JPH06339274A - ダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路 - Google Patents
ダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路Info
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- JPH06339274A JPH06339274A JP12299493A JP12299493A JPH06339274A JP H06339274 A JPH06339274 A JP H06339274A JP 12299493 A JP12299493 A JP 12299493A JP 12299493 A JP12299493 A JP 12299493A JP H06339274 A JPH06339274 A JP H06339274A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】その構成ダイオードにおける順方向電圧降下を
簡易な回路構成により補正し交流整流回路の出力電圧特
性の改善を図る。 【構成】整流回路1のダイオードと同一特性を有する補
正用ダイオードDSに対し前記整流回路のアーム電流I
DF1 に対応する大きさの電流IDF2 を通電し増幅器OP
1 等からなる第1の演算増幅器を介して補正用電圧V
DF1 を得ると共に、前記整流回路の直流出力電圧VDCO
の分圧電圧VDC1 と前記電圧VDF1 との加算を増幅器O
P2 等からなる第2の演算増幅器において行い、この演
算増幅器の出力電圧VO を以て所要の整流回路出力電圧
となす。但しダイオードDS の直列数と第1の演算増幅
器のゲインと前記電圧VDCO の分圧比とは、前記両電圧
VDC1 とVDF1 とが同一レベルにて加算される様に相互
に調整されるものとする。
簡易な回路構成により補正し交流整流回路の出力電圧特
性の改善を図る。 【構成】整流回路1のダイオードと同一特性を有する補
正用ダイオードDSに対し前記整流回路のアーム電流I
DF1 に対応する大きさの電流IDF2 を通電し増幅器OP
1 等からなる第1の演算増幅器を介して補正用電圧V
DF1 を得ると共に、前記整流回路の直流出力電圧VDCO
の分圧電圧VDC1 と前記電圧VDF1 との加算を増幅器O
P2 等からなる第2の演算増幅器において行い、この演
算増幅器の出力電圧VO を以て所要の整流回路出力電圧
となす。但しダイオードDS の直列数と第1の演算増幅
器のゲインと前記電圧VDCO の分圧比とは、前記両電圧
VDC1 とVDF1 とが同一レベルにて加算される様に相互
に調整されるものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はダイオードによるブリ
ッジ構成をなす交流全波整流回路の出力電圧におけるダ
イオード順方向電圧降下分の補正回路に関する。
ッジ構成をなす交流全波整流回路の出力電圧におけるダ
イオード順方向電圧降下分の補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流全波整流回路としては,例え
ば三相交流入力を対象として,図4の回路図に例示する
もの、或いは単相交流入力を対象として図5の回路図に
例示するものが知られている。また図6は図4に示す回
路における入出力電圧の波形図である。なお図5に示す
回路はその3組の組み合わせにより三相交流入力の全波
整流回路を構成することができるものである。
ば三相交流入力を対象として,図4の回路図に例示する
もの、或いは単相交流入力を対象として図5の回路図に
例示するものが知られている。また図6は図4に示す回
路における入出力電圧の波形図である。なお図5に示す
回路はその3組の組み合わせにより三相交流入力の全波
整流回路を構成することができるものである。
【0003】先ず図4において、1はダイオードD1 〜
D6 によるブリッジ構成をなす三相全波の整流回路であ
り、各線間電圧をVACとする三相交流電圧を入力として
直流電圧VDCO を出力するものである。またR3 とVR
とはそれぞれ(固定)抵抗と可変抵抗とであり両者の直
列接続は前記電圧VDCO に対する可変分圧回路を形成
し、各々その直列数を1とする前記各ダイオードの順方
向電圧降下VF に応じて直流出力電圧VO を調整するも
のである。
D6 によるブリッジ構成をなす三相全波の整流回路であ
り、各線間電圧をVACとする三相交流電圧を入力として
直流電圧VDCO を出力するものである。またR3 とVR
とはそれぞれ(固定)抵抗と可変抵抗とであり両者の直
列接続は前記電圧VDCO に対する可変分圧回路を形成
し、各々その直列数を1とする前記各ダイオードの順方
向電圧降下VF に応じて直流出力電圧VO を調整するも
のである。
【0004】次に図6において、図6(イ)は各ピーク
値をVACP とする前記三相交流電圧VACの変化模様を示
し、図6(ロ)は前記整流回路の出力する直流電圧V
DCO の変化模様を示す。ここに前記直流電圧VDCO は、
整流回路1のアーム電流通電経路において対をなす上下
両アームを構成するダイオード,例えばD1 とD6 との
順方向電圧降下の和2VF を前記ピーク電圧VACP より
減じたものとして図6(ロ)実線の如く得られる。なお
前記電圧降下VF を零と仮定した理想状態における前記
直流電圧VDCO を図中一点鎖線で示す。
値をVACP とする前記三相交流電圧VACの変化模様を示
し、図6(ロ)は前記整流回路の出力する直流電圧V
DCO の変化模様を示す。ここに前記直流電圧VDCO は、
整流回路1のアーム電流通電経路において対をなす上下
両アームを構成するダイオード,例えばD1 とD6 との
順方向電圧降下の和2VF を前記ピーク電圧VACP より
減じたものとして図6(ロ)実線の如く得られる。なお
前記電圧降下VF を零と仮定した理想状態における前記
直流電圧VDCO を図中一点鎖線で示す。
【0005】また図5は、高ゲイン,高入力抵抗の増幅
器に負帰還ループを組み合わせ前記ダイオード順方向電
圧降下の影響を低減させる如く構成した単相交流の全波
整流回路を示すものであり、OP3 は上記の如き増幅
器、D7 とD8 とはダイオード、RI4,RI5,RF3はそ
れぞれ抵抗であり、RI4=RF3、RI5≫RI4の如く設定
されるものである。
器に負帰還ループを組み合わせ前記ダイオード順方向電
圧降下の影響を低減させる如く構成した単相交流の全波
整流回路を示すものであり、OP3 は上記の如き増幅
器、D7 とD8 とはダイオード、RI4,RI5,RF3はそ
れぞれ抵抗であり、RI4=RF3、RI5≫RI4の如く設定
されるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にダイオードに関
しその順方向電圧降下はその順方向電流と周囲温度との
影響を受けて変化する。即ち図7の順方向電圧降下(V
F ) 対順方向電流(IDF)特性図に示す如く、周囲温度
T1 に対応する特性線L1 と、T1 >T2 の関係にある
周囲温度T2 に対応する特性線L2 各々において順方向
電圧降下VF は順方向電流IDFの増加と共に増大し、且
つ前記電圧降下VF はその大きさに関してL2 >L1 と
なる如く周囲温度の増大と共に減少する。
しその順方向電圧降下はその順方向電流と周囲温度との
影響を受けて変化する。即ち図7の順方向電圧降下(V
F ) 対順方向電流(IDF)特性図に示す如く、周囲温度
T1 に対応する特性線L1 と、T1 >T2 の関係にある
周囲温度T2 に対応する特性線L2 各々において順方向
電圧降下VF は順方向電流IDFの増加と共に増大し、且
つ前記電圧降下VF はその大きさに関してL2 >L1 と
なる如く周囲温度の増大と共に減少する。
【0007】従って図4に示す従来の整流回路の如く、
抵抗R3 と可変抵抗VRとからなる可変分圧回路により
前記整流電圧VDCO を分圧し前記電圧降下2VF の影響
を実用的に低減した電圧VO を得るものは、その周囲温
度或いはダイオード通電電流の変化に対する可変抵抗に
よる調整操作に限界があり、その出力電圧VO の精度に
関して或る程度の誤差を許容し得る場合以外の適用は不
適当なものとなる。
抵抗R3 と可変抵抗VRとからなる可変分圧回路により
前記整流電圧VDCO を分圧し前記電圧降下2VF の影響
を実用的に低減した電圧VO を得るものは、その周囲温
度或いはダイオード通電電流の変化に対する可変抵抗に
よる調整操作に限界があり、その出力電圧VO の精度に
関して或る程度の誤差を許容し得る場合以外の適用は不
適当なものとなる。
【0008】また図5に示す従来の整流回路は、その周
囲温度或いはダイオード通電電流の変化に対し前記の如
き電圧降下2VF の影響を極めて小となすことが可能で
あるが、その回路構成が複雑高価なものとならざるを得
ない。上記に鑑みこの発明は、簡易な回路構成により、
その周囲温度或いは通電電流の変化に対して前記の如き
電圧降下の影響を極めて小となし交流整流回路の出力電
圧特性の改善を図り得るダイオード整流回路の順方向電
圧降下補正回路の提供を目的とするものである。
囲温度或いはダイオード通電電流の変化に対し前記の如
き電圧降下2VF の影響を極めて小となすことが可能で
あるが、その回路構成が複雑高価なものとならざるを得
ない。上記に鑑みこの発明は、簡易な回路構成により、
その周囲温度或いは通電電流の変化に対して前記の如き
電圧降下の影響を極めて小となし交流整流回路の出力電
圧特性の改善を図り得るダイオード整流回路の順方向電
圧降下補正回路の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のダイオード整流回路の順方向電圧降下補
正回路においては、 1)その第一の手段として、ブリッジ構成をなす前記整
流回路のダイオードと同一特性を有する補正用ダイオー
ドと抵抗との直列接続回路と、前記補正用ダイオードの
順方向電圧降下を入力とする第1の演算増幅器と、この
演算増幅器の出力電圧と前記整流回路の出力電圧両者の
大きさを加算する第2の演算増幅器とを設け、前記整流
回路のアーム電流の通電経路における各ダイオードの順
方向電圧降下の和と前記アーム電流に対応する大きさの
電流の通電時における前記第1の演算増幅器の出力電圧
の大きさとを等しくなす如く、前記補正用ダイオードの
直列数とその順方向通電電流値と前記第1の演算増幅器
のゲインとを設定し、この設定状態における前記第2の
演算増幅器の出力電圧を以て所要の整流回路出力電圧と
なすものとし、また、 2)その第二の手段として、前記第一の手段によるダイ
オード整流回路の順方向電圧降下補正回路において、前
記の補正用ダイオードと抵抗との直列接続回路に対する
印加電圧を前記の整流回路出力電圧となすものとし、ま
た、 3)その第三の手段として、前記第一の手段によるダイ
オード整流回路の順方向電圧降下補正回路において、前
記の補正用ダイオードと抵抗との直列接続回路に対する
印加電圧を一定電圧の制御用直流電源より取電するもの
とする。
に、この発明のダイオード整流回路の順方向電圧降下補
正回路においては、 1)その第一の手段として、ブリッジ構成をなす前記整
流回路のダイオードと同一特性を有する補正用ダイオー
ドと抵抗との直列接続回路と、前記補正用ダイオードの
順方向電圧降下を入力とする第1の演算増幅器と、この
演算増幅器の出力電圧と前記整流回路の出力電圧両者の
大きさを加算する第2の演算増幅器とを設け、前記整流
回路のアーム電流の通電経路における各ダイオードの順
方向電圧降下の和と前記アーム電流に対応する大きさの
電流の通電時における前記第1の演算増幅器の出力電圧
の大きさとを等しくなす如く、前記補正用ダイオードの
直列数とその順方向通電電流値と前記第1の演算増幅器
のゲインとを設定し、この設定状態における前記第2の
演算増幅器の出力電圧を以て所要の整流回路出力電圧と
なすものとし、また、 2)その第二の手段として、前記第一の手段によるダイ
オード整流回路の順方向電圧降下補正回路において、前
記の補正用ダイオードと抵抗との直列接続回路に対する
印加電圧を前記の整流回路出力電圧となすものとし、ま
た、 3)その第三の手段として、前記第一の手段によるダイ
オード整流回路の順方向電圧降下補正回路において、前
記の補正用ダイオードと抵抗との直列接続回路に対する
印加電圧を一定電圧の制御用直流電源より取電するもの
とする。
【0010】
【作用】ダイオードをその構成素子としその1アーム当
たりのダイオード直列数をnとしてブリッジ構成をなす
交流全波整流回路の出力電圧VDCO は、ダイオード1個
当たりの順方向電圧降下をVF として下記の式(1)の
如くなる。 VDCO =VDCI −2n・VF ………………(1) ここに、上記VDCI は前記電圧降下VF を零と仮定した
場合の出力電圧VDCOの理想値を示し、2n・VF は前
記ブリッジ構成のアーム電流通電経路において対をなす
上下両アームを形成する各ダイオードの順方向電圧降下
の和を示すものである。なお前述の如く、前記電圧降下
VF はダイオードの順方向電流値或いはその周囲温度等
の整流回路動作条件により変化するものである。
たりのダイオード直列数をnとしてブリッジ構成をなす
交流全波整流回路の出力電圧VDCO は、ダイオード1個
当たりの順方向電圧降下をVF として下記の式(1)の
如くなる。 VDCO =VDCI −2n・VF ………………(1) ここに、上記VDCI は前記電圧降下VF を零と仮定した
場合の出力電圧VDCOの理想値を示し、2n・VF は前
記ブリッジ構成のアーム電流通電経路において対をなす
上下両アームを形成する各ダイオードの順方向電圧降下
の和を示すものである。なお前述の如く、前記電圧降下
VF はダイオードの順方向電流値或いはその周囲温度等
の整流回路動作条件により変化するものである。
【0011】従って、もしその動作条件を前記整流回路
のダイオードのそれと等価となし、その出力電圧VFEを
VFE=2n・VF となし得る等価ダイオード回路を別途
構成できるものとすれば、下記の式(2)に従い前記電
圧降下の和2n・VF を補正して前記電圧VDCI を求め
ることが可能となる。 VDCI =VDCO +VFE =(VDCI −2n・VF )+VFE …(2) 上記に従いこの発明は、前記電圧VFEを形成する等価ダ
イオード回路を、前記整流回路のダイオードと同一特性
を有する補正用ダイオードと抵抗との直列接続回路と、
前記補正用ダイオードの順方向電圧降下を入力とする第
1の演算増幅器とにより構成すると共に、前記補正用ダ
イオードに対して前記整流回路のアーム電流に対応する
大きさの電流を通電した時の前記第1の演算増幅器の出
力電圧が前記電圧VFEとなる如く調整するものであり、
更に上記の式(2)に従う演算用として前記第1の演算
増幅器の出力電圧と前記整流回路の出力電圧の両者の大
きさとを加算する第2の演算増幅器を設け、前記各回路
を以てダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路を
構成するものである。
のダイオードのそれと等価となし、その出力電圧VFEを
VFE=2n・VF となし得る等価ダイオード回路を別途
構成できるものとすれば、下記の式(2)に従い前記電
圧降下の和2n・VF を補正して前記電圧VDCI を求め
ることが可能となる。 VDCI =VDCO +VFE =(VDCI −2n・VF )+VFE …(2) 上記に従いこの発明は、前記電圧VFEを形成する等価ダ
イオード回路を、前記整流回路のダイオードと同一特性
を有する補正用ダイオードと抵抗との直列接続回路と、
前記補正用ダイオードの順方向電圧降下を入力とする第
1の演算増幅器とにより構成すると共に、前記補正用ダ
イオードに対して前記整流回路のアーム電流に対応する
大きさの電流を通電した時の前記第1の演算増幅器の出
力電圧が前記電圧VFEとなる如く調整するものであり、
更に上記の式(2)に従う演算用として前記第1の演算
増幅器の出力電圧と前記整流回路の出力電圧の両者の大
きさとを加算する第2の演算増幅器を設け、前記各回路
を以てダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路を
構成するものである。
【0012】なお前記の補正用ダイオードは前記整流回
路のダイオードとできるだけ同一の周囲温度状態となさ
れる如く配置されるものとする。またその交流入力電圧
の変動或いはその負荷状態の変動に応じて変動する前記
整流回路のアーム電流に対応する大きさの補正用ダイオ
ード電流を得るために、前記の補正用ダイオードと抵抗
との直列接続回路の両端印加電圧を前記整流回路の出力
電圧と同一となすことにより、前記電圧VFEのより高い
近似が可能となり、またもし前記交流入力電圧或いは前
記負荷状態が略一定と見做せるならば前記直列接続回路
の印加電圧を一定電圧の制御用直流電源より取電しても
実用上支障のない精度において前記電圧VFEを得ること
が可能となる。
路のダイオードとできるだけ同一の周囲温度状態となさ
れる如く配置されるものとする。またその交流入力電圧
の変動或いはその負荷状態の変動に応じて変動する前記
整流回路のアーム電流に対応する大きさの補正用ダイオ
ード電流を得るために、前記の補正用ダイオードと抵抗
との直列接続回路の両端印加電圧を前記整流回路の出力
電圧と同一となすことにより、前記電圧VFEのより高い
近似が可能となり、またもし前記交流入力電圧或いは前
記負荷状態が略一定と見做せるならば前記直列接続回路
の印加電圧を一定電圧の制御用直流電源より取電しても
実用上支障のない精度において前記電圧VFEを得ること
が可能となる。
【0013】なお前記の順方向電圧降下補正回路に関
し、前記補正用ダイオードを前記整流回路用のダイオー
ドと同一のものとなすと共にその通電電流値を前記整流
回路のアーム電流と同一となすこと、更にはまた前記整
流回路の1アーム当たりのダイオード直列数nと前記第
1の演算増幅器のゲインとの積を一定として前記直列数
nを1を含む適値に選択する等の種々の手段により所要
の電圧VFEを得ることが可能となる。
し、前記補正用ダイオードを前記整流回路用のダイオー
ドと同一のものとなすと共にその通電電流値を前記整流
回路のアーム電流と同一となすこと、更にはまた前記整
流回路の1アーム当たりのダイオード直列数nと前記第
1の演算増幅器のゲインとの積を一定として前記直列数
nを1を含む適値に選択する等の種々の手段により所要
の電圧VFEを得ることが可能となる。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を図1と図2の回路図
と、図3と図8の特性図とに従い説明する。なお図1と
図2とにおいては同一機能の構成要素に対して同一の表
示符号を付している。図1はこの発明の第一の実施例を
示す回路図であり、図中1はダイオードD1〜D6 によ
るブリッジ構成をなす三相全波の整流回路であり、各線
間電圧をVACとする三相交流電圧を入力とし直流電圧V
DCO を出力する。また抵抗R1 とR2との直列接続は前
記電圧VDCO に対する分圧回路を形成し直流電圧VDC1
を出力する。また図示の点線は整流回路1におけるアー
ム電流の通電経路の例を示し、アーム電流IDF1 の通電
時に前記通電経路上にて対をなす上下両アームを形成す
るダイオードD1,D6 においてそれぞれ発生する順方向
電圧降下をVF として示している。
と、図3と図8の特性図とに従い説明する。なお図1と
図2とにおいては同一機能の構成要素に対して同一の表
示符号を付している。図1はこの発明の第一の実施例を
示す回路図であり、図中1はダイオードD1〜D6 によ
るブリッジ構成をなす三相全波の整流回路であり、各線
間電圧をVACとする三相交流電圧を入力とし直流電圧V
DCO を出力する。また抵抗R1 とR2との直列接続は前
記電圧VDCO に対する分圧回路を形成し直流電圧VDC1
を出力する。また図示の点線は整流回路1におけるアー
ム電流の通電経路の例を示し、アーム電流IDF1 の通電
時に前記通電経路上にて対をなす上下両アームを形成す
るダイオードD1,D6 においてそれぞれ発生する順方向
電圧降下をVF として示している。
【0015】また抵抗RFLとRI3及びコンデンサCFLと
は前記電圧VDC1 に対するフィルタ回路を構成するもの
である。次にDS は、整流回路1を構成するダイオード
D1 〜D6 と同一又は同一特性を有してその直列数を1
とし且つ前記各ダイオードとできるだけ同一の周囲温度
状態となされる如く配置された補正用ダイオードであ
り、抵抗RS との直列接続において前記整流回路の出力
電圧VDCO の印加を受け、その順方向に電流IDF2が通
電されて順方向電圧降下VDFO を生じるものである。
は前記電圧VDC1 に対するフィルタ回路を構成するもの
である。次にDS は、整流回路1を構成するダイオード
D1 〜D6 と同一又は同一特性を有してその直列数を1
とし且つ前記各ダイオードとできるだけ同一の周囲温度
状態となされる如く配置された補正用ダイオードであ
り、抵抗RS との直列接続において前記整流回路の出力
電圧VDCO の印加を受け、その順方向に電流IDF2が通
電されて順方向電圧降下VDFO を生じるものである。
【0016】またOP1 は増幅器であり入力抵抗RI1と
帰還抵抗RF1と共に入出力信号極性の反転する第1の演
算増幅器を構成し、前記電圧降下VDFO を入力として逆
極性の電圧VDF1 を出力する。なお前記電圧VDF1 は前
記等価ダイオード回路の出力電圧として前記式(2)を
構成する補正電圧VFEと等価である。
帰還抵抗RF1と共に入出力信号極性の反転する第1の演
算増幅器を構成し、前記電圧降下VDFO を入力として逆
極性の電圧VDF1 を出力する。なお前記電圧VDF1 は前
記等価ダイオード回路の出力電圧として前記式(2)を
構成する補正電圧VFEと等価である。
【0017】またOP2 は増幅器であり、入力抵抗RI2
とRI3,帰還抵抗RF2と共に入出力信号極性の反転する
第2の演算増幅器を構成し、その正(+)負(−)の両
入力符号に従い前記両電圧に関して演算(VDC1 −V
DF1)を行い直流電圧VO を出力するものである。ここに
抵抗RI3は前記のフィルタ回路にも兼用される。なお図
1に示す諸回路の演算は全てOVを基準として行われる
ものとする。
とRI3,帰還抵抗RF2と共に入出力信号極性の反転する
第2の演算増幅器を構成し、その正(+)負(−)の両
入力符号に従い前記両電圧に関して演算(VDC1 −V
DF1)を行い直流電圧VO を出力するものである。ここに
抵抗RI3は前記のフィルタ回路にも兼用される。なお図
1に示す諸回路の演算は全てOVを基準として行われる
ものとする。
【0018】今、抵抗RS を適値に選定し前記電圧V
DCO に対してIDF2 =IDF1 の関係を保たせ、またRI1
=RF1として前記第1の演算増幅器のゲインを1,RI2
=RI3=(1/2)RF2として前記第2の演算増幅器の
ゲインを2となし、更にR1 ==R2 として前記電圧V
DCO に対する分圧比を1/2となせば、以下の各関係式
を総合して式(3)が成り立つ。
DCO に対してIDF2 =IDF1 の関係を保たせ、またRI1
=RF1として前記第1の演算増幅器のゲインを1,RI2
=RI3=(1/2)RF2として前記第2の演算増幅器の
ゲインを2となし、更にR1 ==R2 として前記電圧V
DCO に対する分圧比を1/2となせば、以下の各関係式
を総合して式(3)が成り立つ。
【0019】即ち、三相全波整流時VDCO =1.35VAC−
2 VF ,VDC1 =VDCO /2 ,またVDFO =VF ,V
DF1 =−VDFO ,従って、 −VO =2〔(1.35VAC/2−VF )−VDF1 〕 =2〔(1.35VAC/2−VF )−(−VF )〕 ∴VO =−1.35VAC ……………………(3) また若し式(3)に関連する上記各設定条件から、前記
ダイオードDS の直列数を2,R1 ≠R2 ,R1 =0,
RI2=RI3=RF2として前記第2の演算増幅器のゲイン
を1となす各条件のみ変更すれば、以下の各関係式を総
合し式(4)が成り立つ。即ち、VDC1 =VDCO ,V
DFO = 2VF として、 −VO =(1.35VAC−2VF )−VDF1 =(1.35VAC−2VF )−(−2VF ) ∴VO =−1.35VAC …………………………(4) 即ち図1に示す回路構成と上記の如きその動作条件設定
とにより、式(3)或いは式(4)に示す如く、ダイオ
ードによる交流全波整流回路の出力電圧におけるダイオ
ード順方向電圧降下の影響を交流入力電圧の全域におい
て除去することが可能となる。
2 VF ,VDC1 =VDCO /2 ,またVDFO =VF ,V
DF1 =−VDFO ,従って、 −VO =2〔(1.35VAC/2−VF )−VDF1 〕 =2〔(1.35VAC/2−VF )−(−VF )〕 ∴VO =−1.35VAC ……………………(3) また若し式(3)に関連する上記各設定条件から、前記
ダイオードDS の直列数を2,R1 ≠R2 ,R1 =0,
RI2=RI3=RF2として前記第2の演算増幅器のゲイン
を1となす各条件のみ変更すれば、以下の各関係式を総
合し式(4)が成り立つ。即ち、VDC1 =VDCO ,V
DFO = 2VF として、 −VO =(1.35VAC−2VF )−VDF1 =(1.35VAC−2VF )−(−2VF ) ∴VO =−1.35VAC …………………………(4) 即ち図1に示す回路構成と上記の如きその動作条件設定
とにより、式(3)或いは式(4)に示す如く、ダイオ
ードによる交流全波整流回路の出力電圧におけるダイオ
ード順方向電圧降下の影響を交流入力電圧の全域におい
て除去することが可能となる。
【0020】因みに図3は前記の式(3)又は式(4)
に従う交流入力電圧(VAC) 対直流出力電圧(VO ) 特
性図であり、その特性線は図示の如く原点を始点とする
ものとなる。次に図2はこの発明の第二の実施例を示す
回路図であり、図1において補正用ダイオードDS と抵
抗RS との直列接続に対する印加電圧を前記の整流回路
出力電圧VDCO に代えて一定値の直流電圧VP となした
ものである。
に従う交流入力電圧(VAC) 対直流出力電圧(VO ) 特
性図であり、その特性線は図示の如く原点を始点とする
ものとなる。次に図2はこの発明の第二の実施例を示す
回路図であり、図1において補正用ダイオードDS と抵
抗RS との直列接続に対する印加電圧を前記の整流回路
出力電圧VDCO に代えて一定値の直流電圧VP となした
ものである。
【0021】従って、前記電圧VP と抵抗RS とにより
規定されるダイオードDS の順方向電流IDF2 は前記整
流回路のアーム電流IDF1 と連動せず常に定値となり、
これに伴い前記ダイオードDS の順方向電圧降下VDFO
も交流入力電圧VACと連動せず常に定値となされる。一
方、前記整流電圧のピーク値1.35VACが前記順方向電圧
降下の和2VF 以下となる低入力電圧域において前記整
流回路の出力電圧は零となり、この状態における前記出
力電圧VO は前記の式(3)或いは式(4)に従い下記
の式(5)の如く与えられる。
規定されるダイオードDS の順方向電流IDF2 は前記整
流回路のアーム電流IDF1 と連動せず常に定値となり、
これに伴い前記ダイオードDS の順方向電圧降下VDFO
も交流入力電圧VACと連動せず常に定値となされる。一
方、前記整流電圧のピーク値1.35VACが前記順方向電圧
降下の和2VF 以下となる低入力電圧域において前記整
流回路の出力電圧は零となり、この状態における前記出
力電圧VO は前記の式(3)或いは式(4)に従い下記
の式(5)の如く与えられる。
【0022】 VO =−2VDF1 =−2VF …………(5) 即ち前記低入力電圧域における出力電圧2VF は交流入
力電圧VACと無関係の誤差電圧となるものである。因み
に図8は交流入力電圧(VAC) 対直流出力電圧(VO )
特性図であり、前記の低入力電圧域を式(5)で規定す
る特性線をL4 で示す。なお特性線L3 は前記の補正電
圧VDF1 を零とした無補正時の特性を示すものである。
従って図2に示すこの発明の第二の実施例は、交流入力
電圧VACが定格値の近くにあり且つ前記整流回路の負荷
状態が安定している場合の適用を適当とするものであ
る。
力電圧VACと無関係の誤差電圧となるものである。因み
に図8は交流入力電圧(VAC) 対直流出力電圧(VO )
特性図であり、前記の低入力電圧域を式(5)で規定す
る特性線をL4 で示す。なお特性線L3 は前記の補正電
圧VDF1 を零とした無補正時の特性を示すものである。
従って図2に示すこの発明の第二の実施例は、交流入力
電圧VACが定格値の近くにあり且つ前記整流回路の負荷
状態が安定している場合の適用を適当とするものであ
る。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば、ダイオードをその構
成素子としてブリッジ構成をなす交流全波整流回路の出
力電圧における前記ダイオードの順方向電圧降下分の補
正回路に関して、前記整流回路のダイオードと同一或い
は同一特性を有する補正用ダイオードに対し前記整流回
路のアーム電流に対応する大きさの電流を通電すること
により得られる前記補正用ダイオードの順方向電圧降下
を直接又は演算増幅器を介して取出し、この得られた等
価的な順方向電圧降下と前記整流回路出力電圧とを新た
な演算増幅器において加算し、整流回路出力電圧におけ
る前記の如きダイオード順方向電圧降下分を除くことに
より、簡易且つ安価な回路構成において、前記交流全波
整流回路の出力電圧特性の大幅な改善を図ることができ
る。
成素子としてブリッジ構成をなす交流全波整流回路の出
力電圧における前記ダイオードの順方向電圧降下分の補
正回路に関して、前記整流回路のダイオードと同一或い
は同一特性を有する補正用ダイオードに対し前記整流回
路のアーム電流に対応する大きさの電流を通電すること
により得られる前記補正用ダイオードの順方向電圧降下
を直接又は演算増幅器を介して取出し、この得られた等
価的な順方向電圧降下と前記整流回路出力電圧とを新た
な演算増幅器において加算し、整流回路出力電圧におけ
る前記の如きダイオード順方向電圧降下分を除くことに
より、簡易且つ安価な回路構成において、前記交流全波
整流回路の出力電圧特性の大幅な改善を図ることができ
る。
【図1】この発明の第一の実施例を示す回路図
【図2】この発明の第二の実施例を示す回路図
【図3】図1に対応する交流入力電圧対直流出力電圧特
性図
性図
【図4】従来技術の第一の実施例を示す回路図
【図5】従来技術の第二の実施例を示す回路図
【図6】図4に対応する三相全波整流回路の入出力電圧
の波形図
の波形図
【図7】ダイオードの順方向電流対順方向電圧降下特性
図
図
【図8】図2に対応する交流入力電圧対直流出力電圧特
性図
性図
1 整流回路(三相全波整流用) CFL コンデンサ(フィルタ回路用) D ダイオード(D1 〜D8 ) DS ダイオード(補正用) OP 増幅器(OP1 〜OP3 ) R 抵抗(分圧用、R1,R2 ) RI 抵抗(増幅器入力用、RI1〜RI5) RF 抵抗(増幅器帰還用、RF1〜RF3) VR 可変抵抗(分圧用) IDF1 整流回路1のアーム電流 IDF2 ダイオードDS の順方向電流 VAC 整流回路1の交流入力電圧 VDCO 整流回路1の直流出力電圧 VDFO ダイオードDS の順方向電圧降下 VF ダイオード(D1 〜D8 )の順方向電圧降下 VO 補正された整流回路1の直流出力電圧
Claims (3)
- 【請求項1】ダイオードをその構成素子としてブリッジ
構成をなす交流全波整流回路の出力電圧における前記ダ
イオードの順方向電圧降下分の補正回路であって、前記
の整流回路ダイオードと同一特性を有する補正用ダイオ
ードと抵抗との直列接続回路と、前記補正用ダイオード
の順方向電圧降下を入力とする第1の演算増幅器と、こ
の演算増幅器の出力電圧と前記整流回路出力電圧両者の
大きさを加算する第2の演算増幅器とを備えて成り、前
記整流回路のアーム電流の通電経路における各ダイオー
ドの順方向電圧降下の和と前記アーム電流に対応する大
きさの電流通電時における前記第1の演算増幅器の出力
電圧の大きさとを等しくなす如く、前記補正用ダイオー
ドの直列数とその順方向電流値と前記第1の演算増幅器
のゲインとを設定し、この設定状態における前記第2の
演算増幅器の出力電圧を以て所要の整流回路出力電圧と
なすことを特徴とするダイオード整流回路の順方向電圧
降下補正回路。 - 【請求項2】請求項1記載のダイオード整流回路の順方
向電圧降下補正回路において、前記の補正用ダイオード
と抵抗との直列接続回路に対する印加電圧を前記整流回
路出力電圧となすことを特徴とするダイオード整流回路
の順方向電圧降下補正回路。 - 【請求項3】請求項1記載のダイオード整流回路の順方
向電圧降下補正回路において、前記の補正用ダイオード
と抵抗との直列接続回路に対する印加電圧を一定電圧の
制御用直流電源より取電することを特徴とするダイオー
ド整流回路の順方向電圧降下補正回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12299493A JPH06339274A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | ダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12299493A JPH06339274A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | ダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06339274A true JPH06339274A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14849657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12299493A Pending JPH06339274A (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | ダイオード整流回路の順方向電圧降下補正回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06339274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113433443A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-09-24 | 吉林瑞能半导体有限公司 | 一种二极管正向压降的测试方法 |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP12299493A patent/JPH06339274A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113433443A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-09-24 | 吉林瑞能半导体有限公司 | 一种二极管正向压降的测试方法 |
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