JPH06339931A - ゴム製品加硫槽 - Google Patents
ゴム製品加硫槽Info
- Publication number
- JPH06339931A JPH06339931A JP14973793A JP14973793A JPH06339931A JP H06339931 A JPH06339931 A JP H06339931A JP 14973793 A JP14973793 A JP 14973793A JP 14973793 A JP14973793 A JP 14973793A JP H06339931 A JPH06339931 A JP H06339931A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の加硫槽は溝形樋とその蓋からなり、槽
内加熱手段は電熱ヒータか熱風であった。いずれも長期
使用により熱歪みで熱風洩れが多く、ヒータは大きな加
熱空間を要し、熱風は昇温が遅く、温度制御が難しい。
これらの欠点のない新規な加硫槽を開発する。 【構成】 槽は断熱材11を周壁とする筒体10で、そ
の内壁面12,12´の全部か一部を磁性体とし、筒体
10の外周に高周波コイル14を取付け、上記磁性体に
誘導電流を発生させて加熱、昇温させ、槽内を往復循環
するコンベアベルト13に乗って運ばれるゴム製品Gを
加硫する。
内加熱手段は電熱ヒータか熱風であった。いずれも長期
使用により熱歪みで熱風洩れが多く、ヒータは大きな加
熱空間を要し、熱風は昇温が遅く、温度制御が難しい。
これらの欠点のない新規な加硫槽を開発する。 【構成】 槽は断熱材11を周壁とする筒体10で、そ
の内壁面12,12´の全部か一部を磁性体とし、筒体
10の外周に高周波コイル14を取付け、上記磁性体に
誘導電流を発生させて加熱、昇温させ、槽内を往復循環
するコンベアベルト13に乗って運ばれるゴム製品Gを
加硫する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はゴム製品加硫槽に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の加硫槽は図5に示すような溝形樋
1とその上面を覆う回動蓋2とで槽内Aを囲み、その中
央に製品搬送用コンベアベルト3を通している。4はベ
ルト受材である。左右の壁と床に沿って電熱ヒータ5を
設けている。2aは蓋2の取手、2bは蝶番である。樋
1、蓋2は断熱材を使っている。図6も従来技術で、こ
の場合、加熱源は熱風である。その熱風は図7の筒内の
電熱ヒータ5群と風車6とで作られ、樋1の一端から他
端へと循環する。熱風をそのまゝ槽内Aへ流すと温度分
布が不均一になるため、図6のように槽内Aを多孔隔壁
7で囲んで、熱風はその外側を通るようにしている。
1とその上面を覆う回動蓋2とで槽内Aを囲み、その中
央に製品搬送用コンベアベルト3を通している。4はベ
ルト受材である。左右の壁と床に沿って電熱ヒータ5を
設けている。2aは蓋2の取手、2bは蝶番である。樋
1、蓋2は断熱材を使っている。図6も従来技術で、こ
の場合、加熱源は熱風である。その熱風は図7の筒内の
電熱ヒータ5群と風車6とで作られ、樋1の一端から他
端へと循環する。熱風をそのまゝ槽内Aへ流すと温度分
布が不均一になるため、図6のように槽内Aを多孔隔壁
7で囲んで、熱風はその外側を通るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴム製品をムラなく均
等に加硫するには、その全体を均等に加熱しなければな
ならない。電熱ヒータ5は線(棒)状のものを槽壁、槽
底沿い長手方向に適当間隔で複数本並設するので、製品
を均等加熱するには、各ヒータと製品との距離を適当に
離せるよう、槽内Aの断面積を十分大きくしなければな
らなかった。また当然ながら既製ヒータの長さ、口出
線、配線等のための面倒もあるが、従来はやむを得ない
事とされている。また長期の使用で加硫槽全体に熱歪み
が生じ、樋1と蓋2との間から熱気が洩れやすい。更に
危ないことに、高熱のヒータ5にゴム製品が接触すると
発火の恐れがあった。
等に加硫するには、その全体を均等に加熱しなければな
ならない。電熱ヒータ5は線(棒)状のものを槽壁、槽
底沿い長手方向に適当間隔で複数本並設するので、製品
を均等加熱するには、各ヒータと製品との距離を適当に
離せるよう、槽内Aの断面積を十分大きくしなければな
らなかった。また当然ながら既製ヒータの長さ、口出
線、配線等のための面倒もあるが、従来はやむを得ない
事とされている。また長期の使用で加硫槽全体に熱歪み
が生じ、樋1と蓋2との間から熱気が洩れやすい。更に
危ないことに、高熱のヒータ5にゴム製品が接触すると
発火の恐れがあった。
【0004】図6,7の熱風加熱方式では、上述の電熱
ヒータ設置に伴う面倒はない。しかし冷えやすい熱風だ
けで槽内A全体を使用温度200℃〜400℃に昇温さ
せ、しかもムラなく保持することは、技術的に相当難し
い。循環管路の熱損失が大きい上、前述の槽の熱歪み洩
れもあり、風車6の耐熱限界もからんでくるからであ
る。この発明は上述した従来の電熱ヒータ方式、熱風方
式の欠点のない新規な加硫槽を開発する。
ヒータ設置に伴う面倒はない。しかし冷えやすい熱風だ
けで槽内A全体を使用温度200℃〜400℃に昇温さ
せ、しかもムラなく保持することは、技術的に相当難し
い。循環管路の熱損失が大きい上、前述の槽の熱歪み洩
れもあり、風車6の耐熱限界もからんでくるからであ
る。この発明は上述した従来の電熱ヒータ方式、熱風方
式の欠点のない新規な加硫槽を開発する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ゴム製品を
コンベアに載せ、断熱材で囲まれた槽内を移動させつゝ
加熱する加硫槽において、槽は断熱材を周壁とする筒体
であり、その筒体は内壁面の全部か一部に磁性体を有
し、上記筒体の外周には高周波誘導加熱用コイルが、上
記磁性体を誘導加熱するように設けられていること、を
特徴とする。
コンベアに載せ、断熱材で囲まれた槽内を移動させつゝ
加熱する加硫槽において、槽は断熱材を周壁とする筒体
であり、その筒体は内壁面の全部か一部に磁性体を有
し、上記筒体の外周には高周波誘導加熱用コイルが、上
記磁性体を誘導加熱するように設けられていること、を
特徴とする。
【0006】なお、そのコンベアの下面を受け支える槽
内の支持板も磁性体であることが望ましい。また、その
コンベアは往復ともに上記槽内を通って循環することが
望ましい。更にまた、その槽の内壁面の磁性体は、槽内
側表面をセラミック層で覆ったものであることが望まし
い。
内の支持板も磁性体であることが望ましい。また、その
コンベアは往復ともに上記槽内を通って循環することが
望ましい。更にまた、その槽の内壁面の磁性体は、槽内
側表面をセラミック層で覆ったものであることが望まし
い。
【0007】
【作用】例えば押出成形機から押出されたゴム製品は、
直ちにコンベアに載って加硫槽へ入り、加硫工程を終え
たら次の冷却その他の工程へ進む。加硫温度は普通18
0℃〜250℃程度で、加硫槽の槽内温度は200℃〜
400℃程度である。通過速度等によって槽内温度が決
められる。さて、この発明の加硫槽は蓋の無い横向きの
筒体である槽の内壁面に磁性体を有し、その筒体の外周
に高周波誘導加熱用コイルを有するから、このコイルに
通電することにより、磁性体を誘導加熱して槽内を昇温
させられる。磁性体の広い面積が発熱するから、従来の
ヒータ加熱のような高熱は不要で、槽内を穏やかに均等
に昇温させる。
直ちにコンベアに載って加硫槽へ入り、加硫工程を終え
たら次の冷却その他の工程へ進む。加硫温度は普通18
0℃〜250℃程度で、加硫槽の槽内温度は200℃〜
400℃程度である。通過速度等によって槽内温度が決
められる。さて、この発明の加硫槽は蓋の無い横向きの
筒体である槽の内壁面に磁性体を有し、その筒体の外周
に高周波誘導加熱用コイルを有するから、このコイルに
通電することにより、磁性体を誘導加熱して槽内を昇温
させられる。磁性体の広い面積が発熱するから、従来の
ヒータ加熱のような高熱は不要で、槽内を穏やかに均等
に昇温させる。
【0008】コンベア下面を受け支える槽内の支持板を
も磁性体にすれば、上記コイルの高周波電流により当該
支持板も誘導加熱し、コンベアを介してゴム製品下面を
加熱することが出来る。製品を載せて運ぶコンベアを往
復ともに槽内に通せば、従来のように復路で冷やされた
コンベアの上に製品を載せて、その下面だけ冷やす恐れ
が無くなる。
も磁性体にすれば、上記コイルの高周波電流により当該
支持板も誘導加熱し、コンベアを介してゴム製品下面を
加熱することが出来る。製品を載せて運ぶコンベアを往
復ともに槽内に通せば、従来のように復路で冷やされた
コンベアの上に製品を載せて、その下面だけ冷やす恐れ
が無くなる。
【0009】
【実施例】図1,2はこの発明の実施例の概略断面説明
図で、図1は角筒形、図2は円筒形である。いずれも従
来の図5,6の回動蓋2に類するものが無く、断熱材1
1を周壁とする横向きの筒形の槽である。その内壁面1
2は図1では鋼板製角筒、図2では鋼製円筒である。図
1の場合、内壁面12の床側がコンベアベルト13の下
面を受け支える支持板を兼ねているが、図2の場合は、
槽内Aに支持板13aを渡し設けている。筒形の槽の周
壁になった断熱材11の外周に、高周波コイル14がら
せん状に巻付けられている状態を図3に示している。図
3は図1,2のような原理的説明図でなく、図4に示す
帯状ゴム製品(通称プロファイル)Gを加硫する設備の
概略図である。製品は上段のコンベアベルト13上に寝
ているが図3では省略した。
図で、図1は角筒形、図2は円筒形である。いずれも従
来の図5,6の回動蓋2に類するものが無く、断熱材1
1を周壁とする横向きの筒形の槽である。その内壁面1
2は図1では鋼板製角筒、図2では鋼製円筒である。図
1の場合、内壁面12の床側がコンベアベルト13の下
面を受け支える支持板を兼ねているが、図2の場合は、
槽内Aに支持板13aを渡し設けている。筒形の槽の周
壁になった断熱材11の外周に、高周波コイル14がら
せん状に巻付けられている状態を図3に示している。図
3は図1,2のような原理的説明図でなく、図4に示す
帯状ゴム製品(通称プロファイル)Gを加硫する設備の
概略図である。製品は上段のコンベアベルト13上に寝
ているが図3では省略した。
【0010】図3の断面にした部分に槽の周壁である断
熱材11、内壁面12、コンベアベルト13(往復2
段)、高周波コイル14、その非磁性カバー15が見え
ている。図3のX−X断面を図4に拡大して、ゴム製品
G(断面)と共に示す。角筒形加硫槽であるから図1と
見くらべると、コイル14の外側にカバー15が加わ
り、コイル14のすぐ内側に巻芯14aがある。そして
内壁面12は鋼板製角筒でなく、リップ溝形鋼を使って
天井では発熱しないようにしている。加熱された空気は
上へ回るので、これで十分である。上段のベルト13が
往路で、ゴム製品Gを送り、下段は復路であるからベル
ト13だけが帰る。この復路は左右の軽量山形鋼16で
下段内壁面12´を形成し、発熱体とベルト受けを兼ね
させている。
熱材11、内壁面12、コンベアベルト13(往復2
段)、高周波コイル14、その非磁性カバー15が見え
ている。図3のX−X断面を図4に拡大して、ゴム製品
G(断面)と共に示す。角筒形加硫槽であるから図1と
見くらべると、コイル14の外側にカバー15が加わ
り、コイル14のすぐ内側に巻芯14aがある。そして
内壁面12は鋼板製角筒でなく、リップ溝形鋼を使って
天井では発熱しないようにしている。加熱された空気は
上へ回るので、これで十分である。上段のベルト13が
往路で、ゴム製品Gを送り、下段は復路であるからベル
ト13だけが帰る。この復路は左右の軽量山形鋼16で
下段内壁面12´を形成し、発熱体とベルト受けを兼ね
させている。
【0011】高周波コイル14は磁性体である内壁面1
2の全長にわたって巻付けねばならない訳でない。図3
の実施例はカバー15付きコイル14を4個に分けてい
る。また槽本体の筒体10も、槽の全長の半分弱の長さ
のものを、中央の接続部材17で連結している。この接
続部材17は上面に取手を付けた回動蓋17aを開け
ば、前後の筒体10,10の間隙Cから槽内Aを進むベ
ルト13や製品Gを点検できるようにしている。高周波
コイル14は常に槽外周に巻付けるとは限らない。平面
状又は曲面状に巻いた渦巻形コイル複数個を槽の外周に
沿わし当てることも可能である。
2の全長にわたって巻付けねばならない訳でない。図3
の実施例はカバー15付きコイル14を4個に分けてい
る。また槽本体の筒体10も、槽の全長の半分弱の長さ
のものを、中央の接続部材17で連結している。この接
続部材17は上面に取手を付けた回動蓋17aを開け
ば、前後の筒体10,10の間隙Cから槽内Aを進むベ
ルト13や製品Gを点検できるようにしている。高周波
コイル14は常に槽外周に巻付けるとは限らない。平面
状又は曲面状に巻いた渦巻形コイル複数個を槽の外周に
沿わし当てることも可能である。
【0012】なお上記実施例では、磁性体である内壁面
12,12´が前述の通り軟鋼であるが、コンベアベル
ト13はガラス繊維布にテフロンコーティングした耐熱
ベルト、コイル巻芯14aはマイカ(又は石綿、アルミ
ニウム)、高周波コイル14は耐熱絶縁電線、接続部材
17とその蓋17aは軟鋼製である。なお槽内の磁性体
表面にセラミック層を付けると、磁性体の昇温により遠
赤外線が多く発生して、製品ゴムへの熱の浸透をよくす
る。使用する高周波電流は、商用電源の3相を整流し、
インバータにより矩形波出力を得て、これを用いる。使
用周波数域は1〜50KHZである。槽内温度の調整は
周波数、インバータの電源電圧、インバータ出力の矩形
波の幅調整等で行う周知技術による。この発明は当業者
の周知技術と工夫により多様に変化、応用し得る事は言
うまでもなく、例えば磁性体は槽の内壁表面に付けただ
けでもよい。
12,12´が前述の通り軟鋼であるが、コンベアベル
ト13はガラス繊維布にテフロンコーティングした耐熱
ベルト、コイル巻芯14aはマイカ(又は石綿、アルミ
ニウム)、高周波コイル14は耐熱絶縁電線、接続部材
17とその蓋17aは軟鋼製である。なお槽内の磁性体
表面にセラミック層を付けると、磁性体の昇温により遠
赤外線が多く発生して、製品ゴムへの熱の浸透をよくす
る。使用する高周波電流は、商用電源の3相を整流し、
インバータにより矩形波出力を得て、これを用いる。使
用周波数域は1〜50KHZである。槽内温度の調整は
周波数、インバータの電源電圧、インバータ出力の矩形
波の幅調整等で行う周知技術による。この発明は当業者
の周知技術と工夫により多様に変化、応用し得る事は言
うまでもなく、例えば磁性体は槽の内壁表面に付けただ
けでもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明は従来、加硫槽の加熱手段は槽
内に通した電熱ヒータか、槽外から送り込む熱風かに限
られていたのに対し、はじめて槽の内壁面の磁性体を槽
外の高周波コイルで発熱させる新方式を開いた。前述の
ように槽内に電熱ヒータを入れると、製品を均等加熱す
るには槽内容積を製品寸法より著しく大きくしなければ
ならない欠点、また熱風方式では槽内の温度保持、熱分
布が難しい欠点、そして両型式とも槽が熱歪みで熱気が
洩れやすい欠点等、従来の欠点をこの発明の新方式はほ
ゞ解消した。
内に通した電熱ヒータか、槽外から送り込む熱風かに限
られていたのに対し、はじめて槽の内壁面の磁性体を槽
外の高周波コイルで発熱させる新方式を開いた。前述の
ように槽内に電熱ヒータを入れると、製品を均等加熱す
るには槽内容積を製品寸法より著しく大きくしなければ
ならない欠点、また熱風方式では槽内の温度保持、熱分
布が難しい欠点、そして両型式とも槽が熱歪みで熱気が
洩れやすい欠点等、従来の欠点をこの発明の新方式はほ
ゞ解消した。
【0014】すなわち、この発明は電熱ヒータのような
集中的高温加熱体でなく、熱風のような大容量流動加熱
体でもなく、槽の内壁面の磁性体全面を適温加熱体にす
るから、槽内容積は最小限でよく、槽内温度の調整は迅
速、確実に出来る。この発明の加硫槽は断熱材を周壁と
する筒体であるから、長時間の使用による熱歪みで槽内
の熱気が洩れ出る恐れがない。内部を点検するには、上
記実施例のように接続部材に蓋を付ければよい。またこ
の発明は槽の内壁面だけでなく、槽内のコンベア支持板
も磁性体にすることにより、従来のコンベアで遮られて
加熱しにくかった製品下面も加熱し得るようにした。製
品を載せて槽内を通し、次工程コンベアに渡して戻る循
環コンベアを、往復ともにこの発明の加硫槽内に通すよ
うにすれば、従来のように槽外で冷えて戻ったコンベア
でもって、新たに迎える製品の下面だけ冷やし、不均一
加硫の原因を作ることが無くなる。この発明により加硫
槽を小形化し、設備費、維持費を減少し、槽内温度の制
御を容易で正確にし、ゴム製品の加硫技術を向上させた
効果は大きい。
集中的高温加熱体でなく、熱風のような大容量流動加熱
体でもなく、槽の内壁面の磁性体全面を適温加熱体にす
るから、槽内容積は最小限でよく、槽内温度の調整は迅
速、確実に出来る。この発明の加硫槽は断熱材を周壁と
する筒体であるから、長時間の使用による熱歪みで槽内
の熱気が洩れ出る恐れがない。内部を点検するには、上
記実施例のように接続部材に蓋を付ければよい。またこ
の発明は槽の内壁面だけでなく、槽内のコンベア支持板
も磁性体にすることにより、従来のコンベアで遮られて
加熱しにくかった製品下面も加熱し得るようにした。製
品を載せて槽内を通し、次工程コンベアに渡して戻る循
環コンベアを、往復ともにこの発明の加硫槽内に通すよ
うにすれば、従来のように槽外で冷えて戻ったコンベア
でもって、新たに迎える製品の下面だけ冷やし、不均一
加硫の原因を作ることが無くなる。この発明により加硫
槽を小形化し、設備費、維持費を減少し、槽内温度の制
御を容易で正確にし、ゴム製品の加硫技術を向上させた
効果は大きい。
【図1】この発明一実施例の断面説明図。
【図2】他の実施例の断面説明図。
【図3】更に他の実施例の立面図。
【図4】図3のX−X断面拡大図。
【図5】従来技術の断面説明図。
【図6】他の従来技術の断面説明図。
【図7】図6の補足説明図。
10 筒体 12 内壁面 13 コンベア 13a コンベア支持板 14 高周波コイル
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴム製品をコンベアに載せ、断熱材で囲
まれた槽内を移動させつゝ加熱する加硫槽において、 槽は断熱材を周壁とする筒体であり、 その筒体は内壁面の全部か一部に磁性体を有し、 上記筒体の外周には高周波誘導加熱用コイルが、上記磁
性体を誘導加熱するように設けられていること、 を特徴とするゴム製品加硫槽。 - 【請求項2】 請求項1に記載の加硫槽において、 そのコンベアの下面を受け支える槽内の支持板も磁性体
であることを特徴とするゴム製品加硫槽。 - 【請求項3】 請求項1に記載の加硫槽において、 そのコンベアは往復ともに上記槽内を通って循環するこ
とを特徴とするゴム製品加硫槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14973793A JPH0753378B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴム製品加硫槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14973793A JPH0753378B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴム製品加硫槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06339931A true JPH06339931A (ja) | 1994-12-13 |
JPH0753378B2 JPH0753378B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=15481708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14973793A Expired - Fee Related JPH0753378B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ゴム製品加硫槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753378B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844188B1 (ko) * | 2007-05-10 | 2008-07-07 | 한국기계연구원 | 유도가열방식 원적외선 고무가교 장치 |
KR100854448B1 (ko) * | 2007-06-08 | 2008-08-27 | 한국기계연구원 | 유도가열을 이용한 밀폐형 원적외선 고무가교 장치 |
KR100933935B1 (ko) * | 2009-06-09 | 2009-12-28 | 부광산업 주식회사 | 자동차 도어 충격완화용 고무의 순간 가열장치 |
CN104070623A (zh) * | 2013-08-01 | 2014-10-01 | 上海威宁整形制品有限公司 | 一种硅橡胶乳房假体外壳硫化设备 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP14973793A patent/JPH0753378B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844188B1 (ko) * | 2007-05-10 | 2008-07-07 | 한국기계연구원 | 유도가열방식 원적외선 고무가교 장치 |
KR100854448B1 (ko) * | 2007-06-08 | 2008-08-27 | 한국기계연구원 | 유도가열을 이용한 밀폐형 원적외선 고무가교 장치 |
KR100933935B1 (ko) * | 2009-06-09 | 2009-12-28 | 부광산업 주식회사 | 자동차 도어 충격완화용 고무의 순간 가열장치 |
CN104070623A (zh) * | 2013-08-01 | 2014-10-01 | 上海威宁整形制品有限公司 | 一种硅橡胶乳房假体外壳硫化设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753378B2 (ja) | 1995-06-07 |
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