面に形成され、巾方
向の内側に向かって順次下降する傾斜面(4)と、双方
の傾斜面(4)に長手方向に沿って一連に固定したフェ
ライト磁石などの磁性体(5)と、夫々の磁性体(5)
に相対する傾斜下面(10)に、磁性体(5)に反発す
る磁性体(12)を固定した張出片(11)と、張出片
(11)の下方に設けられ、間隙溝(2)に挿通される
連結片(9)と、連結片(9)を設け、引き戸本体
(8)の上端部に取り付けられる吊り持ち体(7)とか
ら成る吊り引き戸の走行装置。 - 【請求項2】 連結片(9)が、引き戸本体(8)の巾
方向の中央部に設けられている請求項1記載の吊り引き
戸の走行装置。 - 【請求項3】 吊り持ち体(7)が、引き戸本体(8)
の上端部の全長に一連に取り付けられた請求項1または
2記載の吊り引き戸の走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8060292U JPH077499Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 吊り引き戸の走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8060292U JPH077499Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 吊り引き戸の走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635567U true JPH0635567U (ja) | 1994-05-13 |
JPH077499Y2 JPH077499Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=13722885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8060292U Expired - Lifetime JPH077499Y2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 吊り引き戸の走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077499Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022173280A (ja) * | 2016-11-28 | 2022-11-18 | ラム、トニー | 磁気浮上ドア |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP8060292U patent/JPH077499Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022173280A (ja) * | 2016-11-28 | 2022-11-18 | ラム、トニー | 磁気浮上ドア |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH077499Y2 (ja) | 1995-02-22 |
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