JPH06331310A - 光学装置 - Google Patents
光学装置Info
- Publication number
- JPH06331310A JPH06331310A JP5121705A JP12170593A JPH06331310A JP H06331310 A JPH06331310 A JP H06331310A JP 5121705 A JP5121705 A JP 5121705A JP 12170593 A JP12170593 A JP 12170593A JP H06331310 A JPH06331310 A JP H06331310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- optical device
- spatial light
- light modulator
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タルボ干渉計でヌルテストや波面補正ができ
るようにする。 【構成】 液晶パネル103の遮光マスクをタルボ干渉
計の入射側の格子に使う。偏光ビームスプリッタで補正
光202と計測光203に分離する。計測波面の複素共
役を液晶パネルに記録する。
るようにする。 【構成】 液晶パネル103の遮光マスクをタルボ干渉
計の入射側の格子に使う。偏光ビームスプリッタで補正
光202と計測光203に分離する。計測波面の複素共
役を液晶パネルに記録する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学装置は、図5に示すように、
振幅格子503を利用したタルボ干渉計を用いて光の波
面を測定するものであった。
振幅格子503を利用したタルボ干渉計を用いて光の波
面を測定するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光学装
置には、光の波面を測定するだけで、それを変化させる
ことができず、ヌルテストや波面補正ができないという
問題があった。本発明は、このような問題点を解決する
ものであって、その目的は、簡便な手段により高性能な
光学装置を提供するところにある。
置には、光の波面を測定するだけで、それを変化させる
ことができず、ヌルテストや波面補正ができないという
問題があった。本発明は、このような問題点を解決する
ものであって、その目的は、簡便な手段により高性能な
光学装置を提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の光学装置
は、タルボ干渉計を備えた光学装置において、少なくと
も、透過率の周期構造を持った空間光変調器を備え、前
記タルボ干渉計の光の入射側の格子として前記空間光変
調器の周期構造を用いたことを特徴とする。
は、タルボ干渉計を備えた光学装置において、少なくと
も、透過率の周期構造を持った空間光変調器を備え、前
記タルボ干渉計の光の入射側の格子として前記空間光変
調器の周期構造を用いたことを特徴とする。
【0005】本発明の第2の光学装置は、前記第1の光
学装置において、前記タルボ干渉計に導く光と前記空間
光変調器で変調された光を分離するための手段を備えた
ことを特徴とする。
学装置において、前記タルボ干渉計に導く光と前記空間
光変調器で変調された光を分離するための手段を備えた
ことを特徴とする。
【0006】本発明の第3の光学装置は、前記第2の光
学装置において、前記分離するための手段が2重回折光
学系と空間フィルタから成ることを特徴とする。
学装置において、前記分離するための手段が2重回折光
学系と空間フィルタから成ることを特徴とする。
【0007】本発明の第4の光学装置は、前記第3の光
学装置において、前記空間フィルタが前記空間光変調器
の周期構造による回折光の0次光とそれ以外の光を分離
するものであることを特徴とする。
学装置において、前記空間フィルタが前記空間光変調器
の周期構造による回折光の0次光とそれ以外の光を分離
するものであることを特徴とする。
【0008】本発明の第5の光学装置は、前記第1ない
し4の光学装置において、前記タルボ干渉計による像と
その像を観測する手段の間に回折格子を備えたことを特
徴とする。
し4の光学装置において、前記タルボ干渉計による像と
その像を観測する手段の間に回折格子を備えたことを特
徴とする。
【0009】本発明の第6の光学装置は、前記第1ない
し5の光学装置において、前記タルボ干渉計が第2の格
子として振幅変調型空間光変調器を用いたことを特徴と
する。
し5の光学装置において、前記タルボ干渉計が第2の格
子として振幅変調型空間光変調器を用いたことを特徴と
する。
【0010】本発明の第7の光学装置は、前記第6の光
学装置において、前記振幅変調型空間光変調器が液晶空
間光変調器であることを特徴とする。
学装置において、前記振幅変調型空間光変調器が液晶空
間光変調器であることを特徴とする。
【0011】本発明の第8の光学装置は、前記第1ない
し7の光学装置において、前記光の入射側の空間光変調
器が位相変調型空間光変調器であることを特徴とする。
し7の光学装置において、前記光の入射側の空間光変調
器が位相変調型空間光変調器であることを特徴とする。
【0012】本発明の第9の光学装置は、前記第1ない
し8の光学装置において、前記光の入射側の空間光変調
器が液晶空間光変調器であることを特徴とする。
し8の光学装置において、前記光の入射側の空間光変調
器が液晶空間光変調器であることを特徴とする。
【0013】本発明の第10の光学装置は、前記第9の
光学装置において、前記液晶空間光変調器がECBモー
ドの液晶空間光変調器であることを特徴とする。
光学装置において、前記液晶空間光変調器がECBモー
ドの液晶空間光変調器であることを特徴とする。
【0014】本発明の第11の光学装置は、前記第9な
いし10の光学装置において、前記透過率の周期構造が
液晶空間光変調器の画素への配線であることを特徴とす
る。
いし10の光学装置において、前記透過率の周期構造が
液晶空間光変調器の画素への配線であることを特徴とす
る。
【0015】本発明の第12の光学装置は、前記第9な
いし10の光学装置において、前記透過率の周期構造が
液晶空間光変調器の遮光マスクであることを特徴とす
る。
いし10の光学装置において、前記透過率の周期構造が
液晶空間光変調器の遮光マスクであることを特徴とす
る。
【0016】本発明の第13の光学装置は、前記第7な
いし12の光学装置において、前記分離するための手段
が偏光ビームスプリッタであることを特徴とする。
いし12の光学装置において、前記分離するための手段
が偏光ビームスプリッタであることを特徴とする。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明の詳細を示す。
【0018】(実施例1)まず、タルボ干渉の原理を説
明する(なお、タルボ干渉計の詳細については例えば、
横関俊介:「タルボ干渉計」,光学,9(1980)2
75を参照のこと)。
明する(なお、タルボ干渉計の詳細については例えば、
横関俊介:「タルボ干渉計」,光学,9(1980)2
75を参照のこと)。
【0019】第1の格子を通過したコヒーレント光は、
格子から、 z=md2/λ ・・・・・(1) だけ離れた位置にフーリエイメージを作る(mは整数、
dは格子のピッチ、λは光の波長)。このフーリエイメ
ージは入射光が平面波の場合は第1の格子と同じ強度分
布をもつ。一方、入射光に歪がある場合には第1の格子
が変形した像が現れる。このためこの位置に第1の格子
とピッチが同じ第2の格子を置けば、モアレによって入
射波面の歪が測定できる。
格子から、 z=md2/λ ・・・・・(1) だけ離れた位置にフーリエイメージを作る(mは整数、
dは格子のピッチ、λは光の波長)。このフーリエイメ
ージは入射光が平面波の場合は第1の格子と同じ強度分
布をもつ。一方、入射光に歪がある場合には第1の格子
が変形した像が現れる。このためこの位置に第1の格子
とピッチが同じ第2の格子を置けば、モアレによって入
射波面の歪が測定できる。
【0020】図1に本発明の光学装置の構成を示す。
【0021】液晶パネル103を光の入射側に配置す
る。この液晶パネルはTFTアクティブマトリックス駆
動方式で、格子状の遮光マスクを備えており、これをタ
ルボ干渉計の第1の格子として利用する。本実施例では
液晶パネルとしてホモジニアス配向のECB(電界制御
複屈折)モードの液晶パネルを用いた。この液晶パネル
は液晶ダイレクタに平行な偏光成分の位相を連続的に2
π以上変調できる。
る。この液晶パネルはTFTアクティブマトリックス駆
動方式で、格子状の遮光マスクを備えており、これをタ
ルボ干渉計の第1の格子として利用する。本実施例では
液晶パネルとしてホモジニアス配向のECB(電界制御
複屈折)モードの液晶パネルを用いた。この液晶パネル
は液晶ダイレクタに平行な偏光成分の位相を連続的に2
π以上変調できる。
【0022】式1のzの位置に第2の格子104を配置
し、モアレ像をCCD107で取り込む。この取り込ん
だモアレ縞から計算機108で計算することにより、入
射光101の位相分布を求めることができる。なお、大
きなモアレの他に細かい縞が多数現れるので、すりガラ
ス105でこの細かい縞をぼかして計算機での処理を簡
単にする。
し、モアレ像をCCD107で取り込む。この取り込ん
だモアレ縞から計算機108で計算することにより、入
射光101の位相分布を求めることができる。なお、大
きなモアレの他に細かい縞が多数現れるので、すりガラ
ス105でこの細かい縞をぼかして計算機での処理を簡
単にする。
【0023】本発明の光学装置では、この求められた位
相分布の複素共役を液晶パネルに記録して入射光の歪を
打ち消すことにより、モアレを消すことができる。これ
により物体の変形などを簡単に計測できるようになっ
た。
相分布の複素共役を液晶パネルに記録して入射光の歪を
打ち消すことにより、モアレを消すことができる。これ
により物体の変形などを簡単に計測できるようになっ
た。
【0024】また、本発明の光学装置は原器として用い
ることができる。例えばレンズの設計値から位相分布を
計算しておき、その複素共役を液晶パネルに記録してお
けば、モアレのヌルテストによって製品の良品判定を簡
単におこなうことができる。なお、原器として用いると
きには偏光板102をその透過軸が液晶ダイレクタに平
行になるように配置する。
ることができる。例えばレンズの設計値から位相分布を
計算しておき、その複素共役を液晶パネルに記録してお
けば、モアレのヌルテストによって製品の良品判定を簡
単におこなうことができる。なお、原器として用いると
きには偏光板102をその透過軸が液晶ダイレクタに平
行になるように配置する。
【0025】本実施例ではTFT方式の液晶パネルを用
いたが、この他にもMIM方式の液晶パネルや、光書き
込み型の液晶パネルを用いることもできる。MIMの場
合はアクティブ素子の配線(信号線)が1次元なので、
1次元格子として用いることもできる(遮光マスクで2
次元格子にしても良い)。また、光書き込み式の場合は
透過型の素子を用いる方が装置構成が容易である。この
素子は例えばa−SiC:H薄膜を光導電層に用いたも
ので、青の光で書き込むことができ、赤の光を透過させ
るものである。この場合は振幅格子を別に付ける必要が
ある。
いたが、この他にもMIM方式の液晶パネルや、光書き
込み型の液晶パネルを用いることもできる。MIMの場
合はアクティブ素子の配線(信号線)が1次元なので、
1次元格子として用いることもできる(遮光マスクで2
次元格子にしても良い)。また、光書き込み式の場合は
透過型の素子を用いる方が装置構成が容易である。この
素子は例えばa−SiC:H薄膜を光導電層に用いたも
ので、青の光で書き込むことができ、赤の光を透過させ
るものである。この場合は振幅格子を別に付ける必要が
ある。
【0026】(実施例2)図2に本発明の別の実施例の
構成を示す。
構成を示す。
【0027】本発明の光学装置は光の波面を計測すると
ともに、ほぼ実時間で光の波面を補正することができ
る。
ともに、ほぼ実時間で光の波面を補正することができ
る。
【0028】液晶パネル103を通過したコヒーレント
光は偏光ビームスプリッタ201によって2つに分離さ
れる。液晶ダイレクタに直交する成分は偏光ビームスプ
リッタで反射されてタルボ干渉計に導かれる。
光は偏光ビームスプリッタ201によって2つに分離さ
れる。液晶ダイレクタに直交する成分は偏光ビームスプ
リッタで反射されてタルボ干渉計に導かれる。
【0029】本実施例で用いたホモジニアス配向のEC
Bモードの液晶パネルは液晶ダイレクタに平行な偏光成
分の位相は2π以上変調させるのに対し、液晶ダイレク
タに垂直な偏光成分の位相は変化させない。
Bモードの液晶パネルは液晶ダイレクタに平行な偏光成
分の位相は2π以上変調させるのに対し、液晶ダイレク
タに垂直な偏光成分の位相は変化させない。
【0030】すなわち、偏光ビームスプリッタで反射さ
れた光203は液晶パネル103による変調は受けてお
らず、単なる格子を通過した光とみなすことができる。
この光を用いてタルボ干渉計によって入射光の波面を求
め、補正データを液晶パネル103に記録する。
れた光203は液晶パネル103による変調は受けてお
らず、単なる格子を通過した光とみなすことができる。
この光を用いてタルボ干渉計によって入射光の波面を求
め、補正データを液晶パネル103に記録する。
【0031】一方、液晶ダイレクタに平行な偏光成分2
02は、偏光ビームスプリッタを通過する。この光は液
晶パネルによって位相変調を受けており、波面を補正さ
れている(必要ならば、補正光と計測光の光量比を液晶
パネルの前に波長板などを配置して調整する)。
02は、偏光ビームスプリッタを通過する。この光は液
晶パネルによって位相変調を受けており、波面を補正さ
れている(必要ならば、補正光と計測光の光量比を液晶
パネルの前に波長板などを配置して調整する)。
【0032】このように本発明の光学装置では、一方の
偏光成分を用いて常に波面を計測し、もう一方の偏光成
分の波面を補正することができる。すなわち液晶パネル
の応答時間や、位相の計算時間を除けばほぼ実時間で波
面を補正することができる。
偏光成分を用いて常に波面を計測し、もう一方の偏光成
分の波面を補正することができる。すなわち液晶パネル
の応答時間や、位相の計算時間を除けばほぼ実時間で波
面を補正することができる。
【0033】本実施例ではタルボ干渉計の第2の格子と
して液晶パネル204を用いた。これは振幅変調型の液
晶パネルで、各画素の透過率変化を使って格子を記録す
ることができる。一般にタルボ干渉計では縞走査するた
めに第2の格子を光軸に垂直な方向に移動させながらモ
アレを取り込む。しかし、本実施例の光学装置では第2
の液晶パネルに記録する格子のパターンをずらしていく
ことによって縞走査がおこなえるので、可動部がなく、
取扱いが容易なままで高精度の測定ができる。
して液晶パネル204を用いた。これは振幅変調型の液
晶パネルで、各画素の透過率変化を使って格子を記録す
ることができる。一般にタルボ干渉計では縞走査するた
めに第2の格子を光軸に垂直な方向に移動させながらモ
アレを取り込む。しかし、本実施例の光学装置では第2
の液晶パネルに記録する格子のパターンをずらしていく
ことによって縞走査がおこなえるので、可動部がなく、
取扱いが容易なままで高精度の測定ができる。
【0034】なお、この液晶パネル204は振幅が変調
できればツイステッドネマティク、強誘電性液晶、反強
誘電性液晶など何を用いてもよい。勿論液晶以外の振幅
変調器を用いることも可能である。
できればツイステッドネマティク、強誘電性液晶、反強
誘電性液晶など何を用いてもよい。勿論液晶以外の振幅
変調器を用いることも可能である。
【0035】(実施例3)図3に本発明の別の実施例の
構成を示す。本実施例の光学装置もほぼ実時間で光の波
面を補正することができる。
構成を示す。本実施例の光学装置もほぼ実時間で光の波
面を補正することができる。
【0036】本実施例では計測用の光と補正光の分離を
二重回折光学系と空間フィルタを用いておこなった。
二重回折光学系と空間フィルタを用いておこなった。
【0037】入射したコヒーレント光は液晶パネルの画
素によって回折される。この回折像を図4に示すような
空間フィルタ304で0次光401とそれ以外の回折光
403に分離する。このフィルタは0次光を開口402
から通過させ、その他の回折光は反射するものである。
素によって回折される。この回折像を図4に示すような
空間フィルタ304で0次光401とそれ以外の回折光
403に分離する。このフィルタは0次光を開口402
から通過させ、その他の回折光は反射するものである。
【0038】反射された高次の回折光をレンズ305で
再結像させると液晶パネルの像とほぼ同じ(ただし0次
の成分は無い)像306が得られる。この像から式1の
zだけ離れた位置に第2の格子104を置けば実施例
1、2とほぼ同様なモアレ縞が得られる。これによって
入射波面の位相分布を測定することができる。
再結像させると液晶パネルの像とほぼ同じ(ただし0次
の成分は無い)像306が得られる。この像から式1の
zだけ離れた位置に第2の格子104を置けば実施例
1、2とほぼ同様なモアレ縞が得られる。これによって
入射波面の位相分布を測定することができる。
【0039】この測定結果をもとに補正データを液晶パ
ネルに記録すれば、0次光として補正波面302が得ら
れる。このように本実施例の光学装置でもほぼ実時間で
波面補正ができる。
ネルに記録すれば、0次光として補正波面302が得ら
れる。このように本実施例の光学装置でもほぼ実時間で
波面補正ができる。
【0040】本実施例の光学装置ではこれまで不要とさ
れていた画素による回折光を計測用に用いるので、波面
補正における光の利用効率が高い。
れていた画素による回折光を計測用に用いるので、波面
補正における光の利用効率が高い。
【0041】本実施例では実施例1、2のすりガラスの
代わりに、回折格子307を用いた。この回折格子は計
算機で設計された位相格子で、特定の回折次数(本実施
例では±1,±2次)にのみに光を集めることができ
る。これによってCCDで取り込まれるモアレ縞は、近
傍5×5画素の平均化処理を施したものと同じになり、
縞の解析が容易になる。
代わりに、回折格子307を用いた。この回折格子は計
算機で設計された位相格子で、特定の回折次数(本実施
例では±1,±2次)にのみに光を集めることができ
る。これによってCCDで取り込まれるモアレ縞は、近
傍5×5画素の平均化処理を施したものと同じになり、
縞の解析が容易になる。
【0042】なお、以上の実施例では本発明を2つの格
子を組み合わせたタルボ干渉計に適用した場合について
述べたが、本発明はこの他にも第2の格子を用いずに画
像処理によって波面を求めるタルボ干渉計にも応用でき
る。
子を組み合わせたタルボ干渉計に適用した場合について
述べたが、本発明はこの他にも第2の格子を用いずに画
像処理によって波面を求めるタルボ干渉計にも応用でき
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、空間光変調器を用いる
ことにより、タルボ干渉計でヌルテストをおこなうこと
が可能になるという効果が得られる。これにより物体の
変形や原器からのずれを容易に計測できるようになっ
た。また、空間光変調器を用いることにより、計測され
た波面の情報をもとに波面補正をおこなうことが可能と
なった。
ことにより、タルボ干渉計でヌルテストをおこなうこと
が可能になるという効果が得られる。これにより物体の
変形や原器からのずれを容易に計測できるようになっ
た。また、空間光変調器を用いることにより、計測され
た波面の情報をもとに波面補正をおこなうことが可能と
なった。
【0044】しかも空間光変調器の画素構造をタルボ干
渉計の入射側の格子として用いるので装置の構成が簡単
になる。
渉計の入射側の格子として用いるので装置の構成が簡単
になる。
【0045】タルボ干渉による縞画像とそれを観測する
手段との間に回折格子を配置することにより、周辺の画
素との平均化処理が光学的におこなわれ、波面を求める
ための計算が容易になるという効果が得られる。
手段との間に回折格子を配置することにより、周辺の画
素との平均化処理が光学的におこなわれ、波面を求める
ための計算が容易になるという効果が得られる。
【0046】タルボ干渉計の第2の格子に振幅変調型空
間光変調器を用いることによりタルボ干渉計で縞走査が
可能となり、高精度の波面計測が可能となるという効果
が得られる。
間光変調器を用いることによりタルボ干渉計で縞走査が
可能となり、高精度の波面計測が可能となるという効果
が得られる。
【0047】2重回折光学系で高次の回折光を分離し、
その光を用いて波面を計測した場合には、0次光を計測
に用いなくて済むので光の利用効率が高くなるという効
果が得られる。
その光を用いて波面を計測した場合には、0次光を計測
に用いなくて済むので光の利用効率が高くなるという効
果が得られる。
【0048】タルボ干渉計に液晶空間光変調器を用いる
場合、偏光ビームスプリッタによって、液晶空間光変調
器が変調しなかった偏光成分を干渉計測に用いることが
できるようになるため、波面補正における光の利用効率
を高くできるという効果が得られる。
場合、偏光ビームスプリッタによって、液晶空間光変調
器が変調しなかった偏光成分を干渉計測に用いることが
できるようになるため、波面補正における光の利用効率
を高くできるという効果が得られる。
【図1】 本発明の光学装置の構成を示す側面図であ
る。
る。
【図2】 本発明の光学装置の別の構成を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】 本発明の光学装置の別の構成を示す側面図で
ある。
ある。
【図4】 本発明の実施例で用いた空間フィルタを示す
上面図である。
上面図である。
【図5】 従来の光学装置の構成を示す側面図である。
101 入射光 102 偏光板 103 液晶パネル 104 第2の格子 105 すりガラス 106 レンズ 107 CCD 108 計算機 109 液晶駆動回路 201 偏光ビームスプリッタ 202 液晶ダイレクタに平行な偏光成分 203 偏光ビームスプリッタで反射された光 204 液晶パネル 205 液晶駆動回路 208 計算機 301 レンズ 302 補正波面 303 レンズ 304 空間フィルタ 305 レンズ 306 液晶パネルの像とほぼ同じ像(0次の成分は無
い) 307 回折格子 401 0次光 402 開口 403 0次光以外の回折光 503 振幅格子 504 第2の格子 505 すりガラス 506 レンズ 507 CCD 508 モニタ
い) 307 回折格子 401 0次光 402 開口 403 0次光以外の回折光 503 振幅格子 504 第2の格子 505 すりガラス 506 レンズ 507 CCD 508 モニタ
Claims (13)
- 【請求項1】 タルボ(Talbot)干渉計を備えた
光学装置において、少なくとも、透過率の周期構造を持
った空間光変調器を備え、前記タルボ干渉計の光の入射
側の格子として前記空間光変調器の周期構造を用いたこ
とを特徴とする光学装置。 - 【請求項2】 前記タルボ干渉計に導く光と前記空間光
変調器で変調された光を分離するための手段を備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項3】 前記分離するための手段は2重回折光学
系と空間フィルタから成ることを特徴とする請求項2記
載の光学装置。 - 【請求項4】 前記空間フィルタは前記空間光変調器の
周期構造による回折光の0次光とそれ以外の光を分離す
るものであることを特徴とする請求項3記載の光学装
置。 - 【請求項5】 前記タルボ干渉計による像とその像を観
測する手段の間に回折格子を備えたことを特徴とする請
求項1ないし4記載の光学装置。 - 【請求項6】 前記タルボ干渉計は第2の格子として振
幅変調型空間光変調器を用いたことを特徴とする請求項
1ないし5記載の光学装置。 - 【請求項7】 前記振幅変調型空間光変調器は液晶空間
光変調器であることを特徴とする請求項6記載の光学装
置。 - 【請求項8】 前記光の入射側の空間光変調器は位相変
調型空間光変調器であることを特徴とする請求項1ない
し7記載の光学装置。 - 【請求項9】 前記光の入射側の空間光変調器は液晶空
間光変調器であることを特徴とする請求項1ないし8記
載の光学装置。 - 【請求項10】 前記液晶空間光変調器はECBモード
の液晶空間光変調器であることを特徴とする請求項9記
載の光学装置。 - 【請求項11】 前記透過率の周期構造は液晶空間光変
調器の画素への配線であることを特徴とする請求項9な
いし10記載の光学装置。 - 【請求項12】 前記透過率の周期構造は液晶空間光変
調器の遮光マスクであることを特徴とする請求項9ない
し10記載の光学装置。 - 【請求項13】 前記分離するための手段は偏光ビーム
スプリッタであることを特徴とする請求項7ないし12
記載の光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121705A JPH06331310A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5121705A JPH06331310A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06331310A true JPH06331310A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14817847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5121705A Pending JPH06331310A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | 光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06331310A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105785609A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-07-20 | 长春理工大学 | 基于透射式液晶空间光调制器波前校正的方法及装置 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP5121705A patent/JPH06331310A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105785609A (zh) * | 2016-04-28 | 2016-07-20 | 长春理工大学 | 基于透射式液晶空间光调制器波前校正的方法及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5426521A (en) | Aberration correction method and aberration correction apparatus | |
EP0450644B1 (en) | A liquid crystal spacial light modulator and a holographic image information recording apparatus using the same | |
Laude | Twisted-nematic liquid-crystal pixelated active lens | |
US20180166489A1 (en) | Imaging Device | |
US4322162A (en) | Method and apparatus for sensing in-plane deformation of a surface | |
WO2010077675A2 (en) | Two grating lateral shearing wavefront sensor | |
US6639683B1 (en) | Interferometric sensor and method to detect optical fields | |
Moreno et al. | Transmission and phase measurements for polarization eigenvectors in twisted-nematic liquid crystal spatial light modulators | |
US10795191B2 (en) | Display device including optical element having adjustable refractive index and display method | |
JP3257556B2 (ja) | 光学装置 | |
Gruneisen et al. | Programmable diffractive optics for wide-dynamic-range wavefront control using liquid-crystal spatial light modulators | |
Moreno et al. | Simple method to evaluate the pixel crosstalk caused by fringing field effect in liquid-crystal spatial light modulators | |
JPH0968705A (ja) | アライメントマークとアライメント方法 | |
Gorevoy et al. | Multi-wavelength off-axis digital holographic microscopy with broadly tunable low-coherent sources: theory, performance and limitations | |
Gavril'eva et al. | Approaches to cross-talk noise reduction in modal holographic wavefront sensors | |
JPH06331310A (ja) | 光学装置 | |
CN114812431B (zh) | 应用于相位快速提取的高精度干涉检测系统与方法 | |
JP2823707B2 (ja) | 位相シフト斜入射干渉計 | |
CN113064291A (zh) | 一种提高相位调制量的方法及设备 | |
JPH0619255B2 (ja) | 液晶を用いた光空間位相変調素子による非球面測定用干渉法及び干渉計 | |
EP0006945A1 (en) | Method and apparatus for sensing in-plane deformation of a surface | |
JP2821059B2 (ja) | 電子線ホログラフィ実時間位相計測方法及び装置 | |
JP3401793B2 (ja) | 光学装置 | |
JP7565780B2 (ja) | ホログラム撮像装置及び像再構成装置 | |
JPH06289337A (ja) | 光学装置 |