JPH063367A - 光学センサの前での糸の動きを検出することによって、繊維機械に送られる糸の状態を判定する方法、及びこれを実施する装置 - Google Patents

光学センサの前での糸の動きを検出することによって、繊維機械に送られる糸の状態を判定する方法、及びこれを実施する装置

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JPH063367A
JPH063367A JP18307492A JP18307492A JPH063367A JP H063367 A JPH063367 A JP H063367A JP 18307492 A JP18307492 A JP 18307492A JP 18307492 A JP18307492 A JP 18307492A JP H063367 A JPH063367 A JP H063367A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 繊維機械へ供給される糸の進行状態を確実に
判定できる方法及び装置を提供する。 【構成】 繊維機械に送られる糸の動きまたは停止の状
態を判定しモニタする方法は、糸の繊維機械への供給
中、糸が、前を走行させられる光学センサに対する糸の
形状または位置における変化を検出し、糸の進行状態を
表示する表示器、機械制御回路または同様な装置を作動
するのに用いる電気信号を、糸の位置または形状の変化
の基づいて、作り出す。この方法は、光学センサであっ
て、これに対する糸の位置または形状の変化に応じて変
化する電気信号を、少なくとも1個の出力に出す光学セ
ンサにより実施され、この電気信号は、基準信号と比較
されて、糸の進行状態を表す機構、機械制御回路、また
は同様な装置に用いる電気出力信号を作り出すスイッチ
機構を作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、繊維機械に送られる
糸の動き又は停止の状態を判定する方法を、更には、独
立請求項1の前提事項部分に記載した機械に、糸が正し
く送られていることを確認する方法に関する。
【0002】この発明は又、装置発明についての独立請
求項の前提事項部分に記載した、本発明による方法を実
施する為の装置に関する。
【0003】
【従来の技術】繊維機械に送られる糸の進行又は停止の
状態、一般に運動状態を判定する種々の装置及び方法
が、すでに知られている。
【0004】これら公知の装置の一つは、実質的に「音
さ」の形状をしていて、基本的に、感知磁歪圧電素子等
を備え、糸と接触する音さ形状の検知部材により生ずる
振動を、電気信号に変換し、変換した電気信号を用い
て、機械動作を制御する電気又は電子回路によって糸の
動きを検出する。
【0005】このような装置(又は、糸と直接接触し上
述したタイプの検知素子に接続される検知部材から概ね
なる同様な装置)は、色々な欠点を持っている。
【0006】即ち、この種の装置は、機械の外部の振動
もしくは騒音、又は機械の動作中機械内で発生する振動
もしくは騒音により、かなりの影響を受ける。
【0007】これらの騒音又は振動があるため、この種
の装置の繊維機械への適用はかなり制限を受けている。
【0008】これは、多くの場合これらの騒音及び振動
が、糸により検知部材に生じ検知素子に伝わる振動を超
えるためである。このような騒音の為に検知素子は、繊
維機械の適正動作を害する誤信号を発生することがあ
る。この為、これらの装置は、糸の状態を判定するに
は、これら外部的影響を抑える抗振動部材と必然的に組
み合わせる必要がある。
【0009】静電形の装置も知られているが、これらの
装置は、装置が作動する環境の状態、更には糸の湿度及
びタイプによりたやすく影響される。
【0010】静電形の感知装置は、周知のように、これ
と組み合せられる移動中の糸により作り出された静電荷
に基づいて作動するもので、糸の水分含有量により大き
く影響を受ける。影響を受ける程度は、過度に湿った糸
の場合には、糸が対応する感知装置を通過する時に、感
知装置が糸の動きを効率良く検出するのに充分な静電荷
を残し又は発生できないことである。
【0011】同様な問題は、糸が乾き過ぎていたり、帯
電しやすい場合にも生じ、例えば、ウールを含んだ糸
は、過度に帯電して感知装置による糸の動きの状態の検
出を駄目にする。このような場合、感知装置は、例え糸
が動いていなくても糸が移動の状態にあると検出してし
まうことがある。
【0012】繊維機械に送られる糸の進行状態を判定す
る光電池装置も又知られている。
【0013】簡単に説明すると、これらの装置は、発光
素子により生じ、制御回路に接続された受光素子に向け
られた光線を遮ることを基礎として作動する。発光素子
と受光素子との間に位置する糸が動くと、糸は、これら
素子間での位置が変化し、素子間にある光線を遮る。
【0014】この為、制御回路がこの動きを感知し、繊
維機械の動作、又は糸が送られている繊維機械の一部を
公知のやり方で制御できる。
【0015】この種の光電池装置は、繊維機械の動作の
各段階に於て、糸が、絶えず、発光素子と受光素子との
間に溜まるようにするため、発光素子と受光素子に対
し、正確な取付け及び正確な位置付けが必要となる。
【0016】この為、これらの装置は利用するのが難し
く、更に面倒なことは、これらの装置を、糸が巻戻され
るボビンにできるだけ近づけて設けなければならないこ
とである。これは、この箇所でしか高検出性をもたらす
のに充分な揺れをもたないからである。
【0017】更に、発光素子と受光素子との間を通る光
線が、糸により容易に遮断され、制御回路が、糸の動き
を表す容易に感知できる信号を出すことができる為に
は、光線が、モニターされる糸の断面と等しいか、又は
若干大きい断面を有する必要がある。この為、この種の
感知装置は、移動する糸により感知装置上に残された埃
やカスの堆積に極めて敏感であり、通常著しく断面が小
さい(例えば、糸の断面のように)光線を、堆積した埃
やカスが弱めることがある。
【0018】このような光線の弱化は、装置の適正な動
作に影響を与える。
【発明が解決しようとする課題】
【0019】そこで本発明の目的は、繊維機械に送られ
る糸の進行状態を全く信頼できる形で判定できる方法を
提供することにある。
【0020】本発明のもう一つの目的は、実施が比較的
簡単で、低価格で実現でき、部品が少なくて済む方法を
提供することにある。
【0021】本発明のもう一つの目的は、ジュートを製
造する場合のように、かなりの量のほこりが発生する、
繊維機械に応用した場合でも、優れた効果が得られる、
上述したタイプの方法を提供することにある。
【0022】本発明のもう一つの目的は、発生する振動
がかなりのものである、又は騒音の多い環境に設けられ
る繊維機械に応用しても優れた効果をもたらすことがで
きる、上述したタイプの方法を提供することにある。
【0023】本発明のもう一つの目的は、最適でない環
境状態で用いても、すばらしい効果を持って、糸の進行
状態を判定できる方法を提供することにある。
【0024】本発明のもう一つの目的は、糸のちょっと
した不規則性、例えば、ささいな奇形又は番手の変化を
検出することによって、繊維機械に送られる糸の動きを
判定できる方法を提供することにある。
【0025】本発明のもう一つの目的は、構造が簡単で
低価格で、しかも、いろいなタイプの繊維機械に適用可
能で、糸もしくは周囲がどんな湿度状態にあっても、又
は繊維機械が設けられる環境、もしくは繊維機械自身
が、いかなる騒音又は振動レベルにあっても、なんの問
題もなく作動できる、繊維機械に送られる糸の進行状態
を判定しモニタする装置を提供することにある。
【0026】本発明のもう一つの目的は、埃や清潔さの
点で理想的でない状態でも、即ち、移動する糸が、装置
に降り積るような埃等を運んでくるような場合でも、適
正に作動できる上述したタイプの装置を提供することに
ある。
【0027】本発明のもう一つの目的は、糸の進行状態
の判定が、糸との接触を必要とすることなくでき、その
結果、糸の特性が変化しないで済む、上述したタイプの
糸の進行状態を判定する装置を提供することにある。
【0028】本発明のもう一つの目的は、繊維機械に向
う糸が辿る軌跡のいずれの箇所にも設けることのでき
る、上述したタイプの装置を提供することにある。
【0029】本発明のもう一つの目的は、糸のちょっと
した不規則性、例えば、番手の変化、ささいな奇形の存
在、又は糸により運ばれてきた異物の存在を検出するこ
とによっても、糸の正しい進行を判定できる装置を提供
することにある。
【0030】
【問題点を解決するための手段】これらの目的、及び当
業者には明らかとなる他の目的は、独立請求項1の特徴
要件事項部分に記載した、繊維機械に送る糸の動き又は
停止の状態を判定しモニターする方法により達成され
る。
【0031】この方法は、装置発明についての独立請求
項の特徴要件事項部分に記載した、繊維機械に送る糸の
動き又は停止の状態を判定する装置により実施される。
【0032】
【実施例】本発明について、非限定的な実施例を示した
添付図面を参照しながらさらに明らかにする。
【0033】図1及び図2に示すように、本願発明によ
る装置は、受光素子1からなる光学センサSを備え、こ
の受光素子は、発光素子2と、出力4を持つ制御回路3
と組合う。
【0034】発光素子2、特に、広幅発光角の赤外光信
号発光素子は、円錘状光線6を出し、この円錘状光線内
に、受光素子1が位置づけられる。
【0035】織機、メリヤス編機等の公知の繊維機械
(図示せず)に送られる糸8は、この円錘状光線の検知
領域又は区域7内で自由に移動する。この検知区域7
は、円錘状光線と、検知素子、すなわち受光素子1の感
知面9の寸法とにより定まる。
【0036】受光素子1は、一例として、光信号の存否
に応じて、カソード10から受光素子1の両側13に設
けたアノード11及び12に流れる少なくとも二つの出
力電流I1及びI2を出せる、公知のPSDすなわち光
学位置センサである。
【0037】このセンサは、大面積光感知面(もっと
も、円錘状光線6内にすっかり含まれていなければなら
ないが)を備え、その選択は、発光素子2の位置、すな
わち光感知面9に当る光線を発する光源の位置による。
【0038】本発明の装置によりモニターされる糸の動
き又は停止の状態の判定は、糸の種類又はその移動位置
に限定が加わることなく、さらには、糸の移動により生
ずる埃や他のカスの堆積に関係なく、簡単に行える。こ
れは全て、発光素子2とと、受光素子1の大面積光感知
面9とにより作り出される広角な円錘状光線によりもた
らされるものである。
【0039】電流I1及びI2は、受光素子から出る
が、センサSの発光素子2と受光素子1との間にある糸
8により光感知面9に作り出される影(即ち、光のない
暗領域)17の位置又は形状における変化の関数として
生ずる。この影、すなわち暗領域17の位置又は形状
が、光感知面9上で変化すると、強さの異なる電流が、
受光素子1のアノード11及び12に現われる。この位
置又は形状の変化は、繊維機械(図示せず)に送られる
糸8の移動中に生じ、糸の移動を検出できる。
【0040】暗領域17における変化は、糸のちょっと
した不規則性(例えば、糸の番手の変化又はささいな奇
形の存在)にも関係することがあるが、このような不規
則性は、糸を用いるについては許容範囲内にあり、この
ような不規則性を検出することにより糸の運動を検出で
きる。
【0041】詳述すると、図2(ここには、糸8が移動
中又は静止しているかどうかだけを検出する回路が示し
てある)に示すように、アノード11は、電気的分岐2
0に接続され、この電気的分岐20は、その先端が、分
岐22と分岐23とが接続される分岐点21になってい
る。分岐22は、符号25で示す箇所で接地された抵抗
器24を備える。分岐23には、差動増幅器27の非反
転入力27Aに接続されるコンデンサー26が設けられ
る。
【0042】アノード12は、電気的分岐28を介して
分岐点30に接続され、この分岐点30には、符号33
で示す箇所で接地された抵抗器32を備える分岐31
と、分岐点36に接続されるコンデンサー35を備えた
分岐34とが接続される。
【0043】この分岐点36には、分岐37が接続さ
れ、分岐37の先端は、差動増幅器27の反転入力27
Bで終っている。
【0044】分岐点36は又、抵抗器41を備えた分岐
40と、別の抵抗器43を備えた分岐42とが接続さ
れ、分岐42の先端は、分岐点43Aになっていて、こ
の分岐点43Aには、分岐44Aが接続される。この分
岐44Aの先端には、差動増幅器27の出力分岐46に
設けた可変抵抗器44が取付けられる。出力分岐44の
先端は、第2の演算増幅器48の反転入力48Aになっ
ていて、演算増幅器の非反転入力48Bには、分岐49
が伸びてきていて、この分岐49は、分岐点50で、電
気的分岐51と電気的分岐52とに接続する。
【0045】電気的分岐51には、抵抗器53が設けら
れていて、この分岐は、電気的分岐55に接続され、さ
らに、電気的分岐55は、制御回路3の入力57で直流
電流電圧源Vccに接続される。
【0046】電気的分岐52には、符号59で示す箇所
で接地された抵抗器58が設けられており、この分岐5
2は、分岐点60で、分岐40と接続する。
【0047】分岐55は、分岐点65に接続され、分岐
点65には、電気的分岐66及び67が接続され、前者
66は、受光素子1のカソード10に接続され、一方、
後者67は、抵抗器70を介して発光素子2(符号2A
で示す箇所で接地されている)に接続される。
【0048】演算増幅器48と平行に、抵抗器72を備
えた帰還分岐71が設けられる。
【0049】分岐71は、演算増幅器の出力分岐73に
接続され、この出力分岐は、整流増幅器として機能す
る、例えば倍電圧器等の回路部77に接続される。
【0050】この回路部は、公知のタイプのもので、回
路部の入力で分岐73にコンデンサー78を備え、コン
デンサーからは、分岐80が伸びている。この分岐80
には、符号75で示す箇所で接地されたダイオード79
を備えた分岐74が接続される。分岐80には、第2の
ダイオード81と抵抗器82とが設けられる。ダイオー
ド81と抵抗器82との間で、分岐80に、分岐83が
接続され、この分岐83は、符号84で示す箇所で接地
されるとともに、コンデンサー85を備える。抵抗器8
2の下流で、分岐80に、別の分岐86が接続され、こ
の分岐86は、符号87で示す箇所で接地されるととも
に、抵抗器88を備える。
【0051】回路部77は、例えばトランジスタ91等
の静止スイッチのベース90に接続され、トランジスタ
のエミッタ92は、接地される。トランジスタ91のコ
レクタ93は、制御回路3の出力4に接続される。
【0052】この出力は、糸8が切れたかどうか、又は
正しく送られてるかどうかを表示する表示装置94、糸
が送られる繊維機械(図示せず)の動作を制御する公知
の制御回路95、又は繊維機械の通常の作動部材に直接
接続することができる。
【0053】本発明の方法について、本発明による装置
の動作を参照しながら説明する。最初、糸8は、静止し
ている、すなわち繊維機械に送られていないとする。
【0054】連続供給信号VA が、分岐55を流れ、
信号が、分岐点65でVB とVCとに分れる。信号VB
は、抵抗器70を通過して発光素子2に達する。この
抵抗器は、信号VB の強さを制限することにより発光
素子に対する保護を行うものである。
【0055】こうして、発光素子2は、円錘状光線6を
作り出し、この光線は、受光素子1の光感知面9に当
る。
【0056】この円錘状光線は、糸8により遮られ、光
感知面上に影即ち暗領域17を作り出す。
【0057】受光素子1には、カソード10に信号VC
が供給されて、アノード11及び12に信号I1及び
I2が出力として出される。
【0058】説明中の状態では、これらの信号は、光感
知面9上の影17の位置(実質的に静止している)を表
わす。
【0059】糸8が静止していると(又は実質的に静止
していると)、信号I1とI2は、コンデンサー26と
35をすばやく飽和させ(この為、コンデンサーは、無
限大の抵抗を持つことになり、これらが設けられている
分岐23と34を遮断する)、分岐22と31を通って
抵抗器24と32を介してアースに流れ出る。
【0060】糸8が実質的に静止している(すなわち、
繊維機械に送られていない)間中、信号は、増幅器27
と48に達しないので、トランジスタ91に信号は達せ
ず、この結果、制御回路3の出力4には信号が現われな
い。このことは、糸が静止していることを示すことにな
る。
【0061】この状態は、表示装置94(信号が出力4
に現われない場合公知の方法で作動する)により表示さ
れるか、又は、制御回路95により検出されて、繊維機
械の動作の停止を行う。
【0062】次に、糸8が、移動しているとする。
【0063】この状態では、糸は、検知領域7内で移動
し、その形状又は位置を変え、図1に符号8A、8B及
び8Cで示した位置を取る。
【0064】この糸の移動により、受光素子1の光感知
面9上での影17の移動が生ずる。
【0065】この為、受光素子により作られる信号I1
とI2は、光感知面9上での影17の位置の違いに応じ
て、時間とともに大きさが変化する。
【0066】これら互いに変化する信号が、各コンデン
サー26と35の端部間に加わり、これら各々の変化に
基づいて、コンデンサーの極板間の可変電位差を検出す
る。これらの電位差により、コンデンサー26と35の
各々は、信号VD とVEを作り出す。
【0067】信号VD は、増幅器27の入力27Aに
達し、信号VE は、分岐点36に達して、分岐40及
び42からくる信号VF 及びVG と結合する。詳しく
述べると、信号VF は、ポウラリゼイションレシーバ
(polarizationreceiver)として
作動するレシーバ41により作り出されるしきい値又は
基準信号として作用する。レシーバは、分岐点60と分
岐52及び51を介して分岐51から分岐40に達する
信号VH に作用する。
【0068】信号VG は、実質的に演算増幅器27の
出力から分岐42に達する信号VLに作用する抵抗器4
3により、演算増幅器にフィードバックされる。この抵
抗器43は、演算増幅器の増幅をもたらす、しかしなが
ら、抵抗器44により、増幅限界(調節可能)が定ま
り、演算増幅器48の利得の決定に加わる。
【0069】分岐点36から、3個の信号VE 、VF
及びVG (これらは、実質的に基準信号として作用す
る)は、増幅器27の入力27Bに達し、この増幅器内
で公知のやり方で信号VD と比較される。
【0070】このように比較器として作用する演算増幅
器は、増幅された信号VD とVE間の差に実質的に等し
い出力信号をVM を出す。
【0071】この出力信号は、可変抵抗器44を介して
増幅器48の反転入力48Aに送られるが、この増幅器
の非反転入力48Bには、抵抗器53と58とからなる
分圧器を介して信号VA から作られた信号VOが加えら
れる。
【0072】公知の方法で比較器として作用する増幅器
48は、その出力に、抵抗器72と44の比により定ま
る利得を持った正弦信号VP を出す。
【0073】こうして増幅された信号は、回路部77に
より公知のやり方で整流され増幅(例えば2倍)され
る。次いで、この信号は、トランジスタ91のベース9
0に加えられる信号VU を作り出し、トランジスタは
飽和している。このため、出力4は、トランジスタのエ
ミッタ92に接続されたアースと接続されることにな
り、出力信号は、制御回路95での利用、表示装置94
の動作の遮断、又は出力4が直接接続される繊維機械の
公知の仕方での動作の容認に用いることができる。
【0074】糸8を停止すべき場合には、トランジスタ
は、再び遮断され、出力4には信号は現われなくなる。
こうして、先に述べた状態が再びもたらされる。
【0075】PSDセンサの利用について、例示しなが
ら説明する。このPSDセンサは、いかなる物体(実施
例の場合、糸8)の形状又は位置に応じて信号を作り出
すことのできる別の公知の光感知素子等でおきかえても
よく、例えば、CCD(荷電結合素子)型の公知のイメ
ージセンサ等を用いてもよい。この場合、発光素子2の
使用をやめてもよく、制御回路は、公知のように形成
し、図2に関して説明したものとすっかり異なっていて
もよく、例えば、この種のイメージセンサと一緒にもっ
ぱら用いられるマイクロプロセッサー(論理)回路(例
えば、「CCDリニアイメージセンサ」という表題のつ
いた1989年のマニュアルの第100ページに記載さ
れている、東芝製のTCD104D)が好適である。
【0076】この種のセンサは、リニア(linea)
又はエリア(area)タイプとすることができる。
【0077】繊維機械に送られる糸の状態の関数として
の糸の形状又は位置の変化に対応する「イメージバリエ
ーション(image variation)」をイ
メージセンサで検知する装置の別のしかも更に簡易化し
た実施例は、例えば図3に示すようなタイプの光感知素
子100を用いるものである。図3において、先に説明
した図面に示した部品に対応する部品には、同じ符号を
付してある。
【0078】この実施例では、適切な形状(例えば三角
形)をしたダイヤフラム(diaphragm)101
が、受光素子1に設けられてその光感知面9を制限して
いる。
【0079】こうして、覆われた光感知面9の面積に応
じて、例えば先のものと同様に形成された制御回路3
は、糸の移動または非移動を検知できる。
【0080】この点、覆われた感知面の面積が変化しな
いなら、糸は制止している。一方、この面積が変化すれ
ば、制御回路3は、糸の移動、ひいては、糸が繊維機械
に送られているという事実を検出する。
【0081】発光素子は、設けるとすれば、可視光、非
可視光のいずれかを出すタイプのものとすることがで
き、又、制御回路は、上述したものとは別の部品で形成
することに留意すべきである。
【0082】本発明の種々の実施例を説明したが、これ
らの実施例で受光素子1は、2個のアノード11と12
とを備え、これらアノードから、対応する電流が出るよ
うになっていて、これらの電流の関連する変化が、制御
回路3により用いられて糸8の移動が判定される。
【0083】しかしながら、もっと簡便で一般的な形態
では、受光素子(又は同様な光学センサー)1は、制御
回路3に、単一のアノード即ち出力(例えば、符号11
を付したもの)を介して接続してもよい。こうすると、
糸8が移動した場合、可変電流が、糸の移動の結果とし
て流れる。この変化は、例えば、対応するコンデンサ2
6により制御回路3によって検出され、比較増幅器27
内で、一定の基準(例えばVG 及びVF の関数である
信号)と比較される可変信号(例えばVD )を作り出
す。こうして、この実施例では、図2に示したコンデン
サ35と分岐34とアノード12と分岐31とは、不要
である。制御回路3は、図2に関して説明したのと同様
に単一の可変信号(例えばVD )で作動する。
【0084】この一定の基準、即ち基準信号は、変化し
ない糸の状態に対応した一定の信号を、又は検出した状
態のすぐ前の糸の状態、又はその現状に対応する信号で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の第1実施例の部分側面図で
ある。
【図2】本発明による装置の回路構成の要部を示す概略
図である。
【図3】本発明による装置の別の実施例の概略部分図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06H 3/08 (72)発明者 チツィアノ バレア イタリア共和国、バレーゼ、21052 ブス ト アルシツィオ、ヴィア ミンゲッチ 21

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学センサを用いることによって、繊維
    機械に送られる糸の動きまたは停止の状態を判定しモニ
    タする方法において、 糸(8)の繊維機械への供給中、糸が、協同するように
    設けられている光学センサ(S)に対する糸(8)の形
    状または位置における変化を検出するものであり、糸
    は、光学センサ(8)の感知区域(7)内を自由に動く
    ものであり、糸の進行または停止の状態を表示する表示
    器(94)、機械制御回路(95)または同様な装置を
    作動するのに用いる電気信号が、糸の位置または形状の
    変化の基づいて、作り出されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法は、前記糸(8)
    の運動を、前記センサ(S)の光感知面(9)に糸
    (8)により作り出される陰領域(17)の移動または
    形状変化を検出することによって、判定するものであ
    り、基準信号と比較する少なくとも1個の電気信号(I
    1、I2)を、光感知面(9)での陰領域(17)の移
    動または形状変化に基づいて生じさせ、この比較によっ
    て、陰領域(17)の移動または形状変化を検出するこ
    とにより、糸(8)の状態を判定できるようにし、比較
    の結果、糸(8)の状態を表す出力信号(VU)を、作
    り出すことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の方法において、前記出
    力信号は、スイッチ機構(91)を作動するように処理
    され、スイッチ機構の開閉により、前記糸の進行、前記
    制御回路等の状態についての表示器を作動する電気信号
    をもたらすことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の方法において、前記基
    準信号は、変化していない糸の状態に対応する一定信号
    であることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の方法において、前記基
    準信号は、糸の現在の状態の直前の状態に対応する信号
    であることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項2の記載において、前記センサ
    (S)の前記光感知面(9)を限定し、光感知面で前記
    糸(8)により暗くされた光感知面(9)の区域の変化
    または移動を検出することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載した方法により、繊維機
    械に供給される糸の運動または停止の状態を判定する装
    置であって、糸と協同する光感知機構を備えた装置にお
    いて、この装置が、光感知機構により出された少なくと
    も1個の電気信号(VD、VE)を、基準信号と比較する
    ように設けられた比較機構(27、48)を備え、光感
    知機構により出される電気信号は、繊維機械に糸(8)
    が送られている間、光感知機構(S)に対する糸の位置
    または形状の変化に応じて、作り出され、糸は、光感知
    機構(S)の感知区域(7)内で自由に動き、比較機構
    (27、48)は、出力として、糸の移動または停止の
    状態を表す少なくとも1個の電気信号を出すことを特徴
    とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載した装置において、前記
    出力信号は、電気信号の出力(4)への供給を遮断及び
    導通させるように設けられたスイッチ機構(91)を作
    動することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載した装置において、前記
    光感知機構(S)は、光学位置センサまたはPSDセン
    サであることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載した装置において、前
    記光感知機構(S)は、好ましくは、CCDセンサ等の
    イメージセンサであることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載した装置において、前
    記光感知機構(S)は、一部が覆われた感知面(9)を
    備えた光感知素子(100)であることを特徴とする装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載した装置において、前
    記光感知機構(S)は、発光素子(2)と、光感知面
    (9)を備えた受光素子(1)とからなり、前記糸
    (8)は、発光素子と受光素子との間に位置し、受光素
    子(1)は、発光素子(2)により作られた円錐状光線
    (6)内にすっかり入り、前記繊維機械への糸(8)の
    供給中、糸が移動する前記感知領域(7)を、円錐状光
    線内に形成することを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項7に記載の装置において、前記
    比較機構は、少なくとも1個の演算増幅器(27)であ
    ることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項7に記載の装置において、前記
    比較機構は、好ましくは、マイクロプロセッサタイプの
    制御回路であることを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項7または10に記載した装置に
    おいて、前記比較機構は、少なくとも一部が、好ましく
    は、イメージセンサとともに作動するように設けられた
    論理回路であることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項7に記載の装置において、前記
    スイッチ機構は、静止スイッチ(91)であることを特
    徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項7に記載した装置において、前
    記比較機構の出力信号は、繊維機械に給電する公知の機
    構に送られることを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項7に記載の装置において、前記
    比較機構の出力信号は、公知の表示機構(94)に送ら
    れることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項7に記載の装置において、前記
    比較機構の出力信号は、繊維機械用の制御作動回路(9
    5)に送られることを特徴とする装置。
JP18307492A 1992-06-17 1992-06-17 光学センサの前での糸の動きを検出することによって、繊維機械に送られる糸の状態を判定する方法、及びこれを実施する装置 Expired - Lifetime JP3389262B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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