JPH0635506U - 型枠装置 - Google Patents
型枠装置Info
- Publication number
- JPH0635506U JPH0635506U JP7858992U JP7858992U JPH0635506U JP H0635506 U JPH0635506 U JP H0635506U JP 7858992 U JP7858992 U JP 7858992U JP 7858992 U JP7858992 U JP 7858992U JP H0635506 U JPH0635506 U JP H0635506U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 運搬や建て込み作業が容易で、専用の吹き付
け機械等を用いなくとも又高度な施工技術を用いなくと
も遮音・断熱効果の高い壁を容易に構築できる。 【構成】 型枠装置1は、セパレータ3とコーン4と締
付金物5と複数の端太材6とを有し、せき板2内部には
遮音材及び/又は断熱材を構成する芯材7が配設され、
複数のセパレータ3が芯材7を所定間隔で挿通する。各
セパレータ3には芯材7を挟持する形で一対の芯材保持
金物8が挿通する。芯材保持金物8は押圧板8aと軸部
材8bとを有する。芯材7の両側面に押圧板8aを当て
セパレータ3の端部にコーン4を螺合し軸部材8bとコ
ーン4とが当接するように締結する。芯材保持金物8は
芯材7とせき板2との間隔を保持するスペーサにもな
る。
け機械等を用いなくとも又高度な施工技術を用いなくと
も遮音・断熱効果の高い壁を容易に構築できる。 【構成】 型枠装置1は、セパレータ3とコーン4と締
付金物5と複数の端太材6とを有し、せき板2内部には
遮音材及び/又は断熱材を構成する芯材7が配設され、
複数のセパレータ3が芯材7を所定間隔で挿通する。各
セパレータ3には芯材7を挟持する形で一対の芯材保持
金物8が挿通する。芯材保持金物8は押圧板8aと軸部
材8bとを有する。芯材7の両側面に押圧板8aを当て
セパレータ3の端部にコーン4を螺合し軸部材8bとコ
ーン4とが当接するように締結する。芯材保持金物8は
芯材7とせき板2との間隔を保持するスペーサにもな
る。
Description
【0001】
この考案は、構築物の内部に設けられる間仕切壁等を構築するための型枠装置 に関する。
【0002】
建物の間仕切壁等は通常構造壁としては用いられず、主に遮音性・断熱性を重 視した構造物として構築されるため、構造躯体工事完了後にも容易に設置できる よう後やりの施工性を重視した工法が従来より多く用いられてきた。例えば遮音 ・断熱効果の高い軽量気泡コンクリート(ALC)製の間仕切用パネルを鋼材や アンカー等を利用して固定したり、あるいはグラスウールや発砲ポリスチレン等 の軽量遮音・断熱材を芯材とする金網付パネルを切断加工し、この金網付パネル を所定位置に建て込んだ後、金網の両面にモルタル吹き付けを行なって間仕切壁 を構築する工法等が提案されていた。
【0003】
しかし、ALC版の重量は軽量とはいえ650kg/m3もあるため運搬や建 て込みの作業性に問題があり、仕上げ作業も必要とするのでコスト高になる欠点 があった。又、金網付パネルを用いる工法は軽量であるため運搬・建て込みの作 業性は良かったが、モルタル吹き付け用に専用機械を必要とする上、所定の厚さ で均一に吹き付けを行なう高度の施工技術を必要としていた。
【0004】 この考案は、材料が軽量であるため運搬や建て込み作業が容易で、しかも専用 の吹き付け機械等を用いなくとも、又高度な施工技術を用いなくとも遮音・断熱 効果の高い壁を容易に構築できる型枠装置を提供することを目的としている。
【0005】
上記課題を解決するため、この考案の型枠装置は、対向するせき板を、セパレ ータと、その軸両端部に取り付けられるせき板押圧部材と、せき板外部に設けら れる締付金物を用いて所定間隔で立設する型枠装置において、前記セパレータは 、その軸が遮音材及び/又は断熱材である芯材を挿通することを特徴としている 。又請求項2記載の型枠装置は、前記セパレータは、その軸が前記芯材を挿通す ると共に前記せき板押圧部材間に対向する芯材保持金物を挿通することを特徴と している。更に請求項3記載の型枠装置は、前記せき板がコンクリート打放し用 の樹脂性型枠であることを特徴としている。
【0006】
この考案の型枠装置は、対向するせき板の内部に遮音材及び/又は断熱材であ る芯材を立設し、これにセパレータの軸を挿通する。セパレータ両端部のせき板 押圧部材でせき板を押圧しながら対向するせき板間にコンクリートを打設して壁 を構築する。コンクリート打設時の荷重はセパレータと締付金物で支持する。型 枠を解体すると芯材を挟み込んだ壁が構築される。請求項2記載の型枠装置は、 芯材をセパレータに挿通する芯材保持金物で挟持する。芯材は芯材保持金物で固 定するためコンクリート打設時に偏向する恐れは無い。又、請求項3記載の型枠 装置は、せき板をコンクリート打放し用の樹脂性型枠とするため、コンクリート 面の仕上げ作業が不要であり、反復使用にも耐え得る。
【0007】
次にこの考案の一実施例を添付図面に基づき詳細に説明する。図1はこの考案 の型枠装置の構成図、図2は同断面図である。型枠装置1は、対向するせき板2 を所定間隔に保持する鋼棒のセパレータ3と、その軸両端部に取り付けられるせ き板押圧部材であるコーン4と、せき板2の外部に設けられ締付金物5を構成す るフォームタイ5a及び座金5bと、この締付金物5に締結される複数の端太材 6とを有する。この型枠装置1内には遮音材及び/又は断熱材を構成する芯材7 が配設され、複数のセパレータ3がこの芯材7を所定間隔で挿通している。各セ パレータ3には芯材7を挟持する形で一対の芯材保持金物8,8が挿通する。こ の芯材保持金物8は押圧板8aと、これに突設する軸部材8bとを有する。せき 板2は、仕上げ作業を無くすためにコンクリート打放し用の樹脂性型枠が望まし い。又、芯材7には軽量で遮音・断熱効果の高い材料、例えばグラスウール、ロ ックウールあるいは硬質ポリウレタンフォーム等の発砲樹脂板等を適宜選択して 用いる。
【0008】 この型枠装置1の組立時には、図2に示すように、芯材7の両側面に芯材保持 金物8の押圧板8aを当て、セパレータ3の端部にコーン4を螺合し、軸部材8 bの頂部とコーン4の後端とが当接するように締結する。従って芯材保持金物8 は芯材7を両側面より押圧してこれを立設すると共に、芯材7とせき板2との間 隔を所定間隔に保持するスペーサの役割をも果たす。
【0009】 型枠装置1の配置例を図3に基づき説明する。図3は型枠装置の一配置例を示 す平面図である。このようなコーナー部を有する間仕切壁を構築する場合には、 定尺の型枠装置101とコーナー部の型枠装置201と妻部の型枠装置301と を適宜組み合わせて作成する。この定尺の型枠装置101を構成するせき板10 2の平面図を図4に示す。せき板102のサイズは例えば1,200×2,400(mm)であ り、その面板にはコーン4の軸足が挿通する孔102aを所定ピッチで穿設する 。又隣接するせき板102の端部には公知の目地ジョイント9を挿入し、型枠組 立後に打設するコンクリートの漏れを防止する。
【0010】 なお以上説明した型枠装置は、セパレータに係止する一対の芯材保持金物で芯 材を押圧固定しているが、せき板間に芯材を立設・保持し得るものであればこれ に限定されるものではなく、例えばセパレータから離れた別のスペーサを用いて 固定してもよいし、又図5に示す型枠装置401のように、長めのコーン104 をセパレータ3に取り付け、この後端部を利用して芯材7を保持するものでもよ い。
【0011】
以上説明したように、請求項1記載の型枠装置は、対向するせき板の内部に遮 音材及び/又は断熱材である芯材を立設したので、芯材を挟み込んだコンクリー ト壁を容易に構築することができる。又この型枠装置は壁構築場所で組み立てる ことができるため、材料の運搬・建て込みが容易であり、しかも特に高度な施工 技術を必要とせずに芯材を含有するコンクリート壁体を構築することができる。 従って軽量で遮音・断熱効果の高いコンクリートの壁を容易に作成することがで きる。又請求項2記載の型枠装置は、セパレータに対向する芯材保持金物を取り 付けたので、芯材を壁体の所定位置に保持することができ、せき板内部にコンク リートを打設する場合にも芯材が移動して偏向する恐れがなくなる。又、請求項 3記載の型枠装置は、コンクリート打放し用の樹脂性型枠を用いるので、仕上げ 作業が不要となり、せき板の反復使用も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠装置の構成図である。
【図2】型枠装置の断面図である。
【図3】型枠装置の一配置例を示す平面図である。
【図4】定尺の型枠装置を構成するせき板の平面図であ
る。
る。
【図5】別の実施例の型枠装置の断面図である。
1 型枠装置 2 せき板 3 セパレータ 4 コーン 5 締付金物 7 芯材 8 芯材保持金物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 海野 哲世 東京都中央区日本橋人形町1丁目7番10号 ホリー株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 対向するせき板を、セパレータと、その
軸両端部に取り付けられるせき板押圧部材と、せき板外
部に設けられる締付金物を用いて所定間隔で立設する型
枠装置において、前記セパレータは、その軸が遮音材及
び/又は断熱材である芯材を挿通することを特徴とする
型枠装置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の型枠装置において、
前記セパレータは、その軸が前記芯材を挿通すると共に
前記せき板押圧部材間に対向する芯材保持金物を挿通す
ることを特徴とする型枠装置。 - 【請求項3】 前記請求項1又は前記請求項2記載の型
枠装置において、前記せき板は、コンクリート打放し用
の樹脂性型枠であることを特徴とする型枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7858992U JPH0635506U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7858992U JPH0635506U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 型枠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635506U true JPH0635506U (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=13666103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7858992U Pending JPH0635506U (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 型枠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0635506U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101394463B1 (ko) * | 2012-08-14 | 2014-05-13 | (주)한국록셀보드 | 폼 타이용 스페이서를 이용한 외단열시공방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5349547U (ja) * | 1976-09-30 | 1978-04-26 | ||
JPS56135672A (en) * | 1980-03-25 | 1981-10-23 | Mitsuo Koji | Concrete casting |
JPS6240142B2 (ja) * | 1978-07-24 | 1987-08-26 | Nyuu Emu Pii Ai Inc |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP7858992U patent/JPH0635506U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5349547U (ja) * | 1976-09-30 | 1978-04-26 | ||
JPS6240142B2 (ja) * | 1978-07-24 | 1987-08-26 | Nyuu Emu Pii Ai Inc | |
JPS56135672A (en) * | 1980-03-25 | 1981-10-23 | Mitsuo Koji | Concrete casting |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101394463B1 (ko) * | 2012-08-14 | 2014-05-13 | (주)한국록셀보드 | 폼 타이용 스페이서를 이용한 외단열시공방법 |
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