JPH06343224A - 高抵抗地絡事故検出装置 - Google Patents

高抵抗地絡事故検出装置

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JPH06343224A
JPH06343224A JP3149631A JP14963191A JPH06343224A JP H06343224 A JPH06343224 A JP H06343224A JP 3149631 A JP3149631 A JP 3149631A JP 14963191 A JP14963191 A JP 14963191A JP H06343224 A JPH06343224 A JP H06343224A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高抵抗地絡事故を検出する装置に関
するものであって、多重接地及び直接接地方式の配電線
路より負荷の不平衡による高抵抗地絡事故時の電流との
区分を感知して地絡事故を安定的にチェックできる装置
である。 【構成】 その構成は電流をディジタル信号に変換する
手段を含み変換されたディジタル信号を分析し偶数波成
分の大きさと奇数波成分の大きさとの比率及び連続する
周期の偶数波成分変化量がある規定値を超える場合高抵
抗地絡事故を判定する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重接地又は直接接地方
式の配電線路の高抵抗地絡事故を安定的に検出するため
の高抵抗地絡事故検出装置に関する。
【0002】特に、本発明の高抵抗地絡事故検出装置は
多重接地又は直接接地方式の配電線路において、負荷の
不均衡のために生じる零相電流 (Zero Sequence Curren
t)と高抵抗地絡事故のときの電流との区分が困難なため
既存の如何なる保護継電器も検出が不可能であった高抵
抗地絡事故を安全に検出できる装置である。
【0003】なお、本発明の高抵抗地絡事故検出装置は
既存の電気機械的なアナログ装置でないマイクロプロセ
ッサーを利用したディジタル保護継電装置で具現されて
おり、高抵抗地絡事故時に発生されるアーク電流の波形
をサンプリングした後、周波数解析を遂行し、偶数高調
波パワーと奇数高調波パワーに対する偶数高調波パワー
の比及び連続周期間の偶数高調波パワーの変化量がある
規定値を超えると、高抵抗地絡事故と判定し、故障トリ
ップ信号を遮断装置(Circuit Breaker Systemor Reclo
sing System)に伝達する装置である。
【0004】
【従来の技術】一般に、電力を供給する配電線路の電力
供給方式のうち、三相四線式配電方式(three phase-fou
r wire distribution system)と3相三線式 (three ph
ase-three wire)直接接地方式時の保護継電方式は配電
線路の地絡による事故を感知する機能を有する過電流継
電器,配電線路の地絡による事故を感知する機能を有す
る過電流地絡継電器を用いている。
【0005】従って、上記の事故等が発生される場合、
上記の継電器等は電力線又はその他の電力設備に電力供
給を遮断し感電事故または火災事故を予防するのみなら
ずその他の健全な設備に事故を波及させる恐れを排除し
不要の漏洩電力を防ぐのに利用されてきた。
【0006】具体的には、上記の過電流継電方式は電力
供給中に短絡事故によって発生する事故電流と負荷電流
よりも1.5〜2倍位にセッティングされた所定の電流
の差異を比較し、そして上記事故電流が上記のセッティ
ング電流よりも大きい時に短絡事故の発生と判定して電
力供給を遮断する方式である。
【0007】また、地絡過電流継電方式は電力供給中、
地絡事故によって発生する事故電流が帰還される際不平
衡になって現われる零相電流の大きさを感知することに
より地絡事故を判定する方式である。この様な、継電方
式を利用する三相三線式または三相四線式直接接地配電
方式(directly-grounded distribution system) におい
て、通常時にも電力負荷の変動がしばしば発生するので
各相に表れる電流の平衡が成されなくなって零相または
中性線(N相)に残留電流が発生される。この際、零相
または中性線の残留電流(IN)は次の式で示される。
【0008】
【数3】 ここで、IA,IB,IC及びI0 はA相,B相,C相
及びN相電流(N-phase current )を各々表す。
【0009】この際、通常の零相電流(IN)の大きさ
が地絡事故時に動作する過電流地絡継電器の動作タップ
(Setting tap-Value )よりも大きい場合、誤動作が起
こり易いため、上記の動作タップを適切な大きさだけ上
向調整して運転するようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような状態におい
て、配電線路上で高抵抗地絡事故が発生した場合、即
ち、配電線路が断線して地面に接触された時はアークに
よって大きい抵抗成分が存在するようになったり、抵抗
成分が大きい物質(砂,アスファルト等)に接触される
時、事故電流が大きくならず負荷電流程度に保持するた
め、線路事故を上記のように継電器が検出できないよう
になり、継続不完全な電力を供給することになる。
【0011】従って、上記の地絡事故により思いがけな
い感電事故,火災事故,設備事故等の波及を招くことに
なり、経済的損失をもたらしてきた。
【0012】一方、このような高抵抗地絡事故は電力線
が短絡されて電線の接触面が樹木,砂利,砂,アスファ
ルト等に不完全な接地によって発生されるので従来の過
電流継電器を初め如何なる保護継電器においても上記の
地絡事故の検出が不可能であった。
【0013】なお、最近では配電線路に絶縁被覆電線の
使用により漸次増加しつつあるので、絶縁被覆電線が断
線され地絡事故が発生する場合、ほぼ大部分の電線の被
覆によって不完全に接地され、上記の高抵抗地絡事故の
検出が更に難しくなり、人命及び経済的損失の発生率が
高まっている実情である。
【0014】
【目的】本発明は上記のような従来の問題点を解決する
ためなされたもので本発明の高抵抗地絡事故検出装置は
マイクロプロセッサーを利用したディジタル保護継電装
置を備え、配電線から提供される各相の電流信号をサン
プリングしてディジタル信号に変換した後このディジタ
ル信号を利用して偶数波パワー量,奇数波パワー量に対
する偶数パワー量の比率及び連続する電流波形の周期間
での偶数波パワー量の変化量を計算し、このようにそれ
ぞれ計算された値を既に設定された値と比較して多重接
地及び直接接地方式の配電線路で発生される高抵抗地絡
事故を安定的に検出できるように提供するのを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は高抵抗地絡事故時に発生するアーク電流波
形をサンプリングしディジタル信号に変換した後、この
変換信号の周波数解析を遂行しアーク電流波形の1周期
内の非対称性に起因する偶数高調波成分(even- ordera
rmonics)(360Hz〜1920Hz)を抽出し、上記
の偶数高調波と関連した情報がある規定値を超過すれば
高抵抗地絡事故を判定して、保護継電器を制御する信号
を出力する構成を有する。
【0016】
【実施例】以下、添付図面により本発明の一実施例を詳
細に説明する。
【0017】図1は本発明の高抵抗地絡事故の検出装置
の回路図であって、本発明は配電線路より提供されるア
ナログ信号である各相の電流をそれぞれディジタル信号
に変換して収集するデータ収集部と収集されたデータを
故障検出アルゴリズムにより処理し配電線路に高抵抗地
絡事故が発生したことを検出する事故信号検出部から構
成されている。
【0018】上記のデータ収集部は配電線路のA,B,
C,N相の電流を適切なレベルの電圧信号に変換する入
力変換手段(10)と、この入力変換手段(10)から
提供される各信号をフィルタリングして必要な偶数高調
波成分を容易に検出するがため所定の帯域の信号のみ出
力する帯域通過フィルター(20)と、各相の電流信号
に対する上記の帯域信号を逐次選択して出力するアナロ
グマルチプレクサー(30)と、このマルチプレクサー
の出力を一時的にホールディングさせ追って説明するタ
イミングパルス発生器の出力パルスにより所定レベルの
信号を出力できるようにサンプリングホールダ(sample
and hold circuit) (40)と、上記のサンプリングホ
ールダ(40)の出力を毎周期当り64ポイントずつサ
ンプリングして12ビットのディジタル信号に変換する
アナログ−ディジタル変換手段(50)と、この変換手
段(50)の変換動作が完了するようになるとき上記変
換手段(50)より出力される変換終了信号によりDM
A(Direct memory access)要請信号を出力するDMA
要請信号発生手段(60)及び上記のマルチプレクサー
(30)とサンプリングホールダ(40)及び変換手段
(50)に出力パルスを提供するタイミングパルス発生
器(70)から構成されている。
【0019】上記の事故信号検出部は上記のアナログ−
ディジタル変換手段(50)の出力を一時蓄えるバッフ
ァ(80)と、上記のDMA要請信号が入力されること
によりDMA認識信号を発生すると共に上記バッファ
(80)からデータが直接記憶装置に提供されるように
データ伝送を制御するDMA制御器(90)と、上記バ
ッファ(80)の出力データと演算処理の結果であるデ
ータ及び故障検出アルゴリズムを蓄える記憶装置(10
0)と、データ収集部及び事故信号検出部の種々の機能
を制御すると共に故障検出アルゴリズムを遂行するがた
めの中央処理装置(Central Processing unit)(11
0)及びディジタルリレーの状態,表記機能,キーボー
ドを通じたデータの入出力機能を遂行するディスプレイ
キーボード及び外部システムを使用するオペレータが本
発明の装置をチェックすることができるように所定のデ
ータを共用通信ポートを通じて出力するか又は遠方で共
用通信ポートを通じてデータを入出力する入出力手段
(120)より構成されている。
【0020】上記の構造を有する本発明の検出装置の動
作を図2を参照しながら説明する。上記の入力変換手段
(10)は配電線路の2次側にあるA,B,C,N相の
電流Ia,Ib,Ic及びInを入力し、所定レベルの
電圧信号に変換する電流信号変換器(current transduc
er)から構成されている。
【0021】上記入力変換手段(10)より提供される
4ラインの信号(ステップ200)はこの信号数に相応
する数のフィルター等を具備する帯域通過フィルター
(20)によってそれぞれフィルタリングされて必要な
偶数高調波成分(360Hz〜1920Hz)を容易に
検出するがための所定帯域通過の信号に変換される(ス
テップ210)。
【0022】上記4ライン帯域通過信号等はマルチプレ
クサー(30)に印加され順次選択される(ステップ2
20)。上記マルチプレクサー(30)で出力される信
号はサンプリングホールダ(40)を通じてアナログ−
ディジタル変換手段(50)に提供される。
【0023】上記サンプリングホールダ(40)はアナ
ログ信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジ
タル変換手段(50)のデータ変換動作中に新たなアナ
ログ信号が上記変換手段(50)に入力される際大きな
誤差が生じるのを防ぐために、上記マルチプレクサー
(30)の出力信号を先立ったアナログ信号が変換完了
時まで一時的に保持する機能を有する回路である。
【0024】上記サンプリングホールダ(40)の出力
信号はアナログ−ディジタル変換手段によりディジタル
信号に変換(ステップ230)され、変換されたディジ
タル信号はデータバス等に接続されたバッファ(80)
に蓄える。上記の変換手段(50)はアナログ信号をデ
ィジタル信号に変換する機能をもつアナログ−ディジタ
ル変換器 (analog to digital converter)と変換された
ディジタル信号をフィルタリングしてノイズを除去する
機能を有するディジタルフィルター (digitalfilter)
を包含して構成され、上記のアナログ−ディジタル変換
器は偶数高調波成分を有するアナログ電流波形を毎周期
当り64ポイントにサンプリングしてディジタル信号に
変換する。
【0025】上記のディジタルフィルターはホトカプラ
(photo coupler) を含む。一方、上記の変換手段(5
0)での変換動作が完了される時、この変換手段(5
0)から変換終了信号STSが出力されてDMA要請信
号発生手段(60)に提供される。この時、DMA要請
信号発生手段(60)ではDMA要請信号DMAREQ
を出力しDMA制御器(90)に提供する(ステップ2
40)。
【0026】上記DMA制御器(90)は上記信号DM
AREQが入力されると同時にDMA認識信号DMAA
CKを出力し上記のバッファ(80)の制御端子OEに
提供する。この時、イネーブル (enable) された上記バ
ッファ(80)から一時蓄えられたデータが出力され、
バスを通じて記憶装置(100)に蓄えられる(ステッ
プ250)。上記の記憶装置(100)に蓄えられたデ
ータはA,B,C,N相の各電流信号より偶数高調波成
分を含有したディジタル信号である。上記の記憶装置
(100)は、上記バッファ(80)に蓄えられたデー
タを、そして中央処理装置(110)のデータ処理過程
で算出されたデータを蓄えるRAM (Random access me
mory) と、全回路の動作を制御するための中央処理装置
(110)の機能制御アルゴリズム及び故障検出アルゴ
リズムを蓄えているROM (read only memory) より構
成される。このように、上記データ収集部ではアナログ
信号である電流をディジタルデータに変換する機能を遂
行する。
【0027】次は、事故信号検出部の記憶装置(10
0)に順次記憶されている上記ディジタル信号より地絡
事故の発生を検出する過程を図3のフローチャートを参
照しながら説明する。図1に戻り、DMA制御器(9
0)は先に述べたようにデータ伝送を制御する機能を遂
行するが中央処理装置(110)を経由せずに直接バッ
ファ(80)で記憶装置(100)に、又は記憶装置よ
り直接外部システムに伝送するように制御する。事故信
号検出部は中央処理装置(110)で遂行される故障検
出アルゴリズムによって記憶装置(100)に蓄えられ
たデータを分析し高抵抗地絡事故を検出して(図2のス
テップ270)遮断信号を遮断器等で伝送する(ステッ
プ280)機能を遂行する。
【0028】上記地絡事故を検出する手段は中央処理装
置(110)によって遂行される故障検出アルゴリズム
である故障検出演算ルーチンを含む。この故障検出演算
ルーチンは記憶装置(100)のROMに蓄えられたも
ので、上記データを分析して偶数波パワーと奇数波パワ
ーとを計算しこのパワー等から奇数波パワーに対する偶
数波パワーの比 (ratio)を計算すると共に連続周期に対
する偶数波パワー量の偏差を計算して各計算されたデー
タを既に設定されたデータ、即ち、地絡事故検出用デー
タと比較して地絡事故を判定する手段である。
【0029】一方、中央処理装置(110)がDMA制
御器(90)により指定されたアドレスに蓄えられたデ
ータを呼び出し、偶数波パワーと奇数波パワーを計算す
る過程を説明する。配電線路に流れる各相の電流は50
Hzまたは60Hz周波数を有し続いてディジタル信号
に変換され上記記憶装置に蓄えられる。上記中央処理装
置(110)はこの蓄えられたデータを順次に呼び出し
1周期に該当するデータを1/2周期に分け、分けたデ
ータのうち先の1/2周期に該当するデータの開始点か
ら後の1/2周期に該当する各々の位置に対応したデー
タ、即ち、先の1/2周期とその次の1/2周期の時間
差が出る対応データを加え偶数波パワーを得て、そして
先の1/2周期に該当するデータで後の1/2周期に該
当するデータを引き出し奇数波パワーを得る。
【0030】即ち、このようなパワーを計算することを
数式で表すと次の通りである。
【数4】
【数5】 ここでiは1周期を64ポイントにサンプリングしたデ
ータの順次の番号である。
【0031】図3のステップ270aでDMA制御器
(90)が初期化されて下記のカウンターを“0”にク
リアすると同時に記憶装置(100)に逐次的に指定さ
れた情報等を呼び出す用意をする。ステップ271では
上記の記憶装置(100)より1周期に対応する情報を
呼び出した後ステップ272に進行する。ステップ27
2では上記の様に偶数波パワーPevenと奇数波パワ
ーPoddを計算してその計算結果を上記記憶装置(1
00)の所定領域に蓄に蓄えた後、ステップ273に進
行する。ステップ273では上記の奇数波パワーPod
dに対する偶数波パワーPevenの比Pratio、
即ち、
【数6】 を計算した後ステップ274に進行する。
【0032】ステップ274では先の周期の偶数波パワ
ーと次の周の偶数波パワーの変化量を求め連続する周期
の偶数波パワーの変化量を計算した後ステップ275a
に進行する。ステップ275aでは偶数波パワーが故障
検出の偶数波パワーに対する設定値と比較する。若し、
上記の偶数波パワーが上記設定値よりも大きい場合は、
ステップ275aに進行されてカウンターCNT1は一
つ増加されステップ276aに進行し、上記偶数波パワ
ーが上記設定値より小さい場合は直接ステップ276a
に進行する。
【0033】ステップ276aでは、上記ステップ27
3で計算された奇数波パワーに対する偶数波パワーの比
Pratioと故障検出の比Prefを設定した値と比
較する。若し、PratioがPrefより大きければ
ステップ276bに進行されてカウンターCNT2は1
つ増加されステップ277aに進行し、上記のPrat
ioがPrefより小さい場合は直接ステップ277a
に進行する。ステップ277aでは上記ステップ274
で計算された連続周期の偶数波パワーの変化量Pvar
が故障検出の変化量Pvrefより大きければステップ
277bに進行されてカウンターCNT3は一つ増加さ
れた後ステップ278に進行し、これと逆の場合は直接
ステップ278に進行する。
【0034】上記のステップ278ではカウンターCN
T4が一つ増加され再び蓄えられた後ステップ279に
進行する。上記カウンターCNT4の一つ増加は上記カ
ウンターCNT1〜CNT3の中でいずれか1つまたは
一つ以上のカウンターが一つ増加されて高抵抗地絡事故
と関連した偶数波成分が検出されたことを意味する。即
ち、カウンターCNT4が初期に一つ増加されれば電流
入力信号から上記偶数波成分が初めて検出されたことを
表わす。
【0035】従って、上記カウンターCNT1〜CNT
3Kのうちいずれか一つが計数される毎に上記カウンタ
ーCNT4は設定周期に対する計数値まで計数される。
そしてカウンターCNT4は入力された電流信号の所定
周期が過ぎれば再びクリアされて新しい電流信号の周期
から一定周期までの偶数波成分に対する情報が検出され
る毎に計数される。従って、電流信号の1周期に該当す
る情報が分析されながら高抵抗地絡事故に関連した偶数
波成分に対する情報が検出される毎に上記カウンターC
NT4では一つずつ増加されることになる。一方、ステ
ップ279ではカウンターCNT4のデータが高抵抗地
絡事故検出の判定に必要な所定の周期を設定値より大き
い場合にはステップ279aに進行しながらトリップル
ーチンを遂行し、これと逆にカウンターCNT4のデー
タが設定値より小さい場合はステップ270aにジャン
プする。
【0036】例えば、上記設定値が30日の場合にはカ
ウンターCNT4が30以上の場合に限りステップ27
9aに進行する。上記トリップルーチン(ステップ27
9a)ではカウンターCNT1〜CNT4の内容を分析
して高抵抗地絡事故に対する故障検出を判断する。即
ち、トリップルーチンでは上記の例でのように30周期
の電流信号を分析しカウンターCNT1〜CNT3にそ
れぞれ蓄えられたデータを分析して故障検出と判断され
る設定値と比較する過程と、各カウンターに蓄えられた
データが上記設定値より大きい場合配電線路上に高抵抗
地絡事故が発生されたことと判断する過程を通じて遮断
器又はリクローザー (recloser) を制御する信号を入出
力装置を通じて伝送し、これとは逆に各カウンターに蓄
えられたデータが上記設定値より小さい場合には高抵抗
地絡事故を検出するためステップ270にジャンプす
る。
【0037】このように上記実施例においては中央処理
装置(110)で故障検出アルゴリズムを遂行するのを
説明した。しかし、本発明では上記故障検出アルゴリズ
ムの遂行能力を増加させるためには乗法演算を速やかに
処理できる信号処理用プロセッサーを付加することがで
き、この際記憶装置(100)は中央処理装置(11
0)と上記信号処理用プロセッサーが共有するようにす
ると共に、上記共有記憶装置で同一データを呼び出す場
合実時間で処理されて同時に同一のデータを呼び出さな
いように構成する。
【0038】本発明では上記カウンターCNT1〜CN
T4をハードウェアのように構成することができるが望
ましくは記憶装置(100)の一定領域をバッファに割
り当て上記カウンタの機能を遂行できるようにするソフ
トウェアより構成する。即ち、信号処理用プロセッサー
は事故検出演算過程で多くの計算時間が要求される乗法
演算を複数回遂行しなければならないためこのような演
算処理を速やかに処理して実時間遂行が可能なるように
なるために乗法演算網を遂行する装置として演算プログ
ラムを蓄えているROMと演算のためのデータを蓄える
ためのデータ貯蔵用RAM及び演算処理中に発生される
データを一時的に蓄えるための計算結果貯蔵用RAMを
含む。
【0039】上記信号処理用プロセッサーを制御する信
号等は中央処理装置(110)で提供され、乗法演算遂
行のためのデータ等は記憶装置(100)のRAMで信
号処理用プロセッサーのデータ貯蔵用RAMで提供され
記憶して、このデータ貯蔵用RAMに蓄えられたデータ
は乗法演算プログラムを遂行する上記信号処理用プロセ
ッサーにより高速に処理される。上記プロセッサーで計
算された結果のデータは計算結果貯蔵用RAMに蓄えら
れると共に中央処理装置(110)はこの貯蔵用RAM
より上記データを提供され高抵抗地絡事故の事故検出演
算を実時間で遂行し地絡事故の発生を検出するのであ
る。
【0040】本発明は上記説明したように、三相四線式
配電方式に限られず入力変換器の入力電流信号の数を変
更することにより三相四線式配電方式にも適用され得る
ことは当技術に従事する人々には明らかなことであろ
う。
【0041】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば入力デー
タをDMA制御器によって直接メモリに伝送されるよう
にすることで中央処理装置での演算処理とデータ収集を
同時に遂行することができ、更に、信号処理用プロセッ
サーを利用して高速計算を遂行することができるため事
故検出演算を実時間で処理できるのみならず従来の如何
なる保護継電器も検出できなかった配電線路の不完全接
地による高抵抗地絡事故を検出でき配電線路の高抵抗地
絡による事故を未然に防止することができる。
【0042】共に、入出力装置を通じて地絡事故検出の
みならず制御信号を遮断器又はリクローザ (recloser)
システムで出力するようになるので事故及び制御に対す
る総合的保護継電システムを具現することができる利点
がある。更に、配電線路より提供されるA,B,C,N
相の電流をそれぞれ分析して高抵抗地絡事故を判定する
ので他のフィーダー (Feeder) の故障とを識別できるの
みならず各相の線路のうちどの線路が地絡されたかを正
確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高抵抗地絡事故検出装置の回路
図。
【図2】図1での中央処理装置が全体機能を制御する手
順を示すフローチャート。
【図3】図2での故障検出演算ルーチンの詳細フローチ
ャート。
【符号の説明】
10 入力変換手段 20 帯
域通過フィルター 30 マルチプレクサー 40 サ
ンプリングホルダー 50 A/D変換手段 60 D
MA要請信号発生手段 70 タイミングパルス発生器 80 バ
ッファ 90 DMA制御器 100 記
憶装置 110 中央処理装置 120 入
出力装置
フロントページの続き (72)発明者 マン−チョル・ユン 大韓民国、デージョン−シ、デーダック− ク、シンデ−ドン 170、チュゴン アパ ートメント 101−202

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線路のA,B,C,N相の電流を適
    切なレベルの電圧に変換する入力変換手段(10)と、 この入力変換手段(10)から提供される各信号をフィ
    ルタリングして必要な偶数高調波成分を容易に検出する
    ために所定の帯域の信号のみ出力する帯域通過フィルタ
    (20)と、 各相の電流信号に対する上記帯域信号を順次選択して出
    力するアナログマルチプレクサー(30)と、 このマルチプレクサーの出力を一時的にホールディング
    し、追って説明されるタイミンパルス発生器の出力パル
    スにより所定レベルの信号を出力するようにするサンプ
    リングホールダー(40)と、 上記サンプリングホールダー(40)の出力を毎周期当
    り64ポイントずつサンプリングし12ビットのディジ
    タル信号に変換するアナログ−ディジタル変換手段(5
    0)と、 この変換手段(50)の変換動作が完了するようになる
    とき上記変換手段(50)より出力される変換終了信号
    によって要請信号を出力するDMA要請信号発生手段
    (60)と、 上記マルチプレクサー(30)とサンプリングホールダ
    ー(40)及び変換手段(50)で所定のパルスを提供
    するタイミングパルス発生器(70)と、 上記アナログ−ディジタル変換手段(50)の出力を一
    時蓄えるバッファ(80)と、 上記DMA要請信号が入力されることによりDMA認識
    信号を発生すると共に上記バッファ(80)からデータ
    が直接記憶装置に提供されるようにデータ伝送を制御す
    るDMA制御器(90)と、 上記バッファ(80)の出力データと演算処理の結果で
    あるデータ及び故障検出アルゴリズムを蓄える記憶装置
    (100)と、 データ収集部及び事故信号検出部の種々な機能を制御す
    ると共に、故障検出アルゴリズムを遂行し、上記故障検
    出アルゴリズムは上記記憶装置(90)に蓄えられた1
    周期に相応するデータより偶数波パワーと奇数波パワー
    を計算し、偶数波パワーは、 【数1】 の式で求めると共に奇数波パワーは 【数2】 の式で求める過程と、 上記偶数波パワー及び奇数波パワーから奇数波パワーに
    対する偶数波パワーの比率を計算する過程と、 上記偶数波パワーに対する次の周期の偶数波パワーの変
    化量を計算する過程と、 各周期の数を計数して設定された周期数と比較する過程
    と、 上記偶数波パワーと偶数波パワーとの比率及び偶数波パ
    ワーの変化量を故障検出判断に対する設定値とそれぞれ
    比較する過程及び、 上記周期の数を計数する過程で計数された周期数が設定
    された周期数よりも大きい場合と上記故障検出に対する
    各設定値が上記計算過程で求められたデータよりも大き
    い場合、高抵抗地絡事故と判定する過程を包含する機能
    を遂行する中央処理装置(110)と、 ディスプレイ用キーボード及び外部システムを使用する
    オペレータが本発明の装置をチェックすることができる
    ように所定のデータを共用通信ポートを通じて外部シス
    テムに伝送すると共に遠方で共用通信ポートを通じてデ
    ータを入力する入出力装置(120)を含む高抵抗地絡
    事故検出装置。
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