JPH0634049A - メタルガスケット - Google Patents
メタルガスケットInfo
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- JPH0634049A JPH0634049A JP18331492A JP18331492A JPH0634049A JP H0634049 A JPH0634049 A JP H0634049A JP 18331492 A JP18331492 A JP 18331492A JP 18331492 A JP18331492 A JP 18331492A JP H0634049 A JPH0634049 A JP H0634049A
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- bolt
- metal gasket
- bolt hole
- metal
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Abstract
分でき、シール性の高いメタルガスケットを提供する。 【構成】 燃焼室穴部の周囲、ボルト穴部3の周囲及び
ガスケット外周縁4の夫々に、エンボス加工又は/及び
折返し加工によりシールラインを形成し、燃焼室穴、ボ
ルト穴、水穴及び油穴をシールするように構成したシリ
ンダブロック9とシリンダヘッドとの間に介在されるメ
タルガスケットにおいて、少なくとも4隅部に配置され
るボルト穴部を除いたボルト穴部3(B2 )の周囲部分
に、ボルト締付力が集中するのを回避させてその力を分
散させる圧力逃げ部8aを形成したことを特徴とする。
Description
される金属製のシリンダヘッドガスケットに関するもの
である。
属薄板を積層して構成されたりするメタルガスケットに
おいて、燃焼室穴、ボルト穴、水穴及び油穴をシールす
るために、燃焼室穴部の周囲、ボルト穴部の周囲及びガ
スケット外周縁の夫々に、エンボス加工によりシールラ
インを形成することが行なわれている。或いはエンボス
加工に代えて折返し加工によりシールラインを形成した
り、エンボス加工と折返し加工とを併用してシールライ
ンを形成することが行なわれる場合もある。
は、シリンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在さ
れた状態で、ボルト締めされるが、シリンダブロック及
びシリンダヘッドは共に完全剛体ではないので、ボルト
締付力がメタルガスケットのボルト穴部の周囲に集中す
る。すなわち現象的に見れば、ボルトの締付けによって
シリンダブロックの雌ネジ部の周囲は上方に引き付けら
れてガスケット側に隆起せんとする現象が見られ、シリ
ンダヘッドのボルト穴の周囲は下方に押付けられてガス
ケット側に隆起せんとする現象が見られる。このため、
メタルガスケットのボルト穴部の周囲に巨大面圧が負荷
されることになるが、その分ボルトの締付力の分散が少
なくなり、ボルト穴部から離れたシールラインでの面圧
が不足気味になる。この結果、ガスケット外周縁のシー
ルラインに面圧不足の箇所が生じ、水穴や油穴に対する
シールが不完全になるという問題があった。
して、面圧が不足気味のシール部に対し、エンボスの幅
を微妙に変えたり、エンボスの高さを僅かに高くしたり
する方法が考えられるが、このような方法を採用するこ
とは調整工数が多くなり、非常に困難であり、又必らず
しも実効が得られるとは限らないという問題点があっ
た。
とする。
するため、燃焼室穴部の周囲、ボルト穴部の周囲及びガ
スケット外周縁の夫々に、エンボス加工又は/及び折返
し加工によりシールラインを形成し、燃焼室穴、ボルト
穴、水穴及び油穴をシールするように構成したシリンダ
ブロックとシリンダーヘッドとの間に介在されるメタル
ガスケットにおいて、少なくとも4隅部に配置されるボ
ルト穴部を除いたボルト穴部の周囲部分に、ボルト締付
力が集中するのを回避させてその力を分散させる圧力逃
げ部を形成したことを特徴とする。
スケットの一部を切欠いたり、ボルト穴部を通常の場合
より大きくしたり、或いはガスケットの厚みをボルト穴
部の周囲部が他の部分より0.01mm以上薄くなるよ
うに形成して、構成することができる。
囲部分に、ボルト締付力が集中するのを回避させてその
力を分散させる圧力逃げ部が形成されているので、この
メタルガスケットをシリンダブロックとシリンダヘッド
との間に介在させてボルト締めしたとき、ボルト締付力
がボルト穴部の周囲に集中することが回避され(現象的
にはシリンダブロックやシリンダヘッドの前記隆起部が
圧力逃げ部に吸収される。)、ボルト穴部から離れたシ
ールラインにも効果的に配分され、その箇所の面圧を高
く維持できる。
のシールラインに面圧不足の箇所が生じるのを防ぎ、水
穴や油穴に対するシールが不完全になるという問題点を
解消することができる。
薄板(鋼板)1a、1bを積層してなり、燃焼室穴部2
の周囲、ボルト穴部3の周囲及びガスケット外周縁4の
夫々に、エンボス加工によりシールラインL1 、L2 、
L3 を形成し燃焼室穴部2、ボルト穴部3、水穴部5及
び油穴部6をシールするように構成したメタルガスケッ
トに関するものである。
側の金属薄板1bはエンボス加工によって形成された前
記シールラインL1 、L2 、L3 を有している。このメ
タルガスケットは4隅にボルト穴部(B1 で示す)3を
有すると共に左、右辺部の夫々に2個のボルト穴部(B
2 で示す)3を有している。B1 で示すボルト穴部3の
周囲には通常のシールラインL1 が形成されているが、
B2 で示す各ボルト穴部3の周囲には、ボルト7の締付
力が集中するのを回避させてその力を分散させる圧力逃
げ部8aが形成されている。
び図2に示すように、上側の金属薄板1aのボルト穴部
3(B2 )の周囲を切欠いて形成している。なお図1
(a)に示すように、ボルト穴部3(B2 )の周囲に形
成したシールラインL2 と、ガスケット外周縁に形成し
たシールラインL3 とは連続して形成されている。
ようにシリンダブロック9とシリンダヘッド10との間
に介在され(図2はボルト締付け前の状態を示す。)、
ボルト7によって締付けられる。
は上下の金属薄板1a、1bを、共に前記ボルト穴部3
(B2 )の周囲を切欠いて、圧力逃げ部8bを構成した
ものである。
は、上側の金属薄板1aのボルト穴部3(B2 )の周囲
部分を薄肉部分として、圧力逃げ部8cを構成したもの
である。前記薄肉部分は他の部分より0.01mm以上
薄くしている。
は、上側の金属薄板1aのボルト穴部3(B2 )の穴径
を通常の場合より大きなバカ穴に形成して、圧力逃げ部
8dを構成したものである。
は、上下の金属薄板1a、1bを、共にそのボルト穴部
3(B2 )の穴径を通常の場合より大きなバカ穴に形成
して、圧力逃げ部8eを構成したものである。
積層してなるメタルガスケットに係るものであるが、同
様の考えに基いて、本発明を金属薄板1枚で構成された
メタルガスケットや、3枚以上の金属薄板を積層してな
るメタルガスケットに適用することも可能である。又上
記実施例は4隅部に配置されるボルト穴部3(B1 )を
除いたボルト穴部3(B2 )の周囲部分に、圧力逃げ部
8a〜8eを形成しているが、4隅部に配置されるボル
ト穴部3(B1 )の周囲部分にも、上記と同様の圧力逃
げ部8a〜8eを形成することも可能である。
ルライン全体に均一配分でき、シール性の高いメタルガ
スケットを提供することができる。又ボルトの締付力を
有効にシール面圧として活用できるので、従来例に比較
してボルト締付力を小さくできる。更にボルト締付け時
にシリンダブロック及びシリンダヘッドのボルト締付け
部に生ずる隆起状の変形を圧力逃げ部に吸収させること
ができるので、エンジンの剛性を下げることができる。
(b)は縦断側面図である。
側面図である。
(b)は縦断側面図である。
(b)は縦断側面図である。
(b)は縦断側面図である。
(b)は縦断側面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 燃焼室穴部の周囲、ボルト穴部の周囲及
びガスケット外周縁の夫々に、エンボス加工又は/及び
折返し加工によりシールラインを形成し、燃焼室穴、ボ
ルト穴、水穴及び油穴をシールするように構成したシリ
ンダブロックとシリンダヘッドとの間に介在されるメタ
ルガスケットにおいて、少なくとも4隅部に配置される
ボルト穴部を除いたボルト穴部の周囲部分に、ボルト締
付力が集中するのを回避させてその力を分散させる圧力
逃げ部を形成したことを特徴とするメタルガスケット。 - 【請求項2】 金属薄板1枚で構成された請求項1記載
のメタルガスケット。 - 【請求項3】 複数の金属薄板を積層して構成された請
求項1記載のメタルガスケット。 - 【請求項4】 メタルガスケットの一部を切欠いて圧力
逃げ部を構成した請求項1、2又は3記載のメタルガス
ケット。 - 【請求項5】 複数の金属薄板の一部の金属薄板のみに
おいて、その一部を切欠いて圧力逃げ部を構成した請求
項3記載のメタルガスケット。 - 【請求項6】 ボルト穴部を通常の場合より大きく形成
して圧力逃げ部を構成した請求項1、2又は3記載のメ
タルガスケット。 - 【請求項7】 複数の金属薄板の一部の金属薄板のみに
おいて、ボルト穴部を通常の場合より大きく形成して圧
力逃げ部を構成した請求項3記載のメタルガスケット。 - 【請求項8】 ガスケットの厚みを、ボルト穴部の周囲
部が他の部分より0.01mm以上薄くなるように形成
して圧力逃げ部を構成した請求項1、2又は3記載のメ
タルガスケット。 - 【請求項9】 複数の金属薄板の一部の金属薄板のみに
おいて、その金属薄板の厚みを、ボルト穴部の周囲部が
他の部分より0.01mm以上薄くなるように形成して
圧力逃げ部を構成した請求項3記載のメタルガスケッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18331492A JP3350099B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | メタルガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18331492A JP3350099B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | メタルガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0634049A true JPH0634049A (ja) | 1994-02-08 |
JP3350099B2 JP3350099B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=16133533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18331492A Expired - Fee Related JP3350099B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | メタルガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3350099B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0842698A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-16 | Nippon Gasket Co Ltd | 副室式ディーゼルエンジンの金属製ガスケット |
US6774872B1 (en) | 1998-12-04 | 2004-08-10 | Fujitsu Limited | Flat display device |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18331492A patent/JP3350099B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0842698A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-16 | Nippon Gasket Co Ltd | 副室式ディーゼルエンジンの金属製ガスケット |
US6774872B1 (en) | 1998-12-04 | 2004-08-10 | Fujitsu Limited | Flat display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3350099B2 (ja) | 2002-11-25 |
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