JPH06333682A - 蛍光ランプ用電源回路 - Google Patents

蛍光ランプ用電源回路

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JPH06333682A
JPH06333682A JP14426993A JP14426993A JPH06333682A JP H06333682 A JPH06333682 A JP H06333682A JP 14426993 A JP14426993 A JP 14426993A JP 14426993 A JP14426993 A JP 14426993A JP H06333682 A JPH06333682 A JP H06333682A
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JP
Japan
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power supply
voltage
fluorescent lamp
high voltage
lamp
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JP14426993A
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English (en)
Inventor
Masahito Amano
雅人 天野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光ランプを複数本同時に点灯させるための
電源を小型化する為の蛍光ランプ用電源回路を提供す
る。 【構成】 蛍光ランプを複数本同時点灯させるための電
源回路において、少なくとも1本の蛍光ランプが正常点
灯不能になったとき、正常点灯不能になった蛍光ランプ
と正常な蛍光ランプの高圧端間に高電位差が生じないよ
うにする抵抗または2個のツェナーダイオードなどの保
護回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読み取り装置や、液
晶表示装置のバックライト等に使用される蛍光ランプの
電源回路に係り、特に負荷異常時のための保護回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】画像読み取り装置や液晶表示装置のバッ
クライトとしては、蛍光ランプが多用されているが、そ
の中でも特にノート型パーソナルコンピュータに搭載さ
れるカラー液晶表示装置などでは高輝度化を図るため
に、バックライトとして冷陰極管や熱陰極管を複数本使
用している。上記複数本の蛍光ランプを一つのインバー
タ電源により同時点灯させるための電源回路方式として
は、従来から図4(a)に示す直列接続方式と、図4
(b)に示す並列接続方式がある。即ち図4(a)に示
す直列接続方式は昇圧トランスTRの二次側コイル両端
に、ランプ1と2を直列に接続したものであって、2つ
のランプには共に同一電流が流れ、ランプの特性が同じ
であれば、トランスの出力電圧が半分づつ印加される。
【0003】これに対し図4(b)では昇圧トランスT
Rの二次側コイル両端に2つのランプが共に並列接続さ
れ、印加される電圧はトランス出力電圧そのものとなる
が、トランスに流れる電流は2つのランプに流れる電流
の和となる。今、ランプ一つ当たりの始動電圧を例えば
1200Vとすると、図4(a)の直列接続方式では昇
圧トランスTRの二次型コイルから発生すべき電圧は1
200V×2と、直列接続するランプの数倍となり、そ
の分トランスの絶縁耐圧を高くする必要が生じる。トラ
ンスの絶縁耐圧を高めるには、高圧部間の沿面距離、即
ち二次コイル両端間及び一次側と二次側の間に挿入する
絶縁物の断面上の表面距離を大きくする必要から、トラ
ンスを含む部品を大型化せざるを得ない。そのため、装
置の小型化を図る上から、図4(b)に示す並列接続方
式が有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、並列接
続方式を採用した場合複数本の蛍光ランプのうち、1本
でも正常に点灯しない蛍光ランプがあると、蛍光ランプ
の高圧端間に高電位差が生じ、その間の耐圧性が要求さ
れ装置の小型化の妨げとなる。例えば図5に示す並列方
式の具体的回路図において、一方のランプが破損した場
合1ピンと2ピンの間に約800 Vの電位差が発生する。
これは、正常な蛍光ランプの高圧端である2ピンは電源
投入時、上記のように約1200Vの始動電圧に達するが、
その後定常状態になると所定の電流が流れ約400 Vまで
低下するのに対し、破損したランプに接続された1ピン
は正常点灯不能なため電流が流れず、電源投入時だけで
なく、その後も約1200Vの電圧を保持するため、1ピン
と2ピン間の電位差が800Vと高圧となるためであ
る。また、蛍光ランプが切断状態でなくとも1ピンと4
ピン間の抵抗値Rが正常値に比べ非常に大きくなった場
合も、コンデンサC2の容量Cと上記抵抗値Rによって
決まる放電時定数CRが非常に大きいときは同様に1ピ
ンと2ピン間の電位差が大きくなり、従来はこのような
異常時に備えて、上記高圧端間に発生する可能性がある
高電位差に見合った沿面距離を確保せざる得なかったの
で、インバータ電源の小型化が困難であった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来の並列接続
方式の蛍光ランプ用電源回路の問題を解決し、複数本同
時に点灯用ランプに障害があった場合でも端子間の高電
位差発生を防止することによって電源を小型化すること
ができる蛍光ランプ用電源回路を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】蛍光ランプを複数本同時
点灯させるための電源回路において、複数の蛍光ランプ
の高圧端間に抵抗または2個のツェナーダイオードなど
の保護回路を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】複数の蛍光ランプの高圧端間に抵抗または2個
のツェナーダイオードなどの保護回路を備えたので、少
なくとも1本の蛍光ランプが正常点灯不能になったと
き、その蛍光ランプの高圧端に発生する高電圧が、上記
抵抗またはツェナーダイオードを介した放電により急速
に解消される。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は蛍光ランプ2本のを並列接続する場合の
本発明の電源回路の一実施例を示す回路図である。図に
おいて、符号1は正常な蛍光ランプ、2は破損等により
正常点灯不能となった蛍光ランプであって、共にトラン
ス4の二次側コイルに、コネクタ3、コンデンサC1及
びC2を介して並列に接続されている。また、コンデン
サC1の一端P1は蛍光ランプ1の高圧端、同じくコン
デンサC2の一端P2は蛍光ランプ2の高圧端であり、
上記抵抗5がこの高圧端P1とP2の間に挿入され、保
護回路を構成する。
【0009】電源が投入されると、トランス4等の働き
により、P1及びP2夫々とアース間には約1200Vの電
圧が発生するが、その後、P1については前記のように
ランプ1が正常に動作するので、約400 Vまで低下す
る。一方P2については蛍光ランプ2が正常点灯不能状
態であるため、P1と異なり低下しないが、抵抗5が付
加されているため放電回路が形成され、高圧端P2の電
荷は抵抗5及び蛍光ランプ1を介して放電し、コンデン
サC2、抵抗5及び蛍光ランプ1の抵抗により決定され
る時定数に応じ、やがてP2の電圧はP1と同じにな
り、P1とP2の間の高電位差は解消される。尚、上記
において、蛍光ランプ1及び2が共に正常点灯する場合
は、高圧端P1及びP2の電圧はほぼ同じなので、両端
間に電流が流れず、抵抗5における電力損失は発生しな
い。また、蛍光ランプ2が正常で蛍光ランプ1が正常点
灯不能時も、同様に抵抗5を介した放電が終了した後は
P1とP2の電圧は同じになるので電力損失は発生しな
いし、放電時の電力損失は瞬間的であるので非常に小さ
い。同様の理由により抵抗5の耐電力特性は小さくて住
むのでその形状は小さく、従って抵抗5を付加すること
にによる電源装置の寸法増加は軽微である。
【0010】図2は蛍光ランプが2本の場合の本発明に
よる電源回路の他の実施例を示す回路構成図である。こ
の実施例では、上記抵抗5の代りに2個のツェナーダイ
オード6及び7を図のように付加している。つまり、逆
向きに直列接続した2個のツェナーダイオードを高圧端
P1とP2の間に挿入している。この実施例の場合は、
例えば図のように蛍光ランプ2が破損等によって正常点
灯不能になった場合、電源投入時に、P1に対しP2の
電圧が高くなると、ツェナーダイオード7の両端の電圧
がツェナー電圧を越えるので小抵抗値となり、またツェ
ナーダイオード6については順方向電圧が印加されるた
め小抵抗値であるので、高圧端P2の電荷が2個のツェ
ナーダイオードを介してP2からP1方向に放電する。
この放電は、P2の電圧が低下し、P2−P1間の電位
差が、ツェナーダイオード7のツェナー電圧とツェナー
ダイオード6の順方向電圧の和に達すると遮断されるの
で、最終的にはP2の電圧はP1よりも上記の和電圧分
高い値に落ち着く。図とは逆に、蛍光ランプ2が正常点
灯し、蛍光ランプ1が正常点灯不能のときはP1の電圧
がP2の電圧よりも高くなるが、全く同様にして、放電
電流がP1からP2方向に流れる。
【0011】図3は本発明の更に他の実施例を示す回路
図である。図において、8及び9は夫々のランプに直列
に挿入した管電流検出用抵抗、10は上記抵抗端子電圧を
比較するコンパレータ、11はエラー検出回路、12はコン
トローラである。この実施例では、蛍光ランプを複数本
(図の例では2本)同時点灯させるための電源回路にお
いて、それぞれのランプの低圧側に抵抗8及び9等の管
電流検出抵抗を設け、上記抵抗間の電位差が所定値以上
となった場合、電源の出力を停止させる保護回路を備え
たものである。つまり、コンパレータ10から出力される
電圧が、管電流(電源が投入されているとき、蛍光ラン
プを流れる電流)のばらつきや抵抗8及び9の抵抗値の
ばらつき等によって生じる二つの入力電圧差の範囲では
エラー検出回路からは例えば‘LOW’レベルを出力し
ないが、一つの蛍光ランプが正常点灯不能になって、上
記範囲を超えて極端な電圧差になると、エラー検出回路
11からオン状態信号が出力されるように設定され、コ
ントローラ12に通知される。図示していないが、通知を
受けたコントローラ12は電源回路を制御し、出力を停止
させる。
【0012】なお、上記において、電源投入直後の過渡
的状態における検出電圧の差から、蛍光ランプが正常点
灯可能に状態にもかかわらず’エラー' が検出されるの
を防ぐために、図示されていないが、エラー検出回路11
またはコントローラ12は夫々の回路に電圧が供給された
のち所定時間の間は上記検出を行わないようにする手段
を備えてもよい。また、図1及び図2に示した実施例で
は、抵抗5及びツェナーダイオード6、7等の保護回路
を、コネクタ3の供給側端子間に設けているが、これは
蛍光ランプ自身が不良でなくてもコネクタ3における接
触不良等により各ランプのいずれか一方が点灯しない場
合に発生する高圧端間の高電位差を防ぐよう機能させる
効果もある。以上、蛍光ランプが2本の場合について零
時したが、蛍光ランプが3本以上の場合も同様にして実
現できることは説明を要しないであろう。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の蛍光ランプの高圧端間に抵抗または2個のツェナ
ーダイオードなどの保護回路を備えたことにより、少な
くとも1本の蛍光ランプが正常点灯不能になったとき、
その蛍光ランプの高圧端に発生する高電圧が、上記抵抗
またはツェナーダイオードなどを介した放電により急速
に解消されるので、トランスやその周辺回路部品の帯電
圧が小さくて済み、沿面距離は短くてよく、従って蛍光
ランプ用電源を小型化する上で効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蛍光ランプ用電源回路の一実施例
を示す回路図である。
【図2】本発明による蛍光ランプ用電源回路の他の実施
例を示す回路図である。
【図3】本発明による蛍光ランプ用電源回路の他の実施
例を示す回路図である。
【図4】(a)及び(b)は従来技術による蛍光ランプ
用電源回路の例を示す回路図であり、(a)は直列接続
方式、(b)は並列接続方式を示す図である。
【図5】図4(b)に示す従来の並列接続方式における
蛍光ランプ用電源回路の、より詳細な回路図である。
【符号の説明】
1、2…蛍光ランプ、3…コネクタ、4…トランス、5
…抵抗、6、7…ツェナーダイオード、8、9…管電流
検出用抵抗、10…コンパレータ、11…エラー検出回路、
12…コントローラ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光ランプを複数本並列に接続し同時点
    灯させるための電源回路において、各蛍光ランプに電力
    を供給する端子間に高電位差が生じないようにする保護
    回路を備えたことを特徴とする蛍光ランプ用電源回路。
  2. 【請求項2】 上記保護回路が上記高圧端間に抵抗を付
    加挿入する構成であることを特徴とする請求項1記載の
    蛍光ランプ用電源回路。
  3. 【請求項3】 上記保護回路が上記高圧端間に2個のツ
    ェナーダイオードを直列に互いに極性を逆向きに直列接
    続したものであることを特徴とする請求項1記載の蛍光
    ランプ用電源回路。
  4. 【請求項4】 蛍光ランプを複数本同時点灯させるため
    の電源回路において、それぞれのランプの低圧側に直列
    に管電流検出用抵抗を設け、上記抵抗間の電位差が所定
    値を越えたとき、電源の出力を停止させる保護回路を備
    えたことを特徴とする蛍光ランプ用電源回路。
  5. 【請求項5】 上記保護回路をコネクタの供給側端子間
    に設けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の蛍光ラ
    ンプ用電源回路。
JP14426993A 1993-05-24 1993-05-24 蛍光ランプ用電源回路 Pending JPH06333682A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0731437A2 (en) * 1995-03-08 1996-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Illumination device for liquid crystal display apparatus
KR101309575B1 (ko) * 2012-06-25 2013-09-17 희성전자 주식회사 보호 회로를 포함하는 발광다이오드 직관 형광등의 구동장치

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