JPH06347595A - 放射性廃液乾燥装置 - Google Patents

放射性廃液乾燥装置

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JPH06347595A
JPH06347595A JP13550093A JP13550093A JPH06347595A JP H06347595 A JPH06347595 A JP H06347595A JP 13550093 A JP13550093 A JP 13550093A JP 13550093 A JP13550093 A JP 13550093A JP H06347595 A JPH06347595 A JP H06347595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dryer
powder
liquid
waste liquid
temperature sensor
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Pending
Application number
JP13550093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Ide
賢一郎 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】含水率の監視精度を向上させ、安定した乾燥粉
体を生成可能とするとともに、摩耗部品の摩耗量を均一
として定期点検間隔を長くすること。 【構成】乾燥機5の粉体排出部に設置され粉体の温度を
検出する温度センサ13と、上記粉体排出部の雰囲気の
湿度を検出する湿度センサ16と、温度センサ13およ
び湿度センサ16から得られた検出信号を演算し、乾燥
機5に送られる加熱蒸気の圧力、給液流量および乾燥機
5の主軸回転数の内、少なくとも一つを制御する制御装
置14とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電設備からの放
射性廃液を乾燥粉体化する放射性廃液乾燥装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の放射性廃液乾燥装置は、図4に示
すように放射性固形分を含む液体を貯蔵する廃液タンク
1を有し、この廃液タンク1に給液ポンプ2および廃液
流量計3を接続した移送ライン4を介して上記液体を乾
燥処理する乾燥機5が接続されている。
【0003】この乾燥機5は駆動電動機6により回転駆
動される主軸7を具備し、この主軸7には複数の回転ブ
レード8が取り付けられている。そして、乾燥機5によ
り乾燥処理された粉体は、その粉体排出部から乾燥粉体
移送機9を経て粉体ホッパ10に送り込まれ、さらにこ
の粉体は固化体造粒装置11に供給される。
【0004】ここで、乾燥機5に送り込まれた加熱蒸気
の戻り温度は、乾燥機5の粉体排出部に設置した温度セ
ンサ12により検出されることで、乾燥機5で乾燥処理
して生成される粉体の状態を監視するようにしている。
また、乾燥機5の粉体排出部には別の温度センサ13が
設置され、この温度センサ13で得られた検出信号は、
制御装置14に送出され、この制御装置14は上記検出
信号に基づいて給液ポンプ2の流量を制御する。
【0005】上記放射性廃液乾燥装置は、処理廃液の種
類によって給液流量を一定とした条件で処理を行ってお
り、乾燥粉体の性状・含水率が規定値から外れると、給
液を停止する等の運転で対応していた。このように運転
により対応した場合、乾燥装置伝熱胴15の特定の箇所
だけがスラリー領域となり、回転ブレード8の摩耗がご
く限られた部位で発生することとなり、定期的に点検を
行って回転ブレード8を交換しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の放射性廃液乾燥装置では、乾燥機5を加熱する戻り
温度を検出信号として粉体を監視制御しているので、廃
液の固形分成分の組成によっては、乾燥機5において所
定の乾燥粉体に生成されず、また乾燥粉体の温度が高い
と、粉体ホッパ10に続く固化体製造工程において、良
好な固化体が得られないという課題がある。このため、
給液を一旦停止して復旧を行う運転を実行せざるを得
ず、稼働率の低下の要因の一つにもなっている。
【0007】また、従来の放射性廃液乾燥装置では、給
液流量を一定として運転しているため、乾燥機5内にお
ける特定部分に摩耗・消耗部品が集中し、交換点検の間
隔が短くなり、上記と同様に稼働率の低下を一層助長し
ている。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、含水率の監視精度を向上させ、安定した乾燥粉
体を生成可能とするとともに、摩耗部品の摩耗量を均一
として定期点検間隔を長くした放射性廃液乾燥装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放射性廃液
乾燥装置は、上述した課題を解決するために、放射性固
形分を含む液体を貯蔵する廃液タンクと、この廃液タン
クに移送ラインを介して接続され上記液体を乾燥処理し
て粉体とする乾燥機とを有する放射性廃液乾燥装置にお
いて、上記乾燥機の粉体排出部に設置され粉体の温度を
検出する温度センサと、上記粉体排出部の雰囲気の湿度
を検出する湿度センサと、上記温度センサおよび湿度セ
ンサから得られた検出信号を演算し、上記乾燥機に送ら
れる加熱蒸気の圧力、給液流量および上記乾燥機の主軸
回転数の内、少なくとも一つを制御する制御装置とを備
えたものである。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明において、乾燥機か
ら排出される乾燥粉体の温度は温度センサにより、また
粉体排出部の雰囲気湿度は湿度センサによりそれぞれ検
出され、これら温度センサおよび湿度センサにより得ら
れた検出信号を制御装置で演算処理して判断を行い、所
定範囲外の含水率であれば、乾燥機に供給している加熱
蒸気の圧力、給液流量および主軸回転数の内、少なくと
も一つを制御することにより、安定した乾燥粉体を供給
するとともに、乾燥機内の処理伝熱面が全域になるよう
に有効に利用して含水率の管理された乾燥粉体を生成す
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は本発明に係る放射性廃液乾燥装置の
一実施例を示す。なお、従来の構成と同一または対応す
る部分には同一の符号を用いて説明する。
【0012】本実施例の放射性廃液乾燥装置は、図1に
示すように放射性固形分を含む液体を貯蔵する廃液タン
ク1を有し、この廃液タンク1に給液ポンプ2および廃
液流量計3を接続した移送ライン4を介して上記液体を
乾燥処理する乾燥機5が接続されている。
【0013】この乾燥機5は駆動電動機6により回転駆
動される主軸7を具備し、この主軸7には複数の回転ブ
レード8が取り付けられている。そして、乾燥機5によ
り乾燥処理された粉体は、その粉体排出部から乾燥粉体
移送機9を経て粉体ホッパ10に送り込まれ、さらにこ
の粉体は固化体造粒装置11に供給される。ここで、乾
燥機5に送り込まれた加熱蒸気の戻り温度は、乾燥機5
の粉体排出部に設置した温度センサ12により検出され
る。
【0014】また、上記放射性廃液乾燥装置は、乾燥機
5の粉体排出部に設置され粉体の温度を検出する温度セ
ンサ13と、上記粉体排出部の雰囲気の湿度を検出する
湿度センサ16と、温度センサ13および湿度センサ1
6から得られた検出信号を演算し、乾燥機5に送られる
加熱蒸気の圧力(温度)、給液ポンプ2の流量および乾
燥機5の主軸7の回転数を選択的に制御する制御装置1
4とを備えている。
【0015】すなわち、制御装置14から送出された調
整信号は、それぞれ蒸気圧力調整弁17、駆動電動機イ
ンバータ18および給液ポンプインバータ19に入力す
る。蒸気圧力調整弁17は調整信号を得て加熱蒸気の圧
力を調整し、駆動電動機インバータ18は上記調整信号
を得て乾燥機5の主軸7の回転数を調整し、さらに給液
ポンプインバータ19は上記調整信号を得て給液ポンプ
2の流量(回転数)を調整している。
【0016】なお、制御装置14は、図2に示すように
演算回路20および制御回路21から構成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
【0017】乾燥機5の粉体排出部に設置されている温
度センサ13と湿度センサ16により乾燥粉体の情報を
検出し、演算回路20に温度センサ13から得られた検
出信号S1と、湿度センサ16から得られた検出信号S
2が入力されると、下式(1)により蒸気圧が計算され
る。すなわち、
【0018】
【数1】P=p/Rh ……(1) ここで、Pは蒸気圧、pは運転圧、Rhは湿度センサ1
6から得られた数値である。そして、下式(2)により
蒸発水分量が演算される。
【0019】
【数2】M=D/RV・T×P/X ……(2) (1)式で計算した蒸気圧Pは(2)式に代入され、温
度センサ13から得られた絶対温度により(2)式で蒸
気水分量を演算する。ここで、Mは蒸気水分量、Dは拡
散係数、Xは蒸発面からの距離、RVは気体定乗数、T
は温度センサ13から得られた絶対温度である。
【0020】予め得ている蒸気水分量Mと乾燥粉体含水
率との関係により、所定の乾燥粉体が生成されているか
否かを判断して、乾燥機5に供給している給液ポンプ2
の流量、加熱蒸気の圧力(温度)および乾燥機5の主軸
回転数の内、少なくとも一つを制御回路21によって調
整し、乾燥機5内の処理伝熱面が全域になるように運転
する。
【0021】ここで、乾燥機5内の処理伝熱面の熱伝達
は、主軸7の回転数が多いほど、また加熱蒸気圧力(温
度)が高いほど高くなり、スラリーの位置は図3に示す
ように乾燥機5の上部に移行する。
【0022】このように本実施例によれば、粉体排出部
に設けられた温度センサ13および湿度センサ16によ
り検出されたそれぞれの検出信号S1,S2を演算して
乾燥粉体の状態を監視することで、信頼性が向上し、乾
燥機5内の状態を精度よく管理することが可能となる。
【0023】また、廃液のスラリー領域を乾燥機5内の
処理伝熱面の全面を利用して運転することで、スラリー
領域の伝熱面に対応する回転ブレード8の摩耗を均一に
なるように運転することが可能となり、乾燥機5の定期
点検間隔および寿命を向上させることができる。
【0024】なお、上記実施例において、制御装置14
は温度センサ13および湿度センサ16から得られた検
出信号を演算し、乾燥機5に送られる加熱蒸気の圧力、
給液流量および乾燥機5の主軸回転数の内、少なくとも
一つを制御すれば、乾燥機5内の処理伝熱面を全域にす
ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る放射
性廃液乾燥装置によれば、乾燥機の粉体排出部に設置さ
れ粉体の温度を検出する温度センサと、上記粉体排出部
の雰囲気の湿度を検出する湿度センサと、上記温度セン
サおよび湿度センサから得られた検出信号を演算し、上
記乾燥機に送られる加熱蒸気の圧力、給液流量および上
記乾燥機の主軸回転数の内、少なくとも一つを制御する
制御装置とを備えたことにより、固化体製造に際して含
水率の監視精度を向上させ、安定した含水率の乾燥粉体
を供給することができる。
【0026】また、乾燥機内の処理伝熱面が全面となる
ので、摩耗部品の摩耗量が均一になり、乾燥機の定期点
検間隔および寿命を向上させ、乾燥機の使用期間を大幅
に長期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射性廃液乾燥装置の一実施例を
示す系統図。
【図2】図1の制御装置を示すブロック図。
【図3】図1の乾燥機を示す拡大図。
【図4】従来の放射性廃液乾燥装置を示す系統図。
【符号の説明】
1 廃液タンク 2 給液ポンプ 4 移送ライン 5 乾燥機 6 駆動電動機 7 主軸 8 回転ブレード 9 乾燥粉体移送機 10 粉体ホッパ 13 温度センサ 14 制御装置 16 湿度センサ 17 蒸気圧力調整弁 18 駆動電動機インバータ 19 給液ポンプインバータ 20 演算回路 21 制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性固形分を含む液体を貯蔵する廃液
    タンクと、この廃液タンクに移送ラインを介して接続さ
    れ上記液体を乾燥処理して粉体とする乾燥機とを有する
    放射性廃液乾燥装置において、上記乾燥機の粉体排出部
    に設置され粉体の温度を検出する温度センサと、上記粉
    体排出部の雰囲気の湿度を検出する湿度センサと、上記
    温度センサおよび湿度センサから得られた検出信号を演
    算し、上記乾燥機に送られる加熱蒸気の圧力、給液流量
    および上記乾燥機の主軸回転数の内、少なくとも一つを
    制御する制御装置とを備えたことを特徴とする放射性廃
    液乾燥装置。
JP13550093A 1993-06-07 1993-06-07 放射性廃液乾燥装置 Pending JPH06347595A (ja)

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JP13550093A JPH06347595A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 放射性廃液乾燥装置

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JP13550093A JPH06347595A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 放射性廃液乾燥装置

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JPH06347595A true JPH06347595A (ja) 1994-12-22

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ID=15153209

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046332A (ko) * 1999-11-11 2001-06-15 모종락 에너지 절약형 건조액화기
CN106527543A (zh) * 2016-11-26 2017-03-22 共享铸钢有限公司 铸造用树脂温度自动控制系统
JP2017090098A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社荏原製作所 スラリー処理装置及びスラリー処理方法
CN108582569A (zh) * 2018-05-17 2018-09-28 安徽吉乃尔电器科技有限公司 一种塑料颗粒的综合干燥设备

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JP2017090098A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 株式会社荏原製作所 スラリー処理装置及びスラリー処理方法
CN106527543A (zh) * 2016-11-26 2017-03-22 共享铸钢有限公司 铸造用树脂温度自动控制系统
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