JPH06334812A - 読み取り装置及び読み取り方法 - Google Patents

読み取り装置及び読み取り方法

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JPH06334812A
JPH06334812A JP5146981A JP14698193A JPH06334812A JP H06334812 A JPH06334812 A JP H06334812A JP 5146981 A JP5146981 A JP 5146981A JP 14698193 A JP14698193 A JP 14698193A JP H06334812 A JPH06334812 A JP H06334812A
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JP
Japan
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read
optical
image
reduction
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Withdrawn
Application number
JP5146981A
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English (en)
Inventor
Takehisa Nakayama
威久 中山
Tadashi Oohayashi
只志 大林
Satoru Murakami
悟 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP5146981A priority Critical patent/JPH06334812A/ja
Publication of JPH06334812A publication Critical patent/JPH06334812A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成が容易で、センサ素子間の均一性が高く
て性能が良好な読み取り装置であって、特にセンサ素子
を小さくして読取センサを小さく構成することによって
安価で、しかも焦点深度が深いなどの性能を有する読み
取り装置を提供することにある。 【構成】 基板(26)上に一次元に配列形成される複
数の光学読み取り素子(28)の列と、読み取り原稿1
4を縮小して該光学読み取り素子(28)に結像させる
光学系16を有する読み取り装置10において、前記読
み取り原稿14の読み取り幅をN個に等分割して、少な
くとも該等分割された読み取り幅を単位に縮小結像させ
るN個の縮小光学系L1 ,L2 ,……LN と、該N個の
縮小光学系L1 ,L2 ,……LN に対応して縮小結像さ
れた画像を読み取るm個の光学読み取り素子(28)毎
にn群に等分割された素子列E1 ,E2 ,……En とか
ら読み取り装置10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は読み取り装置に関し、さ
らに詳しくは、ファクシミリ,イメージスキャナ,デジ
タル複写機,電子黒板などの原稿読み取り部に使用され
る読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、読み取り装置には縮小型、密着型、及び完全密着型
の3つの形態が知られている。このうち、縮小型の読み
取り装置は図10に示すように、フォトダイオードなど
の光電変換素子がガラスなどの基板上に直線状に多数形
成された読取センサ1と、この読取センサ1における光
電変換素子に読み取り原稿2上の画像を結像させる縮小
レンズなどの光学系3と、読み取り原稿2を照射する蛍
光灯などの光源4とを備えて構成されている。この縮小
型の読み取り装置は低価格で提供できるだけでなく、焦
点深度が深いため、読み取り原稿2の面がたとえ波打っ
ても、読み取られた画像が鮮明であるという利点があ
る。しかし、この縮小型の読み取り装置は読み取り原稿
2を縮小するため、光学系3を介して読み取り原稿2と
読取センサ1との間に一定の距離を必要とし、小型化が
できないという問題などがあった。
【0003】この縮小型の読み取り装置における問題を
解決する読み取り装置として、密着型あるいは完全密着
型の読み取り装置が提供され、小型化が可能であること
などの理由により、今日、主流になりつつある。密着型
の読み取り装置は、たとえば図11に示すように、フォ
トダイオードなどの光電変換素子がガラスなどの基板上
に直線状に多数形成された読取センサ1と、この読取セ
ンサ1における光電変換素子に読み取り原稿上の画像を
正立等倍に結像させるロッドレンズアレイなどの光学部
材5と、読み取り原稿を支持するガラスなどの透明原稿
台6と、読み取り原稿を照射するLEDアレイなどの光
源7と、読取センサ1を作動させる回路基板8と、これ
ら読取センサ1、光学部材5、透明原稿台6、光源7及
び回路基板8を支持固定する筐体9とから構成されてい
る。なお、完全密着型の読み取り装置は、上記密着型の
読み取り装置における読取センサ1における光電変換素
子に読み取り原稿上の画像を結像させるロッドレンズア
レイなどの光学部材5を用いず、読取センサ1と読み取
り原稿とを密着させて画像を読み取るように構成した装
置である。
【0004】この密着型の読み取り装置はファクシミリ
などに取り付けられて使用されるもので、原稿はプラテ
ンローラなどによって透明原稿台6の読み取り位置に押
し付けられながら順次搬送させられる。一方、光源7に
より照射された原稿からの反射光は、光学部材5を介し
て読取センサ1における光電変換素子によって光電変換
させられ、原稿上の画像が読み取られるのである。
【0005】これら密着型又は完全密着型の読み取り装
置は読み取り原稿の読み取り幅を光学的に縮小するもの
ではないため、光量不足が生じ易かった。また、焦点深
度が浅いため、読み取り原稿を透明原稿台6あるいは読
取センサ1に密着させる必要があり、読み取り原稿が所
定の面から浮き上がっていると、画像がぼやけてしまう
という問題があった。また、読取センサ1の素子列は原
稿の読み取り幅の全域に渡り、等間隔に密に形成されて
いる必要があり、個々のセンサ素子の大きさを小さくす
ることができず、したがって、読取センサ1の幅を小さ
くすることができなかった。しかも、読取センサ1を少
なくとも原稿の読み取り幅だけ一体的に形成する必要が
あるため、長尺の読取センサ1を製造するのは困難で、
コストが高く付くという問題があった。
【0006】そこで、本発明者らは構成が容易で、セン
サ素子間の均一性が高くて性能が良好な読み取り装置、
特にセンサ素子を小さくして読取センサの幅を小さく構
成することによって安価で、しかも焦点深度が深いなど
の性能を有する読み取り装置を提供するため、鋭意研究
を重ねた結果、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る読み取り装
置の要旨とするところは、基板上に一次元に配列形成さ
れる複数の光学読み取り素子の列と、読み取り原稿を縮
小して該光学読み取り素子に結像させる光学系を有する
読み取り装置において、前記読み取り原稿の読み取り幅
をN個に等分割して、少なくとも該等分割された読み取
り幅を単位に縮小結像させるN個の縮小光学系と、該N
個の縮小光学系に対応して縮小結像された画像を読み取
るm個の光学読み取り素子毎にn群に等分割された素子
列とから構成されることにある。
【0008】かかる読み取り装置において、前記N個の
縮小光学系が倒立縮小の光学系から構成される読み取り
装置であって、前記n群に等分割された素子列における
各1群の素子列のm個の光学読み取り素子は、主走査方
向とは逆方向の順に読み出されるように構成されている
ことにある。
【0009】また、かかる読み取り装置において、前記
n群に分割された光学読み取り素子の素子列が複数個に
分離して構成されていることにある。
【0010】更に、かかる読み取り装置において、前記
N個の縮小光学系と、n群に分割された光学読み取り素
子の素子列とから構成される読み取り装置において、1
又は複数個の縮小光学系と、該縮小光学系に対応する1
又は複数個の素子列とを一体的にユニット化するととも
に、該ユニットを連接可能に構成したことにある。
【0011】次に、本発明に係る読み取り装置の読み取
り方法の要旨とするところは、読み取り原稿の読み取り
幅をN個に分割して、少なくとも該分割された読み取り
幅を単位にN個の縮小光学系により縮小結像させるとと
もに、該縮小結像されたN個の画像をm個の光学読み取
り素子から成るn群の素子列で読み取ることにある。
【0012】かかる読み取り方法において、前記N個の
縮小光学系が倒立縮小の光学系から構成される前記読み
取り装置の読み取り方法であって、前記n群の素子列を
主走査方向に順に駆動させるとともに、該n群の素子列
のうち駆動させられる1群の素子列におけるm個の光学
読み取り素子を該主走査方向とは逆方向に読み取ること
にある。
【0013】
【作用】本発明に係る読み取り装置はN個の縮小光学系
を備えて構成されていて、このN個の縮小光学系により
読み取り原稿の読み取り幅をN個に等分割し、縮小結像
する。縮小結像されたN個の画像はm個の光学読み取り
素子毎にn群に分割された素子列により読み取られる。
かかる構成の読み取り装置は単一の縮小光学系ではな
く、N個の縮小光学系から構成されているため、縮小倍
率が一定であるとした場合においても、従来の縮小型の
読み取り装置と比較して1/Nの大きさで構成すること
ができる。また、縮小型の読み取り装置であるため、光
量不足が生ずることはなく、また焦点深度が深いため、
均一に鮮明な画像を得ることができる。更に、n群から
成る素子列の大きさは縮小光学系の縮小倍率に応じて小
さくすることができ、製造時の歩留りが向上するなど、
安価な読み取り装置を構成することができる。
【0014】また、N個の縮小光学系が倒立縮小の光学
系から成る場合にあっては、N個の縮小光学系により等
分割され縮小結像されたn個の画像は倒立させられてい
る。したがって、読み取り原稿を分割縮小したN個の倒
立画像を読み取るn群の素子列におけるm個の光学読み
取り素子の読み取り順序を主走査方向とは逆方向の順序
に構成することにより、読み取られたn個の画像を合成
した画像は読み取り原稿の画像と同一となる。
【0015】更に、n群に分割された素子列を1又は複
数の素子列を単位にして分離して構成し、必要に応じて
連結し得るように構成することにより、構成すべき大き
さの読み取り装置を直ちに製造することができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明に係る読み取り装置とその読み
取り方法の実施例について、図面に基づき詳しく説明す
る。
【0017】図1において、符号10は本発明に係る読
み取り装置の一実施例である。この読み取り装置10
は、光学読み取り素子としてのフォトダイオードが多数
形成された読取センサ12と、この読取センサ12にお
けるフォトダイオードに読み取り原稿14上の画像を結
像させる光学系16と、読み取り原稿14を支持するガ
ラス,硬質樹脂などから成る透明原稿台18と、読み取
り原稿14を照射するLEDアレイ,ハロゲンランプ,
蛍光灯などの光源20と、読取センサ12を作動させる
回路基板22と、これら読取センサ12、光学系16、
透明原稿台18、光源20及び回路基板22を一体構造
として支持固定する筐体24とから構成されている。
【0018】この読み取り装置10の光学系16は図2
に示すように、N個の縮小正立像を結像させるレンズL
1 ,L2 ,……LN が等間隔に配設されて構成されてい
る。したがって、これらN個のレンズL1 ,L2 ,……
N はそれぞれ読み取り原稿14の読み取り幅WをN等
分し、読み取り原稿14上の画像をN個に等分割して、
縮小正立像を結像するのである。
【0019】これらn個のレンズL1 ,L2 ,……LN
によって読み取り原稿14上の画像がN個に等分割さ
れ、縮小結像されるN個の正立像の位置には、それぞれ
対応させて読取センサ12を構成するn群の素子列
1 ,E2 ,……En が配設されている。n群の素子列
1 ,E2 ,……En は図3に示すように、ガラスなど
の基板26上にアモルファスシリコンなどから成るm個
のフォトダイオード(光学読み取り素子)28とブロッ
キングダイオード30とが対を成して一次元に形成され
ている。そして、ブロッキングダイオード30のアノー
ド電極が駆動配線32により素子列E1 ,E2 ,……E
n 単位で共通に接続され、他方、フォトダイオード30
のアノード電極が読出配線34により素子列E1
2 ,……En 間で相対的に同一位置にあるもの同士で
共通に接続されて構成されている。更に、読取センサ1
2の駆動配線32の端部には、駆動ICを接続するため
の駆動端子36が設けられ、他方、読出配線34の端部
には、読出ICを接続するための読出端子38が設けら
れて構成されている。
【0020】この読取センサ12は図1に示すように、
駆動ICや読出ICなどの回路基板22が実装されたプ
リント配線板40上に貼着され、読み取り装置10が構
成される。なお、この読取センサ12の駆動端子36は
プリント配線板40上に形成された外部駆動配線とワイ
ヤーボンディングにより接続され、この外部駆動配線は
ワイヤーボンディングにより駆動ICと接続されてい
る。一方、読出端子38はワイヤーボンディングにより
直接、読出ICと接続されている。
【0021】かかる構成の読み取り装置10は、先ず所
定の読み取り位置にある読み取り原稿14が光源20か
らの光を反射し、その反射光を光学系16の等間隔に配
設されたN個のレンズL1 ,L2 ,……LN がそれぞれ
受けて、縮小結像する。その際、読み取り原稿14にお
ける読み取り幅W方向の画像は、N個のレンズL1 ,L
2 ,……LN により切れ目なくn個に等分割され、縮小
されて正立像が結像される。この縮小結像されたN個の
正立像の位置にはn群の素子列E1 ,E2 ,……En が
それぞれ形成されていて、その素子列E1 ,E2 ,……
En におけるフォトダイオード(光学読み取り素子)2
8が公知の手法により駆動させられ、N個の正立像を読
み取る。なお、読み取られたN個の正立像は連続した1
つの画像として再生されることになる。
【0022】このように、読み取り装置10は読み取り
原稿14の読み取り幅をN個のレンズL1 ,L2 ,……
N によりN等分して、縮小結像するように構成してい
るため、光量不足を生ずることはなく、また焦点深度が
深くなるため、安定した鮮明画像を得ることができる。
また、縮小結像された画像を読み取るように構成してい
るため、素子列E1 ,E2 ,……En を小さくすること
ができ、製造コストを下げることができる。
【0023】ここで、読み取り装置をより具体的に説明
すると、一般に読み取り装置には、A4,B4,A3サ
イズなど種々のサイズがあって、これにより素子列の数
が異なってくる。たとえば、8素子/mmの読取分解能を
有する読取全幅A4サイズ(216mm)の読み取り装置
において、読み取り原稿の読み取り幅216mmを8mm毎
に27区間に等分割するとともに、27個の縮小光学系
により縮小倍率1/2に縮小する場合、縮小光学系によ
る読取区間の中央に4mmの長さの素子列をそれぞれ配設
する。この素子列は図4に示すように、フォトダイオー
ド28とブロッキングダイオード30から成る光学読み
取り素子を1区間4mmの間に64素子を分布させて構成
されることになる。したがって、フォトダイオード28
を62.5μmの間隔で配設することになり、たとえば
同図に示すように、フォトダイオード28は50×60
μmの大きさで形成されることになる。なお、ブロッキ
ングダイオード30の大きさはフォトダイオード28の
大きさに対応させて、たとえば20μm角で形成される
ことになる。
【0024】以上、本発明に係る読み取り装置及び読み
取り方法の一実施例を詳述したが、本発明は上述した実
施例に限定されることなく、その他の態様でも実施し得
るものである。
【0025】たとえば上述の実施例は縮小光学系16と
して正立像を得るレンズ構成を採用したが、縮小光学系
をより安価に構成するため、倒立像を得るレンズ構成を
採用しても良い。この倒立縮小像を得る縮小光学系を採
用した場合、図5に示すように、主走査方向がB1 ,B
2 ,……Bn の順であるとき、各素子列E1 ,E2 ,…
…En におけるフォトダイオード28の読出し方向をC
1 ,C2 ,……Cm-1,m の順、すなわち主走査方向と
は逆方向にされる。かかる構成によって、各素子列
1 ,E2 ,……En が読み取った倒立像を正立像とし
て読み出すことができ、また、全体として読み取り原稿
の画像を再生できることになる。
【0026】次に、読み取り原稿の読取区間として、た
とえば8mmを単位とするとき、たとえば2つの読取区間
分16mmを1つの光学系によって縮小結像させ、この2
つの読取区間分の像を図6に示す構成の読み取り装置4
2により、読み取るように構成しても良い。すなわち、
この読み取り装置42における素子列44は2つの素子
列44を連続して形成し、この2つの素子列44を単位
に駆動させられることになる。その他、たとえば読取区
間10区間を単位に1つの光学系で縮小結像させること
も可能であり、なんら限定されるものではない。
【0027】本例に示すように、複数の読取区間を単位
に1つの光学系で縮小結像させるとともに、その読取区
間に対応する複数の素子列を連続して形成した読み取り
装置にあっては、縮小光学系として正立像を得るものが
最も好ましい。ただし、倒立像を得る縮小光学系であっ
ても、素子列の駆動順序及び各素子列における光学読み
取り素子の読み取り順序を適宜設定することによって、
全体として読み取り原稿上の画像を読み取ることができ
る。
【0028】次に、上述したm個の光学読み取り素子を
単位に配設したn群から成る素子列E1 ,E2 ,……E
n はガラス基板上に一体的に形成されても良いが、1又
は複数の素子列を単位に分離して構成しても良い。すな
わち、図7に示すように、一定個数の素子列E1
2 ,……を基板46上に形成するとともに、読出し用
のマトリックス配線48と接続用の電極50を形成して
ユニット(52)化し、更に図8に示すように、所定個
数の素子列E1 ,E2 ,……を基板54上に形成すると
ともに、読出し用のマトリックス配線56と接続用の電
極58を形成してユニット(60)化して、得られたユ
ニット52とユニット60とを接続することによって、
所定の読み取り幅を有する読み取り装置を構成すること
ができる。本発明に係る読み取り装置の素子列は一定個
数の光学読み取り素子を単位にブロック化され、且つ素
子列と素子列との間に光学読み取り素子が形成されてい
ない空間が存在するため、素子列と素子列との間で読取
センサを分離することができるのである。
【0029】このように読取センサを分離して形成し、
任意に接続して1つの読取センサを構成することができ
るため、A4,B4,A3サイズ用などの長尺の読取セ
ンサを直ちに構成することが可能となる。また、短尺の
読取センサを製造することによって足りるため、小型の
製造装置で良く、しかも歩留りが向上するため、読取セ
ンサひいては読み取り装置の製造コストを大幅に低減す
ることができる。
【0030】また、本発明に係る読み取り装置はN個の
縮小光学系と、n群に分割された光学読み取り素子から
成る素子列とが対応して構成されるため、一定の縮小光
学系と素子列とを一体的にユニット化して、かかるユニ
ットを連接するように構成することも可能である。
【0031】以上説明した本発明の読み取り装置は、複
数の光学系により読み取り原稿の読み取り幅を等分割し
て、それぞれ縮小結像し、その像を素子列により読み取
るように構成しているため、相隣合う光学系はそれらが
縮小結像する画像が連続するように配設されるととも
に、縮小結像された画像を読み取る素子列はその画像に
対して位置ずれしないように配設される必要がある。
【0032】かかる縮小光学系と素子列の微調整は非常
に面倒であるため、たとえば図9に示すように、複数の
縮小光学系L1 ,L2 ,……LN によって読み取り原稿
14の読み取り幅を等分割して読み取る読取区間を若干
広くし、相隣合う縮小光学系による読取区間の一部が重
複するように設定しても良い。本実施例においては、複
数の縮小光学系L1 ,L2 ,……LN によってそれぞれ
結像された画像を素子列E1 ,E2 ,……En により読
み取り、画像処理によって重複部分を除去するように構
成される。このように構成することによって、読み取ら
れた画像の連続性が容易に確保できる。
【0033】以上、本発明に係る読み取り装置と読み取
り方法を図面に基づいて詳しく説明したが、その他、図
示は省略するが、フォトダイオードとブロッキングダイ
オードとがアノード電極同士で接続され、ブロッキング
ダイオードのカソード電極が駆動配線により素子列単位
で共通に接続され、フォトダイオードのカソード電極が
読出配線により素子列間で相対的に同一位置にあるもの
同士で共通に接続されたものでも良い。また、フォトダ
イオードのアノード電極又はカソード電極が、駆動配線
により素子列単位で共通に接続され、ブロッキングダイ
オードのアノード電極又はカソード電極が、読出配線に
より素子列間で相対的に同一位置にあるもの同士で共通
に接続されたものでも良い。すなわち、光学読み取り素
子であるフォトダイオードの一方が直接又は間接に駆動
配線により素子列単位で共通に接続され、このフォトダ
イオードの他方が直接又は間接に読出配線により素子列
間で相対的に同一位置にあるもの同士で共通に接続され
ていればよいのである。
【0034】その他、ブロッキングダイオードに代えて
TFTを用いたものでも良く、さらに光学読み取り素子
として光導電型のCdS-CdSeなどを用いたものでも良いな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲内で当業者の知
識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実
施し得るものである。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る読み取り装置及び読み取り
方法は、N個の光学系により読み取り原稿の読み取り幅
をN個に等分割して、少なくとも等分割された読み取り
幅(読取区分)を単位に縮小結像させるように構成して
いるため、光学読み取り素子への入射光量を増大させ、
光量不足を生じることはなく、また、焦点深度が深いた
め、安定して鮮明な画像を得ることができる。また、複
数の縮小光学系により読み取り原稿を分割して縮小する
ように構成しているため、焦点距離を短くすることがで
き、読み取り装置を小型化することができる。更に、縮
小光学系により縮小した画像を光学読み取り素子から成
る素子列によって読み取るように構成しているため、光
学読み取り素子のサイズを小さくすることができ、アモ
ルファスシリコンなどの成膜時に、ゴミなどによるピン
ホールの発生が少なくなり、歩留り良く読み取りセンサ
を製造することができる。また、光学読み取り素子及び
その素子列を小さくできるため、たとえば大面積のガラ
ス基板から製造し得る読取センサの量を増やすことがで
き、製造コストを下げることができる。
【0036】また、縮小光学系によって縮小結像される
画像は正立像又は倒立像のいずれでも良く、たとえば倒
立像が得られるとき、素子列の光学読み取り素子の読み
取り順序を主走査方向とは逆方向にすることによって、
正立像と同様に画像を読み取ることができる。
【0037】更に、本発明に係る読み取り装置におい
て、素子列と素子列との間は光学読み取り素子によって
連続していないため、素子列と素子列との間で分離する
ことができる。したがって、n群に分割された光学読み
取り素子の素子列を複数に分離して構成し、分離された
素子列を適宜組み合わせて接続することによって、必要
とする読み取り幅を有する読み取り装置を構成すること
ができる。かかる構成により、製造される素子列を備え
た読み取りセンサは小型に構成できるため、その製造設
備は小型で良く、また短尺であるため、製造時における
不良品の発生を最小限に抑えることができ、もって製造
コストを低減することができる。また、同様に、縮小光
学系と素子列とを対応させてユニット化し、適宜組み合
わせて接続し得るように構成することにより、本発明に
係る読み取り装置の製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る読み取り装置の一実施例を示す側
面断面図である。
【図2】図1に示した読み取り装置の構成と読み取り方
法を説明するための説明図である。
【図3】図1に示した読み取り装置を示す図であり、同
図(a) は一部を破断して示す配置図、同図(b) はその素
子列における配線図である。
【図4】図1に示した読み取り装置の一部を拡大して示
す平面図である。
【図5】本発明に係る読み取り装置及び方法の他の実施
例をその一部を破断して示す配置図である。
【図6】本発明に係る読み取り装置及び方法のさらに他
の実施例をその一部を破断して示す配置図である。
【図7】本発明に係る読み取り装置のさらに他の実施例
をその一部を破断して示す配置図である。
【図8】本発明に係る読み取り装置のさらに他の実施例
をその一部を破断して示す配置図である。
【図9】本発明に係る読み取り装置及び方法のさらに他
の実施例を説明するための説明図である。
【図10】従来の縮小型読み取り装置及びその読み取り
方法を説明するための説明図である。
【図11】従来の密着型読み取り装置の例を示す側面断
面図である。
【符号の説明】
10;読み取り装置 12;読取センサ 14;読み取り原稿 16;光学系 18;ブロック 20;光源 26,46,54;基板 28;フォトダイオード(光学読み取り素子) 30;ブロッキングダイオード 44;素子列 52,60;ユニット L1 ,L2 ,……LN ;レンズ(縮小光学系) E1 ,E2 ,……En ;素子列

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に一次元に配列形成される複数の
    光学読み取り素子の列と、読み取り原稿を縮小して該光
    学読み取り素子に結像させる光学系を有する読み取り装
    置において、 前記読み取り原稿の読み取り幅をN個に等分割して、少
    なくとも該等分割された読み取り幅を単位に縮小結像さ
    せるN個の縮小光学系と、 該N個の縮小光学系に対応して縮小結像された画像を読
    み取るm個の光学読み取り素子毎にn群に等分割された
    素子列とから構成されることを特徴とする読み取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記N個の縮小光学系が倒立縮小の光学
    系から構成される読み取り装置であって、前記n群に等
    分割された素子列における各1群の素子列のm個の光学
    読み取り素子は、主走査方向とは逆方向の順に読み出さ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載する読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記n群に分割された光学読み取り素子
    の素子列が複数個に分離して構成されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載する読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記N個の縮小光学系と、n群に分割さ
    れた光学読み取り素子の素子列とから構成される読み取
    り装置において、1又は複数個の縮小光学系と、該縮小
    光学系に対応する1又は複数個の素子列とを一体的にユ
    ニット化するとともに、該ユニットを連接可能に構成し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 読み取り原稿の読み取り幅をN個に分割
    して、少なくとも該分割された読み取り幅を単位にN個
    の縮小光学系により縮小結像させるとともに、該縮小結
    像されたN個の画像をm個の光学読み取り素子から成る
    n群の素子列で読み取ることを特徴とする読み取り方
    法。
  6. 【請求項6】 前記N個の縮小光学系が倒立縮小の光学
    系から構成される前記読み取り装置の読み取り方法であ
    って、前記n群の素子列を主走査方向に順に駆動させる
    とともに、該n群の素子列のうち駆動させられる1群の
    素子列におけるm個の光学読み取り素子を該主走査方向
    とは逆方向に読み取ることを特徴とする請求項5に記載
    する読み取り方法。
JP5146981A 1993-05-25 1993-05-25 読み取り装置及び読み取り方法 Withdrawn JPH06334812A (ja)

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