JPH0634817B2 - 抗菌性導尿カテーテルの製造方法 - Google Patents
抗菌性導尿カテーテルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0634817B2 JPH0634817B2 JP62296754A JP29675487A JPH0634817B2 JP H0634817 B2 JPH0634817 B2 JP H0634817B2 JP 62296754 A JP62296754 A JP 62296754A JP 29675487 A JP29675487 A JP 29675487A JP H0634817 B2 JPH0634817 B2 JP H0634817B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urinary catheter
- silver
- catheter
- urinary
- latex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,導尿カテーテルの製造方法に関するものであ
り,さらに詳しくは,抗菌性能を有する導尿カテーテル
の製造方法に関するものである。
り,さらに詳しくは,抗菌性能を有する導尿カテーテル
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 導尿カテーテルは現代の医療技術においては欠かせない
手段となっており,解剖学的な排尿障害又は生理学的な
排尿障害に対する一時的な尿路の確保,尿道や前立腺そ
の他周囲の組織に対する外科手術後の治癒を容易にする
ため,また,昏睡患者や尿失禁患者の尿路確保のために
広く用いられている。しかし,不幸にしてその管理を誤
ると,あるいは細心の注意をもってしても,以下のよう
に本来看護すべきはずの患者に害を及ぼすことが知られ
ている。すなわち,カテーテルの管腔内外を通して外界
からの細菌による尿路感染症を高頻度に招来することが
知られている。
手段となっており,解剖学的な排尿障害又は生理学的な
排尿障害に対する一時的な尿路の確保,尿道や前立腺そ
の他周囲の組織に対する外科手術後の治癒を容易にする
ため,また,昏睡患者や尿失禁患者の尿路確保のために
広く用いられている。しかし,不幸にしてその管理を誤
ると,あるいは細心の注意をもってしても,以下のよう
に本来看護すべきはずの患者に害を及ぼすことが知られ
ている。すなわち,カテーテルの管腔内外を通して外界
からの細菌による尿路感染症を高頻度に招来することが
知られている。
ところでカテーテル留置に伴う尿路感染を防止するため
に,従来はともすれば抗生剤の投与による化学療法に頼
り勝ちであったが,安易な化学療法は一旦感染菌が消滅
しても新たに耐性菌による感染を招くこともあり,かえ
って危険であることが指摘されている。したがって,化
学療法は今日では,腎盂腎炎による発熱時など必要最小
限の場合にのみとどめるべきであるとされている。
に,従来はともすれば抗生剤の投与による化学療法に頼
り勝ちであったが,安易な化学療法は一旦感染菌が消滅
しても新たに耐性菌による感染を招くこともあり,かえ
って危険であることが指摘されている。したがって,化
学療法は今日では,腎盂腎炎による発熱時など必要最小
限の場合にのみとどめるべきであるとされている。
これに対し近年,カテーテル留置局所での感染を防止す
るために閉鎖式導尿システムが普及しつつあり,従来の
開放式と比べると著しい尿路感染防止効果が認められて
いる。しかし,閉鎖式導尿システムは,開放式導尿シス
テムと比較したとき蓄尿バックからの管内経路による逆
行感染を防ぐ上では有効であるが,カテーテルと導尿チ
ューブの連結部の着脱による汚染及びカテーテル外周と
尿道粘膜との間からの管外感染に対しては無効であるこ
とが知られている。したがって,例えば,抗生剤非投与
患者群については5日間の体内留置においてもなお40
%前後の累積感染が認められているのが現状である。
るために閉鎖式導尿システムが普及しつつあり,従来の
開放式と比べると著しい尿路感染防止効果が認められて
いる。しかし,閉鎖式導尿システムは,開放式導尿シス
テムと比較したとき蓄尿バックからの管内経路による逆
行感染を防ぐ上では有効であるが,カテーテルと導尿チ
ューブの連結部の着脱による汚染及びカテーテル外周と
尿道粘膜との間からの管外感染に対しては無効であるこ
とが知られている。したがって,例えば,抗生剤非投与
患者群については5日間の体内留置においてもなお40
%前後の累積感染が認められているのが現状である。
このため,最近では導尿カテーテル留置局所での細菌感
染を根本的に防止するために,導尿カテーテル自体が抗
菌性能を有するタイプのものが強く望まれている。
染を根本的に防止するために,導尿カテーテル自体が抗
菌性能を有するタイプのものが強く望まれている。
従来より,医療用具に持続的な抗菌活性を賦与する最も
有効な方法としては,その使用過程において一定濃度以
上の抗菌剤を基材中又は基材表面に保持させるよう抗菌
剤を分散させた,いわゆるマトリックスデバイスがシス
テムとして考えられている。
有効な方法としては,その使用過程において一定濃度以
上の抗菌剤を基材中又は基材表面に保持させるよう抗菌
剤を分散させた,いわゆるマトリックスデバイスがシス
テムとして考えられている。
他方,金,銀,銅,亜鉛などの重金属ならびにこれらの
金属化合物は,各々金属イオンの状態において極めて微
量の濃度で細菌,真菌などの微生物に対して強い殺菌効
果を持つことが知られており,オリゴダイナミーと呼ば
れている。
金属化合物は,各々金属イオンの状態において極めて微
量の濃度で細菌,真菌などの微生物に対して強い殺菌効
果を持つことが知られており,オリゴダイナミーと呼ば
れている。
以上述べたような観点から,上記金属,とくに銀化合物
の持つオリゴダイナミーを利用し,基材上に金属体を被
着させたもの,あるいは基材中に金属を分散,配合した
用具が提案されている。
の持つオリゴダイナミーを利用し,基材上に金属体を被
着させたもの,あるいは基材中に金属を分散,配合した
用具が提案されている。
例えば,特開昭52−62996号公報には,可撓性管
体の表面にオリゴダイナミーを有する金属体,あるいは
金属体からなるリング,ネットなどを被着させたカテー
テルが提案されている。しかし,成型されたカテーテル
の表面に金属体を被着する操作は非常に面倒で複雑であ
り,実製造現場における生産効率は低い。
体の表面にオリゴダイナミーを有する金属体,あるいは
金属体からなるリング,ネットなどを被着させたカテー
テルが提案されている。しかし,成型されたカテーテル
の表面に金属体を被着する操作は非常に面倒で複雑であ
り,実製造現場における生産効率は低い。
また,特開昭59−218517号公報には,抗微生物
性金属化合物を30μ以内の粒子に粉砕後,カテーテル
を形成し得る懸濁剤中に分散し,硬化させて抗微生物活
性を有するカテーテルを形成する方法が記載されてい
る。しかしながら,金属化合物を30μ以内の粒子にす
る粉砕する工程及び粉砕した金属化合物の粒子の再凝集
を防ぎ,安定した粒子状態を保つために,いわゆる界面
活性剤などの添加が必要であり,生産コストの上昇とな
る。
性金属化合物を30μ以内の粒子に粉砕後,カテーテル
を形成し得る懸濁剤中に分散し,硬化させて抗微生物活
性を有するカテーテルを形成する方法が記載されてい
る。しかしながら,金属化合物を30μ以内の粒子にす
る粉砕する工程及び粉砕した金属化合物の粒子の再凝集
を防ぎ,安定した粒子状態を保つために,いわゆる界面
活性剤などの添加が必要であり,生産コストの上昇とな
る。
一般に銀化合物及び銀塩の水に対する溶解度が低いため
に,溶液状態でラテツクスに配合したときは基材中の銀
濃度が非常に低くなる。また,基材中の銀濃度を高くす
るために,例えば,水溶解度の高い硝酸銀などを水溶液
にしてラテツクスに添加した場合には,その理由は明ら
かではないが,ラテツクスが水溶液中に安定に浮遊して
いる系を破壊せしめ,凝集が生じ,安定したラテツクス
組成物を得ることができない。
に,溶液状態でラテツクスに配合したときは基材中の銀
濃度が非常に低くなる。また,基材中の銀濃度を高くす
るために,例えば,水溶解度の高い硝酸銀などを水溶液
にしてラテツクスに添加した場合には,その理由は明ら
かではないが,ラテツクスが水溶液中に安定に浮遊して
いる系を破壊せしめ,凝集が生じ,安定したラテツクス
組成物を得ることができない。
したがって,オリゴダイナミーを利用して,それ自体が
抗菌性能を有するタイプの導尿カテーテルを製造するに
は,上記したようにカテーテルを成型後,その表面に金
属体を被着させる工程又は金属化合物を微小な粒子に粉
砕し,懸濁液中に分散する工程が必要であり,これらは
生産効率が低く,また製造におけるコスト上昇となり,
問題点となっている。
抗菌性能を有するタイプの導尿カテーテルを製造するに
は,上記したようにカテーテルを成型後,その表面に金
属体を被着させる工程又は金属化合物を微小な粒子に粉
砕し,懸濁液中に分散する工程が必要であり,これらは
生産効率が低く,また製造におけるコスト上昇となり,
問題点となっている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は,導尿カテーテル自体が持続的な抗菌活
性を有する抗菌性導尿カテーテルの製造方法を提供する
ことにある。
性を有する抗菌性導尿カテーテルの製造方法を提供する
ことにある。
また,本発明の他の目的は,簡単な操作で,工業的に生
産性良く抗菌性導尿カテーテルを製造する方法を提供す
ることにある。
産性良く抗菌性導尿カテーテルを製造する方法を提供す
ることにある。
また,本発明の他の目的は,銀化合物を含有するラテツ
クス組成物からなるコーテイング液を用いて抗菌性導尿
カテーテルを安定に製造する方法を提供することにあ
る。
クス組成物からなるコーテイング液を用いて抗菌性導尿
カテーテルを安定に製造する方法を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは,上記のごとき目的を達成すべく鋭意研究
を重ねた結果,天然ゴムラテツクス又は合成ゴムラテツ
クスに水溶解度の高いプロテイン銀を配合することによ
り,安定性に優れたラテツクス組成物が得られ,コーテ
イング液としてこの組成物を用いることによって所期の
目的を達成しうることを見い出し,本発明に到達した。
を重ねた結果,天然ゴムラテツクス又は合成ゴムラテツ
クスに水溶解度の高いプロテイン銀を配合することによ
り,安定性に優れたラテツクス組成物が得られ,コーテ
イング液としてこの組成物を用いることによって所期の
目的を達成しうることを見い出し,本発明に到達した。
すなわち,本発明は,天然ゴムラテツクス又は合成ゴム
ラテツクスからなるコーテイング液を用い,コーテイン
グ法にて導尿カテーテルを製造するに際し,コーテイン
グ液として天然ゴムラテツクス又は合成ゴムラテツクス
にプロテイン銀を配合したラテツクス組成物を用いるこ
とを特徴とする抗菌性導尿カテーテルの製造方法を要旨
とするものである。
ラテツクスからなるコーテイング液を用い,コーテイン
グ法にて導尿カテーテルを製造するに際し,コーテイン
グ液として天然ゴムラテツクス又は合成ゴムラテツクス
にプロテイン銀を配合したラテツクス組成物を用いるこ
とを特徴とする抗菌性導尿カテーテルの製造方法を要旨
とするものである。
本発明に用いられる天然ゴムラテツクスとは,ゴム植物
の樹皮に切付を行った時に流れ出る種々の有機物及び無
機物を含有した水溶液を分散媒体とし,ゴム分を分散質
とし,必要に応じてpH調整剤,加硫剤,加硫促進剤,軟
化剤,充填剤,老化防止剤,着色剤などを配合したラテ
ツクスである。
の樹皮に切付を行った時に流れ出る種々の有機物及び無
機物を含有した水溶液を分散媒体とし,ゴム分を分散質
とし,必要に応じてpH調整剤,加硫剤,加硫促進剤,軟
化剤,充填剤,老化防止剤,着色剤などを配合したラテ
ツクスである。
また,本発明に用いられる合成ゴムラテツクスとして
は,例えば,エチレン,スチレン,酢酸ビニル,塩化ビ
ニル,塩化ビニリデン,アクリロニトリル,(メタ)ア
クリル酸エステル,ビニルピリジン,メチルビニルエー
テルなどのビニル系モノマーの単一重合体又はその共重
合体,ブタジエン,イソプレン,1,3−ペンタジエン,
1,5−ヘキサジエン,1,6−ヘプタジエン,クロロプレン
などのジエン系モノマーの単一重合体あるいはその共重
合体,上記ビニル系モノマーとジエン系モノマーの共重
合体,その他官能基としてエポキシド基,アミノ基,カ
ルボキシル基,酸無水物基,水酸基,アミド基,N−メ
チロールアミド基,イソシアネート基などを有するビニ
ル系モノマーと上記各種モノマーとの共重合体などを主
成分とし,必要に応じて界面活性剤,架橋剤,充填剤,
軟化剤などを配合したものがあげられる。
は,例えば,エチレン,スチレン,酢酸ビニル,塩化ビ
ニル,塩化ビニリデン,アクリロニトリル,(メタ)ア
クリル酸エステル,ビニルピリジン,メチルビニルエー
テルなどのビニル系モノマーの単一重合体又はその共重
合体,ブタジエン,イソプレン,1,3−ペンタジエン,
1,5−ヘキサジエン,1,6−ヘプタジエン,クロロプレン
などのジエン系モノマーの単一重合体あるいはその共重
合体,上記ビニル系モノマーとジエン系モノマーの共重
合体,その他官能基としてエポキシド基,アミノ基,カ
ルボキシル基,酸無水物基,水酸基,アミド基,N−メ
チロールアミド基,イソシアネート基などを有するビニ
ル系モノマーと上記各種モノマーとの共重合体などを主
成分とし,必要に応じて界面活性剤,架橋剤,充填剤,
軟化剤などを配合したものがあげられる。
本発明においては,抗菌剤としてプロテイン銀を用い
る。プロテイン銀は,タンパク質と銀との化合物であ
り,日本薬局方に収載されている銀として7.5〜8.5重量
%含まれるものが好ましく用いられる。
る。プロテイン銀は,タンパク質と銀との化合物であ
り,日本薬局方に収載されている銀として7.5〜8.5重量
%含まれるものが好ましく用いられる。
プロテイン銀の好ましい配合量は,その目的とするとこ
ろにより異なるが,一般的には,ラテツクスの固形分に
対し,銀として0.1〜10重量%,とくに0.5〜5重量%
であることが好ましい。
ろにより異なるが,一般的には,ラテツクスの固形分に
対し,銀として0.1〜10重量%,とくに0.5〜5重量%
であることが好ましい。
本発明においてコーテイング液を調製する方法は,各成
分が均一に混合される方法であれば特に限定されず,公
知の種々の方法を利用することができる。例えば,プロ
テイン銀の水溶液を直接ラテツクス中に添加するなどの
方法が好ましく採用される。
分が均一に混合される方法であれば特に限定されず,公
知の種々の方法を利用することができる。例えば,プロ
テイン銀の水溶液を直接ラテツクス中に添加するなどの
方法が好ましく採用される。
本発明の方法により導尿カテーテルを製造するには,従
来公知のいかなる方法によってもよい。例えば,天然ゴ
ムを素材とする導尿カテーテルは,通常天然ゴムラテツ
クスからコーテイング法の一つである浸漬成形法によっ
て作られるため,コーテイング液として上記プロテイン
銀を配合した天然ゴムラテツクス組成物を特別に調製す
ることにより,従来と全く同じ製造法で製造することが
できる。また,コーテイング液としてその他の合成ゴム
ラテツクス組成物を用いるときにも同様にして同種の基
材又は異種の基材からなる半製品をコーテイング液に浸
漬するか又は半製品にコーテイング液をスプレーする,
いわゆるコーティング法によって製造することができ
る。
来公知のいかなる方法によってもよい。例えば,天然ゴ
ムを素材とする導尿カテーテルは,通常天然ゴムラテツ
クスからコーテイング法の一つである浸漬成形法によっ
て作られるため,コーテイング液として上記プロテイン
銀を配合した天然ゴムラテツクス組成物を特別に調製す
ることにより,従来と全く同じ製造法で製造することが
できる。また,コーテイング液としてその他の合成ゴム
ラテツクス組成物を用いるときにも同様にして同種の基
材又は異種の基材からなる半製品をコーテイング液に浸
漬するか又は半製品にコーテイング液をスプレーする,
いわゆるコーティング法によって製造することができ
る。
プロテイン銀は,カテーテルの全層に均等に配合されて
いてもよいが,製造コストを勘案すると,カテーテルの
内表面及び外表面にのみ限定することが好ましい。ま
た,カテーテルの外表面に関しては,尿道粘膜への無用
な刺激を避ける観点から,膀胱内に留置されるバルーン
より先端部のみにプロテイン銀を配合することもでき
る。
いてもよいが,製造コストを勘案すると,カテーテルの
内表面及び外表面にのみ限定することが好ましい。ま
た,カテーテルの外表面に関しては,尿道粘膜への無用
な刺激を避ける観点から,膀胱内に留置されるバルーン
より先端部のみにプロテイン銀を配合することもでき
る。
(実施例) 以下,実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明す
る。
る。
なお,例中の「部」は「重量部」を意味する。
実施例1 固型分濃度が約50重量%の天然ゴムラテツクス100
部に,ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛0.3部,硫黄1.5
部,亜鉛華3部及びステアリン酸1.2部を均一に分散さ
せて,天然ゴムを主成分とする配合ラテツクス(以下,
A液という。)を調製した。一方,プロテイン銀6.4部
を蒸溜水20部に溶解し,これを上記A液100部に攪
拌下添加してコーテイング液を調製した。コーテイング
液は何ら凝集することなくプロテイン銀が,配合ラテツ
クス中に均一に分散したコーテイング液(銀1重量%)
を得ることができた。
部に,ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛0.3部,硫黄1.5
部,亜鉛華3部及びステアリン酸1.2部を均一に分散さ
せて,天然ゴムを主成分とする配合ラテツクス(以下,
A液という。)を調製した。一方,プロテイン銀6.4部
を蒸溜水20部に溶解し,これを上記A液100部に攪
拌下添加してコーテイング液を調製した。コーテイング
液は何ら凝集することなくプロテイン銀が,配合ラテツ
クス中に均一に分散したコーテイング液(銀1重量%)
を得ることができた。
このコーテイング液を用いて,通常の浸漬成形法によ
り,導尿カテーテル用浸漬型を,上記コーテイング液浸
漬液中に浸漬したのち引き上げ,乾燥(80℃,5分)
するという操作を5〜7回繰り返し,最後に70℃で1
0時間熱処理を行って導尿カテーテルを得た。
り,導尿カテーテル用浸漬型を,上記コーテイング液浸
漬液中に浸漬したのち引き上げ,乾燥(80℃,5分)
するという操作を5〜7回繰り返し,最後に70℃で1
0時間熱処理を行って導尿カテーテルを得た。
得られた導尿カテーテルを切断し,その切片を無菌環境
下で70%エタノール水溶液で洗浄し,エタノールを乾
燥,留去した後,サンプル瓶の底に内表面が上を向くよ
うに置いた。ついで,切片の内表面上に,大腸菌を一晩
37℃でトリプチケースソイブロスで培養した菌液を2
00μl置き,密栓後,37℃で18時間培養した。そ
の後,サンプル瓶に0.1%の界面活性剤(Tween 80,山
桂産業)を含む生理食塩水を加えて菌液を回収し,コロ
ニーカウント法により生存菌数を測定したところ,回収
された菌数は5.0×105であった。
下で70%エタノール水溶液で洗浄し,エタノールを乾
燥,留去した後,サンプル瓶の底に内表面が上を向くよ
うに置いた。ついで,切片の内表面上に,大腸菌を一晩
37℃でトリプチケースソイブロスで培養した菌液を2
00μl置き,密栓後,37℃で18時間培養した。そ
の後,サンプル瓶に0.1%の界面活性剤(Tween 80,山
桂産業)を含む生理食塩水を加えて菌液を回収し,コロ
ニーカウント法により生存菌数を測定したところ,回収
された菌数は5.0×105であった。
また,実施例1の導尿カテーテルを室温の水に1週間浸
漬したのち,乾燥し,上記と同じ方法で生存菌数を測定
したところ,回収された菌数は4.2×106であった。
漬したのち,乾燥し,上記と同じ方法で生存菌数を測定
したところ,回収された菌数は4.2×106であった。
比較例1 コーテイング液としてA液のみからなるコーテイング液
を用いた以外は実施例1と同様にして導尿カテーテルを
得た。得られた導尿カテーテルについて実施例1と同様
の方法で抗菌活性テストを行ったところ,回収された菌
数は8.0×107であった。
を用いた以外は実施例1と同様にして導尿カテーテルを
得た。得られた導尿カテーテルについて実施例1と同様
の方法で抗菌活性テストを行ったところ,回収された菌
数は8.0×107であった。
実施例2 コーテイング液としてプロテイン銀3.4部を蒸溜水8部
に溶解し,これを上記A液100部に攪拌下添加して調
製したコーテイング液(銀0.5重量%)を用いた以外は
実施例1と同様にして導尿カテーテルを得,得られた導
尿カテーテルについて実施例1と同様の方法で抗菌活性
テストを行った。その結果,回収された菌数は2.5×106
であった。
に溶解し,これを上記A液100部に攪拌下添加して調
製したコーテイング液(銀0.5重量%)を用いた以外は
実施例1と同様にして導尿カテーテルを得,得られた導
尿カテーテルについて実施例1と同様の方法で抗菌活性
テストを行った。その結果,回収された菌数は2.5×106
であった。
(発明の効果) 本発明によれば,特別な工夫や高度な技術を要すること
なく,天然ゴム又は合成ゴムラテツクスにプロテイン銀
を配合したラテツクス組成物を通常の生産ラインに組み
込むだけで,持続的な抗菌活性を有する導尿カテーテル
を安定して製造できるので,その工業的意義は極めて大
きいものがある。
なく,天然ゴム又は合成ゴムラテツクスにプロテイン銀
を配合したラテツクス組成物を通常の生産ラインに組み
込むだけで,持続的な抗菌活性を有する導尿カテーテル
を安定して製造できるので,その工業的意義は極めて大
きいものがある。
フロントページの続き 審査官 高梨 操
Claims (1)
- 【請求項1】天然ゴムラテツクス又は合成ゴムラテツク
スからなるコーテイング液を用い,コーテイング法にて
導尿カテーテルを製造するに際し,コーテイング液とし
て天然ゴムラテツクス又は合成ゴムラテツクスにプロテ
イン銀を配合したラテツクス組成物を用いることを特徴
とする抗菌性導尿カテーテルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62296754A JPH0634817B2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 抗菌性導尿カテーテルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62296754A JPH0634817B2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 抗菌性導尿カテーテルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01136662A JPH01136662A (ja) | 1989-05-29 |
| JPH0634817B2 true JPH0634817B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=17837681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62296754A Expired - Lifetime JPH0634817B2 (ja) | 1987-11-25 | 1987-11-25 | 抗菌性導尿カテーテルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634817B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103768700A (zh) * | 2013-07-03 | 2014-05-07 | 苏州睿研纳米医学科技有限公司 | 蛋白抑菌导尿管及其制备方法 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DK2916901T3 (da) | 2012-11-12 | 2020-08-17 | Hollister Inc | Intermitterende katetersamling |
| ES2793650T3 (es) | 2012-11-14 | 2020-11-16 | Hollister Inc | Catéter desechable con núcleo interior selectivamente degradable |
| ES2869024T3 (es) | 2013-11-08 | 2021-10-22 | Hollister Inc | Catéteres oleófilos lubricados |
| US10420859B2 (en) | 2013-12-12 | 2019-09-24 | Hollister Incorporated | Flushable catheters |
| HUE047837T2 (hu) | 2013-12-12 | 2020-05-28 | Hollister Inc | Toalettben lehúzható katéterek |
| ES2802948T3 (es) | 2013-12-12 | 2021-01-22 | Hollister Inc | Catéter desintegrable desechable por un inodoro |
| DK3079752T3 (da) | 2013-12-12 | 2020-05-25 | Hollister Inc | Udskyllelige katetre |
| AU2016280079B2 (en) | 2015-06-17 | 2021-04-15 | Hollister Incorporated | Selectively water disintegrable materials and catheters made of such materials |
| CN111363780A (zh) * | 2018-12-25 | 2020-07-03 | 河南驼人贝斯特医疗器械有限公司 | 一种用于抗菌导尿管抗菌性能的检测方法 |
-
1987
- 1987-11-25 JP JP62296754A patent/JPH0634817B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103768700A (zh) * | 2013-07-03 | 2014-05-07 | 苏州睿研纳米医学科技有限公司 | 蛋白抑菌导尿管及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01136662A (ja) | 1989-05-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4603152A (en) | Antimicrobial compositions | |
| CN100342925C (zh) | 生产抗微生物塑料产品的方法 | |
| US4677143A (en) | Antimicrobial compositions | |
| US4675347A (en) | Antimicrobial latex composition | |
| CN1294995C (zh) | 含有银盐胶体的聚合物组合物 | |
| US12458727B2 (en) | Anti-microbial medical materials and devices | |
| CA1224717A (en) | Antimicrobial compositions | |
| CN103965639B (zh) | 抗菌抗凝血高分子材料及其制备方法和应用 | |
| US10709819B2 (en) | Method for coating catheters with a layer of antimicrobial agent | |
| JP2005511144A (ja) | 微生物耐性医療用具、微生物耐性ポリマーコーティング及びその製造方法 | |
| JP2007535573A (ja) | 細菌接着およびバイオフィルム形成の阻害のための抗微生物コーティング | |
| CN106178136A (zh) | 一种医用亲水抗菌涂层及其制备方法 | |
| JPH0634817B2 (ja) | 抗菌性導尿カテーテルの製造方法 | |
| US7597903B2 (en) | Method and composition for producing catheters with antibacterial property | |
| EP2416731A1 (en) | Medical devices containing nitroprusside and antimicrobial agents | |
| CN112294752A (zh) | AgNPs@CSSCS纳米凝胶载药体系及其制备 | |
| CN102209561B (zh) | 具有广谱抗微生物剂的弹性体制品及其制造方法 | |
| EP0887373A2 (en) | Antibacterial polymeric moldings | |
| CN1245152C (zh) | 一种纳米银水溶液制剂及其用途 | |
| CN109939267A (zh) | 一种抗菌型医疗导管用高分子复合材料及其制备方法 | |
| CN108379669A (zh) | 具有含铜涂层的医用导管及其制备方法 | |
| US20240226388A1 (en) | Polyethylenimine copolymer compositions and methods to enhance antiviral and antibacterial properties of medical devices and medical tools | |
| JP2636838B2 (ja) | 抗菌剤徐放性導尿カテーテル | |
| JPH04231062A (ja) | 抗菌性医療用品 | |
| JP2001029451A (ja) | 抗菌性導尿カテーテルおよびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080511 Year of fee payment: 14 |