JPH0635098U - 潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報装置 - Google Patents

潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報装置

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JPH0635098U
JPH0635098U JP1066992U JP1066992U JPH0635098U JP H0635098 U JPH0635098 U JP H0635098U JP 1066992 U JP1066992 U JP 1066992U JP 1066992 U JP1066992 U JP 1066992U JP H0635098 U JPH0635098 U JP H0635098U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案の目的は、潜水者が背負ったガスボ
ンベ内の高圧空気の残存圧力が、予め規定した水面への
浮上設定圧力になったとき、音と泡の発生により当該潜
水者だけでなく、他者にも容易に浮上開始時期を確認可
能な潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報装置を提供しよ
うとするものである。 【構成】 第一減圧部に連通する弁座部内周縁に組付け
た「O」リングに接離自在なピストンが往復する空所
に、前記第一減圧部に装着した胴体に設けた放出孔を臨
ませたことを主な特徴とし、この胴体に内装したオリフ
ィス付プランジャーに捲回せるコイルばねを前記浮上設
定圧力に対応・保持させてなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、潜水中の潜水者が背負ったガスボンベ内の高圧空気ガス(以下、 高圧空気と称する。)の残存圧力が予め規定した浮上設定圧力に低下したとき、 弁座部内のピストンの往復による音の発生で当該潜水者だけでなく他者にも容易 に浮上開始時期を自動的に警告・確認可能な潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自給式水中呼吸装置(スクーバ,SCUBAと略称される。)を具えた潜水の 場合には、ガスボンベ内の高圧空気の充填完了時の圧力(ガスボンベの種類によ り150気圧と200気圧の二種類がある。)を第一および第二段減圧部(これ ら二つの減圧部と付属部品とを含め一般にレギュレーター,regulator と称する。)で低減・消費しているが、ガスボンベ内の残存圧力が、浮上設定圧 力(通常、70気圧ないし30気圧)に至ったとき、潜水者は浮上を開始するこ とになる。
【0003】 しかして前述の浮上設定圧力を潜水者が知悉することは、水中での残存時間、 潜水病予防のための減圧時間、水面への浮上に要する時間及および水面に浮上後 の遊泳可能時間等の確認に必要不可欠な要素で、潜水者の安全遊泳を保障する有 力な手段であり、そしてかゝる保障手段の一つとして残圧計が現今、広汎に利用 されている。
【0004】 前述の残圧計は陸上で、通常利用されている圧力計を潜水用として耐圧、防水 の手段を施したもので、ガスボンベの塞止弁に取付けたレギュレーターの第一減 圧部に付設の高圧空気取出ネジ部(Hpポートと称され、万国共通のネジ)から 約1メートルの高圧ホースを介し残圧計を取付け、この残圧計の表示盤に組付け た指針を潜水者自身が目視するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような残圧計の場合にあっては、ガスボンベ内の残存圧力の減少過程の 確認には好適なるも、表示盤の目盛り、数字、符号と細い指針との位置関係を判 読する方式のため、水中での透明度が不良、曇天、雨天の際の潜水もしくは水面 下10メートルを超過したときの潜水等にあっては正常な視力を以てしても、潜 水者は表示盤の正面を目視し、かつ表示盤から30センチ以内の位置に接近しな いと適正な残存圧力の判読は困難なため、優れた潜水技術を具えた職業潜水者で も、常時残圧計の正視を余儀なくされる故、1メートル程度の高圧ホース先端の 表示盤を手で顔面近くまで引寄せる必要があり、その間、潜水作業は中断され、 作業能率の向上は期待困難である。
【0006】 近年、レジャー、スポーツとしての潜水が盛況になり、各地で講習会、体験 ダイビング等が広く開催されているが、潜水の安全を期すためには、初心者、経 験不足な者ほど、水面への浮上開始時の圧力を確実に把握し、当該圧力に到達し た時点で直ちに浮上開始が必要であるが、この点については潜水者自身がまず知 悉する必要があるのにも不拘、初心者、経験不足な者ほどガスボンベでの高圧空 気の消費量の個人差が広汎で、また、携帯の残圧計で残存圧力を適正に把握し得 るだけの余裕も技術も初心者、経験不足な者には遺憾乍ら具えていない。
【0007】 前述のような初心者、経験不足な者の潜水時の安全を確保するために指導員 も浮上開始時の圧力を知悉することは勿論なるも、之に加え水中での初心な潜水 者相互の衝突、異物への当接もしくは携行したガスボンベ、ウェイトベルト、残 圧計、足ひれ等、各種の装着物での事故を予め回避すべく、通常、2〜3メート ル程度の間隔下で相互に離れている潜水者まで接近し、当該潜水者が携帯する残 圧計を目視し、残存圧力が浮上開始時の圧力にまで低下していないときには潜水 継続を指示後、次の潜水者まで接近し、前述と同様な所作を行うが、複数の潜水 者への指導自体、心身上に多大の負担を蒙り、しかも水中での安全性確保の点か らも好適とは云い難い等の欠点を有している。
【0008】 この考案は前述のような欠点に着目し提案されたもので、その目的とする所 は、潜水者が携行するガスボンベ内の残存圧力が水面への浮上開始時の圧力まで 低下するとき、自動的な警報作動で潜水者だけでなく、指導員その他の潜水者に も容易に確認可能な潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報装置を提供しようとする ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の目的達成のため、この考案に係る潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報 装置は、第一減圧部に連通する導孔付の弁座部内周壁に組付けた「O」リングに 、膨出部付のピストンを接離自在に臨ませ、該ピストンの往復する空所と連通す る放出孔を、前記第一減圧部に装着した胴体に設けたことを主要な特徴とし、こ の胴体の第一減圧部側の空所に内装したオリフィス付プランジャーに、予め浮上 設定圧力下に捲回・張設したコイルばねで前記プランジャーを第一減圧部側に弾 発・付勢させたものである。
【0010】
【作用】
潜水者は潜水に先立ち陸上もしくは船上で、ガスボンベを背負う前に、当該ガ スボンベの塞止弁を開放すると、第一減圧部、導孔を通過した高圧空気は、弁座 部内のピストンの膨出部を押圧するとき、膨出部と「O」リングとの気密状態が 解除され、破裂音が発生すると同時に急激に膨脹・低圧となり、放出孔を経て吹 出孔から流出の際細かい泡が発生する。よって弁座部内の空所における空気圧力 の低下に伴いコイルばねの張力で第一減圧部側にピストンを押戻し、ピストンの 膨出部が再び「O」リングの内周縁に接触して気密状態を保持するが、導孔から の相つぐ高圧空気の弁座部側への流入で膨出部が再び押圧されるので、前述と同 様な所作の下で破裂音が発生し、ついでピストンがまた第一減圧部側にコイルば ねで押戻される。かくてピストンの往復時における振動に基づく振動音と数回の 往復の都度、破裂音が発生する。よって振動音、破裂音の数回の聴取で潜水者は 、警報部材が正常な作動下にあることを確認可能である。ピストンが空所内を数 回、往復する間、プランジャーを通過した高圧空気はプランジャーに捲回したコ イルばねの張力に打勝ち、プランジャーのオリフィス側が弁座部に当接すると、 弁座部内への高圧空気の流動は止むため、コイルばねの張力でピストンは「O」 リングの内周縁に気密状態下に保持される。
【0011】 プランジャーのオリフィスが弁座部に当接してガスボンベからの高圧空気の弁 座部側の流動を遮断する一方、ピストンの膨出部が「O」リングの内周縁に接触 した状態下で潜水者が第二減圧部を介し減圧された空気を呼吸しガスボンベ内の 高圧空気が消費され、残存圧力が次第に低下し、遂に浮上設定圧力に至ると、プ ランジャーに捲回したコイルばねの張力が前記の残存圧力に打勝ち、プランジャ ーを弁座部から引離すので、ガスボンベ内の高圧空気が導孔を経て弁座部内に静 止していたピストンの膨出部を押圧する故、「O」リングの内周縁から膨出部が 離脱するとき破裂音が発生すると同時に急激に空所内で膨脹し乍ら高圧空気は低 圧化し放出孔を経て吹出孔から流出する際、細かい泡が発生する。しかして低圧 下の空所内のピストンは、之に捲回したコイルばねの張力で「O」リング側に押 戻され、再び「O」リング内周縁に膨出部が嵌入し、気密状態を保持するが、プ ランジャー側の相つぐ高圧空気の導孔への流入で前述と同様に再びピストンは押 圧され、「O」リングの内周縁から膨出部が離脱するとき破裂音が発生すると同 時に低圧化された空気の放出孔を経て吹出孔からの流出の際細かい泡が発生する 。かくてピストンの度重なる往復に基づく振動による振動音と破裂音が発生する ので、潜水者自身および他の潜水者も破裂音の聴取で当該潜水者の浮上開始の時 期到来を容易に確認できる。なお、放出孔を流出した空気がカバーの吹出孔を通 過する時に発する泡の上昇でよりよく浮上開始時期を確認できる。よって潜水者 自身だけでなく、他の潜水者は勿論遠隔の潜水者でも振動音、破裂音と泡の発生 で潜水浮上の時期を自動的に識別可能である。
【0012】
【実施例】
以下図1ないし図5を参照しこの考案の実施例を述べるに、円筒状非金属性 彩色付のカバー1の後端に(図1,2,3の夫々において左側を前方、右側を後 方とする。)近傍に、適数個(こゝでは6個)の吹出孔aを放射状に設け、これ ら吹出孔aの中心に穿設された通孔iに弾性材質からなる逆止弁2の縮径部rを 遊合・貫通し、該縮径部rの後端に一体に形成した円盤状の開閉子bを、前記吹 出孔aに開閉自在に臨ませる一方、前端に一体に形成した断面山形状の係合子k で逆止弁2の不測のうちにおける通孔iからの離脱を阻止可能とし、またカバー 1の前方内周縁に刻設したメネジnに胴体Dの中間外周縁に刻設したオネジを 螺合し、この胴体Dの稍後方外周縁に穿設された放出孔fを開閉するゴムもしく は合成樹脂からなる弾性材の断面横U字形にしてカバー1と適宜の空所yを介し 設定された逆止弁3の後方を胴体Dおよび後述のばね受4の外壁面に定着すると 共に、前記放出孔fの前後において胴体Dの内周縁に夫々刻設されたメネジn ,nに、弁座部V、ばね受4の夫々外周縁に刻設のオネジを螺合し、これら弁 座部V、ばね受4の双方に亘る空所sに、前端に膨出部eを形成したピストン5 を往復自在に収納し、該ピストン5の後方が進入する挿入孔cをばね受4に設け る一方、ピストン5の外周縁に捲回されたコイルばね6でピストン5を常時、前 方に押圧・付勢し、しかしてこのコイルばね6はガスボンベT内の残存圧力(通 常、5〜10気圧)に対応する張力を具え、雨水、海水もしくはこれらを含む空 気の塞止弁を介しガスボンベT内への逆流を阻止することで、ガスボンベT内の 腐食を防止してある。また、弁座部Vの中間内周壁の凹所hに嵌合した「O」リ ング7の内周縁に、ピストン5の膨出部eを接離自在に臨ませ、その接合時には 膨出部eを「O」リング7に気密状態下に保持させ、さらに、前記空所sと連通 する導孔qを弁座部Vの前方に穿設すると共に、弁座部V前端中央に弁座8を埋 入・固定してある。導孔qに後端が連通可能なオリフィスpを具えた断面横T字 形のプランジャー9を胴体Dの前端に穿設した空所S内に進退自在に収納し、 このプランジャー9に捲回され、かつくガスボンベTの浮上設定圧力(潜水者の 技能、経験等により相違するが、通常、初心者では70気圧、職業潜水士、指導 員等では30気圧、その他一般の者では50気圧が広く採用されている。)に対 応する張力のコイルばね10で、常時、プランジャー9を前方に押圧・付勢する 一方、オリフィスpに連通する通孔uを後述の第一減圧部11に穿設され、かつ オリフィスpより大径の誘導孔zに開口させてある。胴体D前端外周縁に刻設し たオネジmに第一減圧部11のメネジを螺合し、この第一減圧部11の誘導孔z をガスボンベTの塞止弁の通孔(図示しない)に連通し、なお、第一減圧部11 は潜水者の首すじの前後に装着することで振動音、破裂音および泡を即刻、潜水 者自身が確認でき、さらにカバー1は浮上設定圧力により、たとえば70,50 ,30夫々の気圧に応じオレンジ、白、黒とすることで潜水者の技能、経験等を 容易に識別可能で、潜水中での浮上開始時の確認に好適である。図中12,13 ,14,15は「O」リング、16はタンクブーツ、17は第二減圧部、18は 第一滅圧部11と第二減圧部17とを接続するパイプ、gは弁座8とプランジャ ー9とが離れているときの隙間である。
【0013】 潜水者は潜水に先立ち陸上もしくは船上でガスボンベTの塞止弁を開放すると 、高圧空気は誘導孔z、通孔u、オリフィスp、隙間gを経て導孔qに流入し、 ピストン5を後方に押圧するが、この際オリフィスpと誘導孔zとの断面積の差 異に基づく流量差で少許の時間(1〜2秒程度)経過後、プランジャー9がコイ ルばね10を後方に押圧し乍ら、隙間gの距離だけ移行し、オリフィスpの後端 が弁座部V前端の弁座8に接触・停止するので、ガスボンベTからのそれ以後の 高圧空気の弁座部V側への流入を遮断する。(図1参照)
【0014】 前記少許の時間の間に隙間gを通過し導孔qに流入した高圧空気はコイルばね 6の弾発力に抗してピストン5を後方に押圧するとき、膨出部eが「O」リング 7の内周縁から離脱し気密状態を解除されたとき破裂音を発生すると同時に、高 圧空気は瞬時に膨脹・低圧となり放出孔fを経て吹出孔aから流出する際、細か い泡を発生する。しかして空所s内は低圧状態下におかれコイルばね6の弾発力 でピストン5が前方に移行され再び「O」リング7に膨出部eが嵌合される。さ らに導孔qを相ついで通過する高圧空気で「O」リング7に嵌合されたピストン 5を再び後方に押圧するとき前述と同様な破裂音が発生し、ついピストン5がコ イルばね6の弾発力で前方に移行される。かくて反復せる破裂音とピストン5の 往復動に基づく適数回の振動音とで警報が適正に行われることが確認される。
【0015】 警報が適正に行われることを確認後、潜水者はガスボンベTを背負う一方、第 一減圧部11に接続したパイプ18を介し第二減圧部17側のマウスピースを口 に当接して呼吸を可能とした状態で潜水を開始する。この際、プランジャー9、 ピストン5、逆止弁2,3は図2の位置にあり、ガスボンベT内の圧力は潜水者 の呼吸で次第に低下する一方、この間、水中での魚介類、海草等の捕獲、採取、 水中撮影、異物の撤去、引上げ等の作業を行う。(図2参照)
【0016】 潜水者の呼吸による空気の消費でガスボンベT内の圧力が次第に低下し、浮上 設定圧力に達すると、図3にみるように、空所s内に流入する高圧空気の圧力 にコイルばね10の弾発力が打勝つため、プランジャー9を前方に押圧しオリフ ィスpの後端が弁座8から離脱し、隙間gができる。よってこの隙間gを通過し た高圧空気が導孔qを経て膨出部e前端に達し、之を後方に押圧すると、
【00
13】の項で述べたように、ピストン5はばね受4側に移送されるので、「O」 リング7との気密が解除されるとき破裂音を発生すると同時に空所s内で急激に 膨脹・低圧となり、放出孔fを経て吹出孔aから流出する際、細かい泡を発生し 水中を上昇する。低圧となった空所s内においてコイルばね6の弾発力でピスト ン5は再び前方に移行され膨出部eが「O」リング7に嵌合するが、相つぐ高圧 空気の流動でピストン5が後方に押圧される。かくてピストン5の空所s内での 往復動により振動音が発生し、前記破裂音と泡との三者で潜水者自身が即刻、浮 上開始の時期を知る一方、他の潜水者、指導員も音と泡の発生で当該潜水者の浮 上開始の時期あることが容易に確認できる。
【0017】 潜水者の呼吸でガスボンベT内の圧力が次第に低下し、規定の残存圧力(こゝ では5〜10気圧)に達すると、コイルばね6の弾発力で空所s内の残存圧力に 打勝ちピストン5を前方に押圧・移行させ、膨出部eが「O」リング7の内周縁 に嵌合し、空所s内は気密状態に保持されると共に、ガスボンベT内の空気は、 膨出部eによる導孔qの遮閉でその流入が停止される故、ガスボンベT内は規定 の残存圧力に保持され、雨水、海水もしくはそれらを含む空気がガスボンベT内 に逆流することがないので内部が腐食される懸念もない。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、潜水継続中、ガスボンベ内の高圧空気の潜水者の呼吸によ る消費で圧力が低下し、予め規定した浮上設定圧力になったとき、ピストンの「 O」リングからの離脱による破裂音の発生と之に伴う高圧空気の膨脹・低圧で放 出孔を経て吹出孔からの流出で細かい泡が発生する一方、ピストンの弁座部内で の往復による振動音の発生で潜水者自身には勿論、他の潜水者、指導員にも即刻 、自動的に浮上開始時期を告知し得るので、潜水の安全性を従来に比しより向上 でき、しかも音の発生で遠隔の潜水者にも容易に前記浮上開始時期を告知でき、 またカバーの吹出孔からの空気流出に伴う泡の発生で音と併せて確実に浮上開始 時期を告知でき、指導員の心身上の負担を大巾に軽減でき、また胴体内のコイル スプリングの張力調節で浮上設定圧力を適宜に選定可能なため、利用者にとって は極めて好都合であり、さらに弁座部内のコイルスプリングの張力でピストンを 導孔に接触させることでガスボンベ内の高圧空気の弁座部側への流動を遮断する ので、ガスボンベ内には規定の圧力が残存し、雨水、海水もしくはそれらを含ん だ空気がガスボンベ内に逆流し、内部を腐食させる懸念を一掃でき、高圧空気の 充填時におけるガスボンベの破裂のような危険を回避し得る上に、カバーは非金 属性材質で構成されているので、水中での泡発生による空洞現象で腐食の発生す る惧れがない故、各部材の安全管理を充分に行い得るし、なお、本案品は従来の 残圧計と併用できるため、潜水時の安全性を従来に比しより向上可能であると共 に、全体としての構造も従来この種の機器に比し特に複雑化する惧れもないため 、堅牢安価に製作し得て広く一般需要家に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスボンベからの高圧空気の流動がないときの
各部材の位置を示す要部縦断面図である。
【図2】潜水者の潜水時における各部材の同上要部縦断
面図である。
【図3】潜水者への浮上警告時における各部材の同上要
部断面図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視図である。
【図5】本案品を組付けたガスボンベの正面図である。
【符号の説明】
D 胴体 s,y 空所 T ガスボンベ V 弁座部 a 吹出孔 e 膨出部 f 放出孔 p オリフィス q 導孔 1 カバー 2,3 逆止弁 4 ばね受 5 ピストン 6,10 コイルばね 7 「O」リング 9 プランジャー 11 第一減圧部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一減圧部に連通する導孔付の弁座部内
    周壁に組付けた「O」リングに、ピストンを接離自在に
    臨ませ、該ピストンの往復する空所と連通する放出孔
    を、前記第一減圧部に装着した胴体に設けてなる潜水用
    自給式呼吸器の圧力利用警報装置。
  2. 【請求項2】 ピストンの導孔側の一端に形成した膨出
    部を前記「O」リングの内周緑に気密下で接離自在に臨
    ませる一方、胴体に螺合したばね受と弁座部との間の前
    記空所に、ピストンを常時、導孔側に弾発・付勢し、か
    つガスボンベ内に所定圧力を残存可能な張力下のコイル
    ばねをピストンに捲回させてなる請求項1記載の潜水用
    自給式呼吸器の圧力利用警報装置。
  3. 【請求項3】 胴体の第一減圧部側の空所に内装したオ
    リフィス付のプランジャーに捲回し、かつ予め浮上設定
    圧力に維持した張力下のコイルばねで、プランジャーを
    常時、第一減圧部側に弾発・付勢させてなる請求項1記
    載の潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報装置。
  4. 【請求項4】 放出孔を開閉し、かつ胴体に定着した逆
    止弁を空所を介し収納した非金属性彩色付のカバーを胴
    体に着脱自在に装着し、該カバーに、その後方に設けた
    吹出孔を開閉する逆止弁を組付けてなる請求項1記載の
    潜水用自給式呼吸器の圧力利用警報装置。
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JPS567600U (ja) * 1979-06-30 1981-01-22
JPS598599A (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 ジエフレイ・コリン・ナツセル ジヤイロスコ−プによる推進装置及びそれを組込んだ運行体

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