JPH06340084A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH06340084A
JPH06340084A JP13165593A JP13165593A JPH06340084A JP H06340084 A JPH06340084 A JP H06340084A JP 13165593 A JP13165593 A JP 13165593A JP 13165593 A JP13165593 A JP 13165593A JP H06340084 A JPH06340084 A JP H06340084A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink solvent
flow path
filter
ink
solvent flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP13165593A
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English (en)
Inventor
Kaoru Takamatsu
馨 高松
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、インクジェット記録装置の運
転中に装置を停止させずにインク溶媒流路内のフィルタ
の交換ができ、且つ装置の連続使用を可能とすることに
ある。 【構成】インクジェット記録装置における1本のインク
溶媒流路を途中で複数本に枝分かれさせ、枝分かれされ
た各々のインク溶媒流路(12a,12b,12c)
を、開閉装置(9a,9b,9c),フィルタ(10
a,10b,10c),逆止弁(11a,11b,11
c)の順に配管接続したインク溶媒流路とし、これら複
数本のインク溶媒流路を経由後再び1本のインク溶媒流
路になるように配管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
に係り、特に、インク溶媒流路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来インクジェット記録装置のインク溶
媒流路は、1本のインク溶媒流路にフィルタを設け、イ
ンク及び溶媒内の異物除去及びインク液の安定化を図っ
ている。該フィルタはその使用目的から、濾過能力の優
れたものが採用されているが、それが逆にフィルタの短
寿命の理由にもなっている。その為、フィルタは定期的
に交換する必要がある。またフィルタ交換中はインクジ
ェット記録装置を停止しなければならないため不稼働と
なり、生産計画に支障を来すといった問題がある。
【0003】一方、インクジェット記録装置を停止させ
ずにインク溶媒流路中のフィルタを交換する工夫は見当
らない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクジェット
記録装置では1本のインク溶媒流路にフィルタを設けて
おり、フィルタの交換時、装置を停止しなければならな
い、といった問題があった。本発明の目的は生産ライン
稼働中であってもインクジェット記録装置を停止させる
ことなくフィルタの交換ができるようにすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】インクジェット記録装置
における1本のインク溶媒流路を途中で複数本に枝分か
れさせ、枝分かれされた各々のインク溶媒流路を、開閉
装置,フィルタ,逆止弁の順に配管接続したインク溶媒
流路とし、これら複数本のインク溶媒流路を経由後再び
1本のインク溶媒流路になるように配管する。或いは1
本のインク溶媒流路からフィルタが複数本並列に配管さ
れたインク溶媒流路に枝分かれする個所に、多方流路開
閉装置を配管接続し、更にフィルタの後に、逆止弁を配
管接続したインク溶媒流路とし、これら複数本のインク
溶媒流路を経由後再び1本のインク溶媒流路になるよう
に配管する。これらインク溶媒流路のメンテナンス時に
少なくとも1つの流路の開閉装置を閉じることができる
ようにすることにより達成される。
【0006】
【作用】インクジェット記録装置における1本のインク
溶媒流路を途中で複数本に枝分かれさせ、枝分かれされ
た各々のインク溶媒流路を、開閉装置,フィルタ,逆止
弁の順に配管接続したインク溶媒流路とする。これらイ
ンク溶媒流路の中で、使用しないインク溶媒流路を少な
くとも1つ残し、他のインク溶媒流路の開閉装置を開け
る。或いは、1本のインク溶媒流路を途中で複数本に枝
分かれさせ、枝分かれする個所に、複数の流路の変更を
行う多方流路開閉装置を配管接続し、更に枝分かれされ
た各々のインク溶媒流路を、フィルタ,逆止弁の順に配
管接続したインク溶媒流路とする。該多方流路開閉装置
の開閉を制御し、少なくとも1本のインク溶媒流路への
流路を閉じ、他のインク溶媒流路への流路は開ける。こ
れらの制御によって少なくとも1本のインク溶媒流路へ
はインク溶媒が流れない。
【0007】
【実施例】以下本発明によるインク溶媒流路の一実施例
を図1,図2,図3を参照して説明する。図1は従来の
インクジェット記録装置におけるインク溶媒流路の基本
的な構成図、図2,図3は図1のA部改良を記載したも
ので本発明の説明図である。
【0008】図1は従来のインクジェット記録装置の基
本的なインク溶媒流路であるが、まず、インク或いは溶
媒が入った容器1から供給ポンプ2でインク溶媒を吸い
だす。次にインク溶媒はフィルタ3に送られインク溶媒
内の異物を除去、及びインク液の安定化を行った後、調
圧弁4で流体圧力を調整後、ノズル5からインク滴6と
なって放出され印字に使われる。印字に使われなかった
インク滴6はガター7から回収され、回収ポンプ8で容
器1へ戻される。
【0009】本発明の説明の1つである図2は図1のA
部の改良を示したものであるが、供給ポンプ2から後の
流路として開閉装置(1)9a,開閉装置(2)9b,開閉
装置(3)9c…,フィルタ(1)10a,フィルタ(2)1
0b,フィルタ(3)10c…,逆止弁(1)11a,逆止
弁(2)11b,逆止弁(3)11c…、を設けてある。初
期のインクジェット記録装置の使用法は開閉装置(1)9
a,フィルタ(1)10a,逆止弁(1)11aが配管された
インク溶媒流路(1)12aを使用する。開閉装置(1)9
aは開の状態、開閉装置(2)9b,開閉装置(3)9cは
閉の状態で運転することでフィルタ(1)10aにインク
溶媒が流れるが、フィルタ(2)10b,フィルタ(3)1
0cにはインク溶媒が流れない。又、逆止弁(2)11
b,逆止弁(3)11cにより、フィルタ(1)10aを使
用中にフィルタ(2)10b,フィルタ(3)10c、の逆
方向からインク溶媒が流れ込むことがない。このように
して一定時間の間、フィルタ(1)10aが配管されたイ
ンク溶媒流路(1)12aを使用することができる。一定
時間は、装置を運転した時間を加算し、該加算された時
間があらかじめ設定されたフィルタ寿命の時間に達する
ことで判断する。一定時間運転後、開閉装置(2)9bは
開の状態、開閉装置(1)9a,開閉装置(3)9cは閉の
状態にし、今度はフィルタ(2)10bが配管されたイン
ク溶媒流路(2)12bを使用する運転に制御を切り替え
る。こうすることでインク溶媒流路(2)12bにだけイ
ンク溶媒が流れ、インク溶媒流路(1)12a,インク溶
媒流路(3)12cにはインク溶媒が流れない。且つ、逆
止弁(1)11a,逆止弁(3)11cにより、インク溶媒
流路(2)12bを使用中にフィルタ(1)10a,フィル
タ(3)10cの逆方向からインク溶媒が流れ込むことが
ない。こうした状態で運転中にインク溶媒流路(1)12
aのフィルタ(1)10aを新しい物に交換する。この場
合も同様にインク溶媒流路(2)12bを使って一定時間
運転後、再び開閉装置の開閉を切り替え、フィルタ(3)
10cが配管されたインク溶媒流路(3)12を使う制御
を行い、インク溶媒流路(3)12を使用中にフィルタ
(2)10bを新しい物に交換する。以後同様に一定時間
運転後各々のインク溶媒流路の開閉装置の開閉を切り替
えて、順次、次のインク溶剤流路を使うように制御し、
フィルタを新しい物に交換する。或いは開閉装置(1)9
aのみ閉状態とし、他の開閉装置(2)9b,開閉装置
(3)9cを開状態にすると、インク溶媒流路(1)12a
のみにインク溶媒が流れず、インク溶媒流路(2)12
b,インク溶媒流路(3)12cにはインク溶媒が流れ
る。且つ、逆止弁(1)11aによりフィルタ(1)10a
の逆方向からインク溶媒が流れ込むことがない。一定時
間運転後、フィルタ(2)10b,フィルタ(3)10cを
交換中フィルタ(1)10aを配管したインク溶媒流路
(1)12aにインク溶媒を流し、連続で装置を使用す
る。
【0010】次に図3は本発明のもう1つの説明であ
り、図2の例と同様図1のA部の改良を示したものであ
る。供給ポンプ2から後の流路として多方流路開閉装置
13の後にインク溶媒流路を枝分かれさせ、各々のイン
ク溶媒流路(16a,16b,16c)にフィルタ(1
4a,14b,14c)と逆止弁(15a,15b,1
5c)を配管接続する。最初の使い方として、多方流路
開閉装置13はインク溶媒流路(4)16aへの流路を開
け、インク溶媒流路(5)16b,インク溶媒流路(6)1
6cへの流路は閉じる。こうすることでインク溶媒流路
(4)16aにインク溶媒が流れるが、インク溶媒流路
(5)16b、インク溶媒流路(6)16cにはインク溶媒
が流れない。又、逆止弁(5)15b,逆止弁(6)15c
により、フィルタ(4)14aにインク溶媒が流れ込んで
いる時にフィルタ(5)14b,フィルタ(6)14cの逆
方向からインク溶媒が流れ込むことがない。このように
して一定時間の間インク溶媒流路(4)16aを使用する
ことができる。一定時間は先の図2での説明と同様、装
置を運転した時間を加算し、該加算された時間があらか
じめ設定されたフィルタ寿命の時間に達することで判断
する。一定時間運転後、多方流路開閉装置13はインク
溶媒流路(5)16bへの流路を開け、インク溶媒流路
(4)16a,インク溶媒流路(6)16cへの流路は閉じ
る。こうすることでインク溶媒流路(5)16bにだけイ
ンク溶媒が流れ、インク溶媒流路(4)16a、或いはイン
ク溶媒流路(6)16cにはインク溶媒が流れず、且つ、
逆止弁(4)15a,逆止弁(6)15cによりフィルタ
(4)14a,フィルタ(6)14cの逆方向からインク溶
媒が流れ込むこともない。こうした状態で運転中にイン
ク溶媒流路(4)16aに配管されたフィルタ(4)14a
を新しい物に交換する。更に一定時間運転後、再び多方
流路開閉装置13の開閉流路を切り替え、次のインク溶
媒流路(6)16c中のフィルタ(6)14cを使う。以後
も同様に一定時間運転後、多方流路開閉装置13の開閉
流路を切り替え、順次、次のインク溶媒流路を使うよう
に制御し、フィルタを新しい物に交換する。或いは多方
流路開閉装置13の開閉流路を制御し、インク溶媒流路
(4)16aへの流路のみ閉状態にし、他のインク溶媒流
路(5)16b,インク溶媒流路(6)16cへの流路を開
状態にすると、インク溶媒流路(4)16aだけインク溶
媒が流れず、他のインク溶媒流路(5)16b,インク溶
媒流路(6)16cにはインク溶媒が流れる。且つ、逆止
弁(4)15aによりフィルタ(4)14aの逆方向からイ
ンク溶媒が流れ込むことがない。一定時間運転後、多方
流路開閉装置13の開閉流路を切り替え、インク溶媒流
路(5)16b,インク溶媒流路(6)16cへの流路を閉
じ、インク溶媒流路(4)16aへの流路を開ける。こう
してフィルタ(5)14b,フィルタ(6)14cを交換中、
フィルタ(4)14aが配管されたインク溶媒流路(4)1
6aにインク溶媒を流し、連続で装置を使用する。
【0011】これらのようにして連続で装置を使用す
る。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、インクジェット記録装
置において、使用しないインク溶媒流路を少なくとも1
つ残すことで装置の運転中に装置を停止させずにインク
溶媒流路中のフィルタの交換ができ、インクジェット記
録装置が運転中であっても予備のインク溶媒流路の使用
へ運転を切り替えることで装置の連続使用が可能とな
る、といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインクジェット記録装置におけるインク
溶媒流路の基本的な構成図である。
【図2】図1のA部改良を記載したもので、本発明の説
明図である。
【図3】同じく本発明の説明図である。
【符号の説明】
1…容器、2…供給ポンプ、3…フィルタ、4…調圧
弁、5…ノズル、6…インク滴、7…ガター、8…回収
ポンプ、A…本発明により改良する部分、9a…開閉装
置(1)、9b…開閉装置(2)、9c…開閉装置(3)、1
0a…フィルタ(1)、10b…フィルタ(2)、10c…
フィルタ(3)、11a…逆止弁(1)、11b…逆止弁
(2)、11c…逆止弁(3)、12a…インク溶媒流路
(1)、12b…インク溶媒流路(2)、12c…インク溶媒
流路(3)、13…多方流路開閉装置、14a…フィルタ
(4)、14b…フィルタ(5)、14c…フィルタ(6)、
15a…逆止弁(4)、15b…逆止弁(5)、15c…逆止
弁(6)、16a…インク溶媒流路(4)、16b…インク
溶媒流路(5)、16c…インク溶媒流路(6)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルからインク粒子を放出させ、放出さ
    れたインク粒子群が移動中の被印字物に到達することに
    より、ドット文字を形成するインクジェット記録装置の
    インク溶媒流路において、1本のインク溶媒流路から複
    数本に枝分かれし、枝分かれした各々のインク溶媒流路
    にフィルタを配管し、再び1本のインク溶媒流路になる
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、複数個並列に配管され
    た各々のフィルタの前に、インク溶媒流路の開閉を行う
    開閉装置を配管接続し、更にフィルタの後に、逆止弁を
    配管接続したインク溶媒流路を持つことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、1本のインク溶媒流路
    からフィルタが複数本並列に配管されたインク溶媒流路
    に枝分かれする個所に、多方流路開閉装置を配管接続
    し、更にフィルタの後に、逆止弁を配管接続したインク
    溶媒流路を持つことを特徴とするインクジェット記録装
    置。
JP13165593A 1993-06-02 1993-06-02 インクジェット記録装置 Pending JPH06340084A (ja)

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Cited By (2)

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