JPH06335477A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH06335477A
JPH06335477A JP5151565A JP15156593A JPH06335477A JP H06335477 A JPH06335477 A JP H06335477A JP 5151565 A JP5151565 A JP 5151565A JP 15156593 A JP15156593 A JP 15156593A JP H06335477 A JPH06335477 A JP H06335477A
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JP
Japan
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ray
emitted
anode
cathode
filaments
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JP5151565A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Takemoto
吉範 竹本
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のフィラメントに対して、X線検出器で
検出されるX線量の分布状態に変動を与えないようなX
線CT装置を提供する。 【構成】 陰極22には、2個のフィラメント28a、
28bが、回転陽極X線管20の回転軸RJを中心とし
て所定角度回転されたように配置され、各フィラメント
28a、28bから放出される熱電子の軌道は、陰極−
陽極方向に対して平行になるように構成されている。回
転陽極X線管20は、回転枠3に、回転軸RJを中心と
して回転可能に取り付けられている。各フィラメント2
8a、28bから放出される熱電子が形成する焦点の中
心から放射されるX線をX線検出器の所定チャネルで検
出するように回転陽極X線管を回転させて、フィラメン
トの切替えを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線CT装置に係
り、特に、X線を発生させるX線発生装置の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線CT装置は、図13
に示すように、X線発生装置1とX線検出器2とが回転
枠3に対向して取り付けられて構成されている。このX
線CT装置では、被検体Mを挟んだ状態で、X線発生装
置1とX線検出器2とを被検体Mの体軸J回りで回転さ
せ、被検体Mを透過したX線Bを検出して、検出したデ
ータに基づいて断層像を得る。
【0003】このようなX線CT装置のX線発生装置と
しては、例えば、回転陽極X線管が用いられている。回
転陽極X線管は、周知のように、陰極に設けられたフィ
ラメントから放出された熱電子を高電圧で加速して、回
転駆動されるターゲット(回転陽極)面に衝突させてX
線を発生させている。ターゲット面に収束される熱電子
が衝突する領域がいわゆる焦点である。この焦点は、X
線像の幾何学的ぼけを少なくするために、X線撮影条件
に耐えうる最小の寸法に設定されている。
【0004】一方、X線照射の条件としての例えば、X
線強度は被検体の大きさ、例えば成人の場合と子供の場
合とでは異なり、また、同一被検体であっても、その撮
影部位によって異なってくる。X線強度を強くするため
には、フィラメントに流す電流値を多くする必要がある
ので、それに耐えうる大きさのフィラメントが用いられ
る。
【0005】このように、焦点をできるだけ小さくした
いという要望と、X線撮影条件に応じて、これに耐えう
るフィラメントを用いる必要性とから、従来の回転陽極
X線管は、高真空に保たれたガラスバルブ内に形状の異
なる2個のフィラメントを固定配置し、撮影条件に応じ
て、これらのフィラメントを使い分けている。
【0006】この構成を図14ないし図16を参照して
説明する。図14は、従来例に係る回転陽極X線管の概
略構成を示す図であり、図15は、図14のD−D矢視
図、図16は、X線CT装置の断面図である。
【0007】図14において、符号11は真空排気され
たガラスバルブであり、このガラスバルブ11内に、熱
電子Aを発生させる陰極12と、この陰極12から放出
された熱電子Aを受けてX線Bを発生する回転陽極であ
るターゲット13と、このターゲット13に連結された
モータロータ14とが配備されている。モータロータ1
4は、ガラスバルブ11の外側に配置されたモータステ
ータ15により高速回転される。これらのガラスバルブ
11やモータステータ15等は、X線を遮蔽するための
鉛が内張りされたケーシング16に外囲され、発生する
X線Bは、ケーシング16に設けられた放射窓17から
放射される。
【0008】また、図15に示すように、陰極12は、
2個のフィラメント18(18a、18b)を有し、各
フィラメント18から放出される熱電子Aは集束電極に
よってその軌道が、陰極−陽極方向IYに対して曲げら
れて、中心を同じ位置CPにした焦点が形成される。
【0009】このような回転陽極X線管10から放射さ
れたX線Bは、図16に示すように、被検体Mを透過し
た後、複数のチャネルを有するX線検出器2でX線量が
検出される。
【0010】ここで、被検体Mを置かずに、回転陽極X
線管10から照射されたX線BをX線検出器2で検出し
たときの各チャネルでのX線量の分布状態(回転陽極X
線から放出されるX線量の分布と同じ)を図17に示
す。図に示すように最大X線量(焦点の中心CPから放
射されるX線BcのX線量に相当する)を検出するチャ
ネルが特定のチャネル(図ではCHc)となるように、
回転陽極X線管10の焦点(の中心)と、X線検出器2
との位置が合わされて装置が組み立てられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、従来の回転陽極X線管においては、各
フィラメント18から放出される熱電子Aが、同じ位置
に焦点を形成するように、熱電子Aの軌道を陰極−陽極
方向IYに対して曲げる必要がある。このため、例え
ば、図18に示すように、ターゲット13が熱膨張して
ターゲット面13aが、図の実線から二点鎖線に示すよ
うに変化したとき、フィラメント18aから放出される
熱電子Aが形成する焦点の中心CPはCaにずれてしま
うし(図18(a)参照)、フィラメント18bから放
出される熱電子Aが形成する焦点の中心CPはCbにず
れる(図18(b)参照)。このとき、図19に示すよ
うに、X線検出器2で検出されるX線量の分布の中心位
置がずれることになる。
【0012】なお、図19(a)は、フィラメント18
aから放出される熱電子が発生させるX線のX線量の分
布のずれ状態を示す図であり、図19(b)は、フィラ
メント18bから放出される熱電子が発生させるX線の
X線量の分布のずれ状態を示す図である。また、各図に
おいて、実線は、焦点の中心がCPのときのX線量の分
布状態を示し、二点鎖線は、焦点の中心がCa、Cbに
ずれたときのX線量の分布状態を示す。
【0013】図19に示すように、X線検出器2で検出
されるX線量の分布の中心位置がずれた状態で画像構成
を行なうと、構成した画像にアーティファクトが発生す
るという問題がある。
【0014】また、陰極12とターゲット13とをガラ
スバルブ11内に組み込む作業は、ガラスバルブ11を
熱して軟らかくした状態で行なわれるが、その後のガラ
スバルブ11の熱収縮によって、陰極12とターゲット
13との間の距離が変動して設計通りの距離とならない
ことがある。このような場合には、上述したターゲット
13の熱膨張により、フィラメント18とターゲット1
3と間の距離が変動したのと同様に、焦点の中心位置が
ずれることになるので、X線検出器2で検出されるX線
量の分布の中心がずれ、構成した画像にアーテファクト
が発生する。
【0015】さらに、上述では、回転陽極X線管を例に
採ったが、固定陽極X線管においても、陰極とターゲッ
トとの間の距離が変動することによって、X線検出器で
検出されるX線量の分布状態が変動するので、上述と同
様の問題が発生する。
【0016】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、複数のフィラメントに対して、陰極
とターゲットとの間の距離が変動することによって、X
線検出器で検出されるX線量の分布状態に変動を与えな
いようなX線CT装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、被検体を挟んでX線発生装置とX線検
出器とを対向配置し、前記X線発生装置と前記X線検出
器とを回転可能に構成し、また、前記X線発生装置は、
陰極に2個以上のフィラメントを有し、かつ、前記フィ
ラメントから放出された熱電子を陽極に衝突させてX線
を発生させるように構成されたX線CT装置において、
前記各フィラメントから放出される熱電子の軌道が、陰
極−陽極方向に対して平行になるように構成し、かつ、
前記各フィラメントから放出される熱電子が形成する各
焦点の中心から放射されるX線を、前記X線検出器の所
定チャネルで検出するように、前記X線発生装置を前記
X線検出器に対して移動自在に構成したものである。
【0018】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。各フィラ
メントから放出される熱電子は、陰極−陽極方向に対し
て平行になるような軌道を採って、陽極にそれぞれの焦
点を形成する。各フィラメントから放出される熱電子が
形成する各焦点の中心から放射されるX線をX線検出器
の同じチャネルで検出するように、X線発生装置を移動
させ、X線発生装置とX線検出器との位置を合わせるこ
とにより、フィラメントの切替えを行なう。
【0019】各フィラメントから放出される熱電子は、
陰極−陽極方向に対して平行になるような軌道を採るの
で、陰極と陽極との間の距離が変動しても、焦点の中心
は変動しない。従って、X線検出器で検出されるX線量
の分布の中心はずれない。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、この発明の第一実施例に係るX線C
T装置の回転陽極X線管の概略構成を示す図であり、図
2は、図1のA−A矢視図、図3は、図1のB−B矢視
図である。なお、この第一実施例装置では、X線CT装
置のX線発生装置として、回転陽極X線管を例に採り説
明する。また、図13ないし図17と同一符号で示す部
分は、従来例と同一構成であるので、ここでの詳述は省
略する。
【0021】この第一実施例装置の特徴は、回転陽極X
線管20の陰極22の各フィラメント28(28a、2
8b)から放出される熱電子Aの軌道が、陰極−陽極方
向IYに平行になるように構成したことと、回転陽極X
線管20を回転軸RJ回りに回転自在となるように、X
線CT装置に取り付けたことにある。
【0022】陰極22には、2個のフィラメント28
a、28bが設けられている。各フィラメント28a、
28bは、図2に示すように、陰極−陽極方向IYに平
行になるように陰極22に設けられ、また、図3に示す
ように、回転軸RJを中心として所定角度(θ)回転さ
せたように配置されている。フィラメント28aから放
出される熱電子Aは、ターゲット13に中心をCPaと
した焦点を形成し、フィラメント28bから放出される
熱電子Aは、ターゲット13に中心をCPbとした焦点
を形成する。
【0023】このように構成することにより、図4に示
すように、ターゲット13の熱膨張や、ターゲット13
と陰極22とをガラスバルブ11に組み込む際のガラス
バルブ11の熱収縮等による陰極22とターゲット13
との間の距離の変動があっても、各フィラメント28
a、28bから放出される熱電子Aが形成する各焦点の
中心(CPa、CPb)は変動しない。
【0024】次に、上述のような回転陽極X線管20を
X線CT装置に取り付けた構成を図5、図6を参照して
説明する。図5は、X線CT装置の構成を示す断面図で
あり、図6は、図5のC−C矢視断面図である。
【0025】図に示すように、回転陽極X線管20は、
回転枠3に固設された「コ」の字状の支持部材30に、
回転軸RJ回りに回転自在に支持されている。支持部材
30は、底板31と、底板31の両端に立設された側板
32、33で構成されている。底板31の上面は、回転
軸RJを中心とした円弧形状に構成され、回転陽極X線
管20の底部に固設された支持部21a、21bを支持
している。なお、支持部21a、21bの先端部は、底
板31の上面の円弧部を摺動可能となるように、円弧形
状に構成されている。側板32には、回転陽極X線管2
0の側面に固設された軸23aが、回転自在に嵌め付け
られている。また、側板33には、回転陽極X線管20
の側面に固設された軸23bが、モータ34によって回
転されるように取り付けられている。モータ34を回転
することによって、回転陽極X線管20は、回転軸RJ
回りに回転する。
【0026】例えば、陰極22の各フィラメント28
a、28bが、図6に示すような状態にあるとき、モー
タ34を回転させ、回転陽極X線管20を回転軸RJを
中心としてθ/2分だけ左方向に回転してやると、図7
に示すような状態となる。この状態で、フィラメント2
8aから放出される熱電子Aが形成する焦点の中心(C
Pa)から放射されるX線Bcが、X線検出器2の特定
のチャネル(例えば、CHc)で検出されるように、回
転陽極X線管20とX線検出器2とが組み立てられてい
る。このとき、フィラメント28aから放出される熱電
子Aが形成する焦点から照射されるX線BのX線量の分
布は、図17に示すようになる。
【0027】また、図7に示す状態から、回転陽極X線
管20を、回転軸RJを中心としてθ分だけ右方向に回
転してやると、図8に示すような状態となる。この状態
で、フィラメント28bから放出される熱電子Aが形成
する焦点の中心(CPb)から放射されるX線Bcが、
X線検出器2の特定のチャネル(例えば、CHc)で検
出される。このとき、フィラメント28bから放出され
る熱電子Aが形成する焦点から照射されるX線BのX線
量の分布は、図17に示すようになり、図7の状態で、
フィラメント28aから放出される熱電子Aが形成する
焦点から照射されるX線BのX線量の分布と同じにな
る。
【0028】すなわち、モータ34を回転し、回転陽極
X線管20を、回転軸RJを中心として所定角度、左右
方向に回転してやることにより、各フィラメント28
a、28bの切替えを行なうことができる。
【0029】ところで、上述したように、ターゲット1
3と陰極22との間の距離が変動した場合であっても、
各フィラメント28a、28bから放出される熱電子A
が形成する焦点の中心(CPa、CPb)は変動しない
(図4参照)。従って、図7の状態において、陰極22
とターゲット13との間の距離が変動しても、フィラメ
ント28aから放出される熱電子Aが形成する焦点から
照射されるX線BのX線量の分布は、常に図17に示す
状態となり、X線量の分布の中心はずれないし、図8の
状態において、陰極22とターゲット13との間の距離
が変動しても、フィラメント28bから放出される熱電
子Aが形成する焦点から照射されるX線BのX線量の分
布の中心はずれない。よって、X線量の分布の中心のず
れによる画像のアーティファクトをなくすことができ
る。
【0030】次に、この発明の第二実施例装置の構成を
図9、図10を参照して説明する。図9は、第二実施例
の回転陽極X線管の陰極の概略構成を示す図であり、図
10は、回転陽極X線管の移動機構の構成を示す平面図
である。
【0031】上述した第一実施例の回転陽極X線管20
の陰極22に設けられた各フィラメント28a、28b
は、図3に示すように、回転軸RJを中心としてθ回転
させたように配置されているが、この第二実施例では、
陰極42の各フィラメント48a、48bを、図9に示
すように、所定距離(L)だけ隔てて平行に配置されて
いる。なお、これらの各フィラメント48a、48bか
ら放出される熱電子Aは、上述した第一実施例と同様
に、陰極−陽極方向IYに平行になる軌道を採る。
【0032】そして、このような陰極42を備えた回転
陽極X線管20は、X線検出器2のチャネルの並び方向
CNに平行に移動できるように、回転枠3に取り付けら
れている。この回転陽極X線管20の移動機構として
は、例えば、図10(a)に示すように、回転陽極X線
管20の一端側がガイド軸51にガイドされ、他端側が
モータ61によって回転されるネジ軸62に螺合させて
構成してもよいし、図10(b)に示すように、回転陽
極X線管20の一端側がガイド軸51にガイドされ、他
端側がモータ71によって回転されるピニオン72とそ
れに噛合するラック73で構成してもよい。なお、図
中、符号50は、回転陽極X線管20を回転枠3に固定
するための取り付け板を示す。
【0033】次に、フィラメント48a、48bの切替
えの手順を図11、図12を参照して説明する。図11
に示す状態では、フィラメント48aから放出される熱
電子Aが形成する焦点の中心から照射されるX線Bc
が、X線検出器2の特定チャネル(例えば、CHc)で
検出される。
【0034】また、図12に示す状態では、フィラメン
ト48bから放出される熱電子Aが形成する焦点の中心
から照射されるX線Bcが、X線検出器2の特定チャネ
ル(例えば、CHc)で検出される。
【0035】すなわち、この第二実施例では、回転陽極
X線管20をX線検出器2のチャネルの並び方向CNに
平行に移動させることにより、フィラメント48a、4
8bの切替えを行なうことができる。
【0036】また、この第二実施例でも、上述した第一
実施例と同様に、ターゲット13と陰極42との間の距
離が変動しても、焦点の中心がずれることがないので、
回転陽極X線管20から照射されるX線BのX線量の分
布の中心がずれることがない。
【0037】なお、上述の各実施例では、陰極にフィラ
メントを2個設ける場合について説明したが、3個以上
のフィラメントを設けたものであってもよい。
【0038】また、上述の各実施例では、X線発生装置
として回転陽極X線管を用いた場合について説明した
が、固定陽極X線管を用いた場合にも、固定陽極X線管
内の陰極の各フィラメントから放出される熱電子の軌道
が、陰極−陽極方向に対して平行になるように構成し、
フィラメントの切替えを行なえるように固定陽極X線管
を回転枠に取り付けるようにすれば、回転陽極X線管の
場合と同様の効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、各フィラメントから放出される熱電子の軌
道を、陰極−陽極方向に対して平行になるように構成
し、各フィラメントの切替えを行なえるように、X線発
生装置をX線検出器に対して移動自在に構成したことに
より、複数個のフィラメントを、撮影条件に応じて使い
分けることができるとともに、陰極と陽極との間の距離
の変動に対しても、各フィラメントから放出される熱電
子が形成する焦点の中心は変動せず、画像のアーティフ
ァクトの原因であるX線検出器で検出されるX線量の分
布の中心のずれをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例に係るX線CT装置の回
転陽極X線管の概略構成を示す図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】陰極とターゲットとの間の距離の変動に対す
る、各フィラメントからの熱電子が形成する焦点の中心
を示す図である。
【図5】X線CT装置の構成を示す断面図である。
【図6】図5のC−C矢視断面図である。
【図7】フィラメントを切替えた状態を説明するための
図である。
【図8】フィラメントを切替えた状態を説明するための
図である。
【図9】第二実施例の回転陽極X線管の陰極の概略構成
を示す図である。
【図10】回転陽極X線管の移動機構の構成を示す平面
図である。
【図11】フィラメントを切替えた状態を説明するため
の図である。
【図12】フィラメントを切替えた状態を説明するため
の図である。
【図13】X線CT装置の概略構成を示す正面図であ
る。
【図14】従来例に係る回転陽極X線管の概略構成を示
す図である。
【図15】図14のD−D矢視図である。
【図16】X線CT装置の断面図である。
【図17】X線発生装置から照射されるX線のX線量の
分布状態を示す図である。
【図18】従来例の問題点を説明するための図である。
【図19】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 … X線発生装置 2 … X線検出器 13 … ターゲット(陽極) 20 … 回転陽極X線管 22、42 … 陰極 28a、28b、48a、48b … フィラメント A … 熱電子 B … X線 M … 被検体 IY … 陰極−陽極方向 CPa、CPb … 焦点の中心 Bc … 焦点の中心から放射されるX線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を挟んでX線発生装置とX線検出
    器とを対向配置し、前記X線発生装置と前記X線検出器
    とを回転可能に構成し、また、前記X線発生装置は、陰
    極に2個以上のフィラメントを有し、かつ、前記フィラ
    メントから放出された熱電子を陽極に衝突させてX線を
    発生させるように構成されたX線CT装置において、前
    記各フィラメントから放出される熱電子の軌道が、陰極
    −陽極方向に対して平行になるように構成し、かつ、前
    記各フィラメントから放出される熱電子が形成する各焦
    点の中心から放射されるX線を、前記X線検出器の所定
    チャネルで検出するように、前記X線発生装置を前記X
    線検出器に対して移動自在に構成したことを特徴とする
    X線CT装置。
JP5151565A 1993-05-27 1993-05-27 X線ct装置 Pending JPH06335477A (ja)

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JP5151565A JPH06335477A (ja) 1993-05-27 1993-05-27 X線ct装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005015A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010005015A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線ct装置

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