JPH063523B2 - ロールフィルム駆動装置 - Google Patents

ロールフィルム駆動装置

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JPH063523B2
JPH063523B2 JP8959488A JP8959488A JPH063523B2 JP H063523 B2 JPH063523 B2 JP H063523B2 JP 8959488 A JP8959488 A JP 8959488A JP 8959488 A JP8959488 A JP 8959488A JP H063523 B2 JPH063523 B2 JP H063523B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、数種の異なるどのフィルムカートリッジの場
合でも、その内部に収納されたリールの駆動方式に適合
した結合手段を選択してリールと駆動軸とを連結するこ
とによってリールの正逆転を可能としたロールフィルム
駆動装置に関するものである。
(従来の技術) この種のロールフィルム駆動装置は、例えばロール状マ
イクロフィルムの検索閲読および、リーダープリンター
用ロールフィルムキヤリアに利用される。
従来この種の装置は、ANSI(American National Standar
ds Institute,Inc.)規格タイプカートリッジと米国3M
(Minnesota Mining & Manufacturing)のMタイプ・カー
トリッジの2つに大別される。第5図はANSIタイプのカ
ートリッジAの、又第6図はMタイプのカートリッジM
の分解斜視図を示している。
ANSI規格タイプカートリッジの駆動軸との連結部材
は、リールの中心位置に設けられた角状の軸孔の内周の
一箇所に半径方向に延びる係止溝を形成して成ってお
り、該軸孔に挿入される駆動軸を角状にして係合したり
あるいは駆動軸に係止片を設けて上記係止溝で係止した
りして駆動トルク伝達を行なっている。
また、Mタイプカートリッジのリールの駆動軸との連結
部材は、リールの中心に比較的径大の円筒凹所を形成
し、この円筒凹所の底面にその中心から一定半径だけ離
れた位置にピン孔を穿設して成っており、駆動軸の先端
に設けたフランジを上記底面フランジに押しながら回転
せしめた際に駆動軸のフランジに設けられたピンが上記
ピン孔に係合して駆動トルクを伝達するようになってい
る。
上記二種のカートリッジは外寸はほぼ同じではあるが内
部にあるフィルム巻き取りリールの駆動のための駆動軸
との連結構造の違い、さらにはロールフィルムの送り出
し駆動方式の差異がある。このため、従来、それぞれの
タイプに対応した専用機を用いるか又は一部駆動軸の先
端部品を取り換えることにより使用できるようになって
いる。したがって専用機ではカートリッジの互換性がな
いか、あるいは部品取り換えが煩瑣である。
そこで、上記不都合に対処するものとして、特開昭61-2
31533に開示される装置が提案されている。これによる
と、Mタイプの駆動軸の先端部周囲にANSIタイプ対応の
駆動用フランジを設けて両者を同時に軸方向に移動可能
としかつフランジを駆動軸に対してバネ圧に抗して反リ
ール側に没することができるようになっている。また、
上記駆動軸の先端から軸方向にリールの装填に必要な所
定距離だけ隔てた位置に先端がテーパ状の押圧子を移動
可能状態で上記駆動軸に向けてバネで付勢される構造と
することによって、リールを弾性保持するようになって
いる。以上のようにして、上記の両タイプに対して選択
的に適応できるようになっている。
しかしながら、上記特開昭61-231533に提案されるもの
にあっても、次の問題点をかかえている。
装置ANSIタイプのリールに対応して使用する場合、
カートリッジ内のリールの軸方向位置は、駆動側のフラ
ンジと押圧子の両者のバネ圧の釣合いで定まるので、非
常に不確定であり、また、そのためにリールフランジが
カートリッジ内面に接面してしまうことが多く、リール
の回転によって互に摩擦・摩耗を起す。
装置をMタイプに対応して使用する場合、駆動用の
フランジはそのピンがリール円筒凹所の底面に設けられ
たピン孔に係合して連結がなされるが、その際上記フラ
ンジと共に突出移動して障害となる上記駆動軸はリール
の円筒凹所空間に入るようになっている。したがって、
該駆動軸の突出長さ、すなわちANSIタイプの場合におけ
るリールとの係合長さは上記Mタイプリールの円筒凹所
の深さによって制限されて短くなる。これに加え、ANSI
タイプのリールへの挿入を容易とするために、駆動軸は
先端がテーパ状になっているために、その実質係合長さ
はさらに短くなってしまい、リールの軸孔の長さの1/3
〜1/4である。そのため、リールの保持は対向側での押
圧子による押えに依るところが大きい。その結果、リー
ルに傾きが生じリールフランジがカートリッジ内面に接
し、摩擦・摩耗が起きる。
Mタイプの駆動用フランジは、該フランジの駆動の
ための中空駆動軸でバネによって付勢されていて、この
中空駆動軸の外周は広い範囲にわたって上記バネのため
に使用されるので、ここに軸受を配置することができな
い。その結果、上記中空駆動軸は片持ち構造となって強
度が十分確保できず中心振れの原因となる。
また、上記Mタイプ用の駆動軸及びANSIタイプ用の駆動
フランジをおのおの単独に駆動可能とし電気的選択にも
とづいて移動せしめると、電気的誤動作によって同時に
両軸が駆出されてリールの損傷の原因ともなる。
本発明は、上記従来装置の問題点を解決し、非連結時に
は何ら障害もなくカートリッジの装填空間を十分確保で
き、また連結時にはリールの軸孔の長さに十分に行きわ
たる範囲で連結がなされるロールフィルム駆動装置を提
供することを目的としている。
又装填されたカートリッジのリールとは係合関係にない
非対応の連結部材が選択指定されていて、その連結部材
がリールとの連結位置に移動されてしまうことによるリ
ールの損傷トラブルの発生を厳に防止することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 駆動軸との連結方式の異なるリールを収納した異種フィ
ルムカートリッジを適宜選択して装填し、装填されたリ
ールと駆動軸とを連結してリールに巻回されたロールフ
ィルムを正逆転させるロールフィルム駆動装置におい
て、 フィルムカートリッジの異種リールにそれぞれ対応する
異種の連結部材を駆動軸に備え、 各連結部材は、回転方向には駆動軸に拘束されて駆動軸
と一体的に回動し、軸方向には所定の連結位置および非
連結位置の間をそれぞれ移動可能となっており、 装填されたカートリッジの種類に対応する連結部材を連
結位置に移動するように選択する選択手段と、 装填されたカートリッジの種類を識別するセンサと、 該選択手段により選択指定されている連結部材の種類を
識別するセンサ を具備し、上記両センサからの識別情報が所定に対応合
致しているときのみ、選択指定されている連結部材を連
結位置に自動的に移動動作させるように構成した、 ことを特徴とするロールフィルム駆動装置である。
又本発明は、上記発明において、前記両センサからの識
別情報が不一致のときは装填されたカートリッジと、選
択指定されている連結部材が対応していないものとして
警告手段を作動させるようにしたロールフィルム駆動装
置である。
更に本発明は、前記発明において、連結部材の自動切換
え手段を具備させ、前記両センサからの識別情報が不一
致のときは連結部材を装填されたカートリッジのリール
に対応する連結部材側に自動的に切換えさせ、その自動
切換えされた連結部材について装填カートリッジのリー
ルに対して連結方向に移動動作させるようにしたロール
フィルム駆動装置である。
(作用) カートリッジの異種リールに夫々対応する五に異種の連
結部材をリールとの連結位置に全く独立して移動可能と
したので、一方のタイプのカートリッジの装填及び連結
の際に他方のタイプのための連結部材が障害となるとい
うことは皆無となり、例えばANSIタイプの駆動軸はリー
ルの軸孔内に深く入ることができて確実な連結ができる
ようになると共に、リールは傾くことがなくなる。その
結果、リールのカートリッジとの摩擦・摩耗という事態
が解消される。
また、駆動軸は軸受によって両持ち支持が可能となり、
心振れがなくなると共に強度の向上あるいはそれに伴っ
て装置の小型化も可能となる。
しかも本発明装置は簡単な構造で実現可能である。
そしてカートリッジ種類識別センサと選択連結部材選別
センサからの識別情報にもとずいて装填されたカートリ
ッジのリールに対応する連結部材が選択指定されている
ときのみ、その連結部材の連結位置への移動がなされて
該連結部材を介しての回転駆動軸とカートリッジ内リー
ルとの連結動作が正規に実行され、装填されたカートリ
ッジのリールに非対応の連結部材が選択指定されている
状態のときは該連結部材の移動はなされない。従って非
対応の連結部材が連結位置に移動されてしまうことによ
るリールの損傷トラブルの発生は厳に防止される。
又前記両センサからの識別情報が不一致のときは装填さ
れたカートリッジと、選択指定されている連結部材が対
応していない互に非係合関係のものであるとして警告手
段を作動させることによりオペレータはそれに容易に気
付き、連結部材を装填カートリッジに対応するものに選
択し直す、或は装填カートリッジが目的のものであった
かどうか確認しなおすことができる。
更に、連結部材と自動切換え手段を具備させ、前記両セ
ンサからの識別情報が不一致のときは連結部材を装填さ
れたカートリッジのリールに対応する連結部材側に自動
的に切換えさせ、その自動切換された連結部材について
装填カートリッジのリールに対して連結方向に移動動作
させることにより、ロールフィルム駆動装置の扱い性が
より簡便となる。
(実施例) 以下、添付図面にもとづいて本発明の一実施例を説明す
る。
第1図において、1は装置に対して固定された駆動軸ホ
ルダであり、その左右両端部で軸受2,3を保持してい
る。
上記両軸受2,3の中心線上には歯車5を有する駆動軸
4が配されており、該歯車5が噛合する駆動源側の歯車
50を介して回転駆動を受けるようになっている。上記駆
動軸4は、右端側で軸受3によって駆動軸ホルダ1に対
して軸方向に摺動可能に支持され、左端側ではMタイプ
用の後述の第二連結部材6を介して軸受2によって支持
されている。
該駆動軸4は第二連結部材6の中空孔7に緩く挿入さ
れ、また駆動軸4に設けられた長孔8に挿入された連結
ピン9が上記第二連結部材6の軸方向の溝(図示せず)
に係合していて、駆動軸4と第二連結部材6は、軸方向
には互いに摺動可能で、周方向には一体的に回転するよ
うになっている。
駆動軸4の先端部は、ANSIタイプ用の第一連結部材10と
なっている。該第一連結部材10は、ANSIタイプのリール
の連結孔に挿入される軸部11を有し、該軸部11の周面に
は上記連結孔の内周面に形成された溝と係合する連結片
12が設けられている。軸部11はリールの連結孔の長さに
ほぼ等しく設定され、その先端はテーパ状になってい
る。
上記駆動軸4は、歯車5の左方位置にて軸受12を介して
第一移動部材13により回転自在に保持されている。該第
一移動部材13はその摺動部14にて駆動軸ホルダ1に対し
て軸方向に摺動可能に該駆動軸ホルダ1によって案内支
持されている。上記第一移動部材13は上部にレバー状の
突出部15を有していて、該突出部15が、上記駆動軸ホル
ダ1の軸方向に延びる長窓16から上方に突出している。
前述の第二連結部材6は、軸線に対して対称な周囲の少
なくとも2箇所の位置に対をなして軸方向に延びるピン
収容孔17が穿設されていて、該ピン収容孔17にはバネ18
で左方に付勢される駆動ピン19が、その先端が突出した
状態合で収められている。該駆動ピン19はMタイプリー
ルの駆動用であり、一対の駆動ピンの距離はMタイプリ
ールのピン孔のピッチ用の直径に等しく定められてい
る。かかる第二連結部材6は、左側では駆動軸ホルダ1
に取り付けられた前出の軸受2によって軸方向に摺動自
在に支承され、右側では軸受20を介して第二移動部材21
によって回転自在に保持されている。該第二移動部材21
は、既述の第一移動部材13とほぼ同様の形態となってい
て、摺動部22と突出部23とを有している。そして、摺動
部22にて駆動軸ホルダ1に対して軸方向に該駆動軸ホル
ダ1によって摺動可能に案内支持され、また突出部23は
上記駆動軸ホルダ1の長窓16から突出している。
また、駆動軸ホルダ1の長窓の上方には、第一連結部材
10そして第二連結部材6が左方に進出移動してそれぞれ
規定の連結位置まで達した際に該位置で上記連結部材を
停止せしめる第一ストッパ24そして第二ストッパ25が配
設されている。
さらに、上記駆動軸ホルダ1の左側面すなわちカートリ
ッジ受面1Aからほぼカートリッジの幅だけ離れた側方位
置にはバネ27で付勢される押圧子26が配されており、カ
ートリッジの装填の際に、押圧子26でカートリッジを押
圧支持するように、っている。
以上のごとくの本実施例装置では、各カートリッジの装
填は次の要領にてなされる。
先ず、第一移動部材13及び第二移動部材21は第1図
のごとく待機位置すなわち右方の位置にあるために、第
一連結部材10及び第二連結部材6は共にカートリッジ受
面1Aよりも内部に没している。
かかる状態で、例えばANSIタイプのカートリッジA
を第2図に示されるごとく紙面に直角な方向から装填し
た後、第一移動部材13を前進せしめる。すると、カート
リッジAは左方から押圧子26によって押圧支持された状
態で、リールの軸孔A1に第一連結部材10の先端テーパ部
が進入してくる。第一連結部材10は回転しているので、
その連結片12が上記軸孔A1の一箇所に設けられた溝A2に
係合し、さらに軸孔A1の内部に進入する。そして、第一
移動部材13の突出部15が第一ストップ24に当接して、第
一連結部材10は正規の連結位置にて回転を続ける。
次に、MタイプのカートリッジM(第3図)を装填
する場合には、先ず上記第一移動部材13を後退せしめ
て、にて述べた状態とする。しかる後Mタイプカート
リッジMを紙面に直角な方向から装填する。のときと
同様にカートリッジMは押圧子26によってカートリッジ
受面1Aの方向に押圧力を受けている。かかる状況下で、
第二移動部材21を第二ストッパ25に当接するまで左方に
移動せしめる。すると、第二連結部材6は左方に移動し
カートリッジ受面1Aより突出し、リールの円筒凹所M1に
進入する。第二連結部材6からは対をなす駆動ピン19が
バネ圧によって突出しており、しかも第二連結部材6は
連結ピン9を介して駆動軸4によって回転せしめられて
いるので、上記駆動ピン19は円筒凹所M1の底面上を摺動
しながらピン孔M2に係合するようになる。かくして第二
連結部材は駆動ピン19を介してリールを回転せしめる。
以上のようにして、本実施例装置によってANSIタイプあ
るいはMタイプのカートリッジに対応して駆動軸を連結
するが、そのための第一移動部材13と第二移動部材25の
切り換え及び移動は以下のごとくのカムを用いた機構に
よって実行できる。その一例として第4図に該機構の斜
視図を示す。
第4図において、第一移動部材13の突出部は符号15、そ
して第二移動部材21の突出部は符号23にて示されそれぞ
れ非連結位置にある。
上記突出部15,23は、駆動軸ホルダ1に対して円周方向
の二位置の間を往復摺動回転自在な切換板61に設けられ
た案内溝62,63に係合している。該切換板61には円周方
向の上記二位置の切換のための切換レバー64が取りつけ
られている。
上記切換板61の上方位置には、定位置のフレーム65との
間に配された圧縮バネ66によって前方(図において左
方)に付勢されている駆動ブロック67が配されている。
該駆動ブロック67の両側面には係止溝68,69が形成され
ていて、上記切換板の往復回転特にそれぞれ突出部15,2
3がそれぞれ上記係止溝68,69に係止するようになってい
る。
上記駆動ブロック67にはラッチ部70が設けられていて、
ソレノイド71の作動によって解除される爪レバー72でロ
ックされている。すなわち、上記爪レバー72はL字状を
なしていて、その曲部で定位置にあるピン73まわりに回
動自在で、ソレノイド71に吸引されることによってバネ
74に抗して解除されるようになっている。
また、上記駆動軸ホルダ1と駆動ブロック67との間に
は、切換レバー64が回転自在に配されている。75は、上
記駆動軸ホルダ1のカム部を示し上記突出部15,23が上
記係止溝68,69に係止する方向に案内される円周方向部
分と、さらには両突出部が連結位置に向けて移動する際
に案内される軸方向部分とをもつ逆L字状のカム溝76そ
してL字状のカム溝77が形成されている。
さらに、上記駆動ブロック67にはその後退駆動のため
に、手動により後退可能な復帰レバー78がその係止爪79
にて係止している。そして上記復帰レバー78は上記ソレ
ノイド71の吸引力解除の後は圧縮バネ80の力によって前
進位置に復帰するようになっている。さらに、上記駆動
ブロックには、手動によらず電気信号によっても後退駆
動可能とするように、後端に駆動レバー81の一端が回動
自在に取つけられ、該駆動レバー81は中間部で定位置の
ピン82にて回動自在に支えられ、他端にピン84にて回動
自在にソレノイド(図示せず)のロッド83に連結されて
いる。
以上のごとくの機構によるならば、先ず非連結時にあっ
ては、手動で復帰レバー78を圧縮バネ80に抗してC方向
に後退せしめるか、あるいはソレノイドに通電してロッ
ド83をB方向に前進せしめることによって駆動レバー81
を介してバネに66に抗してロッド67Aを後退せしめる
か、によって駆動ブロック67を後退させる。後退した駆
動ブロック67はラッチ部70にて爪レバー72によってその
位置にロックされる。
次に、例えば第一移動部材の突出部15を前進させてANSI
タイプのリールに対して第一連結部材を連結させたい場
合には、切換レバー64を反時計方向に回した後に、ソレ
ノイド71に通電する。すると切換レバー64によって切換
板61に反時計方向に回し、該切換板61の案内溝62内にあ
る第一移動部材の突出部15は、駆動ブロック67の係止溝
68内にもたらされる。そしてその後のソレノイド71の通
電によって、ラッチ部70は解除されてバネ66の力によっ
て上記突出部15は前進し、第一連結部材は連結位置に達
する。ここで上記突出部15の移動の際、該突出部15は、
静止せるカム円筒体75に対しては、カム溝76内を先ず周
方向に移動ししかる後軸方向に前進することとなる。し
たがって、上記突出部15は上記駆動ブロックの係止溝68
に入る以前はカム溝の61の周方向部分にて前進移動は阻
止されていて、上記カム溝76に入って初めてカム溝76の
軸方向部分に案内されて前進可能となるものである。一
方、第二移動部材の突出部23は、その際、駆動ブロック
67の係止溝69から外れそしてカム円筒体75のカム溝77の
周方向部分に位置するようになり軸方向移動を完全に阻
止されるようになる。かくして、第一移動部材の前進の
際には、第二移動部材は確実に前進が阻止される。ま
た、第二移動部材の突出部23を前進させるには、復帰レ
バー78もしくはロッド83の後退によって上記第一移動部
材の突出部15を後退せしめておいた後、切換レバー64を
時計方向に回せば上記の作動と同様にして今度は第二移
動部材の突出部23のみが前進移動することとなる。
第7図は装填カートリッジ検知センサ101(以下第1セ
ンサと記す)部分の平面図を示しており、同図(a)は
装填カートリッジを検出している状態を、同図(b)は
非検知状態を示している。本例のセンサ101はフォトイ
ンタラプタを用いている。装置のカートリッジ装填部に
ANSIタイプのカートリッジAもしくはMタイプのカート
リッジMがストッパ部材に受止められるまで十分に挿入
装填されると、該第1センサ101のアクチュエータ101a
の先端部にカートリッジA又はMの装填先端面の上部面
a(第6図・第7図)が当接して、アクチュエータ101a
が軸101bを中心に引きばね101cに抗して反時計方向に押
圧回動されてセンサ光路が開放状態(センサーオン状
態)に保持され、そのセンサーオン信号が制御回路に入
力してカートリッジが装填されていることが検知され
る。
カートリッジA又はMが装填部に装填されていないとき
は第7図(b)のようにアクチュエータ101aが引きばね
101cにより軸101bを中心にストッパ101dに受止められる
まで時計方向に回動されてセンサ光路が遮断状態(セン
サーオフ状態)に保持されることによりカートリッジの
非装填が検知される。
第8図は装填カートリッジの種類識別センサ102(以下
第2センサと記す)部分の正面図であり、同図(a)は
ANSIタイプのカートリッジを、同図(b)はMタイプの
カートリッジを夫々識別している状態を示している。本
例のセンサ102フォトインタラプタである。102aはその
アクチュエータであり、該アクチュエータ102aは不図示
の引きばねにより常時左方へ移動付勢されていてその右
端が該第2センサ102のセンサ光路から左方に逃げた位
置にあり、第2センサ102はオン状態に保持されてい
る。
装置のカートリッジ装填部にANSIタイプのカートリッジ
A(第5図)が挿入装填されたときは、上記アクチュエ
ータ102aの左端部が第8図(a)のように該カートリッ
ジAの装填先端面の上部側空所bに対応してカートリッ
ジAとは干渉せずに該空所b内に進入した状態となり、
アクチュエータ102aは不動の状態に保たれる。即ち第2
センサ102のセンサ光路が開放状態のままに保たれる。
而してカートリッジAが装填されたことによる前記第1
センサ101からのオン信号が入力した後も、上記第2セ
ンサ102がオン状態に保持されていることから制御回路
にて装填されたカートリッジAがANSIタイプのものであ
ると識別される。
一方、装置のカートリッジ装填部にMタイプのカートリ
ッジM(第6図)が挿入装填されたときは、アクチュエ
ータ102aの左端に第8図(b)のように該カートリッジ
Mの装填先端面の上部面Cが当接干渉することによりア
クチュエーター102が右方へ押圧移動してその右端部が
第2センサ102のセンサ光路内に進入することによりセ
ンサ光路が遮断状態(センサーオフ状態)に保たれる。
而してカートリッジMが装填されたことによる前記第1
センサ101からのオン信号が入力され、且つ該第2セン
サ102からオフ信号が入力されることにより、制御回路
にて装填されたカートリッジMがMタイプのものである
ことが識別される。
第9図(a),(b)において、103は選択指定されている連
結部材の種類を識別するセンサ(以下第3センサと記
す)であり、本例はフォトインタラプタである。103aは
円筒カム体75(第4図)の外面に立設した遮光板であ
る。
第9図(a)は切換えレバー64がANSIタイプのカート
リッジ用連結部材(第一連結部材)10を選択指定した
切換え角度位置Xに回動されていて、そのため遮光板10
3aが第3センサ103のセンサ光路中に位置して光路を遮
光している状態を示しており、これによりセンサ103が
オフの状態に保たれて連結部材がANSIタイプのカートリ
ッジに対応する第一連結部材に選択指定されていること
が制御回路にて識別される。
一方第9図(b)は切換えレバー64がMタイプのカー
トリッジ用連結部材(第二連結部材)6を選択指定した
切換え角度位置Yに回動されていて、そのために遮光板
103aが第3センサ103のセンサ光路外へ逃げた位置にあ
り、これによりセンサ光路が開放された状態に保べれて
センサ103がオンとなり、連結部材がMタイプのカート
リッジに対応する第二連結部材に選択指定されているこ
とが識別される。
第10図は上記第1〜第3センサ101〜103を含む制御系
のブロック図を示している。第11図は制御のフロー図
である。
而して、切換えレバー64をX位置又はY位置に回動操
作して使用する連結部材を第一連結部材10か、第二連
結部材6かに選択指定する(第11図のステツプ)。
次いで使用するカートリッジA又はMを装置のカートリ
ッジ装填部に装填する(ステツプ)。その装填が第1
センサ101により検知される(ステツプ)。又装填カ
ートリッジがANSIタイプかMタイプかが第2センサ102
で識別され、その識別情報と、第3センサ103による選
択指定連結部材の識別情報とが照合される(ステツプ
)。そして第2センサ102による識別されたカートリ
ッジタイプがANSIタイプであり、且つ第3センサ103に
よる識別された選択指定連結部材が第一連結部材である
とき、又は第2センサ102のそれがMタイプであり、第
3センサ103のそれが第二連結部材であるときは両セン
サ102・103からの識別情報が所定の対応合致しているも
のとしてソレノイド71(第4図)に通電させる。これ
により選択指定されている連結部材10又は6が装填カ
ートリッジA又Mのリールに対して連結方向に移動動作
してリールと回転駆動軸4との連結が支障なくなされる
(ステツプ)。
ステツプにおいて第2センサ102と第3センサ103の両
センサの識別情報が不一致のときは選択指定されている
連結部材と装填カートリッジのタイプとが相互に対応し
ていないものでり、この場合はソレノイド71への通電
がなされず、従って連結部材の移動動作がなされず(ス
テツプ)、警告手段(ランプ・ブザー・コメント表示
器など)104が作動する。この警告手段の作動により、
オペレータは切換えレバー64の切換え直し、或は装填
カートリッジが目的カートリッジであるかの確認、カー
トリッジの交換がなされる(ステツプ又は同)。
切換えレバー64は手動による切換え回動操作の他に、
該レバーをソレノイド等の駆動装置によりキーボード等
の入力装置からの入力信号によって動力回動させること
もできる。
そしてステツプにおいて第2センサ102と第3センサ1
03の両センサの識別情報が不一致であるときは切換えレ
バー64をソレノイド等の駆動手段で自動切換え回動さ
せることにより、装填カートリッジに対応する連結部材
に自動切換え状態にさせ、その後ソレノイド71への通
電を実行させるようにすることもできる。第12図はこ
の自動制御系のフロー図を示している。
(発明の効果) 以上のように本発明のロールフィルム駆動装置は、前述
の従来装置の問題点を解決し、非連結時には何ら障害も
なくカートリッジの装填空間を十分確保でき、また連結
時にはリールの軸孔の長さに十分に行きわたる範囲で連
結がなされる。
又装填されたカートリッジのリールとは係合関係にない
非対応の連結部材が選択指定されていて、その連結部材
がリールとの連結位置に移動されてしまうことによるリ
ールの損傷トラブルの発生を厳に防止することができる
もので、所期の目的がよく達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の装置の断面図、第2図は
第1図装置にANSIタイプのカートリッジを装填したとき
の断面図、第3図は第1図装置にMタイプのカートリッ
ジを装填したときの断面図、第4図は第1図装置に適用
される移動部材の駆動機構を示す斜視図、第5図はANSI
タイプのカートリッジの分解斜視図、第6図はMタイプ
のカートリッジの分解斜視図、第7図は第1センサ部分
の平面図であり、同図(a)は装填カートリッジを検出
している状態を、同図(b)は非検知状態を示してい
る。第8図は第2センサ部分の正面図であり、同図
(a)はANSIタイプのカートリッジを、同図(b)はM
タイプのカートリッジを夫々識別している状態を示して
いる。第9図は第3センサ部分の正面図であり、同図
(a)は第一連結部材の、同図(b)は第二連結部材の
選択指定を夫々識別している状態を示している。第10
図は制御系のブロック図、第11図は制御系のフロー
図、第12図は他の例のフロー図である。 2,3……軸方向移動を許容する軸受 4………駆動軸 5………(駆動軸の)歯車 6,10……連結部材 12,20…連結部材に対して軸方向に固定された軸受 76………逆L字状カム溝 77………L字状カム溝 101……第1センサ(装填カートリッジ検知センサ) 102……第2センサ(カートリッジ種類識別センサ) 103……第3センサ(選択連結部材識別センサ)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸との連結方式の異なるリールを収納
    した異種フィルムカートリッジを適宜選択して装填し、
    装填されたリールと駆動軸とを連結してリールに巻回さ
    れたロールフィルムを正逆転させるロールフィルム駆動
    装置において、 フィルムカートリッジの異種リールにそれぞれ対応する
    異種の連結部材を駆動軸に備え、 各連結部材は、回転方向には駆動軸に拘束されて駆動軸
    と一体的に回動し、軸方向には所定の連結位置および非
    連結位置の間をそれぞれ移動可能となっており、 装填されたカートリッジの種類に対応する連結部材を連
    結位置に移動するように選択する選択手段と、 装填されたカートリッジの種類を識別するセンサと、 該選択手段により選択指定されている連結部材の種類を
    識別するセンサ を具備し、上記両センサからの識別情報が所定に対応合
    致しているときのみ、選択指定されている連結部材を連
    結位置に自動的に移動動作させるように構成した、 ことを特徴とするロールフィルム駆動装置。
  2. 【請求項2】前記両センサからの識別情報が不一致のと
    きは装填されたカートリッジと、選択指定されている連
    結部材が対応していないものとして警告手段を作動させ
    るようにした、請求項1記載のロールフィルム駆動装
    置。
  3. 【請求項3】前記両センサからの識別情報が不一致のと
    きは装填されたカートリッジのリールに対応する連結部
    材を連結位置に移動させるようにした、請求項1記載の
    ロールフィルム駆動装置。
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