JPH06333364A - リーダテープの原反テープ体 - Google Patents

リーダテープの原反テープ体

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JPH06333364A
JPH06333364A JP11668893A JP11668893A JPH06333364A JP H06333364 A JPH06333364 A JP H06333364A JP 11668893 A JP11668893 A JP 11668893A JP 11668893 A JP11668893 A JP 11668893A JP H06333364 A JPH06333364 A JP H06333364A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッティング位置合せのエリアが容易にわか
り、且つ、カッティング後のリーダテープが規格内か否
か一見して知ることができる。 【構成】 一対の情報識別マーク39a,39bを一定
間隔毎に連続的に形成し、各一対の情報識別マーク39
a,39bの中間エリアAで、且つ、後に透光部37と
なるエリア以外をカッティング許容エリアとし、このカ
ッティング許容エリアを着色部43とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報識別マークを有す
る供給側リーダテープと巻取側リーダテープとを作る元
になるリーダテープの原反テープ体に関する。
【0002】
【従来の技術】テープ幅が8mmとされた磁気テープに
は、データ用のものとビデオ用のものとがある。これら
データ用のテープとビデオ用のテープは、いずれも共通
のカセット本体に収納され、外観上両者の識別が困難な
ものとなっている。したがって、ビデオ用のテープカセ
ットをデータ用として使用した場合には、データ用テー
プに比べてビデオ用テープはエラーレートの保証が低い
ために、記録容量が足りず、必要なデータを記録するこ
とができない場合が生ずる。さらに、必要なデータが欠
落する等の重大な問題が発生する。
【0003】このため、カセット本体にこれらを識別す
るための識別孔を設けることも考えられるが、カセット
本体を作製する金型を改造するコストがかかるばかり
か、ドライブ側にもこれを検出するための検出機構を別
途設ける必要があり、コスト面で問題が残る。
【0004】そこで、本出願人は、テープの巻始め位置
(以下、テープトップと称する。)と巻終わり位置(以
下、テープエンドと称する。)との検出に用いられるリ
ーダテープに識別のマークを設けたテープカセットを先
に提案した(特願平4−269063号出願明細書)。
即ち、ビデオ用テープのリーダテープには何ら情報識別
マークを設けず、データ用テープのリーダテープに情報
識別マークを設け、このマークの有無によりテープの種
類を識別する。
【0005】データ用テープにあって、巻取側のリーダ
テープ28は、図8に示す如く、全長Lが90mmでそ
の一端が巻取側のテープリール5のハブ25に、他端が
接続用テープ29を介して磁気テープ6にそれぞれ接続
される。そして、他端側には透光部37を介して情報識
別マーク39bが設けられている。透光部37の幅寸法
1は30mm、情報識別マーク39bの幅寸法L2は5
mmに設定されている。
【0006】供給側のリーダテープは巻取側のリーダテ
ープ28と左右対称であり、この一対のリーダテープ2
8は原反テープ体より次のようにして作成される。
【0007】図9において、原反テープ体38は、透明
な長尺体に、不透明な供給側の情報識別マーク39aと
同じく不透明な巻取側の情報識別マーク39bとの対を
連続的に設けて成る。そして、図10に示すように、原
反テープ体38がローラ40に巻き付けられ、このロー
ラ40の近傍に、外周にテープ走行路が形成された円形
テーブル(図示せず)が配置されている。この円形テー
ブルの外周部には供給側のテープリール4のハブ24と
巻取側のテープリール5のハブ25とがリーダテープ2
8としての必要長さ(例えば90mm)の2倍(例えば
180mm)となる間隔をあけて配置され、供給側のハ
ブ24と巻取側のハブ25との対が複数組設けられてい
る。
【0008】また、図示しないカッティング手段は、一
対のハブ24,25に対して3箇所のカッティングポイ
ント(図10にて示すE,F,Gポイント)を有し、一
対のハブ24,25間の原反テープ体38をそれぞれ9
0mmとなるようカッティングする。さらに、位置セン
サーSはテープ走行路を挟んで対向する発光素子と受光
素子から成り、情報識別マーク39a,39bを検出す
る。
【0009】上記構成において、作業者がローラ40に
巻き付けられた原反テープ体38の先端をテープ走行路
に沿って引き出す。そして、中央のカッティングポイン
ト(図10のGポイント)に一対の情報識別マーク39
a,39bの中間エリアAちょうど中心が来るよう位置
合せする(初期設定)。この初期設定が完了すると、以
下自動的に原反テープ体38のカッティング、カッティ
ングによって作られた各リーダテープ28の一端を各ハ
ブ24,25に固定するクランプ動作、新たなハブ2
4,25への交換、原反テープ体38の引出しと共に位
置センサSの情報識別マーク39a,39bのカウント
による位置出しを行い、これを繰り返すことによってリ
ーダテープ28付きの一対のハブ24,25を同時に作
成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成によれば、中央のカッティングポイントに一対の情報
識別マーク39a,39bの中間エリアAの中心が来る
よう初期の位置合せをしなければならないが、原反テー
プ体38は単に一対の情報識別マーク39a,39bの
みを連続パターニングした構成であるため、一対の情報
識別マーク39a,39bの中間エリアAと隣り合う一
対の情報識別マーク39a,39bとのエリアBとを間
違えるおそれがある。間違えて初期設定すると、それ以
後の位置出しは位置センサーSが単に情報識別マーク3
9a,39bをカウントすることによって行うため全て
の位置合せが間違ったものとなる。
【0011】ここで、原反テープ体38の中間エリアA
をエリアBに対して極端に短くして中間エリアAとエリ
アBの差別化を明確にすることが考えられるが、中間エ
リアAを短くするとカッティング許容誤差がそれに比例
して小さくなる。すると、カッティング誤差によってリ
ーダテープ28の透光部37の幅寸法L1が短かく規格
外となる可能性がある。また、リーダテープ28の透光
部37の幅寸法L1が規格内であるか否かは、寸法測定
する以外に一見して知ることができず別途検査工程を設
けるにしても非常に面倒なものとなる。
【0012】そこで、本発明はカッティング位置合せの
ためのエリアが容易にわかり、且つ、カッティングされ
た後のリーダテープが規格内であるか否かが一見してわ
かるリーダテープの原反テープ体を提供することを課題
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係るリーダテープの原反テープ体は、透光率
の高い材質の長尺体に供給側の情報識別マークと巻取側
の情報識別マークとで対をなし、且つ、この一対の情報
識別マークを連続的に設け、一対の情報識別マークの中
間エリア及びこの一対の情報識別マークに対して両側の
隣り合う一対の情報識別マークとのエリアをそれぞれカ
ッティングポイントとし、一対の各情報識別マークの磁
気テープ接着側に透光部を有する一対のリーダテープの
原反となるリーダテープの原反テープ体において、前記
各一対の情報識別マークの中間エリアで、且つ、後に透
光部となるエリア以外をカッティング許容エリアとし、
このカッティング許容エリアを着色部としたものであ
る。
【0014】
【作用】中間のカッティングポイントとなる一対の情報
識別マークの中間エリアには着色部が設けられているた
め、この着色部を目安にカッティング位置合せができ、
カッティングした後のリーダテープの磁気テープ接着端
側に着色部が残っていれば良品と、又、着色部が残って
いなければ不良品と判断できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】本実施例のテープカセットは、図3及び図
4に示すように、上ハーフ1と下ハーフ2とからなるカ
セット本体3と、上記カセット本体3内に回転自在に配
設される一対のテープリール4,5と、これらテープリ
ール4,5に巻装される磁気テープ6とから構成され
る。
【0017】上記カセット本体3を構成する上ハーフ1
と下ハーフ2は、いずれも磁気テープ6が巻装された一
対のテープリール4,5を回転可能に収納するに足る大
きさに射出成形等によって一体成形されてなる。そし
て、これら上ハーフ1と下ハーフ2とは、互いの開口を
相対向させて突き合わせることにより、カセット本体3
を構成するようになっている。
【0018】上記上ハーフ1には、カセット本体3内に
収納される磁気テープ6の巻装を外部から目視により確
認できるように透明な窓部7が上面部分に設けられてい
る。一方、下ハーフ2には、テープリール4,5に設け
られたフランジ部8,9の外周に形成されたギヤ10,
11に噛合して、これらテープリール4,5の回転を防
止するリールロック部材12が設けられている。
【0019】また、この下ハーフ2には、ドライブ側に
設けられる光検出機構を構成する発光素子13が挿入し
カセット本体3内に臨む発光素子挿入用孔14が設けら
れている。上記発光素子挿入用孔14は、ドライブ側に
設けられる発光素子13と相対向する位置に円形の孔と
して形成されている。本実施例では、上記発光素子挿入
用孔14は、ドライブ側のテープ引出しピンが挿入され
るカセット本体3の前面側に切り欠かれたテープ引出し
凹部15寄りであって、上記一対のテープリール4,5
の略中央部分に設けられている。
【0020】また、上記下ハーフ2には、ドライブ側に
設けられるカセット位置決めピンが挿入係合し、ドライ
ブに対するテープカセットの位置決めを行うためのカセ
ット位置決め孔16,17が設けられている。これらカ
セット位置決め孔16,17は、カセット本体3のテー
プ引出し凹部15寄りの開口両端縁部に円形状をなす孔
と楕円形状をなす孔として形成されている。
【0021】さらに、この下ハーフ2には、上記発光素
子13からの検出光をドライブ側に設けられる一対の受
光素子18,19によって受光するための光路を構成す
る光透過孔20,21が設けられている。これら光透過
孔20,21は、一辺が2.5mmの正方形状をなす孔
として、上記受光素子18,19と対向するそれぞれの
側壁22,23に設けられている。本実施例では、発光
素子13のセンターを通りカセット本体3のテープ引出
し凹部15内を直線状に引き出される磁気テープ6と平
行な線Aと、発光素子13と受光素子18,19とを結
ぶ線Bとのなす角度θ1,θ2が、いずれも5.5度とな
る位置に光透過孔20,21を設けた。
【0022】上記一対のテープリール4,5は、いずれ
も磁気テープ6が巻回される円筒状をなすハブ24,2
5と、このハブ24,25の片側にのみ設けられる円盤
状をなすフランジ部8,9とを有してなる。これらテー
プリール4,5は、フランジ部8,9が設けられる側の
ハブ24,25の一端部が、下ハーフ2の底面に開設さ
れた円形の装着孔(図示は省略する。)に臨むことによ
って枢支されている。また、これらテープリール4,5
は、上記ハブ24,25の回転中心部を上ハーフ1に設
けられたリール押さえバネ(図示は省略する。)によっ
て軸方向に押圧されることにより、上記テープリール
4,5のがたつきが抑えられるようになっている。
【0023】一方、磁気テープ6は、各テープリール
4,5にクランパー26,27によって一端が固定され
た透明なリーダテープ28(供給側のリーダテープは図
示を省略する。)の他端に接続されている。これら磁気
テープ6とリーダテープ28は、スプライステープと称
される透明で薄く、一方の面に粘着層が形成された接続
用テープ29によって接続されている。すなわち、これ
ら磁気テープ6とリーダテープ28とは、図5に示すよ
うに、その端面同士が突合わされた後に、磁気ヘッドが
摺接する記録面とは反対側の裏面にこれら磁気テープ6
とリーダテープ28とに亘るようにして、上記接続用テ
ープ29により接続されている。なお、かかる接続用テ
ープ29は、リーダテープ28と同じ材料で形成されて
いる。
【0024】そして、上記磁気テープ6は、供給側のテ
ープリール4に必要長さ巻回されるとともに、上記カセ
ット本体3のテープ引出し凹部15の開口周縁部に設け
られた半円弧状をなすテープガイド部材30,31にガ
イドされて、上記テープ引出し凹部15内を直線状に引
き出されるようになっている。
【0025】このテープ引出し凹部15内を走行する磁
気テープ6は、ドライブに装着されない状態のときに塵
埃や外力等から磁気テープ6を保護するための開閉蓋と
して機能するフロントリッド32とバックリッド33に
よって挟み込まれる形で覆われている。これらフロント
リッド32とバックリッド33は、ドライブに装着され
ない状態のときには、磁気テープ6を挟み込む形で上記
テープ引出し凹部15を覆い、ドライブに装着されると
図3中矢印C方向に回動して磁気テープ6をテープ引出
し凹部15内に露出させるようになっている。
【0026】なお、上記フロントリッド32をカセット
本体3に対して回動自在に支持する支持部34,35に
は、上記下ハーフ2に設けられた光透過孔20,21を
外方に臨ませるための矩形状をなす開口孔36(一方の
開口孔は図示を省略する。)が設けられている。上記開
口孔36は、フロントリッド32が開蓋したときに上記
光透過孔20,21と相対向する位置に設けられ、少な
くとも上記光透過孔20,21よりも大きな孔として形
成されている。
【0027】そして特に、本実施例では、データ用のカ
セットとビデオ用のカセットを識別するために、データ
用の磁気テープ6が収納されてなるテープカセットにの
み、光学的手段によって検出可能な情報識別マーク39
a,39bがリーダテープ28に設けられている。デー
タ用かビデオ用かを識別するためには、テープトップと
テープエンドを検出する発光素子13と受光素子18,
19よりなる光検出機構を用い、その出力の変動によっ
て情報を検出する。すなわち、磁気テープ6の光透過率
と略同じ光透過率を有する材料によって情報識別マーク
39a,39bを形成し、これを磁気テープ6の光透過
率よりも高い透明なリーダテープ28に設ける。そし
て、これら磁気テープ6と情報識別マーク39a,39
bとの光透過率と、磁気テープ6と情報識別マーク39
a,39b間の透光部37の光透過率との差によって得
られる出力変動が得られたときをデータ用と識別する。
つまり、磁気テープ6と情報識別マーク39a,39b
部分では、略同じ出力が得られるが、これらの間の透光
部37では、これよりも大きな出力が得られることにな
り、その出力の変動が生じたときをデータ用と識別す
る。
【0028】具体的には、磁気テープ6と同様に波長8
00nm〜900nmの光を60%以下の光透過率とな
るような材料で情報識別マーク39a,39bを形成す
る。かかる要求を満たす材料としては、例えば磁気テー
プ6の磁性層を構成するCo−Ni等の磁性材料やカー
ボンブラック或いはアルミ等の金属材料等が挙げられ
る。また、この情報識別マーク39a,39bの形成方
法としては、一般的な印刷技術に用いられているシルク
印刷やバッド印刷等がいずれも使用でき、その他、紫外
線硬化型樹脂をコーティングする方法等が挙げられる。
さらに、磁気テープ6と同様に蒸着スパッタリング等に
よる真空薄膜形成技術を用いて形成するようにしてもよ
い。
【0029】ここで、情報識別マーク39a,39bの
長さL2は、カセット本体3に設けられる光透過孔2
0,21を完全に遮断するために最低限3mm以上の長
さが必要である。3mm以上と規定したのは、光透過孔
20,21の開口寸法が一辺を2.5mmとする正方形
であるため、通常は2.5mm以上あれば完全に光透過
孔20,21を塞ぐことができるが、図4に示すように
供給側のテープリール4に磁気テープ6が全て巻回され
た状態ときの巻取側のテープリール5とテープガイド部
材31間のリーダテープ28部分が斜めとなることか
ら、その斜めとなった分余分に必要となるためである。
そのときの長さが3mmである。したがって、最低限3
mm以上とする必要がある。
【0030】実際に、情報識別マーク39a,39bの
長さL2を2mmとした場合(図6)と、3mmとした
場合(図7)について受光素子18,19で得られる出
力波形をとってみた。この結果、磁気テープ6と情報識
別マーク39a,39bは、いずれも光透過率が60%
以下であることから、光透過孔20,21を完全に塞い
だ場合には出力電圧が0mVとなるはずであるが、情報
識別マーク39a,39bの長さL2が2mmの場合に
は1.3mV程度の出力が得られており、完全に光透過
孔20,21を塞ぐには至っていないことがわかる。こ
れに対して、3mmの場合には、出力電圧が略0mVと
なっており、光透過孔20,21を完全に塞いでいるこ
とがわかる。したがって、情報識別マーク39a,39
bを3mm以上とすれば、光透過孔20,21を完全に
塞ぐことができる。
【0031】また、上記情報識別マーク39a,39b
と着色部43との間には所定長さL1の透光部37を設
ける必要がある。かかる長さL1は、リーダテープ28
の光透過率が60%以上であることから、光透過孔2
0,21を完全に開放する3mmの長さを有せば、発光
素子13では100%の出力(磁気テープ6及び情報識
別マーク39a,39bでの出力を零%とした場合)が
得られるが、その出力の60%以上あればテープトップ
とテープエンドを判別できるので、3×0.6=1.8
mmの長さとなり、これに安全性を考慮して2mmとさ
れる。なお、L1部分では、リーダテープ28の裏側に
仮に接続用テープ29が貼付されてもこの接続用テープ
29はリーダテープ28と同じく波長800nm〜90
0nmの光を60%以上の光透過率となる材料で形成さ
れているので、受光素子18,19での出力60%以上
が保証される。
【0032】また、上記情報識別マーク39a,39b
は、着色部43の端面より2mm以上の位置であれば何
処でも良いわけではなく、図4に示す前述した線Bと巻
取側のテープリール5とテープガイド部材31間のリー
ダテープ28との交点Dよりも磁気テープ6側に形成す
る必要がある。つまり、情報識別マーク39a,39b
が上記交点Dよりもテープリール5側に設けられていた
場合には、図4に示すテープトップの状態からドライブ
に装着し記録再生したときに、情報識別マーク39a,
39bは受光素子18,19により検出される前にテー
プリール5に巻き取られてしまうからである。
【0033】一方、上記情報識別マーク39a,39b
が形成されたリーダテープ28は、原反テープ体38を
元に作成される。原反テープ体38は、図1(A)に示
すように、透明なポリエチレンテレフタレート(PE
T)の長尺体に、供給側に情報識別マーク39aと巻取
側の情報識別マーク39bとで対をなすマーク部分が一
定間隔毎に連続的に形成されている。又、各一対の情報
識別マーク39a,39b間の中間エリアAには、後に
透光部37となるエリア以外をカッティング許容エリア
とし、このカッティング許容エリアが着色部43として
構成されている。この着色部43は情報識別マーク39
a,39bと同時に作成すれば簡単に作ることができ
る。
【0034】各透光部37の幅寸法L3は、上述の理由
から最低限2mm確保する必要があり、又、着色部43
の幅寸法L4はリーダテープ作成装置における原反テー
プ体38のカッティング誤差を考慮して決定する。例え
ばリーダテープ作成装置のカッティング誤差が±10m
mであれば着色部43の幅寸法L4は20mmとする。
さらに、着色部43の光透過率が情報識別マーク39
a,39bと同様に低い場合には、光検出手段は磁気テ
ープ6の端部ではなく着色部43の端部を検出してこれ
に基づいてストップモードが選択されるため、早送りや
巻戻し時にオーバーランとならないよう着色部43の端
部からテープリール接続端までの長さL7(図2(A)
参照)を考慮してリーダテープ28の全長寸法Lを決定
する。この実施例では、透光部37の幅寸法L3を2m
m、着色部43の幅寸法L4を20mm、情報識別マー
ク39a,39bの幅寸法L5を15mm、隣り合う別
対の供給側の情報識別マーク39aと巻取側の情報識別
マーク39b間の寸法L6を180mmとして設定さ
れ、全長寸法107mmのリーダテープ28を作成す
る。
【0035】上述のように構成された原反テープ体38
は、従来例で説明したように図1(B)に示すリーダテ
ープ作成装置のローラ40に巻き付けられる。そして、
作業者は中央のカッティングポイント(図1(B)のG
ポイント)に一対の情報識別マーク39a,39bの中
間エリアAのちょうど中心が来るよう位置合せするので
あるが、一対の情報識別マーク39a,39bの中間エ
リアAには着色部43が設けられているため、この着色
部43が中央のカッティングポイントとなるよう位置合
せすれば良く、位置合せを誤ることがない。
【0036】また、中央のカッティングポイント(図1
(B)のGポイント)を被検出ポイントとする光学セン
サを配置し、この光学センサが着色部43を検出しなけ
ればカッティング動作を実行しないよう構成すれば確実
に位置合せミスを防止できる。
【0037】さらに、カッティングによって作成された
リーダテープ28は、カッティング位置が許容範囲内で
あれば、図2(A)に示す如く磁気テープ6接続側の端
部に着色部43が残り、又、カッティング位置が許容範
囲外であれば、図2(B)に示す如く磁気テープ6接続
側の端部に着色部43が残らず透光部37のみとなる。
従って、リーダテープ28の端部を一見することによっ
て良品・不良品の判断を行うことができる。
【0038】尚、上記実施例では1つのリーダテープ2
8について情報識別マーク39a又は39bを1つだけ
設けたが、2以上設けても良い。例えば、情報識別マー
ク39a又は39bが1つの場合には、情報識別マーク
39a又は39b部分の1回の出力低下があったときが
データ用であると識別され、情報識別マーク39a又は
39bが2つの場合には、出力低下が2回あったときが
データ用であると識別される。上記情報識別マーク39
a,39bは、巻取側のリーダテープ28と供給側のリ
ーダテープ28にも設けたので、いずれの状態のときに
もドライブに装着したときに、瞬時にしてデータ用かビ
デオ用であるかを識別することができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、一対
の情報識別マークを連続的に形成したリーダテープの原
反テープ体において、一対の情報識別マークの中間エリ
アに着色部を設けたので、この着色部を目安にカッティ
ング位置合せを容易に行うことができ、又、カッティン
グ後のリーダテープが規格内であるか否かを一見して認
識できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は原反テープ体の正面図、(B)はリー
ダテープ作成装置の模式図(実施例)。
【図2】(A)は規格内のリーダテープの正面図、
(B)は規格外のリーダテープの正面図(実施例)。
【図3】本発明を適用したテープカセットを一部破断し
て示す斜視図(実施例)。
【図4】上ハーフを取り去った状態のカセット本体の平
面図(実施例)。
【図5】リーダテープの両端の接続状態を示す拡大平面
図(実施例)。
【図6】情報識別マークを2mmとしたときの発光素子
における出力波形図(実施例)。
【図7】情報識別マークを3mmとしたときの発光素子
における出力波形図(実施例)。
【図8】リーダテープの両端の接続状態を示す拡大平面
図(従来例)。
【図9】原反テープ体の正面図(従来例)。
【図10】リーダテープ作成装置の模式図(従来例)。
【符号の説明】
6…磁気テープ 28…リーダテープ 37…透光部 38…原反テープ体 39a,39b…情報識別マーク 43…着色部 A…中間エリア

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光率の高い材質の長尺体に供給側の情
    報識別マークと巻取側の情報識別マークとで対をなし、
    且つ、この一対の情報識別マークを連続的に設け、一対
    の情報識別マークの中間エリア及びこの一対の情報識別
    マークに対して両側の隣り合う一対の情報識別マークと
    のエリアをそれぞれカッティングポイントとし、一対の
    各情報識別マークの磁気テープ接着側に透光部を有する
    一対のリーダテープの原反となるリーダテープの原反テ
    ープ体において、 前記各一対の情報識別マークの中間エリアで、且つ、後
    に透光部となるエリア以外をカッティング許容エリアと
    し、このカッティング許容エリアを着色部としたことを
    特徴とするリーダテープの原反テープ体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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