JPH06341653A - 電熱マット - Google Patents

電熱マット

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JPH06341653A
JPH06341653A JP4335164A JP33516492A JPH06341653A JP H06341653 A JPH06341653 A JP H06341653A JP 4335164 A JP4335164 A JP 4335164A JP 33516492 A JP33516492 A JP 33516492A JP H06341653 A JPH06341653 A JP H06341653A
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tube
heating mat
cord heater
mat
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Mitsuhiro Yamamoto
光広 山本
Yukio Suyama
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S V P IND Pty Ltd
SVP IND Pty Ltd
Mitsuboshi Co Ltd
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MITSUBOSHI KK
S V P IND Pty Ltd
SVP IND Pty Ltd
Mitsuboshi Co Ltd
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    • F24DDOMESTIC- OR SPACE-HEATING SYSTEMS, e.g. CENTRAL HEATING SYSTEMS; DOMESTIC HOT-WATER SUPPLY SYSTEMS; ELEMENTS OR COMPONENTS THEREFOR
    • F24D13/00Electric heating systems
    • F24D13/02Electric heating systems solely using resistance heating, e.g. underfloor heating
    • F24D13/022Electric heating systems solely using resistance heating, e.g. underfloor heating resistances incorporated in construction elements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
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    • H05B3/34Heating elements having extended surface area substantially in a two-dimensional plane, e.g. plate-heater flexible, e.g. heating nets or webs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 戸外などで用いうる足元から暖めることがで
きる暖房器具を提供する。 【構成】 上層のチューブ4の下面に下層のチューブ6
を交差するように溶着した立体的な格子状のマット本体
1と、上層のチューブ4内に挿入したコードヒータ8
と、コードヒータ8のチューブ4から出ている部分およ
びマット本体1の周縁に被せられる周縁部材2とからな
る電熱マットAの構成。 【効果】コードヒータ8がチューブ4で保護されてお
り、しかも汚れにくいので、戸外などで立ち仕事をする
人を足元から暖めたりするのに好適である。また通気性
および適度な弾力性があるので、夏場は通電せず、オー
ルシーズンで使用しうる。簡易な凍結防止器具、融雪装
置としても使用しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は暖房ないし融雪用の電熱
マットに関する。さらに詳しくは、販売店のカウンター
内や台所などの立作業をする場所の床面あるいは壁面な
どに設置して暖房用に用いたり、あるいは凍結しやすい
路面や屋根などに設置して凍結を防止したり融雪用に採
用しうる電熱マットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、土足やスリッパで立ち仕事を
する屋外、三和土などの床面、あるいは水気がとんでく
る台所のリノリューム床などに対しては、床置き式また
は壁かけ式の電気ストーブや石油ストーブを床に置いた
り、壁に掛けて、放射熱により暖をとるようにしてい
る。他方、畳やカーペットあるいはフローリング床など
の、屋内の床に対しては、織物地のカーペット内に電熱
ヒータを組み込んだ電熱カーペット(ホットカーペッ
ト)が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記電気ストーブなど
は放射熱、すなわち赤外線による放射で身体を暖めるこ
とができるが、冷気が流れる足元を充分に暖めることが
できない。また屋外や三和土などの床面に対しても前記
電熱カーペットを用いることも考えられるが、汚れやす
い、織物地を傷める、熱が下に逃げるなどの問題がある
ため、実際上は従来の電熱カーペットをそのまま用いる
ことができない。
【0004】本発明はとくに屋外や三和土、コンクリー
ト、リノリュームなどの床面に対しても、従来の電熱カ
ーペットのように直接足の裏と接触して暖を与え、さら
に放射熱でも足元から暖を与えることができる電熱マッ
トを提供することを技術課題としている。本発明はさら
に、凍結しやすい路面の凍結防止および屋根などの融雪
に簡単に用いることができる電熱マットを提供すること
を課題としている。本発明はそのような電熱マットに好
適に採用しうる周縁部材を提供することをも目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電熱マットは、
(a)たがいに間隔をあけて配列した複数本の合成樹脂
ないしゴム製のチューブからなる上層と、(b)該上層
の下面に、上層のチューブと交差するようにたがいに間
隔をあけて配列して接合した複数本の合成樹脂ないしゴ
ム製の線材からなる下層と、(c)前記上層のチューブ
に挿入したコードヒータとからなることを構成上の特徴
としている。
【0006】このような電熱マットにおいては、前記下
層を構成する線材がチューブであるのが好ましく、さら
に前記コードヒータの発熱による温度に応じてコードヒ
ータに通す電流の入り切りないし大きさを調節するため
のコントローラを設けるのが好ましい。前記コードヒー
タは、上層のチューブの端部から外部に出したうえで同
じ側の端部から他のチューブに挿入することができ、そ
の場合は端部から出ているコードヒータと上層および下
層のチューブの端部とを包み込むための合成樹脂ないし
ゴム製の周縁部材を設けるのが好ましい。
【0007】本発明の電熱マット用の周縁部材は、合成
樹脂ないしゴム製の等断面長尺材からなり、開放側が内
側に向けられる扁平なコ字状断面の内周部と、該内周部
の外側に傾斜面が外側上方を向くように設けられる扁平
な三角筒状断面の外周部とを有することを特徴としてい
る。そのような周縁部材においては、前記内周部の内奥
部の上または下の角部に、段部を形成するのが好まし
い。
【0008】
【作用】請求項1の電熱マットのコードヒータに電流を
流すと、コードヒータが発熱し、上層のうちコードヒー
タが通っているチューブが加温される。そのため電熱マ
ットの上に立っている人は、足の裏を伝わってくる熱に
より暖められる。さらに上層が発する放射熱により、足
元全体が暖められる。上層は交差している下層により支
持され、合成樹脂ないしゴム製の下層が床面に接してい
るので、加温された上層から床面へ伝わって逃げる熱は
少ない。さらにコードヒータは上層のチューブ内を通っ
ているので、下層の弾力性と相まって上方からの落下物
の衝撃から保護される。
【0009】上方から落下してくる水分は、網状になっ
た上層のチューブの隙間および下層の線材の間を通って
下方に落ちる。さらに床面に水などが溜った場合でも、
下層があるので直接上層のチューブが水に漬かることが
ない。また通電の有無にかかわらず、立体的網状の構成
により適度な弾力があり、通気性が高いので、快適な使
用感がえられる。
【0010】請求項2の電熱マットにおいては、下層の
線材もチューブで構成しているので、断熱作用および衝
撃吸収作用が一層高い。請求項3の電熱マットは、コー
ドヒータの発熱温度に応じてコントローラが電流を調節
するので、常時快適な使用感がえられる。請求項4の電
熱マットは上層の多数のチューブを、いわば往復しなが
ら縫うようにコードヒータを配設しているので、配線が
単純であり、製造も容易である。さらにコードヒータの
チューブの端部から出ている部分は周縁部材によって保
護されているので、踏みつけても断線などが防止され
る。さらに周縁部材により上層と下層とが一体的に結合
されるので、溶着部が浅くてもしっかりと組立てること
ができる。
【0011】請求項5の周縁部材はコ字状断面の内周部
に上層および下層のチューブの端部を挿入し、戻りのコ
ードヒータを三角形状の外周部を通して配線することが
できる。したがって配線が錯綜せず、コードヒータ同士
が交差して局部的に高温が生ずる心配がない。請求項6
の周縁部材は、上層のチューブと下層のチューブの段差
を段部で吸収するので、電熱マットの上層の端部が並ぶ
側縁に対しても、下層の端部が並ぶ側縁に対してもそれ
ぞれ確実に、かつ安定して取りつけることができる。
【0012】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の電熱マッ
トの実施例を説明する。図1は本発明の電熱マットの一
実施例を示す一部切欠斜視図、図2は図1の電熱マット
の要部拡大斜視図、図3および図4はそれぞれ図2のII
I-III 線断面図およびIV-IV 線断面図、図5は本発明の
電熱マットにおける周縁部材の一実施例を示す断面図、
図6は本発明の電熱マットにおけるコントローラの一実
施例を示す斜視図、図7および図8はそれぞれ本発明の
電熱マットの他の実施例を示す要部平面図、図9は図8
の電熱マットにおけるコネクタの斜視図である。
【0013】図1に示す電熱マットAは長方形の網状の
マット本体1と、その周辺部に被せられる周縁部材2
と、コーナー部に取り付けられるコントローラ3とを備
えている。マット本体1は図2に示すように、比較的小
さい間隔をあけて平行に配列された多数本の合成樹脂製
のチューブ4からなる上層5と、その下面側に溶着され
ている多数本の合成樹脂製のチューブ6からなる下層7
とから構成されている。下層7のチューブ6は図3およ
び図4に示すように、上層5のチューブ4の間隔W1
りも大きい間隔W2 で、上層のチューブ4に対し直交す
るように、かつ互いに平行に配列されている。
【0014】上層および下層のチューブ4、6の材質は
電熱マットの使用温度範囲を考慮して選択される。たと
えば耐熱性軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなどの合
成樹脂、あるいはSBR、NBRなどの合成ゴム、さら
にはフッ素ゴム、フッ素樹脂なども使用される。チュー
ブ4、6同士は、熱溶着または接着などにより接合され
る。チューブの外径は、たとえば5〜15mm程度、内径
は3〜10mm程度が一般的である。上下のチューブ4、
6同士の噛み合いSは浅い方が好ましく、少なくとも上
層のチューブ4の空洞(図4の4a)があまりつぶれな
い程度にされている。たとえば上層および下層のチュー
ブ4、6の外径が5〜15mmのとき、噛み合いSは2〜
6mm程度が好ましい。なお下層7にはチューブ6に代え
て、中実の棒材を用いてもよい。
【0015】前記上層のチューブ4と下層のチューブ6
とを溶着したマットは、たとえば「アメニティーマッ
ト」の商品名で(株)三ツ星より市販(オーストラリア
からの輸入販売)されているものをそのまま、ないし多
少の変更を加えて使用することができる。
【0016】前記電熱マットAにおいては、さらに図1
〜2に示すように、上層5のチューブ4に、周縁部材2
が被さるチューブを除いてその内部にコードヒータ8が
挿入されている。コントローラ3から出てきたコードヒ
ータ8はチューブ4の一端から入り、他端から一旦外部
に出て、さらにU字状に湾曲されたうえで隣接するチュ
ーブ4の同じ側の端部から再び挿入され、全体として往
復交互に折返されながら平行に配列された上層5のチュ
ーブ4内を通っている。そして最終のチューブ4のコン
トローラ側の端部から出てきたコードヒータ8aは周縁
部材2の内部を通ってコントローラ3に戻っている。す
なわち1本のコードヒータ8は閉じたループ状に配線さ
れている。なおコードヒータ8はすべてのチューブ4を
通さずに、たとえば1〜2本おきに設けるようにしても
よい。コードヒータ8としてはポリ塩化ビニルなどを被
覆した抵抗線などの従来公知のコードヒータを用いるこ
とができる。
【0017】前記チューブ4にはコード状の温度センサ
9がコードヒータ8と一緒に配線されている。この温度
センサ9はチューブ4ごとに配線してもよいが、図2の
場合は、2本おきに通している。このような温度センサ
8としては、温度により抵抗値が変化するものを使用す
ることができる。このように電熱マットAのほぼ全体に
温度センサ9を通しめぐらせることにより、電熱マット
Aの全体の温度変化に対応できる。しかし1ないし数カ
所にバイメタル式あるいは熱電対式などの部分的な温度
を検出する温度センサを設けるようにしてもよい。
【0018】前記温度センサ9はコントローラ3内の増
幅素子を介して、コードヒータ8に流す電流のオン−オ
フ切り替えを行なうスイッチング素子に連結している。
それにより、電熱マットAの温度が所定の上限温度より
上がると電流を切り、下限より下がると再び電流を流す
ようにしている。さらに前記下限は操作レバー10など
で調節できるようにしている。したがって電熱マットA
の温度は操作レバー10で設定した温度に応じて所望の
温度を維持するように調節しうる。またこのような温度
調節機構により電熱マットAの異常高温を防止すること
ができ、安全である。そのような温度調節機構は従来の
ホットカーペットなどに用いているものと同じものを採
用しうる。
【0019】図6はコントローラの実施例を示す斜視図
である。コントローラ3は上下に分割されたケースと1
1、12と、下部ケース12の隔壁13内に収容される
コントロールボード14と、上部ケース11の外部に出
ている操作レバー(図1の10)などから構成される。
なお隔壁13の各角部には、ネジを通すための筒状のボ
ス15が一体に形成されている。前記隔壁13の外側の
L字状の部分16は、マット本体1のコーナー部および
周縁部材2の端部を挟み込んでコントローラ3をマット
本体1に結合する部分である。すなわち下部ケース12
の一側辺17には、下層のチューブ6を通すための半円
状の切り欠き18が下層のチューブ6のピッチに合わせ
て形成され、他方の側辺19には上層のチューブ4を挟
み込むための半円状の切り欠き20が形成されている。
なお図6の実施例においては、上部ケース12の側辺1
9の内側にも立壁21を設け、側辺19と立壁21との
間に一本の下層のチューブ6を挟み込むようにしてい
る。また側辺19の上縁の切り欠き20と立壁21の上
縁の切り欠き22に上層のチューブ4を通すようにして
いる。
【0020】また上部ケース11にも1本の下層のチュ
ーブ6を挟み込むための立壁23、切り欠き24、ネジ
を通すためのボス25などがそれぞれ設けられている。
ボス25は下部ケース12のボス15内に嵌入され、位
置合わせピンの働きを奏する。なお上部ケース11と下
部ケース12の間に形成されるスリットには、操作レバ
ー10がスライド自在に設けられている。さらに電流の
オン−オフ状態を示すためのインジケータ(たとえばコ
ントロルボードに取りつけた発光ダイオードなど)を外
部に露出させるように支持するべく、上部に開口してい
る筒状体27が立設されている。上部ケース11および
下部ケース12の幅の広い切り欠き28、29は、それ
ぞれ周縁部材3の端部を噛み込むためのものであり、幅
の狭い切り欠き28a、29aは電源コード29bを通
すためのものである。また符号SWは電源用オン−オフ
スイッチである。
【0021】図1に示すように前記周縁部材3は四角の
枠状の平面形状を呈しており、一か所のコーナー部はコ
ントローラ3を入れるために切り欠かれている。それら
の切り欠き部の端面はコントローラ3の隔壁13に当接
されている。図5に示すように、周縁部材3は上層のチ
ューブ4と下層のチューブ6を挿入するための断面が扁
平なコ字状の内周部30と、扁平な三角筒状の外周部3
1とから一体に構成された合成樹脂ないしゴム製の長尺
材である。このものは押出成形などで形成し、端部を4
5°に切断したうえで互いに溶着して四角の枠状に構成
しうる。
【0022】前記断面コ字状の内周部30の上面32と
下面33は比較的薄くして、踏みつけたときにあまり違
和感を感じないようにしている。また三角筒状の外周部
31も角部が違和感を与えないように外部に傾斜面を設
けるためのものである。内周部の内奥部の下側、すなわ
ち内周部30と外周部31とを区画する壁30aと下面
33の内面の角部には、下層のチューブ6の径と同じ高
さの段部30bが設けられている。そのためマット本体
1の上層のチューブ4の端面が並ぶ側の側縁(図1の短
辺側)に被せる場合は上層のチューブ4の端部を段部3
0bの上に乗せ、端面を壁30aの当接させて整列させ
ることができる。また下層のチューブ6の端部が並ぶ側
の側縁に嵌める場合は、下層のチューブ6の端面を段部
30bの側面に当接させればよい。そのため図5の周縁
部材3は安定してマット本体1に嵌めることができる。
【0023】また外周部31を空洞にしているのは、前
記コードヒータ8および温度センサ9の戻り部8a、9
aを収容するためである。なおこのように戻り部8a、
9aを他の部分と交差しないようにして全体を平面的に
配列しているので、交差部で部分的に温度が上昇するこ
とが避けられる。さらに部分的な高温を防いでいるの
で、コードヒータ8の被覆からチューブ側に柔軟剤が移
ることを防止し、コードヒータ8の硬化を防ぐことがで
きる。なおコードヒータ8および温度センサ9の戻り部
8a、9aなどには通常の導線を用いることができる。
【0024】前記実施例ではスイッチング素子や操作レ
バー10などを設けたコントローラ3をマット本体1に
固定するようにしているが、マット本体1に直接電源コ
ードを結合し、単にプラグの抜き挿しでオンオフ操作を
する簡易な構成とすることもできる。また図7に示すよ
うに、マット本体1に結合したコード(コードヒータと
温度センサないしその導線)34を介してコントローラ
3を連結するようにしてもよい。その場合、コード34
を長く延ばしてコントローラ3を壁に掛けるようにする
こともできる。
【0025】図8に示す実施例では、さらにコード34
をマット本体1に設けたコネクター35とプラグ35a
により着脱自在に連結している。このものは暖房が不要
な夏場はプラグ35aを外して単なるマットとして用い
ることができる。またコード34やコントローラ3と本
体1とを別個に収納できるので便利である。図9はその
ようなコネクター35の一実施例を示している。このコ
ネクター35の側面には前記周縁部材2の三角筒状の外
周部31内に嵌入しうる三角柱状の突起36が設けられ
ており、コネクター35とマット本体1との結合を確実
にしている。
【0026】上記のように構成される電熱マットAは、
たとえば駅構内の売店など、通常の暖房器具では充分な
暖房作用がえられない立ち仕事の場所、台所、工場内の
立ち仕事を要する場所などの床に敷いて用いると、足も
とから暖かくなるので快適である。また場合により、壁
に掛けて使用することもできる。さらに積雪地方の通路
や屋根などに敷いて簡易な融雪器具として用いたり、凍
結すると滑りやすい坂道に敷いて凍結防止器具として用
いることもできる。なお床に敷いて用いる場合は、45
0mm×1000mm、900mm×1200mm程度の大きさ
にするのが好ましく、通路に敷く場合はさらに長く、大
きくすることもできる。
【0027】前記実施例では製造が容易であるなどの点
で、いずれも長方形状のマット本体を示しているが、本
発明の電熱マットの形状はとくに長方形に限定されるも
のではなく、その使用場所などに応じて、たとえば円形
や三角形など、種々の形状を採用しうる。その場合、た
とえば上層のチューブをうず巻き状に配置し、下層のチ
ューブを半径方向に配設することもできる。また四角形
の電熱マットの場合でも、上層と下層のチューブ同士を
斜めに交差させて溶着してもよく、上層のチューブをう
ず巻き状に配置してもよい。その場合も形状に応じた周
縁部材を被せるのが好ましい。さらに上層のチューブに
セラミック粒子を含有させて遠赤外線の放射熱による暖
房作用を向上させるようにしてもよい。また周縁部材と
マット本体のチューブとの隙間にシール材を介在または
充填させて防水性を向上させるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明の電熱マットは上層のチューブ群
と下層のチューブ群とが、いわば立体的な格子を構成し
ているので、通気性が高く、適度な弾力性を有する。そ
してある程度の防水性を備えており、上層のチューブ群
にコードヒータを挿入しているので、売店、戸外、台所
などで足元から暖める暖房器具として快適に使用しう
る。さらに通気性および弾力性が高いことから、オール
シーズンに用いることができる。また凍結しやすい路面
の簡易な凍結防止器具として、あるいは屋根や道路の融
雪装置としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電熱マットの一実施例を示す一部切欠
斜視図である。
【図2】図1の電熱マットの要部拡大斜視図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】図2のIV-IV 線断面図である。
【図5】本発明の電熱マットにおける周縁部材の一実施
例を示す断面図である。
【図6】本発明の電熱マットにおけるコントローラの一
実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の電熱マットの他の実施例を示す要部平
面図である。
【図8】本発明の電熱マットの他の実施例を示す要部平
面図である。
【図9】図8の電熱マットにおけるコネクタの斜視図で
ある。
【符号の説明】
A 電熱マット 1 マット本体 2 周縁部材 4 チューブ 6 チューブ 8 コードヒータ 9 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 光広 大阪府大阪市天王寺区上本町5丁目3番16 号 株式会社三ツ星内 (72)発明者 須山 幸生 大阪府大阪市天王寺区上本町5丁目3番16 号 株式会社三ツ星内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)たがいに間隔をあけて配列した複
    数本の合成樹脂ないしゴム製のチューブからなる上層
    と、(b)該上層の下面に、上層のチューブと交差する
    ようにたがいに間隔をあけて配列して接合した複数本の
    合成樹脂ないしゴム製の線材からなる下層と、(c)前
    記上層のチューブに挿入したコードヒータとからなる電
    熱マット。
  2. 【請求項2】 前記下層を構成する線材がチューブであ
    る請求項1記載の電熱マット。
  3. 【請求項3】 前記コードヒータの発熱による温度に応
    じてコードヒータに通す電流の入り切りないし大きさを
    調節するためのコントローラを備えている請求項1また
    は2記載のマット。
  4. 【請求項4】 前記コードヒータが上層のチューブの端
    部から外部に出たうえで同じ側の端部から他のチューブ
    に挿入されており、該端部から出ているコードヒータと
    上層および下層の端部とを包み込むための合成樹脂ない
    しゴム製の周縁部材を備えている請求項1記載の電熱マ
    ット。
  5. 【請求項5】 合成樹脂ないしゴム製の等断面長尺材か
    らなり、開放側が内側に向けられる扁平なコ字状断面の
    内周部と、該内周部の外側に傾斜面が外側上方を向くよ
    うに設けられる扁平な三角筒状断面の外周部とを有する
    電熱マット用の周縁部材。
  6. 【請求項6】 前記内周部の内奥部の上または下の角部
    に、段部が形成されている請求項5記載の周縁部材。
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