JPH06336446A - 低級α−オレフィン二量体の製造方法 - Google Patents

低級α−オレフィン二量体の製造方法

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JPH06336446A
JPH06336446A JP12746893A JP12746893A JPH06336446A JP H06336446 A JPH06336446 A JP H06336446A JP 12746893 A JP12746893 A JP 12746893A JP 12746893 A JP12746893 A JP 12746893A JP H06336446 A JPH06336446 A JP H06336446A
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JP
Japan
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boride
catalyst
alkali metal
potassium carbonate
carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP12746893A
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English (en)
Inventor
Kanji Nakagawa
貫次 中川
Takashi Atoguchi
隆 後口
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06336446A publication Critical patent/JPH06336446A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
    • C07C2/04Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
    • C07C2/06Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of alkenes, i.e. acyclic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C07C2/08Catalytic processes
    • C07C2/24Catalytic processes with metals

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 低級α−オレフィン二量体の製造方法におい
て、アルカリ金属、炭酸カリウム支持体、炭素及びホウ
化物からなる触媒を用いる。 【効果】 選択性および活性が改善された低級α−オレ
フィンの二量化または共二量化方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低級α−オレフィンの
二量体又は共二量体の改善された製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】特公昭42-22474号公報に
は、ナトリウムを炭酸カリウム支持体に担持した触媒を
用い、プロピレンを二量化して4−メチルペンテン−1
を製造する方法が開示されている。また、特公昭 47-26
02号公報あるいは特公昭59-40504号公報には、炭酸カリ
ウムやグラファイト、またはその混合物からなる支持体
に、ナトリウム−カリウム混合物を担持した触媒が開示
されている。しかし、これらの触媒を用いた場合、目的
物への高選択性を維持する反応条件では、活性が低い問
題点がある。
【0003】特開昭61-46248号公報には、アルカリ金属
および炭酸カリウムに、銅、ステンレス鋼を加えた触
媒、あるいは、さらにα−アルミナとで構成される触媒
系が開示されている。しかし、これらの触媒系でも上記
の問題点が十分に改善されておらず、また選択性も十分
でないという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、選
択性および活性が改善された低級α−オレフィンの二量
化または共二量化方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、低級α−オレ
フィン二量体の製造方法において、アルカリ金属、炭酸
カリウム支持体、炭素及びホウ化物からなる触媒を用い
ることを特徴とする低級α−オレフィン二量体の製造方
法に関する。
【0006】本発明で使用するアルカリ金属の具体例と
しては、ナトリウム、カリウム、それらの混合物などが
挙げられる。特に、本発明ではナトリウムを用いた触媒
が活性向上効果が著しい。
【0007】アルカリ金属の使用量は、特に制限はない
が、触媒全重量に対して 1〜15重量%が好ましく、特に
1.5〜10重量%が好ましい。アルカリ金属の使用量が高
すぎると他の成分と均一に混合するのが困難になる。
【0008】本発明で使用する炭酸カリウムは、少量の
他成分、例えば、硫酸カリウム、硝酸カリウム、ケイフ
ッ化カリウム、塩化カリウム、フッ化カリウムなどのカ
リウム化合物を配合されてもよい。
【0009】炭酸カリウム支持体の形状は、粉末状、粒
状、ペレット状のいずれであっても良い。
【0010】本発明で使用する炭素としては、活性炭、
グラファイト、カーボンブラックなどが挙げられる。こ
れら炭素を単独で使用してもよいが、 2種以上の混合物
で使用しても良い。特に、グラファイトが好適に使用で
きる。炭素の形状は特に制限はないが、粉末状が好まし
い。
【0011】本発明においては、炭素の使用量は特に制
限はないが、触媒全重量に対して 0.2〜 3.0重量%が好
ましい。上記の範囲外の使用量では十分に活性の高い触
媒を得ることが困難となる。
【0012】本発明で使用するホウ化物としては、ホウ
化タングステン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化チタン、
ホウ化ハフニウム、ホウ化バナジウム、ホウ化ニオブ、
ホウ化タンタル、ホウ化クロム、ホウ化モリブデンなど
のホウ化物セラミックスが挙げられる。これらのホウ化
物を単独で使用してもよいが、2種以上の混合物で使用
してもよい。特に、ホウ化タングステン、ホウ化ジルコ
ニウムが好適に使用できる。本発明で使用するホウ化物
の形状は粉末状が好ましい。
【0013】ホウ化物と炭素を併用し、それらとアルカ
リ金属、炭酸カリウム支持体とからなる触媒は、炭素の
みとアルカリ金属、炭酸カリウム支持体とからなる触媒
よりも、特に高い活性と選択性を示す。
【0014】ホウ化物の使用量も特に制限はないが、触
媒全重量に対して 0.1〜20重量%、特に 0.2〜15重量%
が好ましい。
【0015】本発明の方法の触媒は、粉末状のまま、あ
るいは、打錠成型機などでペレット状として使用しても
良く、例えば以下の種々の方法によって調製できる。
【0016】炭酸カリウムは、前処理として 100℃以
上、特に 200℃以上の温度で焼成することが好ましい。
【0017】混合方法として、触媒を粉末状で使用する
場合は、 (1)炭酸カリウム、ホウ化物、炭素及びアルカ
リ金属を同時に混合する方法、あるいは、 (2)炭酸カリ
ウムに、ホウ化物、炭素及びアルカリ金属を別々に添加
混合する方法がある。 (2)の場合は、アルカリ金属は最
後に添加混合することが好ましい。
【0018】触媒をペレット状で使用する場合は、 (3)
炭酸カリウムを打錠成型機などで成型した後、炭素、ホ
ウ化物及びアルカリ金属を混合する方法、 (4)炭酸カリ
ウムと炭素の混合物を成型した後、アルカリ金属とホウ
化物を混合する方法、 (5)炭酸カリウムとホウ化物の混
合物を成型した後、アルカリ金属と炭素を混合する方
法、 (6)炭酸カリウム、炭素、ホウ化物の混合物を成型
した後、アルカリ金属を混合する方法がある。これらの
ペレットに混合する方法においては、アルカリ金属は最
後に添加混合することが好ましい。
【0019】上記の粉末状混合物及びペレット状混合物
をアルカリ金属の融点以上の温度、例えば 100℃以上、
好ましくは 200〜 450℃の温度で不活性ガス雰囲気下、
攪拌混合する方法、担体にアルカリ金属蒸気を蒸着させ
る方法、不活性溶剤中で攪拌して担持させる方法などが
ある。
【0020】本発明の二量化方法に使用される低級α−
オレフィンの具体例としては、エチレン、プロピレン、
1-ブテン、イソブチレン、1-ペンテンなどが挙げられ
る。これらの低級α−オレフィンを用いた二量化または
共二量化のなかでも、プロピレンの二量化による4-メチ
ルペンテン-1の製造、1-ブテンとエチレンとの共二量化
による3-メチルペンテン-1の製造、イソブチレンとエチ
レンとの共二量化による2-メチルペンテン-1の製造など
に用いることができる。特に、プロピレンの二量化によ
る4-メチルペンテン-1の製造に本発明の方法を用いるこ
とが好ましい。
【0021】本発明の二量化または共二量化反応は、好
ましくは 100〜 250℃、より好ましくは 130〜 200℃で
行う。圧力は20〜 200kg/cm2G が好ましい。
【0022】反応方式としては、種々の接触方式を採用
でき、オートクレーブを用いたバッチ方式、オートクレ
ーブに触媒と原料低級α−オレフィンを連続的に供給す
る槽型流通方式、あるいは触媒を反応器に充填し、そこ
へ低級α−オレフィンを流通させる気相固定床方式を採
用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の特定の組成を有する触媒を用い
ることにより、従来技術に比べて、目的生成物への選択
性を改善し、かつ大幅に改善された活性で目的生成物を
製造することができる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0025】実施例1 350℃で 2時間焼成した炭酸カリウム粉末33.60g、窒素
雰囲気下 350℃で 2時間焼成したホウ化タングステン
0.35g、及び窒素雰囲気下 650℃で 2時間乾燥したグラ
ファイト粉末 0.175g を窒素雰囲気下、室温で良く混合
した。そこへ 0.875g のナトリウムを添加した後、 350
℃に昇温し、 2時間攪拌混合した。その触媒混合物か
ら、25.3g を採取し、 500ml電磁攪拌オートクレーブに
仕込んだ。83mlのn-ヘプタンを追加した後、 90gのプロ
ピレンを圧入した。その後、オートクレーブを昇温し、
150℃で 6.4時間の反応を行った。 150℃に到達後、0.
5時間はプロピレンの圧低下はなく、正味の反応時間は
5.9時間であった。
【0026】反応終了後、オートクレーブを放冷した。
未反応プロピレンをドライアイス−エタノール浴中のト
ラップで捕集した後、反応器内に残存する溶剤のn-ヘプ
タン及び反応生成物を減圧蒸留で回収した。捕集プロピ
レン及び減圧蒸留回収液は、ガスクロマトグラフィーで
組成分析し、二量化反応生成物である4−メチルペンテ
ン−1及び他の炭素数が6であるオレフィン(C6 オレ
フィン)の含量を決定した。
【0027】転化率〔(生成C6 オレフィン重量)÷
(仕込みプロピレン重量)× 100〕は25.8%、選択率
〔(4−メチルペンテン−1重量)÷(生成C6 オレフ
ィン重量)× 100〕は 90.7%であった。転化速度〔(転
化プロピレン重量)÷(正味の反応時間)×(仕込みア
ルカリ金属グラム原子)〕は、 143g-C3'/g-atom metal
・hrであった。
【0028】実施例2 ホウ化タングステンの仕込み量を変えた以外は、実施例
1と同様にして行った。触媒組成を表1に、結果を表2
にまとめて示した。
【0029】比較例1 ホウ化タングステンを用いなかった以外は、実施例1と
同様にして行った。触媒組成を表1に、結果を表2に示
した。
【0030】実施例2 ホウ化タングステンに代えて、ホウ化ジルコニウムを用
いた以外は、実施例1と同様にして行った。触媒組成を
表1に、結果を表2に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低級α−オレフィン二量体の製造方法に
    おいて、アルカリ金属、炭酸カリウム支持体、炭素及び
    ホウ化物からなる触媒を用いることを特徴とする低級α
    −オレフィン二量体の製造方法。
JP12746893A 1993-05-28 1993-05-28 低級α−オレフィン二量体の製造方法 Pending JPH06336446A (ja)

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JPH06336446A true JPH06336446A (ja) 1994-12-06

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