JPH06337936A - 線検出方法およびその装置 - Google Patents

線検出方法およびその装置

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JPH06337936A
JPH06337936A JP5127641A JP12764193A JPH06337936A JP H06337936 A JPH06337936 A JP H06337936A JP 5127641 A JP5127641 A JP 5127641A JP 12764193 A JP12764193 A JP 12764193A JP H06337936 A JPH06337936 A JP H06337936A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】直線検出時の演算回数を小とし処理時間を短縮
し、ρ−θ空間への投票回数に所望の線種に近いデータ
に比例した重みをつけ偽直線の検出を防止する。 【構成】多値デイジタル量の1画面分の入力画像21を
入力し、線の輪郭を表わすエッジ強度画像22と、線の
方向を示すエッジ方向画像23とを方向エッジ検出手段
1で生成する。入力画像21より抽出すべき所望の線の
テクスチュアに対応する重みを持つ線種判定画像24を
線種判定手段2に出力する。方向選択手段3でエッジ方
向画像23の示す線の方向に対して予め定めた角度範囲
内の方向に該当する入力成分について1を、他は0とす
る選択方向マスク画像25を出力する。線パラメータ決
定手段4でエッジ強度画像22の内のある閾値以上で選
択マスク画像25の値が1である成分につきρ−θ空間
への投票を行う。投票数は選手判定画像24の値だけ重
みをつけ、投票数の最大なものを線信号26として出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は線検出方法およびその装
置に関し、特に画像撮像手段などにより取得した画像中
の直線、たとえば、道路境界線などを検出する線検出方
法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像中の線成分の検出を行う方法とその
装置において、たとえば、特開平3−142576号公
報に記載されているように、ハフ(Hough)変換と
いう方法が用いられている。
【0003】ハフ変換は、たとえば、森俊二、板倉栂
子,画像認識の基礎II,3〜19頁,オーム社,19
90年に記載されているように、画像中のある抽出点を
通る直線を前述の抽出点を中心として回転させ、単位回
転角度ごとに、前述の抽出点を通る直線に画面上のx−
y座標の原点から垂線を引く。
【0004】この垂線の長さをρとし、前述の垂線のx
軸からの傾き角をθとし、ρ−θ平面上に、前述の抽出
点を通り単位角度ずつ回転させて引いた直線について
の、ρとθとをプロットし、このρ−θ平面上に一つの
ハフ曲線を得る。
【0005】以後、ρ−θ平面上にプロットすることを
パラメータ空間への投票と呼ぶ。
【0006】ここで、ρ、θおよび抽出点の座標である
xとyの間には、ρ=x・cosθ+y・sinθなる
関係があり、ρは計算により求めることができる。
【0007】ある直線上に存在する複数の互いに異る抽
出点が、それぞれ作るハフ曲線は、ρ−θ平面上で一点
で交わるから、このような交点を見い出すことにより、
該当する直線を検出することができる。
【0008】すなわち、一直線上に複数の抽出点が存在
する場合、各抽出点に対応するハフ曲線は一点で交わ
り、その交差回数は一直線上にのる複数の抽出点の数に
対応する。
【0009】従って、ハフ曲線の交差回数について、ρ
−θ平面上で局所的にピークとなる点を求めれば、その
点についてのθとρとから直線を特定することができ
る。
【0010】前述した特開平3−142576号公報の
装置においては、画像中の抽出点が検出したい先に属す
るものであるか否かを判定せずに、画像中の抽出点のす
べてについてパラメータ空間への投票を行っている。
【0011】そのため、互いに異なる直線についてそれ
ぞれ選定した抽出点を結ぶ偽の直線を、求める直線とし
て検出してしまう場合を生じる。
【0012】また、特開昭61−190680号公報記
載のハフ変換演算回路では、対象となる抽出点が属する
線のグラジエント(勾配)方向に対して直交する方向
が、前述の抽出点を通り座標の原点から垂線を引くため
の直線の方向であると推定し、前述の抽出点を通りパラ
メータ空間に投票すべきρを算出すべき直線のx軸に対
する傾き角度θを抽出すべき直線のグラジエント方向に
直交する方向に対してαおよび−α(ただしαは予め定
めた一定角度)の範囲内に制限し、抽出点のそれぞれに
ついてのパラメータ空間へ投票するρの算出のための直
線の数を小とし、前述の特開平3−142576号記載
の画像処理方法での直線の抽出の際に生ずる恐れのある
偽の直線の検出の防止と、ρの算出の回数を小としてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の線検出
方法およびその装置の内で、先述した特開平3−142
576号公報記載の画像処理方法および特開昭61−1
90680号公報に記載されているハフ変換演算回路に
おいても、画像上の抽出点のすべてに対して処理を行う
必要があるために、パラメータ空間への投票のために求
めるρの数は非常に多く、そのためハフ変換の処理に多
くの時間を要するという問題点を有している。
【0014】また、ハフ変換により抽出された直線が検
出したい線に属するか否かの判定は、特開平3−142
576号記載の画像処理方法では、特に成されておら
ず、特開昭61−190680号公報に記載のハフ変換
演算回路では、抽出点を通る検出したい線のグラジエン
ト方向に対し抽出点を通りρを算出したい直線の方向の
範囲を制限しているだけであるため、一つの画像上に互
いに異なるタイプの属性に帰属する複数の線が存在する
ときには、これら属性の異なる線がそれぞれ通る抽出点
を結んだ偽の直線を検出してしまうことを防止すること
は困難であるという問題点を有している。
【0015】本発明の目的は、検出したい線のタイプ
(たとえば、色、線の構成など)を別途指定し、このよ
うに指定された線に抽出点を通る検出すべき線のタイプ
が属するか否かを判定し、特定のタイプに属する線につ
いてのみ上述のハフ変換処理を行うことにより、ρの算
出回数を小とし、かつ偽の直線の検出を防止することの
できる線検出方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の線検出方法は、
ハフ変換を利用して入力画像中から線を検出する線検出
方法において、パラメータ空間へ投票する点を前記入力
画像から抽出し、前記点についてその方向を求め、前記
方向に対して予め定めた角度範囲内にあるものと前記角
度範囲外のものとを区分し、前記点についてその点が所
望のテクスチュアに近いものほど値が大なる重みを算出
し、前記点の内で前記角度範囲内にある点について前記
パラメータ空間への投票回数は前記重みを乗じたものと
し、前記パラメータ空間において投票数の極大値を与え
るパラメータを線のパラメータとして検出する処理によ
り構成されている。
【0017】また、第2の発明の線検出装置は、ハフ変
換を利用して入力画像中から線を検出する線検出装置に
おいて、前記入力画像中の各点からエッジ強度を表わす
エッジ強度画像として検出し出力し、前記エッジの方向
をエッジ方向画像として検出し出力する方向エッジ検出
手段と、前記入力画像中の各点が所望のテクスチュアに
近いか否かに応じた重みづけを行った値を線種判定画像
として出力する線種判定手段と、前記エッジ方向画像の
内で予め定められた角度の範囲内にあるエッジについて
の値を投票権のあるエッジであることを示す選択マスク
画像として出力する方向選択手段と、前記選択マスク画
像に該当する前記エッジ画像をパラメータ空間へ投票す
るとき投票回数に前記線種判定画像の値による重みづけ
を行い投票しパラメータ空間への投票数の極大値を与え
るパラメータを線のパラメータとして出力するパラメー
タ決定手段とを備えて構成されている。
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は本発明の線検出方法を適用した線検
出装置の一例を示すブロック図であり、図2は、図1中
に示されている線パラメータ決定手段4の詳細を示すブ
ロック図である。
【0020】図1に示した線検出装置は、図示されてい
ない撮像手段により撮像され入力レベルに比例して多値
化されたディジタル信号である入力画像21を入力とす
る方向エッジ検出手段1と、線種判定手段2とを備えて
いる。
【0021】この線検出装置は、また、方向エッジ検出
手段1が出力するエッジ方向画像23を入力とし、選択
方向マスク画像25を出力する方向選択手段3と、線種
判定手段2の出力する線種判定画像24と、前述した方
向エッジ検出手段1が出力するエッジ強度画像22およ
び方向選択手段3が出力する選択方向マスク画像25と
を入力とし、所望の線信号26を出力する線パラメータ
決定手段4とを備えている。
【0022】図3は図1に示されている線検出装置によ
る線検出の対象となる画像の一例を示す説明図である。
【0023】図3中の線10〜12などが抽出の対象と
なるべき線である。図3の画像は、白線10〜12と白
線以外の線成分およびその他の部分の画像から成ってお
り、入力画像21としては、1画面分の画像を複数のピ
クセルに分割し、これらのピクセルのそれぞれについて
多値化されたディジタル量であるRGBカラー画像であ
ることを想定して以後の説明を行うが、入力画像21は
これに限定されるものではない。
【0024】1画像分の入力画像21が方向エッジ検出
手段1に加えられると、方向エッジ検出手段1は、この
1画像中の線の部分のエッジの強度とその方向を画像中
の各ピクセルについて検出し一時記憶しておき、入力さ
れた1画像分に相当するエッジ強度画像22とエッジ方
向画像23とを出力する。
【0025】エッジ強度画像22は、入力画像21のR
成分かG成分あるいはB成分の内の何れか一つの成分よ
り成る画像を選択し、後述するSobel演算子f
1 (x,y)を用いて以下に示す式(1)に従った処理
を行ない、f1 (x,y)を求め、求めたf1 (x,
y)の値を抽出点(x,y)のエッジ強度画像22と
し、このような、f1 (x,y)の値を1画面分の画像
の全ピクセルについて出力する。
【0026】図4(A)と図4(B)および図4(C)
は、Sobel演算子を適用する入力画像21の相隣り
合うピクセルと、各ピクセルに対する重みの値との関係
を示す説明図である。
【0027】図4(A)〜(C)においては、何れも入
力画像21をx方向およびy方向に3分割した計9個の
互いに隣接するピクセルで形成される部分について、各
ピクセルを、図4(C)に示すように、左上隅のピクセ
ルAを位置(x−1,y+1)とし、上方でx方向に沿
って中間の位置のピクセルBを位置(x,y+1)と
し、上方で右端のピクセルCを位置(x+1,y+1)
としている。
【0028】以下同様にして、図4(C)に示すピクセ
ルIの位置を(x+1,y−1)とし、エッジ強度画像
22の値であるf1 (x,y)の対象とする位置は図4
(C)中のピクセルEであり、その位置は座標(x,
y)である。
【0029】図4(A)に示す各ピクセル位置に記入さ
れた数値は、以下に示されている式(1)の右辺の等号
に近い絶対値記号で囲まれた各項の入力画像21の値f
o (x,y)に乗ずべき重みの値を示している。
【0030】すなわち、位置(x−1,y+1)にある
ピクセルAに該当する入力画像の値fo (x−1,y+
1)に乗ずべき重みの値は、図4(A)の最上部の左端
の値である1であり、同様にして、図4(C)に示した
ピクセルBに該当する入力画像21の値であるf
o (x,y+1)に乗ずべき重みの値は図4(A)より
2である、以下同様にして、各ピクセルAからEに該当
する入力画像21の値に対して乗ずべき重みの値が、図
4(A)に示されている。
【0031】後述する式(1)の等号より遠い右辺の絶
対値記号で囲まれた各項に乗ずべき重みの値が図4
(B)に図4(A)と同様な関係で示されている。
【0032】たとえば、入力画像21の内で、図4
(C)のピクセルAに該当する値であるfo (x−1,
y+1)に対する重みの値は、図4(B)の左上隅の値
である−1である。
【0033】 f1 (x,y)=|fo (x−1,y+1)+2・fo (x,y+1)+fo (x+1,y+1)−fo (x−1,y−1)−2・fo (x,y−1)−fo (x+1,y−1)|+|fo (x+1,y+1)+2・fo (x+1,y)+ fo (x+1,y−1)−fo (x−1,y+1)−2・fo (x−1,y)− fo (x−1,y−1)|……………………………………………………(1) また、方向エッジ検出手段1は、対象とする位置を点
(x,y)とすれば、入力画像21を基にして、エッジ
方向画像23として、f2 (x,y)を以下に示す式
(2)に従った処理を行い出力する。
【0034】 f2 (x,y)=[tan-1{((fo (x+1,y)−fo (x,y))/ (fo (x,y+1)−fo (x,y))}+π/2]×(180/π)……… ……………………………………………………………………………………(2) 上述した、線種判定手段2は、入力画像21を基にし
て、所望の線種であるか否かを判定し、入力画像21の
点(x,y)における値を前述したと同様にfo(x,
y)とすれば、以下のように線種判定画像24としてf
3 (x,y)を1画像分の入力画像21の各ピクセルに
つき算出して出力する。
【0035】ただし、以下の説明においては、線種とし
て白色の線を所望の線として判定するものとする。
【0036】ここで、各ピクセルについての入力画像2
1の値は8ビット単位のデイジタル値であるとすると、
RGB空間において理想的な白色は、RとGおよびBの
各画像についてすべて入力画像の値が255である場合
である。
【0037】後述するf3 (x,y)を得るのに、上述
の理想的な白色のRGB空間での座標位置がRGB(2
55,255,255)であるとする。入力画像21の
内のR(赤)画像の値をfr (x,y)とし、入力画像
21の内のG(緑)画像の値をfg (x,y)とし、入
力画像21の内のB(青)画像の値をfb (x,y)と
し、これらの値を、それぞれ座標上のxとyおよびzの
値として、上述した座標上の位置であるRGB(25
5,255,255)とのユークリッド距離を求め、求
めた距離をf3 (x,y)としている。
【0038】線種判定画像24の値であるf3 (x,
y)は以下に示す式(3)で与えられる。
【0039】 f3 (x,y)=255−sqrt[(fr (x,y)−255)2 +(fg (x,y)−255)2 +(fb (x,y)−255)2 ]…………………(3 ) ただし、f3 (x,y)〈0のときは、f3 (x,y)
=0とする。
【0040】図1中の方向選択手段3に、値f2 (x,
y)を持つエッジ方向画像23が1画像分入力される
と、一旦これを内部に記憶し、方向選択手段3は、入力
された1画像分の各ピクセルに対応して以下に示す式
(4)の演算を行いその結果であるf4 (x,y)を選
択方向マスク画像25として出力する。
【0041】 f4 (x,y)=1…………………………………………………………(4) ただし、f2 (x,y)〉θ−αで、かつ、f2 (x,
y)〈θ+αのとき。式(4)に示す値とし、その他の
場合はf4 (x,y)=0とする。
【0042】なお、上述のθとαの値を、検出したい線
に応じて、予め方向選択手段3に対して指定しておく。
【0043】このようにして、予め選択したい線の方向
がある角度範囲にあるものの値を1とし、後述する線パ
ラメータ決定手段4により、パラメータ空間への投票の
際の投票権があるものとする処理を行なう。
【0044】図1に示されている線パラメータ決定手段
4は、図2にその詳細なブロック図を示したように、エ
ッジ強度画像22と選択方向マスク画像25および線種
判定画像24とを入力とし、エッジ強度画像22を2値
化し2値エッジ画像27として出力する2値化手段41
と、2値エッジ画像27と選択方向マスク画像25との
論理積を取り方向選択2値エッジ画像28として出力す
る論理積手段42および線種判定画像24と方向選択2
値エッジ画像28を入力とし後述する線信号26を出力
するパラメータ決定手段43とを備えている。
【0045】1画像分に相当するエッジ強度画像22が
2値化手段41に入力されると、2値化手段41は、た
とえば、大津の2値化(高木幹雄,下田陽久,画像解析
ハンドブック,第503頁,東京大学出版会,1991
年)方法により閾値を算出し、入力されたエッジ強度画
像22の値であるf1 がこの閾値を超過していれば値1
を持ち、f1 がこの閾値以下であれば値0を持つ2値エ
ッジ画像27を入力された1画像分のピクセルに相当す
る数だけ出力する。
【0046】なお、平均値に対する閾値の与え方を予め
2値化手段41に対して設定しておくことにより行う。
【0047】論理積手段42に、2値エッジ画像27と
選択方向マスク画像25とが1画像分入力されると、論
理積手段42は、これらの値を記憶し、それぞれのピク
セルに該当する2値エッジ画像27の値と選択方向マス
ク画像25との論理積を取り、方向選択2値エッジ画像
28としてパラメータ決定手段43に出力する。
【0048】パラメータ決定手段43は、方向選択2値
エッジ画像28と、線種判定画像24とを1画像分に亘
り記憶し、方向選択2値エッジ画像28について、θを
単位角度ずつ変化させて、すでに説明した従来例と同様
なρを求める。このρを求めたときの元の画像上の該当
座標位置(x,y)と等しい位置の線種判定画像24の
値f3 (x,y)が、たとえば、10であれば、そのρ
とθの対の投票の度数を10として投票を行いその結果
を該当するρとθの対と対応して記憶する。
【0049】すなわち、算出したρとθの対に対応する
元の画像上の座標(x,y)における線種判定画像24
の値f3 (x,y)の値を度数1に乗じた値を上述のρ
とθの対の度数とし累算して記憶する。
【0050】このようにして、元の画像の1画面分につ
いての処理を行ってから、同一の点(ρ,θ)に一致す
る度数が最大となる点のρとθの値を抽出して線信号2
6として外部へ出力する。
【0051】なお、上述の度数が極大となるρとθの対
を抽出して線信号26として出力させてもよい。
【0052】なお、以上の説明においては、線種判定手
段2において、検出すべき線を白線とし、式(3)を用
いた処理を行っているが、所望の線が白色以外であれ
ば、検出しようとする線のテクスチュアに応じて、式
(3)の内容を変更すればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の線検出方
法およびその装置は、パラメータ空間に投票すべきθの
値の範囲を抽出しようとする線に応じて限定するとこと
によりρの算出回数を小とするとともに、検出しようと
する線のテクスチュアに応じた線種判定手段を設け、所
望の線種に合致する程度に応じた重みを与えパラメータ
空間への投票を行なうことにより偽の直線の検出を防止
することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線検出方法を適用した線検出装置の一
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示されている線パラメータ決定手段の詳
細を示すブロック図である。
【図3】本発明の装置が対象とする画像の一例を示す説
明図である。
【図4】Sobel演算子を適用する入力画像21の相
隣り合うピクセルと、各ピクセルに対する重みの値との
関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 方向エッジ検出手段 2 線種判定手段 3 方向選択手段 4 線パラメータ決定手段 41 2値化手段 42 論理積手段 43 パラメータ決定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハフ変換を利用して入力画像中から線を
    検出する線検出方法において、パラメータ空間へ投票す
    る点を前記入力画像から抽出し、前記点についてその方
    向を求め、前記方向に対して予め定めた角度範囲内にあ
    るものと前記角度範囲外のものとを区分し、前記点につ
    いてその点が所望のテクスチュアに近いものほど値が大
    なる重みを算出し、前記点の内で前記角度範囲内にある
    点について前記パラメータ空間への投票回数は前記重み
    を乗じたものとし、前記パラメータ空間において投票数
    の極大値を与えるパラメータを線のパラメータとして検
    出することを特徴とする線検出方法。
  2. 【請求項2】 ハフ変換を利用して入力画像中から線を
    検出する線検出装置において、前記入力画像中の各点か
    らエッジ強度を表わすエッジ強度画像として検出し出力
    し、前記エッジの方向をエッジ方向画像として検出し出
    力する方向エッジ検出手段と、前記入力画像中の各点が
    所望のテクスチュアに近いか否かに応じた重みづけを行
    った値を線種判定画像として出力する線種判定手段と、
    前記エッジ方向画像の内で予め定められた角度の範囲内
    にあるエッジについての値を投票権のあるエッジである
    ことを示す選択マスク画像として出力する方向選択手段
    と、前記選択マスク画像に該当する前記エッジ画像をパ
    ラメータ空間へ投票するとき投票回数に前記線種判定画
    像の値による重みづけを行い投票しパラメータ空間への
    投票数の極大値を与えるパラメータを線のパラメータと
    して出力するパラメータ決定手段とを備えることを特徴
    とする線検出装置。
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