JPH06338844A - 基地局情報によりサービスエリアを検出する無線呼出受信機 - Google Patents

基地局情報によりサービスエリアを検出する無線呼出受信機

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JPH06338844A
JPH06338844A JP5148257A JP14825793A JPH06338844A JP H06338844 A JPH06338844 A JP H06338844A JP 5148257 A JP5148257 A JP 5148257A JP 14825793 A JP14825793 A JP 14825793A JP H06338844 A JPH06338844 A JP H06338844A
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JP5148257A
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Masaki Yanagihara
正樹 柳原
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Motorola Solutions Japan Ltd
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Nippon Motorola Ltd
Motorola Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無線基地局から送出される基地局情報を受信解
読することにより、無線呼出受信機携帯者がサービスエ
リアを移動したときに、自エリアを自動的に検出できる
無線呼出受信機を提供すること。 【構成】探索用記憶手段140内に複数組のエリア識別
情報と特定時刻情報とを記憶しておき、いずれかの特定
時刻情報に対応するサービスエリアの基地局情報を受信
するよう動作し、受信した該基地局情報中のエリア識別
情報と探索用記憶手段内の当該特定時刻情報に対応する
エリア識別情報とを比較し、一致を検出した場合には呼
出受信機がそのサービスエリア内に存在することが分か
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広域で使用可能な無線
呼出受信機に関するもので、特に複数のサービスエリア
を切替えて広域無線呼出サービスを受けるために、無線
呼出受信機携帯者のエリア移動に伴って、無線基地局か
らの基地局情報を受信解読して常に自エリアを検出し、
適時サービスエリア切替要求を出力することができる無
線呼出受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術および問題点】従来、複数エリアの無線呼
出サービスを実現する方式としては、複数エリアでの共
通単一周波数による大ゾーン方式、携帯者が移動エリア
を事前に登録しておく事前登録方式、および複数エリア
のサービス地域で契約を行って無線呼出受信機をこれら
のサービスエリアに移動する度に受信周波数などを切替
えて利用する方式などがあった。しかしながら、大ゾー
ン方式は、電波の有効利用上著しく不利であり、電波に
よる通信サービスが小ゾーン方式が主流となりつつある
現在、時代の流れに逆行する方式であり、利用者にとっ
ては利便性が高いものの今後利用されにくくなる方式で
ある。この点、事前登録方式などでは、無線呼出受信機
携帯者自身が必要に応じてサービスエリアの切替えを行
うため、電波の効率的利用上好ましい方式である。しか
し、これらの方式では、エリアの切替えに関してはその
一切を利用者の責任に任されており、必要に応じ随時エ
リアの切替えを行わなければならないため、無線呼出受
信機携帯者自身が常に現在サービスを受けているエリア
がどこであるのか、あるいはこれから移動して行く先は
どのサービスエリアになるのかを常に認識している必要
があり煩雑であった。さらに、サービスエリアを移動の
際に、受信周波数の変更などの受信機の動作状態を多く
の状態の中から適切に切替えてやる操作が必要など煩わ
しい操作を行わなければならならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した通り、現状の
複数エリアの無線呼出サービス方式の下では、大ゾーン
方式の場合を除いて、常に受信機携帯者自身が現在のサ
ービスエリアなどを正確に認識している必要があった。
このことは、複数エリアでの無線呼出サービスの利用者
にとって、極めて煩わしい自己位置の確認、または面倒
な受信機の動作切替などの操作を強いられるという問題
があった。従って、実際上せいぜい数エリア程度までの
複数エリアの無線呼出サービスが限度であって、数十エ
リアにも及ぶ全国的な規模での複数エリアの無線呼出サ
ービスの実現には程遠いものであった。
【0004】本発明の目的は、電波の有効利用上非常に
好ましい方式である複数エリア切替方式の無線呼出サー
ビスを可能にする無線呼出受信機の提供であって、特
に、前述したような問題を解消するべく、無線呼出受信
機が無線基地局から送出される基地局情報を受信解読す
ることで、無線呼出受信機携帯者がサービスエリアを移
動したときに、自エリアを自動的に検出し、受信機携帯
者に対してサービスエリア切替要求を出力する無線呼出
受信機を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ための本発明に従った無線呼出受信機は、現在無線呼出
サービスを受けているサービスエリア(以下、「現在エ
リア」という。)の無線基地局から送信される選択呼出
番号が自己に割当てられた選択呼出番号に一致したとき
に呼出を報知する機能を有し、サービスエリアの無線基
地局から所定時刻(以下、「特定時刻」という。)に送
信される基地局情報を受信する機能を有し: サービス
エリアのエリア識別情報および特定時刻情報を含むサー
ビスエリア情報を所定のサービスエリアの数だけ記憶す
る探索用記憶手段; 現在エリアのエリア識別情報およ
び特定時刻を含む現在エリア情報を記憶する現在記憶手
段; 当該無線呼出受信機が現在エリアの圏外に移動し
たことを検出する圏外検出手段; 受信した基地局情報
と前記探索用記憶手段内のサービスエリア情報または前
記現在記憶手段内の現在エリア情報とを比較する比較手
段;および現在時刻を刻む計時手段; から構成され、
当該無線呼出受信機が、通常待受動作中は、現在エリ
ア情報に基づき自己への無線呼出を待ち受け、前記圏外
検出手段により現在エリアの圏外を検出したときエリア
サーチモードに入り、 該エリアサーチモードにおい
て、前記探索用記憶手段内の特定時刻情報のいずれかと
前記計時手段の時刻との一致に応じて、当該特定時刻情
報に対応するサービスエリアの基地局情報を受信するよ
う動作し、受信した該基地局情報中のエリア識別情報と
前記探索用記憶手段内の当該特定時刻情報に対応するエ
リア識別情報とを前記比較手段により比較し、不一致を
検出した場合にはエリアサーチモードを継続し、一致を
検出した場合には一定条件下でサービスエリア切替要求
を出力することを特徴とする。
【0006】他の特徴として、 前記現在記憶手段内の
特定時刻情報と前記計時手段の時刻とが一致する際に基
地局情報を受信するよう動作し、受信した基地局情報中
のエリア識別情報と前記現在記憶手段内のエリア識別情
報とを前記比較手段により比較し、一致を検出した場合
には通常待受動作を継続し、不一致を検出した場合には
サービスエリア切替要求を出力し、基地局情報が連続し
て所定回数受信されなかった場合には準エリアサーチモ
ードに入り、 準エリアサーチモードにおいて、無線呼
出信号を受信する度に受信信号中の同期信号からの特定
の相対的タイミングで基地局情報信号を受信し、受信し
た基地局情報中のエリア識別情報と前記現在記憶手段内
のエリア識別情報とを前記比較手段により比較し、一致
を検出した場合には準エリアサーチモードを終了して通
常待受動作に復帰し、不一致を検出した場合にはサービ
スエリア切替要求を出力する機能を有する。
【0007】
【作用】本発明の無線呼出受信機は、通常待受動作中
は、現在記憶手段により指定される現在エリアの情報に
基づき、自己への無線呼出を待受ける。選択呼出番号に
よる無線呼出信号を受信すると、従来の無線呼出受信機
と同様に、これを報知する動作を発生し、またメッセー
ジ情報を伴う呼出の場合は、これをメッセージ記憶手段
に記憶し、表示手段によりこれを表示するなどの適切な
動作を行う。
【0008】この通常待受動作時に、前記サービスエリ
ア圏外を検出する手段によりサービスエリアの圏外を検
出した時、圏外状態が継続している間エリアサーチモー
ドとなる。エリアサーチモードにおいては、探索用記憶
手段内の特定時刻情報のいずれかと計時手段の時刻が一
致したときあるいはその直前に、時刻が一致した特定時
刻情報を含む探索用記憶手段内に存在するサービスエリ
ア情報中の割当周波数情報で指定される周波数に受信周
波数を切替え、基地局情報を受信し、正しく受信した
時、前記基地局情報解読手段によりこれを解読し、該基
地局情報中のエリア識別情報と探索用記憶手段内に存在
する該サービスエリア情報中のエリア識別情報とが比較
手段により比較され、不一致を検出した場合あるいは基
地局情報を正しく受信できなかった場合にエリアサーチ
モードを継続し、一致を検出した場合に該エリア識別情
報と現在記憶手段に記憶されたエリア識別情報とが比較
手段により比較され、不一致を検出したときにサービス
エリア切替要求を出力する手段よりサービスエリア切替
要求を出力し、一致を検出したときにエリアサーチモー
ドを終了し、通常待受動作に復帰する。
【0009】また、無線呼出受信機が通常待受動作中
は、現在記憶手段内の特定時刻情報により指定される現
在エリアの基地局情報を送出する特定時刻と計時手段の
時刻とが一致した時基地局情報を受信し、正しく受信す
ると基地局情報解読手段によりこれを解読し、この基地
局情報中のエリア識別情報と現在記憶手段に記憶された
エリア識別情報とが比較手段により比較され、一致を検
出した場合には通常待受動作を継続し、不一致を検出し
た場合にはサービスエリア切替要求を出力する手段によ
りサービスエリア切替要求を出力する。
【0010】特定時刻における基地局情報の受信が、例
えば3回連続して正しく受信されなかった場合には、準
エリアサーチモードに入る。準エリアサーチモードにお
いては、受信周波数を現在エリアの周波数に固定したま
ま、無線呼出信号を受信する度に受信信号中の同期信号
からの特定の相対的なタイミングで信号を受信し、基地
局情報を正しく受信すると、基地局情報解読手段により
これを解読し、この基地局情報中のエリア識別情報と現
在記憶手段に記憶されたエリア識別情報とが比較手段に
より比較され、不一致を検出した場合にはサービスエリ
ア切替要求を出力する手段よりサービスエリア切替要求
を出力する。比較手段が一致を検出した場合には、準エ
リアサーチモードを終了し、通常待受動作に復帰する。
【0011】受信した基地局情報中のエリア識別情報と
現在記憶手段に記憶されたエリア識別情報との比較の結
果、不一致を検出した場合に、受信した基地局情報中の
サービスエリア情報またはエリア識別情報を一時エリア
記憶手段に記憶し、サービスエリア切替要求を出力し、
サービスエリア切替要求モードとなる。サービスエリア
切替要求モードは、無線呼出受信機が、現在記憶手段に
より指定されるサービスエリア情報に基づき、無線呼出
を待受け、現在記憶手段内のサービスエリア情報中の選
択呼出番号情報に一致する選択呼出信号を受信したと
き、一時メッセージ記憶手段にこれを一時記憶し、報知
動作を保留する。また、現在記憶手段内の特定時刻情報
により指定される現在エリアの基地局情報を送出する特
定時刻と計時手段の時刻が一致したとき、基地局情報を
受信し、正しく受信すると、基地局情報解読手段により
これを解読し、この基地局情報中のエリア識別情報と現
在記憶手段に記憶されたエリア識別情報とが比較手段に
より比較され、不一致を検出した場合にはサービスエリ
ア切替要求モードを継続し、一致を検出した場合にはサ
ービスエリア切替要求モードを終了して通常待受動作に
復帰する。
【0012】さらに、サービスエリア切替要求モードで
は、一時エリア記憶手段内のサービスエリア情報中の特
定時刻情報と、または該記憶手段内のエリア識別情報に
一致するエリア識別情報を有する探索用記憶手段内のサ
ービスエリア情報中の特定時刻情報により指定される基
地局情報を送出する特定時刻と、計時手段の時刻とが一
致した時、あるいはその直前に、該一時エリア記憶手段
内のサービスエリア情報中の割当周波数情報、または該
記憶手段内のエリア識別情報に一致するエリア識別情報
を有する探索用記憶手段中の割当周波数情報で指定され
る周波数に受信周波数を切替え、基地局情報を受信し、
正しく受信すると、基地局情報解読手段によりこれを解
読し、この基地局情報中のエリア識別情報と一時エリア
記憶手段に記憶されたエリア識別情報とが比較手段によ
り比較され、一致を検出した場合にはサービスエリア切
替要求モードを継続し、例えば3回連続して不一致を検
出した場合にはサービスエリア切替要求出力およびサー
ビスエリア切替要求モードを停止し、エリアサーチモー
ドに移行する。
【0013】エリアサーチモード、準エリアサーチモー
ドまたはサービスエリア切替要求モードにおいて、正し
く受信された基地局情報中のエリア識別情報と現在記憶
手段に記憶されたエリア識別情報とが一致した場合、一
時メッセージ記憶手段に記憶されたメッセージ情報が存
在する時、これを、自己に割当られた選択呼出番号によ
る正常な選択呼出受信と見做して、これを報知する動作
を行うことにより、通常待受動作中でないときに受信し
た選択呼出信号をも有効にしている。
【0014】
【実施例】本発明の実施例の説明に先立ち、各無線基地
局がエリア識別情報、エリア割当周波数情報および現在
時刻情報を含む基地局情報を送出する様子を簡単に説明
する。
【0015】図1は、POCSAG信号方式における基
地局情報のフォーマットの一例である。図1において、
(a)は、POCSAG信号におけるプリアンブル57
6ビットおよび第1バッチの部分を示している。第1バ
ッチの第1フレームF0の前半部分にエリア識別情報
を、後半部分に周波数情報を、また第2フレームF1全
体に現在時刻情報を配置している。同図(b)は、1つ
のフレームの前半および後半がそれぞれ32ビット、合
計64ビットの符号により構成されていることを示して
いる。この32ビットの符号は、同図(c)に示される
ように、先頭のアドレス/データ識別フラッグ1ビッ
ト、20ビットの情報ビット、10ビットのチェックビ
ットおよびこれら31ビット全体のパリティチェックビ
ット1ビットより成っている。同図(d)、(e)、
(f1)、(f2)にそれぞれ、エリア識別情報、周波
数情報、現在時刻情報のフォーマットの例を示す。これ
らの基地局情報は、同図(c)中の情報ビット20ビッ
トの部分にそれぞれ挿入される。図2は、基地局情報の
送信順序の一例を示すグラフである。無線呼出のサービ
スエリアには、エリア毎に特定のエリアコードおよび送
信時刻を予め定め、その時刻に特定の基地局情報を送信
する。例えば、図の例ではエリアコード21のサービス
エリアの無線基地局は、毎10分毎に、01分12秒経
過時に、当該エリアの基地局情報を送信する。10分毎
に00分00秒からスタートし、6秒づつブロック0、
1、2、3、・・・9の順序で送信し、1分間に10ケ
所の基地局、10分周期の間に100ケ所の基地局から
の基地局情報を送信できる。100ケ所あれば、日本中
のブロックをカバーできる。
【0016】図3(a)は、本発明の実施例に従った無
線呼出受信機のエリアサーチモード動作を示す。選択呼
出受信機の携帯者がエリア移動した際に、特定の情報を
受信できない状態を検出することにより、選択呼出受信
機は新エリア識別のためのエリアサーチモードに入る。
図2に示したごとく基地局情報の送信時刻はエリア毎に
予め特定されていることから、適切な時刻に特定エリア
の信号を受信するべく受信周波数の変更を行い、当該エ
リアの基地局情報の受信の有無を確認することにより、
自受信機が存在する新エリアを最長10分以内に見つけ
出すことができる。図3の例では、現在エリアAの受信
周波数を周波数3とし、周波数1〜5の間を切替えて、
エリアサーチを行う場合を示している。受信機がエリア
サーチモードに入り、エリアサーチ動作を開始すると、
次に来る直近の基地局情報送信時刻に達すると同時にあ
るいはその直前に、そのサービスエリアBに特定の周波
数1へと受信周波数を切替え、基地局情報の受信を試み
る。当該サービスエリアBに属する基地局情報を受信で
きなければ、直ちに元の受信周波数3に戻り、通常の無
線呼出の待受受信を行う。この後引き続いて、周波数2
(エリアC)、周波数3(エリアA)、周波数5(エリ
アF)、周波数3(エリアA)、周波数3(エリア
D)、周波数3(エリアA)、周波数4(エリアE)、
周波数3(エリアA)の順で受信周波数を切替え、エリ
アA、エリアC、エリアD、エリアFからの基地局情報
を受信できず、エリアEからの受信に成功している。基
地局情報の受信に成功すると、その時点でエリアサーチ
動作を中止し、元の周波数3を受信して無線呼出の待受
受信を行うとともに、携帯者にエリア切替を求めるエリ
ア切替要求モードへと移行する。このような動作を行う
ことにより、エリアサーチモード中であっても自受信機
に対する選択呼出を受信できる確率を高め、呼出をミス
する可能性を低減している。また、エリア切替要求モー
ド中であっても、新エリア(この例では、エリアE)で
の基地局情報確認時(図2の例で、10分間に1回、数
秒間だけ発生する)を除いて、自受信機にたいする選択
呼出を完全に受信できる。
【0017】図3(b)は、POCSAG方式による無
線呼出の例における、本発明の無線呼出受信機のエリア
サーチモード動作および準エリアサーチモード動作にお
ける間欠受信動作の一例である。本実施例では、基地局
情報は、プリアンブル直後の同期符号に引続き配置され
るものとして、この時1回に限り、間欠受信動作の受信
部電源投入時間を延長することにより、基地局情報の受
信・確認を実行できる。従って、基地局情報受信のため
に消費する電流の全体に占める割合は、無視できる程度
に抑えることができる。
【0018】以下に、各無線基地局から送信される基地
局情報を受信することにより自受信機が存在するサービ
スエリアを検出する無線呼出受信機の実施例につき、図
面を参照しながら、構成および動作の詳細を説明する。
【0019】図4は、本発明の実施例に従った無線呼出
受信機のブロック構成図である。無線基地局から送信さ
れた選択呼出信号や基地局情報などの無線信号が、受信
アンテナ10で高周波電気信号に変換され、受信部20
により増幅、復調などの処理を受けた後に、デコーダ部
30により復号処理される。通常待受受信モードでは、
受信部20の受信周波数は、現在エリア情報メモリ12
0内にある現在エリア受信周波数コード122により指
定される周波数に設定されている。この状態で選択呼出
信号(本明細書において「アドレス」とも言う。)を受
信すると、データ照合部40が、この受信アドレスと現
在エリア情報メモリ120内の現在エリアアドレス12
4とを比較する。両アドレスの一致を検出したときに、
このアドレス受信を自受信機への呼出と判断し、制御部
50が鳴音制御部100を制御し、発音体9によりこの
無線呼出を報知する。さらに、受信アドレスがメッセー
ジ情報を伴う場合には、デコーダ部30が受信メッセー
ジ情報を復号し、得られたメッセージ情報をメッセージ
メモリ110内に格納し、表示器70にこのメッセージ
情報を表示する。内部時計80の時刻が基地局情報送信
時刻コード123により指定される時刻に一致した時、
現在エリアの基地局情報を受信し、デコーダ部30での
復号に成功すれば、データ照合部40がこの復号データ
と現在エリア識別コード121とを比較する。エリア識
別コードが一致する場合には通常待受受信モードを継続
し、不一致の場合にはサービスエリア切替要求モードに
移行する。また、前記デコーダ部30による復号が、た
とえば連続して3回成功しない場合には、準エリアサー
チモードに移行する。
【0020】受信部20、デコーダ部30およびデータ
照合部40は、制御部50にしたがって間欠的に動作し
ているが、デコーダ部30が、例えば5分間程度のあら
かじめ定めた時間間隔の間、無線基地局からの選択呼出
信号などの無線信号を受信できない場合には、これを現
在サービスエリアの圏外と判断し、エリアサーチモード
に移行する。
【0021】エリア情報対応表140は、探索するサー
ビスエリアに対応するエリア識別コード141、受信周
波数コード142、基地局情報送信時刻コード143お
よびアドレスコード144の4種の情報コードを一組と
する探索サービスエリア情報を、必要なサービスエリア
の組の数だけ記録したメモリである。
【0022】エリアサーチモード このモードにおい
ては、内部時計80の時刻がエリア情報対応表140内
のいずれかのサービスエリアの基地局情報送信時刻コー
ド143により指定される時刻に一致した時あるいはそ
の直前に、そのエリアの探索受信周波数情報142を受
信部20の受信周波数として設定し、そのエリアからの
基地局情報の受信に努める。デコーダ部30での復号に
成功すれば、データ照合部40がこの復号されたエリア
識別データと探索エリア識別コード141とを比較す
る。両エリア識別コードが一致する場合において、探索
エリア識別コード141と現在エリア識別コード121
とが一致するときは、エリアサーチモードを終了し通常
待受受信モードに復帰する。探索エリア識別コード14
1と現在エリア識別コード121とが不一致のときは、
サービスエリア切替要求モードに移行する。
【0023】デコーダ部30での復号に成功しない場
合、あるいは復号されたエリア識別データと探索エリア
識別コード141とが不一致の場合には、受信部20の
受信周波数を直ちに現在エリア受信周波数122にいっ
たん戻し、通常無線呼出を待受受信しつつ、さらにエリ
アサーチモードを継続する。
【0024】準エリアサーチモード このモードにお
いては、受信部2の受信周波数を現在エリア受信周波数
122に固定しておいて、通常待受受信モードと同様に
待受受信しながら、無線呼出信号を受信する度に、受信
信号中の同期信号から相対的に特定なタイミングで基地
局情報の受信に努める。基地局情報を受信し、デコーダ
部30での復号に成功すると、データ照合部40がこの
復号エリア識別データと現在エリア識別コード121と
を比較する。両エリア識別コードが一致した場合には、
準エリアサーチモードを終了し、通常待受受信モードに
移行する。両エリア識別コードが不一致の場合には、サ
ービスエリア切替要求モードに移行する。また、基地局
情報を受信できなかった場合、あるいはデコーダ部30
での復号に成功しなかった場合には、準エリアサーチモ
ードを継続する。
【0025】サービスエリア切替要求モード このモ
ードにおいては、データ照合部40で比較されたデコー
ダ部30からの復号エリア識別データに一致するような
探索エリア識別コードを、エリア情報対応表140内の
全ての組のサービスエリア情報のエリア識別コード14
1の中から検索する。見つけ出したエリア識別コード1
41を含む1組のサービスエリア情報を一時エリア情報
メモリ130に転送し、かつ、表示器70や鳴音制御部
100および発音体90によってサービスエリア切替要
求を出力し、携帯者に知らせる。同時に、受信部20の
受信周波数を現在エリア受信周波数122に設定し、通
常待受受信モードと同様の待受受信動作を開始する。こ
の後、アドレス信号の受信に応じてデコーダ部30で復
号し、データ照合部40で現在エリアアドレス124と
比較し、一致を検出した場合には、受信アドレスに伴う
メッセージ情報をデコーダ部30で復号して、一時メッ
セージメモリ112内に格納する。メッセージ情報の無
い呼の場合には、無メッセージ呼として一時メッセージ
メモリ112に格納する。鳴音や表示による無線呼出の
報知はこの時点では行わず保留する。
【0026】内部時計80の時刻が現在基地局情報送信
時刻123に一致した時、基地局情報を受信し、デコー
ダ部30での復号に成功すれば、データ照合部40でこ
の復号エリア識別データと現在エリア識別コード121
とを比較する。両エリア識別コードが不一致の場合、あ
るいはデコーダ部30での復号に成功しない場合には、
サービスエリア切替要求モードを継続する。復号エリア
識別コードと現在エリア識別コードとが一致した場合に
は、前述した表示器70や鳴音制御部100および発音
体90によるサービスエリア切替要求出力を停止し、サ
ービスエリア切替要求モードを終了し、通常待受受信モ
ードに復帰する。また、通常待受受信モードに復帰する
場合、一時メッセージメモリ112にメッセージが格納
されているときには、この呼を通常の無線呼出受信時と
同様に扱い報知し、格納メッセージをメッセージメモリ
110に転送する。
【0027】内部時計80の時刻が一時エリア情報メモ
リ130内の基地局情報送信時刻133に一致した時あ
るいはその直前に、受信部20の受信周波数を一時受信
周波数132に設定して基地局情報を受信し、デコーダ
部30での復号に成功すれば、データ照合部40で復号
エリア識別データと一時エリア識別コード131とを比
較する。両エリア識別コードが一致した場合にはサービ
スエリア切替要求モードを継続し、不一致の場合あるい
はデコーダ部30での復号が連続して3回不成功の場合
には、前述した表示器70や鳴音制御部100および発
音体90によるサービスエリア切替要求出力を停止し、
サービスエリア切替要求モードを終了し、エリアサーチ
モードに移行する。
【0028】サービスエリア切替要求モードの動作中
に、スイッチ入力60が発生した場合にサービスエリア
切替が実行される。このとき、一時エリア情報メモリ1
30に格納されている情報が、現在エリア情報メモリ1
20に転送され、これにより受信エリアが切替えられ、
新サービスエリアでの通常待受受信モードの動作を開始
する。また、サービスエリア切替要求出力は当然停止
し、サービスエリア切替要求モードを終了し、同時に、
一時メッセージメモリ112の内容は、消去または無効
化される。
【0029】内部時計の補正 基地局情報を受信した
ときに、それに含まれる現在時刻をデコーダ部30によ
り復号し、この復号時刻データと内部時計80の現在時
刻とをデータ照合部40により比較する。両時刻の差
が、例えば0.5秒以上であれば、基地局情報から復号
解読して得られた現在時刻情報で、内部時計80の現在
時刻を補正する。このことにより、常に内部時計80の
誤差を一定の許容限度内に抑え、基地局情報を受信する
タイミングの精度を常に確保している。
【0030】基地局情報を受信したときに、それに含ま
れる送信周波数情報をデコーダ部30により復号解読
し、現在エリアの受信周波数とをデータ照合部40によ
り比較する。両者が一致したとき、受信した基地局情報
に矛盾やエラーが無く、正しく受信されたものと判断す
ることにより、スプリアス受信などによる受信妨害が発
生している場合にも、誤って無関係なサービスエリアの
基地局情報を受信し、これを処理してしまうことによる
不正動作の発生を防いでいる。。
【0031】図5は、本発明の実施例にしたがった無線
呼出受信機の通常待受受信モードおよび準エリアサーチ
モードでの動作フローチャートである。待受動作201
から始まり、受信部動作時に、同期確立の有無を202
で行う。同期の確立ができない状態が連続すると、判断
203において圏外となり、エリアサーチモード204
へ移行する。圏外とならない場合には、再度待受動作2
01の直後から始まる。判断202で同期確立が認めら
れると、受信機は同期状態となり、自アドレス受信の有
無を待受け、判断205で自アドレスの受信が確認され
ると、呼出動作206を発生する。準エリアサーチモー
ドでは、無線呼出信号を受信する度に基地局情報の有無
を確認するため、現在エリア以外の情報を有する基地局
情報を受信することがあり、このような場合、判断20
7で分岐し、エリア変更要求モードへ移行する。判断2
09で、現在エリアの基地局情報送信時刻に達すると、
現在エリアの基地局情報の受信の有無を210で判断す
る。通常の場合、ここで基地局情報が受信され、このと
き受信機が準エリアサーチモードであれば、判断211
から処理212を通り準エリアサーチモードは解除さ
れ、その後、通常待受受信モードとなり、待受動作20
1の直後に戻る。判断210で基地局情報非受信となっ
た場合、これが3回未満であればそのまま、3回目であ
れば準エリアサーチモードとなり、待受動作201の直
後に戻る。
【0032】図6は、本発明の実施例にしたがった無線
呼出受信機のエリアサーチモードおよびエリア変更要求
モードでの動作フローチャートである。受信機が、エリ
アサーチモード301に入ると、現在エリアの周波数で
の待受受信302を行い、エリア情報対応表140のい
ずれかの基地局情報送信時刻143に達すると、判断3
03から、処理304により、当該基地局の周波数に切
替え基地局情報を受信し、判断305で当該基地局情報
の受信を確認すると、受信内容にエラーや矛盾が無いこ
とを306で判断する。いずれの場合にも、確認できな
ければ、エリアサーチモード301の直後に戻る。基地
局情報が正しく受信できれば、これが現在エリアのもの
かどうかを307で判断し、現在エリアのものであれ
ば、通常待受受信モードに移行する。ただし、このと
き、一時メッセージメモリ112にデータがあることを
309で確認すると、呼出動作を発生し、このデータを
112から消去し、メッセージメモリ110に転送す
る。判断307で受信した基地局情報が現在エリアのも
ので無いと確認すると、エリア変更要求モード312に
移行する。
【0033】エリア変更要求モード312の動作は、エ
リア変更要求出力312を発生した後、現在サービスエ
リアで通常待受受信313を行い、判断314で自アド
レス受信が確認されると、処理315でこの呼出内容を
一時メッセージメモリ112に格納する。その後、現在
エリアの基地局送信時刻となると、判断316を経て、
現在エリアの基地局情報の受信の有無を317で判断
し、正しく受信できれば、前述の判断309以降の動作
に移行し、非受信なら判断318に移る。一時エリア情
報メモリ130に格納された新エリア情報に基づき、新
エリアの基地局情報送信時刻に達すると、処理319で
新サービスエリアの周波数を受信し、判断320で新エ
リアの基地局情報の受信の有無を確認し、判断321で
非受信が3回目に達すると、処理322で、エリア変更
要求出力を取消し、エリアサーチモードに移行する。判
断321で非受信が3回未満、または判断318で、新
エリアの基地局情報送信時刻でない場合、323でエリ
ア変更スイッチ操作の有無を判断し、無ならば、エリア
変更要求モード312に戻り繰返し以上の動作を行い、
スイッチ操作有ならば、エリア変更を実行し、新サービ
スエリアでの通常待受受信モードに移行する。エリア変
更は、一時エリア情報メモリ130に格納されている情
報を、現在エリア情報メモリ120に転送し、これによ
り受信エリアを切替え、また、サービスエリア切替要求
出力を停止し、同時に、一時メッセージメモリ112の
内容を消去する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、基地局情報により
サービスエリアを検出する本発明の無線呼出受信機は、
複数のエリアの無線呼出サービスを受けることができ、
受信した基地局情報を解読することで、常に自エリアを
確認し、無線呼出受信機携帯者がサービスエリアを移動
したときに、移動を自動的に検出して、サービスエリア
切替要求を出力し、簡単なスイッチ操作により容易にサ
ービスエリアの切替えを行うことができる。したがっ
て、無線呼出受信機携帯者が常時自分の位置確認を強い
られるという煩わしさに悩まされることなしに、極めて
利便性の高い広域無線呼出サービスを実現できるという
効果がある。また、この種の自動エリアサーチ型の広域
無線呼出受信機の特徴的な欠点となりがちな、消費電流
の著しい増加や、エリアサーチ中に自受信機への無線呼
出をミスするといった問題点も、原理的に最小限に抑え
られているという効果を併せ待つ。 さらに、本発明の
無線呼出受信機では、自動的にサービスエリアの検出を
行っているのであるから、この機能に連動してサービス
エリア自動切替型の無線呼出受信機の実現にも繋がる可
能性をも有しているものであり、多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】POCSAG信号方式における基地局情報のフ
ォーマットの一例を示す。
【図2】基地局情報の送信順序の一例を示すグラフであ
る。
【図3】(a)は本発明の無線呼出受信機のエリアサー
チモード動作の一例、(b)は本発明の無線呼出受信機
のエリアサーチモード/準エリアサーチモード動作にお
ける間欠受信動作の一例を示す。
【図4】本発明の無線呼出受信機の実施例を示すブロッ
ク構成図である。
【図5】本発明の実施例にしたがった無線呼出受信機の
通常待受受信モードおよび準エリアサーチモードでの動
作フローチャートである。
【図6】本発明の実施例にしたがった無線呼出受信機の
エリアサーチモードおよびエリア変更要求モードでの動
作フローチャートである。
【符号の説明】
10 受信アンテナ 20 受信部 30 デコーダ部 40 データ照合部 50 制御部 60 スイッチ入力 70 表示器 80 内部時計 90 発音体 100 鳴音制御部 110 メッセージメモリ 112 一時メッセージメモリ 120 現在エリア情報メモリ 121 現在エリア識別コード 122 現在エリア受信周波数コード 123 現在エリア基地局情報送信時刻コード 124 現在エリアアドレス 130 一時エリア情報メモリ 131 一時エリア識別コード 132 一時エリア受信周波数コード 133 一時エリア基地局情報送信時刻コード 134 一時エリアアドレス 140 エリア情報対応表 141 探索エリア識別コード 142 探索受信周波数コード 143 探索基地局情報送信時刻コード 144 探索アドレス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在無線呼出サービスを受けているサー
    ビスエリア(以下、「現在エリア」という。)の無線基
    地局から送信される選択呼出番号が自己に割当てられた
    選択呼出番号に一致したときに呼出を報知する機能を有
    し、サービスエリアの無線基地局から所定時刻(以下、
    「特定時刻」という。)に送信される基地局情報を受信
    する機能を有する無線呼出受信機において:サービスエ
    リアのエリア識別情報および特定時刻情報を含むサービ
    スエリア情報を所定のサービスエリアの数だけ記憶する
    探索用記憶手段;現在エリアのエリア識別情報および特
    定時刻を含む現在エリア情報を記憶する現在記憶手段;
    当該無線呼出受信機が現在エリアの圏外に移動したこと
    を検出する圏外検出手段;受信した基地局情報と前記探
    索用記憶手段内のサービスエリア情報または前記現在記
    憶手段内の現在エリア情報とを比較する比較手段;およ
    び現在時刻を刻む計時手段;から構成され、 当該無線呼出受信機が、通常待受動作中は、現在エリア
    情報に基づき自己への無線呼出を待ち受け、前記圏外検
    出手段により現在エリアの圏外を検出したときエリアサ
    ーチモードに入り、 該エリアサーチモードにおいて、前記探索用記憶手段内
    の特定時刻情報のいずれかと前記計時手段の時刻との一
    致に応じて、当該特定時刻情報に対応するサービスエリ
    アの基地局情報を受信するよう動作し、受信した該基地
    局情報中のエリア識別情報と前記探索用記憶手段内の当
    該特定時刻情報に対応するエリア識別情報とを前記比較
    手段により比較し、不一致を検出した場合にはエリアサ
    ーチモードを継続し、一致を検出した場合には一定条件
    下でサービスエリア切替要求を出力することを特徴とす
    る、基地局情報によりサービスエリアを検出する無線呼
    出受信機。
  2. 【請求項2】 現在無線呼出サービスを受けているサー
    ビスエリア(以下、「現在エリア」という。)の無線基
    地局から送信される選択呼出番号が自己に割当てられた
    選択呼出番号に一致したときに呼出を報知する機能を有
    し、サービスエリアの無線基地局から所定時刻(以下、
    「特定時刻」という。)に送信される基地局情報を受信
    する機能を有する無線呼出受信機において:サービスエ
    リアのエリア識別情報および特定時刻情報を含むサービ
    スエリア情報を所定のサービスエリアの数だけ記憶する
    探索用記憶手段;現在エリアのエリア識別情報および特
    定時刻を含む現在エリア情報を記憶する現在記憶手段;
    受信した基地局情報と前記探索用記憶手段内のサービス
    エリア情報または前記現在記憶手段内の現在エリア情報
    とを比較する比較手段;および現在時刻を刻む計時手
    段;から構成され、 当該無線呼出受信機が、通常待受動作中は、現在エリア
    情報に基づき自己への無線呼出を待ち受け、 前記現在記憶手段内の特定時刻情報と前記計時手段の時
    刻とが一致する際に基地局情報を受信するよう動作し、
    受信した基地局情報中のエリア識別情報と前記現在記憶
    手段内のエリア識別情報とを前記比較手段により比較
    し、一致を検出した場合には通常待受動作を継続し、不
    一致を検出した場合にはサービスエリア切替要求を出力
    し、基地局情報が連続して所定回数受信されなかった場
    合には準エリアサーチモードに入り、 準エリアサーチモードにおいて、無線呼出信号を受信す
    る度に受信信号中の同期信号からの特定の相対的タイミ
    ングで基地局情報信号を受信し、受信した基地局情報中
    のエリア識別情報と前記現在記憶手段内のエリア識別情
    報とを前記比較手段により比較し、一致を検出した場合
    には準エリアサーチモードを終了して通常待受動作に復
    帰し、不一致を検出した場合にはサービスエリア切替要
    求を出力することを特徴とする、基地局情報によりサー
    ビスエリアを検出する無線呼出受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の無線呼出受信
    機において:受信した基地局情報中の少なくともエリア
    識別情報を一時的に記憶する一時エリア情報記憶手段;
    および受信した無線呼出メッセージを一時的に記憶する
    一時メッセージ記憶手段;を有し、 受信した基地局情報中のエリア識別情報と前記現在記憶
    手段内のエリア識別情報とを前記比較手段により比較
    し、不一致を検出した場合に、受信した基地局情報中の
    エリア識別情報を前記一時エリア記憶手段内に記憶し、
    サービスエリア切替要求を出力して、サービスエリア切
    替要求モードに入り、 サービスエリア切替要求モードにおいて、当該無線呼出
    受信機が、現在エリア情報に基づき自己への無線呼出を
    待ち受け、自己への選択呼出信号を受信したとき一時メ
    ッセージ記憶手段内にこれを記憶し、 現在記憶手段内の特定時刻情報と前記計時手段の時刻と
    が一致する際に基地局情報を受信するよう動作し、受信
    した基地局情報中のエリア識別情報と前記現在記憶手段
    内のエリア識別情報とを前記比較手段により比較し、不
    一致を検出した場合にはサービスエリア切替要求モード
    を継続し、一致を検出した場合にはサービスエリア切替
    要求モードを終了して通常待受動作に復帰し、 前記一時エリア情報記憶手段内に記憶されたエリア識別
    情報に一致するエリア識別情報に対応する前記探索用記
    憶手段内の特定時刻情報と前記計時手段の時刻との一致
    に応じて、前記一致したエリア識別情報に対応して前記
    探索用記憶手段内に記憶されている割当周波数に受信周
    波数を切替えて、基地局情報を受信し、受信した基地局
    情報中のエリア識別情報と前記一時エリア情報記憶手段
    に記憶されたエリア識別情報とを前記比較手段により比
    較し、一致を検出した場合にはサービスエリア切替要求
    モードを継続し、連続して所定回数不一致を検出した場
    合にはサービスエリア切替要求出力を停止して、前記エ
    リアサーチモードまたは準エリアサーチモードに移行
    し、 前記エリアサーチモード、前記準エリアサーチモードま
    たは前記サービスエリア切替要求モードにおいて、受信
    した基地局情報中のエリア識別情報と前記現在記憶手段
    内のエリア識別情報とが一致した場合に、前記一時メッ
    セージ記憶手段に記憶されたメッセージ情報を自己に割
    当られた選択呼出番号による正常な選択呼出受信と見做
    して、これを報知する動作を行うことを特徴とする、基
    地局情報によりサービスエリアを検出する無線呼出受信
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の無線呼出受信機におい
    て:前記一時エリア情報記憶手段内に記憶されたエリア
    識別情報に一致するエリア識別情報に対応する前記探索
    用記憶手段内のサービスエリア情報を前記現在記憶手段
    に書込む制御手段;およびスイッチ手段;を有し、 前記サービスエリア切替要求出力が存在する場合におい
    て、前記スイッチ手段のスイッチ操作に応じて前記制御
    手段が前記現在記憶手段の内容を書替えるとともに、前
    記一時メッセージ記憶手段に記憶された情報を消去また
    は無効にすることを特徴とする無線呼出受信機。
  5. 【請求項5】 上記請求項のいずれかに記載の無線呼出
    受信機において:受信した基地局情報に含まれる現在時
    刻情報と前記計時手段の示す現在時刻とを比較し、両時
    刻の差が所定の許容限度を越えたとき、受信した現在時
    刻情報に基づき前記計時手段を補正する補正制御手段;
    を有することを特徴とする無線呼出受信機。
  6. 【請求項6】 上記請求項のいずれかに記載の無線呼出
    受信機において:前記サービスエリア情報および現在エ
    リア情報には割当周波数情報が含まれ、 受信した基地局情報に含まれる送信周波数情報と前記現
    在記憶手段に記憶された現在エリアの割当周波数情報と
    を前記比較手段によって比較し、両者の一致を検出した
    ときに正しく受信したと判断することを特徴とする無線
    呼出受信機。
JP5148257A 1993-05-28 1993-05-28 基地局情報によりサービスエリアを検出する無線呼出受信機 Pending JPH06338844A (ja)

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