JPH0634039B2 - 小型潜水機器ケ−ス - Google Patents
小型潜水機器ケ−スInfo
- Publication number
- JPH0634039B2 JPH0634039B2 JP60096874A JP9687485A JPH0634039B2 JP H0634039 B2 JPH0634039 B2 JP H0634039B2 JP 60096874 A JP60096874 A JP 60096874A JP 9687485 A JP9687485 A JP 9687485A JP H0634039 B2 JPH0634039 B2 JP H0634039B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- small
- cover glass
- case
- diving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B39/00—Watch crystals; Fastening or sealing of crystals; Clock glasses
- G04B39/02—Sealing crystals or glasses
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高圧防水装置に関し、特にスキューバダイビン
グ，サチュレーションダイビングなどに使われる潜水時
計などの小型潜水機器ケースに関するものである。
グ，サチュレーションダイビングなどに使われる潜水時
計などの小型潜水機器ケースに関するものである。
本発明はスキューバダイビング，サチュレーションダイ
ビングなどに使われる深海潜水時計などの小型潜水機器
ケースにおける長期防水性ならびに耐ヘリウムガス性を
一段と高めたものであり、ワンピースケース等の胴とガ
ラス、胴に固着したパイプとりゅうずとの間に各々２個
のガスケットを構成し、外側に位置するガスケットを有
機質から成るガスケットで構成し、内側のガスケットを
気体透過のない金属ガスケットで構成したことにより今
までになく長期防水性ならびに耐ヘリウムガス性の優れ
た高圧防水装置を盛込んだ潜水時計などの小型潜水機器
が実現できたものである。
ビングなどに使われる深海潜水時計などの小型潜水機器
ケースにおける長期防水性ならびに耐ヘリウムガス性を
一段と高めたものであり、ワンピースケース等の胴とガ
ラス、胴に固着したパイプとりゅうずとの間に各々２個
のガスケットを構成し、外側に位置するガスケットを有
機質から成るガスケットで構成し、内側のガスケットを
気体透過のない金属ガスケットで構成したことにより今
までになく長期防水性ならびに耐ヘリウムガス性の優れ
た高圧防水装置を盛込んだ潜水時計などの小型潜水機器
が実現できたものである。
従来の高圧防水装置ではガスケットを１つもしくは複数
個設ける構成において、潜水時計の様に小型のものは水
蒸気、ヘリウムガスなどがガスケット内部を通って浸透
する浸透漏れを完全には抑えることができなかった。こ
れは金属ガスケットのみではガスケット係数が高いため
20〜100kg／cm3のレベルの高圧防水性が要求される２部
材間の接面部の接面圧力が高くなり、強度上から小型の
潜水時計には適要できなかった点、また、合成ゴムおよ
び軟質の合成樹脂のガスケットではガスケット係数が小
さくセルフシール作用などで小型でも２０〜１００kg／
cm3レベルの高圧防水装置を得ることは出来るが長期防
水性ならびに耐ヘリウムガス性では完全ではない構成で
あった点などによるものである。
個設ける構成において、潜水時計の様に小型のものは水
蒸気、ヘリウムガスなどがガスケット内部を通って浸透
する浸透漏れを完全には抑えることができなかった。こ
れは金属ガスケットのみではガスケット係数が高いため
20〜100kg／cm3のレベルの高圧防水性が要求される２部
材間の接面部の接面圧力が高くなり、強度上から小型の
潜水時計には適要できなかった点、また、合成ゴムおよ
び軟質の合成樹脂のガスケットではガスケット係数が小
さくセルフシール作用などで小型でも２０〜１００kg／
cm3レベルの高圧防水装置を得ることは出来るが長期防
水性ならびに耐ヘリウムガス性では完全ではない構成で
あった点などによるものである。
本発明は従来の高圧防水装置の大きな問題点である長期
防水性と耐ヘリウムガス性を解決しようとするものであ
り、目的とする所は長時間の潜水におけるガスケット内
部の浸透漏れを防ぐとともに、サチュレーションダイビ
ングなどのヘリウム混合ガスを用いる深海潜水において
もケース内部へのヘリウムガス分子の浸透漏れを防ぎケ
ースの内圧が上昇するのを防ぐことにある。
防水性と耐ヘリウムガス性を解決しようとするものであ
り、目的とする所は長時間の潜水におけるガスケット内
部の浸透漏れを防ぐとともに、サチュレーションダイビ
ングなどのヘリウム混合ガスを用いる深海潜水において
もケース内部へのヘリウムガス分子の浸透漏れを防ぎケ
ースの内圧が上昇するのを防ぐことにある。
本発明の小型潜水機器ケースは、胴と無機質のカバーガ
ラス及び前記胴に一体的に固着されるパイプと操作部材
とが着脱可能に係止され、且つそれぞれの２部材間に防
水装置が配置される小型潜水機器ケースにおいて、 前記防水装置は、小型潜水機器ケースの外側に配設され
る有機質部材からなる第一のガスケットと、前記第一の
ガスケットより内側に配置される気体透過のない金属部
材からなる第二のガスケットを有すると共に、前記胴及
び前記パイプとそれぞれ螺合する螺合部材により、押圧
固定されてなることを特徴とする。
ラス及び前記胴に一体的に固着されるパイプと操作部材
とが着脱可能に係止され、且つそれぞれの２部材間に防
水装置が配置される小型潜水機器ケースにおいて、 前記防水装置は、小型潜水機器ケースの外側に配設され
る有機質部材からなる第一のガスケットと、前記第一の
ガスケットより内側に配置される気体透過のない金属部
材からなる第二のガスケットを有すると共に、前記胴及
び前記パイプとそれぞれ螺合する螺合部材により、押圧
固定されてなることを特徴とする。
この構成により、高圧側はガスケット係数が小さく、か
つ、セルフシール作用が働らく第一のガスケットでは２
０〜１００kg／cm3レベルの防水性を確保し、第一のガ
スケットを浸透した水分やヘリウム分子はガスケット係
数は大きいが低圧であるため小さな接面圧力で接面漏れ
は防ぐことが出来る第二の金属ガスケットで浸透漏れも
完全に抑えることが出来たものである。第二のガスケッ
トの締代は低圧のためわずかな押圧力で得ることが出
来、小型ケースで実用化できたものである。
つ、セルフシール作用が働らく第一のガスケットでは２
０〜１００kg／cm3レベルの防水性を確保し、第一のガ
スケットを浸透した水分やヘリウム分子はガスケット係
数は大きいが低圧であるため小さな接面圧力で接面漏れ
は防ぐことが出来る第二の金属ガスケットで浸透漏れも
完全に抑えることが出来たものである。第二のガスケッ
トの締代は低圧のためわずかな押圧力で得ることが出
来、小型ケースで実用化できたものである。
本発明を実施例により説明すると、第１図において、１
はワンピース形状の胴でチタニウム、ステンレスなどの
高耐食高強度金属材から成っており、２はサファイア，
スピネル，硼硅酸ガラスなどの高強度硬質ガラスから成
るカバーガラス、３はねじリング形式で胴１のねじ分に
係合されるガラス固定リングでありチタニウム，ステン
レスなどの高耐食高強度金属材から成っている。４は第
一のガスケットであり、ＩＩＲ，ＰＴＦＥなどの気体透
過係数ならびに水分透過率の小さい合成ゴム、合成樹脂
系の有機質から成っており、胴１のガスケット受内壁１
ａとカバーガラス２のガラス外径２ａの間で径方向に締
代を有して装着されている。５は第二のガスケットであ
り、中空のステンレス材などから成る薄肉金属パイプ形
状で形成されており、カバーガラス２と胴１の受面１ｂ
との間で軸方向に若干の締代を有する様、ガラス固定リ
ング３のねじ固定力により軸方向に強固に保持されてい
る。
はワンピース形状の胴でチタニウム、ステンレスなどの
高耐食高強度金属材から成っており、２はサファイア，
スピネル，硼硅酸ガラスなどの高強度硬質ガラスから成
るカバーガラス、３はねじリング形式で胴１のねじ分に
係合されるガラス固定リングでありチタニウム，ステン
レスなどの高耐食高強度金属材から成っている。４は第
一のガスケットであり、ＩＩＲ，ＰＴＦＥなどの気体透
過係数ならびに水分透過率の小さい合成ゴム、合成樹脂
系の有機質から成っており、胴１のガスケット受内壁１
ａとカバーガラス２のガラス外径２ａの間で径方向に締
代を有して装着されている。５は第二のガスケットであ
り、中空のステンレス材などから成る薄肉金属パイプ形
状で形成されており、カバーガラス２と胴１の受面１ｂ
との間で軸方向に若干の締代を有する様、ガラス固定リ
ング３のねじ固定力により軸方向に強固に保持されてい
る。
また、第２図はワンピース形状の胴におけるりゅうず
（外部操作部材）部の実施例であり、１１はワンピース
形状の胴でチタニウム、ステンレスなどの高耐食高強度
金属材から成っており、１２は前記胴と同じ金属材から
成るパイプで前記胴11にろう付などにより一体化されて
いる。１３は同じくチタニウム，ステンレスなどの高耐
食高強度金属材から成るりゅうずでねじリング１６が前
記りゅうず１３にかしめ固定などにより一体的に固着さ
れており、前記パイプ１２の外径部に構成されたねじ部
１２ａと係合しロックされる構成となっている。１７は
座金形状のガスケット押えリング、１８は円筒形状のガ
スケット受けリングである。ケースの外側（高圧が加わ
る側）に位置するガスケット１４はＩＩＲ（ブチルゴ
ム）などの気体透過係数ならびに水分透過率の小さい合
成ゴムなどの有機質から成っており、りゅうず１３の内
壁とパイプ１２の外壁との間で径方向に締代を有する様
に構成されている。
（外部操作部材）部の実施例であり、１１はワンピース
形状の胴でチタニウム、ステンレスなどの高耐食高強度
金属材から成っており、１２は前記胴と同じ金属材から
成るパイプで前記胴11にろう付などにより一体化されて
いる。１３は同じくチタニウム，ステンレスなどの高耐
食高強度金属材から成るりゅうずでねじリング１６が前
記りゅうず１３にかしめ固定などにより一体的に固着さ
れており、前記パイプ１２の外径部に構成されたねじ部
１２ａと係合しロックされる構成となっている。１７は
座金形状のガスケット押えリング、１８は円筒形状のガ
スケット受けリングである。ケースの外側（高圧が加わ
る側）に位置するガスケット１４はＩＩＲ（ブチルゴ
ム）などの気体透過係数ならびに水分透過率の小さい合
成ゴムなどの有機質から成っており、りゅうず１３の内
壁とパイプ１２の外壁との間で径方向に締代を有する様
に構成されている。
１５は第二のガスケットであり、中空のステンレス材な
どから成る薄肉金属パイプ形状で形成されており、第一
のガスケット１４と隣接した位置でりゅうず１３の内壁
とパイプ１２の外壁との間で若干の径方向の締代を有す
る様に構成されている。
どから成る薄肉金属パイプ形状で形成されており、第一
のガスケット１４と隣接した位置でりゅうず１３の内壁
とパイプ１２の外壁との間で若干の径方向の締代を有す
る様に構成されている。
以上述べたように、本願発明によれば、２部材間に配置
される防水装置が、小型潜水機器ケースの外側に配設さ
れる有機質部材からなる第一のガスケットと、この第一
のガスケットより内側に配置される気体透過のない金属
部材からなる第二のガスケットとを有する構成としたの
で、第一のガスケットにより、高圧レベルの防水性にお
ける接面漏れが回避できることに加え、第二のガスケッ
トとにより、低圧レベルのヘリュムガス及び水分の浸透
漏れ及び接面漏れが回避できることから、短期的な防水
性のみでなく、長期的な防水性および耐ヘリュウムガス
性に優れる等、安全性、信頼性にも優れた小型潜水機器
が提供できる、また、係合される２部材はそれぞれ着脱
可能に係止され、且つそれぞれの２部材間に配置される
防水装置は、胴及びパイプとそれぞれ螺合する螺合部材
により、押圧固定される構成としたので、防水装置、カ
バーガラスおよび操作部材等が損傷するようなことがあ
っても、極めて簡単に取り替えできる、という効果を有
する。
される防水装置が、小型潜水機器ケースの外側に配設さ
れる有機質部材からなる第一のガスケットと、この第一
のガスケットより内側に配置される気体透過のない金属
部材からなる第二のガスケットとを有する構成としたの
で、第一のガスケットにより、高圧レベルの防水性にお
ける接面漏れが回避できることに加え、第二のガスケッ
トとにより、低圧レベルのヘリュムガス及び水分の浸透
漏れ及び接面漏れが回避できることから、短期的な防水
性のみでなく、長期的な防水性および耐ヘリュウムガス
性に優れる等、安全性、信頼性にも優れた小型潜水機器
が提供できる、また、係合される２部材はそれぞれ着脱
可能に係止され、且つそれぞれの２部材間に配置される
防水装置は、胴及びパイプとそれぞれ螺合する螺合部材
により、押圧固定される構成としたので、防水装置、カ
バーガラスおよび操作部材等が損傷するようなことがあ
っても、極めて簡単に取り替えできる、という効果を有
する。
第１図は本発明のガラス部および胴部の構成の実施例を
示す部分縦断面図。第２図はりゅうず部の実施例を示す
部分縦断面図である。 １，１１……胴 ２……カバーガラス １２……パイプ ３……ガラス固定リング １３……りゅうず ４，１４……第一のガスケット（有機質） ５，１５……第二のガスケット（金属質）
示す部分縦断面図。第２図はりゅうず部の実施例を示す
部分縦断面図である。 １，１１……胴 ２……カバーガラス １２……パイプ ３……ガラス固定リング １３……りゅうず ４，１４……第一のガスケット（有機質） ５，１５……第二のガスケット（金属質）
Claims (1)
- 【請求項１】胴と無機質のカバーガラス及び前記胴に一
体的に固着されるパイプと操作部材とが着脱可能に係止
され、且つそれぞれの２部材間に防水装置が配設される
小型潜水機器ケースにおいて、 前記防水装置は、前記小型潜水機器ケースの外側に配設
される合成ゴムからなる第一のガスケットと、前記第一
のガスケットより内側に配置される気体透過のない金属
部材からなる第二のガスケットを有し、 前記胴及び前記カバーガラスと防水装置は螺合部材によ
り着脱可能に押圧固定され、 前記第一のガスケットは、前記カバーガラス外周側壁部
と前記胴のガスケット受内壁の間に配置され、 前記第二のガスケットは、前記カバーガラスの底面外周
部と胴の間に配置され、 前記螺合部材は、前記第一のガスケットと前記カバーガ
ラスを軸方向に押圧固定することを特徴とする小型潜水
機器ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60096874A JPH0634039B2 (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | 小型潜水機器ケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60096874A JPH0634039B2 (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | 小型潜水機器ケ−ス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61254882A JPS61254882A (ja) | 1986-11-12 |
| JPH0634039B2 true JPH0634039B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=14176568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60096874A Expired - Lifetime JPH0634039B2 (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | 小型潜水機器ケ−ス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634039B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3736642B1 (fr) * | 2019-05-08 | 2023-01-25 | Omega SA | Boite de montre etanche |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029745Y2 (ja) * | 1980-06-28 | 1985-09-07 | シチズン時計株式会社 | 時計ケ−スの接合構造 |
| JPS5874180U (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-19 | シチズン時計株式会社 | 腕時計の防水リュ−ズ構造 |
-
1985
- 1985-05-08 JP JP60096874A patent/JPH0634039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61254882A (ja) | 1986-11-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |