JPH06334507A - 高周波発振型近接センサ - Google Patents

高周波発振型近接センサ

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JPH06334507A
JPH06334507A JP5141293A JP14129393A JPH06334507A JP H06334507 A JPH06334507 A JP H06334507A JP 5141293 A JP5141293 A JP 5141293A JP 14129393 A JP14129393 A JP 14129393A JP H06334507 A JPH06334507 A JP H06334507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
coil
detection
oscillation
proximity sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5141293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemitsu Miura
重光 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GOYO DENSHI KOGYO KK
Original Assignee
GOYO DENSHI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】コイルLを含む検出部10と、発振回路2を含
む制御部1とがケーブル4で延長接続された高周波発振
型近接センサの検出部10と制御部1の周囲温度が互い
に異なっても安定した検出感度の検出動作を行われるよ
うにする。 【構成】高周波磁界を発生するコイルLの等価直列抵抗
rの温度による変化を相殺するような温度係数の補償素
子11をコイルLと直列に接続し、検出部10の全等価
直列抵抗値が温度によって変化しないように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、検出対象を金属物体と
する近接センサに関し、特に、高周波磁界を利用した高
周波発振型の近接センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波発振型近接センサは、非接触形セ
ンサとして食品等の金属製異物検出,FA(ファクトリ
オートメーション)装置の位置決めセンサ,金属物体の
通過センサなどに広く用いられている。
【0003】図2は従来の高周波発振型近接センサの構
成例を示す部分構造断面図と部分等価回路図である。図
において、1は制御部、2は発振回路、3は出力回路、
4はケーブル、5はフェライトなどのつぼ型コア、6は
コイル、7は磁力線、8は金属製の検出物体、9は渦電
流、10は検出部である。この例は、検出部10の前面
に発生する高周波磁界と検出物体8との間で発生する電
磁誘導現象を利用したものである。検出部10と制御部
1とはケーブルで接続されており、検出部10を制御部
1から離れた検出点に配置することができる。発振周波
数は、例えば10kHz〜200kHzの範囲内に設定
され、検出部10のコイル6は、LC発振回路2の発振
周波数を規定する素子としてのインダクタンスLであ
り、その電気的等価回路は図2(B)のように表すこと
ができる。rはコイル6の等価直列抵抗である。
【0004】検出部10の前面に発生している高周波磁
界の近傍に金属製の検出物体8が接近すると、磁力線7
の一部が検出物体8と交差し、検出物体8の内部に渦電
流9(誘導電流)が発生する。検出物体8の中に渦電流
9が流れると、検出物体8内部の電気抵抗分による電力
損失(渦電流損失)が生じる。この渦電流損失によって
消費される電力は、コイル側すなわち発振回路から誘導
現象によって引き出されたものであるから、発振回路2
は大きな影響を受けて発振電圧が低下したり、発振が停
止したりする。出力回路3はこの発振状態の変化すなわ
ち発振出力レベルの変化を判定して検出信号を出力す
る。
【0005】近接センサは、接近してくる金属物体を初
めて検出する動作距離と、検出物体が離れて非検出状態
となる復帰距離との応差が5〜20%に設定されてい
る。近接センサの性能は、センサの検出部の前面と検出
物体との平行間隔を変数としてこの動作距離と復帰距離
を測定記録した動作領域図によって示される。従って、
実際に使用するとき、この動作領域図によってセンサの
取付け位置が決定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、検出部10がケーブル4で延長接続された分離
形の高周波発振型近接センサを装置に取付けて使用する
場合、周囲温度の変化によって動作領域が変化し、特
に、温度が高いとき検出距離が小さくなる。即ち検出感
度が低下する。従って、その分余裕を持たせて、被検査
物が検出部10の近くを通過するように装置の設計がな
されている。そのため、装置の構造設定の余裕度が小さ
くなり、実用装置としての性能が制限されるという欠点
がある。上述の欠点は、検出部10がケーブル4で延長
接続されているために生ずるものである。何故なら、発
振回路2,出力回路3が備えられた制御部1の内部に、
検出部10のインダクタンスLも含めた温度補償対策が
施されているが、実際の応用装置では検出部10の周囲
温度が制御部1の周囲温度と異なるためインダクタンス
Lの温度による変化が補償されないためである。図1
(C)はコイルの等価直列抵抗r及びQの温度特性例図
である。曲線aは従来の等価直列抵抗rの温度特性を示
し、破線で示した曲線Qは抵抗rの変化に従ったコイル
のQの温度特性を示す。このように温度が高くなるとコ
イルのQが低下して発振出力レベルが低下するため、セ
ンサとしての検出感度が低下し、検出動作が不安定とな
る。
【0007】本発明の目的は、上記従来の欠点を解決す
るために、検出部の周囲温度と制御部の周囲温度が異な
っても安定した検出特性を有する高周波発振型近接セン
サを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波発振型近
接センサは、高周波磁界を発生するコイルが実装された
検出部と、該コイルに接続されたケーブルと、該ケーブ
ルの他端に接続され前記コイルを発振周波数の規定要素
の1つとする発振回路と該発振回路の発振出力を所定の
電圧と比較して発振出力が所定の電圧より低いとき検出
信号を出力する出力回路とが実装された制御部とを備
え、前記出力回路から検出信号が出力されたとき前記高
周波磁界内を金属製検出物体が通過したことを検出する
高周波発振型近接センサにおいて、前記検出部のコイル
と直列に、該コイルの等価直列抵抗の温度による変化を
相殺するような温度係数を有する補償素子を接続したこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図,部
分回路図及び特性例図である。図1(A)において、1
〜4は従来と同じ部分を示す。11は本発明によって付
加した補償素子であり、(B)に示すように、例えば、
サーミスタと抵抗r0とで構成することができる。検出
部10のインダクタンスLの等価直列抵抗rの温度特性
は(C)の曲線aで示すように正の温度係数をもってい
る。本発明で付加した補償素子11は、インダクタンス
Lに直列に接続されており、この等価抵抗rの温度によ
る変化を補償するために負の温度係数をもたせてある。
図1(C)の曲線bは補償素子11によって補償された
検出部10の等価直列抵抗を示す。このように、本発明
では検出部10の周囲温度が変わり、制御部1の周囲温
度と異なっても安定したQの値を保ち、検出感度が安定
に保たれる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明を実施することに
より、センサとしての検出感度が高くなり、検出部の周
囲温度が制御部の周囲温度と異なっても安定した検出感
度が保たれるため、応用装置設計の自由度が増し、実用
上の効果が大きい。また、検出部に単独の温度補償が施
されるため、制御部の発振回路,出力回路の設計に検出
部のばらつきを考慮する必要がなくなり、回路が簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図,部分図及び
温度特性例図である。
【図2】従来の構成例図と部分等価回路である。
【符号の説明】
1 制御部 2 発振回路 3 出力回路 4 ケーブル 5 コア 6 コイル 7 磁力線 8 検出物体 9 渦電流 10 検出部 11 補償素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波磁界を発生するコイルが実装され
    た検出部と、該コイルに接続されたケーブルと、該ケー
    ブルの他端に接続され前記コイルを発振周波数の規定要
    素の1つとする発振回路と該発振回路の発振出力を所定
    の電圧と比較して発振出力が所定の電圧より低いとき検
    出信号を出力する出力回路とが実装された制御部とを備
    え、前記出力回路から検出信号が出力されたとき前記高
    周波磁界内を金属製検出物体が通過したことを検出する
    高周波発振型近接センサにおいて、 前記検出部のコイルと直列に、該コイルの等価直列抵抗
    の温度による変化を相殺するような温度係数を有する補
    償素子を接続したことを特徴とする高周波発振型近接セ
    ンサ。
JP5141293A 1993-05-21 1993-05-21 高周波発振型近接センサ Pending JPH06334507A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7109781B2 (en) * 1998-11-12 2006-09-19 Broadcom Corporation Temperature compensation for internal inductor resistance
US7216419B2 (en) * 2000-08-04 2007-05-15 Sony Corporation Method of manufacturing a high-frequency coil device
US20130118003A1 (en) * 2011-11-16 2013-05-16 Fujitsu Limited Method of manufacturing coil device
CN105181792A (zh) * 2015-11-05 2015-12-23 爱德森(厦门)电子有限公司 一种提高高温涡流传感器极限灵敏度及稳定性的方法

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