JPH0677153B2 - 多色カラ−ダイレクト製版法 - Google Patents
多色カラ−ダイレクト製版法Info
- Publication number
- JPH0677153B2 JPH0677153B2 JP60038083A JP3808385A JPH0677153B2 JP H0677153 B2 JPH0677153 B2 JP H0677153B2 JP 60038083 A JP60038083 A JP 60038083A JP 3808385 A JP3808385 A JP 3808385A JP H0677153 B2 JPH0677153 B2 JP H0677153B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- image
- mask body
- black
- printing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F3/00—Colour separation; Correction of tonal value
- G03F3/04—Colour separation; Correction of tonal value by photographic means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、版下原稿から直接に平版印刷版を製版する方
法、所謂ダイレクト製版方法に関する。詳しくは多色カ
ラーダイレクト製版方法における墨版の作成法に関する
ものである。
法、所謂ダイレクト製版方法に関する。詳しくは多色カ
ラーダイレクト製版方法における墨版の作成法に関する
ものである。
(B)従来技術及びその問題点 今日、多種多様な平版印刷版が知られ、実用化されてい
る。例えば、ジアゾニウム化合物などを用いたプレセン
シタイズド版(いわゆるPS版)、酸化亜鉛や有機光導電
体を用いた電子写真平版印刷版、ハロゲン化銀乳剤を用
いた銀塩写真平版印刷版などが代表的なものとして挙げ
られる。とりわけ、後の二者のように、高い感光度を有
する平版印刷版は、印刷すべき原稿のカメラ撮影から処
理まで自動製版機により、簡便、迅速に製版することが
できるので、所謂ダイレクト製版法に適した平版印刷版
として目覚しく普及してきた。
る。例えば、ジアゾニウム化合物などを用いたプレセン
シタイズド版(いわゆるPS版)、酸化亜鉛や有機光導電
体を用いた電子写真平版印刷版、ハロゲン化銀乳剤を用
いた銀塩写真平版印刷版などが代表的なものとして挙げ
られる。とりわけ、後の二者のように、高い感光度を有
する平版印刷版は、印刷すべき原稿のカメラ撮影から処
理まで自動製版機により、簡便、迅速に製版することが
できるので、所謂ダイレクト製版法に適した平版印刷版
として目覚しく普及してきた。
特に感光成分として銀塩を用いたダイレクト製版用の平
版印刷版は、極めて高い感光度、コントラスト及び解像
力を有しているので有用である。
版印刷版は、極めて高い感光度、コントラスト及び解像
力を有しているので有用である。
このようなダイレクト製版法の利点、特長を生かして多
色カラー印刷を行うことが提案された。
色カラー印刷を行うことが提案された。
この方法によれば、パンクロマチックな感光性を有する
平版印刷版にコンタクトスクリーンを密着し、連続調の
カラー画像(例えばカラー写真)と線画像(例えば文字
や線)を含む版下原稿を色分解フィルターを用いて露光
し、シアン版、マゼンタ版、イエロー版および墨版を製
版することが行われる。
平版印刷版にコンタクトスクリーンを密着し、連続調の
カラー画像(例えばカラー写真)と線画像(例えば文字
や線)を含む版下原稿を色分解フィルターを用いて露光
し、シアン版、マゼンタ版、イエロー版および墨版を製
版することが行われる。
ところで、周知のPS版を用いてカラー印刷を行う場合に
は、写真(以下、連続調画像という)および文字や線
(以下、線画像という)の各画像をリスフィルムに別々
に焼付けて中間原稿とし、これらのリスフィルムをPS版
に構図どおりに密着して焼付けを行っている。
は、写真(以下、連続調画像という)および文字や線
(以下、線画像という)の各画像をリスフィルムに別々
に焼付けて中間原稿とし、これらのリスフィルムをPS版
に構図どおりに密着して焼付けを行っている。
しかし、ダイレクト製版法では、リスフィルムのような
中間原稿を使用しないので、連続調画像と線画像が印刷
すべき所望の構図に組立てられた完全版下原稿を用いな
ければならず、従って、コンタクトスクリーンを用いた
連続調画像の露光とコンタクトスクリーンを用いない線
画像の露光が必要となる。この2つの画像を別々に露光
するにあたっては、露光を施さない一方の画像をマスク
体で覆った状態で他方の画像を露光するようにすればよ
いのであるが、線画像の部分に網点画像が形成された
り、連続調画像の部分の網点が小さくなったり、消失し
たりするという問題があった。
中間原稿を使用しないので、連続調画像と線画像が印刷
すべき所望の構図に組立てられた完全版下原稿を用いな
ければならず、従って、コンタクトスクリーンを用いた
連続調画像の露光とコンタクトスクリーンを用いない線
画像の露光が必要となる。この2つの画像を別々に露光
するにあたっては、露光を施さない一方の画像をマスク
体で覆った状態で他方の画像を露光するようにすればよ
いのであるが、線画像の部分に網点画像が形成された
り、連続調画像の部分の網点が小さくなったり、消失し
たりするという問題があった。
この問題は、シアン版、マゼンタ版およびイエロー版に
於いては、光反射率2%以下のマスク体と光反射率約80
%以上のマスク体を使用することによって基本的に解決
できることを別途提案した。
於いては、光反射率2%以下のマスク体と光反射率約80
%以上のマスク体を使用することによって基本的に解決
できることを別途提案した。
しかし、墨版に於いては、上記解決手段だけでは困難で
あり、更に特別な方法が必要であった。
あり、更に特別な方法が必要であった。
(C)発明の目的 本発明の目的は、多色カラーダイレクト製版法における
墨版の作成法を提供することである。
墨版の作成法を提供することである。
(D)発明の構成 本発明者等は、墨版の作成法について鋭意検討を重ねた
結果、以下に記述する如き方法によって可能となること
を見出した。
結果、以下に記述する如き方法によって可能となること
を見出した。
すなわち、本発明は、連続調画像と線画像を有する原稿
を墨版用の感光性平版印刷版(P)に露光する方法であ
って、線画像を光反射率2%以下のマスク体(M-1)
で、連続調画像を光反射率の大きなマスク体(M-2)で
それぞれ覆った状態でコンタクトスクリーンを介して該
印刷版(P)に露光すること及び線画像を該マスク体
(M-1)で覆い、連続調画像にマスク体を用いない状態
でコンタクトスクリーンを介さずに該印刷版(P)に露
光することを含む連続調画像の露光と、連続調画像を該
マスク体(M-1)で覆った状態で該印刷版(P)に露光
することを含む線画像の露光からなることを特徴とする
多色カラーダイレクト製版方法である。
を墨版用の感光性平版印刷版(P)に露光する方法であ
って、線画像を光反射率2%以下のマスク体(M-1)
で、連続調画像を光反射率の大きなマスク体(M-2)で
それぞれ覆った状態でコンタクトスクリーンを介して該
印刷版(P)に露光すること及び線画像を該マスク体
(M-1)で覆い、連続調画像にマスク体を用いない状態
でコンタクトスクリーンを介さずに該印刷版(P)に露
光することを含む連続調画像の露光と、連続調画像を該
マスク体(M-1)で覆った状態で該印刷版(P)に露光
することを含む線画像の露光からなることを特徴とする
多色カラーダイレクト製版方法である。
以下に本発明を更に具体的に説明する。
本発明の方法を実施するためには、例えば特願昭59-126
208号明細書に詳述されているような、明室光下でのコ
ンタクトスクリーンの装脱着が可能な製版カメラを用い
ることができるが、何ら制限されるものではなく、露光
プラテン上の感光性平版印刷版(P)にコンタクトスク
リーンを装脱着することができる製版カメラであればよ
い。
208号明細書に詳述されているような、明室光下でのコ
ンタクトスクリーンの装脱着が可能な製版カメラを用い
ることができるが、何ら制限されるものではなく、露光
プラテン上の感光性平版印刷版(P)にコンタクトスク
リーンを装脱着することができる製版カメラであればよ
い。
上記明細書に記載の製版カメラとパンクロマチックにス
ペクトル増感されたハロゲン化銀乳剤層を有する銀錯塩
拡散転写法を利用した感光性平版印刷版(P)を用いて
本発明を例示する。
ペクトル増感されたハロゲン化銀乳剤層を有する銀錯塩
拡散転写法を利用した感光性平版印刷版(P)を用いて
本発明を例示する。
(E)実施例 原稿として連続調の多色カラー写真および文字(黒)を
印刷すべき構図に配して原稿架に準備した。見出し文字
Aは赤色、本文文字Bは墨版を用いて黒色で印刷するも
のとする。この場合、文字原稿は、黒色ではなく、所望
の色文字であってもよい。
印刷すべき構図に配して原稿架に準備した。見出し文字
Aは赤色、本文文字Bは墨版を用いて黒色で印刷するも
のとする。この場合、文字原稿は、黒色ではなく、所望
の色文字であってもよい。
先ず、イエロー版の作成法を述べる。150l/インチのグ
レイコンタクトスクリーン(CS)を水平な露光プラテン
上にセットし、次いでマガジンに収納された該印刷版
(P)をCS上に搬送して重畳し、真空密着して露光可能
な状態とする。レンズの前には、青色フィルターを色フ
ィルター架の回転によりセットする。一方、文字Aの原
稿部分は、イエロー版に線画像として露光されるので、
光学濃度2.0(光反射率1%)の黒色マスク体(M-1)で
覆っている。文字Bの原稿部分は、墨版で作成するため
に、イエロー版には線画像として露光されないように光
学濃度0.07(光反射率、約85%)の白色マスク体(M-
2)で覆っている。
レイコンタクトスクリーン(CS)を水平な露光プラテン
上にセットし、次いでマガジンに収納された該印刷版
(P)をCS上に搬送して重畳し、真空密着して露光可能
な状態とする。レンズの前には、青色フィルターを色フ
ィルター架の回転によりセットする。一方、文字Aの原
稿部分は、イエロー版に線画像として露光されるので、
光学濃度2.0(光反射率1%)の黒色マスク体(M-1)で
覆っている。文字Bの原稿部分は、墨版で作成するため
に、イエロー版には線画像として露光されないように光
学濃度0.07(光反射率、約85%)の白色マスク体(M-
2)で覆っている。
このように準備された原稿を反射露光用光源で、絞りf
=16、100秒の写真原稿(C)の露光を行う。その後、
周知の方法により、f=16、3秒のフラッシュ露光を与
える。
=16、100秒の写真原稿(C)の露光を行う。その後、
周知の方法により、f=16、3秒のフラッシュ露光を与
える。
次に、真空密着状態を解除し、該印刷版(P)を同じ位
置に保ったまま、CSを機外へ引き出す。原稿は、文字B
の部分はそのまま白色マスク体(M-2)で覆っておき、
文字Aの黒色マスク体(M-1)を取り除き、写真の部分
を前記と同じ光反射率の黒色マスク体(M-1)で覆うこ
とにより、文字Aを撮影できるようにする。f=16、10
秒の露光を上記の印刷版(P)へ施こす。
置に保ったまま、CSを機外へ引き出す。原稿は、文字B
の部分はそのまま白色マスク体(M-2)で覆っておき、
文字Aの黒色マスク体(M-1)を取り除き、写真の部分
を前記と同じ光反射率の黒色マスク体(M-1)で覆うこ
とにより、文字Aを撮影できるようにする。f=16、10
秒の露光を上記の印刷版(P)へ施こす。
このようにして露光が終了した該印刷版(P)は、製版
処理部へ搬送され、現像、停止、不感脂化等の処理がさ
れてイエロー版となる。
処理部へ搬送され、現像、停止、不感脂化等の処理がさ
れてイエロー版となる。
マゼンタ版もイエロー版と同様の操作で得ることができ
る。
る。
シアン版は、文字Aおよび文字Bの原稿部分が共に線画
像として露光されないように前記の白色マスク体(M-
2)で覆い、写真原稿(C)の露光を施すことにより得
られる。
像として露光されないように前記の白色マスク体(M-
2)で覆い、写真原稿(C)の露光を施すことにより得
られる。
次に、本発明に係る墨版の作成法について述べる。
墨版は、よく知られているように、連続調多色カラー原
稿の高濃度部、すなわちシャドー部のコントラストを増
したり、シアン、マゼンタ及びイエローの3色インキに
よるグレイバランスの誤差をかくすために用いられる。
通常は、原稿のシャドー部における光学濃度1.0付近が
5%の網点面積、2.0付近が50%の網点面積になるよう
に墨版を作成するのが一般的である。しかし、ダイレク
ト製版法においては、完全版下原稿の中に文字Bのよう
な墨版で印刷する線画像を含むことが多く、文字Bを前
記マスク体(M-1)で覆った場合でも、コンタクトスク
リーンを介して該印刷版(P)に連続調画像の露光を施
すだけでは文字Bの部分に網点が形成されてしまうので
ある。
稿の高濃度部、すなわちシャドー部のコントラストを増
したり、シアン、マゼンタ及びイエローの3色インキに
よるグレイバランスの誤差をかくすために用いられる。
通常は、原稿のシャドー部における光学濃度1.0付近が
5%の網点面積、2.0付近が50%の網点面積になるよう
に墨版を作成するのが一般的である。しかし、ダイレク
ト製版法においては、完全版下原稿の中に文字Bのよう
な墨版で印刷する線画像を含むことが多く、文字Bを前
記マスク体(M-1)で覆った場合でも、コンタクトスク
リーンを介して該印刷版(P)に連続調画像の露光を施
すだけでは文字Bの部分に網点が形成されてしまうので
ある。
しかるに、本発明の重要な特徴は、文字Bを前記マスク
体(M-1)で覆った状態で、連続調多色カラー原稿を前
記マスク体(M-2)で覆ってCSを介した露光(網点画像
のみを形成するもので、以下「素網露光」という)と上
記原稿そのものをCSを介さずに画像露光する2つの露光
によって、前述したような原稿のシャドー部に網点画像
を形成した墨版を作成するものである。具体的には、文
字A及び写真の原稿部分を前記の白色マスク体(M-2)
で、文字Bの原稿部分を前記の黒色マスク体(M-1)で
それぞれ覆い、CSを用いて露光を施こす(f=16、3
秒)…〔ステップI〕。次いで、CSを取り除き、写真原
稿の白マスク体(M-2)のみを取り除いた原稿で写真原
稿を撮影する(f=16、4秒)…〔ステップII〕。引続
き、写真原稿を黒マスク体(M-1)で覆い、文字Bの黒
色マスク体(M-1)を取り除いた状態で、文字Bの線画
像露光(f=16、3秒)を施こすことによって得ること
ができる…〔ステップIII〕。
体(M-1)で覆った状態で、連続調多色カラー原稿を前
記マスク体(M-2)で覆ってCSを介した露光(網点画像
のみを形成するもので、以下「素網露光」という)と上
記原稿そのものをCSを介さずに画像露光する2つの露光
によって、前述したような原稿のシャドー部に網点画像
を形成した墨版を作成するものである。具体的には、文
字A及び写真の原稿部分を前記の白色マスク体(M-2)
で、文字Bの原稿部分を前記の黒色マスク体(M-1)で
それぞれ覆い、CSを用いて露光を施こす(f=16、3
秒)…〔ステップI〕。次いで、CSを取り除き、写真原
稿の白マスク体(M-2)のみを取り除いた原稿で写真原
稿を撮影する(f=16、4秒)…〔ステップII〕。引続
き、写真原稿を黒マスク体(M-1)で覆い、文字Bの黒
色マスク体(M-1)を取り除いた状態で、文字Bの線画
像露光(f=16、3秒)を施こすことによって得ること
ができる…〔ステップIII〕。
文字Aは、墨版で形成されないように前記の白色マスク
体(M-2)で覆うのであるが、CSを用いない少なくとも
1回の露光の際に利用すれば十分である。素網露光は、
網点面積が約70〜約90%程度の網点(ドット)を形成す
るように施こすことが好ましい。
体(M-2)で覆うのであるが、CSを用いない少なくとも
1回の露光の際に利用すれば十分である。素網露光は、
網点面積が約70〜約90%程度の網点(ドット)を形成す
るように施こすことが好ましい。
前述した墨版の作成においては、素網露光するため及び
文字Aをマスクするため、光反射率85%の白色マスク体
(M-2)を用いたが、文字Bの黒色マスク体(M-1)の光
反射率が極めて低いこと及び文字Aの部分は複数回の露
光を受けれることにより、さらに低い光反射率のマスク
体(M-2)であってもよい。一般的には、光反射率50%
以上のマスク体(この程度以上を光反射率の大きなマス
ク体と言うことにする)であれば可能であるが、好まし
くは光反射率約70%以上のマスク体が用いられる。
文字Aをマスクするため、光反射率85%の白色マスク体
(M-2)を用いたが、文字Bの黒色マスク体(M-1)の光
反射率が極めて低いこと及び文字Aの部分は複数回の露
光を受けれることにより、さらに低い光反射率のマスク
体(M-2)であってもよい。一般的には、光反射率50%
以上のマスク体(この程度以上を光反射率の大きなマス
ク体と言うことにする)であれば可能であるが、好まし
くは光反射率約70%以上のマスク体が用いられる。
また、CSを用いない連続調カラー原稿の露光は、線画像
の露光量を目安にすることができ、素網露光量と加算さ
れて、原稿の光学濃度1.0付近の網点(ドット)が5%
程度になるように施こせばよい。この2つの露光の量お
よび比率は、カラー印刷物に対する主観的判断要素が大
きいため、好みに応じて適宜決定すべきである。また、
この2つの露光の順序は任意である。
の露光量を目安にすることができ、素網露光量と加算さ
れて、原稿の光学濃度1.0付近の網点(ドット)が5%
程度になるように施こせばよい。この2つの露光の量お
よび比率は、カラー印刷物に対する主観的判断要素が大
きいため、好みに応じて適宜決定すべきである。また、
この2つの露光の順序は任意である。
本明細書に於いて、墨版を作成する際に用いるマスク体
の光反射率とは、製版カメラの光源からの露光光がマス
ク体によって反射される割合を言い、アンバーフィルタ
ーを用いる場合にはそれを通過する光の割合である。通
常はニュートラル色の黒色マスク体、白色マスク体が使
用される。マスク体の材質は、紙やフィルム等の任意の
ものでよい。
の光反射率とは、製版カメラの光源からの露光光がマス
ク体によって反射される割合を言い、アンバーフィルタ
ーを用いる場合にはそれを通過する光の割合である。通
常はニュートラル色の黒色マスク体、白色マスク体が使
用される。マスク体の材質は、紙やフィルム等の任意の
ものでよい。
いずれの版においても、連続調画像と線画像の露光の順
序を逆にすることもできる。
序を逆にすることもできる。
このようにして得られたイエロー版、マゼンタ版、シア
ン版および墨版を用いてカラー印刷を行った結果、見出
し文字A(赤色)及び本文文字B(黒色)は、いずれも
網点画像が全く形成されていない良好な線画像であり、
カラー写真、即ち、絵柄画像部には本来のB、G、Rの
色重ね画像に実質的に高コントラストの墨入れを可能と
し、もってカラーバランスの優れた深みのある調色を達
成するものであり、結果的に網点特性に留まらず、画像
の締りのよい原稿に忠実な色再現性を有する印刷物であ
った。
ン版および墨版を用いてカラー印刷を行った結果、見出
し文字A(赤色)及び本文文字B(黒色)は、いずれも
網点画像が全く形成されていない良好な線画像であり、
カラー写真、即ち、絵柄画像部には本来のB、G、Rの
色重ね画像に実質的に高コントラストの墨入れを可能と
し、もってカラーバランスの優れた深みのある調色を達
成するものであり、結果的に網点特性に留まらず、画像
の締りのよい原稿に忠実な色再現性を有する印刷物であ
った。
以上の操作を黒色マスク体(M-1)として光反射率2%
のものを使用する以外は同様に繰返したところ、同様に
良好な結果が得られたが、光反射率3%、5%のものを
使用した場合には、文字A及び文字Bには網点が形成さ
れ、カラー写真の網点が全体に小さくなったり、微小網
点が消失したりして色再現性も悪い印刷物であった。
のものを使用する以外は同様に繰返したところ、同様に
良好な結果が得られたが、光反射率3%、5%のものを
使用した場合には、文字A及び文字Bには網点が形成さ
れ、カラー写真の網点が全体に小さくなったり、微小網
点が消失したりして色再現性も悪い印刷物であった。
(F)発明の効果 本発明によって、連続調多色カラー画像と線画像が混在
する完全版下原稿から良好な墨版が作成できるようにな
った。
する完全版下原稿から良好な墨版が作成できるようにな
った。
第1図は本発明実施態様の工程図である。 図中、M-1は黒マスク、M-2は白マスク及び1……ミラ
ー、2……コンタクトスクリーン、3……感光性印刷版
をそれぞれ示す。 ステップI、II、IIIに於ける印刷版の状況は以下の通
りである。 ステップI;M-1マスクで覆われた線画部は、マスクの光
吸収により印刷版には露光されない。一方M-2で覆われ
た絵柄部は印刷版に介したCSの網像のみが潜像形成され
る。 ステップII;線画部のM-1マスクはそのままにして、絵柄
部のM-2マスク及びCSを取り除き低い露光量で印刷版の
当該箇所に像形成すると、ステップIの網模様に非網ベ
タの像が加味され濃淡を有する絵柄潜像を得る。 ステップIII;絵柄部にM-1マスクをし、線画部のM-1マス
クを取り除きCSのない状態で線画部のみを露光して印刷
版に網目のない画像を得る。
ー、2……コンタクトスクリーン、3……感光性印刷版
をそれぞれ示す。 ステップI、II、IIIに於ける印刷版の状況は以下の通
りである。 ステップI;M-1マスクで覆われた線画部は、マスクの光
吸収により印刷版には露光されない。一方M-2で覆われ
た絵柄部は印刷版に介したCSの網像のみが潜像形成され
る。 ステップII;線画部のM-1マスクはそのままにして、絵柄
部のM-2マスク及びCSを取り除き低い露光量で印刷版の
当該箇所に像形成すると、ステップIの網模様に非網ベ
タの像が加味され濃淡を有する絵柄潜像を得る。 ステップIII;絵柄部にM-1マスクをし、線画部のM-1マス
クを取り除きCSのない状態で線画部のみを露光して印刷
版に網目のない画像を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 勇 京都府長岡京市開田1丁目6番6号 三菱 製紙株式会社京都工場内 審判の合議体 審判長 舟田 典秀 審判官 池田 裕一 審判官 高橋 武彦 (56)参考文献 特開 昭55−4010(JP,A) 特開 昭54−127704(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】連続調画像と線画像を有する原稿を墨版用
の感光性平版印刷版(P)に露光する方法であって、線
画像を光反射率2%以下のマスク体(M-1)で、連続調
画像を光反射率の大きなマスク体(M-2)でそれぞれ覆
った状態でコンタクトスクリーンを介して該印刷版
(P)に露光すること及び線画像を該マスク体(M-1)
で覆い、連続調画像にマスク体を用いない状態でコンタ
クトスクリーンを介することなく該印刷版(P)に露光
することを含む連続調画像の露光と、連続調画像を該マ
スク体(M-1)で覆った状態で該印刷版(P)に露光す
ることを含む線画像の露光からなることを特徴とする多
色カラーダイレクト製版法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038083A JPH0677153B2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 多色カラ−ダイレクト製版法 |
US07/109,309 US4774165A (en) | 1985-02-26 | 1987-10-19 | Method for direct making of lithographic printing plates |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60038083A JPH0677153B2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 多色カラ−ダイレクト製版法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61196248A JPS61196248A (ja) | 1986-08-30 |
JPH0677153B2 true JPH0677153B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=12515581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60038083A Expired - Lifetime JPH0677153B2 (ja) | 1985-02-26 | 1985-02-26 | 多色カラ−ダイレクト製版法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677153B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07114815A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-02 | Aimesu:Kk | 液晶表示装置のバックライト装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54127704A (en) * | 1978-03-24 | 1979-10-03 | Dainippon Printing Co Ltd | Method of making gravure correcting plate |
JPS554010A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-12 | Dainippon Printing Co Ltd | Making method of gravure plate |
-
1985
- 1985-02-26 JP JP60038083A patent/JPH0677153B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61196248A (ja) | 1986-08-30 |
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