JPH06349095A - 光情報装置及び情報媒体及び、情報の記録・消去方式 - Google Patents

光情報装置及び情報媒体及び、情報の記録・消去方式

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JPH06349095A
JPH06349095A JP6948294A JP6948294A JPH06349095A JP H06349095 A JPH06349095 A JP H06349095A JP 6948294 A JP6948294 A JP 6948294A JP 6948294 A JP6948294 A JP 6948294A JP H06349095 A JPH06349095 A JP H06349095A
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JP
Japan
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offset
recording
circuit
information medium
servo
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JP6948294A
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English (en)
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Yoshiaki Kaneuma
慶明 金馬
Shinichi Tanaka
伸一 田中
Mitsuro Moriya
充郎 守屋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対物レンズを合焦位置に確実に設定し、記録
の書込み不良を防ぐ。 【構成】 再生時、光検出器の出力は演算回路および補
償回路を経てFE信号がアンプに入力され、駆動手段で
対物レンズを制御して合焦位置を保持する。デ−タ記録
のためWT.INF信号が出されると、オフセツト加算
回路よりFEオフセツトがアンプに加算され、対物レン
ズが記録時の合焦位置へ移動し、ほぼ完了するまで待機
するため、アドレスリードゲート信号(AR.GAT
E)によって、待機時間Tの間はアドレスの読み込みを
行わないか、アドレスを読み込んで、所望のアドレスを
検出してもデータ記録を開始せず、アドレスの読み込み
を継続する。しかる後に、所望のアドレスが検出される
と、次にライトゲ−ト信号(WT.GATE)によりデ
−タ記録が開始され、オフセツトの加算をとめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光ディスクある
いは光カードなどの情報媒体、及び、情報媒体上に記憶
される情報の記録・再生あるいは消去を行う光情報装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高密度・大容量の記憶媒体として、ピッ
ト状パターンを有する光ディスクを用いる光メモリ技術
は、ディジタルオーディオディスク、ビデオディスク、
文書ファイルディスク、さらにはデータファイルと用途
を拡張しつつ、実用化されてきている。微小に絞られた
光ビームを介して光ディスクへの情報記録再生が、高い
信頼性のもとに首尾よく遂行される機能は、回折限界の
微小スポットを形成する集光機能、前記光学系の焦点制
御(フォーカスサーボ)とトラッキング制御、及びピッ
ト信号(情報信号)検出に大別される。
【0003】また、光ヘッド装置を構成する要素部品に
注目すると、光ビームを発生する光源、この光ビームを
ディスクに導きまたディスクで反射したこの光ビームを
信号検出系へ導くレンズ(群)、信号検出系を構成する
光学部品と光検出器、サーボ制御を担う駆動手段、など
から構成されている。このうち、光源については光ディ
スクの実用化初期に用いられた気体レーザに代わって、
小型で低コストの半導体レーザが主流になりつつある。
【0004】ところが、半導体レーザを読み書き可能な
光ディスクの光源として用いたときには、読みだし時と
書き込み時の光出力変化にともなう波長変動によってレ
ンズの屈折率が変わり、フォーカスサーボ制御が追従す
るまでの間、情報媒体上での光スポットがデフォーカス
状態になって情報の読みだしができなくなったり、書き
込みが不十分になるという問題がある。
【0005】これに対してはレンズの材料(硝材)に波
長分散の低い素材を用いるという方法が考えられるが、
一般に波長分散の低い硝材は加工が困難で、特にNAの
大きなレンズをつくることが難しい。
【0006】次に考えられるのは波長分散特性の異なる
複数のレンズを組み合わせて組レンズを構成するという
手段であるが、組み合わせ許容誤差が小さいため組立コ
ストが高い上に、レンズが大きく重くなるため光ヘッド
装置の軽量化・小型化の障害となる。従って、この光ヘ
ッド装置を用いて構成した光情報装置も軽量化小型化が
困難であるという課題を持つ。
【0007】そこで、放射光源を記録時の出力とするに
先立ち、記録時の合焦位置に移動させるようオフセツト
を加算し、放射光源の出力変化に対応して対物レンズを
合焦位置に設定可能として、デ−タ記録時の書込み不良
を防ぐという発明が特開平3−141039号公報に開
示されている。これを、以下図面を用いて簡単に説明す
る。
【0008】図8は光ヘッド装置の概略断面図である。
図8において、2は半導体レーザ光源などの放射光源で
ある。この放射光源2から出射した光ビーム3(レーザ
光)はコリメートレンズB(122)によって平行光に
なり、ビームスプリッター36を透過して対物レンズ4
に入射し、情報媒体5上に集光される。情報媒体5で反
射した光ビ−ムはもとの光路を逆にたどってビームスプ
リッター36で反射され、コリメートレンズA(12
1)によって集光され、光検出器7に入射する。光検出
器7の出力を演算することによって、サーボ信号(フォ
ーカスエラー信号とトラッキングエラー信号)及び、情
報信号を得ることができる。
【0009】図9はフォーカスサーボ回路の構成を示す
ブロック図である。光検出器7の出力を演算回路700
で演算して、FE(フォーカスエラー)信号を出力す
る。さらに、補償回路710によって、AGC(フォー
カスゲインを一定にする)や、位相補償を行う。オフセ
ット加算回路720は、FE信号に放射光源の波長変動
量に基づく焦点ずれ量を補償するオフセットを加算す
る。アンプ730は駆動手段110に励磁電流を供給
し、FE信号が0になるよう対物レンズ7を制御して合
焦位置を保持する。
【0010】図10はフォカスサーボ回路の信号タイミ
ングと、対物レンズの動作とを示す図である。再生時、
合焦位置検出用の光ビ−ムは光検出器7で検出され、演
算回路700および補償回路710を経てFE信号とし
てアンプ730に入力され、駆動手段110によりFE
信号が0になるよう対物レンズ7を制御して合焦位置を
保持する。
【0011】次にデ−タを記憶するため、ライトインフ
オメ−シヨン(WT.INF)が出されると、オフセツ
ト加算回路720より対物レンズ4を記録時合焦位置へ
移動させるオフセツトがアンプ730に加算される。そ
してWT.INF信号と同時にオフセツト信号が加算さ
れ、対物レンズ4が記録時の合焦位置へ移動する。
【0012】次にライトゲ−ト信号(WT.GATE)
により、デ−タ部にデ−タ記録が開始され、ライトゲ−
ト信号によりオフセツトの加算をとめる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によると、主
に以下の2点の課題がある。
【0014】(1)FEオフセットを加算後アドレス部
(ID部)を読み込み、所望のアドレスを検出すると、
WT.GATE信号によってデータ記録が開始される
が、FEオフセット加算後対物レンズ4が記録時の合焦
位置まで移動するには、100μs〜1msの時間が必
要である。
【0015】従って、FEオフセット加算直後(例えば
10μs後)に所望のアドレスが検出されてデータ記録
を開始すると、対物レンズ4は記録時の合焦位置まで移
動し終わっていないため、データ部の先頭部分の書き込
みが不良になるという課題がある。
【0016】(2)前述の特開平3−141039号公
報明細書中には「WT.INF信号と同時にオフセツト
信号が加算され、対物レンズ4は記録時合焦位置へ移動
する。この時アドレス部(ID部)は再生時合焦位置よ
りずれるが、この時の焦点ずれ量はID読みとりに支障
がない程度である。」と記されている。
【0017】確かに出荷後ユーザーによって記録される
データ部よりも、予め記録されて出荷されるアドレス部
の方が信号の品質は良く読み取り易いと考えられる。
【0018】しかしながら、合焦位置よりずれた状態で
は、振動・温度変化・経時変化などにより読みとり不良
を起こす確率が高くなる。
【0019】さらにまた、記録の高密度化に伴って、読
みとり時に許される焦点ずれ量はより小さくなるので、
やはり、読みとり不良を起こす恐れがある。特に、例え
ば記録密度が1平方μm当たり3ビット以上の記録密度
の高い光ディスクなどの情報媒体では、読みとり時に許
される焦点ずれ量は1μm以下になるため対物レンズ4
が再生時合焦位置よりずれていると読みとり不良を起こ
す恐れがある。
【0020】そこで本発明では上記の課題に鑑み、FE
オフセット加算後対物レンズが記録時合焦位置に移動す
るまでは、アドレスの読み込みを行わない、または、ア
ドレスを読み込んで、所望のアドレスを検出してもデー
タ記録を開始せず、そのままアドレスの読み込みを継続
する時間を設ける。しかる後にアドレス検出を行い、所
望のアドレスが検出されるとデータ記録を開始すること
によりデータ部の先頭から良好な記録状態を得る。
【0021】また、アドレス部の記録密度をデータ部よ
りも低くすることにより、安定に記録の読み書きを行う
ことのできる光ヘッド装置を構成することを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明では上述の課題を
解決するため、以下の光情報装置の構成である。
【0023】第1の構成としては、放射光源と、この放
射光源から出射される光ビームを受け情報媒体上へ微小
スポットに収束する集光光学系と、情報媒体で反射した
光ビームを受け光量に応じて電気信号を出力する光検出
器を含む光ヘッド装置と、集光光学系に含まれる対物レ
ンズの焦点位置と前記情報媒体中の情報トラック中心と
の位置の差異であるトラッキングエラー信号に基づき、
対物レンズの位置を制御するトラッキングサーボ回路
と、トラッキングオフセットをトラッキングサーボ回路
に加算するトラッキングオフセット加算回路を具備し、
トラッキングオフセット加算回路によってトラッキング
サーボ回路に、あらかじめトラッキングオフセットを加
算した後に、記録または消去を開始し、記録または消去
時はオフセットの加算を停止する光情報装置の構成。
【0024】第2の構成としては、放射光源と、この放
射光源から出射される光ビームを受け情報媒体上へ微小
スポットに収束する集光光学系と、情報媒体で反射した
光ビームを受け光量に応じて電気信号を出力する光検出
器を含む光ヘッド装置と、集光光学系に含まれる対物レ
ンズと前記情報媒体との相対位置の所望の状態に対する
差異を示すサーボエラー信号に基づき、対物レンズの位
置を制御するサーボ回路と、オフセットをサーボ回路に
加算するオフセット加算回路を具備し、オフセット加算
回路によってサーボ回路に、あらかじめオフセットを加
算した後に記録または消去を開始するとともに、オフセ
ットの加算を停止するまでに、0より大きな有限の時間
は記録または消去を開始せずに待機するための制御手段
を具備した光情報装置の構成。
【0025】第3の構成としては、第2の構成の光情報
装置で、オフセット加算回路によってサーボ回路にオフ
セットを加算した後に、待機時間Tの間は記録または消
去を開始しないための待機信号を生成する待機信号生成
回路を具備する光情報装置の構成。
【0026】第4の構成としては、第2または第3の構
成のいずれかの光情報装置で、オフセット加算回路によ
ってサーボ回路にオフセットを加算した後に、0より大
きな有限の時間は記録または消去を開始しないための制
御手段が、待機信号に基づいて記録または消去動作を待
機及び開始する記録または消去制御手段である光情報装
置の構成。
【0027】第5の構成としては、待機時間Tが100
μs以上1ms以下にした第3または第4何れかの光情
報装置の構成。
【0028】第6の構成としては、待機時間Tを可変と
し、前記待機時間Tを適正に定めるための待機時間設定
回路を具備する第3または第4何れかの光情報装置の構
成。
【0029】第7の構成としては、第2の構成の光情報
装置で、オフセット加算回路によってサーボ回路にオフ
セットを加算した後に、サーボエラー信号が一定のしき
い値になるまでの間、記録または消去を開始しないため
の待機信号を生成する待機信号生成回路と、しきい値を
設定するためのしきい値設定回路と、待機信号に基づい
て記録または消去動作を待機及び開始する記録または消
去制御手段を具備した光情報装置の構成。
【0030】第8の構成としては、第2〜第7のいずれ
かの構成の光情報装置で、アドレス部を有する情報媒体
に記録の書き込みまたは記録の消去を行い、有限の待機
時間中に所望のアドレスを検知した場合には、情報媒体
がさらに一回転した後に記録または消去を開始すると共
に、オフセットの加算を停止する光情報装置の構成。
【0031】第9の構成としては 放射光源と、放射光
源から出射される光ビームを受け情報媒体上へ微小スポ
ットに収束する集光光学系と、情報媒体で反射した光ビ
ームを受け光量に応じて電気信号を出力する光検出器を
含む光ヘッド装置と、集光光学系に含まれる対物レンズ
と情報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を示
すサーボエラー信号に基づき、対物レンズの位置を制御
するサーボ回路と、オフセットをサーボ回路に加算する
オフセット加算回路を具備し、オフセット加算回路によ
ってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算した後
に、記録または消去を開始するとともに、オフセットの
加算を停止し、オフセット加算回路によってサーボ回路
に加算されるオフセットは、光源の波長変動に起因する
サーボエラー信号変動量を相殺する程度の量である光情
報装置の構成。
【0032】第10の構成としては、第1〜第8のいず
れかの構成の光情報装置で、オフセット加算回路によっ
てサーボ回路に加算されるオフセットは、光源の波長変
動に起因するサーボエラー信号変動量を相殺する程度の
量である光情報装置の構成。
【0033】第11の構成としては、第1〜第10のい
ずれかの構成の光情報装置で、アドレス部を有する情報
媒体に記録の書き込みまたは記録の消去を行い、情報媒
体に対して記録の書き込み時または記録の消去中にアド
レス部を通過する時にはサーボ回路にオフセットを加算
しない光情報装置の構成。
【0034】第12の構成としては、放射光源と、放射
光源から出射される光ビームを受け情報媒体上へ微小ス
ポットに収束する集光光学系と、情報媒体で反射した光
ビームを受け光量に応じて電気信号を出力する光検出器
を含む光ヘッド装置と、集光光学系に含まれる対物レン
ズと情報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を
示すサーボエラー信号に基づき、対物レンズの位置を制
御するサーボ回路と、オフセットをサーボ回路に加算す
るオフセット加算回路を具備し、オフセット加算回路に
よってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算した後
に、記録または消去を開始するとともにオフセットの加
算を停止し、かつ、アドレス部を有する情報媒体に記録
の書き込みまたは記録の消去を行い、情報媒体に対して
記録の書き込み時または記録の消去中にアドレス部を通
過する時にもサーボ回路にオフセットを加算する光情報
装置の構成。
【0035】第13の構成としては、第1〜第11のい
ずれかの構成の光情報装置で、アドレス部を有する情報
媒体に記録の書き込みまたは記録の消去を行い、情報媒
体に対して記録の書き込み時または記録の消去中にアド
レス部を通過する時にもサーボ回路にオフセットを加算
する光情報装置の構成。
【0036】第14の構成としては、第11〜第13の
いずれかの構成の光情報装置で、情報媒体に対して記録
の書き込み時または記録の消去中にアドレス部を通過す
る時には、放射光源のパワーを記録再生時のパワーより
大きくて、記録消去時のパワー以下とする光情報装置の
構成。
【0037】第15の構成としては、放射光源と、放射
光源から出射される光ビームを受け情報媒体上へ微小ス
ポットに収束する集光光学系と、情報媒体で反射した光
ビームを受け光量に応じて電気信号を出力する光検出器
を含む光ヘッド装置と、集光光学系に含まれる対物レン
ズと情報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を
示すサーボエラー信号に基づき、対物レンズの位置を制
御するサーボ回路と、オフセットをサーボ回路に加算す
るオフセット加算回路を具備し、オフセット加算回路に
よってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算した後
に、記録または消去を開始するとともに前記オフセット
の加算を停止し、かつ、サーボ検出領域を有する情報媒
体に記録の書き込みまたは記録の消去を行う光情報装置
の構成。
【0038】第16の構成としては、第1〜第14のい
ずれかの構成の光情報装置で、サーボ検出領域を有する
情報媒体に記録の書き込みまたは記録の消去を行う光情
報装置の構成。
【0039】第17の構成としては、第15または第1
6のいずれかの構成の光情報装置で、放射光源のパワー
を減少させたときの波長変動が、パワー減少後1μs以
内に起こり、情報媒体に対して記録の書き込み時または
記録の消去中にサーボ信号検出部を通過する時には、放
射光源のパワーを減少させ、オフセット加算回路によっ
てサーボ回路にオフセットを加算する光情報装置の構
成。
【0040】第18の構成としては、第15または第1
6のいずれかの構成の光情報装置で、放射光源のパワー
を減少させたときの波長変動が、パワー減少後数μs以
後に完了し、情報媒体に対して記録の書き込み時または
記録の消去中にサーボ信号検出部を通過する時には、サ
ーボ回路にオフセットを加算しない光情報装置の構成。
【0041】第19の構成としては、第15または第1
6のいずれかの構成の光情報装置で、放射光源のパワー
を減少させたときの波長変動が、パワー減少後サーボ信
号検出部通過時間内に起こり、情報媒体に対して記録の
書き込み時または記録の消去中にサーボ信号検出部を通
過する時には放射光源のパワーを減少させ、オフセット
加算回路によってサーボ回路にサーボ信号検出部通過途
中からサーボ信号検出部通過終了時まで、オフセットを
加算する光情報装置の構成。
【0042】第20の構成としては、第15〜第19の
いずれかの構成の光情報装置で、情報媒体に対して記録
の書き込み時または記録の消去中に、サーボ信号検出部
を通過する時には、放射光源のパワーを記録再生時のパ
ワーより大きくて、記録消去時のパワー以下とする光情
報装置の構成。
【0043】第21の構成としては、第3〜第20のい
ずれかの構成の光情報装置で、サーボエラー信号が、集
光光学系に含まれる対物レンズの焦点と情報媒体の記録
面との差異である焦点誤差を現すフォーカスエラー信号
であって、サーボ回路が焦点誤差を減ずるように対物レ
ンズの位置を制御するフォーカスサーボ回路であって、
オフセットがフォーカスサーボ回路に加算するフォーカ
スオフセットであって、オフセット加算回路がフォーカ
スオフセットをフォーカスサーボ回路に加算するフォー
カスオフセット加算回路である光情報装置の構成。
【0044】第22の構成としては、第3〜第20のい
ずれかの構成の光情報装置で、サーボエラー信号が、集
光光学系に含まれる対物レンズの焦点と情報媒体の記録
トラック中心との差異を示すトラッキングエラー信号で
あって、サーボ回路がトラッキングエラーを減ずるよう
に対物レンズの位置を制御するトラッキングサーボ回路
であって、オフセットがトラッキングサーボ回路に加算
するトラッキングオフセットであって、オフセット加算
回路がトラッキングオフセットをトラッキングサーボ回
路に加算するトラッキングオフセット加算回路である光
情報装置の構成。
【0045】第23の構成としては、第1〜第22のい
ずれかの構成の光情報装置で、光ヘッド装置が、情報媒
体で反射した光ビームを受けて光ビームの波面を変調し
て光検出器へ導くホログラムを具備する光情報装置の構
成。
【0046】また、第1〜第23のいずれかの構成の光
情報装置を用いる情報の記録または消去の方式とする。
【0047】また、情報媒体が、アドレス部とデータ部
を持ちデータ部の記録密度が1平方μm当たり3ビット
以上の情報媒体であって、アドレス部の記録密度をデー
タ部より低くした構成にする。
【0048】また、第24の構成としては、放射光源
と、放射光源から出射される光ビームを受け情報媒体上
へ微小スポットに収束する集光光学系と、情報媒体で反
射した光ビームを受け光量に応じて電気信号を出力する
光検出器を含む光ヘッド装置と、集光光学系に含まれる
対物レンズと情報媒体との相対位置の所望の状態に対す
る差異を示すサーボエラー信号に基づき、前記対物レン
ズの位置を制御するサーボ回路と、オフセットをサーボ
回路に加算するオフセット加算回路を具備し、オフセッ
ト加算回路によってサーボ回路にあらかじめオフセット
を加算した後に、この情報媒体に記録の書き込みまたは
記録の消去を開始すると共に、オフセットの加算を停止
する光情報装置の構成。
【0049】第25の構成としては、第1〜第23のい
ずれかの構成の光情報装置で、この情報媒体に記録の書
き込みまたは記録の消去を行う光情報装置の構成。
【0050】また、別の情報の記録または消去の方式と
しては、放射光源と、放射光源から出射される光ビーム
を受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集光光学系
と、情報媒体で反射した光ビームを受け光量に応じて電
気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド装置と、集光
光学系に含まれる対物レンズと情報媒体との相対位置の
所望の状態との差異を示すサーボエラー信号に基づき、
対物レンズの位置を制御するサーボ回路と、オフセット
をサーボ回路に加算するオフセット加算回路を具備した
光情報装置を用いて、オフセット加算回路によってサー
ボ回路にあらかじめオフセットを加算した後に、この情
報媒体に記録の書き込みまたは記録の消去を開始すると
共に、オフセットの加算を停止する情報の記録または消
去の方式とする。
【0051】第1〜第23のいずれかの構成の光情報装
置を用いて、この情報媒体に記録の書き込みまたは記録
の消去を行う情報の記録または消去の方式にする。
【0052】
【作用】上記手段を用いることにより、本発明は以下の
作用を発揮する。
【0053】(1)FEオフセット加算後、待機時間の
間アドレスの読み込みを行わない、または、アドレスを
読み込んで、所望のアドレスを検出してもデータ記録を
開始せずそのままアドレスの読み込みを継続する。しか
る後にアドレス検出を行い、所望のアドレスが検出され
るとデータ記録を開始することにより、対物レンズを記
録時合焦位置に確実に設定できるので、データ部の先頭
から良好な記録状態を得ることができる。
【0054】(2)また、アドレス部の記録密度をデー
タ部よりも低くすることにより、安定に記録の読み書き
を行うことができる。
【0055】
【実施例】以下図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の構成図である。
【0056】図1において、2は半導体レーザ光源など
の放射光源である。この放射光源2から出射した光ビー
ム3(レーザ光)は、コリメートレンズB(122)に
よって平行光になり、ビームスプリッター36を透過し
て対物レンズ4に入射し、情報媒体5上に集光される。
【0057】情報媒体5で反射した光ビ−ムは、もとの
光路を逆にたどってビームスプリッター36で反射さ
れ、コリメートレンズA(121)によって集光され、
光検出器7に入射する。
【0058】光検出器7の出力を演算することによっ
て、サーボ信号(フォーカスエラー信号とトラッキング
エラー信号)及び、情報信号を得ることができる。
【0059】さらに、図1に示したようにホログラム1
を用いることによって、より安定なフォーカスサーボ信
号やトラッキングエラー信号を得ることができるが、ホ
ログラム1の代わりに、例えばシリンドリカルレンズや
光軸に対して斜めにおいた平行平板を用い、非点収差法
によってFE信号を得ることも可能である。
【0060】フォーカシング制御の構成を図9のブロッ
ク図を用いて説明する。光検出器7の出力を演算回路7
00で演算してFE(フォーカスエラー信号)を出力す
る。さらに、補償回路710によって、AGC(フォー
カスゲインを一定にする)や、位相補償を行う。オフセ
ット加算回路720は、FE信号に放射光源の波長変動
量に基づく焦点ずれ量を補償するオフセットを加算(印
加)する。アンプ730は駆動手段110に励磁電流を
供給し、FE信号が0になるよう対物レンズ7を制御し
て合焦位置を保持する。
【0061】図2は、本発明の実施例のフォカスサーボ
回路の信号タイミングと、対物レンズの動作とを示す図
である。再生時、合焦位置検出用の光ビ−ムは光検出器
7で検出され、演算回路700および補償回路710を
経てFE信号としてアンプ730に入力され、駆動手段
110によりFE信号が0になるよう対物レンズ7を制
御して合焦位置を保持する。
【0062】次にデ−タを記憶するためライトインフオ
メ−シヨンWT.INFが出されると、オフセツト加算
回路720より対物レンズ4を記録時合焦位置へ移動さ
せるオフセツトがアンプ730に加算される。そしてW
T.INF信号と同時にオフセツト信号が加算され、対
物レンズ4が記録時の合焦位置へ移動する。対物レンズ
4の移動がほぼ完了するまで待機するため、待機信号生
成回路によって生成されるアドレスリードゲート信号
(AR.GATE)によって、待機時間Tの間はアドレ
スの読み込みを行わない。
【0063】しかる後にAR.GATE信号によってア
ドレス検出を開始し、所望のアドレスが検出されると、
次にライトゲ−ト信号(WT.GATE)によりデ−タ
部にデ−タ記録が開始され、ライトゲ−ト信号によりオ
フセツトの加算をとめる。または、待機時間Tの間もア
ドレスを読み込みはするが、所望のアドレスを検出して
もアドレスゲート信号がONでなければデータ記録を開
始せずそのままアドレスの読み込みを継続し、望ましく
は一周後に所望のアドレスの後から、ライトゲ−ト信号
(WT.GATE)によりデ−タ部にデ−タ記録が開始
され、ライトゲ−ト信号によりオフセツトの加算をとめ
る。
【0064】このように待機時間Tを設けることによ
り、対物レンズ4の移動が完了してからデータの記録を
行うと共にオフセツトの加算をとめるので、データ部の
先頭から良好な記録状態を確実に得ることができるとい
う効果がある。ここで、本発明において記録するという
ことは、データの消去をする場合も含む。
【0065】なお、待機時間Tは、環境温度等に応じて
変更可能にしておくのが望ましいが、一定の値にしても
データ部の先頭から良好な記録状態を確実に得ることが
できるという効果を得ることはできる。
【0066】また、対物レンズ4の移動がほぼ完了して
記録時の合焦位置になるまでには、移動開始から100
μs〜1ms程度の時間がかかるので、T>100μs
とする事が望ましい。しかしながら、Tをあまり長くす
ると、記録時のアクセス時間が長くなるという課題を生
じるのでなるべく短い方がよい。情報媒体として光ディ
スクを例に取って考えると、回転速度は最大で毎分36
00回転程度である。
【0067】従って1回転に例えば約17ms要する。
すなわち光スポットの存在する同一トラック上に所望の
アドレスが存在している場合でも、アドレスの検出を始
める直前に所望のアドレスを通り過ぎた場合は、次に所
望のアドレスを検出できるまでに最低17msを要する
ということになる。そこでT<1msとすればアクセス
時間の増大量としては無視できる範囲と考えられる。
【0068】このような考察より、待機時間Tは100
μs<T<1msとすることが望ましく、対物レンズ4
の移動が完了してからデータの記録を行うので、データ
部の先頭から良好な記録状態を確実に得ることができる
という効果が得られ、かつ、アクセス時間にほとんど影
響を与えないという効果を得ることができる。
【0069】また、記録を行わない待機時間を、FE信
号の変化を基準に用いて決める実施例を、図3を用いて
説明する。図3において示したFE信号は加算するオフ
セットを含めたFE信号である。WT.INF信号によ
ってオフセット加算後、駆動装置110によってFE信
号が減少する方向に対物レンズ4が移動するため、FE
信号は減少していく。但し、記録中に再び再生パワーと
なるアドレス部は、通過時間が高々10μs程度である
ため、対物レンズ4はほとんど移動せず、FE信号は加
算オフセット程度のままで変化しない。
【0070】WT.INF信号と同時にオフセット加算
後、減少するFE信号にしきい値設定回路によってしき
い値を設け、FE信号がしきい値に達したときにAR.
GATE信号をONにする。
【0071】AR.GATE信号によってアドレス検出
を開始し、所望のアドレスが検出されると、次にライト
ゲ−ト信号(WT.GATE)によりデ−タ部にデ−タ
記録が開始され、ライトゲ−ト信号によりオフセツトの
加算をとめる。
【0072】このように待機時間をFE信号によって決
めることにより、対物レンズが確実に記録時合焦位置に
達してから記録を開始することができるので、記録の不
良を確実に防ぐことができる上に、待機時間を必要最小
限に抑えることができ、アクセス時間を短くすることが
できるという効果がある。
【0073】次に、記録中にアドレス部を通過し、光源
のパワーを減少させる場合には、従来例と同様に、対物
レンズ4を記録時合焦位置にそのまま保持するために、
WT.GATE信号をoffにし、FEにオフセットを
かける。そして次のデータ部で記録を開始するため再び
WT.GATE信号がonになると同時にオフセット信
号を解除することが望ましい。
【0074】しかし、アドレス部では光源のパワーを再
生パワーより大きなパワー、例えば消去パワーまでしか
下げないことによって波長変動量も少ないので、FEに
かけるオフセット信号量も記録開始前にかけたより小さ
くすることができ、より安定なフォーカス追従を可能に
できるという効果を得ることも可能である。
【0075】また、消去動作中において、アドレス部を
消去パワーのまま通過することによって、アドレス部通
過時にはFEオフセットを加算する必要を省き、より安
定なフォーカス追従を可能にできるという効果を得るこ
とも可能である。
【0076】さらに、アドレス部の通過時間は高々10
μs程度であり、この間FEにオフセットをかけなくて
も対物レンズ4は記録時合焦位置からほとんど動かな
い。従ってデータ記録とデータ記録の間にアドレス部を
通過するときには、FEオフセットをかけないで、回路
系を簡素化しコストダウンと信頼性の向上を図ることも
できる。
【0077】但し、サーボ信号検出方式としていわゆる
サンプルサーボ(ss)方式を用いる場合は、以下のよ
うにする方が望ましい。ここで、ss方式とは、情報記
録媒体の一部にサーボ信号検出部を設けて、このサーボ
信号検出部のみでFE信号やトラッキングエラー(T
E)信号を検出する方式である。
【0078】サーボ信号検出部を通過する時間はアドレ
ス部より短くて、高々数μsであるので、光源のパワー
を変化させた直後の波長変動が数μs以上の時間の後に
起こる場合は、記録中にサーボ信号検出部を通過して
も、FEオフセットを加算しない。逆に光源のパワーを
変化させた直後の波長変動が1μs以内の短い時間内に
起こる場合は、パワー切り替えに起因するFE信号変化
量を相殺するだけのFE信号オフセットを加算する。な
お、ss方式ではサーボ信号検出部のみでサーボ信号を
検出するので、データ領域でFE信号オフセットをof
fにする必要はなく、WT.INFがonの間は、例え
ば図4に示すようにFE信号オフセットをデータ部でも
加算し続けてもかまわない。
【0079】次に、光源のパワーを変化させた直後の波
長変動が1μs以内の短い時間内に起こる場合、アドレ
ス部通過時と同様に、サーボ信号検出部を通過時に光源
のパワーを再生パワーより大きなパワー、例えば消去パ
ワーまでしか下げないときは波長変動量も少ないので、
FEにかけるオフセット信号量も記録開始前にかけたよ
り小さくする。また、消去動作中において、サーボ信号
検出部を消去パワーのまま通過する場合は、サーボ信号
検出部を通過時にはFEオフセットを加算しない。
【0080】さらに次に、光源のパワーを変化させた直
後の波長変動がサーボ信号検出部を通過途中に起こる場
合には、例えば図5に示すように、サーボ信号検出を開
始するss.GATE信号がonの時に、パワー切り替
えに起因するFE信号変化量の変化に合わせて、これを
相殺するだけのFE信号オフセットを加算する。この時
も、サーボ信号検出部を通過時に光源のパワーを再生パ
ワーより大きなパワー、例えば消去パワーまでしか下げ
ないときは波長変動量も少ないので、FEにかけるオフ
セット信号量も記録開始前にかけたより小さくする。ま
た、消去動作中において、サーボ信号検出部を消去パワ
ーのまま通過する場合は、サーボ信号検出部を通過時に
FEオフセットを加算しない。
【0081】また、記録開始時において、前述のよう
に、WT.INF信号と同時にオフセツト信号が加算さ
れ、対物レンズ4を記録時合焦位置へ移動するが、この
時アドレス部(ID部)は再生時合焦位置よりずれ、振
動・温度変化・経時変化などにより読みとり不良を起こ
す確率が高くなる。
【0082】さらにまた、記録の高密度化に伴って、読
みとり時に許される焦点ずれ量はより小さくなるので、
やはり、読みとり不良を起こす恐れがある。
【0083】例えばコンパクトディスクなどの現行の光
ディスクでは記録密度が1平方μm当たり1.2ビット
余りであり、読みとり時に許される焦点ずれ量は1μm
以上であるが、記録密度が1平方μm当たり3ビット以
上の光ディスクなどの情報媒体では、読みとり時に許さ
れる焦点ずれ量は1μm以下になるため、対物レンズ4
が再生時合焦位置よりずれていると読みとり不良を起こ
す恐れがある。
【0084】そこで、本発明における記録密度が1平方
μm当たり3ビット以上の情報媒体としては、例えば図
6に示すようにアドレス部(ID部)の記録密度をデー
タ部よりも低くする。こうすることによって、対物レン
ズ4が再生合焦位置からずれた位置にあっても、フォー
カスずれの許容値(いわゆるマージン)を十分に見込む
ことができ、読みとり不良の発生確率を低く押さえるこ
とができる。従って、安定に記録再生を行うことができ
るという効果が得られる。
【0085】なお、焦点ずれにより隣接トラックの情報
がクロストークとして混入することも懸念されるので、
アドレス部の記録密度はこのクロストーク混入が存在し
てもなお、読みとり不良が起こらないように十分低くす
ることが望ましい。
【0086】ここまでの実施例では、波長変動によって
焦点ずれが起こる場合のフォーカスエラー信号とフォー
カスサーボを例にとって説明を行ったが、本発明はフォ
ーカスサーボ以外にも適用可能である。
【0087】例えば、図7に示すようにビーム成形手段
を用いて、情報媒体5上の集光特性の向上と光の利用効
率の向上を図った光ヘッド装置では、波長変動によって
情報媒体5の記録面内での集光スポット位置移動が起こ
る。このような場合にも、情報媒体5上のピット列すな
わちトラックの仮想的中心線上に、集光スポットを配置
するためのトラッキングサーボに用いるトラッキングエ
ラー信号に対して、上記説明において、フォーカスエラ
ー信号をトラッキングエラー信号と読み代えることによ
って同様の効果を得ることができる。
【0088】トラッキングオフセット加算回路によって
トラッキングサーボ回路にあらかじめトラッキングオフ
セットを加算した後に、記録または消去を開始し、記録
または消去時はオフセットの加算を停止することによ
り、波長変動が発生してもトラッキングずれ無しに記録
または消去を行うことができるという効果を得ることが
できる。
【0089】
【発明の効果】以上に述べたことから明らかなように、
本発明では以下のような効果が得られる。 (1)FEオフセット加算後、待機時間Tの間アドレス
の読み込みを行わない、または、アドレスを読み込ん
で、所望のアドレスを検出してもアドレスゲート信号が
ON状態でなければデータ記録を開始せずデータ記録を
開始せずそのままアドレスの読み込みを継続する。しか
る後にアドレス検出を行い、所望のアドレスが検出され
るとデータ記録を開始すると共にFEオフセット加算を
停止するための待機時間を設けることにより、データ部
の先頭から良好な記録状態を得るという効果がある。 (2)また、記録密度が1平方μm当たり3ビット以上
の情報媒体ではアドレス部の記録密度をデータ部よりも
低くすることにより、安定に記録の読み書きを行うこと
のできる光ヘッド装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光ヘッド装置の概略断面図
【図2】本発明の第1の実施例の光ヘッド装置の信号タ
イミングと対物レンズの動作を示す図
【図3】本発明の第2の実施例の光ヘッド装置の信号タ
イミングと対物レンズの動作を示す図
【図4】本発明の実施例の光ヘッド装置の信号タイミン
グと対物レンズの動作を示す図
【図5】本発明の実施例の光ヘッド装置の信号タイミン
グと対物レンズの動作を示す図
【図6】本発明の実施例の情報媒体の記録面上のID
(アドレス)とデータの様子を説明する説明図
【図7】本発明の実施例の光ヘッド装置の概略断面図
【図8】従来例の光ヘッド装置の概略断面図
【図9】本発明の実施例及び従来例におけるフォーカス
サーボ回路のブロック図
【図10】従来例の光ヘッド装置の信号タイミングと対
物レンズの動作を示す図
【符号の説明】 1 ホログラム 2 放射光源 3 光ビーム 4 対物レンズ 5 情報媒体 7 光検出器 36 ビームスプリッター 110 駆動手段 121 コリメートレンズA 122 コリメートレンズB

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射光源と、前記放射光源から出射される
    光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集
    光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け光
    量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド
    装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズの焦点位
    置、並びに前記情報媒体中の情報トラック中心の位置の
    差異であるトラッキングエラー信号に基づき、前記対物
    レンズの位置を制御するトラッキングサーボ回路と、ト
    ラッキングオフセットを前記トラッキングサーボ回路に
    加算するトラッキングオフセット加算回路とを具備し、
    前記トラッキングオフセット加算回路によって、前記ト
    ラッキングサーボ回路にあらかじめ前記トラッキングオ
    フセットを加算した後に、記録または消去の何れかを開
    始し、記録または消去の何れかの時はオフセットの加算
    を停止することを特徴とする光情報装置。
  2. 【請求項2】放射光源と、前記放射光源から出射される
    光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集
    光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け光
    量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド
    装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記情
    報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を示すサ
    ーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を制御
    するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に加算
    するオフセット加算回路とを具備し、前記オフセット加
    算回路によってサーボ回路にあらかじめオフセットを加
    算した後に、記録または消去の何れかを開始するととも
    に、前記オフセットの加算を停止するまでに、0より大
    きな有限の時間は記録または消去の何れかを開始せずに
    待機するための制御手段を具備することを特徴とする光
    情報装置。
  3. 【請求項3】オフセット加算回路によってサーボ回路に
    オフセットを加算した後に、待機時間Tの間は記録また
    は消去を開始しないための待機信号を生成する待機信号
    生成回路を具備し、前記待機時間Tが100μs以上1
    ms以下であることを特徴とする、請求項2記載の光情
    報装置。
  4. 【請求項4】オフセット加算回路によってサーボ回路に
    オフセットを加算した後に、サーボエラー信号が一定の
    しきい値になるまでの間、記録または消去の何れかを開
    始しないための待機信号を生成する待機信号生成回路
    と、前記しきい値を設定するためのしきい値設定回路
    と、前記待機信号に基づいて記録または消去の何れかの
    動作を待機及び開始する記録または消去制御手段を具備
    することを特徴とする、請求項2記載の光情報装置。
  5. 【請求項5】放射光源と、前記放射光源から出射される
    光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集
    光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け光
    量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド
    装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記情
    報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を示すサ
    ーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を制御
    するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に加算
    するオフセット加算回路を具備し、前記オフセット加算
    回路によってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算
    した後に、記録または消去の何れかを開始するととも
    に、前記オフセットの加算を停止し、アドレス部を有す
    る情報媒体に記録の書き込みまたは記録の消去の何れか
    を行い、有限の待機時間中に所望のアドレスを検知した
    場合には、前記情報媒体がさらに一回転した後に記録ま
    たは消去の何れかを開始すると共に、オフセットの加算
    を停止することを特徴とする光情報装置。
  6. 【請求項6】放射光源と、前記放射光源から出射される
    光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集
    光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け光
    量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド
    装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記情
    報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を示すサ
    ーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を制御
    するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に加算
    するオフセット加算回路を具備し、前記オフセット加算
    回路によってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算
    した後に、記録または消去の何れかを開始するととも
    に、前記オフセットの加算を停止し、前記オフセット加
    算回路によってサーボ回路に加算されるオフセットは、
    光源の波長変動に起因するサーボエラー信号変動量を相
    殺する程度の量であることを特徴とする光情報装置。
  7. 【請求項7】放射光源と、前記放射光源から出射される
    光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集
    光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け光
    量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド
    装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記情
    報媒体との相対位置に対して所望の状態の差異を示すサ
    ーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を制御
    するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に加算
    するオフセット加算回路を具備し、前記オフセット加算
    回路によってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算
    した後に、記録または消去の何れかを開始するとともに
    前記オフセットの加算を停止し、かつ、アドレス部を有
    する情報媒体に記録の書き込みまたは記録の消去の何れ
    かを行い、前記情報媒体に対して記録の書き込み時また
    は記録の消去中の何れかに、アドレス部を通過する時に
    もサーボ回路にオフセットを加算することを特徴とする
    光情報装置。
  8. 【請求項8】情報媒体に対して記録の書き込み時または
    記録の消去中の何れかに、アドレス部を通過する時には
    放射光源のパワーを記録再生時のパワーより大きくて、
    記録消去時のパワー以下とすることを特徴とする、請求
    項7記載の光情報装置。
  9. 【請求項9】放射光源と、前記放射光源から出射される
    光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する集
    光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け光
    量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッド
    装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記情
    報媒体との相対位置の所望の状態に対する差異を示すサ
    ーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を制御
    するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に加算
    するオフセット加算回路を具備し、前記オフセット加算
    回路によってサーボ回路にあらかじめオフセットを加算
    した後に、記録または消去の何れかを開始するととも
    に、前記オフセットの加算を停止し、かつ、サーボ検出
    領域を有する情報媒体に記録の書き込みまたは記録の消
    去の何れかを行うことを特徴とする光情報装置。
  10. 【請求項10】情報媒体に対して記録の書き込み時また
    は記録の消去中の何れかにサーボ信号検出部を通過する
    時には、放射光源のパワーを記録再生時のパワーより大
    きくて、記録消去時のパワー以下とすることを特徴とす
    る、請求項9記載の光情報装置。
  11. 【請求項11】アドレス部とデータ部とを有する前記デ
    ータ部の記録密度が、1平方μm当たり3ビット以上の
    情報媒体であって、アドレス部の記録密度をデータ部よ
    り低くしたことを特徴とする情報媒体。
  12. 【請求項12】放射光源と、前記放射光源から出射され
    る光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する
    集光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け
    光量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッ
    ド装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記
    情報媒体との相対位置に対して所望の状態の差異を示す
    サーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を制
    御するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に加
    算するオフセット加算回路を具備し、前記オフセット加
    算回路によってサーボ回路にあらかじめオフセットを加
    算した後に、アドレス部とデータ部とを有する前記デー
    タ部の記録密度が、1平方μm当り3ビット以上の情報
    媒体に、記録の書き込みまたは記録の消去の何れかを開
    始すると共に、オフセットの加算を停止することを特徴
    とする光情報装置。
  13. 【請求項13】放射光源と、前記放射光源から出射され
    る光ビームを受け情報媒体上へ微小スポットに収束する
    集光光学系と、前記情報媒体で反射した光ビームを受け
    光量に応じて電気信号を出力する光検出器を含む光ヘッ
    ド装置と、前記集光光学系に含まれる対物レンズと前記
    情報媒体との相対位置に対して所望の状態との差異を示
    すサーボエラー信号に基づき、前記対物レンズの位置を
    制御するサーボ回路と、オフセットを前記サーボ回路に
    加算するオフセット加算回路を具備した光情報装置を用
    いて、前記オフセット加算回路によってサーボ回路にあ
    らかじめオフセットを加算した後に、アドレス部とデー
    タ部とを有する前記データ部の記録密度が、1平方μm
    当り3ビット以上の情報媒体に記録の書き込みまたは記
    録の消去の何れかを開始すると共に、オフセットの加算
    を停止することを特徴とする情報の記録または消去の方
    式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008004227A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Hitachi Ltd 光ディスク記録再生装置
US7606121B2 (en) 2004-07-29 2009-10-20 Panasonic Corporation Optical disk drive with target focus control

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