JPH0633469Y2 - 原版修整用ストリップフイルム - Google Patents
原版修整用ストリップフイルムInfo
- Publication number
- JPH0633469Y2 JPH0633469Y2 JP1989126943U JP12694389U JPH0633469Y2 JP H0633469 Y2 JPH0633469 Y2 JP H0633469Y2 JP 1989126943 U JP1989126943 U JP 1989126943U JP 12694389 U JP12694389 U JP 12694389U JP H0633469 Y2 JPH0633469 Y2 JP H0633469Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- original
- color
- strip film
- original plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、検版作業を簡単かつ正確にする原版修整用ス
トリップフイルムに関する。
トリップフイルムに関する。
(従来の技術) 印刷用写真原版の修整は、従来、原版作成後校正し、文
字等の訂正部分を原版から修整刀等で削りとり、一方、
訂正部分をストリップフイルムで撮影し、それを修整版
として、訂正部分を削りとった原版の部分へ接着剤を用
いて貼り込むことにより行われている。そして、上記訂
正部分も、銀塩フイルムの現像処理の結果黒く発色す
る。
字等の訂正部分を原版から修整刀等で削りとり、一方、
訂正部分をストリップフイルムで撮影し、それを修整版
として、訂正部分を削りとった原版の部分へ接着剤を用
いて貼り込むことにより行われている。そして、上記訂
正部分も、銀塩フイルムの現像処理の結果黒く発色す
る。
(考案が解決しようとする課題) 従来の修整写真原版では、このようにストリップフイル
ムによる訂正部分と原版の非訂正部分がいずれも黒いた
め、修整後の原版チエックの際、訂正部分と非訂正部分
を区別しにくい。したがって、訂正が正しいかどうか、
あるいは訂正漏れがあるかないかを判別するには多くの
労力と時間を費やしてしまうという問題点があった。
ムによる訂正部分と原版の非訂正部分がいずれも黒いた
め、修整後の原版チエックの際、訂正部分と非訂正部分
を区別しにくい。したがって、訂正が正しいかどうか、
あるいは訂正漏れがあるかないかを判別するには多くの
労力と時間を費やしてしまうという問題点があった。
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたもので、修整原
版の訂正部分と非訂正部分を容易に区別でき、修整原版
のチエックを簡単かつ正確に行うことができる原版修整
用ストリップフイルムを提供することを目的とする。
版の訂正部分と非訂正部分を容易に区別でき、修整原版
のチエックを簡単かつ正確に行うことができる原版修整
用ストリップフイルムを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的達成のため本考案は、ネガフイルムを密着露光
しポジ画像が形成される原版修正用ストリップフイルム
であって、前記ポジ画像は原版の画像の色と異なる色で
形成されている原版修正用ストリップフイルムを提供す
る。
しポジ画像が形成される原版修正用ストリップフイルム
であって、前記ポジ画像は原版の画像の色と異なる色で
形成されている原版修正用ストリップフイルムを提供す
る。
(作用) 本考案においては、原版修正用ストリップフイルム上に
形成されたポジ画像の色が原版の画像の色と異なってい
るため、原版修整用ストリップフイルムを原版に貼り込
んで原版の修整を行った場合に、訂正部分と非訂正部分
とが容易に識別でき、修整原版のチエックを簡単かつ正
確に行うことができる。
形成されたポジ画像の色が原版の画像の色と異なってい
るため、原版修整用ストリップフイルムを原版に貼り込
んで原版の修整を行った場合に、訂正部分と非訂正部分
とが容易に識別でき、修整原版のチエックを簡単かつ正
確に行うことができる。
(実施例) 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
図において、1は修整された写真原版で全体的に透明な
フイルムからなり、その表面に印刷すべき画像、文字等
(以下単に画像という)が形成されている。2は本考案
の原版修整用ストリップフイルムであり、修整版として
接着剤により写真原版の一部に貼り込まれている。スト
リップフイルム2は、原版1による校正の結果発見され
た訂正内容を含んだフイルムであり、原版1の訂正部分
を修整刀等で削りとった所へ貼り込まれている。
フイルムからなり、その表面に印刷すべき画像、文字等
(以下単に画像という)が形成されている。2は本考案
の原版修整用ストリップフイルムであり、修整版として
接着剤により写真原版の一部に貼り込まれている。スト
リップフイルム2は、原版1による校正の結果発見され
た訂正内容を含んだフイルムであり、原版1の訂正部分
を修整刀等で削りとった所へ貼り込まれている。
ここで、修整版としてのストリップフイルム2の画像
は、写真原版1の非修整部3の画像の色(黒色)と異な
る色で形成される。この修整部の色としては、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、レッド、ブルー、グリーン等の
露光光源に対して遮光性を有する色の選択が可能であ
る。
は、写真原版1の非修整部3の画像の色(黒色)と異な
る色で形成される。この修整部の色としては、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、レッド、ブルー、グリーン等の
露光光源に対して遮光性を有する色の選択が可能であ
る。
次に、ストリップフイルム2上に画像を形成する工程に
ついて説明する。
ついて説明する。
まず、文字の場合は写真植字機から訂正文字を出力し、
写真等の場合は平網ネガにて訂正部分を形成するが、通
常、文字の訂正が圧倒的に多いため、以下、文字訂正を
例にとって説明する。
写真等の場合は平網ネガにて訂正部分を形成するが、通
常、文字の訂正が圧倒的に多いため、以下、文字訂正を
例にとって説明する。
写真植字機によって出力された訂正文字は、それをまず
凸撮りカメラ(製版カメラ)を用いて、例えばFuji LOH
100E(商品名)等のリス型フイルムに撮影し、ネガフイ
ルムを得る。次いで、密着プリンターを用い、上記ネガ
フイルムと、サクラコンタクトストリップフイルムCRHS
190A(商品名)等のストリップフイルムを密着し、露光
する。
凸撮りカメラ(製版カメラ)を用いて、例えばFuji LOH
100E(商品名)等のリス型フイルムに撮影し、ネガフイ
ルムを得る。次いで、密着プリンターを用い、上記ネガ
フイルムと、サクラコンタクトストリップフイルムCRHS
190A(商品名)等のストリップフイルムを密着し、露光
する。
次に、このように露光処理を施したストリップフイルム
に、フジカラーグラフ(商品名)等の発色現像液を用い
て現像処理を施す。すると、発色現像液中に含まれる発
色現像主薬によって、ストリップフイルムの感光したハ
ロゲン化銀粒子は黒化され、一方、現像主薬自体は酸化
される。酸化された現像主薬は、発色現像液中に含まれ
る発色剤すなわちカプラーと反応し色素を形成する。発
色現像主薬は例えばジエチルパラフェニレンジアミンを
用い、カプラーとしてはイエローにはアセトアセタニ
ド、マゼンタにはピラゾロン誘導体、シアンにはα−ナ
フトールをそれぞれ用いることができる。その他の色も
カプラーの選択により出すことができる。
に、フジカラーグラフ(商品名)等の発色現像液を用い
て現像処理を施す。すると、発色現像液中に含まれる発
色現像主薬によって、ストリップフイルムの感光したハ
ロゲン化銀粒子は黒化され、一方、現像主薬自体は酸化
される。酸化された現像主薬は、発色現像液中に含まれ
る発色剤すなわちカプラーと反応し色素を形成する。発
色現像主薬は例えばジエチルパラフェニレンジアミンを
用い、カプラーとしてはイエローにはアセトアセタニ
ド、マゼンタにはピラゾロン誘導体、シアンにはα−ナ
フトールをそれぞれ用いることができる。その他の色も
カプラーの選択により出すことができる。
次に、黒化した銀画像は不要のためフジLCD-B1(商品
名)等の漂白剤を用いて銀画像を漂白する。また、未現
像部分のハロゲン化銀粒子も不要なため、フジスーパー
フジフィックス(商品名)等の定着剤で定着後、水洗、
乾燥する。
名)等の漂白剤を用いて銀画像を漂白する。また、未現
像部分のハロゲン化銀粒子も不要なため、フジスーパー
フジフィックス(商品名)等の定着剤で定着後、水洗、
乾燥する。
以上の操作により、イエロー、マゼンタ、シアン、レッ
ド、ブルー、グリーン等に染色された訂正文字のポジ画
像が形成されたストリップフイルムが得られる。
ド、ブルー、グリーン等に染色された訂正文字のポジ画
像が形成されたストリップフイルムが得られる。
次に、元原版の訂正部分を前述のように修整刀等で滑ら
かに削り取った後、フイルム用感圧性粘着剤等を用い、
前述の染色ポジ画像を有するストリップフイルムを所定
の位置に接着する。
かに削り取った後、フイルム用感圧性粘着剤等を用い、
前述の染色ポジ画像を有するストリップフイルムを所定
の位置に接着する。
(考案の効果) 以上のように本考案においては、原版修整用ストリップ
フイルム上に形成されたポジ画像の色が原版の画像の色
と異なっているため、原版修整用ストリップフイルムを
原版に貼り込んで原版の修整を行った場合に、修整部分
を直ちに認識でき、非修整部分との比較が容易で、正し
く訂正されているか否かを即座に識別することが可能と
なり、ごく短時間でミスなく修整部分のチエックを行う
ことができ、結果としてチエックミスによる重大な品質
事故の発生が防止でき、印刷物の品質を向上させるとい
う優れた効果を有する。
フイルム上に形成されたポジ画像の色が原版の画像の色
と異なっているため、原版修整用ストリップフイルムを
原版に貼り込んで原版の修整を行った場合に、修整部分
を直ちに認識でき、非修整部分との比較が容易で、正し
く訂正されているか否かを即座に識別することが可能と
なり、ごく短時間でミスなく修整部分のチエックを行う
ことができ、結果としてチエックミスによる重大な品質
事故の発生が防止でき、印刷物の品質を向上させるとい
う優れた効果を有する。
図は本考案の原版修整用ストリップフイルムを貼り込ん
だ修整写真原版の一例を示す斜視図である。 1……写真原版 2……原版修整用ストリップフイルム 3……非修整部分
だ修整写真原版の一例を示す斜視図である。 1……写真原版 2……原版修整用ストリップフイルム 3……非修整部分
Claims (1)
- 【請求項1】ネガフイルムを密着露光しポジ画像が形成
される原版修整用ストリップフイルムであって、前記ポ
ジ画像は原版の画像の色と異なる色で、かつ、露光光源
に対して遮光性を有する色で形成されていることを特徴
とする原版修整用ストリップフイルム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989126943U JPH0633469Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 原版修整用ストリップフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989126943U JPH0633469Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 原版修整用ストリップフイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119253U JPH02119253U (ja) | 1990-09-26 |
JPH0633469Y2 true JPH0633469Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31378919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989126943U Expired - Lifetime JPH0633469Y2 (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 原版修整用ストリップフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633469Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58160955A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 原版の修正方法 |
JPS6043652A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd | 感光性ピ−ルオフフイルム |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP1989126943U patent/JPH0633469Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02119253U (ja) | 1990-09-26 |
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