JPH0633635U - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0633635U JPH0633635U JP7464992U JP7464992U JPH0633635U JP H0633635 U JPH0633635 U JP H0633635U JP 7464992 U JP7464992 U JP 7464992U JP 7464992 U JP7464992 U JP 7464992U JP H0633635 U JPH0633635 U JP H0633635U
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- Japan
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- chain
- work
- jig base
- rods
- pair
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- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークの外部形状にかかわらずクランプ・ア
ンクランプ作業が良好に行える使用勝手の良いクランプ
装置を提供する。 【構成】 ワークWを載置する治具ベース1と、該治具
ベース1のワークWの両側に並列配置され、一端が相互
に連結された一対のロッド7A、7Bと、該一対のロッ
ド7A、7Bの他端部間に跨設され、少くとも一端がロ
ッド7Bの他端部に係脱自在に取り付けられたチェーン
10と、一対のロッド7A、7Bを軸方向に付勢してワ
ークWを治具ベース1とチェーン10との間に挟持する
クランプ手段16と、該クランプ手段16の付勢力を解
除するアンクランプ手段22A、22Bとを備えた。
ンクランプ作業が良好に行える使用勝手の良いクランプ
装置を提供する。 【構成】 ワークWを載置する治具ベース1と、該治具
ベース1のワークWの両側に並列配置され、一端が相互
に連結された一対のロッド7A、7Bと、該一対のロッ
ド7A、7Bの他端部間に跨設され、少くとも一端がロ
ッド7Bの他端部に係脱自在に取り付けられたチェーン
10と、一対のロッド7A、7Bを軸方向に付勢してワ
ークWを治具ベース1とチェーン10との間に挟持する
クランプ手段16と、該クランプ手段16の付勢力を解
除するアンクランプ手段22A、22Bとを備えた。
Description
【0001】
この考案は、治具ベース上にワークをチェーンでクランプ固定するタイプのク ランプ装置に関する。
【0002】
従来、この種のクランプ装置には、特開昭56−69081号公報に記載され たものがある。このクランプ装置は、図3に示すように、ワークWを載置する治 具ベース30と、該治具ベース30上のワークWに中間部が巻き掛けられたチェ ーン31と、該チェーン31の一端を牽引するためのねじ手段32と、前記チェ ーン31の他端を治具ベース30に形成された係止部30aに係止するための係 止手段33とから構成されている。係止手段33は、チェーン31の各リンクの 凹部31aを挟む一対のピン34A、34Bと、一方のピン34Aが挿入された 長孔35とを有し、該長孔35に沿って一方のピン34Aを移動させることで他 方のピン34Bとの間隔を広げ、チェーン31の他端における位置を移動調整自 在としている。また、ねじ手段32は、治具ベース30にねじ棒36を挿通させ 、該ねじ棒36の一端にチェーン31を連結する一方、前記ねじ棒36の他端に 、治具ベース30に当接するナット37を螺合させている。そして、まず、ねじ 手段32で一端が治具ベース30に取り付けられたチェーン31の他端を治具ベ ース30上のワークWに巻き掛けて垂れ下げる。次いで、ピン34A、34Bに 前記チェーン31の他端を通して頂部33aが治具ベース30の係止部30a付 近に達するまで係止手段33をチェーン31に沿って上昇させた後、ピン34A を長孔35に沿って移動させてピン34A、34B間にチェーン31のリンク凹 部31aを挟み付け、これによりチェーン31の他端に係止手段33を固定する 。しかる後、ねじ手段32のナット37を締めてチェーン31を緊張する。この ようにして、治具ベース30とチェーン31との間にワークWを挟持するように なっている。
【0003】
しかしながら、上記従来のクランプ装置にあっては、基本的に、チェーン31 の両端がねじ手段32と係止手段33により治具ベース30に固定され、ねじ手 段32によりチェーン31を一端側から緊張させるようになっていることから、 ワークWが異径状の場合、係止手段33を介して治具ベース30に係止されるチ ェーン31の他端側に撓みが発生してもこれを吸収できず、従って良好なクラン プ状態が得られないおそれがある。また、治具ベース30上のワークWが大きい 程、チェーン31の巻掛け量を長くする必要がある。更に、ワークWが管材等で ある場合は、チェーン31の他端を治具ベース30から外さずに、チェーン31 を弛緩させた後、ワークWをチェーン31に潜らせながらクランプ位置まで軸方 向に移動させることも可能であるが、ワークWが管材等でなく例えば管材の外周 面上に配管を組み付けたもの等である場合にはチェーン31の他端を必ず治具ベ ース30から外す必要がある。
【0004】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、ワークの外部形状にかか わらずクランプ・アンクランプ作業が良好に行える使用勝手の良いクランプ装置 を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、この考案に係るクランプ装置は、ワークを載置す る治具ベースと、該治具ベースの前記ワークの両側に並列配置され、一端が相互 に連結された一対のロッドと、該一対のロッドの他端部間に跨設され、少くとも 一端がロッドの他端部に係脱自在に取り付けられたチェーンと、前記一対のロッ ドを軸方向に付勢して前記ワークを前記治具ベースと前記チェーンとの間に挟持 するクランプ手段と、該クランプ手段の付勢力を解除するアンクランプ手段とを 備えたものである。
【0006】
上記構成によれば、治具ベースに対するワークの載置は、治具ベースと、一対 のロッドの他端部間に跨設されたチェーンとの間隔が大きいため、チェーンに潜 らせて、或いはチェーンの少くとも一端をロッドの他端部から取り外して行う。
【0007】 治具ベース上に載置されたワークのクランプは、クランプ手段によりチェーン を治具ベースに向かい接近移動させることで行い、ワークのアンクランプは、前 記とは反対に、アンクランプ手段によりチェーンを治具ベースから離間させるこ とで行う。
【0008】
以下、この考案の一実施例を図面に基いて説明する。
【0009】 図1はクランプ装置を示す図2のP−P線に沿う正断面図、図2は図1のQ− Q線に沿う側断面図である。
【0010】 治具ベース1は対向した支持フレーム2に連結部材3を介して一体に連結され ている。この治具ベース1の上部にはロケートピン4、5が突設されており、該 治具ベース1上には、前記ロケートピン4、5により位置決めしたワークWが載 置されている。
【0011】 治具ベース1のワークWの両側には、治具ベース1に固設したロッドホルダー 6A、6Bを介して一対のロッド7A、7Bが軸方向に移動自在に並列配置され 、該ロッド7A、7Bの一端は連結材8を介して相互に連結されている。つまり 、ロッド7A、7Bの一端には連結材8の両端がピン9を介してそれぞれ連結さ れている。この連結材8の一端に形成されたピン穴8aはロッド7Aの軸方向と 直角方向に長い長穴に形成され、他端に形成されたピン穴8bは丸穴に形成され ている。
【0012】 一対のロッド7A、7Bの他端部間にはチェーン10(ローラチェーン)が跨 設され、該チェーン10の一端は後述するようにロッド7Bの他端部に係脱自在 に取り付けられ、他端はロッド7Aの他端部にピン11を介して枢着されている 。チェーン10の前記一端には、両側方に突出する一対の係止ピン12が取り付 けられる一方、ロッド7Bの他端部には、ロッド7A側とは反対側に突出した一 対の係止爪13aを有するクランプ金具13がヒンジピン14を介して取り付け られている。このクランプ金具13の両側には、係止ピン12をクランプ金具1 3の係止爪13aから外し、その後の再係止を防止するためのピン払出し板15 が設けられている。
【0013】 前記一対のロッド7A、7Bを軸方向に付勢して前記ワークWを前記治具ベー ス1と前記チェーン10との間に挟持するクランプ手段は、治具ベース1と連結 材8との間に該連結材8に当接回転自在に設けた偏心カム16で構成されている 。偏心カム16は、治具ベース1にカムホルダー17及びブラケット18を介し て回転自在に取り付けた回転軸19に装着されており、回転軸19に装着したハ ンドル20により回転可能となっている。前記連結材8には、前記偏心カム16 に当接するカム受21が設けられている。
【0014】 また、前記クランプ手段の付勢力を解除するアンクランプ手段は、圧縮スプリ ング22A、22Bで構成されている。圧縮スプリング22A、22Bは、連結 材8の端部と支持フレーム2との間に縮設されている。
【0015】 以上の構成において、治具ベース1に対するワークWの載置は、治具ベース1 と、一対のロッド7A、7Bの他端部間に跨設されたチェーン10との間隔が大 きいため、該チェーン10に潜らせて、或いはチェーン10の一端をロッド7B の他端部から取り外してロケートピン4、5に係合させることで行う。
【0016】 ピン払出し板15により係止ピン12をクランプ金具13の係止爪13aから 外すと、係止ピン12はピン払出し板15に阻止されて係止爪13aに再び係合 することがなく、これによりチェーン10の一端をロッド7Bの他端部から確実 に取り外すことができる。治具ベース1上にワークWを載置した後、ピン払出し 板15を元の位置に戻して係止ピン12をクランプ金具13の係止爪13aに再 び係合させると、チェーン10がロッド7A、7Bの他端部間に架け渡されるこ とになる。
【0017】 治具ベース1上に載置されたワークWのクランプは、偏心カム16(クランプ 手段)によりチェーン10を治具ベース1に向かい接近移動させることで行い、 ワークWのアンクランプは、前記とは反対に、圧縮スプリング22A、22B( アンクランプ手段)によりチェーン10を治具ベース1から離間させることで行 う。
【0018】 ワークWのクランプ時、ハンドル20により回転軸19を介して偏心カム16 を図2の時計回り方向に回転させると、一対のロッド7A、7Bは圧縮スプリン グ22A、22Bのばね力に打ち勝って軸方向に移動し、これによりチェーン1 0は治具ベース1に向かい接近して、治具ベース1上のワークWに巻き掛けられ る。この場合、チェーン10がワークWに巻き掛けられて撓みが発生しても、連 結材8のロッド連結部である一方のピン穴8aがロッド7Aの軸方向と直角方向 に長い長穴に形成されていることから、連結材8が偏心カム16との当接点を中 心として傾動しながら、チェーン10の撓んだ端部側を支持する一方のロッド7 A又は7Bが他方のロッド7B又は7Aに対して相対的に移動することになり、 これによって、上記撓みが吸収され、チェーン10はワークWに均一に巻き掛け られる。このため、ワークWはチェーン10で治具ベース1上に確実にクランプ されると共に、そのクランプ状態が偏心カム18によりセルフロックされる。
【0019】 また、ワークWのアンクランプ時、ハンドル22により回転軸19を介して偏 心カム16を図2の時計回り方向とは反対方向に回転させると、偏心カム16に よるセルフロックが解除されて、一対のロッド7A、7Bは圧縮スプリング22 A、22Bのばね力により軸方向に移動し、これによりチェーン10は治具ベー ス1上のワークWから離間する。
【0020】 ワークWの取出しは、ワークWを持ち上げてロケートピン4、5から外し、チ ェーン10を潜らせて、或いはチェーン10の一端をロッド7Bの他端部から取 り外して行う。
【0021】 尚、この実施例では、偏心カム16をクランプ手段に使用し、圧縮スプリング 22A、22Bをアンクランプ手段に使用したが、逆に、圧縮スプリング22A 、22Bをクランプ手段に使用し、偏心カム16をクランプ手段に使用しても良 く、また、上記偏心カム16に代えて楔等を使用しても良い。
【0022】 また、チェーン10の一端をロッド7Bの他端部に係脱自在に取り付け、他端 をロッド7Aの他端部にピン11を介して枢着したが、両端をロッド7A、7B の他端部に係脱自在に取り付けても良い。
【0023】
以上通りこの考案は、ワークを載置する治具ベースと、該治具ベースの前記ワ ークの両側に並列配置され、一端が相互に連結された一対のロッドと、該一対の ロッドの他端部間に跨設され、少くとも一端がロッドの他端部に係脱自在に取り 付けられたチェーンとを備えており、治具ベースと、一対のロッドの他端部間に 跨設されたチェーンとの間隔が大きいため、該チェーンに潜らせて、或いはチェ ーンの少くとも一端をロッドの他端部から取り外して治具ベース上にワークを容 易に載置することができる。
【0024】 また、前記一対のロッドを軸方向に付勢して前記ワークを前記治具ベースと前 記チェーンとの間に挟持するクランプ手段と、該クランプ手段の付勢力を解除す るアンクランプ手段とを備えており、チェーンを治具ベースに向かい接近移動さ せることで治具ベース上にワークを迅速にクランプし、反対に、チェーンを治具 ベースから離間させることでワークのアンクランプを迅速に行うことができる。
【0025】 更に、一対のロッドの他端部間にチェーンを跨設して、ワークに巻き掛けるチ ェーンの長さを短くできることから、ワークのクランプ時におけるチェーンの撓 みを小さくできると共に、治具ベース上にクランプできるワークの範囲を拡大で きる。
【0026】 従って、この考案によれば、ワークの外部形状にかかわらずクランプ・アンク ランプ作業が迅速にしかも良好に行える使用勝手の良いクランプ装置が得られる 。
【図1】この考案の一実施例であるクランプ装置を示す
図2のP−P線に沿う正断面図である。
図2のP−P線に沿う正断面図である。
【図2】図1のQ−Q線に沿う側断面図である。
【図3】従来例であるクランプ装置を示す正断面図であ
る。
る。
W ワーク 1 治具ベース 7A、7B ロッド 10 チェーン 16 偏心カム(クランプ手段) 22A、22B 圧縮スプリング(アンクランプ手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 ワークを載置する治具ベースと、該治具
ベースの前記ワークの両側に並列配置され、一端が相互
に連結された一対のロッドと、該一対のロッドの他端部
間に跨設され、少くとも一端がロッドの他端部に係脱自
在に取り付けられたチェーンと、前記一対のロッドを軸
方向に付勢して前記ワークを前記治具ベースと前記チェ
ーンとの間に挟持するクランプ手段と、該クランプ手段
の付勢力を解除するアンクランプ手段とを備えたことを
特徴とするクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7464992U JP2566643Y2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7464992U JP2566643Y2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633635U true JPH0633635U (ja) | 1994-05-06 |
JP2566643Y2 JP2566643Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=13553296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7464992U Expired - Fee Related JP2566643Y2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566643Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012512036A (ja) * | 2008-12-16 | 2012-05-31 | エルリコン トレーディング アクチェンゲゼルシャフト,トリューブバハ | ワークピースキャリア |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP7464992U patent/JP2566643Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012512036A (ja) * | 2008-12-16 | 2012-05-31 | エルリコン トレーディング アクチェンゲゼルシャフト,トリューブバハ | ワークピースキャリア |
US9067300B2 (en) | 2008-12-16 | 2015-06-30 | Oerlikon Surface Solutions Ag, Trübbach | Workpiece carrier |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2566643Y2 (ja) | 1998-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |