JPH06331344A - 耐火物プロフィール測定方法 - Google Patents
耐火物プロフィール測定方法Info
- Publication number
- JPH06331344A JPH06331344A JP11605193A JP11605193A JPH06331344A JP H06331344 A JPH06331344 A JP H06331344A JP 11605193 A JP11605193 A JP 11605193A JP 11605193 A JP11605193 A JP 11605193A JP H06331344 A JPH06331344 A JP H06331344A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- profile
- refractory
- profiles
- measurement
- primary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 炉容器（３）等に内張りされた耐火物のプロ
フィールを、産業用ロボット（１）等に搭載した測定セ
ンサ（２）を用いて測定する方法。測定定点で所定範囲
を走査して１次プロフィールを求め、次に少なくとも一
部をラップさせた状態で測定センサを所定距離ずらした
位置で他部分を走査し、２次プロフィールを求めた後、
１次プロフィールと２次プロフィールを補正し、耐火物
の一連のプロフィールを求める。 【効果】 容器内部のプロフィールは一箇所からだけで
は全部測定困難なため、複数箇所から複数のプロフィー
ルを求め、オーバーラップ分を補正して一連のプロフィ
ールを求める。したがって、耐火物を距離をとって測定
しても高精度で耐火物プロフィールを測定することがで
きる。
フィールを、産業用ロボット（１）等に搭載した測定セ
ンサ（２）を用いて測定する方法。測定定点で所定範囲
を走査して１次プロフィールを求め、次に少なくとも一
部をラップさせた状態で測定センサを所定距離ずらした
位置で他部分を走査し、２次プロフィールを求めた後、
１次プロフィールと２次プロフィールを補正し、耐火物
の一連のプロフィールを求める。 【効果】 容器内部のプロフィールは一箇所からだけで
は全部測定困難なため、複数箇所から複数のプロフィー
ルを求め、オーバーラップ分を補正して一連のプロフィ
ールを求める。したがって、耐火物を距離をとって測定
しても高精度で耐火物プロフィールを測定することがで
きる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製鋼用耐火物の高温で
の診断の際に用いられる耐火物プロフィールを測定する
方法に関する。
の診断の際に用いられる耐火物プロフィールを測定する
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】取鍋等の内側に張られている耐火物は、
溶鋼によって次第に浸食されるため、張替え時期を知る
ために、耐火物劣化状況を診断する必要がある。
溶鋼によって次第に浸食されるため、張替え時期を知る
ために、耐火物劣化状況を診断する必要がある。
【０００３】従来は、接触センサを耐火物容器の内壁に
接触させながら耐火物プロフィールを測定するものがあ
ったが、高温の耐火物には適用できないため、冷却する
まで待つ必要がある。
接触させながら耐火物プロフィールを測定するものがあ
ったが、高温の耐火物には適用できないため、冷却する
まで待つ必要がある。
【０００４】非接触センサを用いたものとして、特開昭
６３−２０４１０８号公報に記載されたものがある。こ
れは、光学センサを耐火物容器の内側に挿入し、耐火物
の近傍から耐火物との間の距離を測定するすることによ
り、耐火物プロフィールを測定するものである。
６３−２０４１０８号公報に記載されたものがある。こ
れは、光学センサを耐火物容器の内側に挿入し、耐火物
の近傍から耐火物との間の距離を測定するすることによ
り、耐火物プロフィールを測定するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな非接触センサであっても、耐火物が高温の場合、耐
熱構造が重要な課題となり、実際には、耐火物の温度が
ある程度下がってから測定しており、高温の耐火物の測
定には流用できない。また、タンディッシュのように耐
火物形状が複雑な場合、プロフィールに沿った走査機構
に複雑なものが必要となる。
うな非接触センサであっても、耐火物が高温の場合、耐
熱構造が重要な課題となり、実際には、耐火物の温度が
ある程度下がってから測定しており、高温の耐火物の測
定には流用できない。また、タンディッシュのように耐
火物形状が複雑な場合、プロフィールに沿った走査機構
に複雑なものが必要となる。
【０００６】本発明が解決すべき課題は、高温の耐火物
のプロフィールを高精度で行うことにある。
のプロフィールを高精度で行うことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の耐火物プロフィール測定方法は、耐火物の
プロフィールを、遠隔より角度計、レーザ距離計からな
る測定センサを用いて測定する際、測定定点で所定範囲
を走査して１次プロフィールを求め、次に少なくとも一
部をラップさせた状態で測定センサを所定距離ずらした
位置で他部分を走査し、２次プロフィールを求めた後、
１次プロフィールと２次プロフィールを補正し、耐火物
の一連のプロフィールを求めるようにしたものである。
め、本発明の耐火物プロフィール測定方法は、耐火物の
プロフィールを、遠隔より角度計、レーザ距離計からな
る測定センサを用いて測定する際、測定定点で所定範囲
を走査して１次プロフィールを求め、次に少なくとも一
部をラップさせた状態で測定センサを所定距離ずらした
位置で他部分を走査し、２次プロフィールを求めた後、
１次プロフィールと２次プロフィールを補正し、耐火物
の一連のプロフィールを求めるようにしたものである。
【０００８】
【作用】容器状の炉内の耐火物を遠隔から測定して、高
温の影響を受けにくくする。容器内部のプロフィールは
一箇所からだけでは全部測定困難なため、複数箇所から
複数のプロフィールを求め、オーバーラップ分を補正し
て一連のプロフィールを求める。
温の影響を受けにくくする。容器内部のプロフィールは
一箇所からだけでは全部測定困難なため、複数箇所から
複数のプロフィールを求め、オーバーラップ分を補正し
て一連のプロフィールを求める。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図１は本発明に係る測定を行う装置
を示すものであり、１は多関節形の産業用ロボット、２
はロボットの手首先端に取り付けられた測定センサ、３
は測定対象である炉容器である。
具体的に説明する。図１は本発明に係る測定を行う装置
を示すものであり、１は多関節形の産業用ロボット、２
はロボットの手首先端に取り付けられた測定センサ、３
は測定対象である炉容器である。
【００１０】このような測定装置で炉容器内部の耐火物
プロフィールを測定する場合、図２のようにＡの１箇所
からレーザビームを照射すると、レーザビームが中心軸
線から外れるにつれ、図２のように耐火物の凹凸が陰と
なり、図３のように斜線部分Ｓは測定できなくなってし
まい、導出するプロフィールに誤差が生じてしまう。
プロフィールを測定する場合、図２のようにＡの１箇所
からレーザビームを照射すると、レーザビームが中心軸
線から外れるにつれ、図２のように耐火物の凹凸が陰と
なり、図３のように斜線部分Ｓは測定できなくなってし
まい、導出するプロフィールに誤差が生じてしまう。
【００１１】そこで、図４のように最初Ａ点において所
定範囲を走査した後、Ｙ軸方向は固定としてＢ点に移動
し、走査開始時、一部Ａ点における走査範囲とダブらせ
て走査を続ける。
定範囲を走査した後、Ｙ軸方向は固定としてＢ点に移動
し、走査開始時、一部Ａ点における走査範囲とダブらせ
て走査を続ける。
【００１２】こうすることにより、耐火物に対しレーザ
光線が鋭角に当たらず、精度よくプロフィールを測定す
ることが可能になる。こうして得られたデータより、次
式を用いて耐火物プロフィールを導出する。
光線が鋭角に当たらず、精度よくプロフィールを測定す
ることが可能になる。こうして得られたデータより、次
式を用いて耐火物プロフィールを導出する。
【００１３】ｘ＝Ｘ＋ｌ cosθ ｙ＝Ｙ ｚ＝Ｚ−ｌ sinθ ここで、Ｘ，Ｙ，Ｚは測定センサ座標 ｘ，ｙ，ｚはプロフィール座標 θは角度計値 ｌはレーザ変位計値（図５参照）
【００１４】こうして求めた１次プロフィールと２次プ
ロフィールの重複した部分のプロフィール座標は完全に
は一致しないが、２次プロフィールの値の方が信頼性が
高いと考えられ、経験則により次の式により補正を行う
こととする。
ロフィールの重複した部分のプロフィール座標は完全に
は一致しないが、２次プロフィールの値の方が信頼性が
高いと考えられ、経験則により次の式により補正を行う
こととする。
【００１５】ｘc ＝（ｘ2 ×３＋ｘ1 ）／４ ｙc ＝Ｙ ｚc ＝（ｚ2 ×３＋ｚ1 ）／４ ここで、ｘ1 ，ｚ1 ：１次プロフィールデータ ｘ2 ，ｚ2 ：２次プロフィールデータ
【００１６】図６はこれらの処理操作を行うためのシス
テムブロック図である。図６において、レーザ距離計
（イ）の値と、角度計（ロ）の値は同じタイミングでペ
アのデータとして、１次プロフィール、２次プロフィー
ルともに連続して測定され、１次プロフィールのデータ
ファイル（ハ）、２次のプロフィールのデータファイル
（ニ）に格納される。
テムブロック図である。図６において、レーザ距離計
（イ）の値と、角度計（ロ）の値は同じタイミングでペ
アのデータとして、１次プロフィール、２次プロフィー
ルともに連続して測定され、１次プロフィールのデータ
ファイル（ハ）、２次のプロフィールのデータファイル
（ニ）に格納される。
【００１７】その後、あらかじめインプットされていた
１次プロフィール測定時の測定センサの座標と、１次プ
ロフィールデータより、１次プロフィール座標を求め、
プロフィール座標ファイル（ヘ）に格納する。但し、１
次プロフィールデータの後７個と、２次プロフィールデ
ータの前７個は、補正計算用のファイル（ホ）に一旦格
納した後に、補正を行い、プロフィール座標ファイル
（ヘ）に格納される。
１次プロフィール測定時の測定センサの座標と、１次プ
ロフィールデータより、１次プロフィール座標を求め、
プロフィール座標ファイル（ヘ）に格納する。但し、１
次プロフィールデータの後７個と、２次プロフィールデ
ータの前７個は、補正計算用のファイル（ホ）に一旦格
納した後に、補正を行い、プロフィール座標ファイル
（ヘ）に格納される。
【００１８】その後、２次プロフィール座標を１次プロ
フィール座標と同様に求め、プロフィール座標ファイル
（ヘ）に格納し、一連のプロフィール座標が格納される
ことになり、このデータをＣＲＴ（ト）にグラフ表示す
る。
フィール座標と同様に求め、プロフィール座標ファイル
（ヘ）に格納し、一連のプロフィール座標が格納される
ことになり、このデータをＣＲＴ（ト）にグラフ表示す
る。
【００１９】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、耐火
物を距離をとって測定しても高精度で耐火物プロフィー
ルを測定することができる。
物を距離をとって測定しても高精度で耐火物プロフィー
ルを測定することができる。
【図１】 本発明を実施するためのシステムの構成例を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図２】 本実施例による測定例を示す説明図である。
【図３】 一箇所からの測定で測定困難な場合の説明図
である。
である。
【図４】 本発明による２箇所からの測定状態を示す説
明図である。
明図である。
【図５】 耐火物プロフィールの補正方法を説明するた
めの座標図である。
めの座標図である。
【図６】 本発明のシステムブロック図である。
１ 産業用ロボット、２ 測定センサ、３ 炉容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲岡 数磨 福岡県北九州市戸畑区飛幡町１番１号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 下笠 知治 福岡県北九州市戸畑区飛幡町１番１号 新 日本製鐵株式会社八幡製鐵所内
Claims (1)
- 【請求項１】 耐火物のプロフィールを、遠隔より角度
計、レーザ距離計からなる測定センサを用いて測定する
際、測定定点で所定範囲を走査して１次プロフィールを
求め、次に少なくとも一部をラップさせた状態で測定セ
ンサを所定距離ずらした位置で他部分を走査し、２次プ
ロフィールを求めた後、１次プロフィールと２次プロフ
ィールを補正し、耐火物の一連のプロフィールを求める
ことを特徴とする耐火物プロフィール測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11605193A JPH06331344A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 耐火物プロフィール測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11605193A JPH06331344A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 耐火物プロフィール測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06331344A true JPH06331344A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14677495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11605193A Withdrawn JPH06331344A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 耐火物プロフィール測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06331344A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103119394A (zh) * | 2011-05-09 | 2013-05-22 | 新日铁住金株式会社 | 钢水包的耐火材料残存量测量方法及装置 |
| CN107617724A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-01-23 | 郑州大学 | 一种钢包内衬耐火材料蚀损情况在线检测方法及装置 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11605193A patent/JPH06331344A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103119394A (zh) * | 2011-05-09 | 2013-05-22 | 新日铁住金株式会社 | 钢水包的耐火材料残存量测量方法及装置 |
| CN107617724A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-01-23 | 郑州大学 | 一种钢包内衬耐火材料蚀损情况在线检测方法及装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN109238154A (zh) | 一种基于激光定标测距的连铸钢包壁厚测量方法 | |
| JPH0972717A (ja) | 画像の取得・処理方法 | |
| JPH06331344A (ja) | 耐火物プロフィール測定方法 | |
| JP6099527B2 (ja) | 炉内耐火物損耗状態の測定方法 | |
| JP4762851B2 (ja) | 断面形状検出方法及び装置 | |
| JPH03169474A (ja) | 耐熱容器内張りの残厚測定方法 | |
| JP2000039308A (ja) | 溶接部の動的ひずみ測定方法 | |
| JP3025413B2 (ja) | 輪郭形状測定方法及びその装置 | |
| JP6416695B2 (ja) | 曲がり計校正装置、曲がり計校正方法、及び曲がり計 | |
| JP2765452B2 (ja) | 工業炉の炉体変形計測方法 | |
| JP2004028653A (ja) | 内径計測装置 | |
| CN112985294A (zh) | 一种基于视觉装置的圆型工件检测的新型测量方法 | |
| JPH06167468A (ja) | 耐火物材料の非接触式熱膨張測定方法 | |
| KR20200079633A (ko) | 형강의 교정 장치 및 그 방법 | |
| JPS62291505A (ja) | 容器の内面形状測定方法 | |
| JPS59112209A (ja) | 鋼管溶接部形状の測定方法 | |
| JPH06288754A (ja) | 転炉鉄皮とトラニオンリングとの間隙測定方法 | |
| JPS63204108A (ja) | 金属外皮構造容器の内張り耐火物プロフイ−ル計測方法および装置 | |
| JPH09250955A (ja) | 鋼板の温度測定装置 | |
| JP5884179B2 (ja) | 溶融金属収容容器の検査装置及び検査方法 | |
| JPH09304187A (ja) | 電縫鋼管の溶接部温度測定方法および測定装置 | |
| JPS59143905A (ja) | 耐火物内張りの内面プロフイル測定方法と装置 | |
| JP2003090708A (ja) | コークス炉の３次元測定装置 | |
| JPH0555801B2 (ja) | ||
| JPH07316559A (ja) | コークス炉炭化室幅プロフィール測定方法及びその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |