JPH063462A - 降雪センサ - Google Patents
降雪センサInfo
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- JPH063462A JPH063462A JP15788292A JP15788292A JPH063462A JP H063462 A JPH063462 A JP H063462A JP 15788292 A JP15788292 A JP 15788292A JP 15788292 A JP15788292 A JP 15788292A JP H063462 A JPH063462 A JP H063462A
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- JP
- Japan
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- electrodes
- sensor
- snowfall
- snow
- temperature
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、正確に降雪を検出できる降雪セン
サを実現して融雪システムの自動運転を可能にする。 【構成】2枚の梯子状電極50,51をずらせて上下に
配置した水滴センサ16と、この水滴センサを加熱する
ヒータ18と、外気の温度を検出する外気温センサとを
設け、電極50,51が捕らえた降雪粒子をヒータで解
かして水滴とすることによって電極50,51を導通さ
せ、さらに、この導通が降雪によるものか降雨によるも
のかを外気温センサで判定する。
サを実現して融雪システムの自動運転を可能にする。 【構成】2枚の梯子状電極50,51をずらせて上下に
配置した水滴センサ16と、この水滴センサを加熱する
ヒータ18と、外気の温度を検出する外気温センサとを
設け、電極50,51が捕らえた降雪粒子をヒータで解
かして水滴とすることによって電極50,51を導通さ
せ、さらに、この導通が降雪によるものか降雨によるも
のかを外気温センサで判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、降雪を検知し融雪シ
ステムなどを動作させる降雪センサに関する。
ステムなどを動作させる降雪センサに関する。
【0002】
【従来の技術】地中にパイプを埋設し、このパイプに温
めた液体を循環させることより地面の積雪を融かす融雪
システムが実用化されている。この融雪システムを効率
的に経済的に動作させるためには、降雪の有無を正しく
判断して動作/停止させる必要がある。
めた液体を循環させることより地面の積雪を融かす融雪
システムが実用化されている。この融雪システムを効率
的に経済的に動作させるためには、降雪の有無を正しく
判断して動作/停止させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は正確に
降雪を検出することができるセンサが無かったため、融
雪システムの動作/停止は利用者が手動でスイッチをオ
ン/オフしていた。このため、利用者が起きていない夜
間の降雪には対応することができず、朝になって積雪を
発見してから動作させるため時間が掛かる欠点があっ
た。また、完全に融雪できても利用者が停止するまでは
動作しつづけるため、燃料の消費も多くなる欠点があっ
た。一方、不正確なセンサに頼ってスイッチをオン/オ
フした場合でも手動の場合と同様に、無駄な動作をさせ
て燃料を浪費するおそれがあり、降雪時に動作せず積雪
を許してしまうおそれもあった。
降雪を検出することができるセンサが無かったため、融
雪システムの動作/停止は利用者が手動でスイッチをオ
ン/オフしていた。このため、利用者が起きていない夜
間の降雪には対応することができず、朝になって積雪を
発見してから動作させるため時間が掛かる欠点があっ
た。また、完全に融雪できても利用者が停止するまでは
動作しつづけるため、燃料の消費も多くなる欠点があっ
た。一方、不正確なセンサに頼ってスイッチをオン/オ
フした場合でも手動の場合と同様に、無駄な動作をさせ
て燃料を浪費するおそれがあり、降雪時に動作せず積雪
を許してしまうおそれもあった。
【0004】この発明は、正確に降雪を検知でき、融雪
システムを自動運転できる降雪センサを提供することを
目的とする。
システムを自動運転できる降雪センサを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、2枚の梯子状電極をずらせて上下に配置した水滴
センサと、水滴センサを加熱するヒータと、外気の温度
を検出する外気温センサと、を設けたことを特徴とす
る。
明は、2枚の梯子状電極をずらせて上下に配置した水滴
センサと、水滴センサを加熱するヒータと、外気の温度
を検出する外気温センサと、を設けたことを特徴とす
る。
【0006】この出願の請求項2の発明は、2枚の梯子
状電極をずらせて上下に配置しその間に導電性の網を挿
入した水滴センサと、水滴センサを加熱するヒータと、
外気の温度を検出する外気温センサと、を設けたことを
特徴とする。
状電極をずらせて上下に配置しその間に導電性の網を挿
入した水滴センサと、水滴センサを加熱するヒータと、
外気の温度を検出する外気温センサと、を設けたことを
特徴とする。
【0007】この出願の請求項3の発明は、前記請求項
1または2の発明に加えて、前記水滴センサが導通し、
且つ、前記外気温センサが特定値以下のとき降雪である
と判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
1または2の発明に加えて、前記水滴センサが導通し、
且つ、前記外気温センサが特定値以下のとき降雪である
と判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明では、2枚の梯子状電極をずらせて上
下に配置したことにより、降雪の粒子を的確に捕らえる
ことができる。降雪粒子は氷の結晶であるためそのまま
では導電性がないが、ヒータを設けたことによりこの粒
子を融解して導電性ある水滴とすることができる。この
水滴によって両電極が導通し降雪または降雨があること
を検知することができる。それが降雪か降雨かは外気温
センサの検出値によって判断する。一般的には気温が+
3℃以下になれば雨から雪に変わると考えられるため、
この温度をしきい値にすればよい。
下に配置したことにより、降雪の粒子を的確に捕らえる
ことができる。降雪粒子は氷の結晶であるためそのまま
では導電性がないが、ヒータを設けたことによりこの粒
子を融解して導電性ある水滴とすることができる。この
水滴によって両電極が導通し降雪または降雨があること
を検知することができる。それが降雪か降雨かは外気温
センサの検出値によって判断する。一般的には気温が+
3℃以下になれば雨から雪に変わると考えられるため、
この温度をしきい値にすればよい。
【0009】なお、2枚の格子状電極の間に導電性の網
を挿入することにより、小さい降雪粒子(たとえば粉雪
など)も的確に捕らえることが可能になる。
を挿入することにより、小さい降雪粒子(たとえば粉雪
など)も的確に捕らえることが可能になる。
【0010】この降雪センサを融雪システムに適用する
ことにより、降雪の開始/停止を正確に検知することが
でき、これに基づいてボイラー,ポンプの駆動/停止を
制御することにより適切で経済的な融雪をすることが可
能になる。
ことにより、降雪の開始/停止を正確に検知することが
でき、これに基づいてボイラー,ポンプの駆動/停止を
制御することにより適切で経済的な融雪をすることが可
能になる。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の実施例である降雪センサの
構成を示す図である。この降雪センサ15は構造的には
脚部40,アーム部41および検出部42からなってお
り、機能的には水滴センサ16および外気温センサ17
からなっている。このセンサは脚部40をネジ止めする
ことによって家の外壁などの屋外に設置される。脚部4
0にはサーミスタなどの外気温センサ17が内蔵されて
いる。検出部42に水滴センサ16が設けられている。
水滴センサ16の断面図を同図(B)に示す。上下1対
に設けられたハシゴ状の基体43,44上に電極50,
51を設置し、これらの電極の間にステンレス製のネッ
ト52を設けている。また、基体43,44内にはヒー
タ線18が設けられている。電極50,51のオン/オ
フおよび外気温センサ17の検出値は制御部に入力さ
れ、ヒータ線18は+3℃以下のときまたは電極50,
51が水滴によって導通しているとき制御部によって通
電される。
構成を示す図である。この降雪センサ15は構造的には
脚部40,アーム部41および検出部42からなってお
り、機能的には水滴センサ16および外気温センサ17
からなっている。このセンサは脚部40をネジ止めする
ことによって家の外壁などの屋外に設置される。脚部4
0にはサーミスタなどの外気温センサ17が内蔵されて
いる。検出部42に水滴センサ16が設けられている。
水滴センサ16の断面図を同図(B)に示す。上下1対
に設けられたハシゴ状の基体43,44上に電極50,
51を設置し、これらの電極の間にステンレス製のネッ
ト52を設けている。また、基体43,44内にはヒー
タ線18が設けられている。電極50,51のオン/オ
フおよび外気温センサ17の検出値は制御部に入力さ
れ、ヒータ線18は+3℃以下のときまたは電極50,
51が水滴によって導通しているとき制御部によって通
電される。
【0012】降雪時には降雪粒子が電極50,51の間
(ネット52)に捕らえられる。降雪がある場合は一般
的+3℃以下であるため電極50,51およびネット5
2はヒータ18によって加熱されており、その降雪粒子
は融解して水滴となり電極50,51を導通させる。ま
た、降雨時にもその水滴が電極50,51を導通させる
が、外気温センサ17の検出値に基づいて降雪か降雨か
が判断される。
(ネット52)に捕らえられる。降雪がある場合は一般
的+3℃以下であるため電極50,51およびネット5
2はヒータ18によって加熱されており、その降雪粒子
は融解して水滴となり電極50,51を導通させる。ま
た、降雨時にもその水滴が電極50,51を導通させる
が、外気温センサ17の検出値に基づいて降雪か降雨か
が判断される。
【0013】一方、電極50,51がオンしているとき
には外気温に拘わらずヒータ18を通電して雪または雨
の水滴を蒸発させる。降雪,降雨時には連続して水滴が
付着するため一部が蒸発しても導通が遮断されることが
なく、降雪,降雨がなくなると蒸発によって速やかに導
通が遮断される。これにより、降雪,降雨の終了を検出
することができる。
には外気温に拘わらずヒータ18を通電して雪または雨
の水滴を蒸発させる。降雪,降雨時には連続して水滴が
付着するため一部が蒸発しても導通が遮断されることが
なく、降雪,降雨がなくなると蒸発によって速やかに導
通が遮断される。これにより、降雪,降雨の終了を検出
することができる。
【0014】図2は上記降雪センサを備えた融雪システ
ムの構成を示す図である。このシステムはボイラー12
で温められた不凍液をポンプ13を介してパイプ14に
循環させ、このパイプが埋設されている地面E上の積雪
を解かすシステムである。設置規模(パイプ14の埋設
規模)としては、家庭用のシステムの場合、数十平米〜
百数十平米程度である。一方、パイプ14の系統数を複
数にすることにより設置規模を大きくすることができ数
千平米規模のシステムも施工可能である。ボイラー12
のオン/オフ、ポンプ13のオン/オフはコントローラ
10が制御する。このコントローラはマイクロコンピュ
ータシステムで構成されている。このコントローラ10
にはボイラー12,ポンプ13のほか、操作パネル1
1、前記降雪センサ15および戻り水温センサ19が接
続されている。操作パネル11は図3に示す形状をして
いる。また戻り水温センサ19はパイプ14を循環して
戻ってきた不凍液の水温を検出するためのセンサであ
る。
ムの構成を示す図である。このシステムはボイラー12
で温められた不凍液をポンプ13を介してパイプ14に
循環させ、このパイプが埋設されている地面E上の積雪
を解かすシステムである。設置規模(パイプ14の埋設
規模)としては、家庭用のシステムの場合、数十平米〜
百数十平米程度である。一方、パイプ14の系統数を複
数にすることにより設置規模を大きくすることができ数
千平米規模のシステムも施工可能である。ボイラー12
のオン/オフ、ポンプ13のオン/オフはコントローラ
10が制御する。このコントローラはマイクロコンピュ
ータシステムで構成されている。このコントローラ10
にはボイラー12,ポンプ13のほか、操作パネル1
1、前記降雪センサ15および戻り水温センサ19が接
続されている。操作パネル11は図3に示す形状をして
いる。また戻り水温センサ19はパイプ14を循環して
戻ってきた不凍液の水温を検出するためのセンサであ
る。
【0015】図3は操作パネルを示す図である。操作パ
ネル11には、スイッチとして電源スイッチ20,手動
スイッチ21,燃焼スイッチ22,アップキー23a,
ダウンキー23bおよび選択キー24が設けられてい
る。電源スイッチ20はこの操作パネル部の電源をオン
するスイッチである。この電源スイッチ20をオンする
と、システムは自動モードで動作を開始する。自動モー
ドは、降雪を検知した場合に自動的に融雪動作がスター
トし、融雪が完了したと判断したとき自動的に融雪動作
をストップするモードである。一方、電源オンののち手
動スイッチ21をオンすると手動モードの動作を開始す
る。手動モードは、センサの検出状態に拘わらずスイッ
チ操作による動作を行うモードである。手動スイッチ2
1がオンされるとポンプ13の運転のみスタートする
(MODE1)。また、手動モードにしたのち燃焼スイ
ッチ22をオンするとボイラー12の燃焼もスタートす
る(MODE2)。選択キー24およびアップキー23
a,ダウンキー23bは、外気温,通常時(非積雪時)
の戻り水温,降雪時の戻り水温のしきい値を設定すると
き操作される。選択キー24でこのうちいずれか1つを
選択し、アップキー23a,ダウンキー23bで設定値
を1度づつ上下する。
ネル11には、スイッチとして電源スイッチ20,手動
スイッチ21,燃焼スイッチ22,アップキー23a,
ダウンキー23bおよび選択キー24が設けられてい
る。電源スイッチ20はこの操作パネル部の電源をオン
するスイッチである。この電源スイッチ20をオンする
と、システムは自動モードで動作を開始する。自動モー
ドは、降雪を検知した場合に自動的に融雪動作がスター
トし、融雪が完了したと判断したとき自動的に融雪動作
をストップするモードである。一方、電源オンののち手
動スイッチ21をオンすると手動モードの動作を開始す
る。手動モードは、センサの検出状態に拘わらずスイッ
チ操作による動作を行うモードである。手動スイッチ2
1がオンされるとポンプ13の運転のみスタートする
(MODE1)。また、手動モードにしたのち燃焼スイ
ッチ22をオンするとボイラー12の燃焼もスタートす
る(MODE2)。選択キー24およびアップキー23
a,ダウンキー23bは、外気温,通常時(非積雪時)
の戻り水温,降雪時の戻り水温のしきい値を設定すると
き操作される。選択キー24でこのうちいずれか1つを
選択し、アップキー23a,ダウンキー23bで設定値
を1度づつ上下する。
【0016】また、操作パネル11には、外気温表示器
25,戻り水温表示器26,電源ランプ28,ポンプ作
動ランプ29,燃焼ランプ30,手動モードランプ3
1,外気温設定ランプ32,通常戻り水温設定ランプ3
3,積雪戻り水温設定ランプ34が設けられている。外
気温表示器25は外気温センサ17の検出値を表示す
る。戻り水温表示器26は戻り水温センサ19の検出値
を表示する。電源ランプ28は電源スイッチ20がオン
されたとき点灯する。ポンプ作動ランプ29はポンプ1
3が作動しているとき(MODE1またはMODE2)
点灯する。燃焼ランプ30はボイラー12が作動してい
るとき(MODE2)点灯する。手動モードランプ31
は手動スイッチ21がオンされて手動モードのとき点灯
する。外気温設定ランプ32,通常戻り水温設定ランプ
33,積雪戻り水温設定ランプ34は外気温,通常時の
戻り水温,積雪時の戻り水温の設定モードのとき点灯す
る。このとき外気温表示器25,戻り水温表示器26は
設定値を表示する。
25,戻り水温表示器26,電源ランプ28,ポンプ作
動ランプ29,燃焼ランプ30,手動モードランプ3
1,外気温設定ランプ32,通常戻り水温設定ランプ3
3,積雪戻り水温設定ランプ34が設けられている。外
気温表示器25は外気温センサ17の検出値を表示す
る。戻り水温表示器26は戻り水温センサ19の検出値
を表示する。電源ランプ28は電源スイッチ20がオン
されたとき点灯する。ポンプ作動ランプ29はポンプ1
3が作動しているとき(MODE1またはMODE2)
点灯する。燃焼ランプ30はボイラー12が作動してい
るとき(MODE2)点灯する。手動モードランプ31
は手動スイッチ21がオンされて手動モードのとき点灯
する。外気温設定ランプ32,通常戻り水温設定ランプ
33,積雪戻り水温設定ランプ34は外気温,通常時の
戻り水温,積雪時の戻り水温の設定モードのとき点灯す
る。このとき外気温表示器25,戻り水温表示器26は
設定値を表示する。
【0017】ここで、降雪か降雨かの判断は外気温によ
って行われる。このしきい値は、上記操作で利用者が設
定できるが、一般的には外気温が+3℃(TO)以下で
あれば降雪と判断する。また、戻り水温はボイラーのオ
ン/オフのしきい値として用いられるが、一般的には、
通常設定値TWN(非降雪時)は+5℃であり、降雪時
設定値TWSは+25℃である。
って行われる。このしきい値は、上記操作で利用者が設
定できるが、一般的には外気温が+3℃(TO)以下で
あれば降雪と判断する。また、戻り水温はボイラーのオ
ン/オフのしきい値として用いられるが、一般的には、
通常設定値TWN(非降雪時)は+5℃であり、降雪時
設定値TWSは+25℃である。
【0018】図4は同システムの動作を示すフローチャ
ートである。同図(A)はメインルーチンを示す。操作
パネルの電源スイッチがオンされるとイニシャル設定動
作を実行する(s1)。つぎにMODE0をセットする
(s2)。MODE0とはボイラーもポンプもオフの状
態をいう。つぎに外気温センサを読み取る(s3)。
ートである。同図(A)はメインルーチンを示す。操作
パネルの電源スイッチがオンされるとイニシャル設定動
作を実行する(s1)。つぎにMODE0をセットする
(s2)。MODE0とはボイラーもポンプもオフの状
態をいう。つぎに外気温センサを読み取る(s3)。
【0019】読み取った外気温が降雪設定温度TO(+
3℃)以下の場合には降雪の可能性があるとしてMOD
E1に移行する(s4,s5)。MODE1とはボイラ
ーがオフのままポンプをオンするモードである。この動
作で不凍液をパイプ14内を循環させて液温を地中温度
と均一化することができ、戻り水温で地中温度を検出す
ることができる。これによって降雪の開始と同時に融雪
動作に入ることができる。したがって、MODE1は融
雪の準備動作ということができる。s6では、パイプ1
4を循環して戻ってきた不凍液の水温および降雪センサ
の検出内容を読み取る。戻り水温が降雪設定温度TWS
(+25℃)以下で且つ降雪を検出した場合(水滴セン
サ16がオンしており、外気温センサの検出値が+3℃
以下の場合)には積雪し易い状態であるとしてボイラー
12を作動させる(s7,s8:MODE2)。これに
より、積雪する前に降雪を融かすことができる。雪が降
り止んでいても戻り水温が通常設定温度TWN(+5
℃)以下の場合にはボイラー12の作動を継続する(s
7,s8)。まだ、積雪が残っている可能性があるから
である。雪が降っていても戻り水温が降雪設定温度より
高い場合および雪が降りやんで戻り水温が通常設定温度
より高い場合には、ともに積雪の可能性なしとしてMO
DE1にもどる。
3℃)以下の場合には降雪の可能性があるとしてMOD
E1に移行する(s4,s5)。MODE1とはボイラ
ーがオフのままポンプをオンするモードである。この動
作で不凍液をパイプ14内を循環させて液温を地中温度
と均一化することができ、戻り水温で地中温度を検出す
ることができる。これによって降雪の開始と同時に融雪
動作に入ることができる。したがって、MODE1は融
雪の準備動作ということができる。s6では、パイプ1
4を循環して戻ってきた不凍液の水温および降雪センサ
の検出内容を読み取る。戻り水温が降雪設定温度TWS
(+25℃)以下で且つ降雪を検出した場合(水滴セン
サ16がオンしており、外気温センサの検出値が+3℃
以下の場合)には積雪し易い状態であるとしてボイラー
12を作動させる(s7,s8:MODE2)。これに
より、積雪する前に降雪を融かすことができる。雪が降
り止んでいても戻り水温が通常設定温度TWN(+5
℃)以下の場合にはボイラー12の作動を継続する(s
7,s8)。まだ、積雪が残っている可能性があるから
である。雪が降っていても戻り水温が降雪設定温度より
高い場合および雪が降りやんで戻り水温が通常設定温度
より高い場合には、ともに積雪の可能性なしとしてMO
DE1にもどる。
【0020】このメインルーチンのどの場面において
も、手動スイッチ21がオンされた場合には、手動スイ
ッチサブルーチン(同図(B))に入る。手動スイッチ2
1がオンされると強制的にMODE1の動作を実行する
(s10)。この動作はテストや強制動作のために行わ
れる。こののち手動スイッチ21のオフがあればメイン
ルーチンのs2に復帰する(s11)。また、燃焼スイ
ッチ22がオンされた場合にはMODE2の動作に入る
(s12,s13)。この場合でも、手動スイッチ21
がオフされた場合には直接メインルーチンのs2の動作
に復帰する(s15)。また燃焼スイッチ21がオフさ
れた場合にはMODE1のモードに復帰する(s1
4)。
も、手動スイッチ21がオンされた場合には、手動スイ
ッチサブルーチン(同図(B))に入る。手動スイッチ2
1がオンされると強制的にMODE1の動作を実行する
(s10)。この動作はテストや強制動作のために行わ
れる。こののち手動スイッチ21のオフがあればメイン
ルーチンのs2に復帰する(s11)。また、燃焼スイ
ッチ22がオンされた場合にはMODE2の動作に入る
(s12,s13)。この場合でも、手動スイッチ21
がオフされた場合には直接メインルーチンのs2の動作
に復帰する(s15)。また燃焼スイッチ21がオフさ
れた場合にはMODE1のモードに復帰する(s1
4)。
【0021】なお、ヒータ18は外気温センサ17の検
出値が+3℃以下のときに加えて水滴センサ16が導通
しているときも通電される。これは降雪を融かして水滴
にするためと水滴を速やかに蒸発させるためである。
出値が+3℃以下のときに加えて水滴センサ16が導通
しているときも通電される。これは降雪を融かして水滴
にするためと水滴を速やかに蒸発させるためである。
【0022】さらに、図5,図6に前記降雪センサを用
いた他の融雪システムの構成を示す。この融雪システム
では図2の融雪システムの構成に加えてパイプ14を埋
設している地面下3cm程度の深さに地中温センサ60
を埋設して地中温を検出し、この検出値に基づいてボイ
ラー12のオン/オフを制御するようにしている。これ
により、燃料の消費を軽減するようにしている。このた
め、操作パネル11には地中温表示器27および通常設
定値,降雪時設定値を設定するとき点灯する通常地中温
設定ランプ35,積雪地中温設定ランプ36が設けられ
ている。
いた他の融雪システムの構成を示す。この融雪システム
では図2の融雪システムの構成に加えてパイプ14を埋
設している地面下3cm程度の深さに地中温センサ60
を埋設して地中温を検出し、この検出値に基づいてボイ
ラー12のオン/オフを制御するようにしている。これ
により、燃料の消費を軽減するようにしている。このた
め、操作パネル11には地中温表示器27および通常設
定値,降雪時設定値を設定するとき点灯する通常地中温
設定ランプ35,積雪地中温設定ランプ36が設けられ
ている。
【0023】なお、上記実施例では降雪センサの脚部4
0を建物の壁面に直接取り付けるようにしているが、壁
面に凸型のマウント金具を取り付け、この上に脚部40
を固定するようにしてもよい。このようにすることによ
り、建物内の暖房熱が降雪センサの外気温センサに影響
を与えることがなくなる。
0を建物の壁面に直接取り付けるようにしているが、壁
面に凸型のマウント金具を取り付け、この上に脚部40
を固定するようにしてもよい。このようにすることによ
り、建物内の暖房熱が降雪センサの外気温センサに影響
を与えることがなくなる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、2枚の
梯子状電極をずらせて上下に配置したことによって降雪
粒子を的確に捕らえることができ、ヒータを設けたこと
によりその降雪粒子を水滴に変え、前記梯子状電極を導
通させることができる。また、外気温センサを設けたこ
とにより導通の原因が降雪か降雨かを正しく判断するこ
とが可能になる。
梯子状電極をずらせて上下に配置したことによって降雪
粒子を的確に捕らえることができ、ヒータを設けたこと
によりその降雪粒子を水滴に変え、前記梯子状電極を導
通させることができる。また、外気温センサを設けたこ
とにより導通の原因が降雪か降雨かを正しく判断するこ
とが可能になる。
【図1】この発明の実施例である降雪センサの構成を示
す図
す図
【図2】同降雪センサが適用される融雪システムの構成
を示す図
を示す図
【図3】同融雪システムの操作パネルを示す図
【図4】同融雪システムの動作を示すフローチャート
【図5】前記降雪センサが適用される他の融雪システム
の構成を示す図
の構成を示す図
【図6】同融雪システムの操作パネルを示す図
15−降雪センサ 16−水滴センサ 17−外気温センサ 18−ヒータ 50,51−(梯子状)電極 52−ネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入澤 充也 札幌市中央区北1条西3丁目 株式会社普 門塾内 (72)発明者 中島 佳勝 札幌市中央区北1条西3丁目 株式会社普 門塾内
Claims (3)
- 【請求項1】 2枚の梯子状電極をずらせて上下に配置
した水滴センサと、水滴センサを加熱するヒータと、外
気の温度を検出する外気温センサと、を設けたことを特
徴とする降雪センサ。 - 【請求項2】 2枚の梯子状電極をずらせて上下に配置
しその間に導電性の網を挿入した水滴センサと、水滴セ
ンサを加熱するヒータと、外気の温度を検出する外気温
センサと、を設けたことを特徴とする降雪センサ。 - 【請求項3】 前記水滴センサが導通し、且つ、前記外
気温センサの検出値が特定値以下のとき降雪であると判
定する判定手段を備えた請求項1または2記載の降雪セ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15788292A JPH063462A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 降雪センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15788292A JPH063462A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 降雪センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063462A true JPH063462A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15659480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15788292A Pending JPH063462A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 降雪センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063462A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126113A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-05 | 松下電器産業株式会社 | 台所用ワゴン |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP15788292A patent/JPH063462A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126113A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-05 | 松下電器産業株式会社 | 台所用ワゴン |
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