JPH0634125B2 - 原稿移動装置 - Google Patents

原稿移動装置

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JPH0634125B2
JPH0634125B2 JP58149106A JP14910683A JPH0634125B2 JP H0634125 B2 JPH0634125 B2 JP H0634125B2 JP 58149106 A JP58149106 A JP 58149106A JP 14910683 A JP14910683 A JP 14910683A JP H0634125 B2 JPH0634125 B2 JP H0634125B2
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ランドルフ・パ−クス
ト−マス・ネイル・テイラ−
ジヨン・レイモンド・エリス
ロ−レンス・クレイグ・ハブラ−
スチ−ブン・ジエ−ムス・ウエンゼ・ジユニア
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は複写機の原稿移動装置、特に横方向整合を維持
しながらコンピュータ用紙を自動的に移送及び整合して
従来の個々の原稿用紙の横方向整合と両立して複写機の
プラテン上で複写を行う原稿移動装置に関する。
背景技術 電子写真装置及び他の複写装置が高速化し、さらに自動
化するにつれ、被複写原稿すなわち複写機の入力を高速
でしかも高信頼度で自動移動することが重要となってい
る。同一の原稿を繰返し自動的に送って整合する場合に
おいてさえも、さまざまな種類のサイズ、タイプ、重
量、材質、状態及び破損性もしくはその混り合った原稿
用紙が同じ原稿移動及び整合装置による紙詰りや摩耗お
よび破損を最少限にして送り、整合し、複写されること
が望ましい。従来の原稿移動装置と原稿との相違及び全
体的な不一致性のために特に問題を生じる原稿の一種に
ここで“CF”と呼ぶコンピュータ用紙がある。これは
典型的に従来のコンピュータプリンタの出力として供給
される半端なサイズの細長い用紙である。幅はいくつか
あるが従来両縁に沿って(近接して)12.7mm( 1/
2 インチ)間隔で移動用の規則的な孔を有している。一
般的にそれはジグザグもしくは“扇”状に折畳まれてお
り、そのためCF用紙は“ファンフォールド”とも呼ば
れる。
低速複写機においても少くとも半自動的な原稿移動を行
って、操作者が原稿を複写機の原稿移動装置の入力へ
“流れるように供給し”、原稿移動装置が複写位置に対
する原稿の最終的な直進、整合及び送りを自動的に行い
次に原稿を自動的に排出することがますます望まれてい
る。しかしながらコンパクトで低コストの複写機の場合
には適正な原稿移動装置も簡単で、低コストでコンパク
トでなければならない。
望ましい原稿移動装置は複写機の外部透明複写窓(プラ
テンとして知られる)を含む既存すなわち一般的な従来
の複写機の光学結像装置を使用したものである。また原
稿移動装置は枢軸等により容易に取外して操作者が本を
含む原稿を従来のように手で同じ複写プラテン上に配置
できるようにすることが望ましい。従って、より軽量な
原稿移動装置が望ましい。原稿移動装置に使用されるよ
うな手動複写に対しても同じ整合縁すなわち位置が得ら
れることも望ましい。
本説明において原稿“用紙”という用語は従来の薄い
紙、プラスチックもしくは代表的な個々の画像基板(元
すなわち前のコピー)等であり、一般的に処理が遥かに
容易なマイクロフィルム又は、電子画像原画は含まれな
い。“単一”原稿または複写紙は用紙の一面のみに頁及
び像を有するものであり、“二重”原稿または複写紙は
両面に頁及び像を有するものである。ここでCFに関し
て使用されている“頁”とは一枚の複写紙上に複写され
るCF用紙のセグメント、部分、フレームもしくは非分
離用紙である。これは必ずしもそうではないがしばしば
CF用紙を個々の用紙に“分離”するために設けられた
“パーフ(perfs )”として知られる部分的な横スリッ
ト間の領域に対応している。本装置はCF用紙の複写に
対してこのような分離すなわちバースティングを必要と
しないが、このような予め分離されたCF用紙とも両立
している。
ここに示すのは前記半自動原稿移動装置(SADH)の
例である。しかしながら本発明に従った装置は個々の用
紙の互換性のある予照合複写にも使用することができ
る、すなわち再循環原稿移動装置すなわち“RDH”か
ら供給される再循環原稿を自動的に多重複写し、特に1
978年3月21日付ディー.ジェー.ステンメルの米
国特許第4,080,063号;1980年7月15日
ジェー.グェンサーの米国特許 第4,212,457号;1979年12月4日付アー
ル.シー.ホルツハウザーの米国特許 第4,176,945号に開示された二重モード(RD
H/SADH)もしくは非予照合もしくは後照合と互換
性のあるものに使用できる。
被複写プラテン上の正確な位置に個々の原稿用紙をより
早くより正確に自動供給し、整合することが望ましい
が、特に原稿を歪ませず(幾分回転させ)及び/もしく
は停止する原稿の縁を破損することなくこれを達成する
ことは難しい。原稿用紙はサイズ、重量、厚さ、材質、
状態、湿度、経年変化等が広範に変る。原稿には巻き込
み、しわ、裂目、”耳折れ”、切抜、むら取り、割付台
紙、テープ、ステープル、接着領域その他の不整がある
ことがある。一般的に同じバッチから出され同じ一連の
紙から切り取られ従ってほとんど正確に同じ状態及びサ
イズである複写紙と違って、原稿用紙は異なるバッチか
ら出され経年変化や湿度状態等が異なるためいろいろ変
化しているため同じ“標準”サイズ(例えば手紙サイ
ズ、法定サイズ、A−4、B−4、コンピュータフォー
ム等)でも著しく異なることがある。しかも原稿詰りや
原稿破損を生じることなく各原稿を正確に整合位置に一
致させながら、サイズや種類の混った一組の個個の原稿
を自動的もしくは半自動的に高速供給、整合及び複写す
ることが望ましい。
自動原稿移動にとって最も達成が困難な条件の一つは原
稿を適正な複写位置に正確且つ信頼度高くしかも安全に
整合することである。従来原稿は複写機プラテンに対し
て予め設定された整合位置において原稿移動装置により
自動的に中央整合もしくはコーナ整合(複写機による)
することが望ましく、原稿の2つの直交縁を複写機プラ
テンの2本の整合線と正確に一致させて原稿が複写機の
光学系及び複写紙整合装置と正確に一致することが望ま
しい。この整合精度は常に1mm以内とすることが望まし
い。原稿が適正に整合されないと後のコピーに望ましく
ない暗縁及び/もしくは縁陰像が生じたり、原稿の縁付
近の情報が失われる、すなわち複写紙に複写されないこ
とがある。
引用技術に示すように原稿移動装置には原稿を複写機プ
ラテン上で移動させて整合及び整合解除するさまざまな
装置が設けられている。このような移動装置のさまざま
な組合せが透明複写窓に対して適正な位置において原稿
を整合して複写するさまざまな整合装置と共に知られて
いる。典型的に原稿はそれをプラテンの一つの縁もしく
はそれに隣接するゲートもしくはストップに対して駆動
させることにより整合される。これは一列のフィンガー
もしくはローラニップもしくは一つの垂直面を突出させ
それに対して用紙の一つの縁を駆動させて隣接させ用紙
を整合するようにすることができる。このような整合の
重要な機能は移動する原稿の歪みを直す、すなわちその
整合位置を決定及び制御するのみならずそれを適正に回
転させて整合線と一致させることである。
前記したようにプラテンの一つの縁に沿った一列の固定
もしくは引込可能な整合フィンガもしくはゲート原稿停
止縁を設けて、原稿を複写位置に物理的に整合するのが
一般的である。これによって移動の危険性が低減する、
すなわち原稿送りのスリップや歪みを調整及び修正する
ことができる。原稿移動は明確な歪み直し及び完全整合
が達成されるまで整合縁止めに当接する原稿の先端に対
して簡単にスリップするように設計することができる。
同じプラテン移送給紙機を使用して下流プラテン縁にお
いて原稿の先縁を整合するのみならず、複写の前後にプ
ラテンに対して原稿を駆動させて載せたり降したりする
ことができる。替りに給紙機を反転させプラテンの上流
縁の固定整合縁に原稿を後退させることにより原稿の後
縁を整合することができる。
従属装置を含むある種の原稿移動装置において、プラテ
ン上で原稿の側面整合すなわち横方向位置決め、すなわ
ちプラテン上の2軸で原稿の位置決めを行う装置が使用
されている。ある場合にはこの横方向整合はプラテンの
上流で行うことができるが、“コーナー整合”型複写機
の光学系に原稿を最も正確に整合するには同時にプラテ
ンの一方側の固定横方向整合端に対して原稿を積極的に
横方向に整合させることが望ましいこととして知られて
いる。
このようなプラテン上への原稿用紙送り及び整合装置の
きびしい制約は、原稿用紙を高信頼度で供給するには充
分な摩擦を有しなければならないがプラテンとの間に原
稿が無い場合にはガラスをこすったり摩耗してガラスを
通した結像が影響を受けることなくプラテンガラスに対
してスリップしなければならない。一般的にこれらは原
稿が整合縁止めにより停止されている時に原稿に対して
スリップしなければならない。同様にプラテン上の移動
によって“ショーアラウンド”問題を生じてはならな
い。すなわち特に普通より小さい原稿の場合に複写中に
原稿の縁を越えて延在する移動の可視部により複写紙上
に望ましくない暗領域や暗像が生じてはならない。この
ためローラや多数のベルトの替りに一本の大きな白エラ
ストマベルトが多くの原稿移動装置に使用されるように
なったが、このような1本のベルト装置は送りと整合の
信頼度との間に固有の矛盾がある。これは1980年9
月24日付ダブリュー・ジェー・パーチグナットのU.
S.S.N. 第190,113号に開示されており、その技術は以下
の文に参照として引用されている。
もう一つの制約すなわち妥協は原稿送り装置の原稿セッ
トすなわち原稿束からプラテン上の整合位置までに原稿
用紙が斜めに進む事(スキュー)を最少限とする原稿移
動装置が非常に望ましく、それは整合位置において修正
(直進)を必要とするスキュー量を低減するためであ
る。しかも通常両立はしないが原稿の整合中に原稿のス
キューを最大限とする、すなわち整合縁と一致するよう
に駆動される時に原稿を自由に直進修正できることも望
ましい。原稿上を余分に縁案内が引きずらないようにす
ることも望ましい。
ここに開示した実施例の個々の特徴のいくつかについ
て、一つの形状の“フローティングスキー”(整列面に
対して複写紙を引き寄せる摩擦給紙ローラを付随した平
面、重力浮動用紙バックル抑制板)が1978年5月2
日付ジョーン・エッチ.ルーニの米国特許第4,08
7,087号及び第4図とその関連説明である1980
年8月21日付ダブリュー.ピー.ククッカ等の米国特
許出願第180,073号(D/80139)に開示さ
れている。選別箱の側壁及び端壁に対して複写紙を駆動
させるもう一つのこのような“スカッファホイール”フ
ィーダ及び付随する重力負荷補助“スキー”板が198
0年8月21日付ステフェン・エイ.ラインハルト等の
米国特許出願 第180,184号の第5図に開示されており、その対
応EPO出願第81303835.3号がEPO公告第
0046675号として1982年3月3日に公告され
ている。
また持上可能な原稿クランプ内の開口内を延在するプラ
テン(平板光反射複写裏板)から原稿を排出する原稿供
給ホイールローラが例えば前記米国特許第4,335,
954号及び1975年6月10日付トマス・アーム.
クロスの米国特許第3,888,585号に開示されて
いる。
プラテン上の原稿整合及び直進修正を有する再循環原稿
移動装置のいくつかの例が1982年6月22日付ラッ
セル・エル.ヘルプスの米国特許第4,335,954
号;1981年8月14日付アール.ビー.サヘイの米
国特許 第4,278,344号;1981年7月2日付ティ.
ジェー.ハムリンの米国特許 第4,270,746号及び1978年2月28日付エ
ム.ジー.リード等の米国特許 第4,076.408号に開示されている。
前記米国特許第4,335,954号には横方向原稿整
合装置が記載されている。
原稿のスキューすなわち端整合力を出す異なる直径の給
紙ローラすなわち斜めに給紙するローラの後記するもう
一つの特徴が例えば1975年7月8日付ケー.エム.
ボイドの米国特許 第3,893,662号;1965年4月6日付ティ.
ジェー.ミッチェル等の米国特許 第3,176,980号;1976年2月3日付ケイ.
ケイ.スタンジの米国特許 第3,936,046号;1978年9月5日付ダブリ
ュ.ピー.キャサーの米国特許 第4,111,412号;1979年12月8日付ジェ
ー.エッチ.ローズの米国特許 第4,179,117号及び1980年11月1日付で
特公昭第55−140446号として公告されたエス.
キクチの日本国特願昭第54−48712号に開示され
ている。横(側面)整合アングルホイール46及びベル
ト36原稿供給機も1982年3月30日ジー.エス.
コブスの米国特許第4,322,160号及びここに引
用する他の参照例に開示されている。
また後述する他のコーナー原稿整合装置も参照された
い。
比較的狭い中央送りベルトを有する複写機のプラテン上
に原稿用紙を送って整合することが1975年10月2
9日付イーストマンコダック社の(シー.エム.ブルッ
クス等の)英国特許第1,411,550号及び197
8年2月28日付シー.ナイト等(ゼロックス社)の米
国特許第4,076,233号に開示されている。後者
はプラテンを2つの別々の領域に接触させるベルト支持
ローラを含み、ローラのうちの整合材40に近い方は移
動可能である。米国特許 第4,171,128号(アービン); 第4,183,519号(ハリス);及び 第4,213,603号(ペファー等)にはベルトでは
なくローラを使用したさまざまなオーバプラテン原稿用
紙送り装置が記載されている。米国特許第4,171,
128号には複写機プラテンの原稿送り装置が開示され
ており、そこではローラ対装置を使用して原稿をプラテ
ン上に移動させている。明らかにローラ対は原稿の異な
る位置に対して別々に係合できる。
第4,183,519号には原稿用紙整合装置が開示さ
れそこでは一対のローラ20を使用して原稿を引込可能
なフィンガに対してプラテン上の整合位置に移動させ
る。第4,213,603号はそのために二対のローラ
を使用している。
コンピュータファンホールド(CF)用紙を被複写原稿
として複写機のプラテン上に送ることは特別な問題を生
じる。このような用紙は一般的にコンピュータのライン
プリンタ出力から生じる。それは通常最も標準的な用紙
サイズよりも幅広く、従来円型の孔が両端に沿って1
2.7mm(1 1/2 インチ)間隔(中心間)で延在して
いる。これらの孔は用紙をスプロケットもしくはピンで
送るために設けられている。用紙は典型的に一部有孔の
非分離部分のジグザグもしくは“ファンホールド”の束
として折畳まれている。多くの場合CFウェブをバース
トすなわち分離するのは望ましくなく、しかも多くの場
合特に従来のサイズの複写紙上に縮少複写したい場合に
はCF用紙のセグメントの個々の複写紙を整合するのが
望ましい。
通常CFウェブはスプロケットホイールもしくはCF用
紙の両縁に沿った孔と嵌合するピンを有するベルト
(“牽引(tractor )”もしくは“キッダ”駆動)とス
リップすることなく直接機械的に送られる。このような
コンピュータフォームフィーダ(CFF)のさまざまな
例が従来技術で知られており、そのいくつかを以下に引
用する。しかしながら複写機にこのようなピンもしくは
牽引送り(tractor feeder)を使用することの重大な欠
点は、このような送りは明らかに従来の打抜穴の無い原
稿用紙を送ることができず、従って従来の自動原稿移動
装置と互換性がなく別々に使用する別々の装置を要し余
分な費用がかかる。CF及び従来の原稿と互換性を持た
せるために摩擦供給を使用した互換性のある原稿送りが
いくつか試みられている。(例を以下に引用する。)し
かしながらこのような非スプロケットCF用紙送りは連
続複写用紙ではなく個々の複写紙上に行う場合に被複写
CF用紙部を整合して維持するというもう一つの問題が
生じる。ピン駆動CFFの場合ピン駆動装置、例えばス
テップモータの増分前進はスリップが無く初期整合のみ
を必要とするためCF用紙の増分前進に等しい。しかし
ながらこれは摩擦原稿駆動装置の場合には正確ではな
い。
興味があるのは複写機のCF原稿送りの次の2つの参照
例である。
すなわち英国ハンプシャ州、ハバント、ホームウェルの
インダストリアルオポチャニティ社の“1978年9
月”の“リサーチディスクロージャ”の第17322号
第40〜43頁、特に第6〜7図の実施例には摩擦(ピ
ン無し)CFもしくはシート駆動及びCF孔計数が開示
され、もう一つはジェセフ ダブリュ.ワード及びラッ
セルジー.ショレーダの1982年3月23日発行(1
979年9月17日付ファイル)米国特許第4,32
0,960号である。前記刊行物はイーストマンコダッ
ク社の日本国実開昭第55−18300号として198
0年2月5日に公開され1978年7月12日付で出願
され放棄された米国特許出願第924,040号により
優先権を請求されている日本国実用新案と同じ開示と思
われる。特許第4,320,960号には複写機の牽引
スプロケット駆動コンピュータフォームフィーダ(CF
F)が開示されている。しかしながらそれはある制御機
能のためにコンピュータ用紙の縁に沿った孔を感知して
使用する。それは制御した方法でコンピュータ用紙を自
動的に複写機プラテンに送るゼロックス“9400”複
写機原稿移動補助装置に関連している(前記特許 第4,320,960号と同じ出願日付の非常に類似し
たCFFの開示が米国特許 第4,264,189号;第4,264,200号;第
4,299,477号及び 第4,313,672号に記載されている)。
CF孔感知を行わない複写機のスプロケット(ピンもし
くは牽引)駆動CFFの他の例が1969年5月27日
付エイ.エム.ヒッチコック等の米国特許第3,44
6,554号(“インチウォーム”もしくは“2400
CFP”送りとして知られている);1974年4月1
6日付ステファン エイ.ジャシンスキの米国特許 第3,804,514号;1974年8月27日付エ
ル.エス.カルピセクの米国特許 第3,831,829号;1976年8月10日付タブ
リュ.エイ.サリバン等の米国特許 第3,973,846号;1976年8月31日付ジェ
ー.アール.カサノ等の米国特許 第3,977,780号;1976年11月30日付ジ
ョージ ジェー.ザーラドニク等の米国特許 第3,994,426号;1976年12月14日付マ
サヒロ アイザワ等の米国特許 第3,997,093号;1978年3月21日付エ
ム.エイ.マラコフスキの米国特許 第4,079,876号;1978年5月2日付エム.
シー.ヴァンドンゲンの米国特許第4,087,172
号;1981年11月17日付アール.クラークデュボ
イス等の米国特許第4,300,710号;1982年
6月15日付エル.イー.ジェー.ローソン等の米国特
許 第4,334,764号;及び1978年4月17日付
ジョーン エフ.ガードナー及びロバート エル.グレ
コの放棄された米国特許出願第896,877号(D/
77201)に対応する1979年10月31日EPC
特許出願 第79300627.1号のEPO公告 第0005043号に開示されている。前記特許第3,
804,514号には手で取外してCF送りを行うこと
ができる個々の従来の原稿用紙のための整合縁止めが開
示されている。前記原稿送りのいくつかは原稿送り機構
自体の発生するパルスをカウントしてその停止及び起動
を制御する。
前記“リサーチディスクロージャ” 第17322号の他に既知の複写機の非スプロケットす
なわち摩擦CF原稿送りにはゼロックス社の“310
0”“LDC”及び“3107”複写機及びその“ゼロ
ックス連続カセット(XCC)”ロール送り複写用紙補
助装置及び1978年4月25日付クレイブ エイ.ス
ミス等の米国特許第4,086,007号のそのCF補
助装置に関する開示及び1980年3月4日付リチャー
ド エイ.シーッキの米国特許第4,191,467号
が含まれる。また1980年10月14日付エーチ・エ
イ・マセンゲール等の米国特許 第4,227,803号も注意を要する。これらの複写
機及びその原稿移動装置は二重機能動作が可能である、
すなわちCF用紙のみならず個々の従来の原稿も複写す
るが本装置に較べて固有の限定すなわち欠点がある。
マイクロフィルムカメラ用の他の非スプロケット駆動摩
擦CF送りも知られており、例えば1966年6月14
日付ディ.ディ.コールの米国特許第3,255,66
2号及び1966年12月6日付ジー.アール.ダース
ネイの米国特許第3,289,529号がそうである。
必ずしも明確にCF複写を開示せずに従来のプラテンで
はなく移動原稿露光装置を使用した他の原稿送りを限定
付きでそのため使用することができ、例えば1963年
2月5日付エイ.ジェー.セラサニ等の米国特許第3,
076,392号がそうである。
しかしながらCF用紙が単に連続的に結像部(すなわち
固定光学走査スリット)上を移動する場合には、CF用
紙の選定可能部分を個々の複写紙上に適正に整合して複
写することが困難もしくは不可能である。それは一つの
CFフレームもしくはセグメントの一枚以上の複写を所
望する時にCF用紙の完全な1フレームもしくは1部分
を1枚のみもしくは数枚の複写紙上に繰返し自動的に複
写することである。CF用紙には一つの原稿先縁しかな
いため、その後の用紙フレームに対しては従来の先縁整
合は使用できない。またこのようにして原稿送り誤差を
修正することもできず、その後の原稿フレームに対して
は累積される。またそれらは直結されているためピッチ
距離すなわちCFフレーム間の間隔は変えることができ
ない。CF用紙の横方向誤整合すなわちスキュー送りも
累積しがちである、すなわち送られるCF用紙の長さと
共に増大する。さらにこの種のCFF装置は多重複写に
特に望ましい静止した個々の原稿用紙の全フレーム(全
サイズプラテン)複写と直接両立しない。
別の技術分野例えば規則正しい孔もしくは他の縁マーク
指標を有する他の用紙の供給において、例えば1967
年5月9日付ウォルターレノルドの米国特許第3,31
9,051号及び1975年11月11日付ピータノッ
パーの米国特許第3,919,560号に開示されたこ
のような用紙の供給位置制御装置が知られている。
角を成した摩擦ローラを含み全体的にコーナ(先縁のみ
ならず側面も)が設けられた原稿用紙整合を行う原稿送
りが知られている。例えば1975年4月15日付ウェ
ルナ エフ.ホプナーの米国特許第3,877,804
号;1981年3月24日付ウェイン アール.スミス
のゼロックス“3109”複写機に関する米国特許 第4,257,587号;1981年5月12日付ウィ
リアム イー.クレーマ及びフランク ピー.マリノフ
スキのゼロックス“3300”複写機に関する米国特許
第4,266,762号及びそこに引用された参照例が
そうである。
挿入される普通より大きな原稿を検出してゲート動作を
抑止する原稿センサ及び入力整合ゲート装置を開示した
もののうち興味あるのは1979年1月2日付ジョーン
エフ.ゴーロンスキ等の米国特許第4,132,40
1号である。
従来の原稿移動装置及び原稿径路スイッチを含むその制
御装置を記載した他のさまざまな特許の例は米国特許第
4,054,380号;第4,062,061号;第
4,076,408号;第4,078,787号; 第4,099,860号;第4,125,325号;第
4,132,401号; 第4,144,550号;第4,158,500号;第
4,176,945号; 第4,179,215号;第4,229,101号;第
4,278,344号及び 第4,284,270号である。前記及び他の特許及び
さまざまな市販の複写機から判るように複写機の原稿移
動装置の従来のマイクロプロセッサ論理回路及び複写機
の制御機能及び論理に対する簡単なソフトウェア命令が
良く知られており使用されている。複写機の制御器マイ
クロプロセッサに接続されるかもしくはその一部をなす
読取専用メモリ(ROM)もしくはプログラム可能な
(PROM)ハードウェアにこのようなソフトウェアを
備えることが望ましい。しかしながらここに記載する原
稿移動機能及び制御器は他の適正なもしくは既知の論理
回路、スイッチ制御器等を使用して従来どおり複写機内
に組込むことができる。ここに記載する機能のソフトウ
ェアはもちろん使用する特定のマイクロプロセッサもし
くはマイクロコンピュータに従って変えることができる
が、当業者にはここに記載した実験を行うことなく容易
に利用もしくは容易にプログラムすることができる。
原稿送り及び位置決め論理及び制御技術はまた特に複写
機の原稿送りのために駆動され制御されるサーボモータ
の特許を含んでいる。例えば1973年10月30日付
ブイ.ロデックの米国特許第3,768,904号;1
975年6月10日付ブイ.ロデック及びアール.ティ
クノールの米国特許第3,888,579号;1977
年1月4日付アリバーオンの米国特許 第4,000,943号;1981年8月11日付ジェ
ー.ダブリュ.ドートンの米国特許 第4,283,773号;1979年3月13日付ジェ
ー.エム.ドノヒューの米国特許 第4,144,550号(特にCal.53等);及び1
982年1月12日付ジェー.エル.コニンの米国特許
第4,310,236号がそうである。
また複写機の紙詰り検出に関して複写紙径路に沿って配
置された2個以上のスイッチ間を複写紙が通る時間を測
定して、前記時間が予め設定された時間を越える場合
(2個のスイッチもしくはその間のどこかで複写紙が紙
詰りしていることを示す)に紙詰り信号もしくは複写機
遮断を起動することも知られている。一例が1978年
4月18日付エス.ヤマオカ等の米国特許 第4,084,900号に開示されている。
ここに引用する参照例は別もしくは替りの詳細、特徴及
び/もしくは技術的背景を適正に教示するために取り入
れられている。
発明の要約 同じ原稿移動装置により互換性を有して従来の原稿用紙
を送って同じプラテン上で複写を行う原稿移動装置によ
り適正な横方向(側縁)整合を行いながらコンピュータ
用紙の個々の頁、セグメント、セクションもしくはフレ
ームを個々の複写用紙上に自動的に複写することがここ
に開示する装置の一般的特徴である。
操作者が原稿移動装置を修正もしくは操作することなく
自動的にこのような二重入力互換性を与えることも本発
明の特徴である。
送られる複写用紙と自動的に横方向整合に行って維持す
るようにCF用紙の送り制御を行うことも本発明の特徴
である。
さまざまな個々の用紙との横方向整合と完全に両立する
横方向整合装置によりその幅に無関係に送られるCF用
紙の側面端すなわち横方向整合を維持することも本発明
の特徴である。
ここに開示する特徴は複写機の複写プラテン上にコンピ
ュータ用紙を送る原稿移動装置を提供することであり、
コンピュータ用紙のスプロケット孔を使用することなく
プラテン上で用紙送りを横切る方向でコンピュータ用紙
を横方向に整合する装置を特徴としており、それはプラ
テン上をコンピュータ用紙の送り方向に延在する横方向
整合端と、前記横方向整合縁に対して横方向にコンピュ
ータ用紙を摩擦押進する第1のコンピュータ用紙摩擦送
り装置と、前記プラテンから外れた下流に配置され前記
第1のコンピュータ用紙摩擦送り装置と協働してコンピ
ュータ用紙に回転力を加えて前記横方向整合縁に対して
コンピュータ用紙を押進する第2のコンピュータ用紙摩
擦送り装置とを有している。
これにより、ローラ等のプラテン上に配置された第1の
コンピュータ用紙摩擦送り装置のみを備えていた従来の
原稿移動装置に比べて、この発明に係る原稿移動装置で
はプラテンガラスに傷が付き難くなる。つまり、第1の
コンピュータ用紙摩擦送り装置のみでコンピュータ用紙
の充分な横方向整合を行なおうとすると、それに要求さ
れる摩擦力は大きくなるので、紙切れ等のときそれによ
ってプラテンガラスが傷付けられるおそれがある。これ
に対し、補助的な第2のコンピュータ用紙摩擦送り装置
をプラテンから外れた下流に配置することにより、コン
ピュータ用紙を横方向整合端へ押圧するのに必要な力の
一部がプラテン上から外へ逃される。従って、プラテン
上に位置するローラ等の第1のコンピュータ用紙摩擦送
り装置に要求される摩擦力が低減され、もって、紙切れ
等があったとしてもプラテンガラスはそれによってほと
んど傷付けられなくなる。
ここに開示する方法及び装置により独立的にもしくは組
合せて得られる特徴としてさらに、前記第2のコンピュ
ータ用紙摩擦送り装置がプラテンの下流端に隣接しコン
ピュータ用紙の送り方向を横切して別々に配置された複
数の駆動ローラニップ対を有することを含み、前記ロー
ラニップ対の少くとも一つが他のローラニップ対とは幾
分異った有効ローラ径を有し前記横方向整合端の方向に
駆動されるコンピュータ用紙にスキュー力を維持し;前
記複数のローラニップ対は前記横方向整合端の線と直角
に一致する軸上にあり、前記横方向プラテン整合端と近
接する少くとも一つの前記ローラニップ対は幾分大きな
有効径を有しその結果前記横方向プラテン整合端から離
れた他のローラニップ対よりも幾分速い用紙送り速度を
有し、有効径の前記相違は前記第2のコンピュータ用紙
摩擦送り装置により前記プラテンから排出される原稿を
実質的にスキューしたり前記原稿の再スタッキングと干
渉しない程充分小さく;前記第1のコンピュータ用紙摩
擦送り装置は前記横方向プラテン整合端に対して幾分角
度を成してコンピュータ用紙の送り方向に前記プラテン
上を回転駆動される摩擦原稿送りローラ装置を有し;さ
らにコンピュータ用紙が前記横方向プラテン整合端上を
駆動されるのを防ぐようにされたプラテン重畳原稿クラ
ンプ装置を含み、前記横方向プラテン整合端はコンピュ
ータ用紙の一端の固定下部切り取り端保持チャネル部材
であり;コンピュータ用紙の送りは前記第1及び第2の
コンピュータ用紙摩擦送り装置と前記横方向プラテン整
合端により完全に制御され;前記横方向プラテン整合端
はコンピュータ用紙の一縁の固定下部切り取り端保持チ
ャネル部材であり;前記第1及び第2のコンピュータ用
紙摩擦送り装置及び前記横方向プラテン整合端はコンピ
ュータ用紙と互換性を有して従来の個々の原稿用紙を送
ることができ;前記横方向プラテン整合端はコンピュー
タ用紙の一端の固定下部切り取り端保持チャネル部材で
あって前記横方向整合端により与えられる機械的障壁に
前記コンピュータ用紙の一辺を横方向に整合し、コンピ
ュータ用紙の先端以外は用紙送り方向に機械的障壁を挿
入することなく前記第1及び第2のコンピュータ用紙摩
擦送り装置を増分停止することにより前記コンピュータ
用紙をその送り方向に整合する。
発明の実施態様 第1図〜第13図に示す原稿移動装置の実施例は本記載
において述べてある以外は従来と同じとすることがで
き、従来の適正ないかなる複写機にも載置することがで
きる。ここに開示されているのは従来の複写機プラテン
複写のための半自動オーバプラテン原稿移動装置(SA
DH)10であるが、CF用紙もしくは用紙の束から遂
次手動もしくは自動的に送られる従来の原稿用紙セット
は自動的に複写機プラテンから送り出され、整合され
(直進修正も含む)次に複写され次にプラテンから自動
的に外される(排出される)。
この原稿移動装置10は一連の個々の用紙もしくはCF
用紙もしくはその混ざったものを同じ非スプロケット、
原稿送りを有する複写機プラテンへ操作者が変えること
なく送出する、すなわちどのタイプの原稿を送り込むか
のみに従ってSADHモードからCFFモードへ自動的
に操作及び機能を切り替える。CF用紙の先端部は自動
的に自己通過され(操作者の他の動作を要することな
く)先縁が最初に入力に挿入された後に送られて整合さ
れ、正規の原稿用紙に使用される(プラテン下流縁上
の)同じ高くした整合縁位置において自動的に整合され
る。サイズオーバーした原稿の後縁を検出するセンサ
が、原稿を入れたときに、切断された用紙でなく連続紙
が送られていることを装置10に知らせる。次に孔感知
コンピュータフォーム送り(CFF)モードに自動的に
切り替る。前記後縁センサ及びCF孔検知器がCF用紙
が送られていることを装置10に知らせると、CF用紙
全体が増分送りされる時にこの整合ゲートが自動的に降
され入力予整合ゲート及び送りローラは開いたままとな
る。逆に正規サイズの個々の原稿が送られると整合及び
予整合ゲートが閉じて次の原稿用紙及び後の各原稿用紙
を整合する。CF用紙増分の整合制御はCF用紙内の非
パンチ、ミスパンチもしくは破損縁スプロケット孔、及
び用紙送りスリッブの補償論理を含みそれは整合信頼度
及び制度を実質的に改善する。
コンピュータファンホールド用紙は1枚の用紙に使用さ
れる同じ非スプロケット(非牽引)摩擦駆動により二重
モード(SADH/CFF)装置10に送られる。CF
用紙の後に続く選定された個々のセグメントを増分送り
して整合する制御には感光装置により用紙のスプロケッ
ト孔を確認して計数し、前記サーボ駆動摩擦送りにより
それと共に用紙の各増分前進をコントロールすることを
用いる。この送りは非パンチ用紙送りと完全に互換性が
ある。CF用紙を含む全原稿は簡単な非クリティカル
“スキー”補助アングル“スカッファホイール”を含む
摩擦駆動を使用してプラテン上に送られ縁整合される。
CF縁孔は孔計数検知器及び摩擦駆動出力ローラと共に
この同じスカッファホイール駆動による選定増分内のC
F用紙の前進(下流)送り方向の動作の論理制御のみに
使用される。この摩擦駆動はスプロケット駆動を要する
ことなく原稿移動径路を通るCF用紙の頂縁整合を追跡
し維持する。それは制御された方法で増分量だけサーボ
駆動されてCF用紙を増分する。この同じスカッファホ
イール送りはまた異なる適正な時間だけ駆動されること
により完全に互換性を持って個体原稿用紙を送り出して
整合する。
いいかえれば開示された半自動原稿移動コンピュータフ
ォーム送り(SADH/CFF)10は従来の複写機プ
ロセッサの頂部に施回載置可能な簡単な一体装置である
が、共通素子により2つの主要機能を与える。SADH
モードにおいてそれはその入力部すなわちトレイ内に挿
入された1枚の原稿用紙を受けとり、これらの原稿用紙
をプラテンガラス上に移動しそれらを端部を整合して複
写する。プロセッサにより所望数の複写が行なわれた
後、SADHは原稿用紙をプラテンから外して機械の左
側の捕捉トレイに積重ねる。この処理は全原稿を複写す
るまで繰り返される。CFFモードにおいてCF用紙フ
ァンフォールドの束はプロセッサの頂部のSADH/C
F入力の右に置かれる。CF用紙の第1用紙すなわち頁
は1枚の原稿用紙と同様に原稿移動装置に挿入される。
通常の使用者は変更や調整を行う違いや必要性に気ずか
ない。複写機の“スタートプリント”釦を押下すると、
この第1CF頁は自動的にSADH動作モードで送られ
個々の原稿に使用するのと同じ装置によりSADHモー
ドでプラテン上に整合され複写される。CF用紙の余分
な長さ(許容できる個々の原稿用紙の長さよりも長い)
は入力領域において感知される。第1の用紙セグメント
を送り出すと原稿移動装置10はCFのスプロケット孔
の存在を自動的に確認し、後に続くCFの頁を複写する
ために自動的に用紙の割り出しを始める。増分すなわち
インデクスの量(距離)は従来の公称CFセグメント
(例えば22スプロケット孔すなわち28cm(11イン
チ))に対応して予めプログラムされ、選定された増分
すべき小さいもしくは大きいCF用紙セグメントに対し
ては、操作者によりオーバライドすなわちプログラムが
調整される。排出されたCFウェブは複写後複写機の左
端に取りつけられた従来のワイヤフォームバスケット内
に積重ねることができる。
本装置は装置10内に挿入される原稿のタイプに無関係
に完全に自己通過及び自己整合される。装置10は基本
的にCF用紙の最初のセグメントをあたかも個々の原稿
用紙のように処理し、従ってその点においてそれがCF
用紙かどうかを知る必要はない。その情報は第2以降の
CF用紙セグメントのみに対して本装置に必要とされ、
その時までに装置は原稿が普通の大きさより大きいもの
であり妥当なスプロケット孔を有し自動的にCFFモー
ドに切り替えられていることを自動的に決定する。
送られる原稿のタイプすなわちCF用紙であるかあるサ
イズの個々の原稿用紙であるかに無関係に、同じ入力、
すなわち入力トレイ12に送ることができる。2個の僅
かに異なる内縁横予整合位置合せ縁13及び13aをト
レイ12内に設けることができ、一方は正規の原稿用で
あり、他方はCF用紙用でありCF用紙予位置合せ縁1
3aはプラテン20の横整合端30に一層接近して位置
合せされておりそれよりも高い。いずれかのタイプの原
稿の先縁は一般的に入力すなわち予整合ゲートフィンガ
18と一致するまで駆動入力ローラ14と下側のアイド
ラローラ16間の開放ニップを介して入力トレイ12上
に挿入される。これら全ての素子はプラテン20の上流
にある。タイプのいかんにかかわらず原稿の先縁がこの
ように挿入されその内縁がトレイ12のプレアライメン
ト縁13もしくは13aに対していると、上流すなわち
原稿入力スイッチ22が起動する。スイッチ22は軽量
の透明な機械的フィンガもしくはフラッグを有すること
が望ましく、原稿先縁により押し上げられると従来の光
線/光検出器スイッチを遮断する。こうして基本的に非
機械的スイッチが与えられるが、従来の光検出器スイッ
チと異なりスイッチ22は透明もしくは開口部を有する
原稿の存在に応答する。
特に第9図を参照すると、一度スイッチ22が起動して
複写機が起動すなわち“スタートプリント”モードとな
ると、装置10の制御装置100により初期送りサイク
ルが開始される。この初期すなわちフィードインサイク
ルは装置に挿入される原稿のタイプに無関係に同じであ
り、操作者の操作やスイッチングを必要としない。2個
の重畳する入力ロール14が降りてニップをとじ、駆動
され、ゲートフィンガ18が持ち上って予整合ゲートを
開き、それは全て駆動装置24の一部を有する適当なす
なわち従来駆動及びカム機構を介して簡単な交流電動機
M1を前進方向に駆動することにより行われる。重畳す
るプラテンクランプ26は同じ駆動装置24の他の部分
によりカム32及び34を介して予め持ち上げられてお
り(第6図及び第7図のみならず第1図も参照)プラテ
ン20上に原稿を低摩擦送りするための空間を与える。
原稿はタイプに無関係にロール14によりプラテン上に
送られる。次に原稿の先縁は直流サーボモータM2によ
り駆動されるプラテン上のスカッファローラ28と係合
する。ローラ28はプラテンの横整合縁30に比較的に
接近して間隔がとられており、それに対して僅かな角
度、例えば約7゜で回転駆動するように載置されてい
る。こうしてスカッファローラ28は主として原稿を前
進駆動(引張り)し続けるが、また原稿を横(側面)に
摩擦押進して横整合端30と横方向の係合を行う。原稿
が正規サイズであればその後端は入力ローラ14から出
てこの点においてローラ28のみによって制御される。
CF用紙の場合にはローラ14のニップ内にとどまりC
F用紙の先端が整合端の位置に到達するのに充分な一定
の送り距離だけ回転し続け、次にローラ14ニップカム
が開いていずれの場合にもモータM1は自動的にオフと
なる。
第8図に示すようにこの側面整合端30はわずかに下部
が切り取られてあり、トラップを設け且つ原稿の端の境
界チャネルを設けて原稿の端が整合端30を越えて横方
向に駆動されるのを防止ししかも原稿がプラテン上を下
流すなわち主送り方向に妨げられずに移動できるように
する。これを助けるためここでプラテンクランプ26は
均一に持ち上げられないようにされている。むしろ第8
図に示すようにまた夫々第6図及び第7図の持ち上げカ
ム32及び34の直径の違いにより、平坦な原稿クラン
プ26の持上げは側面整合端30(もしくは何物にも)
に非常に僅かに直接隣接しており原稿端が整合端30に
乗り上げたりそこから脱出するのを防止する。しかしな
がらクランプ26の残りは整合端30からより遠くに作
動する大きいリフトカム34により、より高く、すなわ
ちプラテンからより遠く持ち上げられる。こうしてプラ
テンクランプ26のこの非平面的持上げによりその下を
通る原稿の低摩擦全径路が与えられるが、側面整合端3
0の隣接領域内に整合されている原稿の側面の精密な制
御を維持する。
スカッファローラ28の駆動の元でプラテン上のさらに
下流に駆動されている原稿の先端はプラテン20の下流
端に沿って原稿先端整合装置40の整合フィンガ42に
隣接及び一致するように駆動され、前記フィンガ42は
この時点においてソレノイドにより原稿径路内に持上げ
られている。この移動において原稿はキックオフすなわ
ち排出ローラ36の下を通過し、それはこの時点におい
てそのソレノイド46により径路から外へ持上げられ
る。装置10の始動時間すなわち前記フィードインサイ
クルの開始時から原稿の先端が持上げられた下流整合フ
ィンガ42に到達して駆動係合するまでの充分な時間が
制御装置100によって与えられる。
一方上流のまたは入力のスイッチ22は制御装置100
により信号を発生し続ける。原稿の後端が先端の通過後
にあまり早くスイッチ22を通過すると、装置は適正に
マニュアルで複写されるべき小さ過ぎる原稿、すなわち
送り方向の寸法が入力ロール14とスカッファローラ2
8間の距離よりも短い原稿を感知して、装置を遮断する
すなわちジャムもしくは不適正な原稿信号を出す。検出
された原稿が個々の用紙でありその長さが適正である場
合、すなわち原稿の終端がスイッチ22をタイミング良
く通過することにより原稿の後端が感知されると、原稿
移動装置10はその制御装置100により自動的にSA
DHすなわち個々の1枚の原稿動作モードにとどまる。
一方複写のためにプラテン上において下流整合ゲート装
置40に対して原稿の先端が整合される時にスイッチ2
2がまだ起動していると、すなわち適正な原稿用紙の後
端が感知されていないと、スイッチ22の連続起動によ
り用紙入力の存在が示され原稿移動装置10は自動的に
CF用紙動作モードに切り替る。(CF動作モードが得
られない場合には、スイッチ22は替りに大きな原稿も
しくはジャム表示器として使用されて装置10を遮断す
る。) この点において個々の原稿用紙、もしくはCF用紙の最
初のセグメントもしくはフレームは下流整合縁42及び
横整合端30に対してプラテン20上で適正にコーナ整
合され原稿は複写準備完了となる。次にモータM1はそ
の駆動装置24により自動的に原稿入力送りロール14
を再び持上げ入力ゲートフィンガ18を解除する。そこ
に原稿が存在しない場合にはフィンガ18はその初期予
整合ゲート位置に重力降下する。しかしながらCF用紙
が存在して入力領域に延在している場合には、フィンガ
18は僅かな重力により単に原稿上にそれを破損するこ
となく来て停止する。外側のフィンガ18aは幾分長く
してCF用紙と実際に接触している唯一のものとし、通
常ゲートフィンガ装置の残りを保持しているすなわち他
の全てのフィンガ18がCF用紙と接触していないこと
が望ましい。
この時(整合後)モータM1は反対方向に駆動されても
う一つの機能を達成する。これにはカム32及び34の
回転及びそのスプリングの装着によるプラテンクランプ
26の降下が含まれ、その結果クランプ26は原稿を平
らに押圧して複写を行う。(原稿の裏側に対するスカッ
ファホイール28の摩擦スリップ力はクランプが降下す
る前にそれをその整合位置に保持する。)モータM1に
より駆動されるこの同じ機構24はまた特に第1図に示
すリンク機構によりカクシャッタ装置44を回転させて
プラテンクランプ26内の開口上の白い光学シャッタを
閉じ、その中をスカッファロール28及びキックオフす
なわち排出ローラ36が延在してその動作を行う。一方
これらのローラ28及び36は第1図、第2図、第3
図、第4図及び第5図に示し且つ第8図に概要を示す機
構24によりプラテンクランプ26及びプラテン20よ
りも高く持上げられている。(ここでキックオフローラ
36の持上げもソレノイド46により制御される。)送
りローラ28の上昇及び降下(係合)はモータM1によ
って行われるが、その駆動(回転)はサーボモータM2
によって行われる。次に原稿は従来通り、望ましくはフ
ラッシュ照光により迅速に複写される。
機構24をモータM1の同じ反転方向に継続して(さら
に)駆動させ次に前記動作を反転させる、すなわちプラ
テンクランプ26を持上げると、ホイールシャッタが開
いてキックオフローラ36が降下し(CFFモードを除
く)スカッファローラ28は原稿用紙と係合する。一方
整合フィンガ42は先端整合装置40に対してソレノイ
ドを消勢することにより降下して原稿径路から外れる。
こうしてローラ28及び36は共にその接続サーボモー
タM2により高速原稿排出モードで駆動される。クラン
プ26の持上げ(及びロール14の前の持上げ)は第9
図に示す位置スイッチの起動により適正な割当時間内に
確認される。これらのスイッチの起動はまた所望の各動
作が完了するたびにモータM1を停止するのに使用され
る。
この第1頁複写の後に装置10がSADHモードにある
場合のみ、前記入力装置はモータM1を前進方向に駆動
することにより次に再作動してローラ14を降下させ回
転させて次の個々の原稿用紙に送る。装置10がCFモ
ードにあるとこれは行われず、入力ロール14ニップ及
びゲートフィンガ18は用紙の残り全部に対して開いた
ままであり、後記するようにローラ14を使用すること
なくCF用紙の(接続)上流部をプラテン上に送る。
動作に戻って原稿の先端がプラテン20から外れるよう
に駆動されていると、それはモータM2により駆動され
る直接隣接下流取出ローラ50のニップに送られる。ま
たこの排出動作において原稿の側面領域は光学的CF孔
検出器すなわちスイッチ52を通過する。スイッチ52
はプラテン上の側面整合端30に対して位置合せされ、
その結果CF用紙が前記整合端30に対して位置合せさ
れているとそれが送り出される時CF用紙のその一縁に
沿ったスプロケット孔は中央で前記CFスイッチ52と
位置合せされる。センサ52は制御器100に接続され
ており、後記するようにその中に記憶されたデータ及び
原稿送り駆動の測定された送り動作と比較されて、適正
な(妥当な)CFスプロケット孔が下を通過してCFス
イッチ52を起動させる適正な時間間隔を決定する。C
F孔間の12.7mm( 1/2 インチ)標準距離が判って
おり、CFスプロケット孔の標準サイズが判っており、
スプロケット孔によるスイッチ52の起動時間及び起動
数は用紙がそれを通過することにより判明し、スイッチ
52の位置は一定であり、且つモータM2CF用紙駆動
動作が判っている(サーボ制御される)ため、CF用紙
の識別と位置は後記するように一定データ基準及び制御
器100内の簡単な従来のクロックカウントダウンメモ
リカウントを使用して制御及び整合される。特別な回路
は必要としない。
CF用紙が装置10に送り込まれていると、その(機械
的に整合された)第1部分から第1コピーをとった後C
Fスプロケット孔間の妥当な(適正サイズの)CFスプ
ロケット孔及び妥当な間隔(適正距離)の存在を検出す
ることによりそれが実際にCF用紙であるかどうかをC
F検出器52及び制御装置100が決定する。この初期
CF用紙決定が行われると装置10はそのCFF動作モ
ードを継続してCF用紙を自動的に増分送りし、後記す
るように用紙全体が送られるまでその選定増分長部分を
複写する。一方CF検出器52及び制御装置100がこ
の初期送りにおいて(例えば定常状態信号を与えるスイ
ッチ52により)CF用紙が送られていることを認めな
い場合には(送りミス、もしくは非CF原稿ではない大
きなサイズを示す)ジャム表示を替りに与える。CF用
紙終端がスイッチ22により検出され残りの用紙が複写
され排出された後装置は自動的にそのCFFモードから
SADHモードに戻る。
さらにスカッファローラ28による原稿の送り及び整合
に関して、これは実質的にクランプ26の別々の“スキ
ッド”すなわち“スキー”部27を延在するローラ28
により補助される。“スキー”27は独立的に載置され
重力が負荷された平面部材であり、オーバオールクラン
プ26の矩型下流/横縁コーナ部を有している。このス
キー27はスキーの重量及びプラテンに近いことを利用
してスカッファホイール28により送り整合される原稿
部分に“フロード(floats)“してその座屈を制限及び
防止するのを助ける。クランプ26はまた一般的に平面
状の光学的に均一な光反射面とすることが望ましい。第
3図に示すようにスキー27はその上流端がクランプ2
6へ枢着若しくは近接されることが望ましく、これによ
りクランプ26の一部が持ち上げられてその下に原稿を
送る場合にも下流整合端フィンガ42に向って下向きに
傾斜する。整合縁に直接隣接するスキー27の下流リッ
プはまたプラテンに向って幾分湾曲してそのホールドダ
ウン効果を集中させ(また原稿先端が整合フィンガ42
上に駆動されるのを防止し)その上流のスキー27との
摩擦を低減する。スキー27の領域は最小被複写標準原
稿よりも小さく制限されており、スキー27とクランプ
26の残部との間の交差もしくは分離による“ショウー
アラウンド”の影を複写しないようにする。これはスキ
ー27及びクランプ26の縁を適正に丸くするすなわち
輪郭をとることにより助長される。すなわちこれらの縁
は適正に輪郭をとって複写紙上に暗線としてプリントア
ウトされる(原稿で“透き通す”)端の影を低減する。
さらに取出しローラ50に戻ってこれらはアイドラに対
応して配置された複数個の駆動ローラを有し摩擦ピンチ
すなわちニップ駆動を与える。一度ローラ50がCF用
紙を捕えると、それらは後の全ての用紙の動作に対する
主送出力となる。2個のインボード(側面整合端30に
もっとも近い)ローラ50は他のローラよりも幾分大き
い、例えば直径がおよそ 1/2 mm大きい。これによって
プラテン下流にコンピュータフォーム送り機構、即ち第
2のコンピュータ用紙摩擦送り装置が与えられ、それは
またCF用紙に回動力を与え駆動スカッファローラ2
8、即ち第1のコンピュータ用紙摩擦送り装置と協働し
てCF用紙の上流部を横整合端30に対して押進させ、
それは同時に協働して同じCF用紙を同じ整合端30に
対して横方向に摩擦押進させる。これらの取出ローラ5
0は全て横整合端30の線に直角な同じ軸上に共通に位
置合せされている。いいかえればローラ50の直径の差
によりCF用紙上の回転カップルはその上流部を整合端
30及び入力縁案内13aに対して回転すなわち捻る
(すなわちその上にスキュー力を与える)。CF用紙に
対しては特別な横整合の補助が重要であり、それはその
長さ及び質量によりスカッファホイール装置28自体等
の単一オーバプラテン機構の場合にCF用紙の全体の送
り出しに対する適正な横方向整合の維持が非常に困難に
なるためである。ローラ50はホイール28と実質的に
同じ送出速度(およそ1%速い)で同じモータM2によ
り駆動される。ローラ50ニップは全送出サイクルにわ
たって閉じられるが、ジャム解消のために手動で開くこ
とができる。
原稿移動装置10がSADHすなわち単一の個体原稿動
作モードであれば、各原稿の後端が取出ローラ50によ
りプラテンから外された後下流すなわちプラテン整合フ
ィンガ42は原稿径路内に継続的に持上げられ次の原稿
の先端の明確な機械的整合を行う。しかしながら原稿移
動装置10がCFモードにある時はいつでもCF用紙全
体の送出に対して整合フィンガ42は連続的に降下して
原稿径路から外れる。こうして全ての個々の原稿用紙は
機械的な端整合装置40によりプラテン上に機械的に整
合することが望ましく、この装置は不適正で且つ用紙を
破損し易い第1セグメントの後の全てのCF用紙セグメ
ントに対して非作動とされることが望ましい。
さらにキックオフすなわち排出ローラ36に関してその
機能はいかなるサイズの個々の原稿もしくはCF用紙の
先端(のみ)を整合縁42から取出ローラ52のニップ
内へ明確に送るのを保証することのみである。こうして
それは予め設定された短時間に対してのみ駆動されてこ
れを達成し、通常裸のプラテンガラスに対しては進まな
い。CFFモードにおいてソレノイド46の動作はキッ
クオフローラ36に第1のCF用紙セグメントの送出を
低下させることのみである。すなわち最初の(先縁)用
紙のローラ50ニップセグメントへの送出のみであり後
のCF用紙の送出には関らない。SADHモードにおい
てそれは各原稿用紙の排出に対して降下して簡単に動作
する。これはSADH及びCFF動作モードのもう一つ
の相違点である。キックオフローラ36はスカッファロ
ーラ28よりも高い標準力を有し、著しい上流ウェブ送
出抵抗がある場合にも第1のCF用紙セグメントがロー
ラ50のニップ内に押込まれるのを保証する。
複写されるCF用紙の後の部分すなわちセグメントはS
ADHモードと全く異なる動作モードにより自動的に増
分送出されるCFモードに整合される。CF動作モード
はスプロケット孔の検孔及び計数及び前記検孔及び計数
情報を有するCF用紙のサーボ制御増分送出を利用して
いる。CFFモードはCF用紙の適正部分(予選定長)
がローラ50により送出されるまでサーボモータM2を
回転させることにより選定用紙増分を自動的に送出し、
次に電気的に計算された整合位置においてモータM2の
動的制動により用紙を停止させ、その用紙セグメントを
複写し、全CF用紙がそのように増分送りされて複写さ
れるまでこれらのステップを繰返す。制御器100の操
作者制御スイッチを単に設定することにより各増分動作
内で所望長の用紙を送ることができる。こうしてCF用
紙送りはCF用紙の切離し線間に一つの増分のみを送る
ことに制限されない。しかしながら前記したように制御
器100は例えば異なる操作者の入力が存在しない場合
に、増分当り標準22スプロット孔CF用紙を送るよう
に自動的に予調整することができる。スイッチ52を通
って計数されるスプロケット孔の数は後記するスリップ
補償整合精度改善及び確認装置を使用して送られる数と
比較され適正な増分距離を与える。
次に本装置の詳細に関してこのようなコンピュータファ
ンホールドインデクスを処理する場合に、このCFF動
作モードに対して与えられたインテリジェントサーボC
F用紙増分駆動装置の例について検討する。前記するよ
うにCFF複写に対しても複写される第1のファンホー
ルドセグメントはあたかもSADHモードオリジナルで
あるかのように高い機械的整合ゲート42位置に送られ
る。しかしながらこの点から整合はサーボ装置の責任と
なる。サーボモータM2に収められた増分デジタルエン
コーダはモータM2の回転量の監視に使用される。これ
はモータM2の回転増分当り既知のパルス数を発生する
簡単な従来のパルス発生器とすることができる。一方フ
ァンホールド(CF用紙)端孔は整合位置の下流に配置
された検知器すなわちセンサ52を使用して監視され
る。センサ52からのこのCF用紙位置帰還はインデク
スの全行程の実際のファンホールド位置を監視するのに
使用される。(各増分CF用紙すなわちウェプ動作)。
原稿移送モータM2エンコーダ帰還及び原稿位置帰還の
この組合せを使用して、ファンホールドの速度及び位置
をサーボ装置ソフトウェアにより正確に制御することが
できる。この補償技術の用紙駆動ロール50及び28の
交差及び変動をオフセットすることができ、後記するよ
うに用紙駆動スリップの著しい可変量の原因となる。
CFFモードにおいて各用紙増分に対する所望の用紙停
止位置は選定用紙増分すなわちインデクス長に依存し、
それは送る前に予め設定される定数である。この情報は
相対停止位置を確立するため、CFFルーチンは一定の
所定距離をこの値から減算し、各増分送りに対して関心
のある点を確立する。これは基本的に選定されたウェブ
増分内の予め設定された既知の孔数、例えば22に対す
る検出されたスプロケット孔数をカウントダウンするこ
とにより達成される。しかしながら後記するように計数
不能なミスもしくは詰った孔に対するウェブ距離がこの
装置に対しても計数すなわち補償される(一行内の計数
されないスプロケット孔が3個以上でない限り)。
サーボモータM2、従ってそれに接続されたウェブ送り
ローラ50及び28は各ウェブ増分ステップ中プログラ
ムされた制御方法で駆動される。ウェブは最初制御され
ながら早速に加速され、ウェブセグメント動作の大部分
に対して平坦な公称定速度に調整される。ウェブの増分
の終りに近ずくとウェブ送り装置はその主ウェブ増分速
度から早速に減速し、モータM2を一部動的に制動する
ことにより遥かに低いステップ速度となる。そのしばら
く後にウェブがこの低い定速度で移動している時に装置
はその最後ウェブ停止位置を監視開始する。最終停止位
置は望ましくは不揮撥性メモリ内に記憶されている孔補
償ルーチン、整合調整値及び原稿長の値に依存する。一
度停止(整合)位置に達すると装置は動的に制動され停
止してその後の指令を待つ。原稿クランプ26がモータ
M1により下げられその整合されたCF用紙セグメント
の選定数の露光が行われる。
しばしばCF用紙内のいくつかのスプロケット孔はパン
チされていなかったり詰っていたり、裂目やクリンチマ
ークが挿入して歪んでいたり、あるいはCF用紙の引裂
もしくは折れ曲り領域が存在するため、インテリジェン
トCFF装置はこれらの整合エラー状態を認識ししかも
所望の送り機能を継続してファンホールドを適正に整合
するのに充分なほど精巧とすることが望ましい。開示さ
れた装置は、大概の状態−従来のいかなる種類の精密な
非スリップスプロケット孔駆動装置によってもCF用紙
が駆動及び整合されない状態ですら−、上記のように作
動する。このシステムは正確に整合するためのスプロケ
ット駆動装置を必要としない。
クリンチマークに関していくつかの商用のフォームがク
リンチャ駆動により送られ、それはCF用紙のスプロケ
ット孔間の領域内にクリンチマークとして知られるもう
一つの孔をあけることができる。後記するようにこのよ
うなクリンチマークはスプロケット孔を光学的に検出及
び計数するため非常に複雑になる。
本装置によりCF用紙すなわちファンホールドは非スプ
ロケット送り装置(摩擦もしくはピンチロール駆動)に
より駆動されファンホールド内の孔は位置情報に依存し
ている。こうして位置エンコーダを付随するマイクロプ
ロセッサ制御直流サーボ駆動モータを有する場合にも、
有効な装置には孔の欠陥補償のみならず摩擦駆動機構の
スリップ補償が必要である。
センサを使用してファンホールド内のスプロケット孔を
検出するこの用紙位置技術はスプロケット孔を適正に検
出及び確認するサーボ装置の能力に依存する。ここで孔
の確認はスプロケット孔と思えるものの先縁がセンサ5
2により検出されてからその同じ孔の終端がセンサ52
を通過するまでの間のモータM2エンコーダ位置パルス
を計数(累積)することにより一部達成される。スペー
スの終端(孔の後縁)が標準最大スプロケット孔径に対
応するスペースの始り(孔の先縁)の検出によるモータ
エンコーダ位置パルスの適正なプリセット最大数プラス
センサの許容誤差及びトラッキング公差内で検出される
と、それが後記する他の(並列)確認基準に合致する場
合には妥当なスペースすなわち孔とみなしてカウントさ
れる。
(パーフに隣接する)標準CF用紙セグメント内の最初
及び最後の孔は通常他のスプロケット孔よりも幾分大き
い。孔を確認する最小パルスカウントも前記最大カウン
トの他に設定することができる。これは標準最小スプロ
ケット孔のカウントよりも小さい、すなわち横孔整合を
調整するゆとりや他の公差が引かれる。しかしながらそ
れは小さな裂目やクリンチマーク、切り離し(分離)線
カット(パーフ)、ステープル孔等を拒絶(無効)す
る。エンコーダパルスのカウント及び孔の確認等は従来
の個別のIC望ましくは従来の複写機マイクロプロセッ
サによりリアルタイムで論理的に行われる。スプロケッ
ト孔が確認されると、確認された孔の後縁がセンサを通
過する時に(孔の先端からの“ローからハイ”信号と反
対に)センサ52の“ハイからロー”への変化信号出力
を使用して後記するように後の論理ステップを開始する
ことができる。センサ52自体は用紙送り方向を横切し
ておよそ3mm(0.11インチ)離れた二重平行IRビ
ームを有し二重光検出器が共通“OR”出力に接続され
ていることが望ましく、全径ではなく孔の側面の弦を見
ることにより孔の“視界”を失ったり孔を小さ過ぎるよ
うに“見る”ことなくセンサ位置に対するウェブ孔の幾
分かの横方向誤整合を補償する。
次にCF用紙整合装置に戻って(制約はされないが)実
質的な用紙送りスリップ量(スプロケット孔当りおよそ
7mm(0.275インチ))を後記する技術により完全
に補償することができる。原稿増分が一定長であるもの
とすると、その長さはモータM2エンコーダ位置パルス
の等価一定数によりあたかもスリップが無いように表わ
すことができる。CF用紙原稿が各孔の等距離の仮想ス
ペースすなわちゾーンに分割されていると、所与の時点
において各孔はそれ自体のスペースすなわちゾーン内に
入ると言うことができる(第10図及びその説明参
照)。実際の公称一定距離である前記各ゾーンは駆動モ
ータエンコーダパルスの所定数に等しくすることができ
る。(例えばゾーン当り250パルス)。こうしてそれ
自体の割当てられたゾーン内のどこかでセンサ52によ
りCFスプロケット孔が検出されている限り、サーボソ
フトウェアはそのサーボ駆動が考える用紙の位置に関し
てその時原稿が実際にはどこにあるかをパルス計数する
ことによって知り、従ってスリップをうまく補償する位
置にある。すなわちこのような確認された孔の後縁が検
出されるとサーボ装置はその孔がその割当ゾーン内のど
こにあるかだけでなく用紙が整合するその孔から実際に
どれだけ離れているかを知る。
前記したようにゾーンはゾーンカウンタ内でウェブ孔の
予想変位の12.7mm( 1/2 インチ)をカウントする
モータM2上のエンコーダを使用して確認されるが、用
紙孔は実際には整合の下流にあるセンサ52により検出
される。こうして用紙送りスリップはセンサ52の実際
の原稿用紙位置が常に用紙駆動モータM2上のエンコー
ダからの位置帰還表示よりも遅れていることを意味す
る。こうしてもし存在する場合用紙孔は常にスリップ量
に比例して明白に上流に(用紙移動方向と反対)押戻さ
れているセンサ52により見い出される。こうして前記
ゾーン概念の利点をとってスリップを最大限に補償する
ために、ゾーンカウンタ内に公称ゾーン境界が設定すな
わち確立され、従って正規状態(ノンスリップ)の元で
ゾーンは予想孔のすぐ前で開始され次の孔に非常に接近
して終る。こうして孔はそのゾーン内に大きなスリップ
距離の“窓”を有し、スリップが生じる場合には検出す
ることができる。すなわち後記計算のように各ゾーン内
に大きな許容可能スリップが与えられる。
各ゾーンすなわち孔ピッチは孔間の12.7mm( 1/2
インチ)距離に等しいため、その値はD=12.7mm
(0.50インチ)となる。公称孔径(Dhole)は3.
81mm(0.150インチ)である。Dleadは1.91
mm(0.075インチ)に選定されており、Dleadはゾ
ーン境界が孔の先縁前方に設定される距離である。D
slip(最大検出可能スリップ)は次のように算出された
孔の後縁からゾーンの後縁までの距離である。Dslip
−Dhole−Dlead=0.50−0.150−0.0
75=7mm(0.275インチ)。
こうして孔がそのゾーン内の全Dslip距離の上流端に滑
り戻されている、すなわち用紙が1ホールピッチ内の駆
動エンコーダパルスカウントに対して7mm(0.275
インチ)以上スリップしていない場合には、一つのゾー
ン内で検出可能なスリップの最悪の値が存在する。
全用紙増分がスリップし用紙自体内の孔間の間隔は常に
12.7mm(0.50インチ)であるため、この最悪の
スリップの後の全ての孔は次の孔も含めて同量だけスリ
ップしている。後の孔は各ゾーン内の可能な最悪位置に
スリップして、元のゾーン境界が維持されている場合に
はそのゾーン内の検出可能なスリップが許容される。こ
の問題を補償するために妥当ではあるがスリップした孔
が検出された時及び所から自動的にゾーン境界が調整、
すなわちリセットもしくは変化される。次のゾーン境界
がゾーン計数内の新しい位置にリセットされて、次の孔
は全体で6.99mm(0.275インチ)のスリップゾ
ーンを有しその中で検出される。Dcompは一定(固定)
値であり、妥当な孔が夫々検出された後に元のゾーン境
界位置を新しいゾーン境界に変えるのに使用される。新
しい境界は前のゾーン境界ではなく最終に検出された孔
の後端位置からおよそDcompだけ間隔がとられている。
こうしてスリップはDslip以下に自動的に補償される。
compは常に12.7−3.81−1.905≒7mm
(0.275インチ)である。しかしながらゾーン内で
妥当な孔が検出されていない場合には、次の孔のゾーン
境界はそのようにはリセットされずむしろ全ゾーンカウ
ントの終りに自動的にリセットされているゾーンカウン
タにより前のゾーン境界から12.7mm(0.5イン
チ)に固定されている(前記したように3ゾーンの制限
付)。しかしながら次のゾーン境界はゾーン内で妥当な
孔が検出されていない場合のみ前のゾーン境界から(全
ゾーンカウントで再循環しているゾーンカウンタによ
り)リセットされる。(通常そうであるように)妥当な
孔が検出されておれば前のゾーン境界位置に無関係に次
のゾーン境界は検出された孔位置からリセットされる。
さらに第10図においてCF用紙のセグメントはその送
り方法(移動矢印)にセンサ52を通過する。最初のゾ
ーン境界は左側の垂直破線である。実線円はスプロケッ
ト孔の最初の位置である。観察された用紙動作内の(用
紙送りに対する)スリップは最初のゾーン内に示されて
いる(このようなスリップはどのゾーンにも存在するが
明確にするため一つのゾーンに限定している)。孔のス
リップ量は一つのゾーン内にある。すなわち妥当な孔が
予想された所(ゾーンの始め付近)ではなく最初のゾー
ンの終り付近であってもそのゾーン内で検出されるため
これは検出可能なスリップである。このスリップのため
にセンサ52により前記第1のゾーン内で検出された実
際のスプロケット孔位置は破線スプロケット孔位置で示
される。これらのゾーン内の他の破線スプロケット孔で
示すように、用紙が一体的に移動しているためこの同じ
スリップは全ての上流ゾーン内に生じる。このスリップ
を補償するために次のゾーン境界は新しい(破線)孔位
置の前1.91mm(0.075インチ)に自動的に再配
置される。これらの新しいゾーン境界は垂直破線で示さ
れている。すなわちスリップした孔の後縁位置が検出さ
れると、(さらにスリップが無い場合の)次に予想され
る孔までのエンコーダパルスカウント内の予想距離は既
知の定数となり従って次のゾーン境界は次に予想される
孔の先縁の幾分前にリセットできる。これは(スリップ
されていてもいなくても)妥当な孔の後縁が検出されて
いる時に即座にゾーンカウンタを12.7〜6.99mm
(0.5−0.275インチ)もしくは5.7mm(0.
225インチ)に等しいパルスの計数でリセットし、次
にゾーンカウンタに正規上向き計数を継続させる(すな
わちモータエンコーダからのパルスの計数を累積する)
ことにより達成できる。すなわちゾーンの計数はこうし
て孔検出信号により新しい定カウント値、例えば250
パルスゾーンに対して112パルスにリセットすなわち
再起動される。こうして次の所望リセットゾーン境界ま
での許容距離は138パルスとなる。次にリセットゾー
ンカウンタはゾーンパルスカウントの終り(ここでは1
20)に達するまでエンコーダの回転からさらに138
パルスを累積する(112パルスに加えられる)。前記
したように各ゾーン内で1個のみの妥当な孔がカウント
され且つこのゾーン内で1個の孔が既に検出されている
ため、各ゾーンに許容されるのはこのような1個のみの
ゾーン境界リセットである。
最終すなわ整合用紙位置は次のように算出できる。
第1の各妥当な孔が検出されると、それが検出されたゾ
ーンはソフトウェア内の従来のテーブルにポインタを与
え、前記テーブルは現在の位置に加えてモータを停止し
原稿を整合する前に変位させる必要のあるモータエンコ
ーダパルスの総数を発生する。すなわちパーフ線が所望
の整合位置である場合にはパーフの総カウントであるこ
とが多い。この技術によりそのゾーン内で検出された各
各の妥当な孔により装置にはこれから走行すべき用紙距
離の最善の(更新された)解釈が与えられる。すなわち
確認及び検出された各孔によりその時点における実際の
ウェブ位置従って整合位置への既知の残りのカウントが
確立される。
さらに孔確認ルーチンについて、前記したように制御器
によりパンチされない孔が慎重に無視されるだけでなく
用紙が裂かれる。クリンチマークも通常無視される(す
なわち通常適正な整合を妨げない)。この孔の確認は後
記するように妥当な孔に対してどこにゾーン境界がリセ
ットされるかによって著しく助長される。ゾーン境界装
置は通常(スリップが存在しない場合には)孔のあけら
れていないつまり詰ったスプロケット孔が無い限り妥当
な孔がすぐに(ゾーンの初めに)検出されるように設定
されている。さらに一つのゾーン内で1個の妥当な孔が
検出されると制御器は同じゾーン内にそれ以上妥当な孔
を考慮することができない。こうして検出されたスプロ
ケット孔の間(の後)に生じる全てのクリンチマークや
他のスペースは妥当なサイズであっても自動的に無視さ
れる。ゾーン内で検出される第1の妥当なスペースがス
プロケット孔ではなく妥当な範囲の孔寸法を有する裂目
もしくはクリンチマークであるというありそうもない事
象の場合には、誤整合の可能性がある。しかしながらこ
の不当な孔の問題は原稿が停止する前に少くとももう一
つのゾーン内の適正なゾーン内で少くとももう一つの妥
当な孔が検出される限り修正される。用紙増分内で検出
された最終孔が妥当なサイズのクリンチマークであれ
ば、誤整合が有りうるがそれは12.7mm(0.5イン
チ)よりも小さい。その場合でも次の用紙セグメントイ
ンデクス(増分送り)が自動的に誤整合をまっすぐにす
ることができる。
いいかえると裂目やクリンチマークや他の非スプロケッ
ト用紙開口は、本装置により自動的に拒絶すなわち補償
されるが、同じゾーン内で妥当な孔が感知される前に感
知され最終ゾーンよりも前の後のゾーンではそれ以上妥
当な孔が感知されない非常にまれな(三重同時発生)妥
当な寸法を有する非スプロケット開口の場合を除く。
ソフトウェアは誤整合故障を宣言する前に妥当な孔を検
出することなく連続した最大3ゾーンの連続用紙送りす
なわち用紙送りを試みられるように設定されていること
が望ましい。これは3つの走行ゾーンの間に余分なスリ
ップが無い限り遮断や整合を失うことなく一行内の3個
までの裂けたり、パンチされなかったり詰ったスプロケ
ット孔を補償する。こうして一行に3個以上無い場合で
も検出された全ての妥当な孔プラス妥当な孔が検出され
ない全ての孔ゾーンが、その増分に対して予め選定され
た整合位置に達するのに必要な用紙増分内の予め選定及
び記憶された総孔カウントから減算される。いいかえれ
ばゾーン内に妥当な孔が検出されない場合にも、用紙は
同じ速度で駆動され続け一定ゾーン境界が維持される、
すなわち3つのゾーン内に妥当な孔が検出されないまま
一行にこのような3つの連続ゾーンが累積されない限
り、用紙は駆動速度で移動しているものと考えられる。
ホールセンサ52の位置は前記補償のゆえに特に重要で
はない。しかしながらセンサは所望のゾーン境界すなわ
ちDlead位置となるように配置することが望ましい、す
なわち用紙が適正に整合されている時に孔の先縁から
1.91mm(0.075インチ)下流に配置することが
望ましい。パーフ(CF用紙セグメント切り離し線)は
従来2つの孔の正確に中間にある。また通常CF用紙の
所望の整合(停止)位置はパーフ線が整合縁にあるとこ
ろである。これらのDlead位置は12.7mm(0.5イ
ンチ)間隔で存在する。これはセンサ52が用紙送りホ
イール28に充分近くてその間に送られる最短のファン
ホールド用紙に適応する限り、センサ52を整合の下流
で且つ取出ロール50のCF駆動ニップの下流のいかな
る位置にも配置できることを意味する。センサ52が所
望のDlead位置から遠く配置されている程(検出され
た)許容スリップは少く、こうして次のゾーンにスリッ
プすることにより孔が失われる状態が生じることがあ
る。この場合第1のゾーン内に直接12.7mm( 1/2
インチ)の整合誤差が生じて検出されず、操作者が(用
紙送りを停止させずに)介在して回復させる必要があ
る。
前記したように初期加速が終了した後用紙送りサーボM
2は定速度で回転するように制御することが望ましい。
速度制御はモータ導線の両端間に加えられる電圧を変え
てモータ速度を変えそれを維持することにより行うこと
ができる。これはモータ速度が引加電圧に対して線型に
変動する場合に可能である。線型電圧増幅器を使用しな
いで全供給電圧をオンオフすることにより印加された端
子電圧を早速に変えることができる。オンオフ時間比が
その時間中にモータが見る平均電圧を決定する。この技
術はパルス幅変調(PWM)として知られている。30
00Hz のこのサーボのPWM周波数は333μSの期
間に対応する。速度は10μSの分解能で333μS期
間内にデューティサイクル調整することにより制御でき
る。モータ速度を決定するためにサーボ制御器は5.4
61 mS期間にわたってエンコーダパルス出力をサンプ
ルし、その情報に基いて次の期間に対する新しいPWM
デューティサイクルを計算する。サンプルされた位置情
報は所望速度を表わす定数と比較される。
サーボモータM2の一定速度駆動への定時間起動はCF
F及びSADH動作モードの入力(開始)及び出力(サ
イクルの終り)動作として使用される。
両モードにおいてモータM2はおよそ500 mS駆動さ
れて一枚の用紙すなわち最初のCF用紙セグメントを送
入する。CF用紙の終りすなわち個個の原稿を複写した
後モータM2はさらに500 mS程回転してプラテンか
らの排出を行うことができる。CF用紙の場合には出口
ローラ50からの用紙の終端の除去を保証する時間の他
にもう一つのCF用紙の増分を与えることができる。こ
れらの非クリティカル送りの場合には、モータM2は単
にその送り速度から非制御停止位置に惰行できるのみで
ある。
一体的な軸エンコーダを有する直流モータ駆動が望まし
いが、用紙駆動上の合理的な情報が得られる限りそれは
必要ではない。例えば停止精度が得られる限りモータM
2は制動交流モータとすることができる。回転情報はロ
ーラ50等の軸上のパルス発生器から与えることができ
る。
前記孔確認及びスリップ補償サーボ制動ピンチロールを
有するファンフォールド整合方法の流れ図を第11図〜
第13図に示す。実際上同時に進行する上記3つのプロ
セスがある。これらは前記サーボの速度制御でありモー
タM2の加速、定速運転及び減速プロファイルを発生
し、孔の確認及びファンホールド内の孔の位置とカウン
トの監視はモータM2エンコーダパルスと比較されて最
終停止位置を決定する。
第11図〜第13図の流れ図に使用した用語をここで説
明する。整合調整:これは不揮撥性メモリ内に記憶され
た0と15との間の値である。この数値は用紙が整合位
置の前後に停止できる距離に等しい。それは機械間の寸
法公差を補償するのに使用される。フォームサイズ:こ
れは10と24との間の値であり選定CF増分すなわち
インデクスされるファンホールド部すなわちセグメント
内の孔の数を表わす。ゾーンポインタ:これは“パーフ
(所望の揃定位置)に行く距離”を含むソフトウェアテ
ーブルをこの特定ゾーン内で検出された孔の後端からア
ドレスするポインタである。最終位置:これはその用紙
増分と整合される前に累積しなければならないモータエ
ンコーダパルスの総数である。この値は孔監視アルゴリ
ズムにより連続的に修正される。減速位置:これはサー
ボが最終低速度に減速する時の速度プロファイル上の位
置である。それは常に最終位置から一定の距離である。
バッドゾーンカウント:前記したようにこのカウンタは
妥当な孔が検出されなかった連続ゾーンの数を累積す
る。バッドゾーンが3つ続くと誤整合を行うことがあ
る。ゾーン幅カウンタ:このカウンタはゾーン幅に等し
いエンコーダパルス数を累積する。
前記非スプロケット(摩擦)コンピュータ用紙送り装置
及び方法のさまざまな局面が複写機の原稿移送の他にも
応用できる。例えば前記さまざまなもしくは全ての孔確
認、孔消失もしくは非感知、スリップ補償技術及他の特
徴はCFプリンタ、タイプライタ等に使用してスプロケ
ット孔もしくは他の正規の用紙、指標を有するCFもし
くは他の用紙の非スプロケット駆動送りや整合を行うこ
とができる。
ここに開示した実施例等は給紙、整合、直進送り、露光
及び原稿の排出の全工程中に特にコンピュータフォーム
用紙を含む広範な原稿の自動制御、移送及び整合を改善
する。ここに開示した実施例は単なる説明用であり当業
者には他の応用、変形、修正、改良もしくは他の実施例
も考えられることと思う。それらは特許請求の範囲内に
入るものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従った二重モード(従来のもしくはC
F)原稿移動装置の実施例の頂部図(正規のカバーは外
してある)、第2図及び第3図は第1図の原稿移動及び
側部整合装置の例の部分拡大図及び頂部図、第4図〜第
8図は第1図〜第3図の装置の部分の部分拡大側面図、
第9図は特にセンサ及び制御機能を示す第1図〜第8図
の装置の機能的側面図、第10図はスプロケット孔確認
を含む整合方法を示すコンピュータ用紙のセグメントの
平面図、第11図〜第13図は前記制御機能の流れ図の
例である。 符号の説明 10……原稿移動装置 12……トレイ 13……予位置合せ端 14……入力ローラ 16……アイドラローラ 18……予整合ゲートフィンガ 20……プラテン 22……スイッチ 24……駆動装置 26……プラテンクランプ 28……スカッファローラ 30……横整合端 32、34……持ち上げカム 36……排出ローラ 40……先端整合装置 42……整合フィンガ 46……ソレノイド 50……取出ローラ 52……センサ 100……制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ト−マス・ネイル・テイラ− アメリカ合衆国ニユ−ヨ−ク州ロチエスタ −・グリ−ンアウエイ・ロ−ド176 (72)発明者 ジヨン・レイモンド・エリス アメリカ合衆国マサチユ−セツツ州コンコ −ド・ベルクナツプ・ストリ−ト62 (72)発明者 ロ−レンス・クレイグ・ハブラ− アメリカ合衆国ニユ−ヨ−ク州フエアポ− ト・マリダナ・ドライブ20 (72)発明者 スチ−ブン・ジエ−ムス・ウエンゼ・ジユ ニア アメリカ合衆国ニユ−ヨ−ク州ロチエスタ −・ナバレ・ロ−ド236 (56)参考文献 特開 昭50−155117(JP,A) 特開 昭54−140546(JP,A) 特開 昭57−77143(JP,A) 特開 昭56−40844(JP,A) 特開 昭49−71946(JP,A) 特開 昭57−10168(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写機の複写プラテン上にコンピュータ用
    紙を送る原稿移動装置において、該装置はコンピュータ
    用紙のスプロケット孔を使用することなくコンピュータ
    用紙をプラテン上で用紙送り方向と横切する方向で横方
    向に整合する装置を有し、 プラテン上でコンピュータ用紙の送り方向に延在する横
    方向整合端と、 前記横方向整合端に対して横方向にコンピュータ用紙を
    摩擦押進する第1のコンピュータ用紙摩擦送り装置と、 前記プラテンから外れた下流に配置されコンピュータ用
    紙に回転力を与えてこれを横方向にひねり、前記第1の
    コンピュータ用紙摩擦送り装置と協働してコンピュータ
    用紙を前記横方向整合端に対して押進する第2のコンピ
    ュータ用紙摩擦送り装置とを有することを特徴とする原
    稿移動装置。
  2. 【請求項2】前記第2のコンピュータ用紙摩擦送り装置
    は、前記プラテンから外れてその下流近傍へ、前記コン
    ピュータ用紙の送り方向に対して横切る方向で不等間隔
    に配置される複数個の取出しローラを具備し、該ローラ
    の少なくとも1つの径は他のローラのそれと実質的に異
    なっており、これにより前記コンピュータ用紙に与えら
    れてこれを前記横方向整合端へ押進するための前記回転
    力が維持される特許請求の範囲第1項に記載の原稿移動
    装置。
  3. 【請求項3】前記第1のコンピュータ用紙摩擦送り装置
    は、前記プラテンの上で、前記横方向整合端に対し若干
    の角度をとって前記用紙送り方向へ回転駆動する原稿摩
    擦送りローラ手段を具備する特許請求の範囲第1項又は
    第2項に記載の原稿移動装置。
  4. 【請求項4】前記コンピュータ用紙が前記横方向整合端
    を乗り越えることを防止するための用紙押さえ手段が前
    記プラテンの上に更に配置されている特許請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれかに記載の原稿移動装置。
  5. 【請求項5】前記横方向整合端には、前記コンピュータ
    用紙の一方の縁が該横方向端を乗り越えないようにする
    アンダーカットが形成されている特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれかに記載の原稿移動装置。
JP58149106A 1982-08-23 1983-08-15 原稿移動装置 Expired - Lifetime JPH0634125B2 (ja)

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US06/410,734 US4485949A (en) 1982-08-23 1982-08-23 Controlled frictional feeding of computer forms web
US410734 1982-08-23
US06/416,183 US4462527A (en) 1982-09-09 1982-09-09 Device for lateral registration of computer form documents for copying
US417257 1982-09-13
US06/417,257 US4526309A (en) 1982-09-13 1982-09-13 Compatible copying of computer form documents
US416183 1989-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5972456A JPS5972456A (ja) 1984-04-24
JPH0634125B2 true JPH0634125B2 (ja) 1994-05-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5140365A (en) * 1988-10-14 1992-08-18 Ricoh Company, Ltd. Copying system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5422847B2 (ja) * 1974-06-04 1979-08-09
JPS54140546A (en) * 1978-04-17 1979-10-31 Xerox Corp Automatic original picture handling controller
JPS5640844A (en) * 1979-09-11 1981-04-17 Fuji Xerox Co Ltd Position locator operating device for automatic original feeding device
JPS5777143A (en) * 1980-10-31 1982-05-14 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Sheet size detector

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NO164446B (no) 1990-06-25
NO832954L (no) 1984-02-24
JPS5972456A (ja) 1984-04-24
NO832953L (no) 1984-02-24
NO164446C (no) 1990-10-03

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