JPH06339080A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH06339080A
JPH06339080A JP5149747A JP14974793A JPH06339080A JP H06339080 A JPH06339080 A JP H06339080A JP 5149747 A JP5149747 A JP 5149747A JP 14974793 A JP14974793 A JP 14974793A JP H06339080 A JPH06339080 A JP H06339080A
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JP
Japan
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image pickup
image
solid
mode
pickup signal
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JP5149747A
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English (en)
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Susumu Kurita
進 栗田
Chiaki Suzuki
ちあき 鈴木
Yotaro Shinkai
陽太郎 新海
Fumio Nagumo
文男 名雲
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 被写体にX線を照射してX線静止画像を得る
静止画モード時に、原発振回路2からの所定の周波数の
クロックを1/nカウンタ3でn分周してCCDイメー
ジセンサ1に供給することにより、該CCDイメージセ
ンサ1に蓄積された電荷の読み出し速度を遅くする。 【効果】 上記撮像信号の伝送帯域を、(fc・a)/
n(fcは上記CCDイメージセンサ1を通常駆動する
ときの周波数、aは1.5〜3程度に選ばれる係数)と
することができるため、上記CCDイメージセンサ1の
電荷電圧変換部の電圧効果型トランジスタ(FETトラ
ンジスタ)の熱雑音を1/√(n)に低減することがで
きる。また、上記CCDイメージセンサ1の電荷蓄積時
間を長くすることができるためレベルの高い撮像信号を
得ることができ、イメージ・インテンシファイヤを用い
ずとも明瞭なX線静止画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばいわゆるレント
ゲン撮像装置等に用いて好適な固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、被写体にいわゆるX線を
照射し、このX線を照射することにより得られる撮像光
をCCDイメージセンサで受光して被写体のX線撮像を
行うレントゲン撮像装置が知られている。
【0003】このレントゲン撮像装置は、CCDイメー
ジセンサで上記X線の撮像光を直接受光しても感度不足
となるため、微弱な光像を明るい出力像に輝度増強して
出射するイメージ・インテンシファイヤ(I・I:Imag
e Intensifier )が該CCDイメージセンサの前段に設
けられており、該イメージ・インテンシファイヤからの
撮像光をCCDイメージセンサで受光する。
【0004】上記レントゲン撮像装置は、静止画像の撮
像を行う静止画モードと動画像の撮像を行う動画モード
を有しており、動画モードが選択されると、上記CCD
イメージセンサに所定時間毎に撮像光が照射される。そ
して、上記CCDイメージセンサが上記所定時間毎に撮
像光を受光することにより形成された電荷(撮像信号)
が所定の時間毎に読み出されるように該CCDイメージ
センサが読み出し制御される。上記CCDイメージセン
サから読み出された撮像信号は、ローパスフィルタを介
して相関二重サンプルホールド回路に供給される。上記
相関二重サンプルホールド回路は、いわゆる相関二重サ
ンプルホールド法により上記撮像信号のノイズ成分を除
去しこれをメモリに供給する。
【0005】上記メモリに供給された撮像信号は通常速
度で書き込み及び読み出され出力端子を介して例えばモ
ニタ装置等に供給される。これにより、上記モニタ装置
の表示画面に被写体の動画像が表示される。
【0006】次に、静止画モードが選択されると、上記
CCDイメージセンサに上記動画モード時と同じく所定
時間、1回のみ撮像光が照射される。この1回のみの撮
像光の照射により上記CCDイメージセンサにより形成
された撮像信号は、通常の読み出し速度で読み出され、
上記ローパスフィルタ及び相関二重サンプルホールド回
路を介して上記メモリに供給され書き込まれる。このメ
モリに書き込まれた撮像信号は、通常の読み出し速度で
繰り返し読み出され上記モニタ装置に供給される。これ
により、上記モニタ装置の表示画面に被写体の静止画像
が表示される。
【0007】ここで、上記CCDイメージセンサで生ず
るノイズには、主として、上記受光した撮像光の電荷を
電圧する変換して出力する電圧効果型トランジスタの熱
雑音(NFET )があることが知られている。この熱雑音
は、通常、√(4KTRFET・B)で表され、ノイズ電
圧は帯域√(B)に比例する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
レントゲン撮像装置は、上記動画モード時も静止画モー
ド時も上記CCDイメージセンサの読み出し速度(電荷
蓄積時間)を同じとしているため、上記静止画モード時
において、上記NFET により明瞭な静止画像を得ること
ができないという問題があった。
【0009】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、上記静止画モード時のNFET を低減して明
瞭な静止画像を得ることができるような固体撮像装置の
提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、静止画像の撮像を行う静止画モードと動画像の撮
像を行う動画モードを有しており、上記各モード時に得
られた撮像光を固体撮像素子駆動手段で駆動される固体
撮像素子で受光して撮像信号を形成し、この撮像信号を
一旦記憶手段に記憶し読み出して出力する固体撮像装置
であって、上記固体撮像素子から出力された撮像信号に
上記静止画モード用のノイズ除去処理を施す静止画モー
ド用ローパスフィルタと、上記固体撮像素子から出力さ
れた撮像信号に上記動画モード用のノイズ除去処理を施
す動画モード用ローパスフィルタと、上記静止画モード
用ローパスフィルタからの撮像信号及び上記動画モード
用ローパスフィルタからの撮像信号を切り換えて出力す
る切り換え手段と、上記動画モード時には、上記固体撮
像素子からの撮像信号が通常速度で読み出されるように
上記固体撮像素子駆動手段を制御し、上記動画モード用
ローパスフィルタからの撮像信号を出力するように上記
切り換え手段を切り換え制御するとともに、上記記憶手
段に供給される撮像信号が通常の書き込み速度で書き込
まれるように該記憶手段を書き込み制御し、この記憶手
段に書き込まれた撮像信号が、通常の読み出し速度で読
み出されるように該記憶手段を読み出し制御し、上記静
止画モード時には、上記固体撮像素子からの撮像信号が
通常よりも遅い速度で読み出されるように上記固体撮像
素子駆動手段を制御し、上記静止画モード用ローパスフ
ィルタからの撮像信号を出力するように上記切り換え手
段を切り換え制御するとともに、上記記憶手段に供給さ
れる撮像信号が通常よりも遅い書き込み速度で書き込ま
れるように該記憶手段を書き込み制御し、この記憶手段
に書き込まれた撮像信号が、通常の読み出し速度で読み
出されるように該記憶手段を読み出し制御する制御手段
とを有することを特徴として上述の課題を解決する。
【0011】また、本発明に係る固体撮像装置は、上記
固体撮像素子が、被写体にX線を照射することにより得
られる撮像光を受光して撮像信号を形成することを特徴
として上述の課題を解決する。
【0012】
【作用】本発明に係る固体撮像装置は、例えば被写体に
X線を照射し、これにより得られた撮像光を固体撮像素
子で受光して該被写体の撮像を行う固体撮像装置であ
り、静止画像の撮像を行う静止画モードと動画像の撮像
を行う動画モードを有している。
【0013】まず、上記動画モード時となると、制御手
段は通常の読み出し動作が行われるように上記固体撮像
素子を駆動する固体撮像素子駆動手段を制御する。これ
により、上記固体撮像素子により形成された撮像信号が
通常の読み出し速度で読み出され動画モード用ローパス
フィルタ及び静止画モード用ローパスフィルタに供給さ
れる。
【0014】上記動画モード用ローパスフィルタは、当
該動画モード用のノイズ除去処理を上記撮像信号に施
す。また、上記静止画モード用ローパスフィルタは、後
述する静止画モード用のノイズ除去処理を上記撮像信号
に施す。この各ローパスフィルタからの出力は、切り換
え手段により切り換えて出力されるようになっており、
上記制御手段は、当該動画モード時には、上記動画モー
ド用ローパスフィルタからの撮像信号が出力されるよう
に上記切り換え手段を切り換え制御する。これにより、
上記動画モード用ローパスフィルタからの撮像信号が上
記切り換え手段を介して記憶手段に供給される。
【0015】上記制御手段は、この動画モード時には、
上記記憶手段に供給された撮像信号が通常の速度で書き
込まれ、また、読み出されるように、該記憶手段を書き
込み制御,読み出し制御する。
【0016】次に、上記静止画モード時となると、制御
手段は通常よりも遅い読み出し速度で読み出し動作が行
われるように上記固体撮像素子を駆動する固体撮像素子
駆動手段を制御する。これにより、上記固体撮像素子の
電荷蓄積時間が通常よりも長くなり、この充分な蓄積時
間で形成された撮像信号が、通常よりも遅い読み出し速
度で読み出され動画モード用ローパスフィルタ及び静止
画モード用ローパスフィルタに供給される。
【0017】上記制御手段は、当該静止画モード時に
は、上記静止画モード用ローパスフィルタからの撮像信
号が出力されるように上記切り換え手段を切り換え制御
する。これにより、上記静止画モード用ローパスフィル
タからの静止画用のノイズ除去処理の施された撮像信号
が上記切り換え手段を介して記憶手段に供給される。
【0018】上記制御手段は、この静止画モード時に
は、上記記憶手段に供給された撮像信号が通常よりも遅
い速度で書き込まれるように該記憶手段を書き込み制御
するとともに、この書き込まれた撮像信号が、通常の読
み出し速度で読み出されるように該記憶手段を読み出し
制御する。
【0019】これにより、上記充分な電荷蓄積時間で形
成された撮像信号を通常の読み出し速度で読み出して出
力することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0021】本発明に係る固体撮像装置は、例えば図1
に示すように、被写体にX線を照射し、これにより得ら
れる撮像光をCCDイメージセンサ(固体撮像素子)で
受光して該被写体の撮像を行う、いわゆるレントゲン撮
像装置に適用することができる。
【0022】この図1に示す本実施例に係るレントゲン
撮像装置は、静止画像の撮像を行う静止画モードと動画
像の撮像を行う動画モードとを有している。
【0023】まず、ユーザは、上記動画モードにより被
写体の撮像を行いたい場合、図示しないモード選択スイ
ッチにより該動画モードを選択する。上記モード選択ス
イッチにより該動画モードが選択されると、上記動画モ
ードが指定されたことを示す動画指定データが、入力端
子4を介して分周比設定回路5に供給されるとともに、
入力端子12を介して切り換えスイッチ(切り換え手
段)11に供給される。
【0024】上記切り換えスイッチ11は、上記動画モ
ードが指定されたことを示す動画指定データが供給され
ると、選択端子11cにより被選択端子11bを選択す
る。
【0025】また、上記分周比設定回路5は、上記動画
モードが指定されたことを示す動画指定データが供給さ
れると、分周比である“n”を“1”に設定するように
1/nカウンタ3を制御する。
【0026】上記1/nカウンタ3には原発振回路2か
らの所定の周波数のクロックが供給されており、このク
ロックを設定された分周比で分周して出力する。この場
合、上記分周比“n”が“1”に設定されたため、上記
1/nカウンタ3は、上記原発振回路2からのクロック
を分周することなくそのまま出力する。この1/nカウ
ンタ3からのクロックは、シグナルジェネレータ6及び
フレームメモリ16の書き込み制御を行う書き込み制御
回路17に供給される。
【0027】なお、上記原発振回路2,1/nカウンタ
3,分周比設定回路5で制御手段を構成している。
【0028】上記シグナルジェネレータ6は、上記クロ
ックを、上記CCDイメージセンサ1を駆動する垂直駆
動回路7及び水平駆動回路8に供給する。これにより、
上記垂直駆動回路7及び水平駆動回路8が、上記所定の
周波数のクロックに基づいて通常動作を行うように上記
CCDイメージセンサ1を駆動する。そして、上記CC
Dイメージセンサ1がX線撮像光を受光することにより
形成された撮像信号が通常読み出しされる。このCCD
イメージセンサ1からの撮像信号は、静止画モード用ロ
ーパスフィルタ9及び通常撮像モード用ローパスフィル
タ10にそれぞれ供給される。
【0029】上記静止画モード用ローパスフィルタ9
は、上記撮像信号に静止画モード用のノイズ除去処理を
施し、これを上記切り換えスイッチ11の被選択端子1
1aに供給する。また、上記動画モード用ローパスフィ
ルタ10は、上記撮像信号に通常撮像モード用のノイズ
除去処理を施し、これを上記切り換えスイッチ11の被
選択端子11bに供給する。
【0030】上述のように、この通常撮像モード時に
は、上記切り換えスイッチ11は、選択端子11cで上
記被選択端子11bを選択するように切り換え制御され
ている。このため、上記通常撮像モード用ローパスフィ
ルタ10からの撮像信号が、上記切り換えスイッチ11
を介して出力されることとなる。この切り換えスイッチ
11を介した上記撮像信号は、次に相関二重サンプルホ
ールド回路13に供給される。
【0031】上記相関二重サンプルホールド回路13
は、原理的には図2に示すような構成を有しており、入
力端子30を介して供給される撮像信号を遅延回路31
で例えば1フィールド分の遅延を施すとともに、差動増
幅器32で、上記遅延した前フィールドの撮像信号と現
在フィールドの撮像信号との差分を検出することによ
り、同相ノイズを除去し、これを出力端子33を介して
出力する。
【0032】すなわち、上記相関二重サンプルホールド
回路13は、まず、上記撮像信号について黒レベルを第
1のサンプリングパルスによりサンプルホールドし、こ
の第1のサンプリングパルスによりサンプルホールドさ
れた黒レベルの撮像信号を、さらに第2のサンプリング
パルスによりサンプルホールドするとともに、上記撮像
信号の映像レベルを上記第2のサンプリングパルスによ
りサンプルホールドし、上記第2のサンプリングパルス
によりサンプルホールドされた黒レベルの撮像信号と映
像レベルの撮像信号との差分をとることにより上記撮像
信号のノイズ成分を除去して出力する。この相関二重サ
ンプルホールド回路13から出力された上記撮像信号
は、画像増幅回路(画像アンプ)14に供給される。
【0033】上記画像アンプ14は、上記撮像信号を所
定の利得で増幅してこれをA/D変換器15に供給す
る。上記A/D変換器15は、上記撮像信号をデジタル
化することにより撮像データを形成し、これを上記フレ
ームメモリ16に供給する。
【0034】ここで、この通常撮像モード時において、
上述のように上記書き込み制御回路17には、上記1/
nカウンタ3からの通常の周波数のクロックが供給され
ている。このため、上記書き込み制御回路17は、通常
の周波数の書き込みパルスを形成し、これを上記フレー
ムメモリ16に供給する。これにより、上記フレームメ
モリ16には、上記A/D変換器15からの撮像データ
が通常の書き込み速度で書き込まれる。
【0035】また、上記フレームメモリ16に書き込ま
れた撮像データを読み出すための読み出しパルスを形成
する読み出し制御回路18には、上記原発振回路2から
の所定の周波数のクロックが供給されている。このた
め、上記読み出し制御回路18は、上記所定のクロック
に基づいて通常の周波数の読み出しパルスを形成しこれ
を上記フレームメモリ16に供給する。これにより、上
記フレームメモリ16に、通常の書き込み速度で書き込
まれた撮像データが通常の読み出し速度で読み出されD
/A変換器19に供給される。
【0036】上記D/A変換器19は、上記撮像データ
をアナログ化して撮像信号を形成し、これを出力端子2
0を介して出力する。この出力端子20を介して出力さ
れる撮像信号は、例えば図示しないモニタ装置に供給さ
れる。これにより、上記モニタ装置に被写体のX線動画
像が表示される。
【0037】次に、本実施例に係る固体撮像装置の静止
画モード時の動作説明をする。
【0038】ユーザは、上記静止画モードにより被写体
の撮像を行いたい場合、図示しないモード選択スイッチ
により該静止画モードを選択する。上記モード選択スイ
ッチにより上記静止画モードが選択されると、上記静止
画モードが指定されたことを示す静止画指定データが、
入力端子4を介して分周比設定回路5に供給されるとと
もに、入力端子12を介して上記切り換えスイッチ11
に供給される。
【0039】上記切り換えスイッチ11は、上記静止画
指定データが供給されると、選択端子11cにより被選
択端子11aを選択する。
【0040】また、上記分周比設定回路5は、上記静止
画指定データが供給されると、分周比である上記1/n
カウンタ3の分周比を例えば“n”(例えば、nは自然
数)に設定する。
【0041】上記1/nカウンタ3は、上記原発振回路
2からの所定の周波数のクロックをn分周し、これを上
記シグナルジェネレータ6及び書き込み制御回路17に
供給する。
【0042】上記シグナルジェネレータ6は、上記n分
周されたクロックを上記垂直駆動回路7及び水平駆動回
路8に供給する。これにより、上記垂直駆動回路7及び
水平駆動回路8が、上記n分周されたクロックに基づい
て上記CCDイメージセンサ1からの撮像信号が通常よ
りも遅く読み出されるように該CCDイメージセンサ1
を駆動する。これにより、上記CCDイメージセンサ1
の電荷蓄積時間を、上記通常撮像モード時よりも長くす
ることができ、上記読み出される撮像信号のレベルを向
上させることができる。このように、上記CCDイメー
ジセンサ1を通常よりも遅く駆動して読み出された撮像
信号は、上記静止画モード用ローパスフィルタ9及び通
常撮像モード用ローパスフィルタ10にそれぞれ供給さ
れる。
【0043】上記静止画モード用ローパスフィルタ9
は、上記撮像信号に静止画モード用のノイズ除去処理を
施し、これを上記切り換えスイッチ11の被選択端子1
1aに供給する。また、上記動画モード用ローパスフィ
ルタ10は、上記撮像信号に通常撮像モード用のノイズ
除去処理を施し、これを上記切り換えスイッチ11の被
選択端子11bに供給する。
【0044】上述のように、この静止画モード時には、
上記切り換えスイッチ11は、選択端子11cで上記被
選択端子11aを選択するように切り換え制御されてい
る。このため、上記静止画モード用ローパスフィルタ9
からの撮像信号が、上記切り換えスイッチ11を介して
出力されることとなる。この切り換えスイッチ11を介
した上記撮像信号は、上記相関二重サンプルホールド回
路13に供給され、上述の相関二重サンプルホールド法
によるノイズ除去処理が施され画像アンプ14に供給さ
れる。
【0045】上記画像アンプ14は、上述のように上記
撮像信号を所定の利得で増幅し、これをA/D変換器1
5に供給する。上記A/D変換器15は、上記撮像信号
をデジタル化することにより撮像データを形成し、これ
を上記フレームメモリ16に供給する。
【0046】上述のように、この静止画モード時には、
上記1/nカウンタ3からのn分周されたクロックが上
記書き込み制御回路17に供給されている。上記書き込
み制御回路17は、上記n分周されたクロックに対応し
て、通常よりも遅い書き込み速度の書き込みパルスを形
成し、これを上記フレームメモリ16に供給する。これ
により、上記通常よりも転送速度の遅い撮像データが正
確に上記フレームメモリ16に書き込まれる。
【0047】また、上記読み出し制御回路18には、上
記原発振回路2からの所定の周波数のクロックが供給さ
れている。上記読み出し制御回路18は、上記所定の周
波数のクロックに対応して、通常の速度の読み出しパル
スを形成し、これを上記フレームメモリ16に繰り返し
供給する。これにより、上記通常よりも遅い書き込み速
度で上記フレームメモリ16に書き込んだ上記撮像デー
タを、通常の読み出し速度で繰り返し読み出すことがで
き、該撮像データを通常の転送レートで出力することが
できる。
【0048】このフレームメモリ16から通常の読み出
し速度で読み出された撮像データは、上記D/A変換器
19によりアナログ化され撮像信号として出力端子20
を介して上記モニタ装置に供給される。
【0049】ここで、上記CCDイメージセンサ1のノ
イズには、主に、水平,垂直転送レジスタ及び電荷蓄積
部のダークノイズ(以下、Ndという。)、電荷読み出
し時のリセットノイズ(以下、Nrという。)、電荷蓄
積部に蓄積された電荷を電圧に変換して出力する電荷電
圧変換部のFET(電界効果型トランジスタ)の熱ノイ
ズ(以下、NFET という。)がある。
【0050】上記NFET は、通常、熱ノイズとして√
(4KTRFET B)で表され、ノイズ電圧は、上記撮像
信号の帯域√(B)に比例する。
【0051】本実施例に係るレントゲン撮像装置では、
上述の静止画モード時において、上記CCDイメージセ
ンサ1に供給するクロックをfc/n(fcは通常のク
ロックの周波数、nは上記1/nカウンタ3で設定され
る分周比)としているため、上記静止画モード時の撮像
信号の帯域Bを、afc/n(aは係数であり、通常、
1.5〜3程度に選ばれる。)と狭くすることができ
る。このため、上記NFET を1/√(n)に減らすこと
ができる。
【0052】なお、上記分周比nは、上記Nd,Nrが
上記NFET よりも大きくならないように設定することが
好ましい。また、上記Ndは、上記CCDイメージセン
サ1の電荷蓄積時間が長くなる分大きくなってしまう
が、このNdは、通常、上記NFET の1/5以下である
ため問題はない。
【0053】また、上記CCDイメージセンサ1を通常
よりも遅く駆動しているため、上記画像アンプ14とし
て、上記Nr改善のための、同相ノイズ成分除去が良好
で、且つ、ノイズの少ないものを用いることを可能とす
ることができる。
【0054】従って、本実施例に係るレントゲン撮像装
置は、上記静止画モード時において、電荷蓄積時間を通
常よりも長くすることにより、レベルが充分で、且つ、
ノイズの少ない撮像信号を形成することができ、上記モ
ニタ装置に、感度良好なX線静止画像を表示することが
できる。
【0055】また、上記静止画モード時において、微弱
な光像を明るい出力像に輝度増強して出射するイメージ
・インテンシファイヤ(I・I:Image Intensifier )
を用いることなく、上記X線の撮像光を直接CCDイメ
ージセンサ1で受光しても、充分なレベルの撮像信号を
得ることができ、明瞭なX線静止画像を得ることができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る画像表示装置は、静止画モード時に、固体撮像素
子からの読み出し速度を通常の読み出し速度よりも遅く
なるように制御しているため、上記固体撮像素子の電荷
蓄積時間を充分なものとすることができ、感度良好な静
止画用の撮像信号を形成することができる。
【0057】また、上記固体撮像素子の読み出し速度を
通常の読み出し速度よりも遅くして形成した撮像信号
を、専用のローパスフィルタである静止画モード用ロー
パスフィルタによりノイズ除去処理をしているため、該
静止画モード用に最適なノイズ除去処理を行うことがで
き、明瞭な画像を得ることができる撮像信号を形成する
ことができる。
【0058】また、上記固体撮像素子の読み出し速度を
通常の読み出し速度よりも遅くして形成した撮像信号を
記憶手段に一旦書き込み、この記憶手段に書き込んだ撮
像信号を通常の読み出し速度で読み出して出力するよう
にしているため、このような読み出し速度を遅くするよ
うな制御を行っても通常の転送レートで感度良好且つ明
瞭な静止画用の撮像信号を出力することができる。
【0059】また、上記固体撮像素子の読み出し速度を
通常の読み出し速度よりも遅くして撮像信号を形成して
いるため、撮像信号の帯域を狭くすることができ、固体
撮像素子の電荷蓄積部に蓄積された電荷を電圧に変換し
て出力する電荷電圧変換部のFET(電界効果型トラン
ジスタ)の熱ノイズを低減することができる。
【0060】従って、微弱な光像を明るい出力像に輝度
増強して出射するイメージ・インテンシファイヤを用い
ずに、X線の撮像光を直接固体撮像素子に照射して撮像
を行っても、感度良好且つノイズの少ない明瞭なX線画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る固体撮像装置のブロック
図である。
【図2】上記実施例に係る固体撮像装置に設けられてい
る相関二重サンプルホールド回路の原理的なブロック図
である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・CCDイメージセンサ 2・・・・・・・・・・・・・原発振回路 3・・・・・・・・・・・・・1/nカウンタ 4,12・・・・・・・・・・モード指定データの入力
端子 5・・・・・・・・・・・・・分周比設定回路 6・・・・・・・・・・・・・シグナルジェネレータ 7・・・・・・・・・・・・・CCDイメージセンサの
垂直駆動回路 8・・・・・・・・・・・・・CCDイメージセンサの
水平駆動回路 9・・・・・・・・・・・・・静止画モード用ローパス
フィルタ 10・・・・・・・・・・・・動画モード用ローパスフ
ィルタ 11・・・・・・・・・・・・切り換えスイッチ 13・・・・・・・・・・・・相関二重サンプルホール
ド回路 14・・・・・・・・・・・・画像アンプ 15・・・・・・・・・・・・A/D変換器 16・・・・・・・・・・・・フレームメモリ 17・・・・・・・・・・・・書き込み制御回路 18・・・・・・・・・・・・読み出し制御回路 19・・・・・・・・・・・・D/A変換器 20・・・・・・・・・・・・撮像信号の出力端子 31・・・・・・・・・・・・遅延回路 32・・・・・・・・・・・・差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名雲 文男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画像の撮像を行う静止画モードと動
    画像の撮像を行う動画モードを有しており、上記各モー
    ド時に得られた撮像光を固体撮像素子駆動手段で駆動さ
    れる固体撮像素子で受光して撮像信号を形成し、この撮
    像信号を一旦記憶手段に記憶し読み出して出力する固体
    撮像装置であって、 上記固体撮像素子から出力された撮像信号に上記静止画
    モード用のノイズ除去処理を施す静止画モード用ローパ
    スフィルタと、 上記固体撮像素子から出力された撮像信号に上記動画モ
    ード用のノイズ除去処理を施す動画モード用ローパスフ
    ィルタと、 上記静止画モード用ローパスフィルタからの撮像信号及
    び上記動画モード用ローパスフィルタからの撮像信号を
    切り換えて出力する切り換え手段と、 上記動画モード時には、上記固体撮像素子からの撮像信
    号が通常速度で読み出されるように上記固体撮像素子駆
    動手段を制御し、上記動画モード用ローパスフィルタか
    らの撮像信号を出力するように上記切り換え手段を切り
    換え制御するとともに、上記記憶手段に供給される撮像
    信号が通常の書き込み速度で書き込まれるように該記憶
    手段を書き込み制御し、この記憶手段に書き込まれた撮
    像信号が、通常の読み出し速度で読み出されるように該
    記憶手段を読み出し制御し、上記静止画モード時には、
    上記固体撮像素子からの撮像信号が通常よりも遅い速度
    で読み出されるように上記固体撮像素子駆動手段を制御
    し、上記静止画モード用ローパスフィルタからの撮像信
    号を出力するように上記切り換え手段を切り換え制御す
    るとともに、上記記憶手段に供給される撮像信号が通常
    よりも遅い書き込み速度で書き込まれるように該記憶手
    段を書き込み制御し、この記憶手段に書き込まれた撮像
    信号が、通常の読み出し速度で読み出されるように該記
    憶手段を読み出し制御する制御手段とを有することを特
    徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記固体撮像素子は、被写体にX線を照
    射することにより得られる撮像光を受光して撮像信号を
    形成することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装
    置。
JP5149747A 1993-05-31 1993-05-31 固体撮像装置 Withdrawn JPH06339080A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0849942A2 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup apparatus having different processing rates for still and moving images
JP2001298668A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Nikon Corp 撮像装置

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