JPH0635179Y2 - ハロゲンガス検出器 - Google Patents

ハロゲンガス検出器

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JPH0635179Y2
JPH0635179Y2 JP5774688U JP5774688U JPH0635179Y2 JP H0635179 Y2 JPH0635179 Y2 JP H0635179Y2 JP 5774688 U JP5774688 U JP 5774688U JP 5774688 U JP5774688 U JP 5774688U JP H0635179 Y2 JPH0635179 Y2 JP H0635179Y2
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JP
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cylindrical case
corona discharge
gas
measurement
detector
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JP5774688U
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JPH01162658U (ja
Inventor
康雄 田中
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三鷹工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈従来の技術〉 クーラ、冷凍機等の冷媒ガスとしてフロンガスが使用さ
れている。これら機器からのフロンガスのリークを検知
する為、ハロゲンガス検出器が使用される。ハロゲンガ
ス検出器としてコロナ放電領域にフロンガスを導きフロ
ンガスの電子吸着性に基くコロナ放電電流の変化からフ
ロンガス濃度を測定する装置が提案されている。USP4,6
09,875号にはこのようなコロナ放電型フロンガス検出器
が示されている。第4図はこの特許で示されるフロンガ
ス検出器の断面図である。この図において、1は金属性
筒状ケースで、一端に開口1aが設けられ、他端にはコネ
クタ2と螺合する螺子部1bが設けられ、この螺子部に近
傍に排気孔1cが設けられている。筒状ケース1内にはセ
ンサチップ・カートリッジ3が嵌合している。カートリ
ッジ3は有底絶縁性チューブ3a、このチューブに嵌合さ
れた筒状電極3b、コンタクト3c、このコンタクトと筒状
電極3bとを接続する導線3dを含む。4は陰極アセンブリ
で、金属プレート4a、この金属プレートから伸びるワイ
ヤ状電極4bとを含む。5は開口1aに設けられたメッシュ
である。尚、コネクタ2内には絶縁性スリーブ2aが設け
られ、この中を導線2bが伸びコンタクト2cに接続されて
いる。
このような構成で、筒状電極3bを正極に接続すると、電
極3b,4b間にコロナ放電領域(点線C1)が形成される。
ワイヤ状電極4bから放出された電子が非電離空間でO2
子に衝突するとこの分子を移動させ矢印A1で示す空気の
流れ(開口1a→筒状電極3b内部→絶縁性チューブ3の底
部に設けられた孔3e→排気孔1c)を発生させる。この空
気流によるポンピング作用によって検出器外の空気が検
出器内に導入される。この空気中にフロンガスが存在す
るとコロナ放電電流を減少させ、電流値を測定すること
によってフロンガス濃度を知ることができる。
しかしながらこのような装置では測定ガス(空気)が検
出器の内部を通過する構造になっており、ダストを多く
含む測定ガスの場合、検出器内部の狭窄部(例えば、絶
縁性チューブ3の底部に設けられた孔3eの部分)におい
て目詰まりが起き測定不能に陥ることがある。このよう
な場合、目詰まりを除くには、ケース1をコネクタ2か
ら外し、ケース1内からセンサチップ・カートリッジ3
を引き抜いて分解掃除しなければならず作業が大変であ
る。更に、清掃作業を行なった後、各部分を組込む際、
ワイヤ状電極4bの中心合せ(正確に中心になっていない
と、コロナ放電領域C1が変ってしまい測定誤差を引起こ
す。)等、再調整を行なわなければならない。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案の解決しようとする技術的課題は、測定ガスを検
出器内に導きハロゲンガス濃度を測定するコロナ放電型
ハロゲンガス検出器において、前記測定ガスに含まれる
ダストによって目詰まりが発生しにくく、仮に目詰まり
が発生しても清掃作業が容易なハロゲンガス検出器を実
現することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の構成は、前記ハロゲンガス検出器において、一
端が開口し他端が閉じられ前記開口部の側壁に連通孔が
設けられた陽極を構成する金属製筒状ケースと、外表面
に複数のスリットが設けられ前記筒状ケースの開口部に
取外し可能に装着された樹脂製キャップと、前記筒状ケ
ース内において絶縁して点状陰極を保持する陰極アセン
ブリとを具備し、前記電極間に電源を接続しコロナ放電
によって前記点状陰極を中心とする放射状の空気流を前
記筒状ケース内に発生させ、前記スリットから前記測定
ガスを前記コロナ放電領域に導き測定を行い、このガス
を前記筒状ケースの連通孔及び前記スリットを通じ排出
させるようにしたことにある。
〈作用〉 前記の技術手段は次のように作用する。即ち、前記測定
ガスは検出器の先端部を流通するのみで、前記筒状ケー
ス内を通過しない。即ち、前記測定ガスは前記キャップ
のスリットから導かれ、前記筒状ケースの先端開口部に
形成されたコロナ放電領域に導かれて測定が行なわれた
後、前記点状陰極を中心とする放射状の空気流にのって
前記同じスリットを通って排出されてしまうので、前記
測定ガスに含まれるダストによる目詰りが発生しにく
く、仮に目詰りが発生しても前記キャップを取外して簡
単に掃除することが出来る。
〈実施例〉 以下図面に従い本考案の実施例を説明する。第1図は本
考案の実施例装置の断面図、第2図は第1図におけるB
−B′方向から見た平面図で、第3図は第1図における
C−C′断面図である。尚、第1図は第2図におけるD
−E−D′断面を表わしている。これらの図中、6は陽
極電極を構成する金属製筒状ケースで、一端に開口6aが
設けられ、他端の内周にはコネクタ7との螺子部6bが設
けられている。開口6aの近傍の外径は2段に亘って細く
なっており、比較的径の大きな部分6a1には樹脂製キャ
ップ8が取外し可能に装着され、比較的径の小さな部分
6a2との間にリング状の空隙S1を形成している。部分6a2
には空隙S1に通ずる孔6a3が設けられている。樹脂製キ
ャップ8は先端部の孔8a、スリット8b〜8eが設けられて
いる。またこのキャップの内周面には凸部8f,8gが設け
られ、部分6a1の外周に設けられた凹部6a3,6a4にそれ
ぞれ押し嵌めによって嵌込まれている。
筒状ケース6内には陰極アセンブリ9が嵌合しており、
この陰極アセンブリは、絶縁性電極支持体9a、この支持
体の一端に固着されたコンタクト9b、このコンタクトと
接続され支持体6a内から伸び、外部に伸びた部分が絶縁
被膜で被覆され、電極支持の役割も兼ねる導線9c、この
導線の先端部に筒状ケース6内に向けて固着されたワイ
ヤ状電極9dを含む。
尚、コネクタ7内には絶縁被覆された導線7aが伸び、こ
のコネクタ内に設けられた、コンタクト9bとの接触部分
を除いて絶縁被覆7bで覆われたコンタクト7cに接続され
ている。
このような構成で、筒状ケース6を正極に接続し、導線
7aを負側に接続すると、電極6,9d間にコロナ放電領域
(点線C2)が形成される。これによって、第3図におい
て矢印A2に示すように、電極9dを中心に放射状の空気の
流れが形成され、測定ガスはキャップ8の孔8a、スリッ
ト8b〜8eからコロナ放電領域C2に導かれて測定が行なわ
れた後、測定ガスは孔6a3から空隙S1に排出され、更に
スリット8b〜8eから検出器外に排出される。
〈考案の効果〉 本考案によれば、測定ガスは前記検出器の先端部分のみ
通過し排出されるので測定ガスに含まれるダストにより
目詰りが発生しにくく、仮に目詰りが発生しても前記キ
ャップを取外して簡単に掃除出来る。また、掃除の際、
各構成部品は分解されないから再調整を行なう必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例装置の断面図、第2図は第1図
におけるB−B′方向から見た平面図、第3図は第1図
におけるC−C′断面図、第4図は従来装置の断面図で
ある。 6……金属製筒状ケース、6a……開口、6a3……孔、7
……コネクタ、8……樹脂製キャップ、8a……孔、8b〜
8e……スリット、9……陰極アセンブリ、9a……絶縁性
電極支持体、9b……コンタクト、9c……導線、9d……ワ
イヤ状電極、C2……コロナ放電領域

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲンガスをコロナ放電領域に導きコロ
    ナ放電電流の変化からハロゲンガス濃度を測定するハロ
    ゲンガス検出器において、一端が開口し他端が閉じられ
    前記開口部の側壁に連通孔が設けられた陽極を構成する
    金属製筒状ケースと、外表面に複数のスリットが設けら
    れ前記筒状ケースの開口部に取外し可能に装着された樹
    脂製キャップと、前記筒状ケース内において絶縁して点
    状陰極を保持する陰極アセンブリとを具備し、前記電極
    間に電源を接続しコロナ放電によって前記点状陰極を中
    心とする放射状の空気流を前記筒状ケース内に発生さ
    せ、前記スリットから前記測定ガスを前記コロナ放電領
    域に導き測定を行い、このガスを前記筒状ケースの連通
    孔及び前記スリットを通じ排出させるようにしたことを
    特徴とするハロゲンガス検出器。
JP5774688U 1988-04-28 1988-04-28 ハロゲンガス検出器 Expired - Lifetime JPH0635179Y2 (ja)

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JP5774688U JPH0635179Y2 (ja) 1988-04-28 1988-04-28 ハロゲンガス検出器

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Publication Number Publication Date
JPH01162658U JPH01162658U (ja) 1989-11-13
JPH0635179Y2 true JPH0635179Y2 (ja) 1994-09-14

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