JPH06347558A - γ線鉛フィルタ最適化方法 - Google Patents

γ線鉛フィルタ最適化方法

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JPH06347558A
JPH06347558A JP13738793A JP13738793A JPH06347558A JP H06347558 A JPH06347558 A JP H06347558A JP 13738793 A JP13738793 A JP 13738793A JP 13738793 A JP13738793 A JP 13738793A JP H06347558 A JPH06347558 A JP H06347558A
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ray
thickness
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lead filter
gamma
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JP13738793A
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Motohiko Shirasaki
元彦 白崎
Shinya Fujita
真也 藤田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、最もγ線全計数率の高い位置で確実
にかつ短時間でγ線鉛フィルタの厚さの最適化を行なえ
ることを最も主要な目的としている。 【構成】本発明は、ガラス固化体のγ線の放射能量を測
定する際に、γ線検出器がパイルアップしないように当
該γ線検出器とガラス固化体との間に設置して用いられ
るγ線鉛フィルタの厚さを最適化する方法において、ガ
ラス固化体の高さ方向の中心位置で、互いに厚さの異な
る複数種類のγ線鉛フィルタを順次挿入して各々のγ線
全計数率を測定し、これら測定した各々のγ線全計数率
の値から、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ
線全計数率を与える厚さを有する最適なγ線鉛フィルタ
を選択して設定することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス固化体放射能量
測定装置において、ガラス固化体のγ線の放射能量を測
定する際に、γ線検出器がパイルアップしないようにγ
線検出器とガラス固化体との間に設置して用いられるγ
線鉛フィルタの厚さを最適化する方法に係り、特に最も
γ線全計数率の高い位置で確実にかつ短時間でγ線鉛フ
ィルタの厚さの最適化を行なえるようにしたγ線鉛フィ
ルタ最適化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス固化体の放射能量を測定
する装置においては、ガラス固化体のγ線の放射能量を
測定する際に、γ線検出器がパイルアップしないよう
に、γ線検出器とガラス固化体との間にγ線鉛フィルタ
を設置する必要がある。
【0003】この場合、従来では、ガラス固化体の放射
能量を測定する前に、以下のような方法でγ線鉛フィル
タの最適化を行なっている。すなわち、はじめに、上限
位置にあるガラス固化体を回転させながら下限位置まで
下降させている間に、γ線全計数率の空間分布を測定
し、この空間分布のピーク値とガラス固化体に含まれる
特定のγ線源の鉛に対する減衰率とから、計算によっ
て、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計
数率を与えるγ線鉛フィルタを選択して設定すること
で、γ線鉛フィルタを最適化している。
【0004】なお、この場合、γ線全計数率の空間分布
を測定している間は、最も厚いγ線鉛フィルタを挿入し
ている。また、放射能量の測定は、γ線鉛フィルタの最
適化後、下限位置にあるガラス固化体を回転させなが
ら、測定精度をよくするため、下降させる時よりもゆっ
くりと、上限位置まで上昇させている間に行なう。
【0005】図6は、かかる従来のγ線鉛フィルタの最
適化方法の一例を示すフロー図である。しかしながら、
このようなγ線鉛フィルタの最適化方法では、ガラス固
化体中に含まれるγ線のエネルギー・スペクトルがわか
らないことから、γ線鉛フィルタの厚さを変えた時の減
衰率は、計算によって一意的に求めることができない。
このため、従来では、γ線鉛フィルタの厚さの最適化に
は限界がある。
【0006】さらに、γ線全計数率のピーク位置を求め
るために、空間分布を測定しながらガラス固化体を下降
させることから、放射能量の測定を開始するまでに時間
がかかる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
γ線鉛フィルタの最適化方法においては、厚さの最適化
に限界があるばかりでなく、厚さの最適化に時間がかか
るという問題があった。本発明の目的は、最もγ線全計
数率の高い位置で確実にかつ短時間でγ線鉛フィルタの
厚さの最適化を行なうことが可能なγ線鉛フィルタ最適
化方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、ガラス固化体のγ線の放射能量を測定する際に、
γ線検出器がパイルアップしないように当該γ線検出器
とガラス固化体との間に設置して用いられるγ線鉛フィ
ルタの厚さを最適化する方法において、まず、請求項1
に記載の発明では、ガラス固化体の高さ方向の中心位置
で、互いに厚さの異なる複数種類のγ線鉛フィルタを順
次挿入して各々のγ線全計数率を測定し、これら測定し
た各々のγ線全計数率の値から、γ線検出器がパイルア
ップしない最も高いγ線全計数率を与える厚さを有する
最適なγ線鉛フィルタを選択して設定するようにしてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、γ線撮
像手段でガラス固化体全体のγ線全計数率分布を測定し
て、分布のピーク位置を特定し、分布のピーク位置で、
互いに厚さの異なる複数種類のγ線鉛フィルタを順次挿
入して各々のγ線全計数率を測定し、これら測定した各
々のγ線全計数率の値から、γ線検出器がパイルアップ
しない最も高いγ線全計数率を与える厚さを有する最適
なγ線鉛フィルタを選択して設定するようにしている。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明では、ガラ
ス固化体の高さ方向の中心位置で、2枚のくさび型の単
位γ線鉛フィルタを組み合わせてなる厚さが連続的に調
整自在なγ線鉛フィルタの厚さを連続的に調整して各々
の厚さでのγ線全計数率を測定し、これら測定した各々
の厚さでのγ線全計数率の値から、γ線検出器がパイル
アップしない最も高いγ線全計数率の厚さにγ線鉛フィ
ルタの厚さを設定するようにしている。
【0011】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
γ線撮像手段でガラス固化体全体のγ線全計数率分布を
測定して、分布のピーク位置を特定し、分布のピーク位
置で、2枚のくさび型の単位γ線鉛フィルタを組み合わ
せてなる厚さが連続的に調整自在なγ線鉛フィルタの厚
さを連続的に調整して各々の厚さでのγ線全計数率を測
定し、これら測定した各々の厚さでのγ線全計数率の値
から、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ線全
計数率の厚さにγ線鉛フィルタの厚さを設定するように
している。
【0012】
【作用】従って、まず、請求項1に記載の発明のγ線鉛
フィルタ最適化方法においては、γ線全計数率の空間分
布が一定である場合、もしくは中心位置にピークがある
場合には、ガラス固化体を上限位置から中心位置まで高
速で降下させ、この中心位置で厚さの異なる何種類かの
γ線鉛フィルタを挿入して、各々の厚さでのγ線全計数
率を測定し、これら実際に測定したγ線全計数率の値か
ら、γ線検出器がパイルアップしない最も高い計数率を
与える厚さのγ線鉛フィルタを選択することにより、γ
線鉛フィルタを最適化することができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明のγ線鉛フィ
ルタ最適化方法においては、γ線全計数率の空間分布が
固化体の中心位置にない場合(γ線全計数率のピーク位
置がどこにあるかわからない場合)には、前述のように
ガラス固化体のγ線全計数率の空間分布を測定し、その
後γ線全計数率のピーク位置までガラス固化体を上昇さ
せて、上記のような動作を行わねばならないので時間が
かかることから、あらかじめγ線撮像手段でおおまかな
γ線全計数率分布を測定しておき、この分布のピーク位
置で、請求項1に記載の発明の場合と同様のγ線鉛フィ
ルタ挿入によるγ線全計数率の測定を行なうことによ
り、時間を短縮してγ線鉛フィルタを最適化することが
できる。
【0014】一方、請求項3または請求項4に記載の発
明のγ線鉛フィルタ最適化方法においては、2枚のくさ
び型の単位γ線鉛フィルタを組み合わせてなる厚さが連
続的に調整自在なγ線鉛フィルタを用いて、請求項1ま
たは請求項2に記載の発明の場合と同様のγ線鉛フィル
タ挿入によるγ線全計数率の測定を行ない、かつこの場
合にγ線鉛フィルタの厚さを連続的に調整することによ
り、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計
数率のフィルタ厚に調整することが可能となる。これに
より、きめ細かなフィルタの最適化が可能となり、S/
N比を最高にすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明によるγ線鉛フィ
ルタ最適化方法を適用したガラス固化体放射能量測定装
置の全体構成例を示す概要図である。
【0016】図1において、1はガラス固化体、2はガ
ラス固化体1を上昇/下降/回転させる駆動装置、3は
コリメータ、4は複数(n)枚のγ線鉛フィルタ、5は
各々のγ線鉛フィルタ4を個別に挿入/引抜する駆動装
置、6はγ線検出器、7はMCA(マルチ・チャネル・
アナライザ)、8は計算機、9はγ線撮像手段であるγ
線カメラをそれぞれ示している。
【0017】ここで、γ線鉛フィルタ4の構成として
は、図1に示すように、互いに厚さの異なるn枚のγ線
鉛フィルタ4を、それぞれ個別の駆動装置5で抜き差し
することにより、
【0018】
【数1】 通りのフィルタ厚を実現できるようにしている。
【0019】次に、かかる構成におけるγ線鉛フィルタ
の最適化方法について、図2および図3に示すフロー図
を用いて説明する。 (a)γ線全計数率の空間分布のピークがガラス固化体
1の中心位置にある場合 この場合のγ線鉛フィルタの最適化は、図2に示すよう
なフロー図に従って行なう。
【0020】すなわち、はじめに、駆動装置2の上限位
置にあるガラス固化体1を、駆動装置2により中間位置
にくるまで下降させる。そして、この中間位置で、γ線
鉛フィルタ4を何種類か(本例では、n枚)順次設定し
て、各々のγ線全計数率を測定する。
【0021】このようにして、全ての種類のγ線鉛フィ
ルタ4についてγ線全計数率の測定が終了したら、ガラ
ス固化体1の下降を再開すると同時に、γ線鉛フィルタ
4を設定して測定したγ線全計数率の値から、γ線検出
器6がパイルアップしない最も高いγ線全計数率を与え
る厚さを有するγ線鉛フィルタ4を選択して設定する。
【0022】次に、ガラス固化体1が下限位置まで達し
たら、前述した従来の場合と同様にしてガラス固化体1
のγ線の放射能量の測定を行なう。 (b)γ線全計数率の空間分布のピークの位置がわから
ない場合 この場合のγ線鉛フィルタの最適化は、図3に示すよう
なフロー図に従って行なう。
【0023】すなわち、はじめに、駆動装置2の上限位
置にあるガラス固化体1のγ線全計数率分布をγ線カメ
ラ9で大まかに測定して、分布のピーク位置を特定す
る。次に、駆動装置によりガラス固化体1をそのピーク
位置まで下降させて、この位置でγ線鉛フィルタ4を何
種類か(本例では、n枚)順次設定して、各々のγ線全
計数率を測定する。
【0024】このようにして、全ての種類のγ線鉛フィ
ルタ4についてγ線全計数率の測定が終了したら、ガラ
ス固化体1の下降を再開すると同時に、γ線鉛フィルタ
4を設定して測定したγ線全計数率の値から、γ線検出
器6がパイルアップしない最も高いγ線全計数率を与え
る厚さを有するγ線鉛フィルタ4を選択して設定する。
【0025】次に、ガラス固化体1が下限位置まで達し
たら、前述した従来の場合と同様にしてガラス固化体1
のγ線の放射能量の測定を行なう。上述したように、本
実施例では、ガラス固化体1のγ線の放射能量を測定す
る際に、γ線検出器6がパイルアップしないようにγ線
検出器6とガラス固化体1との間に設置して用いられる
γ線鉛フィルタ4の厚さを最適化する方法において、γ
線全計数率の空間分布のピークがガラス固化体1の中心
位置にある場合には、ガラス固化体1の高さ方向の中心
位置で、互いに厚さの異なる複数(n)種類のγ線鉛フ
ィルタ4を順次挿入して各々のγ線全計数率を測定し、
これら測定した各々のγ線全計数率の値から、γ線検出
器6がパイルアップしない最も高いγ線全計数率を与え
る厚さを有する最適なγ線鉛フィルタ4を選択して設定
し、またγ線全計数率の空間分布のピークの位置がわか
らない場合には、γ線カメラ9でガラス固化体1全体の
γ線全計数率分布を測定して、分布のピーク位置を特定
し、分布のピーク位置で、互いに厚さの異なる複数
(n)種類のγ線鉛フィルタ4を順次挿入して各々のγ
線全計数率を測定し、これら測定した各々のγ線全計数
率の値から、γ線検出器6がパイルアップしない最も高
いγ線全計数率を与える厚さを有する最適なγ線鉛フィ
ルタ4を選択して設定するようにしたものである。
【0026】従って、次のような効果が得られるもので
ある。 (a)γ線のエネルギー・スペクトルが分からないガラ
ス固化体1に対して、実際に厚さの異なる何種類かのγ
線鉛フィルタ4を挿入してγ線全計数率を測定すること
により、確実にγ線鉛フィルタ4の厚さを最適化するこ
とが可能となる。また、この場合、ガラス固化体1を下
降させながらγ線全計数率を測定する必要がなく、かつ
下降させている時にγ線鉛フィルタ4の設定を開始する
ことができるので、従来よりも測定時間を著しく短縮す
ることが可能となる。
【0027】(b)γ線全計数率の空間分布が分からな
いガラス固化体1に対して、γ線全計数率のおおまかな
空間分布をあらかじめ測定しておくことにより、最もγ
線全計数率の高い位置で、確実にかつ短時間でγ線鉛フ
ィルタ4の厚さの最適化を行うことが可能となる。
【0028】以上により、最もγ線全計数率の高い位置
で、確実にかつ短時間でγ線鉛フィルタ4の厚さの最適
化を行なうことができる。尚、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、次のようにしても同様に実施で
きるものである。
【0029】(a)上記実施例では、γ線鉛フィルタ4
の構成として、互いに厚さの異なるn枚のγ線鉛フィル
タ4を、それぞれ個別の駆動装置5で抜き差しする場合
について説明したが、これに限られるものではなく、例
えば図4(a)あるいは図4(b)に示すような構成と
してもよい。
【0030】すなわち、図4(a)では、一枚の円盤1
0にn通りの厚みの異なるγ線鉛フィルタ4を取り付け
ることにより、1つの駆動装置でn通りのγ線鉛フィル
タ4を実現するようにしている。
【0031】また、図4(b)では、m枚の円盤11に
複数枚のγ線鉛フィルタ4をそれぞれ取付けることによ
り、例えば各々の円盤11にn枚の厚みの異なるγ線鉛
フィルタ4を取り付けた場合には、nm 通りのγ線鉛フ
ィルタ4を実現することができる。
【0032】(b)上記実施例では、γ線鉛フィルタ4
の構成として、互いに厚さの異なるn枚のγ線鉛フィル
タ4を、それぞれ個別の駆動装置5で抜き差しする場合
について説明したが、これに限られるものではなく、例
えば図1あるいは図4で示したγ線鉛フィルタ4を、2
枚のくさび型の単位γ線鉛フィルタを組み合わせること
によって実現することも可能である。
【0033】すなわち、図1あるいは図4で示したγ線
鉛フィルタでは、フィルタ厚の種類が有限であることか
ら、選定されたγ線鉛フィルタが、必ずしもγ線検出器
6がパイルアップしない最高γ線全計数率を与えるもの
とは限らないため、S/N比が余り大きくない可能性が
ある。
【0034】そこで、2枚のくさび型の単位γ線鉛フィ
ルタを組み合わせることにより、厚さを連続的に調整可
能なγ線鉛フィルタを実現して、S/N比を最高にする
ことができる。
【0035】図5は、この種のγ線鉛フィルタの構成例
を示す概念図である。すなわち、図5に示すように、く
さび型の第1の単位γ線鉛フィルタ21と、くさび型の
第2の単位γ線鉛フィルタ22と、第1のガイドレール
23と、第2のガイドレール24とからなり、第1の単
位γ線鉛フィルタ21、第2のフィルタ単位γ線鉛フィ
ルタ22を、第1のガイドレール23、第2のガイドレ
ール24に沿ってそれぞれ動かすことによって、フィル
タ厚を連続的に調整することができるようにしている。
【0036】従って、本実施例のように、フィルタ厚を
連続的に調整できるようにすることによって、よりきめ
細かなフィルタ厚の最適化を行なうことが可能となる。
すなわち、γ線検出器6がパイルアップしない最も高い
γ線全計数率のフィルタ厚に調整することができ、S/
N比を最高にすることができる。その他、本発明はその
要旨を変更しない範囲で、種々に変形して実施すること
ができるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
ラス固化体の高さ方向の中心位置で、互いに厚さの異な
る複数種類のγ線鉛フィルタを順次挿入して各々のγ線
全計数率を測定し、これら測定した各々のγ線全計数率
の値から、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ
線全計数率を与える厚さを有する最適なγ線鉛フィルタ
を選択して設定するか、γ線撮像手段でガラス固化体全
体のγ線全計数率分布を測定して、分布のピーク位置を
特定し、分布のピーク位置で、互いに厚さの異なる複数
種類のγ線鉛フィルタを順次挿入して各々のγ線全計数
率を測定し、これら測定した各々のγ線全計数率の値か
ら、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計
数率を与える厚さを有する最適なγ線鉛フィルタを選択
して設定するか、あるいはガラス固化体の高さ方向の中
心位置で、2枚のくさび型の単位γ線鉛フィルタを組み
合わせてなる厚さが連続的に調整自在なγ線鉛フィルタ
の厚さを連続的に調整して各々の厚さでのγ線全計数率
を測定し、これら測定した各々の厚さでのγ線全計数率
の値から、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ
線全計数率の厚さにγ線鉛フィルタの厚さを設定する
か、γ線撮像手段でガラス固化体全体のγ線全計数率分
布を測定して、分布のピーク位置を特定し、分布のピー
ク位置で、2枚のくさび型の単位γ線鉛フィルタを組み
合わせてなる厚さが連続的に調整自在なγ線鉛フィルタ
の厚さを連続的に調整して各々の厚さでのγ線全計数率
を測定し、これら測定した各々の厚さでのγ線全計数率
の値から、γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ
線全計数率の厚さにγ線鉛フィルタの厚さを設定するよ
うにしたので、最もγ線全計数率の高い位置で確実にか
つ短時間でγ線鉛フィルタの厚さの最適化を行なうこと
が可能なγ線鉛フィルタ最適化方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるγ線鉛フィルタ最適化
方法を適用したガラス固化体放射能量測定装置の全体構
成例を示す概要図。
【図2】同実施例におけるγ線鉛フィルタ最適化方法の
一例を説明するためのフロー図。
【図3】同実施例におけるγ線鉛フィルタ最適化方法の
他の例を説明するためのフロー図。
【図4】同実施例におけるγ線鉛フィルタの他の構成例
をそれぞれ示す斜視図。
【図5】本発明の他の実施例によるγ線鉛フィルタ最適
化方法を示す概要図。
【図6】従来のγ線鉛フィルタの最適化方法の一例を説
明するためのフロー図。
【符号の説明】
1…ガラス固化体、2…駆動装置、3…コリメータ、4
…γ線鉛フィルタ、5…駆動装置、6…γ線検出器、7
…MCA(マルチ・チャネル・アナライザ)、8…計算
機、9…γ線カメラ、10…円盤、11…円盤、21…
第1の単位γ線鉛フィルタ、22…第2の単位γ線鉛フ
ィルタ、23…第1のガイドレール、24…第2のガイ
ドレール。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス固化体のγ線の放射能量を測定す
    る際に、γ線検出器がパイルアップしないように当該γ
    線検出器と前記ガラス固化体との間に設置して用いられ
    るγ線鉛フィルタの厚さを最適化する方法において、 前記ガラス固化体の高さ方向の中心位置で、互いに厚さ
    の異なる複数種類のγ線鉛フィルタを順次挿入して各々
    のγ線全計数率を測定し、 これら測定した各々のγ線全計数率の値から、前記γ線
    検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計数率を与
    える厚さを有する最適なγ線鉛フィルタを選択して設定
    するようにしたことを特徴とするγ線鉛フィルタ最適化
    方法。
  2. 【請求項2】 ガラス固化体のγ線の放射能量を測定す
    る際に、γ線検出器がパイルアップしないように当該γ
    線検出器と前記ガラス固化体との間に設置して用いられ
    るγ線鉛フィルタの厚さを最適化する方法において、 γ線撮像手段で前記ガラス固化体全体のγ線全計数率分
    布を測定して、分布のピーク位置を特定し、 前記分布のピーク位置で、互いに厚さの異なる複数種類
    のγ線鉛フィルタを順次挿入して各々のγ線全計数率を
    測定し、 これら測定した各々のγ線全計数率の値から、前記γ線
    検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計数率を与
    える厚さを有する最適なγ線鉛フィルタを選択して設定
    するようにしたことを特徴とするγ線鉛フィルタ最適化
    方法。
  3. 【請求項3】 ガラス固化体のγ線の放射能量を測定す
    る際に、γ線検出器がパイルアップしないように当該γ
    線検出器と前記ガラス固化体との間に設置して用いられ
    るγ線鉛フィルタの厚さを最適化する方法において、 前記ガラス固化体の高さ方向の中心位置で、2枚のくさ
    び型の単位γ線鉛フィルタを組み合わせてなる厚さが連
    続的に調整自在なγ線鉛フィルタの厚さを連続的に調整
    して各々の厚さでのγ線全計数率を測定し、 これら測定した各々の厚さでのγ線全計数率の値から、
    前記γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計
    数率の厚さに前記γ線鉛フィルタの厚さを設定するよう
    にしたことを特徴とするγ線鉛フィルタ最適化方法。
  4. 【請求項4】 ガラス固化体のγ線の放射能量を測定す
    る際に、γ線検出器がパイルアップしないように当該γ
    線検出器と前記ガラス固化体との間に設置して用いられ
    るγ線鉛フィルタの厚さを最適化する方法において、 γ線撮像手段で前記ガラス固化体全体のγ線全計数率分
    布を測定して、分布のピーク位置を特定し、 前記分布のピーク位置で、2枚のくさび型の単位γ線鉛
    フィルタを組み合わせてなる厚さが連続的に調整自在な
    γ線鉛フィルタの厚さを連続的に調整して各々の厚さで
    のγ線全計数率を測定し、 これら測定した各々の厚さでのγ線全計数率の値から、
    前記γ線検出器がパイルアップしない最も高いγ線全計
    数率の厚さに前記γ線鉛フィルタの厚さを設定するよう
    にしたことを特徴とするγ線鉛フィルタ最適化方法。
JP13738793A 1993-06-08 1993-06-08 γ線鉛フィルタ最適化方法 Pending JPH06347558A (ja)

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Cited By (3)

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